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柏尾廃寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柏尾廃寺
所在地 岐阜県養老郡養老町柏尾表山283-1
位置 北緯35度17分42.1秒 東経136度32分24.6秒 / 北緯35.295028度 東経136.540167度 / 35.295028; 136.540167座標: 北緯35度17分42.1秒 東経136度32分24.6秒 / 北緯35.295028度 東経136.540167度 / 35.295028; 136.540167
山号 柏尾山
宗派 法相宗
本尊 不明
創建年 天平宝字年間
開基 不詳
文化財 岐阜県指定史跡
柏尾廃寺の位置(岐阜県内)
柏尾廃寺
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柏尾廃寺(かしわおはいじ)は、岐阜県養老郡養老町柏尾にある寺院跡1962年昭和37年)2月12日に「柏尾廃寺跡」の名称で岐阜県の史跡に指定されている。

概要

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柏尾廃寺は、かつては養老寺などとともに「多芸七坊」と呼ばれた寺院群の一つで、柏尾山柏尾寺という法相宗の寺院であった。奈良時代天平宝字年間の開創と伝わり、中世には寺家二十四坊といわれ巨大な伽藍を有する大寺院であったが、永禄5年(1562年)に織田氏による焼き討ちに遭い廃絶した。その後の寺宝の行方は知られていないが、滋賀県彦根市龍潭寺が所蔵する阿弥陀如来像より、同像が天文23年(1554年)に柏尾寺阿弥陀堂の本尊として造立された旨の墨書が発見されている[1][2]

寺院跡は柏尾神明神社の境内にあり、金堂および多宝塔跡とみられる礎石が残っている[2]。また、1897年明治30年)に、当地の安田笹市が霊夢に従って神明神社の境内を掘り起こしたところ夥しい石仏が出土したといい、現在これらの石仏は柏尾千体仏として塚に祀られている[3]

脚注

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  1. ^ 養老町の文化財(PDF)、p. 12、2018年2月27日閲覧。
  2. ^ a b 柏尾廃寺跡 | 岐阜県養老町の歴史文化資源 - 養老町教育委員会、2018年2月27日閲覧。
  3. ^ 柏尾寺 | タギゾウくんの養老ノート - 養老町教育委員会、2018年2月27日閲覧。

参考文献

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  • 船橋正『岐阜県の文化財:国・県指定の史跡・天然記念物』舟橋印刷(株)企画出版部、1998年4月30日、275頁。ISBN 4998064614NCID BA85917731 

関連項目

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外部リンク

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