永田英正
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人物情報 | |
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生誕 |
1933年10月(91歳) 日本 鳥取県倉吉市 |
出身校 | 京都大学文学部 |
学問 | |
研究分野 | 東洋史 |
研究機関 | 京都大学、富山大学、滋賀大学、京都女子大学 |
指導教員 | 森鹿三、宮崎市定 |
学位 | 文学博士 |
主な受賞歴 | 鳥取県文化功労賞 |
永田 英正(ながた ひでまさ、1933年10月 - )は、東洋史学者、京都大学名誉教授。
経歴
[編集]1933年、鳥取県倉吉市で生まれた。鳥取県立倉吉高等学校を卒業後、1953年に京都大学文学部へ入学。東洋史学科で秦漢史を専攻した。1957年に京都大学を卒業。同大学大学院に進んで、簡牘の整理と研究にあたるようになった[1]。1962年3月に博士課程を単位取得後中退。
1962年4月に京都大学人文科学研究所助手に採用。1972年に講師、1973年に助教授昇格。1975年、富山大学人文学部教授に就任。1981年には滋賀大学教授、1990年には京都大学文学部教授となった。同年9月、学位論文『居延漢簡の古文書学的研究』を京都大学に提出して文学博士号を取得[2]。1997年に京都大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は京都女子大学教授として教鞭をとり、2002年に退任。
受賞・栄典
[編集]- 2013年:平成25年度鳥取県文化功労賞[3]
研究内容・業績
[編集]専門は秦漢史。居延漢簡など出土文献の調査を藤枝晃、米田賢次郎[4]らと進めた。簡牘研究を始めた経緯は「簡牘研究事始の記」に詳しく、まずは1960年頃より人文科学研究所の『後漢書語彙集成』に関わり、翌年マイケル・ローウェが森鹿三を指導教授として京都へ滞在したことから、居延漢簡の整理にあたった[5]。
著作
[編集]- 著書
- 共書
- 編著
- 『アジアの歴史と文化』1 中国史 古代(編), 同朋舎出版 1994
- 『漢代石刻集成』(京都大学人文科学研究所研究報告)(編)同朋舎出版 1994
- 訳書