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森晶麿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
森 晶麿もり あきまろ
誕生 (1979-03-05) 1979年3月5日(45歳)
日本の旗 日本静岡県浜松市
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 第1回アガサ・クリスティー賞
デビュー作黒猫の遊歩あるいは美学講義
公式サイト 森晶麿のただいま遊歩中
ウィキポータル 文学
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(もり あきまろ、1979年3月5日 -)は、日本の小説家推理作家。「虚構家」を自称している。

静岡県浜松市出身、香川県高松市在住。早稲田大学第一文学部卒業、日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。

ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続ける。2011年、『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』で第3回日本タイトルだけ大賞を、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞する。同作に収録されている短編「壁と模倣」の原型となった作品は2004年頃に、別の賞の最終選考に残ったことがある。

中学3年生の時、映画「ジュラシック・パーク」を観て映画監督を志す。その後、マイクル・クライトンの原作を読み、彼が映画監督もやっていることを知り、自分も「作家から映画監督になるか」と考えたのが小説家を志したきっかけとなった。好きなミステリ作家は、スタンリイ・エリンジャン・パトリック・マンシェットデヴィッド・マーティンなど。

作品リスト

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黒猫シリーズ

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  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義(2011年10月 早川書房 / 2013年9月 ハヤカワ文庫JA
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義(2012年5月 早川書房 / 2014年5月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行(2012年12月 早川書房 / 2015年1月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導(2013年11月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来(2014年9月 早川書房 / 2016年10月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路(2015年12月 早川書房 / 2017年9月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫のいない夜のディストピア(2018年12月 早川書房 / 2021年5月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫と歩む白日のラビリンス(2020年9月 ハヤカワ文庫JA)
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト(2023年3月 早川書房)

花酔いロジックシリーズ

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  • 名無しの蝶は、まだ酔わない 戸山大学〈スイ研〉の謎と酔理(2013年12月 角川書店)
    • 【改題】花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理(2015年5月 角川文庫)
  • 花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察(2015年6月 KADOKAWA / 角川書店)

偽恋愛小説家シリーズ

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  • 偽恋愛小説家(2014年6月 朝日新聞出版 / 2016年7月 朝日文庫
  • 俗・偽恋愛小説家(2016年8月 朝日新聞出版)
  • 偽恋愛小説家、最後の嘘(2021年10月 朝日新聞出版)

葬偽屋シリーズ

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  • 葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス(2015年10月 河出書房新社 / 2018年4月 河出文庫
  • 葬偽屋に涙はいらない 高浜セレナと4つの煩悩(2018年4月 河出書房新社)

探偵はシリーズ

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  • 探偵は絵にならない(2020年2月 ハヤカワ文庫JA)
  • 探偵は追憶を描かない(2021年5月 ハヤカワ文庫JA)

その他

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  • 奥ノ細道・オブ・ザ・デッド(2011年8月 PHP研究所
  • 虚構日記(2012年6月 PHP研究所)
  • 東京・オブ・ザ・キャット(2012年7月 PHP研究所)
  • ホテル・モーリス(2013年8月 講談社
    • 【改題】ホテルモーリスの危険なおもてなし(2016年5月 講談社文庫
  • COVERED M博士の島(2014年4月 講談社)
    • 【改題】M博士の比類なき実験(2017年4月 講談社文庫)
  • かぜまち美術館の謎便り(2014年11月 新潮社 / 2017年6月 新潮文庫nex
  • 恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち(2015年1月 講談社 / 2016年11月 講談社文庫)
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察(2015年4月 早川書房)
  • そして、何も残らない(2015年9月 幻冬舎
  • アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦(2016年1月 富士見L文庫
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景(2016年2月 講談社)
  • 怪物率(2016年4月 光文社
  • 人魚姫の椅子(2016年12月 早川書房)
  • 僕が恋したカフカな彼女(2017年1月 富士見L文庫)
  • 探偵はBARにいる3(2017年11月 ハヤカワ文庫JA) - ノヴェライズ:森晶麿、原作:東直己、脚本:古沢良太
  • 心中探偵 蜜約または闇夜の解釈(2017年11月 幻冬舎文庫
  • さよなら、わるい夢たち(2018年2月、朝日新聞出版)
  • 文豪Aの時代錯誤な推理(2018年5月 富士見L文庫)
  • 火刑列島(2018年6月 光文社)
  • 放課後のジュラシック 赤い爪の秘密(2018年10月 PHPジュニアノベル
  • 毒よりもなお(2019年3月 KADOKAWA)
  • ホームレス・ホームズの優雅な0円推理(2019年6月 富士見L文庫)
  • キキ・ホリック(2019年7月 KADOKAWA)
  • 歌舞伎町シャーロック 囚人モリアーティ 解放のXデー(2020年4月 角川文庫) - 原作:歌舞伎町シャーロック製作委員会
  • 沙漠と青のアルゴリズム(2020年11月 講談社)
  • 前夜(2021年3月 光文社)
  • 使徒の聖域(2021年9月 角川文庫)
  • 探偵と家族(2022年8月 早川書房)
  • 超短編! ラブストーリー大どんでん返し(2022年11月 小学館文庫
  • チーズ屋マージュのとろける推理(2023年3月 新潮文庫nex)
  • 切断島の殺戮理論(2024年3月 星海社FICTIONS

アンソロジー

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「」内が森晶麿の作品

  • 名探偵だって恋をする(2013年9月 角川文庫)「花酔いロジック」
  • ザ・ベストミステリーズ 2014 推理小説年鑑(2014年5月 講談社)「人魚姫の泡沫」

雑誌掲載作品

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  • 「さよなら、わるい夢たち」 - 『小説トリッパー』2017年冬季号(2017年12月号)掲載、朝日新聞出版にて書籍化

出典

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  • 森晶麿 『黒猫の遊歩あるいは美学講義』 著者プロフィール
  • 森晶麿メールインタヴュー 『ハヤカワミステリマガジン』2011年12月号 p.86 - p.89

関連項目

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外部リンク

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