柴田三千雄
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柴田 三千雄(しばた みちお、1926年〈大正15年〉10月1日 - 2011年〈平成23年〉5月5日)は、日本の西洋史学者。専門はフランス革命史。東京大学名誉教授。
略歴
[編集]1926年(大正15年)10月1日、京都市生まれ[1]。1948年(昭和23年)東京大学文学部西洋史学科卒業。
1957年(昭和32年)東京大学文学部西洋史助教授、1968年(昭和43年)教授、同大学文学部学部長、1987年(昭和62年)定年退官。そののちフェリス女学院大学教授を務めた。
専門はフランス革命の研究を中心とする社会史、政治史。史学会理事長。高校教科書『世界の歴史』『新世界史』『現代の世界史』を編集執筆。1992年(平成4年)紫綬褒章。
2011年(平成23年)5月5日、肺炎のため死去。84歳没[2]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『フランス絶対王政論』(御茶の水書房, 1960年)
- 『バブーフの陰謀』(岩波書店, 1968年)
- 『パリ・コミューン』(中央公論社〈中公新書〉, 1973年)
- 『近代世界と民衆運動』(岩波書店, 1983年/岩波モダンクラシックス, 2001年)
- 『パリのフランス革命』(東京大学出版会, 1988年)
- 『フランス革命』(岩波書店, 1989年/岩波現代文庫, 2007年)
- 『フランス史10講』(岩波書店〈岩波新書〉], 2006年)
- 『フランス革命はなぜ起こったか : 革命史再考』 福井憲彦, 近藤和彦 編(山川出版社, 2012年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『カレンダー世界史 : 一日一史話』(岩波書店〈岩波ジュニア新書〉, 1982年)
共編著
[編集]- 『岩波講座 世界歴史』全31巻(1969年-1971年)の企画編集
- (松浦高嶺)『近代イギリス史の再検討』(御茶の水書房, 1972年)
- (成瀬治)『近代史における政治と思想』(山川出版社, 1977年)
- (井手文子)『箕作元八・滞欧「箙梅日記」』(東京大学出版会, 1984年)
- (板垣雄三・川北稔・小谷汪之・二宮宏之・後藤明・浜下武志)『シリーズ 世界史への問い』全10巻(岩波書店, 1989年-1991年)
- (樺山紘一・福井憲彦)『フランス史』全3巻(山川出版社, 1995年-1996年)
訳書
[編集]- ジョルジュ・ルフェーヴル『フランス革命と農民』(未來社, 1956年)
- ジョルジュ・ルフェーヴル『1789年 : フランス革命序論』(岩波書店, 1975年/岩波文庫, 1998年)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p. 296.
- ^ 訃報:柴田三千雄さん84歳=東大名誉教授、フランス史 - 毎日jp(毎日新聞)