金田一温泉駅
金田一温泉駅[* 1] | |
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駅舎(2007年7月) | |
きんたいちおんせん Kintaichi-Onsen | |
◄斗米 (4.7 km) (3.6 km) 目時► | |
所在地 | 岩手県二戸市金田一字水梨14-1 |
所属事業者 | IGRいわて銀河鉄道 |
所属路線 | ■いわて銀河鉄道線 |
キロ程 |
78.4 km(盛岡起点) 東京から613.7 km |
電報略号 | キイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
[IGR 1]168人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1909年(明治42年)10月18日[2] |
備考 | 簡易委託駅 |
金田一温泉駅(きんたいちおんせんえき)は、岩手県二戸市金田一字水梨にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
盛岡方面からは当駅までがIGRいわて銀河鉄道の管轄であり、北隣の目時駅より青森方面は青い森鉄道管轄となる(乗務員・車両は通し運用)。
日本国有鉄道(国鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)時代は特急「はつかり」の一部(末期は1往復)が停車していた。
歴史
[編集]- 1909年(明治42年)
- 1969年(昭和44年)12月16日:駅舎改築落成式挙行[3]。
- 1973年(昭和48年)1月1日:貨物扱い廃止[4]。
- 1982年(昭和57年):金田一商工会(現在は二戸商工会に統合)「金田一駅前簡易委託業務管理委員会」設立。
- 1983年(昭和58年)2月1日:荷物扱い廃止[2][5]。駅員無配置駅となり[6]、簡易委託化(金田一商工会が業務を受託)[7]。金田一駅長が廃止され、北福岡駅長(のち二戸駅長)管理下となる。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)7月:簡易委託の受託者が「金田一商工会」から二戸市のタクシー会社「玉川タクシー(現・玉川観光タクシー)」に変更[7]。
- 1993年(平成5年)4月1日:簡易委託の受託者が「玉川タクシー」から「二戸市農協(現・JA新いわて)」に変更[7]。
- 1998年(平成10年)4月:駅前に屋根付き駐輪場が設置される[8]。
- 2002年(平成14年)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
二戸駅管理の簡易委託駅。硬券の乗車券の他、補充券、入場券を発売している。JR時代の鉄筋コンクリート平屋建て駅舎が現在でも使用されているがJRからIGRへ移管する際、窓口の改造工事を行い現在の窓口を設置した。
駅舎には出札窓口がある。JR時代には北いわて農業協同組合(現・JA新いわて)のATMがあったが、2001年頃に撤去された。
2010年12月4日から2011年7月31日まで、6時半に当駅始発の北上行き(東北本線直通)列車が設定されていた(2010年12月3日までは八戸発であったが、八戸駅 → 当駅間を回送し当駅始発に見直し)が、翌8月1日から運行区間がいわて沼宮内発に見直され、その代替として6時25分に当駅始発の盛岡行き臨時列車が設定された。なお、当駅 → 御堂間から盛岡以南の区間を利用する場合は、いわて沼宮内駅で「向いの(番線に停車中の)列車に乗り換える様に」と案内している。その後、この列車は定期化された。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■いわて銀河鉄道線 | 上り | 盛岡方面[10] |
2 | (上下ともに一部の列車) | ||
3 | 下り | 八戸方面[10] |
-
JR時代の駅舎(2002年9月)
-
改札口(2023年9月)
-
ホーム(2023年9月)
利用状況
[編集]IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は168人である[IGR 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、2000年度(平成12年度)- 2002年度(平成14年度)において、JR東日本が算出した数値は乗車人員のものとなっている。
乗車人員・乗降人員推移 | |||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 119 | [JR 1] | |
2001年(平成13年) | 113 | [JR 2] | |
2002年(平成14年)(JR) | 124 | [JR 3] | |
2002年(平成14年)(IGR) | 224 | [IGR 2] | |
2003年(平成15年) | 199 | [IGR 3] | |
2004年(平成16年) | 178 | [IGR 4] | |
2005年(平成17年) | 172 | [IGR 5] | |
2006年(平成18年) | 172 | [IGR 6] | |
2007年(平成19年) | 193 | [IGR 7] | |
2008年(平成20年) | 181 | [IGR 8] | |
2009年(平成21年) | 191 | [IGR 9] | |
2010年(平成22年) | 177 | [IGR 10] | |
2011年(平成23年) | 165 | [IGR 11] | |
2012年(平成24年) | 173 | [IGR 12] | |
2013年(平成25年) | 194 | [IGR 13] | |
2014年(平成26年) | 211 | [IGR 14] | |
2015年(平成27年) | 186 | [IGR 15] | |
2016年(平成28年) | 204 | [IGR 16] | |
2017年(平成29年) | 207 | [IGR 17] | |
2018年(平成30年) | 200 | [IGR 18] | |
2019年(令和元年) | 205 | [IGR 19] | |
2020年(令和 | 2年)193 | [IGR 20] | |
2021年(令和 | 3年)185 | [IGR 21] | |
2022年(令和 | 4年)176 | [IGR 22] | |
2023年(令和 | 5年)168 | [IGR 1] |
駅周辺
[編集]- 二戸市立金田一コミュニティセンター「アツマランカ」(館内に二戸市役所金田一出張所が置かれている)
- 岩手県立県北青少年の家
- 岩手県立二戸病院
- 創価学会二戸文化会館
- 金田一郵便局
- 岩手銀行金田一支店
- 金田一温泉(JRバスで約5分)
- 二戸市立金田一小学校
- 二戸市立金田一中学校
- 二戸市立金田一保育所
- 二戸市商工会
バス路線
[編集]- 駅前ロータリー
その他
[編集]- 作家の内田百閒が、「東北本線阿房列車」で1951年(昭和26年)に金田一駅に停車した列車から見たことを書いている[12]。ホーム上の二つの駅名標は「きんたいち」だが、改札の上に新しく取り付けたような額には「きんだいち」(共にローマ字も同様)と表記が異なっていた。なお隣の目時駅では隣駅は「きんたいち」となっていた。
- 駅前バスロータリー付近に、「パーク&ライド」利用者の為の駐車場が設置されている。ただし、利用時は駅窓口まで申し込みが必要。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『鉄道ジャーナル』第21巻第5号、鉄道ジャーナル社、1987年4月、103頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、415-416頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『金田一駅が完成』昭和44年12月18日読売新聞東北版
- ^ 「日本国有鉄道告示第361号」『官報』1972年12月25日
- ^ 「日本国有鉄道公示第195号」『官報』1983年1月31日。
- ^ 「通報 ●東北本線有壁ほか8駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1983年1月31日、2面。
- ^ a b c “「無人化」免れる 金田一温泉駅 民間委託の業務息切れ 農協が引き継ぐ”. 岩手日報 (岩手日報社): p.11 (1993年4月2日 朝刊)
- ^ “高校生待望の駐輪場 二戸の金田一温泉駅前 住民の運動で完成”. 岩手日報 (岩手日報社): p.21 (1998年4月11日 朝刊)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ a b “金田一温泉駅”. IGRいわて銀河鉄道. 2021年4月11日閲覧。
- ^ 運行時刻などは次述の二戸市ホームページを参照。二戸市コミュニティバス時刻表 (PDF)
- ^ 内田百閒『第一阿房列車』新潮社(新潮文庫)2003年、237-238頁。ISBN 978-4-10-135633-4。(2018年発行の16刷を参照)
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- IGRいわて銀河鉄道の乗降人員
- ^ a b c “2023年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2024年6月28日閲覧。
- ^ “平成14年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成15年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成16年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成17年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成18年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成19年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成20年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成21年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成22年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成23年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成24年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成25年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成26年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成27年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成28年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成29年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
- ^ “平成30年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
- ^ “令和元年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2020年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月9日閲覧。
- ^ “2020年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2020年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “2021年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “2022年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2023年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月2日閲覧。