コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

浅野俊夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

浅野 俊夫(あさの としお、1943年昭和18年)- )は、日本心理学者。専門は、実験心理学霊長類学愛知大学名誉教授文学博士

概要

[編集]

日本における行動分析の第一人者。慶應義塾大学では小川隆佐藤方哉の指導を受ける。

京都大学霊長類研究所ではサルやチンパンジーを対象とした実験に取り組む。その後、愛知大学教養部に着任。愛知大学では最後の教養部長を務めた[1]

人物

[編集]

慶應義塾大学での指導教員は小川隆であったが、実際にはその弟子の佐藤方哉による指導がほとんどであったという[2]。2010年に佐藤が急逝した際には、「弟子代表」として8月30日の葬儀で弔辞を読み上げている。

1968年京都大学霊長類研究所助手として採用。のちに助教授となる。

1987年からは愛知大学教養部の教授となる。なお、愛知大学に移ってからもしばらくは霊長類研究所の学外運営委員として研究所の運営に携わっている。

1997年より愛知大学教養部長。翌年に教養部が廃止されたため、最後の教養部長となった。教養部廃止後は経営学部に配置換え。2005年、愛知大学文学部に心理学コースが新設されたため、文学部に配置換え。同年、日本行動分析学会の研究会である「中部行動分析談話会」を創設し、その代表に就任。行動分析に関わる実践や研究の情報交換に取り組んでいる。

2014年に定年を迎え、愛知大学を退職。名誉教授となる。

略歴

[編集]

所属学会

[編集]

著書

[編集]

編著

[編集]

共著

[編集]

訳書

[編集]
  • (G.S.レイノルズ)『オペラント心理学入門』(1978年、サイエンス社
  • (T.R.ハリディ、R.J.B.スレイター)『動物コミュニケーション 行動のしくみから学習の遺伝子まで』(1998年、西村書店

脚注

[編集]
  1. ^ 愛知大學文學會 (2014)『愛知大學文學論叢 第149輯』
  2. ^ 日本動物心理学会 (2010)『動物心理学研究 第60巻2号』
  3. ^ 学位論文書誌データベースによる

外部リンク

[編集]