江口英雄
江口 英雄 えぐち ひでお | |
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生年月日 | 1943年1月16日(81歳) |
出生地 | 日本 山梨県甲府市 |
出身校 |
横浜市立大学医学部卒業 山梨大学大学院医学工学総合教育部博士課程修了 |
所属政党 | 無所属 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2009年3月20日 - 2021年3月19日 |
江口 英雄(えぐち ひでお、1943年(昭和18年)1月16日[1] - )は、日本の政治家、医師。元山梨県上野原市長(3期)。
来歴
[編集]山梨県甲府市出身[2]。1968年(昭和43年)3月、横浜市立大学医学部卒業。
1988年(昭和63年)10月、上野原町立病院長に就任。2004年(平成16年)4月、大月市立中央病院長に就任。2005年(平成17年)4月、国民健康保険富士吉田市立病院長に就任。2006年(平成18年)3月、山梨大学大学院医学工学総合教育部博士課程修了[3]。
2009年(平成21年)2月22日に行われた上野原市長選挙に出馬し、前副市長の中村照夫との一騎討ちを制し初当選した(江口:11,057票、中村:7,431票)。投票率は83.05%。3月20日、市長就任。
2013年(平成25年)、のちに県議となる市川正末、のちに用地買収をめぐる住民訴訟原告団(後述)の一人となる渡辺敦雄ら3候補を破り再選[4]。
2017年(平成29年)、元市議の村上信行、前述の渡辺ら2候補を破り、3選。投票率は68.63%[5]。
2021年(令和3年)の市長選に自民党の堀内詔子衆議院議員の支援を受けて立候補。長崎幸太郎知事の支援を受けた村上に敗れ落選[6]。前述の渡辺も立候補したが、得票数3位で落選した。
用地買収をめぐる住民訴訟
[編集]2014年(平成26年)、上野原市は、元市長の奈良明彦とその親族が所有する土地約7,000平方メートルを、不動産鑑定士の鑑定評価書を基に、市立保育所の建設用地として約2億5200万円で買い取る契約を結んだ。これに対し市民らは、土地の評価額を約1億5千万円とし、国の交付金を除いた5千万円余りの損害を市に与えたとして、市を相手取り、江口に5050万円を返還させるように求めた住民訴訟を起こした。2019年(平成31年)4月9日、甲府地裁は、江口へ計5050万円を請求するよう市に命じた[7]。
敗訴した市は控訴。2020年(令和2年)1月23日、東京高裁の白石史子裁判長は「市長に裁量権の逸脱や乱用は認められない」として、一審判決を取り消し、住民側の請求を退けた[8]。同年10月6日付で最高裁は上告棄却を決定した[9]。
脚注
[編集]- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、197頁。
- ^ 時事ドットコム:トップインタビュー 江口英雄・山梨県上野原市長
- ^ 市長のプロフィール【山梨県上野原市】
- ^ 上野原市長選挙 - 2013年2月17日投票 | 候補者一覧 | 政治山
- ^ “上野原市長選/上野原市議補選 江口市長が3選 得票率42%にとどまる /山梨”. 毎日新聞. (2017年2月21日) 2018年11月20日閲覧。
- ^ “山梨・上野原市長に村上氏初当選 現職の4選阻む”. 産経新聞. (2021年2月21日) 2021年2月22日閲覧。
- ^ “用地買収「不当に高額」 山梨・上野原市が敗訴 甲府地裁”. 毎日新聞. (2019年4月9日) 2021年2月22日閲覧。
- ^ “上野原市訴訟 控訴審 住民側が逆転敗訴 市長の「裁量権逸脱」認めず 東京高裁 /山梨”. 毎日新聞. (2020年1月24日) 2021年2月22日閲覧。
- ^ “上野原市訴訟 住民側の敗訴確定 最高裁上告棄却 /山梨”. 毎日新聞. (2020年10月9日) 2021年2月22日閲覧。