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汝なやむことなかれ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

汝なやむことなかれ』(なんじなやむことなかれ)は、筒井旭による日本漫画作品。

マーガレット」(集英社)にて1999年9号から2002年8号まで連載された。単行本全5巻。

あらすじ

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「汝 姦淫するなかれ」小さい頃父親に無理やり読まされた聖書の言葉。

自称イケてる男・千秋。容姿に恵まれ口もうまいのをいいことに、様々な女と遊び歩き、ついに相手を孕ませてしまった。当然父親は許すはずもなく、ミッション系高校・テレジア学院の男子部に入学させられてしまう。更に、手回しの早い父親によって、唯一の楽しみだった寮生活さえも奪われ、堅物な神父・聖の家に下宿させられてしまうことに。そこには聖の姪・成もいるのだが、同い年とは思えないほど超幼児チックで色気の欠片もない。しかし、成に対する千秋の態度が少しずつ変化していく。

登場人物

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彦野 千秋(ひこの ちあき)
家は葬儀屋。小さい頃から父親に聖書を読まされ、ロザリオを持たされている。
生駒 小太郎(いごま こたろう)
千秋の親友。聖の甥で、成とはいとこ同士。千秋からは、「ゴマ太郎」と呼ばれている。敬虔なクリスチャン洗礼名はヤコブ。
生駒 成(いごま なる)
聖の姪。千秋・小太郎と同い年。小太郎のいとこで、同じく敬虔なクリスチャン。背も小さく幼児体型だが、「さ行」を上手く言えないため、より幼児さが際立ってしまう。
生駒 聖(いごま さとる)
神父。生駒家は童顔の家系で、千秋に初めて会った時は中学生に間違えられるほど。
筧 陸人(かけい りくと)
千秋と同い年。千秋同様、神に無関心でそのことから親しくなっていく。小学3年生の社会科見学の時に出会った聖に一目惚れし、親に泣きついて初等科に編入させてもらった。以来、猛烈にアタックしては振られ続けている。
守屋 隆史(もりや たかふみ)
ビデオ製作部部長。成とは幼なじみで、成のことが好き。分厚いメガネをかけて真面目そのものだが、実はイケメン。

書誌情報

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