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「マリオパーティ」の版間の差分

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『'''マリオパーティ'''』('''MARIO PARTY''')は、[[任天堂]]が[[1998年]][[12月18日]]に[[NINTENDO64]]用に発売した[[ゲームソフト]]。発売は任天堂が担当だが、開発は『[[ボンバーマンシリーズ|ボンバーマン]]』シリーズや『[[桃太郎電鉄シリーズ|桃太郎電鉄]]』シリーズを手掛ける[[ハドソン]]とハドソンのゲームを開発協力として多く手掛けてきた[[シーエイプロダクション]]が担当している。略称は「'''マリパ1'''」。「初代」とも呼ばれることもある。CMのナレーションは[[真地勇志]]が担当した。
『'''マリオパーティ'''』('''MARIO PARTY''')は、[[任天堂]]が[[1998年]][[12月18日]]に[[NINTENDO64]]用に発売した[[ゲームソフト]]。発売は任天堂が担当だが、開発は『[[ボンバーマンシリーズ|ボンバーマン]]』シリーズや『[[桃太郎電鉄シリーズ|桃太郎電鉄]]』シリーズを手掛ける[[ハドソン]]とハドソンのゲームを開発協力として多く手掛けてきた[[シーエイプロダクション]]が担当している。略称は「'''マリパ1'''」。「初代」とも呼ばれることもある。CMのナレーションは[[真地勇志]]が担当した。


== 概要 ==
== 概要 ==

2024年7月1日 (月) 03:53時点における版

マリオパーティ
Mario Party
ジャンル パーティーゲーム
対応機種 NINTENDO64
Nintendo SwitchNINTENDO 64 Nintendo Switch Online
開発元 ハドソン
シーエイプロダクション
発売元 任天堂
音楽 光田康典
シリーズ マリオパーティシリーズ
人数 1 - 4人
メディア 256Mbitロムカートリッジ
発売日 日本の旗 1998年12月18日
アメリカ合衆国の旗 1999年2月8日
欧州連合の旗 1999年3月9日
NINTENDO 64 Nintendo Switch Online
2022年11月2日[1][2][3][4]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
売上本数 日本の旗 82万本
世界 270万本[5]
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マリオパーティ』(MARIO PARTY)は、任天堂1998年12月18日NINTENDO64用に発売したゲームソフト。発売は任天堂が担当だが、開発は『ボンバーマン』シリーズや『桃太郎電鉄』シリーズを手掛けるハドソンとハドソンのゲームを開発協力として多く手掛けてきたシーエイプロダクションが担当している。略称は「マリパ1」。「初代」とも呼ばれることもある。CMのナレーションは真地勇志が担当した。

概要

マリオパーティシリーズの第1作である本作は、スゴロク式のボードマップとミニゲームが合体した内容であり、最大4人で遊べる。また、本作においてシリーズに共通している下記のシステムが作られた、

  • 「サイコロブロック」をたたき出た目だけ進行方向に従ってマスを進む。なお、サイコロブロックの出る目は通常1〜10の間。
  • 止まったマスに応じてイベントが発生する。
  • プレイヤー全員が止まったマスの色により、ターンの最後に始まるミニゲームの種類が決まる。
  • マップ上にテレサ等、通過すると発生するイベントがある(ただし、今作ではテレサノコノコはオプションやボードマップの状況等によりあり・なしの設定ができる。これについては後述)。
  • マップ上のスターの場所に行き、貯まったコインでスターと交換する。

一方で、「移動中にアイテムを購入する」「移動する前にアイテムを使用する」と言った、ボードマップ上でアイテムを使うというシステムはまだ無く、アイテムはキノコショップで売っている物をボードマップ内で集めたコインで買う方式が取られていた。その他、マップ上でクッパと遭遇するとクッパイベントが発生したり、スタート地点にノコノコがいて通過時にコインが貰えるなどといった、今作だけのルールもある。他に課題をクリアしながらゴールを目指す1人用ゲーム「ミニゲームアイランド」や、スター獲得のルールがなくひたすらミニゲームで戦い、集めたコインの数を競う「ミニゲームスタジアム」もある。

開発

本作はボードゲームとミニゲームの合体というアイデアからスタートし、試行錯誤の末にミニゲームの面白さが現れ、最終的にはミニゲームを生かしたボードゲームという形になった[6]

高い人気を誇る「マリオ」のキャラクターと、『ボンバーマン』や『桃太郎電鉄』などのパーティゲームの開発・発売元であるハドソンのノウハウを活かすことでNINTENDO64市場におけるファミリー層の市場活性化を狙って制作された[7]

本作においては疑似3Dという形で表現されており、『マリオパーティ3』まで同様の技法が用いられていた[6]。 BGMはゲームミュージック作曲家として有名な光田康典が全曲作曲している[6]

ハドソンが本作のために筑波大学の徳永隆治らと共同で開発した画像圧縮エンジン「Hybrid Vector Quantization」が使用されている[8]

ストーリー

「誰が1番のスーパースターか」を巡って大騒ぎをしていたマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシー、ワリオ、ドンキーの6人は、キノピオの提案でキノコ村を舞台に8つのマップを冒険しながら戦う。

キャラクター

プレイヤー

本作はマリオカートシリーズなどによく見られるキャラクターの性能差は存在せず、後のこのシリーズでも基本的に性能差は存在しない。

ガイド・イベントキャラ

キノピオ
オープニング・キノコむらの案内・ボードゲームの設定・スターとコインの交換・ミニゲームの説明など、様々な場面で登場する。
ノコノコ
各マップのガイド役として登場。マップを一周するとコインが貰え、よびだしブロックでも現れることがある。ただし「えいえんのスター」では、開始時にクッパに弾き飛ばされてしまうので登場しない。しかし、チャンスゲーム時や結果発表時には何事もなかったかのように登場する。
テレサ
ボードマップ中に登場し、他のプレイヤーからコインやスターを奪ってきてくれる。スターを奪ってきてくれる為には50コイン必要だが、今作はコインは無料で奪ってきてくれる(マリオパーティ2からは5コイン必要)。
クッパ
ボードマップ中や、「クッパマス」に止まったときに登場し、プレイヤー達の邪魔をしてくる。マップ上で出会うと役に立たないアイテムを無理やり売りつけてくる。
ミニクッパ
クッパの分身。「えいえんのスター」で登場し、コイン20枚以上でスターの交換などをしてくれる。ただし、プレイヤーとサイコロで勝負し勝たなければならない。ミニクッパのサイコロは1〜10の間だが、プレイヤーのサイコロは弱そうだとミニクッパがナメてくれるため、8,9,10しか出ない。ミニクッパより数字が上ならスターを獲得。下ならスター1枚取られる。
キノバーグ
頭部が赤色で、白色の斑点が付いているおばあさんのキノピオ。「ミニゲームハウス」で、ミニゲームを売ってくれる。
キノスター
頭部が黄土色で若干太り気味のキノピオで、斑点の代わりにスターの模様が付いているものとコインの模様が付いているものの2人がいる。2人とも「キノコバンク」におり、キノコショップで購入したアイテムと、ボードゲームで集めたスター・コインを保管している。
キノルド
頭部が緑色で、白色の斑点が付いているキノピオ。「オプションハウス」におり、セーブデータを消去してくれる。
ヒューヒュー
「マリオのレインボーキャッスル」で城の近くに登場する。
ジュゲム
「マリオのレインボーキャッスル」で登場し、スタート地点まで運んでくれる。
ズター
「マリオのレインボーキャッスル」で、スターの偽物としてクッパから40コインで押し売りされる。
バッタン
「ドンキーのジャングルアドベンチャー」で登場し、分岐点の道をふさぐ。
クリボー
「ピーチのバースデーケーキ」で登場し、30枚コインを払うと「イチゴ」(パックンフラワー)の種を植えてくれる。
パックンフラワー
「ピーチのバースデーケーキ」で「イチゴ」として登場する。写真に書かれた人のマスに止まるとスターを1枚横取りできる(種を植えた人以外)。
ドッスン
「ヨッシーのトロピカルアイランド」で登場し、橋をふさぐ、コインを払うと通してくれるが逢う度にコインの枚数が増える(最大50枚)。
プクプク
「ヨッシーのトロピカルアイランド」で登場し、キノピオとクッパの位置を入れ換える。
ボムへい
「ワリオのバトルキャニオン」で登場し、赤軍と黒軍に分かれて戦争をしている。
プロペラヘイホー
「ワリオのバトルキャニオン」で登場し、クッパのいるエリアまで連れて行ってくれる。
ピスドン
「ルイージのエンジンルーム」で登場し、20コインで壁の開け閉めをしてもらえる。

その他

バッタブロック
4人用ミニゲーム「ブロックやまくずし」で登場する箱のキャラクター。壊そうとすると飛び跳ねる。
かいぞくヘイホー
4人用ミニゲーム「はたあげヘイホー」で登場する。
トゲロー
4人用ミニゲーム「キー!KEY!キープ!」で登場する。本作でしか登場しないレアな敵。
ガスボステレサ
4人用ミニゲーム「てらせ!テレサのやかた」で登場する巨大なガス状のテレサ。コースの後ろから襲ってくる。
ボブル
4人用ミニゲーム「なわなわピョンピョン」で登場する。
ハンマーブロス
4人用ミニゲーム「ぎぶみーハンマーブロス」で登場する。
ヤリホー
1vs3ミニゲーム「マリオボート」で登場する。

ゲームモード

はじめに「キノコむら」でプレイするゲームを選択する。以下の施設から行きたい場所を選ぶ。

ワープドカン
1人〜4人でボードゲームをプレイできる。ルールの説明も見ることができる。
ミニゲームハウス
ボードゲームでプレイしたことのあるミニゲームを、コインを払って購入できる。購入したミニゲームはここで自由にプレイができる。また、集めたコイン数を競うボードゲーム「ミニゲームスタジアム」もプレイできる。
ミニゲームアイランド
イカダを選ぶと行くことができる、1人用のモード。指定された条件でミニゲームをクリアしていき、ゴールを目指す。
キノコショップ
コインを払っていろいろなアイテムを購入できる。アイテムについては後述。
キノコバンク
これまで集めたスター・コイン・アイテムが保管されている銀行。ボードゲームで使われるアイテムは、ここで使用するかしないかの設定ができる。スターを100個集めるとスターがクッパに奪われるが、初回こそクッパの張り紙を確認→キノコ村に戻るのみだが、それ以降は左側のキノスターは通常通りアイテムの変更などは可能で、この時に向かって右のキノスターに話しかけるとレアな台詞を聞ける。
オプションハウス
ステレオ・モノラルの切り替えやBGMの試聴などができる。

ボードゲーム

キノコむらの「ワープドカン」を選ぶとボードゲームをプレイすることができる。ワープドカン内で「参加人数」「使用するキャラ」「COMプレイヤーの強さ」「プレイするボードマップ」「ターン数(20・35・50のいずれか)」を設定する。ボードマップに着くとノコノコからガイドを受けて、全員でサイコロブロックを叩き出た目の大きい順でターンの順番を決める。その後、ノコノコから10コインをもらいスターの位置を確認してからゲームスタートとなる。

ゲームのながれ

4人のプレイヤーが順番に1〜10の目が出る「サイコロブロック」を叩き、出た目だけマップの進行方向に従ってマスを進む。移動が終わると止まったマスに応じてイベントが発生する。なお、サイコロブロックを叩く前にBボタンで拡大マップ、Rボタンでマップ全体を確認することができる。4人全員の移動が終わるとミニゲームが始まり、ミニゲームで勝利するとコインがもらえたり、場合によっては負けたプレイヤーからコインを奪うことができる。プレイするミニゲームの種類は「プレイヤーパネル」の色(止まったマスの色)によって決まり、「?マス」に止まった場合はランダムで青か赤に色が変わる。

この「4人が移動してミニゲームが終了する」までの流れを「1ターン」とし、設定したターン数だけゲームが続く。また、残り5ターンになると途中経過をノコノコが発表し、その後以下のようなルールが追加される。

  • 「青マス」「赤マス」のコインの増減が2倍になる。
  • ノコノコからもらえるボーナスのコインが2倍(20コイン)になる。

3賞・結果発表

設定したターン数が全て終了すると結果発表の前に「3賞」が発表され、各賞に受賞するとスターを1個もらえる。3賞の内容は以下の通り。なお、各賞の受賞者が複数いる場合は該当者全員にスターが1個ずつ贈られるが、4人全員同率だと「該当者なし」となりスターはもらえない。

ゲームスター
ミニゲームでコインを一番多く稼いだプレイヤー。
コインスター
コインを一番多く持っていた時のコイン数が、一番多いプレイヤー。
ハプニングスター
「?マス」に一番多く止まったプレイヤー。止まったが何も起きなかった回数も含む。

そして、最後にスターを一番多く持っていたプレイヤーが1位となり「スーパースター」が決定する(スターの数が同じプレイヤーがいた場合は、コインの数が多い方が上の順位となる。スターもコインも同じ数の場合は、そのプレイヤー同士でサイコロブロックを同時に叩き、大きい目を出したプレイヤーが上の順位となる)。

最終結果の画面でSTARTボタンを押すと、各プレイヤーのスターの数・コインの数・ミニゲームでのコイン獲得数・最大コイン所持数・各マスの止まった回数などの詳しい成績を見ることができる。その後、貯金箱にゲーム中に集めたスター・コインが回収される。ただし、COMプレイヤーが集めたものは貯金箱には回収されない。なお、貯金箱に回収されたコインはキノコむらの「ミニゲームハウス」や「キノコショップ」で、ミニゲームやアイテムの購入に使用することができる。スターの累積数は100個でカンストとなっているが、キノコむらや建物内でSTARTボタンを押すことで確認できる、ボードゲームの合計プレイ回数とスター獲得枚数では記録されている。

マス

ボードマップには以下のようなマスが配置されている。止まったマスに応じてイベントが起こる。

青マス
止まると3コインもらえる青いマス。各マップで一番多く存在する。
赤マス
止まると3コイン取られる赤いマス。
ミニゲーム青マス
止まると「1人用ミニゲーム」が発生する。
!マス
止まると「チャンスゲーム」が発生する。キノピオやミニクッパからスターを獲得し、去った後のマスは必ずこれになる(「ピーチのバースデーケーキ」と「ヨッシーのトロピカルアイランド」と「マリオのレインボーキャッスル」は最初から固定)。
?マス
止まるとボードマップごとに色々なイベントが発生する、緑色のマス。イベントが発生しても何も変化がない場合は何も起きず(「ドンキーのジャングルアドベンチャー」で岩の軌道上に誰もいない場合と「ピーチのバースデーケーキ」でイチゴが植えておらず、止まったプレイヤーも30コイン持っていない場合、「クッパのマグママウンテン」で噴火が2ターン経過していない場合)、「なにかおきそうで、おきませんでした」と表示される。
クッパマス
止まるとクッパが出現し、「クッパイベント」が発生する。コインを1枚以上持っている場合は、次のどれかのイベントがルーレットで選ばれ発生する。
クッパへコインわたし
クッパにコインを奪われてしまう。奪われるコイン数はそのときのターン数によって次のように決まっている。
1〜5ターン目:10コイン、6〜15ターン目:20コイン、16〜30ターン目:30コイン、31〜45ターン目:40コイン、46〜50ターン目:50コイン。
クッパのチャンスタイム
「チャンスゲーム」が始まる。ただし、「!マス」のイベントとは異なり右側のブロックが常にクッパに固定されている上に、中央は右側へのコイン支払いのみが出現するようになっており、誰かが必ずクッパにコインを払うようになっている。イベント開始時のテロップは「CHANCE TIME?」と疑問符がついている。またブロックの回転速度は通常のチャンスゲームとは異なり、最初から最高速度になっている。
クッパかくめい
4人全員の持っているコインが平均化され、全員同じ枚数にされてしまう。コインの少ない人にとってはお得。このイベントはシリーズ恒例となる。
クッパのきもち
クッパマスに止まったプレイヤーが1人側になって、1vs3ミニゲーム「クッパのきもち」をプレイする。しかし、1人側から出たコインは全てクッパが奪うため、3人側は出たコインを取ることはできない。また、1人側がミニゲームでコインを全く奪われなかった場合は、クッパがそのプレイヤーから15コインを奪う。つまり、1回攻撃されて5コインを失うのが最もマイナスが少ない。
クッパひゃくめんそう
4人用ミニゲーム「クッパひゃくめんそう」をプレイし、評価点が90点未満になったプレイヤー全員はクッパにコインを奪われる。奪われるコイン数は「クッパへコインわたし」の枚数と同じ。ただし、全員が90点以上となった場合は「クッパマス」に止まったプレイヤーがコインを奪われる。
クッパのつなひき
クッパマスに止まったプレイヤーが1人側になって、1vs3ミニゲーム「つなひきデンジャラス」をプレイし、負けたプレイヤーはクッパにコインを奪われる。奪われるコイン数は「クッパへコインわたし」の枚数と同じ。ただし、ドローだった場合全員がコインを奪われる。
クッパふうせん
4人用ミニゲーム「クッパふうせん」をプレイし、負けたプレイヤー3人がクッパにコインを奪われる。奪われるコイン数は「クッパへコインわたし」の枚数と同じ。
ただし、コインを全く持っていないがスターを持っている場合は上記のようなイベントは発生せず、代わりに強制的に手持ちのスター1つを10コインに交換させられてしまう。また、スター・コインを共に全く持っていない場合は、20コインもらえる。
クッパのイベントで全員クリアした際にはクッパマスを踏んだプレイヤーがコインを失うことになる。
クッパミニゲーム後にミニゲームハウスに行くとルールが変わるという小ネタ(デバッグミス)がある。
なお、下記の3つのイベントはルーレットで選ばれることは決して無い。いわゆる「うそイベント」である。
  • 100スタープレゼント
  • 1000コインあげる
  • スターつかみどり
キノコ青マス
ルーレットが現れ、「キノコ」が出ると、サイコロブロックが現れもう1回進むことができる。ただし、「毒キノコ」が出た場合次のターンは1回休みとなり、サイコロブロックでの移動ができなくなる(ミニゲームには参加できる)。
通常、休みとなるターンの出番でキノコマスに止まったままの場合はミニゲーム参加時に青色となるが、ワープブロックによって他プレイヤーと入れ替わった場合は入れ替わり先のマスの色となるため、極稀に赤や緑になる可能性がある。

マップ上のイベント

マップ上には、以下のような通過するときに発生するイベントも用意されている。これらのイベントが起こる場所を通過しても、残りの移動するマス数はカウントされることは無い。ここでは主なものを記す。

分岐点
ルートの分かれ道。行きたい方向を選び進むことができる。ただし、マップによっては行きたい方向を自由に選べない場合もある。
スター(キノピオ)
通過するときに20コインとスターを交換することができる、ゲームの目的地である。「えいえんのスター」ではミニクッパがスターのやり取りを行う。スターとコインを交換すると、マップによっては別の場所にキノピオが移動することもある。
ノコノコ
スタート地点におり、通過するときに10コインをくれる。「えいえんのスター」には登場しない。初めて通過したプレイヤーのみ画面が切り替わりノコノコとプレイヤーの会話画面になるが、2回目以降はどのプレイヤーでもマップ画面のまま会話を行う。
通過した延べ人数が10の倍数の場合は同様に画面が切り替わり、ボーナスとして通過人数+10(例:10人目なら20コイン)のコインをくれる。
テレサ
通過するかよびだしブロックでテレサが出たときに指定したライバルからスターかコインを奪ってくれる。
コインを奪う場合は無料だが奪えない場合もある、スターを奪う場合は50コインが必要となるがこちらは確実に奪ってきてくれる。「ピーチのバースデーケーキ」には登場しない。
クッパ
通過しようとしたプレイヤーに、役にたたないモノを押し売りするなど様々な悪行をする。悪行の内容はマップによって異なる。

アイテム

アイテムは今作だけ、キノコむらの「キノコショップ」で売られている物をボードゲームで集めたコインで購入する。

  • 購入したアイテムは一部を除き、自動的にキノコバンクに保管される。
  • キノコむらやその建物内でスタートボタンを押すと、購入したアイテムの一覧が確認できる(キノコバンクにしまわれているものは黒字、ボードマップで使用中のものは指のアイコンが付く)。
  • 値段の後に括弧で記載してないものは最初から購入可能である。

ボードゲーム用

ボードゲーム中に効果が出る。キノコバンク内で、ボードゲームで各アイテムを使用するかしないかを設定できる。

  • プラスブロック - 200コイン
    青色のサイコロブロック。
    設定を使うにすると、サイコロブロックを叩く時にたまに出現し、出た目と同じ数のコインがもらえる。
  • マイナスブロック - 100コイン
    赤色のサイコロブロック。
    設定を使うにすると、サイコロブロックを叩く時にたまに出現し、出た目と同じ数のコインが取られる。
  • スピードブロック - 200コイン
    緑色のサイコロブロック。
    設定を使うにすると、サイコロブロックを叩く時にたまに出現し、8〜10しか出ないサイコロブロックを1回叩ける。
  • スローブロック - 100コイン
    黄色のサイコロブロック。
    設定を使うにすると、サイコロブロックを叩く時にたまに出現し、1〜3しか出ないサイコロブロックを1回叩ける。
  • ワープブロック - 200コイン
    各面に「?」と書かれた虹色のブロック。
    設定を使うにすると、サイコロブロックを叩く時にたまに出現し、他のキャラクターと場所が入れ替わるが、入れ替わった後は行動できない。
  • よびだしブロック - 200コイン
    各面に「?」と書かれた茶色いブロック。
    マスに止まった後にたまに出現し、テレサ・ノコノコ・クッパのいずれかがランダムで現れる。
    ノコノコが現れると20コイン貰えるのだが、クッパが現れると20コイン(19枚以下の時はある分だけ)取られる。ただし、0コインの場合は1コインだけくれる。
  • ノコノコいらず - 500コイン(全ボードマッププレイ後に購入可能)
    設定を使うにすると、マップにノコノコが現れなくなり、『マリオパーティ2』以降のボードゲームのルールとほぼ同じ互換性が再現できる。
    ただし、「えいえんのスター」では元々出てこないので効果はない。
  • テレサいらず - 500コイン(全ボードマッププレイ後に購入可能)
    設定を使うにすると、マップにテレサが現れなくなる。ただし、「ピーチのバースデーケーキ」では元々出てこないので効果はない。

その他

  • ぜんまいヘイホー - 100コイン
    買うとミニゲームハウスに設置され、使うと10秒間の3Dスティックの回転数を測ることができる。
    なお、任天堂公式記録は「72回転」。コントローラーに強い負担がかかり、故障の原因となることも多い。
  • レコード - 50コイン
    買うとオプションハウスに設置され、ゲームに使われているBGMを試聴することができる。
  • ものまねオウム - 50コイン
    買うとオプションハウスに設置され、ゲームに使われているキャラクターボイスをランダムで試聴することができる。
  • ラッキーボックス - 400コイン
    最初から購入可能。ボードゲーム終了時にもらえるコインの枚数が10%分多くなる。
  • カジノボックス - 300コイン
    ボードゲーム終了時、ルーレットでもらえるコインの枚数が2倍、そのまま、半分のいずれかに変化する。

※貯金箱は、コインボックス・ラッキーボックス・カジノボックスのいずれか1つしか使用できない。

  • ゲームカプセル - 300コイン(ミニゲーム30個購入後に購入可能)
    未購入のミニゲームをランダムで取得することができるが、ミニゲームを全て集めると現れなくなる。
  • マグママウンテン - 980コイン(全初期ボードマッププレイ後に購入可能)
    隠しマップの「クッパのマグママウンテン」がプレイできるようになる。
  • スタッフロール - 100コイン(全ボードマッププレイ後に購入可能)
    スタッフロールが見られるようになる。

ボードマップ

ボードマップは全部で8種類あるが、「クッパのマグママウンテン」と「えいえんのスター」は、ある条件をクリアしないとプレイできない。また、それ以外の6種類ではエンディングで最下位のプレイヤーが悲惨な目に遭う。

ドンキーのジャングルアドベンチャー

ジャングルの遺跡のボードマップ。難易度「★☆☆」(易しい)。ジャングルの遺跡に隠された秘宝を手に入れることが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。

  • このボードマップには分岐点が5か所あり、そのうちの3か所の分岐点ではバッタンがどちらかの道をふさいでいる。ふさいでいない道を通った場合、プレイヤーが通った後にその道をバッタンがふさぐ。バッタンがふさいでいる道は、10コイン支払わないと通してもらえない。また、残りの2か所の分岐点では、20コイン以上持っていないと開かない扉がある(所持コイン数の下限が設定されているだけで、払う必要はない)。
  • 「?マス」に止まると、マップの右側からが転がってきて、マップ中央で壁にぶつかり、下の方向へ転がっていく。岩の転がるルート上にいるプレイヤーは、マップの下側まで強制的に移動させられてしまう。ただし、ルート上に誰もいない場合は何も起こらない。
  • このボードマップだけ、テレサが2匹いる。また、最短18マスでマップを周回することができ、スタート地点のノコノコからコインをもらうことができるので、コインを稼ぎやすい。
  • クッパに出会うと、幻の秘宝で何の価値もない「きんメッキのクッパぞう」を10コインで買わされてしまう。コインが足りない場合は全て没収される。ただし、クッパがいる道は、キノピオがいる時だけ通る必要のある道で、普段は出会うことはない。
  • エンディングでは、マップ左上にある遺跡をスターが見つけて、遺跡が開いて秘宝「黄金のバナナ」が手に入る。最下位のプレイヤーは?マスの岩よりさらに大きな転がる岩に追いかけられる。

ピーチのバースデーケーキ

大きなバースデーケーキのボードマップ。難易度「★★☆」(普通)。大きなケーキにデコレーションをするのが目的。このマップのキノピオは場所が固定されており、20コインとスターを交換しても場所は変わらない。

  • このマップでは、分岐点は1か所しかない。また、このマップにはテレサは登場しない。
  • コース途中の唯一の分岐点でクリボーに出会い、10コインを払って「フラワーくじ」を引くことになる。「アタリ」(4個中1個)が出た場合クッパのいるプリンのケーキを一周するはめになるが、「ハズレ」(4個中3個)が出れば、キノピオのいる方へ進むことができる。また、プリンのケーキから帰って来たときも、もう一度「フラワーくじ」を引かなければならない。
    フラワーくじに使われる種は4つであるが、1回引くたびに4つに戻されるのではなく、4つ全て引くことで選択肢がリセットされる。すなわち、既に「アタリ」が引かれていれば残りは全て「ハズレ」であるし、最後の1個の場合それに至るまでが全て「ハズレ」だったなら100%「アタリ」を引かされる。
  • 「?マス」に止まるとクリボーが出現し、30コイン支払うとパックンフラワー(クリボーいわく「イチゴ」)を植えてもらえる(30コイン以上持っていない場合は止まっても何も起こらないが、「ハプニングスター」の判定には加味される)。そのマスにライバルが止まると、そのライバルの持つスター1つをパックンフラワーが奪ってきてくれ、自分のものにすることができる。スターを持っていないライバルが止まった場合はパックンフラワーがそっぽを向いている、自分がパックンフラワーを植えたマスに止まった場合はパックンフラワーが懐いている趣旨のメッセージが表示され、実質的には何も起こらなかったこととなる。
  • クッパに出会うと、食べられない「クッパケーキ」を20コインで買わされてしまう。コインが足りない場合は全て没収される。
  • エンディングではケーキにろうそくが追加され、立派な誕生日ケーキとなる。最下位のプレイヤーはパックンフラワーに噛み付かれる。

マリオパーティ スーパースターズ』にも収録。同作では原作からの変更点が多い。

ヨッシーのトロピカルアイランド

南の島が舞台のボードマップ。難易度「★★☆」。渦潮で引き裂かれた恋人同士のヨッシーを助けるのが目的。このマップのキノピオは20コインとスターを交換しても場所は変わらない。

  • ステージが右側のスイカと、左側のメロンの島に分かれている。左側の島にキノピオとノコノコ、右側の島にクッパとテレサがいる。ただし「?マス」に止まると、プクプクがキノピオとクッパの位置を入れ替えてしまう。そのため、どちらに会えるのかを予想することは難しい。
  • ふたつの島を行き来するには中央に架かるを渡る必要がある。ただし、ドッスンが橋をふさいでおり、コインを払わないと通してもらえない。必要なコイン数は、「前のプレイヤーが払ったコイン数より1枚以上多い枚数」となっており、そのため誰かが橋を渡るたびに段々と値上がっていく(最大50コイン)。
  • クッパに出会うと、幻のアイテムで使い物にならない「クッパうきわ」を30コインで買わされてしまう。コインが足りない場合は全て没収される。
  • エンディングでは渦潮が消滅し、スターの橋が架かり、ヨッシーのカップルは再び一緒になる。最下位のプレイヤーはプクプクに食べられてしまう。

『マリオパーティ スーパースターズ』にも収録。同作ではハプニングマスのプクプクがバクバクに差し替えられている。

ワリオのバトルキャニオン

ボムへいの戦場のボードマップ。難易度「★★☆」。赤ボムへい対黒ボムへいの戦争を止めるのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。

  • このマップは大きく分けて5つの陣地で構成されており、クッパのいる陣地を除く各陣地にいるボムへいに出会うと、大砲として敵の陣地へ強制的に飛ばされる。落下地点のマスはルーレットでランダムに決定され(落下地点のマスはサイコロのカウントに入らない)、それぞれ、左下・右下・左上・右上の陣地の順で、大砲で移動をしていく。なお、左下の陣地にはノコノコ、左上の陣地にはテレサ、右上の陣地にはプロペラヘイホー、中央の陣地にはクッパがいる。
  • マップのマスの構成が陣地によってかなり違う。左上と左下の陣地は大半が青マスで、残りの僅かがミニゲームマス。右下の陣地は青マスとキノコマスが多い。右上は赤マスが大半を占め、残りの僅かが青マスやクッパマスなどである。
  • プロペラヘイホーに10コインを払うと、クッパがいる中央の陣地に連れて行ってくれる(クッパの陣地への移動手段はこの方法のみ)。また、プロペラヘイホーに10コインを払って、他のプレイヤーをプロペラヘイホーのいる場所まで連れてくることもできる。
    プロペラヘイホーの手を借りるしかクッパの陣地へ移動できないため、頼まなければクッパに出会うことはないが、7マス中6マスがミニゲームマスとなっており、キノピオの位置がこの陣地内に指定されることがあるため、プレイヤーにとって得なこともある。
  • 「?マス」に止まると各陣地の大砲の向きが変わり、陣地の移動順序が逆になる(「?マス」は右下と右上の陣地に1マスずつある)。
  • クッパに出会うと、「ウルトラクッパほう」で(実際はクッパ自身がプレイヤーを引っ掻いて(?)飛ばす)別の陣地にランダムで飛ばされ、大砲の使用料として20コインを奪われる。コインが足りない場合はすべて没収されるが、他のマップと違いコインが足りなくても大砲を使用させられる。
  • エンディングでは大砲から花火が撃たれ、戦争が終結する。最下位のプレイヤーはウルトラクッパほうで飛ばされる。

ルイージのエンジンルーム

何かの機関室が舞台のボードマップ。難易度「★★★」(難しい)。エンジンエネルギー不足で動かなくなったため、新たなエネルギーを探し、再び動かすのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。

  • マップの5か所の分岐点では、赤と青のトビラがどちらかの道をふさいでおり、1ターン毎にトビラの開閉状態が入れ替わる。こういうシステムは『マリオパーティ3』のボードマップの1つである「グルグルのもり」に導入されている。
  • マップに2つある「ピスドン」というキャラクターに20コイン支払えば、その場ですべてのトビラの開閉状態を入れ替えてもらう事が出来る。
  • 「?マス」に止まると、すべてのトビラの開閉状態が入れ替わる。マップ左奥にある「?マス」に止まると、蒸気により奥のルートのマスへ吹き飛ばされてしまう(これを利用しないと行けない場所にキノピオの位置が指定されることもある)。?マスで起きるイベントが2種類あるのはこのマップのみ。
  • このマップのテレサは、マップを周回するときに必ず出会う位置にいる。
  • クッパに出会うと、クッパが作り出した「コインせいぞうき」(コインをじゆうにつくりだせるメカ)の実験に付き合わされる。実験は成功し、製造機で出来上がったコイン1枚をプレイヤーにくれるが、製造機の使用料として20コイン奪われてしまう。コインが足りない場合実験は起こらずにコインをすべて没収される。実質19コインを失うわけだが、元々の持ちコインが19コインの時はイベントは見られない。
  • エンディングではエンジンが起動。エンジンの正体は大空へ飛んでいく飛行船のものだった。最下位のプレイヤーはクッパに何度も蒸気で吹き飛ばされる。

マリオのレインボーキャッスル

天空の城が舞台のボードマップ。難易度「★☆☆」。天空のにスターの力を使ってをかけるのが目的。このマップのキノピオはマップの終点の虹の城にいる。

  • このボードマップは、終点である虹の城まで分岐はあるもののほぼ1本道で構成されており、虹の城でのイベントが終わると、ジュゲムにスタート地点にまで連れていってもらえる。
  • キノピオとクッパのうち、どちらかが虹の城におり、プレイヤーの誰かが出会う度にキノピオとクッパが入れ替わる。また、誰かが「?マス」に止まった時も、キノピオとクッパが入れ替わる。
  • クッパに出会った場合、スターに似ているが全く役に立たない黒い「ター」を40コインで買わされてしまう(スターの数は減らない)。コインが足りない場合は全て没収される。
  • イベントや仕掛けは少ないものの、マップの最後まで進まないとスターにありつけず、辿り着いてもキノピオかクッパのどちらに会えるかはほとんど運任せであるため、スターを入手するのは難しい。また、これとほぼ同じルールが『マリオパーティ6』などに登場する。
  • エンディングでは虹がかかり、虹の城が復活する。最下位のプレイヤーは虹の橋を渡れずに滑り落ちてしまい、ジュゲムによってどこかへ連れ去られてしまう。

クッパのマグママウンテン

キノコショップで「マグママウンテン」を購入するとプレイできるようになる、火山のボードマップ。難易度「★★★」。火山の下にいるクッパを倒すのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。

  • コースの途中の4か所の分岐点で、喋る「クッパいわ」がいる方向を選ぶと近道が可能である。ただし、通るには10コインが必要で、さらにルーレットで「スター」の目を出す必要がある。「クッパ」の目が出て失敗した場合は、もう片方の道へ進むことになり、払ったコインは戻ってこない。
  • クッパがいる場所の直前の分岐点にもクッパいわがあり、ここではクッパのいる方向かテレサのいる方向か、進行方向を強制的にルーレットで決めることになる。なお、このクッパいわだけは10コインを払う必要はない。
  • 「?マス」に止まると、クッパがいる火山噴火して、2ターンの間(マスを踏んだターンの2ターン後に踏んだプレイヤーの出番が来るまで)全ての「あおマス」が「あかマス」に変化してしまう。既に変化している場合は何も起こらず、マス色変化期間の延長もない。
  • クッパに出会うと、20コイン(コインが足りない場合はすべて)かスター1個のどちらかを奪われてしまう。どちらを奪われるかはルーレットで決定。
  • エンディングではスターがクッパに火山ごと直撃する。
  • このマップのBGMは一部分に『スーパーマリオRPG』のクッパ城の曲のアレンジが使われている。

えいえんのスター

スターを全てのマップで総計100個集め、「クッパのマグママウンテン」をクリアすると、プレイできるようになる、巨大なスターの上のボードマップ。難易度「★★★」。なお、条件を満たしてこのマップをはじめてプレイできるようになった時に限り、一度このマップをプレイしないと他のマップを選ぶ事ができなくなる。地獄から甦ったクッパにより、バラバラにされた上に落書きまでされたビッグスターを元に戻すのが目的。

  • このマップでは、最初にクッパがノコノコをはじき飛ばしてしまうので、マップのスタート地点にノコノコは存在しない。また、キノピオも登場しない。
  • このマップではキノピオの代わりに、マップ上の7体のミニクッパからスターを購入する。ただし20コイン支払った後、サイコロ勝負で勝たなければいけない(ハンデとして、プレイヤーは8〜10しか出ないサイコロブロック、ミニクッパは通常通り1〜10の出るサイコロブロックを使用する)。サイコロ勝負で負けると逆に自分が持っているスターを1つ奪われてしまう(スターを持っていない場合は、払ったコインが無駄になる)。
  • マップは「ワープそうち」で移動する。ワープの行き先のパターンは3通りある。
  • 「?マス」に止まると、プレイヤー全員がスタート地点に戻されてしまう。
  • クッパに出会うと、スターを1個奪われてしまう。スターを持っていない場合は、20コインを奪われる(コインが足りない場合は、すべて没収される)。その後スタートに戻され、ワープそうちの行き先のパターンが変更されてしまう。
  • エンディングではスターにクッパとミニクッパが吹き飛ばされ、ビッグスターの落書きは消え、ビッグスターは元通り修復される。ビッグスターはプレイヤー達とノコノコ、キノピオ、テレサを乗せ、宇宙の彼方へ飛び立つ。

ミニゲーム

ボードゲームでは毎ターン終了後にミニゲームが発生する。プレイヤーが停止したマスの色(プレイヤーパネル)によりミニゲームの種類が決定する。なお、「?マス」に止まりプレイヤーパネルが緑色になった場合には、色がランダムで青か赤に変化する。

特徴としては、ミニゲームの操作自体はさほど難しくはないが、いわゆる「成功・失敗」タイプのミニゲームでは失敗すると持っているコインが減らされたり、1vs3ミニゲームの場合はミニゲームの内容によりどちらかが有利・不利になる不公平なルール・システムが使用されていること等が挙げられる。従って、特に初心者が上級者に相手する場合には明らかに苦戦しがちな状態に陥りやすい。続編の『マリオパーティ2』以降ではルールが少し改定され、前述に対する問題はある程度抑えられている。

本作ではコントローラーの3Dスティックを回転させるゲームも複数存在したが、回転させる際に手のひらの皮がむけたり肉離れを引き起こすなどの外傷・健康上の問題や、スティック部分の破損やスティックの位置が元に戻らなくなる製品上の問題が発生した影響で、次作の『マリオパーティ2』ではこのような操作のミニゲームは廃止され、以降の作品でも『マリオパーティ9』に至るまで存在しなかった。ただし廃止されたのはミニゲームのみであり、コントローラーのスティックを回転させること自体は『4』のくじ屋におけるガラガラくじにて復活している。

その他、以下のような点が挙げられる。

  • ミニゲームハウスにある「うでだめしのつぼ」では、ミニゲームでコインを稼ぐことが目的の「ミニゲームスタジアム」をプレイすることができる。ルールはボードゲームとほぼ同じだが、スターは登場せず、青マス・赤マスに止まってもコインの増減はなく、ゲーム終了時に持っているコインの数が最も多いプレイヤーが勝利となる。終了後、集めたコインは貯金箱に貯金される。また、プレイヤーごとに10・20・30・40・50コインのハンデをつけることができる。ハンデコインも、問題なく貯金されるため、とてもコインが稼ぎやすい。
  • プレイするミニゲームが決まる「ミニゲームルーレット」の場面で、緑色の文字で表示されるミニゲームは、原則として勝敗に関係が無い「ボーナスゲーム」であるが、着色されていないミニゲームでも内容によってはボーナスゲーム同様の場合もある。
  • ミニゲーム中に登場するコイン袋は通常のコイン5枚分、宝箱は通常のコイン10枚分に相当する。
  • 今作は初代でまだミニゲームの開拓段階であるため、調整不足な面がある。具体的には1VS3のミニゲームでは1人側が大幅に有利、または大量にコインが獲得できる物が多いが、1人側が超不利な物があるなど、極端なバランスになっている。

今作のミニゲームは隠しミニゲームを含めると、全部で52種類ある(4人用ミニゲーム「スロットルレーシング」のS・Lを区別した場合は53種類)。以下では、ミニゲームアイランドの順に記載する。なお、3Dスティックを回す必要があるミニゲームはタイトル名の横に※印を表記する(64コントローラーの生産及び修理依頼はすでに終了しているため、プレイする場合は自己責任で)。

ミニゲーム名の横のカッコ内はミニゲームアイランドのコース番号を示す。ミニゲームアイランドにおいてはクリア条件は原則勝利することだが、コインを獲得するゲームなど、それ以外の場合はミニゲーム解説内にクリア条件を併記する。

マリオパーティ2収録ミニゲーム(同名タイトルのみ)は[2]マリオパーティ100 ミニゲームコレクション収録ミニゲームは★、マリオパーティ スーパースターズ収録ミニゲームは☆を表記。

4人用ミニゲーム

4人で競ったり、協力してクリアを目指すミニゲーム。ボードマップで全員が同じ色のマスに止まった場合に発生する。全部で24種類ある(「スロットルレーシング」のS・Lを区別した場合は25種類)。

なお、勝利したプレイヤーがもらえるコイン数について、特に明記されていないものについては、勝利したプレイヤーが10コインもらえ他のプレイヤーはコインが変わらない。

10カウントコイン(1-1)
9個あるブロックを下から叩いてコインを手に入れるミニゲーム。制限時間は60秒で、手に入れたコインの枚数がそのままもらえる。
コインが入っている枚数はブロックごとに異なり、たくさん叩けるブロックもあれば、1回しか叩けないブロックもある。ボードゲームでプレイする場合は2回叩くと1コイン手に入る。
ミニゲームアイランドでは10コイン以上の獲得がクリア条件となる。最初のミニゲームの上に非常にコインを稼ぎやすい為、残り人数が不足してきたときに何度もプレイすると効率よく増やせる。
キノコ!1ばんのり!!(2-4)
真ん中のキノコの上にある宝箱を一番先に取るミニゲーム。制限時間はBGMが止まってから30秒で、一番先に宝箱を下から叩いたプレイヤーの勝ち。
いわゆる「椅子取りゲーム」のようなルールになっており、始めはBGMが流れている間キノコの周りを自動で移動し、BGMが止まると自由に移動ができるようになる。
真ん中のキノコの周囲に小さなキノコがあるので誤解しがちだが、実は小さなキノコから乗り移らずに1回のジャンプで真ん中のキノコに乗ることが可能。
はっくつ!ハッスル!!(3-1)[2]☆
地面の線に沿ってドリルで線を掘り、化石になったキャラクターを発掘するミニゲーム。
化石になっているキャラクターは、ボムへい・テレサクリボーのいずれかであり、ドリルで輪を描くと(一度引いた線にドリルが触れると)自動的に掘り終わる。
全員が掘り終わるか、制限時間の30秒が過ぎた後に線の正確性が100点満点で評価され、80点以上を出したプレイヤー全員の勝ちとなる。制限時間内に掘りきれなかったプレイヤーは「0点」となる。
『マリオパーティ スーパースターズ』では出典自体は本作のものとして扱われているが、ルールなどは『2』に準じたものになっている。また、全員が80点未満に終わると「発掘できなかったにもかかわらず勝利」という現象が起こる。
あなほりマリオ(3-2)
地面をAボタン連打で掘り進み、どこかに隠れている宝箱を見つけるミニゲーム。制限時間は60秒で、一番先に宝箱を見つけたプレイヤーの勝ち。宝箱の場所はランダムであるため、誰か一人にとって極端に有利な場所に配置されることもある。
途中でヒントの矢印(矢印の先付近に宝箱がある)が出てくることもある。の部分は固く、なかなか掘り進めない。
くずれるゆかをかけろ!(4-2)
マグマの上にある床をスケートボードで競走するミニゲーム。床は後ろから崩れていき、床から転落するとリタイアとなる。
途中には障害物としてドッスンが横並びで配置されている。また、途中にコイン袋が1つあり、ジャンプすると入手できる。一番先にゴールに着いたプレイヤーの勝ち。
おたからフィッシング(5-1)※☆
ランダムでに流れるコイン・コイン袋・宝箱を釣竿で釣り上げるミニゲーム。制限時間は60秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。
ボーナスミニゲームではあるが、スティックを倒す角度と竿を投げるタイミングが合わないとコインを掴めないため、難易度は高い。
しかし、一度コツを掴めば狙ったものをバシバシ釣り上げることができ、宝箱がタイミングよく連続で流れてくれば大量のコインを獲得する事も可能。
次回作以降に登場する「バトルミニゲーム」などにおける高額コイン賭けを除けば、歴代で最も稼ぐ事ができるミニゲームである。
時間切れ時に掴んでいても、引っ張っている途中のものは手に入らない。ミニゲームアイランドでは30コイン以上の獲得がクリア条件となる。
はたあげヘイホー(5-2)[2]★☆
手前にいるかいぞくヘイホーがあげた旗と同じ色の旗をあげるミニゲーム。違う色の旗を上げたり旗を上げなかった場合は、を切られ大海原へ流されリタイアとなる。最後の1人になったプレイヤーの勝ち。
また、回数を重ねる度に旗を上げるスピードとBGMのテンポが早くなっていき、時々ヘイホーが「両方の旗を上げてすぐにどちらかの旗を下げる」といった、いわゆるフェイントもしてくる。
マリオパーティ8』では、このミニゲームのリメイクである「ニューはたあげヘイホー」が収録されている。
『マリオパーティ スーパースターズ』では、上記のフェイントの他に「片方の旗を一瞬上げるがすぐに戻し、どちらか片方の旗を上げる」といったフェイントが追加されている。
のっかれボール(5-3)[2]
ボールの上に乗って玉乗りしながら、ライバルを体当たりでステージとなる小島から弾き落とすミニゲーム。
制限時間は60秒で、最後の1人になったプレイヤーの勝ち。ただし2人以上生き残った場合は引き分けとなる。
人数が少ないとそれだけ複数での体当たりを受けづらく逃げる場所もできやすい上、人数が少なくなっても小島が小さくなるといった展開もないため、強い者同士だと引き分けになりやすい。
すもぐりマリオ(5-4)
海底に潜り、約10個の沈んでいる宝箱を海上まで運ぶミニゲーム。宝箱は3つのサイズがあり、それぞれ1・3・5コイン入っている。
海に泳いでいるホージローゲッソーにぶつかると持っている宝箱を放し、少しの間動けなくなる。
また、30秒間息継ぎをせず水中に潜っていると、溺れる5秒前にカウントダウンが表示され溺れてタイムロスになるが、水は浅いため、余程ホージローにぶつかって怯みつづけるとかしない限りは溺れる事はない。
制限時間は90秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。ミニゲームアイランドでは10コイン以上の獲得がクリア条件となる。
ぷかぷかアイランド(5-5)[2]★☆
沖にいる船の砲撃に注意して、浮き島の上から落ちないように生き残るミニゲーム。
大砲から発射されるが浮き島の周辺に落ちると島が揺れ、弾が島に直撃すると島が振動する。島に弾が直撃したときにジャンプしていないと気絶して、少しの間動けなくなる。
制限時間は30秒で、最後の1人になるか、最後まで生き残ったプレイヤー全員の勝ち。海に落ちるとリタイアとなり、弾を直接喰らうとふっとんでリタイアとなる。
いろいろキノコ(5-7)☆
の上にある7色のキノコの上で、キノピオがあげたの色のキノコの上に移動するミニゲーム。キノピオが旗を上げると、別の色のキノコは水中に沈み、水没したプレイヤーはリタイアとなる。
ゲームのテンポは時間とともに早くなっていく。先にキノコに辿り着いたプレイヤーは、キノコの端ギリギリに立って他のプレイヤーがやって来るのを妨害する事ができる。最後の1人になったプレイヤーの勝ち。 なお、ゲームテンポが速くなるとキノコが水に沈んでいる時間も短くなるため、しばらくするとヒップドロップなどで滞空時間を稼ぐことで、正しいキノコに移動しなくても生き残ることが可能になる。さらに時間が経つと場外に出ない限りリタイアすることが不可能になってしまう。
続編の『マリオパーティ2』では、「いろいろダッシュ」というタイトルでリメイクされている。
『マリオパーティ スーパースターズ』ではそれぞれのキノコに異なる模様がつけられ、判別が容易になったほか、3分の制限時間が追加されている。また、結果発表時にキノピオがアクションするようになり、そのアクションは「誰かがキノコの上に残っている」「1位が決まった後に全員が水没」「引き分け(全員が同時に水没)」の3通りある。
ブロックやまくずし(6-1)
ブロックを壊して、中のコインを手に入れるミニゲーム。ブロックは空のものと1コインが入っているものがある。
また、バッタブロックもいくつか混じっていて、パンチを加えると飛ばされるが、そのブロックの中にコインやコイン袋が入っている場合もある。制限時間は30秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。
ミニゲームアイランドでは10コイン以上の獲得がクリア条件となる。
ノコノコころころ(6-3)[2]☆
絵を傾けてノコノコのコウラを転がし、コインが描かれた5×5マスのパネルをめくるミニゲーム。パネルの上をコウラが触れるとパネルをめくることができる。
制限時間は30秒で、一番先に全てのパネルをめくったプレイヤーの勝ち。終了した瞬間に全員のパネルが自動的に全てめくれるため、近いタイミングだと誰が勝ったのかがわかりづらくなる。
『マリオパーティ スーパースターズ』では、時間切れや最下位になったプレイヤーのパネルがめくれなくなっている。
ボムへいわたし(6-4)
ボム兵を他のプレイヤーと渡しあうミニゲーム。ボムへいは時間が経つと色が赤く変わっていき、最後には爆発する。
爆発したときにボムへいを持っていたプレイヤーが負けとなり、負けたプレイヤーは他のプレイヤーに5コインずつ支払う。投げ渡している最中に爆発することはない。
続編の『マリオパーティ2』では、「いそげ!ボムへいわたし」というタイトルでリメイクされている。
なわなわピョンピョン(6-6)[2]
4人で協力し、連なったボブル縄跳びをするミニゲーム。回転する速度は4段階あり、5回跳ぶごとに早くなっていく。
全員が「20回」跳べればクリアとなり、プレイヤー全員が10コイン獲得できる。ただし、誰かが失敗した場合はそのプレイヤーの負けとなり、他のプレイヤー3人に5コインずつ払わなければならない
なお、2人以上が跳び損ねても1人だけが失敗の扱いになるため、2人以上が支払うことはない。また、COMは強さを問わず絶対に失敗しない。
ミニゲームアイランドではクリア条件が「40回」に増えており、20回跳ぶと回転速度が最初の段階に戻る。また、BGMも差し替えられている。
マリオオーケストラ(7-6、プレイヤーは指揮者)
3人は楽譜通りに楽器ドラムバイオリンラッパの3つのうちどれかを演奏し、残りの1人が指揮をとり、上手に演奏するミニゲーム。
楽器を演奏するプレイヤーは画面下の楽譜に合わせてタイミング良くAボタンを押して演奏し、指揮をするプレイヤーはタイミング良く3Dスティックを傾けて指揮棒を動かす。
間違えると観客席からモノを投げられる。演奏間違いが一番少なく、かつタイミングの合わせ具合が最も良かったプレイヤーの勝ちで、スポットライトが当てられてコインが投げられる。同率の場合はその全員が勝ちになる。
演奏曲は3つあり、このうちの1つは童謡「かえるの合唱」である。
てらせ!テレサのやかた(8-1)
4人で協力し、テレサが現れる廊下を進んで電球をゴールまで運び、テレサをやっつけるミニゲーム。ステージの後ろにいるガスボステレサに吸い込まれると、そのプレイヤーはリタイアとなる。
ステージにはテレサが多数おり、テレサにぶつかると青色の炎に包まれ取り憑かれてしまう。取り憑かれると操作が乗っ取られ、他のプレイヤーから電球を奪おうとし、既に電球を持っているとガスボステレサに吸い込まれようとする。
テレサは攻撃すると追い払うことが可能で、取り憑かれたプレイヤーに攻撃すれば元に戻すことができる。また、ドッスンも途中に何匹かいて、潰されると少しの間動けなくなる。
電球を持ったプレイヤーは両手が塞がって攻撃することができないため、テレサの対処は他のプレイヤーが行う必要がある。
電球を持ったプレイヤー以外が全員テレサに取り付かれた時はテレサに対する攻撃手段を失ってしまうが、あえて電球を奪われた後に攻撃することで救出する事もできる。
なお、画面は自動でスクロールするため、ステージは一定の範囲しか自由に動けない。ゴールまで電球を運べるとテレサ達を倒せてクリアとなり、クリア時にいるプレイヤー全員が10コインをもらえる。
電球を持ったプレイヤーがガスボステレサに吸い込まれるとミス(=4人全員がテレサに取り憑かれるとミス確定)となり、全員が5コインずつ支払う。
ミニゲームアイランドでは、プレイヤーが電球を持った状態でスタートする。下記の「キー!KEY!キープ」でも同様だが、最初に選んだパートナーCOMは、その他2人よりも強い設定になっている。
ガッポリよこどりコイン(8-2)
自分の全コインが入ったリュックを4人がそれぞれ背負い、他人のコインを奪い合うミニゲーム。
このゲームは4人全員の今現在持っているコインの奪い合いであるため、増えるか減るかはプレイヤー達の動きと連打力にかかっている。極端な例を出せば、コインを大量に持っているプレイヤーが全てを失う可能性すらもある。
相手のリュックの前でBボタンを連打すると1コインを奪うことができるが、奪う側の連打数が多いとコイン袋を奪える。コイン袋を奪われると、奪われた側がやられたボイスを発する。
捕まれた場合でも、Bボタンを多く連打するとふりほどけ、上手くいけばコインを奪われずに済む。制限時間がなくなると終了で、コインの増減によってリアクションが異なる。
ミニゲームアイランドでは、自分がコイン無所持、他の3人が60コイン所持している状態でスタートし、最終的に20コイン以上所持していればクリアとなる。制限時間は60秒。
続編の『マリオパーティ2』では、「ガッポリよこどりキノコ」というタイトルでリメイクされている。
キー!KEY!キープ!(8-3)
4人で協力してをパスしながら、鍵を持った者が鍵穴の前に移動して扉を開けるミニゲーム。ステージには5匹のトゲローがおり、鍵を奪おうと近寄ってくる。
鍵を持っているプレイヤーがトゲローに触れると鍵を手放してしまう。制限時間は30秒で、扉を開けられればクリアとなり、プレイヤー全員が10コインを獲得できる。
鍵をトゲローに取られてしまうとミスとなり、ペナルティとして全員が5コインずつ支払う。プレイヤー同士が協力するミニゲームだが、コツを掴めばパスなしでもクリアできる。
また、このミニゲームではプレイヤーの順位やリタイアが無く、全ミニゲームでこのミニゲームのみ必ず全員の結果が同じである。 ミニゲームアイランドでは、プレイヤーがカギを持った状態でスタートする。「てらせ!テレサのやかた」と同様に、最初に選んだパートナーCOMは、その他2人よりも強い。
クッパふうせん(8-4)
クッパの風船ポンプで膨らませて、一番先に風船を破裂させるミニゲーム。制限時間は30秒で、一番先に風船を割ったプレイヤーの勝ち。闇雲に連打しても風船はあまり膨らまず、タイミングよくボタンを押さないといけない。
空気が入っていくと風船が起き上がっていき、破裂寸前になると風船の表情が変わる。
クッパマスのイベントで行われることもあり、その場合は負けたプレイヤー3人(引き分けの場合は全員)がクッパにコインを奪われる。
続編の『マリオパーティ2』では、このミニゲームを2vs2ミニゲームに変更した「ダブルクッパふうせん」として収録されている。
クッパひゃくめんそう(8-5)★☆
画面の中央に表示されているお手本どおりにクッパの顔を引っ張って変形させるミニゲーム。顔は、左の眉毛・右の眉毛・の左側・唇の右側・唇の下側の6か所の部分を引っ張ることができる。
お手本となるクッパの表情は全て左右対称となっている。制限時間は30秒で、100点満点で判定され、一番点数の高いプレイヤーの勝ち。
クッパマスのイベントで行われることもあり、その場合は90点未満のプレイヤー全員(全員90点以上の場合はクッパマスに止まったプレイヤー)がクッパにコインを奪われる。
なお、『マリオパーティ スーパースターズ』ではお手本の表情が左右非対称のパターンが追加され、必要な点数が80点以上に緩和されている。続編の『マリオパーティ2』では、「みんなヒッパレ!」というタイトルでリメイクされている。
ミニゲームアイランドでも、クッパマスと同様に90点以上を取らなければならない。
ぎぶみーハンマーブロス(9-1)☆
ハンマーブロスが投げてくるコインとコイン袋を取るミニゲーム。コインに混じって投げられるハンマーに当たると少しの間動けなくなる。
また、1度ステージから落ちてしまうとリタイアだが、その時点で入手したコインは貰うことができる。制限時間は30秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。
ミニゲームアイランドでは10コイン以上獲得することのみがクリア条件となっており、ステージから落ちたかどうかは関係ない。
『マリオパーティ スーパースターズ』では、リタイアするとコインが貰えなくなっている。
スロットルレーシング(9-2:S、ゴール:L)[2]
任天堂公式記録 S:0'20"76 / L:0'27"90
ミニカーに乗っていち早くコースを4周するミニゲーム。コースは「S(ショート)」と「L(ロング)」の2バージョンがある。
カーブではスピードを出しすぎると煙が立ち、減速しないとスピンしてしまいタイムロスとなる。一番先に4周したプレイヤーの勝ち。
一見すると内側にいるプレイヤーが有利に見えるが、実は全てのレーンが繋がっており、1周ごとに内側のレーンに移動していくような構造になっている。周回遅れになると上位の車に跳ね飛ばされてリタイアとなってしまう。
ミニゲームアイランドでは、最後のゴールにてキノピオと「スロットルレーシングL」で勝負を行う。全ミニゲームで唯一キノピオが参加するミニゲーム。なお、ここでのみ失敗しても普段とは異なり残機は減らない。
ゴールまでの記録が保存されるミニゲームの制限時間は、シリーズを通して基本的に5分となっているが、本作のこのミニゲームに関しては2分と短く設定されている。
プレートわたり(9-5)
天空にあるプレートを渡り、ゴールを目指すミニゲーム。プレートは時間が経つと落下し、転落するとリタイアとなる。
プレートの上には障害物がある他、コイン袋(5コイン分)と2枚のコインが設置されている。一番先にゴールに着いたプレイヤーの勝ち。
続編の『マリオパーティ2』では、「あおぞらプレートレース」というタイトルでリメイクされている。

1vs3ミニゲーム

1人側と3人側に分かれてプレイするミニゲーム。ボードマップで1人だけが違う色のマスに止まった場合に発生する。全部で10種類ある。

なお、勝利した方や負けた方の持っているコインの増減について、特に明記されていないものについては、次のようになっている。

  • 1人側が勝利した場合、1人側は15コインをもらい、3人側は全員が5コインずつ支払う。
  • 3人側が勝利した場合、1人側は15コインを支払い、3人側は全員が5コインずつもらえる。

ミニゲームアイランドでは、すべてのミニゲームで1人側となる。上記にも書かれている通り、有利不利の度合いが極端なミニゲームが多い。

ミニゲームモードでやる場合は不利が生じないように、不平等なミニゲームの場合コインを得られない側はそのミニゲーム開始前に一定のコインが渡される。

ハンマーコイン(1-2)
簡単に言えは4人用ミニゲームである『10カウントコイン』の亜種で、ステージに9個あるブロックを壊して、中に隠れているコインを手に入れるミニゲーム。
ブロックは?ブロックからレンガブロックとなっており、壊すには最高ジャンプ10回必要だが、ハンマーだとどのブロックでも1回叩くと壊せる。
ハンマーは、他プレイヤーに向かって振ると叩き潰して一定時間操作不能にさせる。ハンマーは横に振る事もでき、横に振って他プレイヤーに当てた場合は吹っ飛ばして一定時間操作不能にできる。
最初は1人側がハンマーを持っているが、3人側のプレイヤーから踏みつけられたりパンチを受けると、ハンマーを手放してしまう。落ちたハンマーは拾うとそのプレイヤーが使用することができる。
ハンマーを持っている間は各種ハンマーのアクションが使えるが、重いためか、移動が遅くなる。1人側は最初からハンマーを持っているため、いかにハンマーで他プレイヤーをけちらせるかが鍵となる。
1vs3ミニゲームではあるが、3人側の獲得コインは各個人で得ることになっており、ハンマーを奪い合うこともこのミニゲームの要素であるため、実質的には個人戦である。
制限時間は60秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。ミニゲームアイランドでは10コイン獲得でクリア。
ハッピーふらわー(1-3)
1人側は大きなの上で落ちてくるコインを集め、3人側は1人側が取りこぼして周りのに落ちたコインを手に入れるミニゲーム。1人側が乗っている花はプレイヤーが乗っている位置によって傾いていく。
コインは全部で43枚落ちてくる。制限時間は30秒で、勝ち負けは無く手に入れたコインがそのままもらえる。
3人側も自身が手に入れたコインのみを貰うので、実質的には個人戦である。しかし1人側が池に落ちるとその時点で終了となり、3人側もそれ以上コインを獲得することができなくなってしまう。
これらの点から、先にコインを取れる上にわざと3人側にコインを取らせなくすることができる1人側が圧倒的に有利である。
ミニゲームアイランドでは1人で20コイン以上獲得することのみがクリア条件となっており、池に落ちたかどうかは関係ない。
10カウントコインと同様に、序盤のミニゲームである上にコインを稼ぎやすく残機を増やすのに最適。
マリオボート(1-4)※
1隻のボートに全員で乗り、1人側は左側、3人側は右側に分かれてボートで川くだりをするミニゲーム。
3Dスティックを回転させてオールを漕ぐ。相手側より多く漕ぐと相手側を岸に近づけることができ、岸に近づけられるとヤリホーに攻撃され、相手側に合計3コインを奪われてしまう。
3人側はそれぞれ1コインずつの増減で、一度に攻撃されるのはランダムで誰か1人だが、攻撃されなかった2人も同時にコインを支払う。ゴールまで下ると終了で、コインの増減によってリアクションが異なる。
1人当たりの力は同じのため、3人側が圧倒的に有利である。ミニゲームアイランドでは15コイン以上増やすことがクリア条件となる。
ジュラシックパックン(2-5)★☆
地面からパックンフラワーが飛び出し、1人側はスケートボードに乗って後ろから追ってくるパックンフラワーから逃げる。
3人側はの上でヒップドロップをしてを降らしてパックンフラワーを成長させ、パワーアップさせるミニゲーム。
パックンフラワーに追いつかれると、噛みつかれて振り回されてから、地面に吐き捨てられる。
コースには途中で倒れている木や石などの障害物があり、木は引っ掛かると速度が落ちてしまい、岩は必ず避けないと足止めをくらってしまう。また、木には突然倒れてくるのも数本存在する。
ターザンロープも所々にあり、これに1人側がジャンプして飛びつくとパックンフラワーを引き離せる。1人側がゴールまで逃げ切れれば1人側の勝ち、1人側がパックンフラワーに追いつかれると3人側の勝ちとなる。
同時にヒップドロップしてもより成長する訳ではないこと、パックンフラワーのパワーアップには限度があり、限度でも1人側が最大スピードだと追いつかれない。
1人側が障害物でミスをしなければ、連打に手を抜きすぎる等がなければ1人側の勝利はほぼ確定するため、ミニゲームの見た目に反して1人側が圧倒的に有利である。
『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』『マリオパーティ スーパースターズ』では、追いかけてくるパックンはボスパックンに変わっている。
またリメイク前は地面から生えてきたのに対してボスパックンは飛び立って現れ、追いつかれた時も彼方に吹っ飛ばされてボスパックンが唸り声を上げるだけと、リメイク前に比べてマイルドな終わり方になった。
また『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』でのBGMは『マリオパーティ3』の「どうしよう!?」に変更されている。
つなひきデンジャラス(3-4)※★☆
1人側と3人側に分かれて綱引きするミニゲーム。3Dスティックを回転させて綱を引き、相手側を引いて中央の谷にいるパックンフラワーの口の中へ引きずり落とすと勝ちとなる。制限時間は30秒。
1人側はクッパの着ぐるみを着ており顔も巨大になっているが、マリオボート同様見た目に反して1人当たりの力は同じのため、3人側が圧倒的に有利である。
クッパマスのイベントで行われることもある。その場合はクッパマスに止まったプレイヤーが1人側となり、負けた方がクッパにコインを奪われる(引き分けの場合は全員がコインを奪われる)。
『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』『マリオパーティ スーパースターズ』では1人側の力が強く設定されている他、制限時間が20秒に短縮されている。
オットット!つなわたり(5-8)
1人側は水辺の上にある綱を渡ってゴールを目指し、3人側は船に乗り大砲から弾を撃って邪魔をするミニゲーム。1人側は大砲の玉に直接当たると、少しの間動けなくなる。
制限時間は60秒で、1人側がゴールすれば1人側の勝ち、1人側が綱から落ちたり、制限時間が過ぎると3人側の勝ち。
1人側は弾を食らってもよろめきが大きくなければ落ちないので、すぐ中心に戻ってバランスを立て直すことができ、また弾を食らった直後は数秒攻撃を受け付けない。
しかし3人側はうまく1人側に当てるにはコツが要るものの、場合によっては1発で落とすことも可能で、1人側が自分に向かって発射された弾を回避することはほぼ不可能。このため3人側の実力次第では3人側が有利である。
続編の『マリオパーティ2』では、「オットット!レインボー」というタイトルでリメイクされている。
くれくれ!クレーン(7-2)
1人側がクレーンゲームで、コイン・コイン袋・宝箱・ぬいぐるみになった3人側プレイヤーのどれか1つを運んでドカンに落とすミニゲーム。
Aボタンの連打でぬいぐるみやコインなどを掴むことができるが、掴むチャンスは1回しかなく、連打が少ないと掴んだものを落としてしまい失敗となる。
また、3人側のプレイヤーは掴まれた時にAボタンの連打で暴れると脱出することができる。制限時間は30秒で、3人側のプレイヤーをドカンへ落とした場合、そのプレイヤーの持っているコインの1/3(端数切り捨て)を奪える。コインや袋、宝箱を土管へ落とした場合は、それに応じたコインを入手する。
ボーリングGO!GO!と同様に3人側がコインを得る事はできず、1人側が一方的にコインを奪えるため、完全に1人側にしか得がない。
ミニゲームアイランドでは3人側のプレイヤーのいずれかを運んでドカンに落とすとクリアとなる。続編の『マリオパーティ2』では、「もっとくれくれクレーン」というタイトルでリメイクされている。
ドキドキあみだドカン(7-3)
あみだくじのような形をした4本のドカンのいずれかに1人側が宝箱を落とすミニゲーム。
4つのドカンの各出口にプレイヤーが立っており、最初に土管の構造が早いスクロールで表示された後、1人側がドカンの上の4つの入り口のうち1つに宝箱を落とす。
落とした宝箱はあみだくじのようにドカンを進み、宝箱が流れ着いた先のドカンの出口に立っていたプレイヤーが10コイン獲得できる。宝箱を落とす土管を選ぶ制限時間は30秒。
3人側は操作をする権利は一切無く、1人側の方が有利(ただし、土管のルートをしっかり覚える必要がある)。さらにコインを獲得できるのは1人のみであるため、実質的には個人戦である。
ボーリングGO!GO!(7-4)[2]
1人側はボウリングのようにノコノコのコウラを投げ、3人側はピンになり、ジャンプで移動しながらコウラをかわすミニゲーム。
1人側はコウラを投げた後はコウラの操作ができ、コースの縁に当たるとガター。コウラに電流が走ってノコノコが逃げ出してしまいミスとなる。
また、3人側のピンのほかに別の黄色のピンが3本立っている。甲羅で3人側のピンを倒すと、倒したピンのプレイヤーからそれぞれ5コインずつ奪え、黄色のピンを倒すと1本につき1コインもらえる。
全ピン倒すと「FINISH」が「STRIKE!」になるが、ボーナスは無い。甲羅を投げる制限時間は30秒。
このミニゲームでは3人側がコインを得る事は出来ず、1人側が一方的にコインを奪える為、完全に1人側にしか得がない。ただしミニゲームアイランドでは1回の投球で3人側全員を倒さなければクリアにならず、COMの動き次第では絶対に全員を倒せない事もある為、運も必要となる。
続編の『マリオパーティ2』では、ルールを変更した上で収録されている。
クッパのきもち(8-6)
1人側はクッパの着ぐるみを着てひたすら逃げ、3人側プレイヤーは逃げる1人側をハンマーで叩くという、本当に「クッパの気持ち」が分かるミニゲーム。制限時間は30秒。
1人側は叩かれるとコイン袋(持っていたコインが5コイン未満の場合は1コイン)を落としてしまい、飛び出したコイン袋は早いもの勝ちで拾った者のものとなる。1人側がコインを拾い直すことは可能。
実質的に個人戦ではあるが、コインを得る事ができるのは3人側のみ。1人側が一方的に得をするものが多い1vs3ミニゲームの中では、1人側が一方的に損で尚且つコインを得る可能性が無い唯一のミニゲームである。
クッパマスのイベントで行われることもあり、この場合はマスに止まったプレイヤーが1人側になる。また、落としたコイン袋はすぐに消滅すしてクッパがもらう為、誰もコインを得る事が出来ない。
さらにコインを全く奪われなくても、クッパが1人側から15コインを奪う為、1人側は最低でも5コインを支払う事になる。
ミニゲームアイランドでは最初に20コイン持っており、時間切れの時点でコインを1枚でも所持していればクリア(=4回奪われるとミス)となる。この為、獲得するコインが5枚のみとなる場合がある。

2vs2ミニゲーム

2人1組に分かれプレイするミニゲーム。ボードマップで2人が違う色のマスに止まった場合に発生し、同じ色のプレイヤー同士でチームを組んでプレイする。全部で5種類ある。

なお、勝利した方や負けた方の持っているコインの増減について、特に明記されていないものについては、勝利した方のペアは1人10コインずつもらい、負けた方のペアは1人10コインずつ支払うミニゲームである。

ムカデGO!GO!(3-3)[2]★
両足を固定してムカデ競走をするミニゲーム。スティックを倒す方向を間違えたり、プレイヤー同士の場合で2人のタイミングが合わないとつまづいてタイムロスになる。
また、途中にドッスンがいて、踏み潰されるとしばらく動けなくなる。先にゴールに着いたチームの勝ち。パートナーがCOMの場合、必ずプレイヤーとタイミングを合わせてくれるため、1人でプレイしている感覚となる。
スライダーボブスレー(4-1)[2]☆
任天堂公式記録 : 0'57"03
2人でボブスレーに乗り、競争するミニゲーム。途中、通過するとスピードアップできる「ダッシュプレート」が設置されている。
先にゴールしたチームの勝ち。後にゴールしたチームは、壁に衝突して目を回す。コースの途中には壁がないエリアもあり、転落してしまうとそのチームはリタイアとなる。
トロッコレース(4-3)[2]☆
任天堂公式記録 : 0'34"08
Aボタンの連打でトロッコを運転し、競走するミニゲーム。コースの途中には急なカーブが何か所かあり、Bボタンを押して減速して重心を傾ける必要がある。
先にゴールに着いたチームの勝ち。ただし、カーブを曲がりきれずに脱線(コースアウト)してしまうとそのチームはリタイアとなる。
続編の『マリオパーティ2』では脱線しないようになっている。
マリオブルー(5-6、プレイヤーは潜る側)※
チームで協力して、1人のプレイヤーは海に潜って宝箱を取り、もう1人のプレイヤーは船の上から潜っているプレイヤーとつながっている糸を引き上げるミニゲーム。
水中の宝箱は、1コイン入っているものが2つ、2コイン入っているものが2つ、5コイン入っているものが2つ、10コイン入っているものが1つあり、コインが多く入っているものほど深いところにある。
また、25秒間息継ぎをせず水中に潜っていると、5秒前にカウントが表示されて途中で溺れてしまう。この場合は船にいるプレイヤーが糸を引かないと溺れているプレイヤーは浮上できない。
宝箱を掴むと、船にいるプレイヤーが糸を引かないと宝箱を掴んでいるプレイヤーは浮上できない。
すもぐりマリオとは違い障害物は岩だけであるが、水が深いため、最深部の宝箱は必死に連打とスティックを回転しなければ回収する前に溺れてしまう。制限時間は90秒で、手に入れたコインがそのままもらえる。
ミニゲームアイランドでは15コイン以上の獲得がクリア条件となる。
ボムへいバスケット(6-5)
ボムへいを使ってバスケットボールの1本勝負をするミニゲーム。ボムへいを持っていないチームのプレイヤーは、ボムへいを持っているプレイヤーの前でBボタンを押すと、ボムへいを奪うことができる。
ボムへいを持っているチームのプレイヤーにはスポットライトが当たる。制限時間は60秒で、先にゴール(クッパの顔像)にボムへいを入れ爆発させた方のチームの勝ち。

1人用ミニゲーム

ボードマップの「ミニゲーム青マス」に止まった場合に発生する、1人でプレイするミニゲーム。隠しミニゲームはミニゲームハウスでのみプレイできる。全部で13種類ある。

えあわせパネル(2-1)
9枚のパネルをヒップドロップでめくり、神経衰弱のように同じ絵柄のパネルを見つけるミニゲーム。
ステージには、キノコ1UPキノコ・ノコノコのコウラ・ファイアフラワーのパネルがそれぞれ2枚、クッパのパネルが1枚あり、クッパのパネルをめくると気絶し少しの間動けなくなる。
制限時間は45秒で、めくった枚数分のコインを得られる他、4組全てを揃えれば、ボーナスとしてさらに2枚のコインを獲得できる。このミニゲームで流れるBGMは専用のもので、他のミニゲームでは流れない。
ミニゲームアイランドでは4組全てを揃える必要がある。
ひっこめヒップドロップ(2-2)
12本ののうち、とがっていない杭5本をヒップドロップで踏みつけるミニゲーム。最初の約5秒間に杭の種類が確認できるが、その後杭の上にチョウが止まり杭の種類が判別しにくくなる。ただしチョウの止まる位置によってはぎりぎり判別が可能。
また、とがった杭にヒップドロップをすると少し動けなくなる。制限時間は30秒で、とがっていない5本の杭を全て押し込めばクリアとなり、10コインもらえる。制限時間が過ぎるとミスとなり、5コインを支払う。
リンボーダンス(2-3)
リンボーダンスでゴールを目指すミニゲーム。バーの高さは3段階あり、青、黄、赤の順に低くなっていく。
Aボタンを押すと体を反らせながら前進し、Aボタンを押さないまま時間が経過すると身体が起き上がる。転ぶ寸前になるとキャラクターが足をバタつかせる動作を取り、赤のバーはこの状態でないとほぼ超えられない。コースは長いものと短いものの2種類があり、開始時にランダムで決定する。
制限時間は30秒で、ゴールに着くとクリアとなり、10コインもらえる。体を反りすぎて転んだり、バーをくぐれなかったり、制限時間が過ぎるとミスとなり、5コインを支払う。
ぐらぐらタワー(3-5)
タワーを乗り継いでゴールを目指すミニゲーム。タワーはプレイヤーの立ち位置によって傾き、ゴールに着くまでに7つのタワーを乗り継いで行く。ただし、タワーは後ろ側には倒れない。
また、途中にコイン袋と2枚のコインが設置されており、拾うと入手することができる。ゴールに着くとクリアとなり、10コインもらえる。落ちるとミスとなり、5コインが差し引かれる。
リーダーはだれだ?(4-4)
プレイヤーの周りを囲む8匹のテレサの中から、1匹だけいるリーダーを見つけるミニゲーム。リーダーのテレサは他のテレサより少し早く動く。また、囲んでいるテレサは段々と内側にいるプレイヤーに迫ってくる。
リーダーのテレサを攻撃するか触れるとクリアとなり、10コインもらえる。リーダー以外のテレサに攻撃するか触れると失敗となり、5コインを支払う。
ビカビカじかはつでん(6-2)※
テレサに捕まるまでに3Dスティックを回して自転車をこいで発電し、電球を照らすミニゲーム。テレサは後ろからだんだん近づいてくる。少しでも休むと電球の明かりは弱まってしまう。
テレサに捕まる前に電球を完全に点けるとクリアとなり、10コインもらえる。テレサに捕まるとミスとなり、5コインを支払う。
ソロッタマシーン(7-1)
スロットを回し、3つの絵柄を揃えるミニゲーム。
絵柄によってもらえるコイン数が決まっており、コインは1コイン、甲羅は3コイン、コイン袋は5コイン、キノコは6コイン、ファイアフラワーは8コイン、宝箱は10コイン、マリオの帽子は20コインとなっている。
揃えられなかった場合は何ももらえない。なお、スロットを止めずにしばらく待っていると、約10秒後に自動的に止まるようになっている。
このミニゲームのみ「START」および「READY GO!」のコールがない他、クリアした時のBGMが専用のものになっている。
ミニゲームアイランドではいずれかの絵柄を揃えればクリアとなる。このため、獲得できるコインが5コインを下回る可能性がある唯一のミニゲームである。
続編の『マリオパーティ2』では、「クッパスロット」というタイトルでリメイクされている。
パックンたたき(7-5)
9個の土管から出てくるパックンフラワーをジャンプで踏みつけるミニゲーム。1回攻撃するごとに1コイン獲得でき、攻撃した回数のコインを得られる。
1回ごとにパックンフラワーが現れる数が1匹ずつ増え、合計で36回攻撃できる。ミニゲームアイランドでは25コイン以上の獲得がクリア条件となる。
ノコノコたまてばこ(9-3)
宝箱を持っているノコノコ4体のうち、コインが入っている宝箱を持っている者を当てるミニゲーム。
4匹のノコノコが回転・移動してシャッフルされた後、コインが入った宝箱を持っているノコノコを攻撃するとクリアとなり、10コインもらえる。
コインの入っていない宝箱を持っているノコノコを選んだり、制限時間が過ぎるとミスとなり、5コインを支払う。ノコノコを選ぶ制限時間は10秒。
ビックリきばこドスン!(9-4)
積み重なっている複数の木箱と2匹のドッスンの、一番上に置かれている宝箱を入手するミニゲーム。制限時間は10秒で、木箱だけをパンチで全て壊すと宝箱を入手でき、10コインもらえる。
制限時間が過ぎたり、ステージから転落したり、ドッスンにパンチすると跳ねかえされてミスとなり、5コインを支払う。

隠しミニゲーム

ある条件を満たすと遊べるようになる、1人用のミニゲーム。どのミニゲームも、のっかれボールと同じ操作で、玉乗りしながら海の上の細い道を進んでいき制限時間内にゴールを目指す。

60秒以内にゴールできなかったり、海に落ちるとミスとなる。なお、コースは以下の3種類ある。マップが広いためプレイヤーの表示が小さい。

はしれ!のっかれボール(ミニゲームアイランドのゴールの「スロットルレーシングL」をクリアすると出現)
任天堂公式記録 : 0'25"22
他の3つのコースと比べ、道の幅が比較的に広く、距離も短い。また、途中でショートカットができる細い道がある。
いそげ!のっかれボール(ミニゲームアイランドのすべてのミニゲームをクリアすると出現)
任天堂公式記録 : 0'23"75
最初の部分は道の幅は広いが、ゴールに近づいていくと狭くなっていく。また、ショートカットができる道がこのコースには3か所ある。
すすめ!のっかれボール(上記の2つのミニゲームを時間内にクリアすると出現)
任天堂公式記録 : 0'27"77
カーブが多く、3つの中で一番難易度が高い。また、後半の部分は道の幅が非常に狭い。なお、このコースにはショートカットができる道はない。

その他

チャンスタイム
「!マス」に止まったときに発生する1人用のミニゲーム。ブロックが3つあり、それを叩いて止めることで「だれが」「だれと」「どうする」かを決定する。
結果は、「コイン10~30枚が別のプレイヤーのものになる」「スター1つが別のプレイヤーのものになる」「コイン全てが入れ替わる」「スター全てが入れ替わる」の4パターン。
クッパマスのイベントとして「クッパのチャンスタイム」も存在する。この場合は右側のブロックがクッパで固定されており、誰かのコイン10~30枚が必ずクッパのものになる(スターが奪われることはない)。

ミニゲームアイランド

始めからプレイできる1人用のモードで、プレイヤーとパートナーでゴールを目指す。プレイヤーはワールドごとに決められたコースのミニゲームをクリアし、全9ワールドをクリアしてゴールを目指す。

クリアしていないマスは青、クリアしたマスは黄色で表示される。パートナーは「2vs2ミニゲーム」と4人用の「てらせ!テレサのやかた」と「キー!KEY!キープ!」に参加する。

プレイヤーの残り人数は画面の左上に表示され、ミニゲームをクリアする毎に1人増え、ミスをすると1人減る。残り人数が「0」のときにミスするとゲームオーバーとなる。最初のプレイヤーの残り人数は「3」。

コイン枚数は画面の右上に表示され、ミニゲームをクリアする毎にコインがもらえ、100コイン集めると残り人数が1人増える。

ゲームオーバーになったときは最後にセーブした「セーブマス」からのスタートとなり、残り人数は「3」、コイン枚数は「0」にリセットされる。

各ワールドの最初に「セーブマス」がある。このマスではゲームのセーブができ、また「キノコむら」へ戻ることもできる。ゲームオーバーになったときは最後にセーブしたセーブマスからやり直さなければならない。

また、ゴールではプレイヤー+キノピオ+COM2人で「スロットルレーシングL」で勝負をする。ここで勝利するとゲームクリアとなる。ここでのみ敗北しても残り人数は減らない。

脚注

  1. ^ 11月2日より「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」に『マリオパーティ』『マリオパーティ2』が追加。当時のゲーム誌「64DREAM」の記事情報も公開。”. 任天堂 (2022年11月2日). 2022年11月4日閲覧。
  2. ^ 『マリオパーティ』&『マリオパーティ2』が本日(11/2)より“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”に追加。多数のミニゲームが収録された大人気パーティゲーム”. ファミ通.com. KADOKAWA (2022年11月2日). 2022年11月4日閲覧。
  3. ^ 畠中健太 (2022年11月2日). “「マリオパーティ」初期2作をSwitchで! 「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」に本日11月2日より追加”. GAME Watch. インプレス. 2022年11月4日閲覧。
  4. ^ Gueed (2022年11月2日). “「マリオパーティ」と「マリオパーティ2」がNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineに本日登場”. 4Gamer.net. Aetas. 2022年11月4日閲覧。
  5. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  6. ^ a b c 「マリオパーティ4」開発スタッフインタビュー”. www.nintendo.co.jp. 2003年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月8日閲覧。
  7. ^ マリオパーティ(ハドソンニュースリリース) - ウェイバックマシン(2006年1月25日アーカイブ分)
  8. ^ 筑波大学 システム情報工学研究科 カオス研究室|製品紹介

外部リンク