炎の少女チャーリー
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炎の少女チャーリー | |
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Firestarter | |
監督 | マーク・L・レスター |
脚本 | スタンリー・マン |
製作 | フランク・キャプラ・Jr. |
製作総指揮 | ディノ・デ・ラウレンティス |
出演者 |
ドリュー・バリモア デビッド・キース ジョージ・C・スコット マーティン・シーン |
音楽 | タンジェリン・ドリーム |
撮影 | ジュゼッペ・ルッツォリーニ |
編集 |
デビッド・ローリンズ ロナルド・サンダース |
製作会社 |
ユニバーサル・ピクチャーズ ディノ・デ・ラウレンティス・カンパニー |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 |
1984年5月11日 1984年8月18日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $15,000,000[1] |
興行収入 | $17,080,167[2] |
次作 | 炎の少女チャーリー:REBORN(テレビ映画) |
『炎の少女チャーリー』(ほのおのしょうじょチャーリー、Firestarter)は1984年のアメリカ合衆国のホラー映画。スティーブン・キングの小説『ファイアスターター』を映画化した作品である。主演はドリュー・バリモア。全米第1位初登場の大ヒットとなった。
概要
[編集]1980年のキングの原作出版と前後して、映画化権は1000万ドルでエジプト人プロデューサーが買い取った[3]。しかし、この企画は実現せず、映画化権はディノ・デ・ラウレンティスとユニバーサル映画に移り、監督は当初ジョン・カーペンターが予定され、脚本はビル・フィリップスが担当したが、脚本が原作から大きく異なるものとなり、特撮の費用も多額となったため棚上げとなり[3]、そののちカーペンターとフィリップスは、同じくキング原作の『クリスティーン』を製作する事となる。脚本はスタンリー・マンに移り、ストーリーも原作に近く、特撮費用も削られたため、監督はマーク・L・レスター、主演は当時8歳のドリュー・バリモアが決定し、ようやく製作が開始された。撮影は、ノース・カロライナ州ウィルミントン郊外で67日かけて行われた[3]。
日本では1984年夏公開となり、当初、邦題は原題通り『ファイアスターター』が予定されたが、同時期に『ストリート・オブ・ファイヤー』が公開されたため、混同を避けるため『炎の少女チャーリー』の邦題となった[3]。
ストーリー
[編集]アンディとヴィッキーは大学在学中に新薬の被験のアルバイトに参加して知り合った。その新薬により、アンディとヴィッキーの二人は超能力(テレパシー)を発現させた。彼ら以外の殆どの被験者は死亡した。
アンディとヴィッキーは結婚し、チャーリーが産まれた。2人は娘も超能力を持って産まれたことを知ると、それを秘密にしておこうとした。
チャーリーが9歳になった年のある日。アンディが仕事から帰ってくると、妻のヴィッキーが殺されていた。一家は既に新薬実験を行った政府の秘密機関「店(ザ・ショップ)」に監視されていたのだ。「店」はチャーリーのパイロキネシスの能力を分析し、兵器に応用しようとしているのだった。アンディは、「店」のエージェントの手からチャーリーを救い出し、逃亡が始まった。
原作小説との違い
[編集]- 原作小説ではジョン・レインバードはチェロキー族ということになっている。
- チャーリーが自分のパイロキネシス能力を無闇に使用しないよう、アンディとヴィッキーはトイレットトレーニング同様の方法で自制できるよう躾をほどこしていたが、映画版ではその事には言及されていない。
- チャーリーが最後にマスコミに訴えようと訪問するのが、原作では当時サブカルチャー評論誌であった「ローリング・ストーン」誌だが、映画では安易にも[3]「ニューヨーク・タイムズ」紙になっている。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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チャーリー・マクギー | ドリュー・バリモア | 渕崎ゆり子 |
アンディ・マクギー | デヴィッド・キース | 安原義人 |
ヴィッキー・マクギー | ヘザー・ロックリア | |
ジョン・レインバード | ジョージ・C・スコット | 加藤正之 |
ホリスター | マーティン・シーン | 秋元羊介 |
ジョセフ・ウォンレス博士 | フレディ・ジョーンズ | 辻村真人 |
ハーマン・ピンチョット | モーゼス・ガン | |
アーブ・マンダーズ | アート・カーニー | 宮川洋一 |
ノーマ・マンダーズ | ルイーズ・フレッチャー | 佳川紘子 |
タクシー運転手 | アントニオ・ファーガス |
スタッフ
[編集]- 原作:スティーブン・キング
- 監督:マーク・L・レスター
- 製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス
- 製作:フランク・キャプラJr.
- 音楽:タンジェリン・ドリーム
- 脚本:スタンリー・マン
- 撮影:ジュゼッペ・ルッツォリーニ
- スタント・コーディネーター:グレン・ランドール
- SFX:マイク・ウッド、ジェフ・ジャーヴィス
- 編集:デビッド・ローリンズ、ロナルド・サンダース
脚注
[編集]- ^ “Firestarter (1984) - Box office / business” (英語). IMDb. 2013年1月14日閲覧。
- ^ “Firestarter (1984)” (英語). Box Office Mojo. 2013年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e COMPLETE STEPHEN KING、白夜書房、1988、ISBN 4-89367-121-9