熊ケ根駅
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熊ケ根駅 | |
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駅舎(2022年7月) | |
くまがね Kumagane | |
◄陸前白沢 (3.1 km) (5.0 km) 作並► | |
所在地 | 仙台市青葉区熊ヶ根檀ノ原[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■仙山線 |
キロ程 | 23.7 km(仙台起点) |
電報略号 | クネ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
105人/日(降車客含まず) -2007年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)8月30日[2][3] |
備考 |
熊ケ根駅(くまがねえき)は、宮城県仙台市青葉区熊ヶ根檀ノ原(あざだんのはら)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である[2]。
歴史
[編集]- 1931年(昭和6年)8月30日:仙山東線愛子 - 作並間延伸に伴い開業[2][3]。
- 1937年(昭和12年)11月:行き違いを行うための線路とホームを増設。線名改称に伴い仙山線の駅となる。
- 1971年(昭和46年)4月1日:構内配線棒線化。貨物および荷物の扱いを廃止[4]。無人化[2][5]。
- 1983年(昭和58年)8月7日:駅舎改築[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2020年(令和2年)10月1日:愛子駅の業務委託化に伴い、仙台地区センター管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][6]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅である[2]。仙台地区センター管理の無人駅[2]で、待合室内に乗車駅証明書発行機(乗り越し精算機対応)がある。
JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。
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駅舎内(2023年9月)
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ホーム(2023年9月)
利用状況
[編集]1957年度(昭和32年度)- 2007年度(平成19年度)の1日平均乗車人員および貨物輸送の推移は以下のとおりであった。仙台市立広陵中学校の最寄り駅であり、作並駅から熊ケ根駅にかけて通学している生徒も利用している。
乗車人員・貨物輸送推移 | ||||||
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年度 | 1日平均乗車人員 | 貨物輸送 | 出典 | |||
普通 | 定期 | 合計 | 貨物発 | 貨物着 | ||
1957年(昭和32年) | 299 | 1.3t | 1.5t | [7] | ||
1960年(昭和35年) | 335 | 6.7t | 12.6t | |||
1970年(昭和45年) | 261 | 廃止 | ||||
1980年(昭和55年) | 221 | |||||
1999年(平成11年) | 29 | 84 | 113 | [8] | ||
2000年(平成12年) | 25 | 77 | 102 | |||
2001年(平成13年) | 26 | 78 | 104 | |||
2002年(平成14年) | 28 | 91 | 119 | [9] | ||
2003年(平成15年) | 31 | 87 | 118 | |||
2004年(平成16年) | 29 | 88 | 117 | |||
2005年(平成17年) | 25 | 82 | 107 | |||
2006年(平成18年) | 24 | 87 | 111 | |||
2007年(平成19年) | 26 | 79 | 105 | [10] |
駅周辺
[編集]熊ケ根地区の町の西の端にある。駅の北に線路とほぼ並行して国道48号が走る。国道をはさんだ駅前にセブンイレブンがあるが、駅前商店街と呼べるものはない。このセブンイレブンは国道48号仙台側の最後のコンビニであり、次のコンビニは29キロメートル先の山形県東根市猪野沢にある。
水田を隔てて仙台市立広陵中学校が駅から見える。東方には熊ヶ根郵便局がある。駅の南東にある第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)と熊ヶ根橋は、高い河岸段丘をまたぎこすため川面からの高さが約50メートルあり、全国でも有数の高さである。
なお、熊ケ根赤沢山のほうではそば店があり、その先に山道があるのがみられる。
- 熊ヶ根郵便局
- 塩流神社
バス路線
[編集]「熊ケ根駅前」停留所にて、仙台市営バスの路線バスが発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(熊ケ根駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、25頁。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、474頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第135号」『官報』1971年3月30日。
- ^ 「通報 ●仙山線陸前落合駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年3月30日、7面。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月10日閲覧。
- ^ 『宮城町誌』本編697頁
- ^ “121.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況” (xls). 仙台市統計書(平成14年版)-13.交通・運輸・通信. 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
- ^ “116.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xls). 仙台市統計書(平成19年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
- ^ “116.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xls). 仙台市統計書(平成20年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮城町誌編纂委員会『宮城町誌』本編、宮城町役場、1969年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(熊ケ根駅):JR東日本