清水港駅
表示
清水港駅 | |
---|---|
清水港駅で使われていたテルファークレーン (国の登録有形文化財として保存されている) | |
しみずみなと Shimizuminato | |
◄清水 (1.4 km) (0.9 km) 清水埠頭► | |
所在地 | 静岡県清水市新港町 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 清水港線* |
キロ程 | 1.4 km(清水起点) |
電報略号 | ナト |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1916年(大正5年)7月10日[1] |
廃止年月日 | 1984年(昭和59年)4月1日[1] |
備考 | 貨物専用駅 |
清水港駅(しみずみなとえき)は、静岡県清水市(現静岡市清水区)新港町にあった日本国有鉄道(国鉄)清水港線の貨物駅(廃駅)である。電報略号は、ナト。
概要
[編集]名前の通り、清水港に隣接した臨海駅であった。駅東側の、豊年製油静岡工場(現・J-オイルミルズ静岡事業所)への専用線があり、有蓋車による貨物輸送を行っていた。また、貨車と船の間で直接材木の積み下ろしができる「テルファークレーン(テルハ)」があり、この駅のシンボル的な存在となっていた。
開業以来貨物駅であったが、本線の海側に1面のホームがあった。
歴史
[編集]- 1916年(大正5年)7月10日:東海道本線貨物支線の貨物駅として開業[1]。
- 1928年(昭和3年)5月29日:貨物テルハ設置[2]。
- 1942年(昭和17年)4月1日:小荷物の取扱を開始[1](一般駅となる)。
- 1944年(昭和19年)12月1日:清水港線に所属線を変更。
- 1954年(昭和29年)9月1日:小荷物の取扱を廃止(貨物駅に戻る)[1]。
- 1984年(昭和59年)4月1日:清水港線廃線に伴い廃止[1]。
駅跡地
[編集]現在では跡地の国道149号側は総合商業センターエスパルスドリームプラザとなっている。海側は清水マリンパークとして整備され、この海側敷地内に保存されたテルファークレーンは2000年(平成12年)に国の登録有形文化財に登録された[3]。