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波号第二百五潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
波号第二百五潜水艦
基本情報
建造所 佐世保海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
艦種 潜水艦
級名 波二百一型潜水艦
艦歴
計画 マル戦計画
起工 1945年4月17日
進水 1945年5月14日
竣工 1945年7月3日
最期 1946年5月海没処分
除籍 1945年11月30日
要目(竣工時)
基準排水量 325トン
水中排水量 440トン
全長 53.00m
水線長 44.70m
垂線間長 50.00m
3.70m
吃水 平均3.44m
機関 海軍型中速四〇〇馬力内火機械1基
蓄電池 一号三十三型甲120個
主電動機 特E型改一直流電動機 1,250馬力 1基
巡航用電動機 直流電動機 32馬力 1基
推進 1軸
出力 水上 400bhp
水中 1,250shp
速力 水上 10.5ノット
水中 13.0ノット
燃料 重油25.2トン
航続距離 水上 3,000カイリ/10ノット
水中 50カイリ/2ノット
潜航深度 100m
乗員 定員25名
特修兵教員最大21名
兵装 7.7mm機銃 単装1基
九五式潜水艦発射管三型2門(艦首)
九五式二型魚雷4本
レーダー 13号電探1基
ソナー 水中聴音装置1組
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波号第二百五潜水艦[注釈 1](はごうだいにひゃくごせんすいかん)は、日本海軍の潜水艦波二百一型潜水艦の5番艦。太平洋戦争末期に竣工したが外海に出撃することなく、戦後に海没処分された。

艦歴

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マル戦計画の潜水艦小、第4911号艦型の5番艦、仮称艦名第4915号艦として計画。1945年4月17日、佐世保海軍工廠で起工。

5月1日、波号第二百五潜水艦と命名されて波二百一型潜水艦の5番艦に定められ、本籍を佐世保鎮守府と仮定。13日、艤装員事務所を佐世保海軍工廠内に設置し事務を開始。14日進水し、本籍を佐世保鎮守府に定められる。

7月3日竣工し、艤装員事務所を撤去。20日、第六艦隊隷下に新編された第五十二潜水隊に編入。終戦時は内海西部で訓練中だった。11月30日、海軍省の廃止に伴い除籍。

1946年5月、伊予灘でアメリカ海軍により海没処分された。

潜水艦長

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艤装員長
  1. 武藤敏雄 大尉:1945年5月15日 - 1945年7月3日
潜水艦長
  1. 武藤敏雄 大尉:1945年7月3日 - 1945年11月29日

脚注

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注釈
  1. ^ 本来の艦名表記は波號第二百五潛水艦。
脚注

参考文献

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  • 海軍省第二復員省
    • 昭和20年3月15日付 内令員第519号。
    • 昭和20年5月1日付 達第88号、内令第367号、内令第373号、内令員第875号。
    • 昭和20年5月14日付 内令第424号ノ2、内令員第955号ノ2、内令員第956号ノ2、内令員第956号ノ3。
    • 昭和20年7月20日付 内令第661号。
    • 昭和20年5月24日付 秘海軍公報 第5021号。
    • 昭和20年7月17日付 秘海軍公報 第5071号。
    • 昭和20年5月31日付 秘海軍辞令公報 甲 第1814号。
    • 昭和20年7月16日付 秘海軍辞令公報 甲 第1858号。
    • 昭和21年1月21日付 第二復員省辞令公報 甲 第39号。
  • 世界の艦船 No. 469 増刊第37集 『日本潜水艦史』、海人社、1993年。
  • 世界の艦船 No. 791 増刊第114集 『日本潜水艦史』、海人社、2013年。
  • 日本造船工業会 『S-61 波號第二〇一潜水艦型 一般計画要領書』。
  • 福井静夫 『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
  • 福井静夫 『昭和軍艦概史III 終戦と帝国艦艇 -わが海軍の終焉と艦艇の帰趨-』、出版共同社、1961年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 43 日本海軍艦艇シリーズ『日本の潜水艦III』、潮書房、1980年。
  • 丸スペシャル No. 132 日本海軍艦艇発達史『日本の潜水艦I』、潮書房、1988年。
  • 明治百年史叢書 第207巻 『昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)』、原書房、1977年。