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海老沢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 茨城県 > 東茨城郡 > 茨城町 > 海老沢
海老沢
海老沢の位置(茨城県内)
海老沢
海老沢
海老沢の位置
北緯36度15分44秒 東経140度27分32.6秒 / 北緯36.26222度 東経140.459056度 / 36.26222; 140.459056
日本の旗 日本
都道府県 茨城県
東茨城郡
市町村 茨城町
地区 沼前地区
人口
2022年令和4年)3月31日現在)[1]
 • 合計 625人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
311-3135[2]
市外局番 029 (水戸MA)[3]
ナンバープレート 水戸

海老沢(えびさわ)は、茨城県東茨城郡茨城町大字

地理

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茨城町の南東部、涸沼の西岸に位置し、北は涸沼川を隔てて上石崎、寛政川を隔てて駒場、西は神宿、神谷、鳥羽田、南は城之内、東は桜川を隔てて宮ヶ崎と隣接する。かつては舟運で栄えた街であり、旧・沼前村の中心市街地であったことから県道50号沿線、県道115号沿線は多くの商店が建ち並んでいる。一方、台地上や涸沼川沿いの多くは農耕地となっている。

小字

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以下の小字がある[4]

  • 海士部
  • 井戸尻
  • いななき
  • ウサキ
  • 内ボック
  • 馬坂
  • 馬廻し
  • オイナコ
  • 大海老沢
  • 大千俵
  • 御蔵下
  • 海道東
  • 上塙
  • 神宿境
  • カヤの木
  • 北宮
  • 北山
  • 小千俵
  • 小ヌカリ
  • 御料
  • 権現峯
  • 西郷
  • 桜川
  • 七反町
  • 清水
  • 下塙
  • 下ぶたい
  • 知ゆこだ
  • 宿
  • 城之内境
  • 城跡
  • 城跡東下
  • 城大海老沢
  • 城中
  • 新道
  • 杉下
  • 鈴振
  • 大道附
  • 大道前
  • 当ヶ久保
  • トウシ窪
  • 外ノ内
  • 長峯
  • ハサマ
  • 橋本道添
  • 鳩山
  • 涸沼
  • 平本
  • 富士山脇
  • 富士発句
  • 舟山
  • ブタイ
  • 坊主田
  • 松ノ木発句
  • 巳た
  • 宮前
  • 宮脇
  • 百山
  • 薬師前
  • 薬師脇
  • 山下
  • 湯口
  • 横町
  • 若宮

歴史

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  • 1645年(正保2年): 海老沢河岸問屋が開かれる。
  • 1707年(宝永4年):松波勘十郎によって勘十郎堀(紅葉運河)の掘削工事が開始される。
  • 1889年(明治22年):海老沢村が小堤村・駒場村・神宿村・宮ヶ崎村・網掛村・城之内村と合併し、鹿島郡沼前村が誕生。海老沢村は沼前村大字海老沢に
  • 1955年(昭和30年)2月11日:沼前村が東茨城郡長岡町上野合村川根村と合併し、東茨城郡茨城町が誕生。茨城町大字海老沢になる。

世帯数と人口

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2022年令和4年)3月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
海老沢 275世帯 625人

小・中学校の学区

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町立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]

番地 小学校 中学校
全域 茨城町立青葉小学校 茨城町立青葉中学校

交通

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道路

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橋梁

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  • 涸沼大橋
    • 県道50号線の涸沼川に架橋する橋で当地と上石崎船渡地区を結ぶ。初代の橋は1962年(昭和37年)に長さ160.6m、巾4mの木橋として開通。現行の2代目の橋は1971年(昭和46年)に永久橋として開通。長さ168.7m、巾7.5m。
  • 岸前橋
    • 読みは「かしまえばし」。県道16号の桜川に架橋する橋で当地と宮ヶ崎地区を結ぶ。初代の橋は1970年(昭和45年)にコンクリート舗装で開通。当初は農道の橋だったが、宮ヶ崎バイパス工事に伴い廃橋となり解体。2007年(平成19年)に県道16号宮ヶ崎バイパスとして開通した際に現行の2代目の橋となり供用開始した。
  • 桜橋
    • 県道115号の桜川に架橋する橋で当地と宮ヶ崎地区を結ぶ。

過去

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  • 潮止橋
    • 県道50号線の寛政川に架橋していた橋で、涸沼大橋のすぐ南にあった。1968年(昭和43年)の河川改修工事で寛政川が涸沼大橋の150m上流(馬割干拓)で涸沼川に合流する形となり橋としての役目を終えた。

鉄道

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バス

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1900年代に客馬車として海老沢 - 奥ノ谷 - 水戸を結んだのが当地内の公共交通の最初である。その後、1937年(昭和12年)3月26日鹿島参宮鉄道バス(関東鉄道の前身)が鹿島参宮自動車を買収し、水戸 - 鉾田 - 鹿島間などの路線バスを営業開始した。2022年現在も水戸 - 鉾田間の途中経由地として路線バスが運行されている。当所から水戸駅までの所要時間は約50分。運賃は800円である[6]

  • 太字は当地内にあるバス停
系統 主要経由地 行先 運行会社
鉾田駅・舟木・海老沢坂上海老沢坂下海老沢海老沢横町本郷・茨城町役場・奥ノ谷・長岡・県庁前・千波・大工町・水戸駅 鉾田駅・水戸駅 関東鉄道

施設

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商業施設

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史跡

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  • 海老沢河岸跡
  • 勘十郎堀跡
    • 涸沼西岸から紅葉村(現・鉾田市)を結ぶ計画の運河で、1707年7月に掘削工事が開始されたが、1709年正月に松波の罷免によって工事は中止。未完に終わった[7]。掘割の跡地は『本郷』バス停から南側に山間を縫うように水田として利用されている。なお、掘割跡地の見学コースは隣の城之内地内にある。
  • 海老沢館跡

公共施設

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  • 海老沢ふるさとコミュニティセンター
  • 本郷ふるさとコミュニティセンター

脚注

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  1. ^ a b 茨城町の住民基本台帳人口・世帯数”. 茨城町 (2022年3月31日). 2022年4月21日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2022年4月21日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年4月21日閲覧。
  4. ^ 平成4年「地籍台帳」
  5. ^ 茨城町立小中学校学区に関する規則”. 茨城町. 2022年4月21日閲覧。
  6. ^ 鉾田駅~海老沢・茨城町役場~水戸駅線 普通旅客運賃表”. 関鉄グリーンバス. 2022年4月21日閲覧。
  7. ^ 『茨城町史 通史編』P.379-380

関連項目

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外部リンク

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