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松錦常市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松錦 常市(まつにしき つねいち、1928年12月20日 -没年不明 )は、中村部屋に所属した元力士。本名は松永 常一(まつなが つねいち)。現在の北海道久遠郡出身。174cm、107kg。最高位は西十両2枚目。得意技は右四つ、寄り[1]

経歴

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1947年6月場所に初土俵。出世は早いほうではなく、幕下でかなり苦戦したが徐々に幕下上位に定着していき、1956年5月場所に西幕下2枚目で8戦全勝の優勝同点(優勝は富樫)の好成績を残し、1956年9月場所に十両昇進。連続で21場所十両を務めた。何度も二桁勝利を挙げ、一時期は十両上位で勝ち越して入幕を期待されたが叶わず、1960年7月場所に幕下へ陥落。翌1960年9月場所に廃業した。

主な成績

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  • 通算成績:315勝327敗7休 勝率.491
  • 十両成績:152勝163敗 勝率.483
  • 現役在位:54場所
  • 十両在位:21場所

場所別成績

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松錦 常市
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1947年
(昭和22年)
x x 新序
4–1 
x 東序ノ口2枚目
3–3 
x
1948年
(昭和23年)
x x 西序二段15枚目
3–3 
x 西序二段12枚目
5–1 
x
1949年
(昭和24年)
東三段目22枚目
7–5 
x 東三段目8枚目
5–3–7 
x 東三段目7枚目
8–7 
x
1950年
(昭和25年)
西三段目4枚目
8–7 
x 西三段目筆頭
5–10 
x 西三段目7枚目
9–6 
x
1951年
(昭和26年)
西幕下27枚目
5–10 
x 東三段目4枚目
7–8 
x 東三段目5枚目
9–6 
x
1952年
(昭和27年)
西幕下25枚目
2–13 
x 西三段目4枚目
6–2 
x 西幕下27枚目
8–7 
x
1953年
(昭和28年)
西幕下24枚目
5–10 
西幕下30枚目
4–4 
東幕下31枚目
5–3 
x 東幕下22枚目
4–4 
x
1954年
(昭和29年)
東幕下21枚目
3–5 
西幕下24枚目
6–2 
東幕下13枚目
4–4 
x 東幕下12枚目
4–4 
x
1955年
(昭和30年)
東幕下11枚目
3–5 
東幕下17枚目
3–5 
東幕下20枚目
3–5 
x 西幕下22枚目
5–3 
x
1956年
(昭和31年)
西幕下12枚目
5–3 
東幕下9枚目
5–3 
西幕下2枚目
8–0 
x 東十両16枚目
6–9 
x
1957年
(昭和32年)
西十両18枚目
8–7 
東十両15枚目
8–7 
東十両13枚目
7–8 
x 西十両14枚目
11–4 
西十両6枚目
10–5 
1958年
(昭和33年)
西十両2枚目
4–11 
西十両8枚目
9–6 
東十両5枚目
10–5 
東十両2枚目
6–9 
東十両6枚目
5–10 
東十両15枚目
8–7 
1959年
(昭和34年)
東十両12枚目
6–9 
東十両16枚目
8–7 
東十両12枚目
7–8 
西十両13枚目
7–8 
西十両14枚目
10–5 
西十両8枚目
5–10 
1960年
(昭和35年)
西十両15枚目
9–6 
西十両12枚目
6–9 
西十両15枚目
2–13 
西幕下4枚目
2–5 
東幕下12枚目
引退
0–7–0
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

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  • 松ノ音(まつのおと)1947年6月場所 - 1951年9月場所
  • 松錦 常市(まつにしき つねいち)1952年1月場所 - 1960年9月場所

参考文献

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  • 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709

出典

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関連項目

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外部リンク

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