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永久運動の夢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
永久運動の夢
Perpetual motion : the history of an obsession
著者 アーサー・オードヒューム英語版
訳者 高田紀代志・中島秀人
発行日 イギリスの旗1977年
日本の旗1987年4月
発行元 イギリスの旗
日本の旗朝日新聞社
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
コード イギリスの旗
日本の旗ISBN 4-02-259428-4
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永久運動の夢』(えいきゅううんどうのゆめ、英語: Perpetual Motion, Hitory of an Obsession)は、永久機関歴史を述べた書籍1977年にイギリスで出版)。イギリス著述家のアーサー・オードヒューム(: Arthur Ord-Hume(wikidata)が執筆し、もとは1975年英国放送協会(BBC)のテレビ番組のために始めた調査があった。著者は航空エンジニア出身[1]で、オルゴール機械仕掛けの楽器に関する分野の著書のある人物である(#書誌情報参照)。イギリス軍楽隊やグライムソープ・コリアリー・バンド楽曲を提供した作曲家でもある。

日本では、1987年高田紀代志中島秀人による翻訳朝日新聞から出版され[2]、のちにちくま学芸文庫に改版された。

内容

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永久運動研究家インスピレーションを与えたいろいろな物理原理が紹介され、彼らの研究の結果が紹介されるが、詳しく紹介されるエピソードには、以下のような人物・装置のエピソードなどがある。

書誌情報

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  • アーサー・オードヒューム 著、高田紀代志・中島秀人 訳『永久運動の夢』朝日新聞社朝日選書〉、1987年。ISBN 4-02-259428-4NCID BN01214242 

同じ著者による著作物を一覧にする(Ord-Hume, Arthur W. J. G. 名義)。

航空機
オルガンの機構
  • 『Barrel organ : the story of the mechanical organ and its repair』South Brunswick, N.J.:A.S. Barnes、1978年。OCLC 65474861、電子書籍
  • Joseph Haydn and the mechanical organ』University College Cardiff Press、1982年。NCID BA87037069
自動演奏ピアノ
  • 『Restoring pianolas and other self-playing pianos』1983年、NCID BA73771005
    • 『Pianola : the history of the self-playing piano』George Allen & Unwin、1984年、NCID BA24241402
  • 『Automatic pianos : a collector's guide to the pianola, barrel piano, & Aeolian orchestrelle』Schiffer 〈A Schiffer book for collectors〉、2004年、NCID BA89762987
  • 『Automatic Organs : a guide to orchestrions, barrel organs, fairground, dancehall & street organs including organettes』Schiffer〈A Schiffer book〉2007年、NCID BA84237720
オルゴール
  • 『The musical box : a guide for collectors, including a guide to values』Schiffer〈A Schiffer book for collectors〉、1995年、NCID BA31203811
  • 『Restoring music boxes & musical clocks』Mayfield Books、2005年9780952327028年、NCID BA90510110。改訂修正版。
楽曲の提供者として

参考文献

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主な執筆者、編者の50音順。

  • 「書評『永久運動の夢』」『科学朝日』第47巻第7号(通号558)、朝日新聞社、1987年7月、p.139-141(コマ番号070.jp2-)doi:10.11501/2335771、国立国会図書館限定。
  • 中島秀人「科学技術と自然の未来 : オードヒューム『永久運動の夢』を出発点に(特集 科学論の挑戦)」『アステイオン』第85号、CCCメディアハウス、2016年、46-60頁。 サントリー文化財団・アステイオン編集委員会(編)。別題「The Future of Technology and Nature : As Seen From Arthur Ord-Hume's Perpetual Motion」、掲載誌名はギリシア語: Αστειον

関連資料

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発行年順。

  • 山口宗夫 著・絵「15 永久運動の夢」『ワットの鉄びん : 熱と光の話』〈うち中で読む科学の本 ; 6〉主婦之友社、1948年(昭和23年)、p.88-90 (コマ番号0048.jp2-)。児童書。doi:10.11501/1168639、インターネット公開
  • 正木敬二「永久運動の夢を追った人たち」『伊那』第17巻第10号(通号497)、伊那史学会、1969年10月。p.26-29 (コマ番号0015.jp2)。doi:10.11501/4431334、国立国会図書館内/図書館・個人送信
  • 中原佑介「隔月連載 〈大発明物語〉(3)永久運動の夢」『美術手帖』第24巻(通号361)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、1972年12月、p.145-161 (コマ番号0084.jp2-)、doi:10.11501/7923916、国立国会図書館限定。
  • 猿倉三喜彦「授業のアイディア 理科 永久運動の夢」初等教育研究会(編)『教育研究』第45巻第1号(通号1055)、初等教育研究会、1990年1月、p70(コマ番号0038.jp2)doi:10.11501/6041324、国立国会図書館内限定。

脚注

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  1. ^ Arthur W. J. G. Ord-Hume. (1977) "The mechanical table organ at Waddesdon Manor." Apollo, vol.105, 1977, pp.476-477. OCLC 8525891183 自動ピアノの調査地ウォデスドン・マナーはイギリスの第一級指定建築物ロスチャイルド家所有)。
  2. ^ 中島 2016, pp. 46–60

関連項目

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