松錦常市
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松錦 常市(まつにしき つねいち、1928年12月20日 -没年不明 )は、中村部屋に所属した元力士。本名は松永 常一(まつなが つねいち)。現在の北海道久遠郡出身。174cm、107kg。最高位は西十両2枚目。得意技は右四つ、寄り[1]。
経歴
[編集]1947年6月場所に初土俵。出世は早いほうではなく、幕下でかなり苦戦したが徐々に幕下上位に定着していき、1956年5月場所に西幕下2枚目で8戦全勝の優勝同点(優勝は富樫)の好成績を残し、1956年9月場所に十両昇進。連続で21場所十両を務めた。何度も二桁勝利を挙げ、一時期は十両上位で勝ち越して入幕を期待されたが叶わず、1960年7月場所に幕下へ陥落。翌1960年9月場所に廃業した。
主な成績
[編集]- 通算成績:315勝327敗7休 勝率.491
- 十両成績:152勝163敗 勝率.483
- 現役在位:54場所
- 十両在位:21場所
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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1947年 (昭和22年) |
x | x | 新序 4–1 |
x | 東序ノ口2枚目 3–3 |
x |
1948年 (昭和23年) |
x | x | 西序二段15枚目 3–3 |
x | 西序二段12枚目 5–1 |
x |
1949年 (昭和24年) |
東三段目22枚目 7–5 |
x | 東三段目8枚目 5–3–7 |
x | 東三段目7枚目 8–7 |
x |
1950年 (昭和25年) |
西三段目4枚目 8–7 |
x | 西三段目筆頭 5–10 |
x | 西三段目7枚目 9–6 |
x |
1951年 (昭和26年) |
西幕下27枚目 5–10 |
x | 東三段目4枚目 7–8 |
x | 東三段目5枚目 9–6 |
x |
1952年 (昭和27年) |
西幕下25枚目 2–13 |
x | 西三段目4枚目 6–2 |
x | 西幕下27枚目 8–7 |
x |
1953年 (昭和28年) |
西幕下24枚目 5–10 |
西幕下30枚目 4–4 |
東幕下31枚目 5–3 |
x | 東幕下22枚目 4–4 |
x |
1954年 (昭和29年) |
東幕下21枚目 3–5 |
西幕下24枚目 6–2 |
東幕下13枚目 4–4 |
x | 東幕下12枚目 4–4 |
x |
1955年 (昭和30年) |
東幕下11枚目 3–5 |
東幕下17枚目 3–5 |
東幕下20枚目 3–5 |
x | 西幕下22枚目 5–3 |
x |
1956年 (昭和31年) |
西幕下12枚目 5–3 |
東幕下9枚目 5–3 |
西幕下2枚目 8–0 |
x | 東十両16枚目 6–9 |
x |
1957年 (昭和32年) |
西十両18枚目 8–7 |
東十両15枚目 8–7 |
東十両13枚目 7–8 |
x | 西十両14枚目 11–4 |
西十両6枚目 10–5 |
1958年 (昭和33年) |
西十両2枚目 4–11 |
西十両8枚目 9–6 |
東十両5枚目 10–5 |
東十両2枚目 6–9 |
東十両6枚目 5–10 |
東十両15枚目 8–7 |
1959年 (昭和34年) |
東十両12枚目 6–9 |
東十両16枚目 8–7 |
東十両12枚目 7–8 |
西十両13枚目 7–8 |
西十両14枚目 10–5 |
西十両8枚目 5–10 |
1960年 (昭和35年) |
西十両15枚目 9–6 |
西十両12枚目 6–9 |
西十両15枚目 2–13 |
西幕下4枚目 2–5 |
東幕下12枚目 引退 0–7–0 |
x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
[編集]- 松ノ音(まつのおと)1947年6月場所 - 1951年9月場所
- 松錦 常市(まつにしき つねいち)1952年1月場所 - 1960年9月場所
参考文献
[編集]- 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709
出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 松錦 常市 - 相撲レファレンス