シュプレマティスム
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シュプレマティスム(シュプレマティズム、スプレマティズム、スプレマチズム;英: Suprematism, 露: Супрематизм)または絶対主義(ぜったいしゅぎ)とは、1915年、ロシアにおいてカジミール・マレーヴィチ(Казимир Малевич)が主張した、抽象性を徹底した絵画の一形態。抽象絵画の1つの到達点ともいえる。
キュビスムと未来派の影響を受けたクボ・フトゥリズモ(立体未来主義、立体=未来派)の集大成という位置付けで、マレーヴィチが主張した。その内容は「絶対象」という意味で、禁欲的で完全なる抽象絵画である。 具体的な実作品としては、1915年頃の「黒の正方形」「黒の円」「黒の十字」「赤の正方形」、1918年の「白の上の白(の正方形)」)など(いずれもマレーヴィチによる)。 他に、以下の者などがこの傾向に含まれる。
1920年前後まで続き、同時期のロシア構成主義やのちのバウハウスに大きな影響を与えた。
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