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森一馬 (競馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
森一馬
第24回東京ジャンプステークスパドック
(2022年6月25日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県
生年月日 (1993-03-13) 1993年3月13日(31歳)
身長 171.0cm[1]
体重 51.0kg[1]
血液型 O型[1]
騎手情報
所属団体 JRA
所属厩舎 栗東・松永昌博(2011.3.1 - 2024.3.5)
→栗東・フリー(2024.3.6 - )[2]
初免許年 2011年
免許区分 平地・障害
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森 一馬 (もり かずま、1993年3月13日 - )は、中央競馬(JRA)栗東トレーニング・センター所属の騎手神奈川県出身[1]

来歴

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2008年競馬学校騎手課程に入学(第27期[注 1])。競馬学校入学前は世田谷の馬事公苑で乗馬を習っていた。

2011年3月に栗東松永昌博厩舎から騎手デビュー。3月26日小倉1R(3歳未勝利)でスパークスフライに騎乗して1着となり、初騎乗から9戦目でJRA初勝利を挙げた[4]

2年目の2012年からは障害競走への騎乗も積極的に行うようになる。同年5月27日に障害での初勝利を記録している[5]2015年京都ジャンプステークスダンツミュータントで制し、障害重賞初制覇を果たした[6]

2014年6月15日、フランスのシャンティイ競馬場で行われた若手騎手招待競走で海外初騎乗(6着)[7][8]

2018年はラインスピリットで淀短距離ステークス(OP)を勝利するなど平地競走で活躍[9][10]。しかしその一方で、障害競走では上半期は1勝も挙げられなかった[9]。8月4日に1勝目を挙げると、以降4か月で8勝を記録した[9]

2019年、小倉サマージャンプ(J-GIII)にてメイショウダッサイを重賞勝利に導くなど、キャリアハイを更新する障害競走15勝を挙げ、JRA賞最優秀障害騎手を受賞する[9]

2020年は障害重賞4勝を挙げ、そのうちメイショウダッサイで中山大障害を勝利しJ-GIジョッキーとなる。障害競走14勝を挙げ、2年連続JRA賞最優秀障害騎手を受賞する。

2021年3月13日、阪神スプリングジャンプ(J-GII)をメイショウダッサイで勝利。これにより、2021年現在でJRA障害重賞が施行されている6競馬場全場で重賞を制覇するという記録を達成した[11]。障害重賞が6競馬場で行われるようになった1999年以降、高田潤騎手に次いで史上2人目の記録であった[11]

2021年3月20日、中山第10Rでマサハヤニースに騎乗して勝利し、JRA通算100勝を達成した[12]。その内訳は平地32勝、障害68勝である。

2024年3月5日をもって松永昌博の定年引退に伴い、3月6日から栗東でフリーになる[13]

騎乗成績

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概要

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
平地 初騎乗 2011年3月5日 1回阪神3日目1R 3歳未勝利 ミスバイアモン 15頭 14 8着
初勝利 2011年3月26日 2回小倉5日目1R 3歳未勝利 スパークスフライ 16頭 6 1着
重賞初騎乗 2013年9月22日 4回阪神7日目11R 神戸新聞杯 マジェスティハーツ 18頭 7 2着
GI初騎乗 2017年3月26日 2回中京6日目11R 高松宮記念 ラインスピリット 18頭 14 13着
障害 初騎乗 2012年2月5日 2回京都4日目4R 障害4歳以上未勝利 メイショウユウシャ 14頭 7 9着
初勝利 2012年5月27日 3回京都12日目4R 障害4歳以上未勝利 ノボリデューク 14頭 2 1着
重賞初騎乗 2012年7月28日 2回小倉1日目8R 小倉サマージャンプ ノボリデューク 14頭 9 5着
重賞初勝利 2015年11月14日 5回京都3日目8R 京都ジャンプステークス ダンツミュータント 11頭 3 1着
JGI初騎乗 2015年4月18日 3回中山7日目11R 中山グランドジャンプ ファイヤー 15頭 7 中止
JGI初勝利 2020年12月26日 5回中山7日目11R 中山大障害 メイショウダッサイ 16頭 1 1着

年度別成績

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年度 平地競走 障害競走
1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2011年 4 10 9 199 .020 .070 .116 -
2012年 0 5 4 127 .000 .039 .071 3 1 2 30 .100 .133 .200
2013年 8 7 6 212 .038 .071 .099 3 3 6 35 .086 .171 .343
2014年 7 6 5 154 .045 .084 .117 3 3 2 26 .115 .231 .308
2015年 1 5 4 111 .009 .054 .090 7 4 3 49 .143 .224 .286
2016年 3 0 1 63 .048 .048 .063 7 3 3 46 .152 .217 .283
2017年 1 3 3 71 .014 .056 .099 6 6 2 45 .133 .267 .311
2018年 5 3 3 51 .098 .157 .216 8 8 10 62 .129 .258 .419
2019年 0 0 0 35 .000 .000 .000 15 8 3 66 .227 .348 .394
2020年 2 3 5 37 .054 .135 .270 14 9 6 70 .200 .329 .414
2021年 1 1 2 25 .040 .080 .160 10 20 2 80 .125 .375 .400
2022年 0 0 0 3 .000 .000 .000 15 8 6 76 .197 .303 .382
2023年 0 0 0 3 .000 .000 .000 6 8 7 59 .102 .237 .356
中央 32 43 42 1091 .029 .069 .107 97 81 52 644 .150 .276 .357
  • JRA騎手名鑑より

主な勝ち鞍

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表彰歴

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d 騎手名鑑. JRA. 2018年8月11日閲覧
  2. ^ 小沢 大仁騎手、斎藤 新騎手、森 一馬騎手が所属変更日本中央競馬会、2024年2月21日配信・閲覧
  3. ^ 卒業者名簿:競馬学校. JRA. 2018年8月11日閲覧
  4. ^ ルーキー・森一馬騎手がデビュー9戦目で初勝利!. 競馬ラボ(2011年3月26日付). 2018年8月11日閲覧
  5. ^ 抽出 通算 1着レース 森一馬の騎手成績. netkeiba.com. 2018年8月11日閲覧
  6. ^ 【京都ジャンプS】森一馬&ダンツミュータント重賞初V. サンケイスポーツ(2015年11月14日付). 2018年8月11日閲覧
  7. ^ 森一馬騎手、フランスの若手騎手招待競走で6着に”. netkeiba.com. 2022年1月9日閲覧。
  8. ^ 『優駿』2014年8月号、142頁。 
  9. ^ a b c d 岡本光男(日刊スポーツ新聞社) 編『優駿』 914号、「優駿」編集部、東京都港区六本木6丁目11番1号、2020年2月25日、47頁。 
  10. ^ 淀短距離ステークス|2018年01月13日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2020年10月19日閲覧。
  11. ^ a b 森一馬騎手障害重賞全場制覇達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年3月13日閲覧。
  12. ^ 森一馬騎手がJRA通算100勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年3月20日閲覧。
  13. ^ 小沢大仁騎手、斎藤新騎手、森一馬騎手がフリーに転向 3月6日から - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年2月21日閲覧。
  14. ^ ゼノヴァース”. www.jbis.or.jp. JBISサーチ. 2022年10月16日閲覧。
  15. ^ ダイシンクローバー”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年5月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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