牛川喜幸
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牛川 喜幸(うしかわ よしゆき、1935年10月11日[1] - 2009年2月16日[2])は、日本の造園学者。長岡造形大学名誉教授。専門は日本庭園史[3]。農学博士[3]。
来歴
[編集]香川県高松市出身[2]。1959年、京都大学農学部林学科を卒業し[3]、引き続き大学院に進み、1961年に京都大学大学院農学研究科林学専攻修士課程を修了した[3]。文化庁で主任文化財調査官を務め、奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部長となる[3]。1993年より長岡造形大学造形学部環境デザイン学科教授に就任した[3]。
1998年 - 1999年に日本庭園学会会長、2003年に日本遺跡学会会長をそれぞれ務め[4]、京都橘大学文学部文化財学科教授でもあった[5]。平成18年度日本造園学会賞上原敬二賞を受賞した[6]。2007年、瑞宝小綬章を受章[1]。
2009年2月に、虚血性心疾患により、奈良市の自宅で死去した[2]。
著書
[編集]- 『写真測量による仏像実測図集』(共著)平凡社 1975年
- 『PHOTOGRAMMETRIC ELEVATIONS OF JAPANESE BUDDHIST STATUES』1975年
- 『池泉の庭 日本の庭園 2巻』(写真は井上博道)講談社 1981年
- 『バーミヤーン 京都大学中央アジア学術調査報告』同朋舎 1984年
- 『BAMIYAN ART AND ARCHAEOLOGICAL RESEARCHES ON THE BUDDHIST CAVE TEMPLES IN AFGHANISTAN 1970-1978』1984年
- 『日本の庭園』(写真は井上博道)講談社 1991年(再刊:1996年)
- 『古代庭園の研究 水をめぐる造形とその系譜』私家版 1993年
- 『寝殿造の総合的研究』(研究代表者)1994年
- 『Concerning the Garden Called Soun-en』1995年
- 『巣雲園考』 同朋舎出版 1995年