瀧川鯉朝
瀧川 鯉朝(たきがわ りちょう)は落語の名跡。滝川鯉朝とも表記。古くは三遊亭鯉朝として名乗っていた。
瀧川鯉朝定紋「五瓜に唐花」 | |
本名 | |
---|---|
別名 | 昆虫くん |
生年月日 | 1968年1月30日(56歳) |
出身地 | 日本・高知県高知市 |
師匠 | 五代目春風亭柳昇 瀧川鯉昇 |
弟子 | 春風亭昇輔 瀧川蛙朝 |
名跡 | 1.春風亭柳吾 (1992年 - 1996年) 2.春風亭昇輔 (1996年 - 2006年) 3.瀧川鯉朝 (2006年 - ) |
出囃子 | 私のラバさん |
活動期間 | 1992年 - |
活動内容 | 江戸落語 |
所属 | 落語芸術協会 |
と学会 |
---|
関連項目 |
トンデモ本 |
日本トンデモ本大賞 |
運営委員 |
永瀬唯 - 藤倉珊 |
皆神龍太郎 - 眠田直 |
一般会員 |
明木茂夫 - 天羽優子 |
伊東岳彦 - 江藤巌 |
開田あや - 開田裕治 |
声 - 瀧川鯉朝 |
立川談之助 - 原田実 |
稗田おんまゆら - 前野昌弘 |
元会員 |
伊藤剛 - 植木不等式 |
岡田斗司夫 |
菊池誠 - 柳下毅一郎 |
鶴岡法斎 |
物故会員 |
志水一夫 - 唐沢俊一 - 山本弘 - 横田順彌 |
公式サイト |
www |
瀧川 鯉朝(たきがわ りちょう、1968年1月30日 - )は、高知県高知市出身の落語家。東京デザイナー学院出身。血液型はB型。
愛称は「昆虫くん」(小柄な体格と不審な挙動から、兄弟子である春風亭昇太によって命名)。
概要
[編集]真っ当な古典落語とともに、ブラックでマニアックな新作落語も得意とする。
橘左近に寄席文字を指導され、余芸とは思えぬ腕前を持っている。
テレビドラマ『タイガー&ドラゴン』では出囃子の制作、演奏に参加。劇中の落語の指導助手を務めた。
同郷の漫画家横山隆一に直接描いてもらったキャラクター「フクちゃん」を手拭の柄にしている。また漫画家川島よしおとも親交があり、落語会のチラシなどを描いてもらっている。また、と学会との親交も深く、真打披露興行の際には、と学会から贈られた紋章入りの幔幕を背景に高座を務め、これをきっかけに同会に入会している。
同じく同郷の漫画家西原理恵子のファンであり、トークショーの司会を務めた縁で、真打昇進時に作成した手拭の柄を描いてもらっている。
略歴
[編集]- 1992年
- 1996年9月:二ツ目昇進。春風亭昇輔に改名。
- 2003年6月:師匠柳昇が死去。それに伴い、兄弟子の春風亭鯉昇(当時)門下へ移籍。
- 2006年5月:春風亭柳之助、春風亭昇乃進とともに真打昇進。瀧川鯉朝と改名。
- 2008年:高知県観光特使に就任。
人物
[編集]高知県出身の初の真打。
真打昇進と同時に名前が変わることを母親に電話報告したところ、『お前の取柄は春風亭という名前(亭号)“だけ”だったのに、なぜそれを棄てるのか』と嘆かれた(本人談)。
2006年3月26日放送の「笑点」(日本テレビ)で、落語協会5名、落語芸術協会3名の合同で真打昇進披露口上が放送され、鯉朝を含む落語芸術協会の3人はなぜかその場で組体操を披露した(鯉朝以外の昇進者は、落語協会から柳家獅堂、林家久蔵、柳家三三、6代目柳亭左龍、3代目柳家甚語楼[1]。落語芸術協会から春風亭柳之助、春風亭昇乃進)。
2006年4月16日の真打昇進時のパーティーは客船ロイヤルウイングで行われ、落語界初の船上パーティーとなった。また、昇進直後の5月6日にインボイス西武ドームで行われた西武ライオンズ対ソフトバンクホークス戦では「高知デー」ということで黒紋付姿で始球式を行った[2]。
上方落語家とも親交が深く、彦八まつり(上方落語協会主催)に、毎年東京の落語家団体(落語芸術協会)所属の落語家として参加している唯一の落語家であり[3]、芸協らくごまつりにも反映させている。
2014年、兵庫県の知人から上方落語用の見台の無償提供を受け、新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場に見台を寄贈している[4]。
得意演目
[編集]古典
[編集]新作落語
[編集]- お父さんの秘密基地
- 夜のてんやもの(店屋物)
- 世直し天誅隊
- ミス南千住
- 街角のあの娘
出演
[編集]テレビ番組
[編集]- ドキュメント72時間「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」(2022年7月15日、NHK総合)
ラジオ番組
[編集]- 「落語家・鯉朝の東京演芸ショー」(高知放送ラジオ 日曜17:30 - 17:45)レギュラー
インターネット出演
[編集]- お台場寄席DOUGA(フジテレビ無料動画サイト「
見参楽 」)
DVD
[編集]- ワザオギ落語会 vol.10(2014年、ワザオギ) 「街角のあの娘」収録
CD
[編集]書籍
[編集]- さかもと瓢作「マンガで読む名作落語三昧」(実業之日本社、2012年)*落語解説(表紙には鯉朝の名前は無し)ISBN 9784408174259
弟子
[編集]二ツ目
[編集]前座
[編集]- 瀧川うりぼう
色物
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ この時、落語協会の新真打は、ひとりひとりを白浪五人男に例えての連ねを口上で述べた。
- ^ 『平成18年6月号 東京かわら版 足でかせぐ』東京かわら版、2006年5月28日、20頁。
- ^ 彦八まつり公式Twitter2019年8月25日のツイートより。主に桂あやめ、月亭遊方、林家染雀の3人が共同運営しているブースで物販を担当。
- ^ 瀧川鯉朝 (2014年4月5日). “四月中席後半鯉朝主任興行 見台が来たー!”. 瀧川鯉朝ブログ 鯉朝のすいぞくかん. ameba blog. 2021年7月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 瀧川鯉朝 (@takigawa_richou) - X(旧Twitter)
- 瀧川鯉朝ブログ 鯉朝のすいぞくかん - Ameba Blog
- 瀧川鯉朝 - 落語芸術協会
- アーティストプロフィール 瀧川鯉朝(ラジオデイズ)