滝谷町 (宇都宮市)
滝谷町 | |
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滝尾神社 | |
北緯36度33分1.01秒 東経139度51分57.14秒 / 北緯36.5502806度 東経139.8658722度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 栃木県 |
市町村 | 宇都宮市 |
地区 | 本庁地区[1] |
面積 | |
• 合計 | 0.093[1] km2 |
人口 | |
• 合計 | 515人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
320-0847 |
市外局番 | 028(宇都宮MA) |
ナンバープレート | 宇都宮 |
※座標は滝谷町交差点付近 |
滝谷町(たきやちょう)は栃木県宇都宮市の地名。丁番の設定がない単独町名である。全域で住居表示実施済み。郵便番号は320-0847(宇都宮中央郵便局管区)。
概要
[編集]宇都宮市南部の一区域。北は幸町、東は六道町・京町、南は明保野町、西は鶴田町と接する。
住宅街と小規模な商店のみが広がる区域だが、主要な街道が滝谷町付近を通過しており、栃木街道・鹿沼インター通り・平成通り・桜通りの起終点である「滝谷町」交差点がある。滝尾神社(滝の権現)にはかつて宇都宮七水の一つである「滝の水」が湧いており、滝谷町の名はそちらに由来している。 元々この湧水を源とする自然河川があったが、流水量が乏しく下流の住民は水不足に悩んでおり、江曽島地区の農民たちが宝木用水の延長を発案し「江曽島用水」が造られた(詳細は新川 (栃木県)を参照)。
現在は改築等によりこの神社には井戸もなく、かつての名水を愉しむことはできない。
歴史
[編集]戊辰戦争(宇都宮城の戦い)では、滝谷町に当たる場所に新政府軍が四斤山砲を据え、六道口の防備を整えた旧幕府軍に向けて砲撃した[3]。
旧町名では西原町の一部である。西原町からの分立直後は一丁目・二丁目・三丁目に分かれていた。1965年(昭和40年)の住居表示実施にあたり滝谷町一丁目・二丁目・三丁目が統合され丁番を持たない町名となった。
沿革
[編集]- 1934年(昭和9年) - 宇都宮市西原町より分立し滝谷町一・二・三丁目が発足。
- 1965年(昭和40年)9月30日 - 住居表示実施により滝谷町の一部が幸町に編入。また、滝谷町一・二・三丁目および陽西通二丁目、京町二丁目、桜馬場通二丁目、西原町、鶴田町のそれぞれ一部が新・滝谷町となる[4]。
町名の変遷
[編集]実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町ともその一部) |
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滝谷町 | 1965年(昭和40年)9月30日 | 滝谷町一丁目、滝谷町二丁目、滝谷町三丁目、陽西通二丁目、京町二丁目、桜馬場通二丁目、西原町、鶴田町 |
世帯数と人口
[編集]2021年(令和3年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
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滝谷町 | 258世帯 | 515人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[5]。
町丁 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
滝谷町 | 宇都宮市立富士見小学校 | 宇都宮市立一条中学校 |
交通
[編集]道路
[編集]滝谷町の南西部に位置する「滝谷町」交差点は宇都宮市街地南西部の重要なジャンクションである。宇都宮環状道路開通前は市南部から鹿沼インターチェンジ方面へ向かうのにこの交差点を抜ける必要があり、この交差点に通過需要が集中し凄まじい渋滞が発生していた。
- 栃木県道2号宇都宮栃木線(桜通り・栃木街道):滝谷町の西を通過。「滝谷町」交差点を境に愛称が変わる。北(桜通り)は宇都宮市街を経て日光市方面、南(栃木街道)は宇都宮市西川田・壬生町・栃木市方面へ向かう。
- 栃木県道6号宇都宮楡木線(鹿沼インター通り):「滝谷町」交差点から西へ延びる。東北自動車道鹿沼インターチェンジへはこの道路が主要アクセス手段となる。
- 平成通り:滝谷町の南を通過。「滝谷町」交差点から東へ延びる市道。そのまま真岡市方面へ向かう県道となる。
- 六道通り:滝谷町地内を北東から南西方向に縦断し、西側で「滝谷町」交差点に接続するが、車での通り抜けはできない。六道辻から延びる昔の栃木街道(鎌倉道)である。鎌倉道は滝谷町交差点の先、鶴田駅方面へ細い道が続いている。かつて六道経由の路線バスはこのルートを通っていた。
- 陽西通り:滝谷町の東を通過。
- 楡木街道:六道辻から滝谷町の北を通過。現在の鹿沼インター通りの旧道。
路線バス
[編集]滝谷町の区域を囲むように複数の系統が通過している。
主な施設
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 総合政策部政策審議室情勢分析グループ: “2-5 町別世帯数及び男女別人口”. 宇都宮市統計書. 宇都宮市 (2021年4月13日). 2021年6月7日閲覧。 “この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 国際 ライセンスの下に提供されています。”
- ^ a b “令和3年9月末日現在 町丁別人口(住民基本台帳人口)”. 宇都宮市総合政策部政策審議室情勢分析グループ (2021年10月14日). 2021年10月26日閲覧。 “この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 国際 ライセンスの下に提供されています。”
- ^ 阿部 2009, p. 55.
- ^ 昭和40年8月27日栃木県告示第585号
- ^ “「た」 宇都宮市立小中学校の指定校(通学区域)”. 宇都宮市教育委員会事務局学校管理課就学グループ (2020年5月22日). 2021年10月26日閲覧。
- ^ “とちしん 店舗のご案内”. 栃木信用金庫. 2021年10月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 阿部俊夫『写真で探訪 戊辰戦争史跡 維新黎明 慶應四年 日光口探訪記』阿部俊夫、2009年9月28日、331頁。
- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 9 栃木県』、角川書店、1984年 ISBN 4-04-001090-6