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{{基礎情報 アメリカ合衆国の州
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|愛称 = 古き領地<br/>Old Dominion<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2-114190#歴史 日本大百科全書(ニッポニカ) - バージニア #歴史] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>
|愛称 = 古き領地<br>The Old Dominion
|モットー = Sic Semper Tyrannis ([[ラテン語]])<br>''(専制者は常にこのように)''
|モットー = 専制者は常にこのように<br/>{{lang-la|[[:en:Sic Semper Tyrannis|Sic Semper Tyrannis]]}}
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'''バージニア州'''(バージニアしゅう、{{lang-en-short|Commonwealth of Virginia}}、[[アメリカ合衆国各州の略号一覧|略号]]: '''VA'''<ref name="progressive">[https://kotobank.jp/jeword/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E プログレッシブ和英中辞典(第3版)] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref><ref name="hyakka">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%5B%E5%B7%9E%5D-860673#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2 百科事典マイペディア] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>, '''Va.'''<ref name="progressive"/><ref name="hyakka"/><ref name="sekai">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%5B%E5%B7%9E%5D-860673#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88 世界大百科事典 第2版] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>)は、[[アメリカ合衆国]]東部<ref name="hyakka"/><ref name="Britannica">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E-114188#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref><ref name="nipponica">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2-114190#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 日本大百科全書(ニッポニカ)] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>、[[大西洋]]岸の南部に位置する[[アメリカ合衆国の州|州]]([[コモンウェルス (米国州)|コモンウェルス]])。[[2020年]][[国勢調査]]による人口は8,631,393人だった<ref name="Census2020_QuickFacts">[https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/POP010220 QuickFacts]. U.S. Census Bureau. 2020年</ref>。アメリカ合衆国50州の中で陸地面積では第35位、人口では第12位である。'''ヴァージニア州'''とも表記される。
'''バージニア州'''('''ヴァージニア州'''、英:'''Commonwealth of Virginia'''、略字:'''VA''')は、[[アメリカ合衆国|米国]]東部の[[州]]([[コモンウェルス (米国州)|コモンウェルス]])。


[[イギリス]]から最初に[[アメリカ独立戦争|独立]]した13州のうちの一つ。[[南北戦争]]では[[アメリカ連合国|南部連]]側に属し、激戦地となった。
[[イギリス]][[アメリカ合衆国の独立|独立]]戦争をした13州のうちの一つである<ref name="sekai"/><ref name="Britannica"/>。[[南北戦争]]では[[アメリカ連合国|南部連]]側に属し<ref name="Britannica"/>、激戦地となった。


[[州都]]は[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド市]]、最大[[都市]]は[[バージニアビーチ|バージニアビーチ市]]。
[[州都]]は[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド市]]<ref name="hyakka"/><ref name="sekai"/><ref name="Britannica"/><ref name="nipponica"/>人口最大[[都市]]は[[バージニアビーチ]]市である<ref name="sekai"/>

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|title=家庭で話される言語(バージニア州) 2010
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==歴史==
==歴史==
:''主要記事:[[バージニア州の歴史]]''を参照のこと。
{{Main|バージニア州の歴史}}
[[ファイル:John Smith Saved by Pocahontas.jpg|thumb|upright|[[ポカホンタス]]、バージニア初期家系の多くで先祖とされるインディアンの女性、後生には様々に脚色されて語り継がれた|alt=A painting of a young dark-haired Native American woman shielding an Elizabethan era man from execution by a Native American chief. She is bare-chested, and her face is bathed in light from an unknown source. Several Native Americans look on at the scene.]]
ジェームズタウン2007年は、ジェームズタウン植民地設立、すなわちバージニアの始まりから400周年を祝った催しだった。この行事では、バージニアの歴史を形作る際に少なからぬ役割を果たしたインディアン、ヨーロッパ人、アフリカ人の貢献に焦点を当てた<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|pp=406–407}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/05/13/AR2007051300412.html|first1=Fredrick|last1=Kunkle|first2=Steve|last2=Vogel|title=President Bush Caps Celebration Of Success in Face of Adversity|accessdate=November 11, 2009|work=The Washington Post|date=May 14, 2007}}</ref>。これらの人々を巻き込む戦争も常に重要だった。[[フレンチ・インディアン戦争]]、[[アメリカ独立戦争]]、[[南北戦争]]から[[冷戦]]、[[対テロ戦争|テロとの戦い]]まで、バージニアが舞台になってきた<ref>{{cite web2|url=http://www.lva.virginia.gov/public/guides/vmd/vmdintro.htm|title=Virginia Military Dead Database Introduction|work=Library of Virginia|publisher=Government of Virginia|year=2009|accessdate=April 26, 2009}}</ref> 。歴史上の人物、例えば[[ポカホンタス]]と[[ジョン・スミス (探検家)|ジョン・スミス]]、[[ジョージ・ワシントン]]の子供時代などの話や、南北戦争前の奴隷社会における[[プランテーション]]特権階級を取り巻く話も州の歴史に神話を作り、州のイデオロギーに理論的解釈を与えている<ref>{{harvnb|Abrams|1999|p=xv}}</ref>。


=== 植民地時代 ===
<!--
{{Main|バージニア植民地}}
===連邦に加盟するまで===
バージニアとなった地域に最初の人類が到着したのは、12,000年以上前と推計されている<ref>[http://virginiaindians.pwnet.org/lesson_plans/Heritage%20Trail_2ed.pdf Karenne Wood, ed., ''The Virginia Indian Heritage Trail''] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090704031303/http://virginiaindians.pwnet.org/lesson_plans/Heritage%20Trail_2ed.pdf |date=2009年7月4日 }}, Charlottesville, VA: Virginia Foundation for the Humanities, 2007.</ref>。5,000年前までに長期的な集落が現れ、西暦900年には農耕が始まっていた。1500年までに、[[アルゴンキン語族]]が海岸地域にウェロウォコモコのような町を設立し、「ツェナコマカ」と呼んでいた。他にも西部には[[スー語族]]の人々、北部と南部には[[チェロエンホカ|ノットウェイ族]]やメヘリン族など[[イロコイ連邦|イロコイ語族]]の人々が住んでいた。1570年以後、アルゴンキン語族は、その交易網に対する他の部族からの脅威に対抗するために、[[ポウハタン酋長]]の下に統合された<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=4–11}}</ref>。ポウハタンは小さな部族30以上、集落では150以上を支配下に置き、共通のバージニア・アルゴンキン語を話していた。1607年、海岸地域の人口は13,000人から14,000人になっていた<ref>{{Cite web|url=http://www.nps.gov/jame/historyculture/powhatan-indian-lifeways.htm|title=Powhatan Indian Lifeways|publisher=National Park Service|first=Lee|last=Cotton|month=July|year=1999|accessdate=2008-06-26|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080924132642/http://www.nps.gov/jame/historyculture/powhatan-indian-lifeways.htm|archivedate=2008-09-24 |url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref>。


16世紀に[[スペイン]]の[[イエズス会]]などヨーロッパ人遠征隊が幾つか、[[チェサピーク湾]]を探検していた。1583年、[[イングランド]]女王[[エリザベス1世]]が、[[スペイン領フロリダ]]より北の地域に植民地を建設する権利を[[ウォルター・ローリー]]に与えた<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|pp=8–9}}</ref>。1584年、ローリーは北アメリカの[[アメリカ合衆国東海岸|大西洋岸]]に遠征隊を派遣した<ref>{{harvnb|Moran|2007|p=8}}</ref>。「バージニア」という名前は「バージン・クイーン」(生涯結婚しなかったエリザベス1世の渾名)に因んでローリーあるいはエリザベス1世が提案した可能性があり、またインディアンの言葉で "Wingandacoa" あるいは名詞 "Wingina" に関係づける説もある<ref>{{harvnb|Stewart|2008|p=22}}</ref>。当初この名前は[[サウスカロライナ州|サウスカロライナ]]から[[メイン州|メイン]]まで、さらに[[バミューダ諸島]]を含む海岸地域全体を指して使われた<ref>{{harvnb|Vollmann|2002|pp=695–696}}</ref>。この地域の土地に対する権利を認めた1606年憲章により、その領主達が合資会社としてロンドン会社を法人化した。この会社が[[新世界]]では初のイングランドによる恒久的開拓地、[[ジェームズタウン (バージニア州)|ジェームズタウン]]に出資した。イングランド王[[ジェームズ1世 (イングランド王)|ジェームズ1世]]に因むこの開拓地は、1607年5月に[[クリストファー・ニューポート]]が設立した<ref>{{harvnb|Conlin|2009|pp=30–31}}</ref>。1619年、開拓者はハウス・オブ・バージェシーズと呼ぶ選挙で選ぶ議員の議会を設立して、地域の支配権を強めた。1624年にロンドン会社が破産すると、イギリス王室領としてイギリス王の支配下に入った<ref>{{harvnb|Gordon|2004|p=17}}</ref>。
===連邦への加盟===


[[ファイル:Colonial Williamsburg Governors Palace Front Dscn7232.jpg|thumb|left|[[ウィリアムズバーグ (バージニア州)|ウィリアムズバーグ]]、1699年から1780年まで[[バージニア植民地]]の首都だった|alt=A three story red brick colonial style hall and its left and right wings during winter.]]
===その後の歴史的出来事===
植民地初期の生活は危険なものであり、1609年の「{{仮リンク|飢えの時|en|Starving Time}}」や、[[ジェームズタウンの虐殺|1622年のインディアンによる虐殺]]を含むアングロ・ポウハタン戦争などで多くの者が命を落とした。インディアンによる虐殺によって植民地人のインディアン全てに対する否定的な見方が生まれた<ref>{{harvnb|Hoffer|2006|p=132}}</ref><ref>{{harvnb|Grizzard|Smith|2007|pp=128–133}}</ref>。初期の開拓者6,000人のうち、1624年まで生き残ったのは3,400人に過ぎなかった<ref>[http://www.ncdc.noaa.gov/paleo/drought/drght_james.html "The lost colony and Jamestown droughts."], Stahle, D. W., M. K. Cleaveland, D. B. Blanton, M. D. Therrell, and D. A. Gay. 1998. ''Science'' 280:564–567.</ref>。しかし、ヨーロッパで[[タバコ]]に対する需要があったことから、さらに多くの開拓者とその従僕が到着することになった<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|p=22}}</ref>。労働力不足を補うために、バージニアまで運んだ[[年季奉公]]者のそれぞれについても、開拓者に土地を与えた<ref>{{harvnb|Hashaw|2007|pp=76–77, 239–240}}</ref>。[[アフリカ人]]労働者が初めて輸入されたのが1619年であり、従僕のジョン・ケーサーに関する1654年の訴訟があった後、[[奴隷制度]]が法制化された<ref>{{harvnb|Hashaw|2007|pp=211–215}}</ref>。


労働者階級と支配階級の間に緊張関係が生まれ、また地理的な差があったことから1676年の[[ベイコンの反乱]]に繋がった。このときまでに過去の者を含めて年季奉公者人口は全体の80%になっていた<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=51–59}}</ref>。大半は植民地のフロンティアから起きた反乱は、インディアンに対する懐柔的な政策にも反対した。植民地人は力と条約でインディアンの土地を取り上げていった。1677年条約などは調印した部族を属国化するものだった。1699年に[[ウィリアムズバーグ (バージニア州)|ウィリアムズバーグ]]が植民地首都となり、その前の1693年には、[[ウィリアム・アンド・メアリー大学]]が設立された<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=76–77}}</ref>。1747年、バージニア人投機家集団がイギリス王室の後ろ盾を受けてオハイオ会社を設立し、[[アパラチア山脈]]より西にある[[オハイオ領土]]における開拓と交易を始めた<ref>{{harvnb|Anderson|2000|p=23}}</ref>。その地域を[[ヌーベルフランス]]の一部として領有権主張していた[[フランス]]は、この動きを脅威と捉え、その後に起きた[[フレンチ・インディアン戦争]]はヨーロッパにおける[[七年戦争]](1756年-1763年)のアメリカ大陸版となった。バージニア連隊と呼ばれたイギリス領植民地の民兵隊を率いていたのが、当時中佐だった[[ジョージ・ワシントン]]だった<ref>{{harvnb|Anderson|2000|pp=42–43}}</ref>。
-->


==地理==
=== 州昇格 ===
[[ファイル:Patrick Henry Rothermel.jpg|thumb|upright|[[パトリック・ヘンリー]]、植民地議会で[[1765年印紙法|印紙法]]に反対するバージニア決議の提案演説を行っている。1851年に描かれた油絵|alt=Upper-class middle-aged man dressed in a bright red cloak speaks before an assembly of other angry men. The subject's right hand is raise high in gesture toward the balcony.]]
''関連項目:[[バージニア州の郡一覧]]、[[w:List of Virginia rivers]]、[[w:Lost Counties, Cities and Towns of Virginia]]''
フレンチ・インディアン戦争の後で[[イギリスの議会]]が植民地に新税を課したことが、植民地では極めて不人気だった。バージニア植民地議会では、[[代表なくして課税なし|代表権の無い課税]]に反対する声が挙がり、数多い論客の中でも[[パトリック・ヘンリー]]や[[リチャード・ヘンリー・リー]]が反対論を指導した<ref>{{cite web2|url=http://www.nps.gov/history/history/online_books/declaration/bio26.htm|title=Signers of the Declaration (Richard Henry Lee)|publisher=National Park Service|date=April 13, 2006|accessdate=February 2, 2008}}</ref>。バージニアは他の植民地と共に1773年にその行動を協調させる動きを始め、翌1774年の[[大陸会議]]に代議員を派遣した<ref>{{harvnb|Gutzman|2007|pp=24–29}}</ref>。1774年に植民地総督が植民地議会を解散させた後、革命派指導者達はバージニア会議を通じて支配を継続した。1776年5月15日、この会議は[[イギリス帝国]]からの独立を宣言し、[[ジョージ・メイソン (4世)|ジョージ・メイソン]]が起草した[[バージニア権利章典]]を採択し、これが新憲法に含まれることになった<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=125–133}}</ref>。[[トーマス・ジェファーソン]]はメイソンの宣言を受けて全植民地の[[アメリカ独立宣言]]を起草した<ref name=mason>{{cite journal|last=Schwartz|first=Stephan A.|title=George Mason: Forgotten Founder, He Conceived the Bill of Rights|journal=Smithsonian|issue=31.2|page=142|month=May|year=2000}}</ref>。


1775年に[[アメリカ独立戦争]]が始まると、ジョージ・ワシントンが[[大陸軍 (アメリカ)|大陸軍]]の指揮官に選出された。戦中に、海岸にあるウィリアムズバーグの位置が、イギリス軍による攻撃を受けやすいことを怖れたジェファーソンの進言で、首都が[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]に移された<ref>{{harvnb|Cooper|2007|p=58}}</ref>。1781年、大陸軍とフランス陸海軍の共同作戦で、イギリス軍を[[バージニア半島]]に閉じこめた。[[ヨークタウンの戦い|ヨークタウンの包囲戦]]ではジョージ・ワシントンとフランス軍[[ジャン=バティスト・ド・ロシャンボー|ロシャンボー伯爵]]の軍隊が、[[イギリス軍]][[チャールズ・コーンウォリス]]将軍の軍隊を破った。1781年10月19日にコーンウォリスが降伏したことで、[[ヴェルサイユ条約 (1783年)|パリ和平会議]]に繋がり、植民地の独立を確かなものにした<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=131–133}}</ref>。
バージニア州は、北部で[[ウェストバージニア州]]、[[メリーランド州]]、[[ワシントンD.C.]]([[ポトマック川]]を挟んで)に、南部で[[ノースカロライナ州]]と[[テネシー州]]に、西部で[[ケンタッキー州]]とウェストバージニア州に接している。また、東部は[[チェサピーク湾]]と[[大西洋]]に面している。


[[アメリカ合衆国憲法]]の起草でもバージニア人が中心になった。1787年に[[ジェームズ・マディソン]]がバージニア・プランを起草し、1780年には[[権利章典 (アメリカ)|権利章典]]を書いた<ref name=mason/>。バージニアは1788年6月25日にアメリカ合衆国憲法を批准し、合衆国10番目の州になった。当時奴隷人口が多かったバージニア州は、憲法に盛り込まれた5分の3妥協案により、[[アメリカ合衆国下院]]でも最大の議員団を誇った。バージニア州出身の[[アメリカ合衆国大統領]]が続いたことで、バージニア朝とも呼ばれ、国内でその重要性を維持した。1790年、バージニア州と[[メリーランド州]]が連邦政府に土地を譲渡して、新しい連邦の首都[[ワシントンD.C.|コロンビア地区]]を形成した。ただし、バージニア州が譲った土地は1846年に返還された<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|p=104}}</ref>。バージニア州は「州の母」とも呼ばれる。1792年にバージニア州から分かれた[[ケンタッキー州|ケンタッキー]]が州に昇格するなど、幾つかの州が生まれ、またバージニア州生まれの多くの者が西部の開拓者となったからである<ref name=Robertson/>。
バージニア州は[[w:Shenandoah National Park|Shenandoah National Park]]を含む、[[アメリカ合衆国国立公園局|国立公園局]]が管理する多数の公園がある。国立公園局が管理するすべての一覧は[[w:List of areas in the National Park System of the United States in Virginia|List of areas in the National Park System of the United States in Virginia]]である。

=== 南北戦争とその後 ===
{{Main|南北戦争}}
[[ファイル:Union soldiers entrenched along the west bank of the Rappahannock River at Fredericksburg, Virginia (111-B-157).jpg|thumb|left|[[フレデリックスバーグ (バージニア州)|フレデリックスバーグ]]のメアリーズハイツ前で休息する北軍兵、1863年5月]]
奴隷労働力は農業の他にも鉱業や造船業などで利用が高まっていった<ref>{{harvnb|Davis|2006|pp=125, 208–210}}</ref>。1831年の[[ナット・ターナー]]による奴隷反乱や、1859年の[[ジョン・ブラウン (奴隷制度廃止運動家)|ジョン・ブラウン]]による[[ハーパーズ・フェリー (ウェストバージニア州)|ハーパーズ・フェリー]]襲撃は、[[奴隷制度]]と[[プランテーション]]経済におけるその役割について、深い社会的不満があることを示した。1860年時点で、バージニア州人口のおよそ31%、約50万人が奴隷だった<ref name=hc>{{cite web2|url=http://mapserver.lib.virginia.edu/php/start.php?year=V1960|title=Census Data for Year 1860|publisher=University of Virginia|year=2007|accessdate=April 6, 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100609110306/http://mapserver.lib.virginia.edu/php/start.php?year=V1960|archivedate=2010年6月9日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。奴隷制度に関する考え方の違いが[[南北戦争]]開戦に繋がった。

[[サムター要塞の戦い]]と、[[エイブラハム・リンカーン]]による徴兵要求に続く1861年4月17日、バージニア州はアメリカ合衆国からの脱退を票決した。4月24日には[[アメリカ連合国]]に加盟し、リッチモンドがその首都に選ばれた<ref name=Robertson>{{harvnb|Robertson|1993|pp=8–12}}</ref>。1863年に行われたホイーリング会議の後、州北西部の48郡がアメリカ合衆国に留まる道を選択し、バージニア州から分離して[[ウェストバージニア州]]を結成した。バージニア州出身の[[ロバート・E・リー]]が1862年に[[北バージニア軍]]の指揮官となり、北軍領土に侵略し、最後は全[[南軍]]の総司令官となった。この戦中に、[[第一次ブルランの戦い|第一次]]と[[第二次ブルランの戦い|第二次のブルランの戦い]]、[[七日間の戦い]]、[[チャンセラーズヴィルの戦い]]、さらに終戦に繋がった[[アポマトックス・コートハウスの戦い]]などがバージニア州で戦われ、戦闘の数は他のどの州よりも多かった<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|pp=4}}</ref>。1865年のリッチモンド市陥落の後、首都は短期間[[ダンビル (バージニア州)|ダンビル]]に移された<ref>{{harvnb|Robertson|1993|p=170}}</ref>。1870年、9人委員会の働きにより、バージニア州はアメリカ合衆国に復帰した<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=249–250}}</ref>。

戦後の[[レコンストラクション]]時代、バージニア州は無料公共教育と参政権、公民権、選挙権の保証を盛り込んだ憲法を採択した<ref>{{harvnb|Morgan|1992|pp=160–166}}</ref>。ポピュリストの再編党が包括的な党派連衡を進めていたが、1883年から保守的な白人[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]が政権を握った<ref>{{harvnb|Dailey|Gilmore|Simon|pp=90–96}}</ref>。民主党は人種差別の[[ジム・クロウ法]]を通し、1902年には[[バージニア憲法]]を書き直して、[[人頭税]]など投票権を制限する手段を入れ、実質的に[[アフリカ系アメリカ人]]の大半と多くの貧乏白人から投票権を取り上げた<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|pp=253–254}}</ref>。アフリカ系アメリカ人は政治の世界における代表がいないために、学校は人種分離され、予算もつかず、社会サービスも行き届かなかったが、アフリカ系アメリカ人のコミュニティを作ることはできた<ref>{{harvnb|Davis|2006|pp=328–329}}</ref>。

=== 現代 ===
[[ファイル:USS Virginia in port.jpg|thumb|戦艦USS''[[バージニア (戦艦)|バージニア]]''、[[前弩級戦艦|ドレッドノート前級戦艦]]と[[第一次世界大戦]]期の多くの軍艦は[[ニューポートニューズ]]で建造された|alt=A white battleship with three smokestacks and two tall masts sitting in port.]]
経済の発展がバージニア州を大きく変化させた。1880年、ジェイムズ・アルバート・ボンサックが紙巻きタバコ製造機械を発明し、リッチモンド周辺で新しい大量生産の時代に入った。1886年、鉄道界の大立て者{{Ill2|コリス・ポッター・ハンティントン|en|Collis Potter Huntington}}が[[ニューポートニューズ]]に[[ニューポート・ニューズ造船所|造船所]]を設立し、[[第一次世界大戦]]を挟み、1907年から1923年の間に、[[アメリカ海軍]]向けに6隻の戦艦を建造した<ref>{{Cite web |url= http://www.northropgrumman.com/heritage/index.html |title= Our Heritage |publisher= Northrop Grumman |date= 2011-12-20 |accessdate= 2012-03-28 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20100316174653/http://www.northropgrumman.com/heritage/index.html |archivedate= 2010-03-16 |url-status=dead|url-status-date=2017-09 }}</ref>。この戦中にはU-151など[[ドイツ]]の[[潜水艦]]が港外の艦船を攻撃している<ref>{{harvnb|Feuer|1999|pp=50–52}}</ref>。

1926年、ウィリアムズバーグのバートン教区教会牧師W・A・R・グッドウィン博士が、[[ジョン・ロックフェラー2世|ジョン・ロックフェラー]]から資金提供を受けて、ウィリアムズバーグ歴史地区にある植民地時代の建造物修復を始めた<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|p=238}}</ref>。このプロジェクトは州内の他のプロジェクトと同様に、[[世界恐慌]]や[[第二次世界大戦]]の荒波と戦わねばならなかったが、[[コロニアル・ウィリアムズバーグ]]が大きな観光地となるまで工事は続けられた<ref>{{harvnb|Greenspan|2009|pp=37–43}}</ref>。

1951年のファームビルで、「デイビス対プリンスエドワード郡教育委員会事件」訴訟に繋がった学校の人種分離に対し、バーバラ・ローズ・ジョンズによって抗議運動が始められた。この訴訟はリッチモンド生まれのスポッツウッド・ウィリアム・ロビンソンとオリバー・ヒルが起こし、1954年の「[[ブラウン対教育委員会裁判]]」と共に、「[[分離すれども平等]]」という人種分離原則を排斥した。しかし、1958年、影響力ある人種分離主義者のアメリカ合衆国上院議員ハリー・F・バードとそのバード機構が指導する「大量抵抗」政策の下で、バージニア州は州の資金を受ける地方学校の人種統合を禁止した<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|pp=340–341}}</ref>。

1960年代に入ると[[公民権運動]]には多くの者が参加した。それは道徳的な力を得て、1964年の公民権法と[[選挙権法 (1965年)|1965年の選挙権法]]という全国的な法制化に対する支持を掴んだ。1964年、[[合衆国最高裁判所|アメリカ合衆国最高裁判所]]は、[[プリンスエドワード郡 (バージニア州)|プリンスエドワード郡]]などに学校の人種統合を命じた<ref>{{harvnb|Wallenstein|2007|pp=357}}</ref>。1967年、「[[ラヴィング対ヴァージニア州裁判|ラヴィング対バージニア州裁判]]」判決でバージニア州が人種間結婚を禁じていたことも撤回させた。1969年から1971年、ミルズ・ゴッドウィン州知事の下の州議会が州憲法を書き換え、ジム・クロウ法の撤廃などの目的が果たされた。1989年、ダグラス・ワイルダーがアフリカ系アメリカ人として国内初の州知事に選出された<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|pp=359–366}}</ref>。

[[冷戦]]時代を中心に、[[ワシントンD.C.]]に近い北部バージニアでは、国防関係に従事する職員が増加し、それに関わる人口も増加した<ref>{{harvnb|Accordino|2000|pp=76–78}}</ref>。情報機関である[[中央情報局]]は、ラングレーに置かれた。第二次世界大戦中ではあるが、アメリカの国防中枢である[[アメリカ合衆国国防総省|戦争省及び海軍省(後に国防総省)]]の本部として[[ペンタゴン]]が建設されている。これは2001年[[アメリカ同時多発テロ事件]]の標的となり、旅客機が突入して189人の命が失われた<ref>{{cite news|last=Kelly|first=Christopher|url=http://www.dcmilitary.com/dcmilitary_archives/stories/112901/12279-1.shtml|title=Forensic feat IDs nearly all Pentagon victims|publisher=Stripe|date=November 29, 2001|accessdate=September 11, 2009|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110513132259/http://www.dcmilitary.com/dcmilitary_archives/stories/112901/12279-1.shtml|archivedate=2011年5月13日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。

== 地理 ==
''関連項目:[[バージニア州の郡一覧]]、[[w:List of Virginia rivers]]、[[w:Lost Counties, Cities and Towns of Virginia]]、[[w:Environment of Virginia]]''

バージニア州の全面積は42,774.2平方マイル (110,785.7 km<sup>2</sup>)であり、このうち水域は3,180.13平方マイル (8,236.5 km<sup>2</sup>)、水域率は7.4%である。面積では国内50州の35番目である<ref>{{cite web |url= http://www.census.gov/prod/cen2000/phc3-us-pt1.pdf |format= PDF |page= 71 |work= United States Census Bureau|year= 2004 |month=April |title= 2000 Census of Population and Housing |accessdate= November 3, 2009}}</ref>。バージニア州は、北部で[[ウェストバージニア州]]、[[メリーランド州]]、[[ワシントンD.C.]]([[ポトマック川]]を挟んで)に、南部で[[ノースカロライナ州]]と[[テネシー州]]に、西部で[[ケンタッキー州]]とウェストバージニア州に接している。また、東部は[[チェサピーク湾]]と[[大西洋]]に面している。[[メリーランド州]]、[[ワシントンD.C.]]と作る境界はポトマック川南岸の低水位線まで延びている<ref>{{cite web2|url=http://nsglc.olemiss.edu/SandBar/SandBar2/2.4supreme.htm|title=Supreme Court Rules for Virginia in Potomac Conflict|work=The Sea Grant Law Center|publisher=University of Mississippi|year=2003|accessdate=November 24, 2007}}</ref>。南側州境は[[北緯36度30分線]]と定義されているが、測量の誤りにより3分ほどずれている<ref>{{harvnb|Hubbard, Jr.|2009|p=140}}</ref>。

バージニア州には[[シェナンドー国立公園]]、グレートフォールズ公園、[[アパラチアン・トレイル]]など、[[アメリカ合衆国国立公園局|国立公園局]]が管理する30の公園がある<ref>{{cite web2|url=http://www.nps.gov/state/VA/index.htm|title=Virginia|publisher=National Park Service|year=2008|accessdate=November 29, 2008}}</ref>。シェナンドー国立公園は1935年に指定され、景観の良いスカイライン・ドライブが伸びている。公園面積78,579エーカー (322 km<sup>2</sup>) の約40%が全国原生林保存体系に指定される原生林である<ref>{{harvnb|Carroll|Miller|2002|p=158}}</ref>。国立公園局が管理するすべての一覧は[[w:List of areas in the National Park System of the United States in Virginia|List of areas in the National Park System of the United States in Virginia]]である。さらにバージニア州保存レクリエーション省と森林省が管理する34の州立公園と17の州有林がある<ref name=forests/><ref>{{cite web2|url=http://www.dcr.virginia.gov/state_parks/state_park.shtml|title=Park Locations|publisher=Virginia Department of Conservation and Recreation|date=November 9, 2007|accessdate=January 26, 2008}}</ref>。[[チェサピーク湾]]は国立公園ではないが、州法と連邦法で保護され、湾と水域を再生するチェサピーク湾プログラムを共同で実行している。グレート・ディズマル湿地国立野生生物保護区はノースカロライナ州まで広がり、またバック湾国立野生生物保護区は[[アウターバンクス]]の始まりとなっている<ref>{{harvnb|Smith|2008|pp=152–153, 356}}</ref>。


バージニア州立公園:''[[w:List of Virginia state parks|List of Virginia state parks]]''。
バージニア州立公園:''[[w:List of Virginia state parks|List of Virginia state parks]]''。


=== 地質と地形 ===
==人口動勢==
[[ファイル:Virginia painted relief.png|thumb|バージニア州は5つの地理的地域に区分される|alt=Terrain map of Virginia divided with lines into five regions. The first region on the far left is small and only in the state's panhandle. The next is larger and covers most of the western part of the state. The next is a thin strip that covers only the mountains. The next is a wide area in the middle of the state. The left most is based on the rivers which diffuse the previous region.]]
{{歴史的人口
チェサピーク湾によって西側のバージニア州本土と東岸の2郡がある半島部に分けられている。この湾は[[始新世]]に[[小惑星]]が衝突したことによって形成された[[チェサピーク湾クレーター]]によって造られた<ref name=bay>{{cite web2|url=http://pubs.usgs.gov/fs/fs102-98/|title=Fact Sheet 102–98 – The Chesapeake Bay: Geologic Product of Rising Sea Level|publisher=United States Geological Survey|date=November 18, 1998|accessdate=August 24, 2009}}</ref>。ポトマック川、ラッパハノック川、[[ヨーク川]]、[[ジェームズ川]]など多くの河川がチェサピーク湾に流れ込み、湾に向かって3つの大きな半島を形成している<ref>{{harvnb|Burnham|Burnham|2004|pp=7, 56–57}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://web.wm.edu/geology/virginia/rivers/rivers.html|title=Rivers and Watersheds|work=The Geology of Virginia|publisher=College of William and Mary|date=February 23, 2007|accessdate=April 11, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20081202182541/http://web.wm.edu/geology/virginia/rivers/rivers.html|archivedate=2008年12月2日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。地形と地質により、バージニア州は東から西に5つの地理的地域に区分される。すなわち、{{仮リンク|タイドウォーター地域|en|Tidewater region|label=海岸部}}、[[ピードモント台地]]、[[ブルーリッジ山脈]]、{{仮リンク|リッジ・アンド・バレー・アパラチアンズ|en|Ridge-and-Valley Appalachians|label=リッジ・アンド・バレー地域}}、[[カンバーランド高原]]である<ref name=eov>{{harvnb|The Encyclopedia of Virginia|1999|pp=2–15}}</ref>。
|[[w:United States Census, 1790|1790年]]|691737

|[[w:United States Census, 1800|1800年]]|807557
海岸部は大西洋岸と[[滝線]]の間の海岸平原である。チェサピーク湾の東岸と主要入り江を含んでいる。ピードモント台地は[[中生代]]に形成された山脈の[[堆積岩]]と[[火成岩]]からなる東丘陵部である<ref>{{harvnb|Pazzaglia|2006|pp=135–138}}</ref>。この地域はサウスウェスト山地など粘土層が多いことで知られる<ref name=agriculture>{{cite web2|url=http://www.deq.state.va.us/vanaturally/guide/agriculture.html|title=Virginia's Agricultural Resources|work=Natural Resource Education Guide|publisher=Virginia Department of Environmental Quality|date=January 21, 2008|accessdate=February 8, 2008}}</ref>。ブルーリッジ山脈は[[アパラチア山脈]]の連なりの1つであり、標高 5,729 フィート (1,746 m) のロジャース山が州内最高地点である<ref>{{harvnb|Burnham|Burnham|2004|p=277}}</ref>。リッジ・アンド・バレー地域がこの山脈の西にあり、{{仮リンク|グレート・アパラチアン・バレー|en|Great Appalachian Valley}}が含まれる。この地域は炭酸塩岩が基盤であり{{仮リンク|マサヌッテン山|en|Massanutten Mountain}}がある<ref name=regions>{{cite web2|url=http://web.wm.edu/geology/virginia/provinces/phys_regions.html|title=Physiographic Regions of Virginia|work=The Geology of Virginia|publisher=College of William and Mary|date=February 16, 2007|accessdate=April 7, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080915054734/http://web.wm.edu/geology/virginia/provinces/phys_regions.html|archivedate=2008年9月15日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。カンバーランド高原と{{仮リンク|カンバーランド山地|en|Cumberland Mountains}}が州南西隅にあり、[[アルゲイニー台地]]の下にある。この地域では川が北西に流れ、[[オハイオ川]]まで樹木が枝を張るような水路体系を作っている<ref>{{harvnb|Palmer|1998|pp=49–51}}</ref>。
|[[w:United States Census, 1810|1810年]]|877683

|[[w:United States Census, 1820|1820年]]|938261
[[ファイル:Shenandoah green.jpg|thumb|upright|left|ブルーリッジ山脈、落葉樹と常緑樹が特徴ある色模様を作っている<ref>{{harvnb|Heinemann|Kolp|Parent, Jr.|Shade|2007|p=3}}</ref>|alt=Green tree covered mountains turn blue as the progress toward the horizon.]]
|[[w:United States Census, 1830|1830年]]|1044054
州内の[[炭酸塩]]岩が4,000以上の洞窟となり、そのうち10か所が観光用に公開されている<ref>{{cite web2|url=http://www.dmme.virginia.gov/DMR3/dmrpdfs/CAVES.pdf|format=PDF|title=Caves|publisher=Virginia Department of Mines, Minerals and Energy|date=July 2008|accessdate=August 24, 2009}}</ref>。バージニア地震帯は定期的に活動した記録がない。[[北アメリカプレート]]の端部から離れているためにマグニチュード4.5を超える地震は希である。これまで最大の地震は、1897年[[ブラックスバーグ (バージニア州)|ブラックスバーグ]]近くで発生した推計マグニチュード5.9のものである<ref>{{cite web2|url=http://earthquake.usgs.gov/regional/states/events/1897_05_31.php|title=Largest Earthquake in Virginia|date=January 25, 2008|publisher=United States Geological Survey|accessdate=April 12, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080416014241/http://earthquake.usgs.gov/regional/states/events/1897_05_31.php|archivedate=2008年4月16日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。2011年8月23日、ミネラルの近くでマグニチュード5.8の地震が発生した。この地震は[[カナダ]]の[[トロント]]でも震動が観測されたとのことである<ref>{{cite web2|url=http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Quakes/se082311a.php#summary|title=Magnitude 5.8 – Virginia|publisher=United States Geological Survey|date=August 23, 2011|accessdate=November 13, 2011}}</ref>。中新世の盆地に近い3つの山脈40の鉱床で[[石炭]]の採掘が行われている<ref name=mining>{{cite web2|url=http://www.dmme.virginia.gov/DMR3/coal.shtml|title=Coal|publisher=Virginia Department of Mines, Minerals, and Energy|year=2006|accessdate=August 24, 2009}}</ref>。その他[[粘板岩]]、[[藍晶石]]、砂、砂利が採掘され、その売り上げは年間20億米ドル近くになっている<ref>{{cite web2|url=http://www.dmme.virginia.gov/aboutus.shtml|title=About DMME|publisher=Virginia Department of Mines, Minerals and Energy|year=2006|accessdate=September 11, 2009}}</ref>。
|[[w:United States Census, 1840|1840年]]|1025227

|[[w:United States Census, 1850|1850年]]|1119348
=== 気候 ===
|[[w:United States Census, 1860|1860年]]|1219630
{{Main|w:Climate of Virginia}}
|[[w:United States Census, 1870|1870年]]|1225163
{{climate chart|バージニア州の平均的な気候
|[[w:United States Census, 1880|1880年]]|1512565
|26|46|3.1
|[[w:United States Census, 1890|1890年]]|1655980
|27|48|3.1
|[[w:United States Census, 1900|1900年]]|1854184
|34|57|3.7
|[[w:United States Census, 1910|1910年]]|2061612
|43|67|3.3
|[[w:United States Census, 1920|1920年]]|2309187
|52|76|4.0
|[[w:United States Census, 1930|1930年]]|2421851
|60|83|3.7
|[[w:United States Census, 1940|1940年]]|2677773
|64|86|4.3
|[[w:United States Census, 1950|1950年]]|3318680
|63|85|4.1
|[[w:United States Census, 1960|1960年]]|3966949
|57|79|3.5
|[[w:United States Census, 1970|1970年]]|4648494
|45|69|3.4
|[[w:United States Census, 1980|1980年]]|5346818
|35|58|3.2
|[[w:United States Census, 1990|1990年]]|6187358
|28|48|3.2
|[[w:United States Census, 2000|2000年]]|7078515
|float=right
|[[w:United States Census, 2010|2010年]]|8001024
|units=imperial
|source=<span style="font-size:98%">University of Virginia data 1895–1998</span>
}}
}}
バージニア州の気候は南部と東部に行くとより暖かく湿度が高くなる傾向にある<ref name=Burnham>{{harvnb|Burnham|Burnham|2004|pp=1–3}}</ref>。1月の平均最高気温は26{{°F}} (-3 ℃)、7月の平均最高気温は86{{°F}} (30 ℃)と変化している。東部と南東部海岸地域には大西洋が強い影響を与えている。[[メキシコ湾流]]の影響を受けて、海岸部には[[ハリケーン]]が襲来することがあり、特にチェサピーク湾口は顕著である<ref name=climatology>{{cite web2|url=http://climate.virginia.edu/description.htm|title=Virginia's Climate|first1=Bruce P.|last1=Hayden|first2=Patrick J.|last2=Michaels|work=Department of Environmental Sciences|publisher=University of Virginia|date=January 20, 2000|accessdate=October 20, 2008|ref=CITEREFHaydenMichaels2000}}</ref>。
バージニア州の[[人口重心]]は[[グーチランド郡]]となっている[http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt]。


雷雨は年間平均で35日から45日発生しており、特に西部で多い<ref name=tstorms>{{cite web2|url=http://www.vaemergency.com/news/history/thunderstorms-lightening|title=Thunderstorms and Lightening|work=Virginia Department of Emergency Management|date=April 2, 2001|accessdate=November 26, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20111207211835/http://www.vaemergency.com/news/history/thunderstorms-lightening|archivedate=2011年12月7日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。年間平均降水量は42.7インチ (1,080 mm) である<ref name=climatology/>。冬季に山岳部に達する冷気団がかなりの量の雪を降らせることがあり、1996年の吹雪や、2009年から2010年に掛けての暴風雪が発生した。これらの要素とバージニア州の地形的要素が組み合わされ、シェナンドー・バレー、山岳部南西および海岸平原では微気候が発生する<ref>{{cite web2|title=The Natural Communities of Virginia|publisher=Virginia Department of Conservation and Recreation|url=http://www.dcr.virginia.gov/natural_heritage/ncoverview.shtml|year=2006|accessdate=April 12, 2008}}</ref>。[[竜巻]]の年間平均発生数は7個であり、大半は[[藤田スケール]]でF2以下である<ref>{{cite news|url=http://www.tv3winchester.com/blogs/laurynrickettsblog/15421801.html|title=Tornadoes DO happen in Virginia!|publisher=TV3 Winchester|first=Lauryn|last=Ricketts|date=February 7, 2008|accessdate=February 13, 2009|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100314161337/http://www.tv3winchester.com/blogs/laurynrickettsblog/15421801.html|archivedate=2010年3月14日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。
2006年現在、バージニア州は前年より78,557人、または1.0%増加し、2000年より563,854人、または8.0%増加した、人口7,642,884人と概算された。これは276,039人(出生633,794人、死亡357,755人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者276,292人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は151,748人増加する事となり、合衆国内部の移住者は124,544人増加する事になる。


近年、ワシントンD.C.南側の郊外部が北バージニアに伸びてきて、人口密度の高い地域に太陽の放射熱を多く吸収するようになり、都市[[ヒートアイランド]]現象が増えてきた<ref>{{cite web2|url=http://climate.virginia.edu/advisory/2001/ad01-07.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20020922182906/http://climate.virginia.edu/advisory/2001/ad01-07.htm|archivedate=2002年9月22日|title=Advisory 01/07: The Hot Get Hotter? Urban Warming and Air Quality|publisher=University of Virginia Climatology Office|accessdate=July 30, 2007<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。アメリカ肺学会の2011年報告書では、州内11の郡が大気質の基準に劣り、特に[[フェアファックス郡 (バージニア州)|フェアファックス郡]]は自動車の排ガス汚染により最悪であるとしていた<ref name=polution>{{cite web2|url=http://www.stateoftheair.org/2011/states/virginia/|title=Report Card: Virginia|work=State of the Air: 2011|publisher=American Lung Association|date=April 27, 2011|accessdate=May 10, 2011}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.fairfaxcounty.gov/news/2004/04145.htm|title=Fairfax County Residents Can Play Their Part to Reduce Air Pollution|publisher=Fairfax County, Virginia|date=May 26, 2004|accessdate=September 29, 2008}}</ref>。山岳部の煙霧は石炭火力発電所が一部原因になっている<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/story/2008/06/25/ST2008062500042.html|title=Debating Coal's Cost in Rural Va.|work=The Washington Post|first=David A.|last=Fahrenthold|date=June 25, 2008|accessdate=November 15, 2008}}</ref>。
2006年現在、バージニア州の940,899人(人口の8.14%)はアメリカ合衆国外で生まれ、99,104人は他の州で生まれた。


=== 植物相と動物相 ===
'''人種および祖先'''
州領域の65%を森林が覆っており、その多くは落葉生広葉樹である<ref name=forests>{{cite web2|url=http://www.deq.virginia.gov/vanaturally/guide/forests.html|title=Virginia's Forest Resources|work=Natural Resource Education Guide|publisher=Virginia Department of Environmental Quality|date=January 21, 2008|accessdate=February 8, 2008}}</ref>。標高が低くなると、アメリカツガや苔など湿度を好む小さいが密生した群落が現れ、ブルーリッジ山脈にはヒッコリーやオークが自生している<ref name=Burnham/>。しかし1990年代初期から[[マイマイガ]]の発生で、オークが多い森が影響を受けている<ref>{{cite web2|url=http://www.nps.gov/shen/naturescience/forests.htm|title=Shenandoah National Park&nbsp;— Forests|publisher=National Park Service|date=July 25, 2006|accessdate=September 10, 2007}}</ref>。低地海岸部ではキイロ松が支配的であり、グレート・ディズマル湿地やノットウェイ湿地ではヌマスギの森がある。その他よく見られる樹種や植物としては、[[クリ]]、[[カエデ]]、[[ユリノキ]]、アメリカシャクナゲ、トウワタ、デイジー、多種のシダがある。大西洋岸や西部山岳地には広い原生林があり、エンレイソウの大群落が見られる<ref name=Burnham/><ref>{{harvnb|Carroll|Miller|2002|pp=xi−xii}}</ref>。大西洋岸には南大西洋に多い松林や南東海岸平原にある海洋性植物が見られ、海洋性植物は特に州南東部に多い。


[[ファイル:Shenandoah deer 20050521 191017 1.3008x2000.jpg|thumb|left|オジロジカ、バージニアシカとも呼ばれる。シェナンドー国立公園タナーリッジ群れ|alt=Two red-brown colored deer graze among yellow flowers in a meadow.]]
この州の人種的な構成は:
哺乳類としてはオジロジカ、[[アメリカグマ|クロクマ]]、[[ビーバー]]、[[ボブキャット]]、[[コヨーテ]]、[[アライグマ]]、[[スカンク]]、[[ウッドチャック]]、[[キタオポッサム]]、[[ハイイロギツネ]]、[[アカギツネ]]、ヒガシワタオウサギがいる<ref>{{cite web2|url=http://www.dgif.virginia.gov/wildlife/information/?t=2|title=Species Information: Mammals|publisher=Virginia Department of Game and Inland Fisheries|year=2008|accessdate=November 15, 2008}}</ref>。鳥類には、[[ショウジョウコウカンチョウ]]、[[アメリカフクロウ]]、カロライナ・アメリカゴガラ、[[アカオノスリ]]、[[ミサゴ]]、[[カッショクペリカン]]、[[ウズラ]]、[[カモメ]]、[[ハクトウワシ]]、野生[[シチメンチョウ]]がいる。1990年代半ばにシェナンドー国立公園で[[ハヤブサ]]が再導入された<ref>{{cite web2|url=http://www.nps.gov/shen/naturescience/birds.htm|title=Shenandoah National Park&nbsp;— Birds|publisher=National Park Service|date=July 25, 2006|accessdate=September 1, 2007}}</ref>。淡水魚では、[[ウォールアイ]]、[[カワマス]]、ロアノーク・バス、ブルーナマズなど210種が知られている<ref>{{cite web2|url=http://www.dgif.virginia.gov/wildlife/fish/|title=Virginia Fishes|publisher=Virginia Department of Game and Inland Fisheries|year=2008|accessdate=November 15, 2008}}</ref>。底に岩の多い小川には数多いザリガニやサンショウウオが住んでいる<ref name=Burnham/>。チェサピーク湾にはブルークラブ、[[ハマグリ]]、[[カキ (貝)|カキ]]、シマスズキなど多くの種が見られる<ref>{{cite web2|url=http://www.chesapeakebay.net/info/baybio1.cfm|title=Bay Biology|publisher=Chesapeake Bay Program|date=January 5, 2006|accessdate=February 4, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080211140801/http://www.chesapeakebay.net/info/baybio1.cfm|archivedate=2008年2月11日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。
*70.2% ヒスパニック以外の白人
*19.6% 黒人
*4.7% ヒスパニック
*3.7% アジア系
*0.3% [[インディアン]]
*2% 混血


== 人口動態 ==
報告によれば、バージニア州における祖先の上位5位は:[[アフリカ系アメリカ人|アフリカ系]] (19.6%)、[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (11.7%)、アメリカ系 (11.2%)、[[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] (11.1%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] (9.8%)。
{{USCensusPop
|1790= 691737
|1800= 807557
|1810= 877683
|1820= 938261
|1830= 1044054
|1840= 1025227
|1850= 1119348
|1860= 1219630
|1870= 1225163
|1880= 1512565
|1890= 1655980
|1900= 1854184
|1910= 2061612
|1920= 2309187
|1930= 2421851
|1940= 2677773
|1950= 3318680
|1960= 3966949
|1970= 4648494
|1980= 5346818
|1990= 6187358
|2000= 7078515
|2010= 8001024
|2020= 8631393
|footnote=Source: 1910–2010<ref>{{cite web2|author=Resident Population Data |url=http://2010.census.gov/2010census/data/apportionment-pop-text.php |title=Resident Population Data – 2010 Census |publisher=2010.census.gov |accessdate=December 22, 2012}}</ref>
}}
{|style="float:right;"
|-
|[[ファイル:Virginia population map.png|thumb|バージニア州の人口密度図、都市圏が州全体に散らばっている|alt=A map of Virginia with areas colored in green for low population changing to red for areas of high population. The most red areas are in the very north of the state, the center of the state, and the very south-east of the state. The rest is mostly green.]]
|}
2020年国勢調査時点のバージニア州の推計人口は8,631,393人となっており、2010年国勢調査の8,001,024人から7.88%増加していた<ref name="Census2020_QuickFacts" />。2000年国勢調査時点からは州内への移住者が314,832人増えている。その内訳として国外からの移民は159,627人、国内からの移住者が155,205人増えた<ref>{{cite web2|url=http://www.census.gov/compendia/statab/2009/tables/09s0015.pdf|format=PDF|title=State Resident Population—Components of Change: 2000 to 2007|publisher=United States Census Bureau|date=December 27, 2007|accessdate=April 6, 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110511102927/http://www.census.gov/compendia/statab/2009/tables/09s0015.pdf|archivedate=2011年5月11日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。バージニア州の[[人口重心]]はリッチモンド市郊外の[[グーチランド郡 (バージニア州)|グーチランド郡]]となっている<ref name=census>{{cite web2|url=http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt|title=Population and Population Centers by State|year=2000|accessdate=November 7, 2007|format=TXT|publisher=United States Census Bureau}}</ref>。

バージニア州の公式言語として1981年と1996年の2度州法に[[英語]]が規定された。ただしバージニア憲法では規定されていない<ref>{{harvnb|Joseph|2006|p=63}}</ref>。

=== 人種的構成及び祖先 ===
人種的構成では非ヒスパニック白人が最も多いが、1990年の76%から2011年の64.5%まで減少してきた<ref>{{cite web2|title=Virginia – Race and Hispanic Origin: 1790 to 1990|publisher=U.S. Census Bureau|url=http://www.census.gov/population/www/documentation/twps0056/twps0056.html|accessdate=April 17, 2012}}</ref><ref name=2011CensusQuickFacts>{{cite web2|url=http://quickfacts.census.gov/qfd/states/51000.html|title=State & County QuickFacts: Virginia QuickFacts from the US Census Bureau|year=2012|accessdate=August 16, 2012|publisher=United States Census Bureau|ref=CITEREFQuickFacts}}</ref>。2011年の出生数における比率では50.9%しかなかった<ref>{{cite news|url=http://www.cleveland.com/datacentral/index.ssf/2012/06/americas_under_age_1_populatio.html|title=Americans under age 1 now mostly minorities, but not in Ohio: Statistical Snapshot|last=Exner|first=Rich|date=June 3, 2012|work=The Plain Dealer|accessdate=August 16, 2012}}</ref>。

植民地時代に州内全域に[[イングランド]]系の人々が入植し、その後もイギリスの他地域や[[アイルランド]]からの移民があった<ref>{{harvnb|Miller|Schrier|Boling|Doyle|2003|pp=6, 147}}</ref>。国勢調査でアメリカ人と申告した者の多くはイングランド系の子孫だが、北アメリカに来てから数世代を経ているために、単純にアメリカ人と回答することを選んだ<ref>{{Cite journal |first=Stanley |last=Lieberson |name-list-style=amp |first2=Mary C. |last2=Waters |title=Ethnic Groups in Flux: The Changing Ethnic Responses of American Whites |journal=Annals of the American Academy of Political and Social Science |volume=487 |issue=79 |year=1986 |pages=82–86 |doi=10.1177/0002716286487001004 }}</ref><ref>{{Cite book |first=David Hackett |last=Fischer |title=Albion's Seed: Four British Folkways in America |location=New York |publisher=Oxford University Press |year=1989 |pages=633–639 |isbn=0-19-503794-4 }}</ref>。1600年代にバージニアに来たイングランド系移民の75%は年季奉公として来ていた<ref>W. J. Rorabaugh, Donald T. Critchlow, Paula C. Baker (2004). ''[https://books.google.com/books?id=VL_6X5zWOokC&pg=PA29&dq&hl=en#v=onepage&q=&f=false America's promise: a concise history of the United States]''. Rowman & Littlefield. p. 29. ISBN 0-7425-1189-8.</ref>。州西部の山岳地には独立戦争の前に、スコットランド・アイルランド系移民が設立した多くの開拓地があった<ref>{{cite web2|url=http://206.113.151.20/site/features.asp?featureid=225|title=Scots-Irish Sites in Virginia|publisher=Virginia Is For Lovers|date=January 3, 2008|accessdate=February 2, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120308102528/http://206.113.151.20/site/features.asp?featureid=225|archivedate=2012年3月8日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.virginia.org/ScotsIrishHeritage/ |title=Scots-Irish Heritage – Virginia Is For Lovers |publisher=Virginia.org |year= 2011|accessdate=November 13, 2011}}</ref>。北西部山岳地とシェナンドー・バレーには少なからぬドイツ系の子孫がおり、2010年のアメリカン・コミュニティ・サーベイでは、11.7%と最も多い回答だった<ref name=ancestry>{{cite web2|url=http://factfinder2.census.gov/bkmk/table/1.0/en/ACS/10_5YR/B04003/0400000US51.05000|title=Total Ancestry Reported|work=2006-2010 American Community Survey 5-Year Estimates|publisher=U.S. Census Bureau|year=2010|accessdate=September 3, 2012|ref=CITEREFancestry}}</ref>。

バージニア州で白人の次に多い少数人種はアフリカ系アメリカ人であり、2011年時点で19.8%だった<ref name=2011CensusQuickFacts/>。大半のアフリカ系アメリカ人はタバコ、綿花、麻のプランテーションで働いた奴隷の子孫である。これらの祖先は主に[[アンゴラ]]やバイト・オブ・ビアフラなどアフリカ西中部から連れてこられた。現在の[[ナイジェリア]]南部にいるイグボ族が、バージニア州の奴隷では最大の民族集団だった<ref>{{harvnb|Pinn|2009|p=175}}</ref><ref>{{harvnb|Chambers|2005|pp=10–14}}</ref>。[[アフリカ系アメリカ人の大移動]]時代に人口を減らしたが、1965年からは南部に戻ってきている人々がいる<ref>{{cite journal|url=http://www.brookings.edu/~/media/Files/rc/reports/2004/05demographics_frey/20040524_Frey.pdf|first=William H.|last=Frey|title=The New Great Migration: Black Americans' Return to the South, 1965–2000|publisher=Brookings Institution|journal=The Living Cities Census Series|month=May|year=2004|pages=1–3|accessdate=September 10, 2008|format=PDF|archiveurl=https://web.archive.org/web/20071103165633/http://www3.brookings.edu/~/media/Files/rc/reports/2004/05demographics_frey/20040524_Frey.pdf|archivedate=2007年11月3日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。バージニア人の2.9%は二人種混血と申告している<ref name=demographics/>。また0.5%はインディアンまたはアラスカ先住民の子孫、0.1%はハワイなど太平洋諸島系としている<ref name=2011CensusQuickFacts/>。バージニア州はインディアンの8部族を認定しているが、連邦政府はどれも認定していない。インディアンの大半は海岸部に住んでいる<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/22/AR2007112201416_pf.html|title=As Year's End Nears, Disappointment|first=Brigid|last=Schulte|work=The Washington Post|date=November 23, 2007|accessdate=June 25, 2008}}</ref>。

20世紀終盤から21世紀初期の移民によってヒスパニック系やアジア人の新しい社会が増えてきた。2011年時点で州人口の8.2%はヒスパニック系あるいはラテン系(人種は問わない)であり、5.8%がアジア系である<ref name=2011CensusQuickFacts/>。ヒスパニック系人口は2000年から2010年の間に92%増加し、その3分の2は北バージニアに住んでいる<ref name=demographics>{{cite news|url=http://hamptonroads.com/2011/02/virginians-census-8-million-total-1m-fairfax-county|title=Virginians in the census: 8 million total, 1M in Fairfax County|work=The Virginian-Pilot|agency=Associated Press|date=February 3, 2011|accessdate=February 4, 2011|first=John|last=Raby|ref=CITEREFdemographics|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110204203509/http://hamptonroads.com/2011/02/virginians-census-8-million-total-1m-fairfax-county|archivedate=2011年2月4日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。ヒスパニック系州民は一般の州民に比べて世帯当たり収入の中央値と学歴が高い傾向にある<ref name=hispanics>{{cite web2|url=http://www.coopercenter.org/demographics/publications/hispanic-immigrants-and-citizens-virginia|title=Hispanic Immigrants And Citizens In Virginia|first=Qian|last=Cai|work=Numbers Count|date=February 2008|accessdate=February 7, 2012|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130117095117/http://www.coopercenter.org/demographics/publications/hispanic-immigrants-and-citizens-virginia|archivedate=2013年1月17日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。北バージニアには、[[ベトナム戦争]]後に大きな移民の波となったベトナム系の人々が多い<ref>{{cite journal|title=Vietnamese American Place Making in Northern Virginia|first=Joseph|last=Wood|journal=Geographical Review|volume=87|issue=1|month=January|year=1997|pages=58–72|doi=10.2307/215658|jstor=215658}}</ref>。また朝鮮系アメリカ人は近年増加しており、質の高い教育体系を求めてきている<ref>{{cite news|url=http://www.wtop.com/?nid=722&sid=1374240|title=Centreville: The New Koreatown?|work=Fairfax County Times|first=Layla|last=Wilder|date=March 28, 2008|accessdate=November 30, 2009}}</ref>。フィリピン系アメリカ人はハンプトン・ローズ地域に45,000人が住み、その多くはアメリカ海軍など軍隊関係と結びついている<ref>{{cite news|url=http://hamptonroads.com/2008/06/locals-celebrate-philippine-independence-day|title=Locals celebrate Philippine Independence Day|work=The Virginian-Pilot|date=June 12, 2008|first=Nora|last=Firestone|accessdate=September 30, 2008}}</ref>。

{|class="wikitable" style="margin:1em auto 1em auto"
|
{| class="wikitable" style="margin:0.5em; border:none;"
|-
! colspan="2" style="background:#ccf;"|人種 ([[#CITEREFQuickFacts|2011]])
|rowspan=6 style="border:none"|&nbsp;
! style="background:#ccf;"|郡単位で構成比の高い祖先
! colspan="3" style="background:#ccf;"|祖先 ([[#CITEREFancestry|2010]])
|-
|非ヒスパニック白人
|align=right|64.5%
| rowspan="5" style="text-align:center; width:280px;"|[[ファイル:Virginia Ancestries by County 2020.svg|270px|alt=Virginia counties colored either red, blue, yellow, green, or purple based on the populations most common ancestry. The south-east is predominately purple for African American, while the west is mostly red for American. The north has yellow for German, with two small areas green for Irish. Yellow is also found in spots in the west. A strip in the middle is blue for English.]]<br /><span style="font-size: 80%; line-height: 1.3em">アメリカン・コミュニティ・サーベイ5年間推計、地図とデータは[http://factfinder.census.gov/ American Factfinder]提供</span>
| style="border-right:0;"|<div class="key" style="background:#fc0; width:1.5em; height:1.5em; border:2px solid black;">&nbsp;</div>
| style="border-left:0;"|ドイツ系
|align=right|11.7%
|-
|アフリカ系アメリカ人
|align=right|19.8%
| style="border-right:0;"|<div class="key" style="background:#2a7fff; width:1.5em; height:1.5em; border:2px solid black;">&nbsp;</div>
| style="border-left:0;"|イングランド系
|align=right|10.7%
|-
|ヒスパニック系
|align=right|8.2%
| style="border-right:0;"|<div class="key" style="background:green; width:1.5em; height:1.5em; border:2px solid black;">&nbsp;</div>
| style="border-left:0;"|アイルランド系
|align=right|9.8%
|-
|アジア系
|align=right|5.8%
| style="border-right:0;"|<div class="key" style="background:#a00; width:1.5em; height:1.5em; border:2px solid black;">&nbsp;</div>
| style="border-left:0;"|アメリカ人
|align=right|9.7%
|-
|インディアン
|align=right|0.5%
| style="border-right:0;"|<div class="key" style="background:#5a2ca0; width:1.5em; height:1.5em; border:2px solid black;">&nbsp;</div>
| style="border-left:0;"|サハラ以南のアフリカ
|align=right|1.7%
|}
|}


バージニア州の人口の6.5%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、11.2%が65歳以上である。女性は人口のおよそ51%である。
バージニア州の人口の6.5%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、11.2%が65歳以上である。女性は人口のおよそ51%である。


===宗教===
=== 宗教 ===
バージニア州の住民の宗教は以下の通り。
バージニア州の住民の信仰宗教別構成は以下の通りである
近年、アメリカの政局に影響を与えている[[福音派]]の発祥地である。
近年、アメリカの政局に影響を与えている[[福音派]]の発祥地である。


{|class="wikitable" style="float:right; margin-left:15px; margin-top:0;"
*[[キリスト教]] – 84%
|-
**[[プロテスタント]] – 69%
! style="background:#ccf;" colspan="3"|宗教 ([[#CITEREFprls|2008]])
***[[バプテスト教会|バプテスト]] – 32%
|-
***[[メソジスト]] – 8%
|colspan="2" style="border-bottom:0;"|[[キリスト教]]<ref name=aris/>
***[[聖公会|監督派]] – 3%
|align=right|76%
***[[長老派教会|長老派]] – 3%
|-
***他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント – 23%
|rowspan="5" style="border-top:0; border-bottom:0;"|
**[[カトリック教会|ローマ・カトリック]] – 14%
|[[バプテスト]]
**他のキリスト教 – 1%
|align=right|27%
*他の宗教 – 2%
|-
*無宗教 – 12%
|[[カトリック教会]]&nbsp;
|align=right|11%
|-
|[[メソジスト]]
|align=right|8%
|-
|[[ルーテル教会]]
|align=right|2%
|-
|その他のキリスト教
|align=right|28%
|-
|colspan="3" style="border-top:0;"|
|-
|colspan=2|[[仏教]]
|align=right|1%
|-
|colspan=2|[[ヒンドゥー教]]
|align=right|1%
|-
|colspan=2|[[ユダヤ教]]
|align=right|1%
|-
|colspan=2|[[イスラム教]]
|align=right|0.5%
|-
|colspan=2|[[無宗教]]
|align=right|18%
|}
バージニア州民の信仰する宗教は圧倒的に[[プロテスタント]]である。[[バプテスト]]が2008年時点で人口の27%と最大会派である<ref name=aris>{{cite web2|title=American Religious Identification Survey|url=http://www.americanreligionsurvey-aris.org|publisher=Institute for the Study of Secularism in Society and Culture|year=2008|accessdate=April 21, 2008}}</ref>。バージニア州におけるバプテストには、約1,400の会員教会があるバプテスト・ジェネラル・アソシエーション・オブ・バージニアがあり、[[南部バプテスト連盟]]と近代のコーオペラティブ・バプテスト・フェローシップの双方を支持している。500以上の会員教会があるサザン・バプティスト・コンサアーバティブズ・オブ・バージニアは南部バプテスト連盟を支持している<ref>{{cite news|url=http://hamptonroads.com/node/180361|title=2nd Georgia church joins moderate Va. Baptist association|date=November 10, 2006|first=Steven G.|last=Vegh|work=The Virginian-Pilot|accessdate=December 18, 2007}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.bpnews.net/bpnews.asp?id=26884|title=SBCV passes 500 mark|date=November 20, 2007|accessdate=December 18, 2007|publisher=Baptist Press|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110219073703/http://www.bpnews.net/BPnews.asp?ID=26884|archivedate=2011年2月19日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。[[カトリック教会|ローマ・カトリック教]]が2番目に信徒の多い会派であり、1990年代に最も会員を増やした<ref>{{cite web2|url=http://religions.pewforum.org/pdf/report-religious-landscape-study-full.pdf|format=PDF|title=U.S. Religion Map and Religious Populations|publisher=The Pew Forum on Religion & Public Life|date=September 11, 2008|accessdate=September 29, 2008|ref=CITEREFprls}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.thearda.com/mapsReports/reports/state/51_compare_Adherents.asp|title=State Membership Report (1990–2000 Change)|publisher=Association of Religion Data Archives|year=2000|accessdate=September 29, 2008}}</ref>。カトリック教会アーリントン教区には北バージニアの大半のカトリック教会を含み、リッチモンド教区には州内の残りの教会が含まれている。

[[ファイル:Christchurchalexandria.jpg|thumb|left|アレキサンドリアのクライスト・チャーチ、ジョージ・ワシントンやロバート・E・リーが度々訪れた|alt=An 18th-century red brick church with white steeple behind a modern road in autumn.]]
バージニア・カンファレンスは、ユナイテッド・メソジスト教会とバージニア会議が毎年開催する地域会議体であり、[[アメリカ福音ルター派教会|ルーテル教会]]の信徒に対する責任がある。[[長老派教会]]、[[ペンテコステ派|ペンテコスタル]]、[[会衆派教会]]、エピスコパル教会は2001年時点で、それぞれ1ないし3%の人口比率だった<ref name=aris2001>{{cite web2|publisher=The Graduate Center, The City University of New York|url=http://www.gc.cuny.edu/Faculty/GC-Faculty-Activities/ARIS--American-Religious-Identification-Survey/Key-findings|title=ARIS 2001: Key Findings|year=2001|accessdate=November 26, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120414233611/http://www.gc.cuny.edu/Faculty/GC-Faculty-Activities/ARIS--American-Religious-Identification-Survey/Key-findings|archivedate=2012年4月14日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。エピスコパル教会バージニア教区、南部バージニア教区、南西部バージニア教区は様々な[[米国聖公会|エピスコパル教会]]を支持している。

2006年11月、15の保守的エピスコパル教会がバージニア教区を分割することを投票で決めた。これは[[ゲイ]]であることを公開した司祭や他のエピスコパル教会教区の牧師に関する問題の整理の意味があった。これらの教会はアメリカ合衆国外の団体を通じて[[アングリカン・コミュニオン]]に属していることを主張し続けている。バージニア州法では教区民がその教会の所属先を決めることを認めているが、教区は分離した教会の資産について権利主張している。その結果起きた資産に関する訴訟は、全国的なエピスコパル教会にとって試練となった<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/13/AR2007111302078.html|title=Trial Begins in Clash Over Va. Church Property|first=Michelle|last=Boorstein|work=The Washington Post|date=November 14, 2007|accessdate=November 19, 2007}}</ref>。

その他の宗教では[[末日聖徒イエス・キリスト教会]]が、2010年時点で州内に人口の1%、190の信徒団を抱えている<ref>{{cite web2|url=http://beta-newsroom.lds.org/country/usa-virginia|title=USA-Virginia|work=Country Profiles|publisher=The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints|year=2010|accessdate=November 14, 2010}}</ref>。フェアファックスステーションには、[[浄土真宗]]の恵光寺[[仏教]]寺院があり、また[[ヒンドゥー教]]の[[ドゥルガー]]寺院もある。州内の[[ユダヤ人]]人口は少数だが、1789年にはコングリゲーション・ベス・アハバという[[ユダヤ教]]の組織を作っていた<ref>{{harvnb|Olitzky|1996|p=359}}</ref>。イスラム教は移民の数が増えるに連れて州内の信徒数を増やしている<ref>{{cite news|url=http://www.dailyprogress.com/cdp/news/state_regional/article/muslims_visibility_in_region_growing/27575/|title=Muslims' visibility in region growing|work=Richmond Times-Dispatch|publisher=Charlottesville Daily Progress|first=Sarah|last=Alfaham|date=September 11, 2008|accessdate=May 2, 2009|archiveurl=https://archive.is/20120724062811/http://www.dailyprogress.com/cdp/news/state_regional/article/muslims_visibility_in_region_growing/27575/|archivedate=2012年7月24日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。州内の巨大教会にはトマス・ロード・バプテスト教会、イマヌエル・バイブル教会、マクリーン・バイブル教会がある<ref>{{cite web2|url=http://hirr.hartsem.edu/cgi-bin/mega/db.pl?db=default&uid=default&view_records=1&ID=*&sb=3&so=descend|title=Megachurch Search Results|publisher=Hartford Institute for Religion Research|year=2008|accessdate=November 7, 2008}}</ref>。リージェント大学、リバティ大学、リンチバーグ・カレッジなど、キリスト教系の大学もある。


==インディアン部族==
== インディアン部族 ==
[[image:Virginia-Algonkin.png|250px|left|thumb|州周辺の、かつてのインディアン部族の勢力図]]
[[ファイル:Virginia-Algonkin.png|250px|left|thumb|バージニア州周辺の、かつてのインディアン部族の勢力図]]
[[チェロキー族]]、[[マナホアク族]]、[[メヘリン族]]、[[モナカン族]]、[[ナヒッサン族]]、[[ノットウェイ族]]、[[オッカネーチ族]]、[[ポウハタン|ポウハタン族]]、[[サポニ族]]、[[シャコリ族]]、[[ショーニー族]]、[[ツテロ族]]などのインディアン部族が、[[ウィグワム]]の集落を築き、狩猟採集生活を営んだ。
[[チェロキー族]]、[[マナホアク族]]、[[メヘリン族]]、[[モナカン族]]、[[ナヒッサン族]]、[[ノットウェイ族]]、[[オッカネーチ族]]、[[ポウハタン|ポウハタン族]]、[[サポニ族]]、[[シャコリ族]]、[[ショーニー族]]、[[ツテロ族]]などのインディアン部族が、[[ウィグワム]]の集落を築き、狩猟採集生活を営んだ。


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バージニア州の「人種保全法」下では、1924年から1967年まで、白人の先祖を持たない彼ら連邦公認を解消された「絶滅部族」は、出生証明書に「色つき([[w:colored|colored]])」と記載されていた。
バージニア州の「人種保全法」下では、1924年から1967年まで、白人の先祖を持たない彼ら連邦公認を解消された「絶滅部族」は、出生証明書に「色つき([[w:colored|colored]])」と記載されていた。
{| style="font-size:small; width:800px"

|- style="vertical-align:top"
| style="width:50%" |
≪アメリカ連邦政府に公認される見込みのインディアン部族≫
≪アメリカ連邦政府に公認される見込みのインディアン部族≫

*「[[チカホミニ|チッカホミニー族]]」
*「[[チカホミニ|チッカホミニー族]]」
*「東部チッカホミニー族」
*「東部チッカホミニー族」
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≪アメリカ連邦政府は公認していないが、バージニア州政府が公認している部族≫
≪アメリカ連邦政府は公認していないが、バージニア州政府が公認している部族≫

*「[[パムンキー|パムンキー族]]」
*「[[パムンキー|パムンキー族]]」
*「[[マッタポニ族]]」
*「[[マッタポニ族]]」
| style="width:50%" |

≪アメリカ連邦政府も州政府も認定していないインディアン部族≫
≪アメリカ連邦政府も州政府も認定していないインディアン部族≫
*「[[アニ=ストヒニ・ユナミ族]]([[チュテロ族]]ほか)」
*「[[アニ=ストヒニ・ユナミ族]]([[チュテロ族]]ほか)」
*「[[チェロキー族]]」
*「[[チェロキー族]]」
:「アパラチア・チェロキー族」
**「アパラチア・チェロキー族」
:「バッファロー・リッジ・バンド」
**「バッファロー・リッジ・バンド」
:「自由チェロキー族・蜘蛛の氏族」
**「自由チェロキー族・蜘蛛の氏族」
:「南チェロキー族・松の木の氏族」
**「南チェロキー族・松の木の氏族」
:「狼の氏族」
**「狼の氏族」
:「バージニア連合」
**「バージニア連合」
:「亀のバンド」
**「亀のバンド」
:「イナジェル・ツァラギ・バンド」
**「イナジェル・ツァラギ・バンド」
:「北ツァラギ・バンド」
**「北ツァラギ・バンド」
*「[[ウィココミコ族]]」
*「[[ウィココミコ族]]」
*「[[チェロエンホカ|チェロエンハカ族]](ノットウェイ族)」
*「[[チェロエンホカ|チェロエンハカ族]](ノットウェイ族)」
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===インディアン血統法===
=== インディアン血統法 ===
バージニア州が1705年に制定した、インディアンの血統を分類規定する「[[w:Blood quantum laws|インディアン血統法(Indian Blood law)]]」は、現在に到るまでインディアン社会を分断し続けている。
バージニア州が1705年に制定した、インディアンの血統を分類規定する「[[w:Blood quantum laws|インディアン血統法(Indian Blood law)]]」は、現在に到るまでインディアン社会を分断し続けている。


18世紀、インディアン社会への白人入植と黒人奴隷の増加は、同州でインディアンと白・黒人との混血を増加させた。「純血」の白人のみが法的優位を所有できる同州の[[人種差別]]規定では、なにより血の濃さが重要であり、それはインディアンにも当てはめられた。この血統法は「インディアンは半分人種の血が混じればもうインディアンではない」と規定したものである。以後、この「1/2」基準は全米の州に採り入れられていき、インディアンと黒人の混血([[ブラック・インディアン]])が多くの州で増加するにつれ、多くのインディアンが血統証明書から除外され、「人口を減らしていく」という[[民族浄化]]の効果を生み続けた。
18世紀、インディアン社会への白人入植と黒人奴隷の増加は、同州でインディアンと白・黒人との混血を増加させた。「純血」の白人のみが法的優位を所有できる同州の[[人種差別]]規定では、なにより血の濃さが重要であり、それはインディアンにも当てはめられた。この血統法は「インディアンは半分人種の血が混じればもうインディアンではない」と規定したものである。以後、この「1/2」基準は全米の州に採り入れられていき、インディアンと黒人の混血([[ブラック・インディアン]])が多くの州で増加するにつれ、多くのインディアンが血統証明書から除外され、「人口を減らしていく」という[[民族浄化]]の効果を生み続けた。


この法は1934年の「インディアン再編成法(IRA)」の規定にも悪影響を与え、以後のインディアンが部族として連邦公認を受けるための血統証明を難しくした。「インディアン里親制度」(白人の家庭が強制的にインディアンの乳児を里子に奪い、白人として育てる制度。20世紀末に表面上は廃止された)で里子に出されたインディアンも、連邦からはインディアンとして認定されず、また多くのインディアンたちが申請名簿を作るために、黒人配偶者と離婚しなければならなかったのである。現在のインディアンの血統証明で重要とされる混血基準度は「1/4」である。
この法は1934年の「インディアン再編成法(IRA)」の規定にも悪影響を与え、以後のインディアンが部族として連邦公認を受けるための血統証明を難しくした。「インディアン里親制度」(白人の家庭が強制的にインディアンの乳児を里子に奪い、白人として育てる制度。20世紀末に表面上は廃止された)で里子に出されたインディアンも、連邦からはインディアンとして認定されず、また多くのインディアンたちが申請名簿を作るために、黒人配偶者と離婚しなければならなかったのである。現在のインディアンの血統証明で重要とされる混血基準度は「1/4」である。


===インディアンカジノ===
=== インディアンカジノ ===
バージニア州には、インディアン部族の運営する「[[インディアン・カジノ]]」は一軒もない。上記の6部族が連邦に認知され、「復活」する予定であるが、その申請条件はカジノ運営を禁止する内容となっている。今後もインディアン部族が同州でカジノを開設する可能性は低そうである。
バージニア州には、インディアン部族の運営する「[[インディアン・カジノ]]」は一軒もない。上記の6部族が連邦に認知され、「復活」する予定であるが、その申請条件はカジノ運営を禁止する内容となっている。今後もインディアン部族が同州でカジノを開設する可能性は低そうである。


==主要な都市および町==
== 主要な都市および町 ==
{{Main|w:Political subdivisions of Virginia}}
<gallery>
<gallery>
ファイル:Skyline of Richmond, Virginia.jpg|[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]
ファイル:Skyline of Richmond, Virginia.jpg|[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]
ファイル:Rosslyn1457828712 33c9d23751 o.jpg|[[アーリントン (バージニア州)|アーリントン]]
ファイル:Rosslyn1457828712 33c9d23751 o.jpg|[[アーリントン (バージニア州)|アーリントン]]

ファイル:Virginia Beach from Fishing Pier.jpg|[[バージニアビーチ]]
ファイル:Virginia Beach from Fishing Pier.jpg|[[バージニアビーチ]]
ファイル:Elizabeth River at NNSY.jpg|[[ハンプトン・ローズ]]地域
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バージニア州は95の[[郡 (アメリカ合衆国)|郡]]と38の[[独立市]]に分割されており、独立市が郡相当と見なされるようになってからは、郡も独立市も同じ方法で運営されている<ref>{{cite web2|url=http://www.census.gov/geo/www/cob/co_metadata.html|title=County & County Equivalent Areas|publisher=United States Census Bureau|date=April 19, 2005|accessdate=December 8, 2007}}</ref>。このように独立市と郡を同等に扱うのはバージニア州のみであり、独立市はバージニア州以外では3都市があるのみである<ref>{{cite news|url=http://www.virginiabusiness.com/index.php/opinion/article/unique-structural-issues-make-progress-in-virginia-difficult/201616/|title=Unique structural issues make progress in Virginia difficult|date=September 28, 2009|first=Bernie|last=Niemeier|work=Virginia Business|accessdate=October 3, 2009}}</ref>。バージニア州ではディロンの規則と呼ばれるものの下で、バージニア州議会が独立市と郡の立法した法を撤回させる権限をもっている<ref>{{cite web2|url=http://www.virginia.edu/ien/vnrli/docs/briefs/Dillons_Rule_09.pdf|title=Dillon's Rule: Legal Framework for Decision Making|publisher=University of Virginia|accessdate=November 22, 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110511182009/http://www.virginia.edu/ien/vnrli/docs/briefs/Dillons_Rule_09.pdf|archivedate=2011年5月11日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。独立市以外に、独自の政府が運営する町もあるが、それぞれの郡に属している。さらに郡内には未編入の町も多数ある。「村」や「郡区」のような区分は無い。
バージニア州法の下では、 ''市'' として認められたすべての自治体は郡から独立している。アメリカ合衆国内の43の[[独立市|独立都市]]のうちの39都市はバージニア州内にある。バージニア州の独立都市の完全なリストは以下のとおりである:

バージニア州の独立市は以下のとおりである。
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[アレクサンドリア (バージニア州)|アレクサンドリア]]
* [[アレクサンドリア (バージニア州)|アレクサンドリア]]
*[[ベッドフォード (バージニア州)|ベッドフォード]]
* [[ブリストル (バージニア州)|ブリストル]]
*[[ブトル (バージニア州)|ブトル]]
* [[ブエナビ (バージニア州)|ブエナビ]]
* [[シャーロッツビル]]
*[[ブエナビスタ (バージニア州)|ブエナビスタ]]
* [[チェサピーク (バージニア州)|チェサピーク]]
*[[シャーロッツビル]]
*[[チェサピーク (バージニア州)|チェサピーク]]
* [[コロニアルハイツ (バージニア州)|コロニアルハイツ]]
*[[コロニアルハイツ (バージニア州)|コロニアルハイツ]]
* [[コビントン (バージニア州)|コビントン]]
* [[ダンビル (バージニア州)|ダンビル]]
*[[コヴィントン]]{{enlink|Covington, Virginia|a=on}}
*[[ビル (バージニア州)|ヴィル]]
* [[ポリア (バージニア州)|ポリア]]
*[[エンポリア]]{{enlink|Emporia, Virginia|a=on}}
*[[フェアファックス (バージニア州)|フェアファックス]]
*[[フォールズチャーチ (バージニア州)|フォールズチャーチ]]
*[[フランクリン (バージニア州)|フランクリン]]
*[[フレデリックスバーグ (バージニア州)|フレデリックスバーグ]]
*[[ゲイラックス]]{{enlink|Galax, Virginia|a=on}}
*[[ハンプトン (バージニア州)|ハンプトン]]
*[[ハリソンバーグ (バージニア州)|ハリソンバーグ]]
*[[ホープウエル (バージニア州)|ホープウエル]]
*[[レキシントン (バージニア州)|レキシントン]]
*[[リンチバーグ (バージニア州)|リンチバーグ]]
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[マナサス (バージニア州)|マナサス]]
* [[フェアファックス (バージニア州)|フェアファックス]]
* [[フォールズチャーチ (バージニア州)|フォールズチャーチ]]
*[[マナサス・パーク]]
* [[フランクリン (バージニア州)|フランクリン]]
*[[マーティンズヴィル]]{{enlink|Martinsville, Virginia|a=on}}
*[[ニューポートニュ (バージニア州)|ニューポートニュ]]
* [[フレデリックスバ (バージニア州)|フレデリックスバ]]
*[[ノーフォーク (バージニア州)|ノーフォーク]]
* [[ゲイラ (バージニア州)|ゲイラ]]
*[[ノートン (バージニア州)|ノートン]]
* [[ハンプトン (バージニア州)|ハンプトン]]
*[[ピーターズバーグ (バージニア州)|ピーターズバーグ]]
* [[ハリソンバーグ (バージニア州)|ハリソンバーグ]]
* [[ホープウェル (バージニア州)|ホープウェル]]
*[[ポクォソン]]{{enlink|Poquoson, Virginia|a=on}}
*[[ポーツマス (バージニア州)|ポーツマス]]
* [[レキシントン (バージニア州)|レキシントン]]
*[[リッチモ (バージニア州)|リッチモ]]
* [[リンチバーグ (バージニア州)|リンチバーグ]]
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[ラドフォード (バージニア州)|ラドフォード]]
*[[ロアノーク (バージニア州)|ロアノーク]]
* [[マナサス (バージニア州)|マナサス]]
*[[ラム (バージニア州)|ラム]]
* [[マナサスパ (バージニア州)|マナサスパ]]
*[[スタントン (バージニア州)|スタントン]]
* [[マーティズビル (バージニア州)|マーティズビル]]
* [[ニューポートニューズ]]
*[[サフォーク (バージニア州)|サフォーク]]{{enlink|Suffolk, Virginia|a=on}}
*[[バージニア]]
* [[ノーフォーク (バージニア州)|ノーフォ]]
* [[ノートン (バージニア州)|ノートン]]
*[[ウェインズボロ]]{{enlink|Waynesboro, Virginia|a=on}}
*[[ウィリアムズバーグ (バージニア州)|ウィリアムズバーグ]]
* [[ピーターズバーグ (バージニア州)|ピーターズバーグ]]
*[[ウィチェスター (バージニア州)|ウィチェスター]]
* [[ポコソン (バージニア州)|ポコソン]]
* [[ポーツマス (バージニア州)|ポーツマス]]
</div><br style="clear:left;" />
* [[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]
郡から独立していない、 ''町'' として認められたいくつかの他の自治体は:
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
* [[ラドフォード (バージニア州)|ラドフォード]]
* [[ロアノーク (バージニア州)|ロアノーク]]
* [[セイラム (バージニア州)|セイラム]]
* [[スタントン (バージニア州)|スタントン]]
* [[サフォーク (バージニア州)|サフォーク]]
* [[バージニアビーチ]]
* [[ウェインズボロ (バージニア州)|ウェインズボロ]]
* [[ウィリアムズバーグ (バージニア州)|ウィリアムズバーグ]]
* [[ウィンチェスター (バージニア州)|ウィンチェスター]]
</div>{{clear|left}}
郡から独立していない、 ''町'' として認められたいくつかの他の自治体は以下のとおりである。
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[アコマック]]{{enlink|Accomac, Virginia|a=on}}
* {{Ill2|アコマック (バージニア州)|en|Accomac, Virginia|label=アコマック}}
*[[アビンドン (バージニア州)|アビンドン]]{{enlink|Abingdon, Virginia|a=on}}
* {{ill2|アビンドン (バージニア州)|en|Abingdon, Virginia|label=アビンドン}}
*[[アルタビスタ (バージニア州)|アルタビスタ]]
* [[アルタビスタ (バージニア州)|アルタビスタ]]
*[[アッシュランド (バージニア州)|アッシュランド]]
* [[アッシュランド (バージニア州)|アッシュランド]]
*[[バセット (バージニア州)|バセット]]{{enlink|Bassett, Virginia|a=on}}
* {{ill2|バセット (バージニア州)|en|Bassett, Virginia|label=バセット}}
*[[バリービル (バージニア州)|バーリービル]]
* [[バリービル (バージニア州)|バーリービル]]
*[[ブラックスバーグ (バージニア州)|ブラックスバーグ]]
* [[ブラックスバーグ (バージニア州)|ブラックスバーグ]]
*[[ブルーフィールド (バージニア州)|ブルーフィールド]]
* [[ブルーフィールド (バージニア州)|ブルーフィールド]]
*[[ブリッジウォーター (バージニア州)|ブリッジウォーター]]
* [[ブリッジウォーター (バージニア州)|ブリッジウォーター]]
*[[シンコティーグ]]{{enlink|Chincoteague, Virginia|a=on}}
* {{ill2|シンコティーグ|en|Chincoteague, Virginia}}
*[[クリスチャンズバーグ]]{{enlink|Christiansburg, Virginia|a=on}}
*[[クリフトン・フォージ]]{{enlink|Clifton Forge, Virginia|a=on}}
*[[クリンチコ]]{{enlink|Clinchco, Virginia|a=on}}
*[[クリントウッド (バージニア州)|クリントウッド]]
*[[コロニアルビーチ (バージニア州)|コロニアルビーチ]]
*[[カルペパー (バージニア州)|カルペパー]]
*[[ダンフリーズ]]{{enlink|Dumfries, Virginia|a=on}}
*[[イーストビル (バージニア州)|イーストビル]]
*[[ファームビル (バージニア州)|ファームビル]]
*[[フロントローヤル (バージニア州)|フロントローヤル]]
*[[グラスゴー (バージニア州)|グラスゴー]]
*[[グランディ (バージニア州)|グランディ]]{{enlink|Grundy, Virginia|a=on}}
*[[ヘイジ]]{{enlink|Haysi, Virginia|a=on}}
*[[ハーンドン (バージニア州)|ハーンドン]]{{enlink|Herndon, Virginia|a=on}}
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[レバノン (バージニア州)|レバノ]]
* {{Ill2|クリスチャズバーグ (バージニア州)|en|Christiansburg, Virginia|label=クリスチャズバーグ|preserve=1}}
*[[リースバーグ (バージニア州)|リースバーグ]]
* {{ill2|クフトン・フォ (バージニア州)|en|Clifton Forge, Virginia|label=クフトン・フォジ}}
* {{ill2|クリンチコ (バージニア州)|en|Clinchco, Virginia|label=クリンチコ}}
*[[ラレイ]]{{enlink|Luray, Virginia|a=on}}
*[[ン (バージニア州)|ン]]
* [[リントウッド (バージニア州)|リントウッド]]
* [[コロニアルビーチ (バージニア州)|コロニアルビーチ]]
*[[オッコクアン]]{{enlink|Occoquan, Virginia|a=on}}
*[[オレンジ (バージニア州)|オレンジ]]
* [[カルペパー (バージニア州)|カルペパー]]
* {{ill2|ダンフリーズ (バージニア州)|en|Dumfries, Virginia|label=ダンフリーズ}}
*[[パラスキ]]{{enlink|Pulaski, Virginia|a=on}}
* [[イーストビル (バージニア州)|イーストビル]]
*[[パーセルヴィル]]{{enlink|Purcellville, Virginia|a=on}}
*[[リッチランズ (バージニア州)|リッチランズ]]
* [[ファームビル (バージニア州)|ファームビル]]
*[[ロッキーマウント (バージニア州)|ロッキーマウント]]
* [[ロントローヤル (バージニア州)|ロントローヤル]]
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[スミスフィールド (バージニア州)|スミスフィールド]]
*[[サウボストン (バージニア州)|サウボストン]]
* [[グラゴー (バージニア州)|グラゴー]]
*[[サウスヒル (バージニア州)|サウスヒル]]
* {{ill2|グランディ (バージニア州)|en|Grundy, Virginia|label=グランディ}}
*[[ストラスバーグ (バージニア州)|ストラスバーグ]]
* {{ill2|ヘイジ (バージニア州)|en|Haysi, Virginia|label=ヘイジ}}
* {{ill2|ハーンドン (バージニア州)|en|Herndon, Virginia|label=ハーンドン}}
*[[タパハノック]]{{enlink|Tappahannock, Virginia|a=on}}
* [[レバノン (バージニア州)|レバノン]]
*[[テイズウェル]]{{enlink|Tazewell, Virginia|a=on}}
*[[ウィ (バージニア州)|ウィ]]
* [[ズバーグ (バージニア州)|リーズバ]]
* {{ill2|ルレイ (バージニア州)|en|Luray, Virginia|label=ルレイ}}
*[[ヴィントン]]{{enlink|Vinton, Virginia|a=on}}
* [[マリオン (バージニア州)|マリオン]]
*[[ワチャップリーグ]]{{enlink|Wachapreague, Virginia|a=on}}
* {{ill2|オッコクアン (バージニア州)|en|Occoquan, Virginia|label=オッコクアン}}
*[[ウォレントン]]{{enlink|Warrenton, Virginia|a=on}}
*[[ウェストポイ (バージニア州)|ウェストポイ]]
* [[オレ (バージニア州)|オレ]]
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[ワイズ (バージニア州)|ワイズ]]{{enlink|Wise, Virginia|a=on}}
*[[ウッドトック (バージニア州)|ウッドトック]]
* {{ill2|プラ (バージニア州)|en|Pulaski, Virginia|label=プラキ}}
* {{ill2|パーセルビル (バージニア州)|en|Purcellville, Virginia|label=パーセルビル}}
*[[ワイスヴィル]]{{enlink|Wytheville, Virginia|a=on}}
* [[リッチランズ (バージニア州)|リッチランズ]]
</div><br style="clear:left;" />
* [[ロッキーマウント (バージニア州)|ロッキーマウント]]
[[ワシントンD.C.]]からポトマック川を越えたところに位置する[[アーリントン (バージニア州)|アーリントン郡]]は、完全に都市化されているが、郡のままであり、内には町さえも存在しない。
* [[スミスフィールド (バージニア州)|スミスフィールド]]
<!--
* [[サウスボストン (バージニア州)|サウスボストン]]
==政治と法律==
* [[サウスヒル (バージニア州)|サウスヒル]]
-->
* [[ストラスバーグ (バージニア州)|ストラスバーグ]]
* {{ill2|タパハノック (バージニア州)|en|Tappahannock, Virginia|label=タパハノック}}
* {{ill2|テイズウェル (バージニア州)|en|Tazewell, Virginia|label=テイズウェル}}
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
* [[ウィーン (バージニア州)|ウィーン]]
* {{ill2|ビントン (バージニア州)|en|Vinton, Virginia|label=ビントン}}
* {{ill2|ワチャップリーグ(バージニア州)|en|Wachapreague, Virginia|label=ワチャップリーグ}}
* {{ill2|ウォレントン(バージニア州)|en|Warrenton, Virginia|label=ウォレントン}}
* [[ウェストポイント (バージニア州)|ウェストポイント]]
* {{ill2|ワイズ (バージニア州)|en|Wise, Virginia|label=ワイス}}
* [[ウッドストック (バージニア州)|ウッドストック]]
* {{ill2|ワイスビル(バージニア州)|en|Wytheville, Virginia|label=ワイスビル}}
</div>{{clear|left}}

州内には[[アメリカ合衆国大都市統計地域]]が11ある。その中で北バージニア、ハンプトン・ローズ、リッチモンド・ピーターズバーグ大都市圏の人口が多い。リッチモンド市は州都であり、市域人口こそ226,610人で州内4位にとどまるものの、都市圏人口は1,314,434人を数える<ref name="Census2020_QuickFacts" />。2020年時点でバージニアビーチ市(459,470人)が市域人口最大の都市であり、チェサピーク市(249,422人)とノーフォーク市(238,005人)が続いている<ref name="Census2020_QuickFacts" />。ノーフォーク市はハンプトン・ローズ地域の中核都市であり(バージニアビーチ・チェサピーク両市は人口こそ多いが、あくまでノーフォークの「郊外都市」である)、その都市圏は人口1,750,741人を抱え<ref name="Census2020_QuickFacts" />、世界最大の海軍基地である[[ノーフォーク海軍基地]]がある。市域にグレート・ディズマル湿地を含むサフォーク市が市域面積429.1平方マイル (1,111km<sup>2</sup>) と最大である<ref>{{cite web2|url=http://www.suffolk.va.us/community/history.html|title=All About Suffolk|publisher=Suffolk, Virginia|date=February 12, 2007|accessdate=February 19, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080422015335/http://www.suffolk.va.us/community/history.html|archivedate=2008年4月22日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。

[[フェアファックス郡 (バージニア州)|フェアファックス郡]]は人口1,150,309人を抱え<ref name="Census2020_QuickFacts_FairfaxCounty">[https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/fairfaxcountyvirginia/POP010220 QuickFacts: Fairfax County, Virginia]. U.S. Census Bureau. 2020年.</ref>、州内最大であるが、これには郡庁所在地かつ独立市のフェアファックス市(人口24,146人<ref name="Census2020_QuickFacts_FairfaxCity">[https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/fairfaxcityvirginia/POP010220 QuickFacts: Fairfax city, Virginia]. U.S. Census Bureau. 2020年.</ref>)を含んでいない<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/04/AR2009070402623.html|title=To Be or Not to Be Fairfax County?|work=he Washington Post|date=July 5, 2009|accessdate=August 18, 2009|first1=Sandhya|last1=Somashekhar|first2=Amy|last2=Gardner}}</ref>。フェアファックス市にはタイソンズ・コーナーに大きな企業と商業の集積があり、州内でも最大のオフィス市場である<ref>{{cite web2|url=http://www.fairfaxcountyeda.org/re_tysons.htm|title=Doing Business in Fairfax County|publisher=Fairfax County Economic Development Authority|date=June 26, 2007|accessdate=December 8, 2007|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080209152957/http://www.fairfaxcountyeda.org/re_tysons.htm|archivedate=2008年2月9日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。これに隣接する[[ラウドン郡 (バージニア州)|ラウドン郡]]と[[リーズバーグ (バージニア州)|リーズバーグ市]]は、2010年時点で州内でも人口成長速度が最も高く、世帯当たり収入の中央値も114,204米ドルと州内最多である<ref name=ltm>{{cite news|url=http://www.loudountimes.com/index.php/news/article/loudoun_named_rich909est_c454ounty_in_the_nation/|title=Loudoun named richest county in the nation, again|first=Hannah|last=Hager|work=Loudoun Times-Mirror|date=November 12, 2010|accessdate=May 1, 2011}}</ref>。[[ワシントンD.C.]]からポトマック川を越えたところに位置する[[アーリントン (バージニア州)|アーリントン郡]]は、都市化が進んだ郡ではあるが、郡内には法人化された自治体は市はおろか町さえも存在せず、統計上はアーリントン郡としての他、アーリントンCDPという[[国勢調査指定地域]]としても計上されている。陸地面積では国内最少の郡である<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/11/22/AR2005112202165_pf.html|title=Silent Streams|work=The Washington Post|first=Mary|last=Battiata|date=November 27, 2005|accessdate=April 12, 2008}}</ref>。[[ロアノーク (バージニア州)|ロアノーク市]]都市圏は人口315,251人であり、州西部では最大の都市圏である(以上、特に断りの無い限り、人口の数値はすべて2020年国勢調査による)。

== 政治と法律 ==
{{Main|w:Government of Virginia}}
[[ファイル:Va State Capitol.JPG|thumb|[[バージニア州会議事堂]]、[[トーマス・ジェファーソン]]設計、1785年に[[パトリック・ヘンリー]]州知事が使用開始、バージニア州議会を収める|alt=All white Neoclassical building with pediment and six columns rises on a grassy hill with a large American elm tree in the left foreground. Two boxier, but similarly styled wings are attached at the building's rear.]]
バージニア植民地時代、自由人がハウス・オブ・バージェシーズとよぶ下院の議員を選んでいた。知事委員会と下院で植民地議会を構成していた。バージニア植民地議会は1619年に設立され、西半球では現在まで続く最古の議会となっている<ref name=burgesses>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/06/AR2006050601099_pf.html|title=Latest Budget Standoff Met With Shrugs|first1=Rosalind S.|last1=Helderman|first2=Chris L.|last2=Jenkins|work=The Washington Post|date=May 7, 2006|accessdate=November 24, 2007}}</ref>。[[ピュー研究所]]による格付けでは、その効率性、有効性およびインフラを評価して"A-"とされている。この格付けは他の2州と共に国内最高であり、バージニア州としては2回目だった<ref name=pew>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/story/2008/03/03/ST2008030303550.html|title=Government Takes Top Honors in Efficiency|first=Sandhya|last=Somashekhar|work=The Washington Post|date=March 4, 2008|accessdate=March 11, 2008}}</ref>。

1971年からは7代目の[[バージニア憲法]]の下に州政府が機能しており、強い議会と統一された司法体系が規定されている。連邦政府の体系と同様、州政府は[[権力分立|三権が分立]]している。立法府、行政府、および司法府である。行政府は議員数100人の下院と、同40人の上院の[[両院制]]である。議会が判事と司法官を選ぶなど、行政府より強くなっている。州知事と副知事は4年毎にそれぞれの選挙で選出されている。現職知事は再選を求められないが、副知事と検事総長は再選を求められる。知事は連続した任期でなければ再出馬できる<ref name=constitution>{{cite journal|title=Commentaries on the Constitution of Virginia by A. E. Dick Howard|first=Albert L.|last=Strum|journal=The American Political Science Review|volume=71|issue=2|month=June|year=1977|pages=714–715|jstor=1978427}}</ref>。司法体系も国内最古のものであり、最高裁判所と控訴裁判所から巡回裁判所、一般司法第一審裁判所、さらに下級の一般地区裁判所と少年家庭地区裁判所まで階層がある<ref>{{cite web2|url=http://www.courts.state.va.us/courts/cib.pdf|format=PDF|title=Virginia Courts In Brief|publisher=Virginia Judicial System|date=May 5, 2009|accessdate=August 17, 2009}}</ref>。

バージニア州法典は議会が定めた法の集成である。バージニア州警察が最大の警察組織である。バージニア州都警察は国内最古の警察署である<ref>{{cite news|url=http://www.vcp.state.va.us/message.htm|title=Message from the Chief|year=2008|first=Kimberly|last=Lettner|publisher=The Division of Capitol Police|accessdate=September 10, 2009}}</ref>。[[バージニア州兵|バージニア州軍]]は、7,500名の州陸軍、1,200名の州空軍で構成されている<ref>{{cite web2|url=http://vko.va.ngb.army.mil/VirginiaGuard/history/overview.html|title=Serving Commonwealth and Country|first1=John W.|last1=Listman, Jr.|first2=Lt. Col. Chester C.|last2=Carter, III|publisher=Virginia Army National Guard|date=August 20, 2007|accessdate=February 11, 2008}}</ref>。1982年に死刑制度が復活して以来、107人が処刑されており、この数字は国内第2位である<ref>{{cite news|url=http://www.latimes.com/news/local/la-me-condemned-women-20100924,0,1991421.story|title=Virginia's execution of a woman may signal shift in national thinking|first=Carol J.|last=Williams|work=Los Angeles Times|date=September 23, 2010|accessdate=September 24, 2010}}</ref>。犯罪率の合計は28%であり、国内平均よりは低い<ref name=quick>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/ac2/wp-dyn/local-explorer/quick-facts?search=VA|title=Quick Facts for Virginia|work=LocalExplorer|publisher=The Washington Post|year=2009|accessdate=September 11, 2009}}</ref>。1995年に囚人の保釈を止めてからは、[[累犯|再犯]]率は28.3%まで低下し、国内最低のレベルにある<ref>{{cite news|title=Va. returning prisoners to jail at lower-than-average rate, study shows|work=The Washington Post|date=April 13, 2011|accessdate=April 13, 2011|first=Michael S.|last=Rosenwald}}</ref>。

=== 政治 ===
{{Main|w:Politics of Virginia}}
20世紀を通じて、バージニア州は田園部の政治的に保守的な南部州から、都会化され多元的で政治では中道な環境に変わってきた。1970年代まではバード機構が支配する人種分離された一党支配の州だった<ref>{{cite journal|url=http://www.questia.com/googleScholar.qst?docId=5001263885|title="Sheep without a Shepherd": The New Deal Faction in the Virginia Democratic Party|first=James R.|last=Sweeney|journal=Presidential Studies Quarterly|volume=29|year=1999|accessdate=March 31, 2008|doi=10.1111/1741-5705.00043|page=438|issue=2}}</ref>。州内にあった奴隷制度の遺産により、1960年代半ばに公民権法が成立するまで、実質的にアフリカ系アメリカ人の選挙権を剥奪していた<ref>{{cite journal|last=Burchett|author=|first=Michael H.|year=1997|title=Promise and prejudice: Wise County, Virginia and the Great Migration, 1910–1920|journal=The Journal of Negro History|volume=82|issue=3|page=|pages=312–327|doi=10.2307/2717675|jstor=2717675}}</ref>。選挙権の付与と、ヒスパニック系など移民の増加により、少数民族の投票動向が重要性を増してきた<ref>{{cite news|url=http://hamptonroads.com/node/172411|title=Webb, Allen court Hispanic, white-collar voters in N. Va.|date=October 25, 2006|first=Dale|last=Eisman|work=The Virginian-Pilot|accessdate=March 29, 2008}}</ref>。一方で「白人労働者階級」と申告する有権者の割合は2008年から2012年の間に3%減少した<ref name=obama12/> Regional differences play a large part in Virginia politics.<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/02/12/AR2008021203200_pf.html|title=In Virginia, Results Signal A State in Play for November|first1=Bill|last1=Turque|first2=Ovetta|last2=Wiggins|first3=Nikita|last3=Stewart|work=The Washington Post|date=February 13, 2008|accessdate=September 29, 2008}}</ref>。田園の残る州南部と西部は、その「南部戦略」への対応で[[共和党 (アメリカ)|共和党]]支持に動いており、北バージニアの大半など都心部と成長する郊外部は[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]の地盤を形成している<ref>{{cite journal|title=Activists and Partisan Realignment in the United States|first1=Gary|last1=Miller|first2=Norman|last2=Schofield|journal=The American Political Science Review|volume=97|issue=2|month=May|year=2003|pages=245–260|jstor=3118207}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/story/2007/12/10/ST2007121001571.html|title=Tensions Could Hurt Majority in Va. Senate|first=Tim|last=Craig|work=The Washington Post|date=December 11, 2007|accessdate=December 23, 2007}}</ref>。民主党の支持は、南西部の労働組合の強い地域、シャーロッツビルやブラックスバーグのような学園都市、南東部の[[ブラックベルト]]地帯でも続いている<ref>{{cite journal|title=African American Legislative Politics in Virginia|first1=Michael L.|last1=Clemons|first2=Charles E.|last2=Jones|journal=Journal of Black Studies|volume=30|issue=6, Special Issue: African American State Legislative Politics|month=July|year=2000|pages=744–767|doi=10.1177/002193470003000603|jstor=2645922}}</ref>。

[[ファイル:Jim Webb Rally.jpg|thumb|リッチモンドの集会で演説するジム・ウェッブ、後方は元知事の[[マーク・ウォーナー]]、[[ティム・ケイン]]、ダグラス・ワイルダー、[[バラク・オバマ]]大統領、他|alt=A crowded stage of politicians both white and African American stand before supporters and press.]]
バージニア州の政党の強さも流動的である。2007年に行われた州議会選挙で、民主党は上院の支配を取り戻し、下院でも多数派共和党との差を8議席まで縮めた<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/07/AR2007110700553_2.html|title=Kaine Hails 'Balance' in New Political Landscape|first1=Tim|last1=Craig|first2=Anita|last2=Kumar|date=November 8, 2007|work=The Washington Post|accessdate=November 7, 2007}}</ref>。2009年の選挙では、共和党の[[ボブ・マクドネル]]が17ポイント差で州知事に当選し、副知事と検事総長も当選した他、下院では6議席を増やした<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/11/03/AR2009110300371.html|title=GOP reclaims Virginia|first1=Rosalind S.|last1=Helderman|first2=Anita|last2=Kumar|work=The Washington Post|date=November 4, 2009|accessdate=November 4, 2009}}</ref>。2011年の選挙では、共和党が下院の3分の2以上の議席を確保し、上院はビル・ボーリング副知事をタイブレーカーとして多数派を取り戻した<ref>{{cite news|url=http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2011/11/10/gop_claims_va_senate_majority_after_dem_concedes/|title=GOP claims Va. Senate majority after Dem concedes|work=The Boston Globe|agency=Associated Press|first=Bob|last=Lewis|date=November 10, 2011|accessdate=November 15, 2011}}</ref>。州議会選挙の季節は伝統的にウェイクフィールドのシャド・プランキングで始まる<ref>{{cite news|url=http://www.msnbc.msn.com/id/30248457/|title=Shad Planking kicks Virginia race into gear|publisher=MSNBC|first=Mark|last=Murray|date=April 16, 2009|accessdate=May 7, 2009}}</ref>。

連邦レベルの選挙では2006年から両党が競り合っている。共和党のアメリカ合衆国上院議員[[ジョージ・アレン (政治家)|ジョージ・アレン]]は2006年の選挙で、民主党新人のジム・ウェッブに対して接戦を落とし、2012年の選挙では元州知事の[[ティム・ケイン]]がウェッブに雪辱した<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/local/in-the-aftermath-of-the-2012-election-battleground-virginias-political-winners-and-losers/2012/11/11/0ea30b1c-2c17-11e2-b631-2aad9d9c73ac_story.html|title=In the aftermath of the 2012 election, battleground Virginia’s political winners and losers|first=Bob|last=Lewis|work=Washington Post|agency=Associated Press|date=November 11, 2012|accessdate=November 24, 2012}}</ref>。2008年の上院議員選挙では、民主党が2議席共獲得し、元州知事の[[マーク・ウォーナー]]が引退する共和党の[[ジョン・ウォーナー]]の代わりに選ばれた<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/11/04/AR2008110404091.html|title=Warner Rolls Past His Fellow Former Governor|first=Anita|last=Kumar|work=The Washington Post|date=November 5, 2008|accessdate=November 5, 2008}}</ref>。バージニア州は大統領選挙人の数で13人であり、2008年と2012年の大統領選挙では[[バラク・オバマ]]が制したが、その前の10回の選挙は共和党候補者が制していた<ref name=obama12>{{cite news |url= http://www.businessweek.com/news/2012-11-07/obama-repeats-victory-in-former-republican-stronghold-virginia |title= Obama Repeats Win in Former Republican Stronghold Virginia |work= Bloomberg Businessweek |first= Heidi |last= Przybyla |date= November 7, 2012 |accessdate= November 24, 2012}}</ref>。2010年の中間選挙では共和党がアメリカ合衆国下院の3議席を民主党から奪った。バージニア州選出の下院議員は11人であり、このうち8人が共和党、3人が民主党となった。今後の大統領選挙でも[[スイング・ステート|接戦州]]となることが見込まれている<ref name=purple>{{cite news|url=http://blog.washingtonpost.com/44/2007/10/12/the_purpling_of_america.html|title=Painting America Purple|first=Dan|last=Balz|authorlink=|date=October 12, 2007|work=The Washington Post|accessdate=November 24, 2007|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110728022004/https://blog.washingtonpost.com/44/2007/10/12/the_purpling_of_america.html|archivedate=2011年7月28日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。

== 経済 ==
{{Main|w:Economy of Virginia}}
{{See also|w:Virginia locations by per capita income}}
[[ファイル:The Pentagon January 2008.jpg|thumb|[[アメリカ合衆国国防総省]]、[[アーリントン (バージニア州)|アーリントン]]の[[ペンタゴン]]にあり、世界最大の事務所ビルである<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/05/23/AR2007052301296.html|title=How the Pentagon Got Its Shape|first=Steve|last=Vogel|date=May 27, 2007|accessdate=April 21, 2009|work=The Washington Post}}</ref>|alt=Aerial view of the huge five-sided building and its multiple rings. Parking lots and highways stretch away from it.]]

バージニア州は退職・解雇自由の州であるが<ref>{{cite web2|title=The Virginia Department of Labor and Industry: Frequently Asked Questions: Labor & Employment Law|url=http://www.doli.virginia.gov/laborlaw/laborlaw_faqs.html|accessdate=November 13, 2011}}</ref>、その経済は地方と連邦の政府、軍隊、農業と企業など多様な収入源を持っている。民間労働者は410万人おり、その3分の1はサービス業である<ref name=energy>{{cite web2|url=http://tonto.eia.doe.gov/state/state_energy_profiles.cfm?sid=VA|work=Energy Information Administration|title=Virginia State Energy Profiles|publisher=United States Department of Energy|date=June 26, 2008|accessdate=June 27, 2008}}</ref><ref name=ng>{{cite web2|title=Virginia facts|publisher=National Geographic Society|date=April 2, 2008|url=http://travel.nationalgeographic.com/places/states/state_virginia.html|accessdate=April 12, 2008}}</ref>。失業率は2013年3月時点で5.3%と、国内最低レベルである<ref>{{cite web2|url=http://www.deptofnumbers.com/unemployment/virginia/ |title=Virginia State Unemployment Rate and Total Unemployed |publisher=Department of Numbers |date= December 2012 |accessdate=March 3, 2013}}</ref>。2011年時点でリーズバーグは就職機会成長率が国内第2位の町である<ref>{{cite web2|url=http://money.cnn.com/magazines/moneymag/bplive/2011/top25s/financial/jobgrowth.html |title=Best Places to Live 2011 – Top 25: Fastest job growth – from MONEY Magazine |publisher=CNN |date=July 14, 2010 |accessdate=February 18, 2012}}</ref>。2010年[[アメリカ合衆国商務省経済分析局]]の報告によると、バージニア州の州生産高は4,240億米ドルだった<ref>{{cite web2|title=GDP by State|url=http://greyhill.com/gdp-by-state|publisher=Greyhill Advisors|accessdate=September 16, 2011}}</ref>。2007年の収入中央値では国内100の裕福な郡の上位にある<ref>{{cite web|url=http://www.bea.gov/regional/reis/drill.cfm?table=CA1-3&catable=CA1-3&lc=30&years=2005&rformat=display&areatype=LOCAL&sort=1|title=Per capita personal income|work=Regional Economic Information System|publisher=Bureau of Economic Analysis|month=April|year=2007|accessdate=November 24, 2007}}</ref>。2011年時点で、北バージニア都市圏が州内でも収入の高い地域であり、国内で20の収入の高い郡の6郡を占め、さらにそのうちの3郡は最高レベルにある<ref>[http://www.forbes.com/2008/01/22/counties-rich-income-forbeslife-cx_mw_0122realestate.html Matt Woolsey, America's Richest Counties, Forbes.com, 01.22.08, 6:00 PM ET] Forbes.com Web site. Retrieved on February 8, 2008.</ref>。[[CNN]]の雑誌「マネー」に拠れば、2011年時点で国内の最も収入の高い町は、バージニア州のグレートフォールズである<ref>{{cite web2|url=http://money.cnn.com/magazines/moneymag/bplive/2011/top25s/financial/index.html |title=Best Places to Live 2011 – Top 25: Biggest earners – from MONEY Magazine |publisher=CNN |date=July 14, 2010 |accessdate=February 18, 2012}}</ref>。

バージニア州は技術労働者の集中度では50州の中で最大であり<ref>{{cite news|first=Gregory|last=Poersch|title=1 of Out of 11 Workers in Virginia in Tech Industry, Highest Concentration in the Nation, AeA Says|date=April 2, 2008|agency=Reuters|work=American Electronics Association|url=http://www.reuters.com/article/pressRelease/idUS44925+02-Apr-2008+PRN20080402|accessdate=October 7, 2007}}</ref>、その数では[[カリフォルニア州]]、[[テキサス州]]、[[ニューヨーク州]]に次いで第4位である<ref>{{cite news|first=Marjorie |last=Censer|title=Virginia loses tech jobs but maintains highest concentration in U.S.|date=October 4, 2011|agency=Washington Post|work=TechAmerica|url=http://articles.washingtonpost.com/2011-10-04/business/35279112_1_tech-jobs-techamerica-foundation-jobs-in-software-services|accessdate=December 14, 2012}}</ref>。2006年には[[集積回路|コンピュータチップ]]の輸出額が州内最大となり、それまで多かった石炭とタバコの輸出額を組み合わせたものを超えた<ref name=chips>{{cite news|url=http://content.hamptonroads.com/story.cfm?story=120082&ran=25886|title=Computer chips now lead Virginia exports|first=Gregory|last=Richards|work=The Virginian-Pilot|date=February 24, 2007|accessdate=September 29, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070310155937/http://content.hamptonroads.com/story.cfm?story=120082&ran=25886|archivedate=2007年3月10日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。北バージニアはかつて酪製品の産地と考えられたが、現在は特にダレス技術回廊でソフトウェア、通信技術、防衛産業に変わっている。北バージニアの[[データセンター]]は、国内[[インターネット]]通信の50%以上を扱っており、[[:en:Dominion Resources|ドミニオン・パワー]]は2012年までに北バージニアで消費される電力の10%がデータセンターによると推測している<ref>{{cite news|url=http://www.usnews.com/news/energy/articles/2009/03/24/the-internets-hidden-energy-hogs-data-servers|title=The Internet's Hidden Energy Hogs: Data Servers|first=Kent|last=Garber|work=U.S. News & World Report|date=March 24, 2009|accessdate=April 12, 2011}}</ref>。

[[ファイル:MINERS LINE UP TO GO INTO THE ELEVATOR SHAFT AT THE VIRGINIA-POCAHONTAS COAL COMPANY MINE ^4 NEAR RICHLANDS, VIRGINIA... - NARA - 556338.jpg|thumb|left|バージニア・ポカホンタス石炭会社炭坑で働く坑夫、1974年。<br/>
石炭は当州伝統産業の1つ。主だった動きとして、1920年来の[[:en:Massey Energy|マッセイ・エナジー]]が2011年に[[:en:Alpha Natural Resources|アルファ・ナチュラル・リソース]]に買収された。]]
バージニア州の会社が2011年前半で受けたベンチャーキャピタルの総額は、カリフォルニア州、[[マサチューセッツ州]]、ニューヨーク州に次いで第4位だった<ref>{{cite news|url=http://blogs.wsj.com/venturecapital/2011/08/04/interactive-map-the-united-states-of-venture-capital/|first=Scott|last=Austin|title=Interactive Map: The United States of Venture Capital|date=August 4, 2010|accessdate=August 6, 2010|work=The Wall Street Journal}}</ref>。2009年の雑誌「[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]」で、バージニア州を事業のための最良の州に4年連続で挙げた<ref>{{cite news|url=http://www.forbes.com/2009/09/23/best-states-for-business-beltway-best-states.html|first=Kurt|last=Badenhausen|title=The Best States for Business|date=September 23, 2009|accessdate=March 27, 2010|work=Forbes|archiveurl=https://archive.is/20130111015133/http://www.forbes.com/2009/09/23/best-states-for-business-beltway-best-states.html|archivedate=2013年1月11日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。一方[[CNBC]]は2007年、2009年、2011年に事業のための最良の州にバージニア州を挙げた<ref>{{cite news|url=http://www.usatoday.com/money/companies/2011-06-28-cnbc-virginia-top-state_n.htm|first=Scott|last=Cohn|title=Virginia named America's Top State for Business in 2011|date=June 28, 2011|accessdate=June 28, 2011|work=CNBC}}</ref>。[[フォーチュン500]]にはバージニア州の会社が20社入っており、その数は50州の中で第8位である<ref>{{cite news|url=http://hosted.ap.org/dynamic/stories/M/MN_FORTUNE_500_MINNESOTA_MNOL-|title=20 Minn. companies make newest Fortune 500|agency=Associated Press|date=May 5, 2011|accessdate=May 5, 2011|work=Rochester Post-Bulletin}}</ref>。

バージニア州は一人当たり防衛費の消費額が50州の中で最大であり、約90万人の職を提供し、国内で使われる防衛費の10%がバージニア州で使われている<ref name=lovehate>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/05/AR2010050505205.html|title=Virginia's love-hate relationship with federal spending|first=Rosalind S.|last=Helderman|work=The Washington Post|date=May 6, 2010|accessdate=May 26, 2010}}</ref><ref name=weighdefense>{{cite news|title=Virginia weighs its dependence on defense spending|first=Nicole Anderson|last=Ellis|date=September 1, 2008|work=Virginia Business|url=http://www.virginiabusiness.com/index.php/news/article/virginia-weighs-its-dependence-on-defense-spending/1829/|accessdate=May 26, 2010}}</ref>。州内には80万人の退役兵がおり、国内最大であり、また国防総省の雇員の数ではカリフォルニア州に次いで第2位である<ref name=weighdefense /><ref>{{cite news|url=http://www.cbsnews.com/stories/2008/10/17/eveningnews/main4530304.shtml|title=Virginia Finally Comes Into Play|date=October 17, 2008|accessdate=October 20, 2008|publisher=CBS News}}</ref>。北バージニアでは多くの州民が連邦政府の機関で働いており、その中には中央情報局や国防総省、[[アメリカ国立科学財団]]、[[アメリカ地質調査所]]、[[米国特許商標庁]]が含まれている。他にも防衛関係や安全保障関係で政府との契約がある会社で働いている者が多く、その契約数は15,000以上になっている<ref name=fedjobs>{{cite news|url=http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1587284-2,00.html|title=The Federal Job Machine|date=February 8, 2007|work=Time|first=Justin|last=Fox|accessdate=November 7, 2007}}</ref>。ハンプトン・ローズ地域には世界でも最大級に軍事基地と施設が集積されている。その中でも最大のものはノーフォーク海軍基地である<ref name=hr>{{cite web2|url=http://www.navsea.navy.mil/shipyards/norfolk/History/Home.aspx|title=NNSY History|publisher=United States Navy|date=August 27, 2007|accessdate=April 6, 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120918030150/http://www.navsea.navy.mil/shipyards/norfolk/History/Home.aspx|archivedate=2012年9月18日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。

[[ファイル:Virginia Beach waterfront.jpg|thumb|right|[[バージニアビーチ]]市の経済では海洋観光が重要な業種になっている|alt=High-rise hotels line the ocean front covered with colorful beach-goers.]]
バージニア州の土地の32%を農地が占めている。2012年時点で約357,000人が農業に従事しており、47,000以上ある農園の平均面積は171エーカー (0.27 平方マイル; 0.69 km<sup>2</sup>), 、農地総面積は810万エーカー (12,656 平方マイル; 32,780 km<sup>2</sup>) となっている。1960年にはこの2倍の農園があり、それ以来かなり減退してきたものの、それでも州内では最大の単一産業である<ref>{{cite web2|url=http://www.vdacs.virginia.gov/agfacts/index.shtml|title=Virginia Agriculture&nbsp;— Facts and Figures|year=2012|accessdate=December 9, 2012|publisher=Virginia Department of Agriculture and Consumer Services}}</ref>。2006年に換金作物としての王座をトマトが大豆と入れ替わった。他にもピーナッツや干し草の生産高が高い<ref>{{cite news|url=http://hamptonroads.com/node/354831|title=Tomato moves into the top money-making spot in Virginia|date=October 17, 2007|first=Linda|last=McNatt|work=The Virginian-Pilot|accessdate=October 18, 2007}}</ref>。タバコは現在では主要作物ではないが、それでも国内第5位の生産高である<ref>{{cite web2|url=http://www.agcensus.usda.gov/Publications/2007/Online_Highlights/County_Profiles/Virginia/cp99051.pdf|format=PDF|title=Virginia|work=2007 Census of Agriculture|publisher=United States Census Bureau|date=July 17, 2009|accessdate=October 6, 2009}}</ref>。チェサピーク湾の経済ではイースタンオイスターが重要な部分を占めているが、病気、水質汚染、過剰採取の影響で個体数が減少し、収穫量が減っている<ref>{{cite web2|url=http://www.magazine.noaa.gov/stories/mag165.htm|title=NOAA Working to Restore Oysters in the Chesapeake Bay|work=National Oceanic and Atmospheric Administration|date=March 31, 2005|accessdate=February 14, 2008}}</ref>。ノーザンネックとブルーリッジ山脈沿いのブドウ園とワイン醸造が収入を生み、観光客を呼び寄せ始めた<ref name=wine>{{cite web|url=http://www.vdacs.virginia.gov/pdffiles/vawinery.pdf|title=Assessment of the Profitability and Viability of Virginia Wineries|month=June|year=2007|work=MKF Research LLC|publisher=Virginia Department of Agriculture and Consumer Services|accessdate=June 26, 2008|format=PDF}}</ref>。


バージニア州の[[所得税]]は3.0%から5.75%までの累進課税方式を採用している。[[消費税]]と使用税は4%だが、食品には1.5%である。これに地方課税分1%が足され、消費税は5%、食品は2.5%となる<ref>{{cite web2|url=http://www.tax.virginia.gov/site.cfm?alias=salesusetax#Retail|title=Sales and Use Tax|work=Virginia Department of Taxation|date=February 23, 2010|accessdate=May 6, 2010}}</ref>。資産税は地方政府のレベルで設定、徴収され、その率は州内で様々である。不動産は市場価値の100%に対して、地方レベルで課税されている。無形個人資産も地方レベルで課税され、原コストに対する比率で決められている<ref>{{cite web2|url=http://www.tax.virginia.gov/Documents/Tax%20Facts%20-%20%207-1-2011.pdf|format=PDF|title=Virginia Tax Facts|publisher=Virginia Department of Taxation|date=July 1, 2011|accessdate=November 26, 2011}}</ref>。
==経済==
2004年アメリカ合衆国経済分析局の報告によると、バージニア州の州生産高は3,266億米ドルであった。一人当たりの収入は2004年に35,477米ドルであった。


===主な会社など===
=== 主な会社など ===
バージニア州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
バージニア州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
<!--* [[USエアウェイズ]]:本拠地はアリゾナ州テンピ-->
<!--* [[USエアウェイズ]]:本拠地はアリゾナ州テンピ-->
*[[連邦住宅金融抵当公庫|連邦住宅貸付抵当公社]](フレディマック)
* [[連邦住宅金融抵当公庫|連邦住宅貸付抵当公社]](フレディマック)
<!--* [[スプリント・ネクステル]]:カンザスへ戻った-->
<!--* [[スプリント・ネクステル]]:カンザスへ戻った-->
*[[ジェネラル・ダイナミクス]]
* [[ジェネラル・ダイナミクス]]
* [[キャピタル・ワン|キャピタル・ワン・フィナンシャル]] (Capital One Financial) (クレジットカード会社)
*[[ドミニオン (電力会社)|ドミニオン]] (Dominion) (電力会社)
*[[キャピタル・ワンフィナンャル]] (Capital One Financial) (クレジットカード会社
* [[サーット・シティ]] (Circuit City Stores) (家電量販店
*[[キットシティ]] (Circuit City Stores) (家電量販店
* [[スミスフィルドフーズ]] (Smithfield Foods) (食品会社:ハムなど
*[[スミスィード・フーズ]] (Smithfield Foods) (食品会社:ハムなど
* [[:en:Genworth Financial|ジェンワーァイナンシャル]] (Genworth Financial) (保険会社)
* [[フィリップモリス]]
*[[ジェンワース・ファイナンシャル]] (Genworth Financial) (保険会社)
*[[フィリップモリス]]


<!--* プラッサーアメリカン・コーポレーション([[プラッサー&トイラー]]社の北米ディビジョン):「主な会社」とは言えない-->
<!--* プラッサーアメリカン・コーポレーション([[プラッサー&トイラー]]社の北米ディビジョン):「主な会社」とは言えない-->
<!--


=== 主な産業など ===
== 文化 ==
{{Main|w:Culture of Virginia}}
-->
[[ファイル:Colonial Williamsburg ladies.jpg|thumb|バージニア植民地の文化、言語、スタイルの再現、ウィリアムズバーグ|alt=Five women dressed in long colonial style clothing sit on the stairs of tan and beige buildings talking. In front of them is a wooden wheelbarrow full of wicker baskets.]]
バージニア州の文化はジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、ロバート・E・リーなどの人物によって、アメリカと南部に普遍化され広まった。彼等の家屋はアメリカと南部の誕生地を代表している<ref>{{harvnb|McGraw|2005|p=14}}</ref>。現代のバージニア州文化には多くの根源があり、アメリカ南部文化の一部になっている<ref>{{harvnb|Fischer|Kelly|2000|pp=102–103}}</ref>。[[スミソニアン博物館]]はバージニア州を9つの文化地域に分類している<ref>{{cite web2|url=http://www.folklife.si.edu/resources/2007Festival/VA_Signs/SFF07_VA_Intro_Map.pdf|format=PDF|title=Roots of Virginia Culture|work=Smithsonian Folklife Festival 2007|publisher=Smithsonian Institution|date=July 5, 2007|accessdate=September 29, 2008}}</ref>。ピードモント台地は、[[南部アメリカ英語]]方言に与えた強い影響力で有名である。都会ではより均質化された[[アメリカ英語]]もあるが、海岸部アクセント、オールドバージニア・アクセント、タンジール島のアナクロ的[[エリザベス朝]]英語など様々なアクセントが使われている<ref>{{cite web2|url=http://www.baconsrebellion.com/Issues05/05-09/Curious.htm<!-- the original link is broken http://www.fairfaxcounty.gov/library/niceandcurious/manyvoices.htm -->|title=Virginia's Many Voices|first1=Edwin S.|last1=Clay III|first2=Patricia|last2=Bangs|publisher=Fairfax County, Virginia|date=May 9, 2005|accessdate=November 14, 2010}}</ref><ref>{{cite news|url=http://article.nationalreview.com/?q=YjU1OTc0Y2ViOWQ1MjJmMTA5NTQ1ODJlZTUyNzY3MmI|title=Exotic Tangier|work=National Review|first=John J.|last=Miller|date=August 2, 2005|accessdate=October 9, 2008}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。


料理の分野でも一般的な[[南部料理 (アメリカ合衆国)|南部料理]]とは別に特別な伝統を維持している。州内の多くの場所でバージニア・ワインが作られている<ref name=wine/>。時には「バージニア・ハム」と呼ばれるスミスフィールド・ハムは州法で保護される1種のカントリー・ハムであり、スミスフィールドの町でのみ作られている<ref>{{harvnb|Williamson|2008|p=41}}</ref>。バージニア家具と建築は、アメリカ・コロニアル建築に特徴的なものである。トーマス・ジェファーソンなど初期の指導者は[[新古典主義建築|新古典様式]]を好み、重要な州の建物にそれを用いさせた。州の一部では[[ペンシルベニア・ダッチ]]とそのスタイルを見ることができる<ref name=dutch>{{cite journal|url=http://www.vahistorical.org/publications/Abstract_1091_Keller.htm|title=Pennsylvania and Virginia Germans during the Civil War|publisher=Virginia Historical Society|first=Christian B.|last=Keller|journal=Virginia Magazine of History and Biography|volume=109|year=2001|pages=37–86|accessdate=April 12, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080522130544/https://www.vahistorical.org/publications/Abstract_1091_Keller.htm|archivedate=2008年5月22日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。
==教育==

===大学・短期大学===
バージニア州の文学は、州の広範で時には問題のあった過去を扱うことが多い。[[ピューリッツァー賞]]を受賞した作家エレン・グラスゴーは社会的な不平等と、文化における女性の役割を題材にしている<ref>{{harvnb|Gray|Robinson|2004|pp=81, 103}}</ref>。グラスゴーの同輩であり親友でもあるジェイムズ・ブランチ・キャベルは、レコンストラクション時代に変化を続けた紳士階級の立場について書き、『Jurgen, A Comedy of Justice』ではその道徳律に挑戦した<ref>{{cite web2|url=http://docsouth.unc.edu/southlit/cabell1/summary.html|title=Summary of Jurgen: A Comedy of Justice|first=Mary Alice|last=Kirkpatrick|accessdate=August 18, 2009|work=Library of Southern Literature|publisher=University of North Carolina}}</ref>。[[ウィリアム・スタイロン]]は『ナット・ターナーの告白』や『ソフィーの選択』などの作品で歴史にアプローチした<ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2006/11/02/books/02styron.html|title=William Styron, Novelist, Dies at 81|first=Christopher|last=Lehmann-Haupt|date=November 2, 2006|accessdate=August 18, 2009|work=The New York Times}}</ref>。[[トム・ウルフ]]はベストセラー小説『I Am Charlotte Simmons』などで南部の文化遺産を扱うことがあった<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A26738-2004Nov4.html|title=A Coed in Full|first=Michael|last=Dirda|date=November 7, 2004|accessdate=October 3, 2009|work=The Washington Post}}</ref>。マウントバーノン生まれのマット・ボンデュラントは、[[アメリカ合衆国における禁酒法|禁酒法時代]]のフランクリン郡で密造酒業者についての歴史小説『The Wettest County in the World』で称賛を受けた<ref>{{cite news |url= https://www.washingtonpost.com/local/crime/fairfax-native-matt-bondurants-book-is-now-the-movie-lawless/2012/05/27/gJQAZqy1uU_story.html |title= Fairfax native Matt Bondurant’s book is now the movie ‘Lawless’ |first= Tom |last= Jackman |work= The Washington Post |date= May 27, 2012 |accessdate= May 28, 2012}}</ref>。バージニア州は州の桂冠詩人を指定しており、ハリファックス郡のケリー・チェリーが2012年半ばまで務めていた<ref>{{cite news|url=http://blogs.roanoke.com/politics/2011/01/14/mcdonnell-names-a-new-poet-laureate/|title=McDonnell names a new poet laureate|first=Dwayne|last=Yancey|date=January 11, 2011|accessdate=January 22, 2011|work=The Roanoke Times}}</ref>。
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">

*[[w:Appalachian School of Law]]
=== 芸術と芸能 ===
*[[w:Averett University]]
{{Main|ヴァージニア州の音楽}}
*[[w:Bluefield College]]
{{See also|w:Music of Virginia}}
*[[ブリッジウォーター大学]]
[[ファイル:Wolf Trap (national park) meadow pavilion.jpg|thumb|メドウ・パビリオン、ウルフ・トラップ芸能国立公園にある劇場の1つ|alt=A small, boxy, wooden stage with a trapezoidal overhang stands in the center of meadow. In the foreground is a running stream with a stone embankment.]]
*[[w:Christendom College]]
バージニア州は文化的な遺産に豊富であるが、芸術に大衆が使う金額では国内最下位に近く、全国平均の半分ほどである<ref>{{cite press release|url=http://www.nasaa-arts.org/Research/Grant-Making/2010_funding_and_grantmaking.pdf|title=State Arts Agency Funding and Grant Making|publisher=National Assembly of State Arts Agencies|date=March 2010|accessdate=May 3, 2010|format=PDF}}</ref>。州政府はバージニア美術館やバージニア科学博物館などいくつかの施設に資金をだしてはいる。その他の博物館として[[国立航空宇宙博物館]]のスティーブン・F・ユドバー・ヘイジー・センターや[[クライスラー美術館]]がある<ref>{{harvnb|Smith|2008|pp=22–25}}</ref>。これら以外にも[[コロニアル・ウィリアムズバーグ]]、フロンティア文化博物館、さらに歴史的な戦場跡など屋外の博物館相当のものも多い<ref>{{harvnb|Howard|Burnham|Burnham|2006|pp=88, 206, 292}}</ref>。バージニア人間性のための基金は州の市民的、文化的、知的生活を改善するために務めている<ref>{{cite web2|url=http://www.virginia.edu/vfh/mission.html|title=Mission & History|work=Virginia Foundation for the Humanities|year=2007|accessdate=December 9, 2007|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070827202050/http://www.virginia.edu/vfh/mission.html|archivedate=2007年8月27日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。
*[[w:Christopher Newport University|クリストファー・ニューポート大学]]

*College of Health Sciences
劇場や公演会場は都市や郊外部にある。ウルフ・トラップ芸能国立公園はビエナにあり、芸能を演じることを目的とした唯一の国立公園である<ref name=wolftrap>{{harvnb|Scott|Scott|2004|pp=307–308}}</ref>。ノーフォーク市のハリソン・オペラハウスはバージニア歌劇団の本拠地である。バージニア交響楽団はハンプトン・ローズ地域で公演している<ref>{{harvnb|Howard|Burnham|Burnham|2006|pp=165–166}}</ref>。
*[[w:College of William and Mary]]

*[[w:Eastern Mennonite University]]
住民や巡回の劇団がスタントンのアメリカン・シェイクスピア・センターで公演している<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|p=154}}</ref>。州の劇場に指定されたアビンドンのバーター劇場は1948年に初めて地域劇場トニー賞を受賞し、アーリントンのシグナチャー劇場も2009年に受賞した。バージニア子供劇場もあり、シアターIVは国内で2番目に大きな巡回劇団である<ref>{{cite news |url= http://tribune-democrat.com/events/x519134240/Holiday-magic-Arcadia-play-tells-tale-of-Christmas-poem |title= Holiday magic: Arcadia play tells tale of Christmas poem |first= Ruth |last= Rice |work= The Tribune-Democrat |date= November 27, 2006 |accessdate= July 7, 2010}}</ref>。バージニア州からは、伝統的な音楽分野で賞を得たような音楽家、国際的に成功したポピュラーミュージックアーティスト、さらには[[ハリウッド]]のスターなどを多く輩出している<ref name=factpack>{{cite web2|url=http://legis.state.va.us/1_cap_class/class_media/4_5_pdfs/factpack-1.pdf|title=Factpack|publisher=Virginia General Assembly|date=January 11, 2007|accessdate=October 14, 2008|format=PDF|archiveurl=https://web.archive.org/web/20081028193205/http://legis.state.va.us/1_cap_class/class_media/4_5_pdfs/factpack-1.pdf|archivedate=2008年10月28日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。著名な公演会場としては、ザ・バーチミア、ランドマーク劇場、ジフィ・リューブ・ライフがある<ref>{{harvnb|Howard|Burnham|Burnham|2006|pp=29, 121, 363, 432}}</ref>。
*Eastern Virginia Medical School

*ECPI College of Technology
バージニア州は[[1997年]]から[[2015年]]初頭までの17年間、[[ニュージャージー州]]と共に[[アメリカ合衆国の州歌|州歌]]を制定していない数少ない州であった。初代の州歌は[[1940年]]制定の"[[:en:Carry_Me_Back_to_Old_Virginny|Carry Me Back to Old Virginny]]"(懐かしきバージニア)であったが、同曲は歌詞に[[人種差別]]的な内容を含むと言う批判を受けて[[1997年]]に廃止され"Official Song Emeritus"(名誉州歌)となった<ref>[http://www.wisegeek.com/what-is-the-state-song-of-virginia.htm What Is the State Song of Virginia?](wiseGEEK)</ref>。後継の州歌には「[[シェナンドー (民謡)|シェナンドー]]」などの楽曲が候補に挙げられていたが<ref>[https://www.worldfolksong.com/songbook/usa/carry-me-back-to-old-virginny.htm 懐かしきヴァージニア]</ref>、2015年に「シェナンドー」の旋律を転用して新規に歌詞を付けた"Our Great Virginia"(我らの素晴らしきバージニア)を2代目の州歌、また"Sweet Virginia Breeze"(バージニアのそよ風)を州愛唱歌として制定する議案が州議会の承認と知事の署名を経て[[3月27日]]に発効し、17年に及ぶ州歌の「空白」状態が解消された<ref>[http://rvanews.com/news/assembly-oks-a-2-song-solution-2/122759 UPDATE: We officially have 2 state songs!](RVA NEWS)</ref>。
*[[w:Virginia College of Osteopathic Medicine|Edward Via Virginia College of Osteopathic Medicine]]

*[[w:Emory and Henry College]]
=== 催事 ===
*[[w:Ferrum College]]
[[ファイル:Chincoteague pony swim 2007.jpg|thumb|毎年開催されるチンコティーグ・ポニー・スウィム、200頭以上の野生ポニーをアサティーグ水路に追い込み、チンコティーグに上げる|alt=Dozens of brown and white ponies surge out of the shallow water onto a grassy shore crowded with onlookers.]]
*[[ジョージ・メイソン大学]]
多くの郡が郡祭を開催している。バージニア州祭は毎年9月にメドウ・イベントパークで開催されている。やはり9月にはバージニアビーチでネプチューン祭が開催され、町、水際、地域アーティストを祝している。6月に開催されるノーフォーク市の港祭ではボートレースやエアショーがある<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|pp=25, 287}}</ref>。フェアファックス郡もポピュラーミュージックと伝統音楽を演奏するセレブレイト・フェアファックス!を開催している<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/06/06/AR2007060601032.html|title=Live!|date=June 7, 2007|first=Marianne|last=Meyer|work=The Washington Post|accessdate=November 7, 2008}}</ref>。バージニア湖祭はクラークスビルで7月の第3週週末に開かれている<ref>{{cite web2|url=http://www.virginia.org/site/description.asp?attrID=39216|title=Virginia Lake Festival|year=2008|publisher=Virginia Tourism Corporation|accessdate=September 8, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090116074628/https://www.virginia.org/site/description.asp?attrID=39216|archivedate=2009年1月16日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。ウルフ・トラップ芸能国立公園にはウルフ・トラップ歌劇団があり、毎夏にオペラフェスティバルを開催している<ref name=wolftrap/>。毎年9月のベイデイではチェサピーク湾とハンプトンの1610年以来400年の歴史を祝い、[[アイルオブワイト郡 (バージニア州)|アイルオブワイト郡]]も9月第2週に郡祭を開いている。どちらも音楽のライブなど特徴ある出し物が出ている。
*[[w:ジョージワシントン大学 バージニアキャンパス]]

*[[w:Hampden-Sydney College]]
チンコティーグのイースタンショア島では、毎年7月末に野生チンコティーグ・ポニーのポニー・スウィムと競売があり、この特徴ある催しは1週間続く祝祭に発展してきた。ウィンチェスターで毎年6日間開催されるシェナンドーリンゴの花祭では、パレードや[[ブルーグラス]]のコンサートがある。ガラックスで1935年に始まったオールドタイム・バイオリン奏者のコンベンションは、世界的にもこの種のイベントとして最古かつ最大である。バージニア映画祭とVCUフランス映画祭という2つの重要な映画祭が、それぞれシャーロッツビルトリッチモンドで開催されている<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|pp=25–26}}</ref>。
*[[w:Hampton University]]

*[[w:Heritage College & Heritage Institute]]
[[ネココン]]はハンプトンで毎年11月に開催される[[アニメコンベンション]]である。
*[[w:Hollins University]]

*Institute of Textile Technology
== メディア ==
*[[ジェームズ・マディスン大学]]
[[ファイル:USA Today building.jpg|thumb|''[[USAトゥデイ]]''、国内でも発行部数の多い新聞であり、本社はマクリーンにある|alt=Two geometric all glass towers connected by a central atrium stand in front of a grassy walkway and under a dark and cloudy sky]]
*[[w:Liberty University]]
2010年時点で、ニールセン・メディア・リサーチに拠れば、ハンプトン・ローズ地域が国内第43位、リッチモンド・ピーターズバーグ地域が第57位、ロアノーク・リンチバーグ地域が第66位のメディア市場である<ref>{{cite web2|url=http://www.tvb.org/media/file/Nielsen_2010_2011_DMA_RANKS.pdf|title=Local Television Market Universe Estimates|date=September 25, 2010|accessdate=May 6, 2011}}</ref>。北バージニア地域は、さらに大きなワシントンD.C.メディア市場に入っている。
*[[w:Longwood University]]

*[[w:Lynchburg College]]
州内には36のテレビ放送局があり、全国ネットの放送を受けている。また州内で視聴できるのは42局ある<ref>{{cite web2|url=http://www.mondotimes.com/world/usa/tv.html?state=46|title=Virginia TV Stations|publisher=MondoTimes|year=2011|accessdate=May 6, 2011}}</ref>。免許を受けているFMラジオ局は720以上、AMラジオ局は約300ある<ref>{{cite web2|url=http://www.fcc.gov/fcc-bin/fmq?state=VA|title=FM Query|publisher=Federal Communications Commission|date=May 6, 2011|accessdate=May 6, 2011}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.fcc.gov/fcc-bin/amq?state=VA|title=AM Query|publisher=Federal Communications Commission|date=May 6, 2011|accessdate=May 6, 2011}}</ref>。全国に流されている[[公共放送サービス]]の本社がアーリントン市にある。公共放送サービスの系列局が州全体にあり、アーリントンにある系列のWETA-TVが「[[PBSニュースアワー]]」や「ワシントン・ウィーク」などの番組を制作している。
*Marine Corps University

*[[w:Mary Baldwin College]]
2010年時点、州内で発行部数の多い新聞は、ノーフォーク市の「バージニアン・パイロット」(156,968部)、「リッチモンド・タイムズ・ディスパッチ」(118,489部)、「ザ・ロアノーク・タイムズ」(75,740部)、「ニューポート・ニューズ」、「デイリー・プレス」(63,366部)などである<ref>{{cite web2|title=Highest Circulation Virginia Newspapers|work=Mondo Newspapers|url=http://www.mondonewspapers.com/usa/circulation/virginia.html|accessdate=May 1, 2011|date=September 30, 2010}}</ref>。「[[ワシントン・イグザミナー]]」や「[[ポリティコ]]」などワシントンD.C.で配付される新聞数紙の発行元は北バージニアにある。183万部と国内最大の発行部数を誇る''[[USAトゥデイ]]''は、マクリーンに本社がある<ref>{{cite news|url=http://readingeagle.com/article.aspx?id=302485|date=April 20, 2011|work=Reading Eagle|agency=Associated Press|title=USA Today posts small circulation gain as it undergoes a revamp to counter Internet threat|accessdate=April 20, 2012}}</ref>。伝統的な形式のメディアに加えて、ボクサントやXOコミュニケーションズなど通信会社も州内にある。ワシントンD.C.大都市圏に入る北バージニアでは、「[[ワシントン・ポスト]]」が良く読まれている。
*[[w:Marymount University]]

*[[w:Mountain Empire Community College]]
== 教育 ==
*New River Valley Community College
{{Main|w:Education in Virginia}}
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
[[ファイル:Rotunda-dusk.jpg|thumb|[[世界遺産]]の[[バージニア大学]]、[[トーマス・ジェファーソン]]大統領が設立した<ref>{{cite web2|url=http://whc.unesco.org/en/list/442|title=Monticello and the University of Virginia in Charlottesville|publisher=UNESCO|date=October 15, 2008|accessdate=October 14, 2008}}</ref>|alt=A red brick, Neoclassical dome with a large portico on the front and covered walkway on the sides lit up at dusk. Dark trees border the building on both sides.]]
*[[w:Norfolk State University]]
*[[w:Northern Virginia Community College]]
*[[w:Old Dominion University]]
*[[ラドフォード大学]]
*[[w:Randolph-Macon College]]
*[[w:Randolph-Macon Woman's College]]
*[[w:Regent University]]
*[[w:Roanoke College]]
*[[w:Saint Paul's College, Virginia|Saint Paul's College]]
*[[シェナンドー大学]]
*[[南バージニア大学]]
*[[w:Southwest Virginia Community College]]
*[[w:Sweet Briar College]]
*Thomas Nelson Community College
*[[w:Tidewater Community College]]
*University of Appalachia College of Pharmacy
*[[w:University of Mary Washington]]
*[[リッチモンド大学]]
*[[バージニア大学]]
*[[w:University of Virginia's College at Wise]]
*[[w:Virginia Commonwealth University]]
*[[w:Virginia Highlands Community College]]
*[[w:Virginia Intermont College]]
*[[w:Virginia-Maryland Regional College of Veterinary Medicine]]
*[[w:Virginia Military Institute]]
*[[バージニア工科大学]]
*[[バージニア州立大学]]
*[[w:Virginia Union University]]
*[[w:Virginia Wesleyan College]]
*Washington Bible College and Capital Bible Seminary, Northern Virginia Extension
*[[ワシントンアンドリー大学]]
*[[ストレイヤー大学]]
</div><br style="clear:left;" />


[[アメリカ合衆国教育省]]の全国教育進行度評価において、バージニアの生徒は全ての教科の達成度で平均以上を残しており、バージニア州の教育体系は常に国内50州の中で上位10傑に入っている<ref>{{cite web2|url=http://nces.ed.gov/programs/stateprofiles/sresult.asp?mode=full&displaycat=7&s1=51|title=State Education Data Profiles|publisher=National Assessment of Educational Progress|year=2005|accessdate=December 25, 2007}}</ref>。エデュケーション・ウィークの「クオリティ・カウンツ」2011年報告書では、幼稚園から12年生までの教育で、バージニア州を第4位に位置づけていた<ref>{{cite web2|url=http://www.edweek.org/media/ew/qc/2011/QualityCounts2011_PressRelease.pdf|title=Quality Counts 2011|work=Education Week|date=January 11, 2011|format=PDF|accessdate=May 5, 2011}}</ref>。学校の区分は全てバージニア州教育省が定めた教育標準に沿っている必要があり、教育省は成績責任を確保するための「学習の標準」と呼ばれる評価認定制度を維持している<ref>{{cite web2|url=http://www.doe.virginia.gov/VDOE/src/index.shtml|title=Virginia School Report Card|publisher=Virginia Department of Education|year=2007|accessdate=February 2, 2008}}</ref>。2010年、州内高校生の85%が4年間の通常課程修了後に卒業した<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/30/AR2010093007174.html|title=Virginia high school graduation rate increases|date=October 1, 2010|work=The Washington Post|first=Kevin|last=Sieff|accessdate=May 6, 2011}}</ref>。2000年から2008年の間に学校の入学者数は5%増加し、教師の数は21%増加した<ref>{{Cite news|first=George F.|last=Will|authorlink=|title=Why should education be exempt from recession budgeting?|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/06/04/AR2010060403753.html|work=The Washington Post|date=June 6, 2010|accessdate=May 10, 2011}}</ref>。
==芸術・文化==
<!--
===劇場===


幼稚園から12年生までの公立学校は通常、郡や市によって運営され、州は関わらない。2011年4月時点で、1,267,063人の児童生徒が、132の教育学区1,873の学校に通学しており、この中には3つの[[チャーター・スクール]]が含まれ、他に109のオールターナティブスクールなど特殊学校がある<ref>{{cite web |url= https://p1pe.doe.virginia.gov/reportcard/report.do?division=All&schoolName=All|format=PDF|title=State Report Cards|work=Virginia Department of Education|date=April 28, 2011|accessdate=May 1, 2011}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://doe.virginiainteractive.org/vdoe_directories/PublicSchoolsByDivisions.aspx|title=Virginia Public Schools&nbsp;— By Division|publisher=Virginia Department of Education|year=2010|accessdate=April 6, 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100503153615/http://doe.virginiainteractive.org/vdoe_directories/PublicSchoolsByDivisions.aspx|archivedate=2010年5月3日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。一般の公立学校とは別に、知事の学校と選択的[[マグネット・スクール]]がある。知事の学校は40以上の地域高校と夏季プログラムの集積であり、才能ある生徒の教育を目指している<ref>{{cite web2|url=http://www.doe.virginia.gov/instruction/governors_school_programs/index.shtml|title=Governor's School Program|publisher=Virginia Department of Education|year=2010|accessdate=February 12, 2010}}</ref>。バージニア州私学教育委員会が州内にある認定320校、非認定120校の私立学校を監督している<ref>{{cite web2|url=http://www.vcpe.org/2011-02-20%20VCPE%20Accredited.pdf|format=PDF|title=State Recognized Accredited Schools|publisher=Virginia Council for Private Education|date=February 20, 2011|accessdate=May 6, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20111005093133/http://www.vcpe.org/2011-02-20%20VCPE%20Accredited.pdf|archivedate=2011年10月5日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.vcpe.org/2011-03-08%20VCPE%20Non-Accredited.pdf|format=PDF|title=Non-Accredited Schools|publisher=Virginia Council for Private Education|date=March 8, 2011|accessdate=May 6, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110813223724/http://www.vcpe.org/2011-03-08%20VCPE%20Non-Accredited.pdf|archivedate=2011年8月13日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。さらに24,682人の児童生徒が家庭学習を受けている<ref>{{cite web2|url=http://www.doe.virginia.gov/statistics_reports/enrollment/home_school_religious_exempt/2010_2011.xls|format=XLS|title=Home-Schooled Students and Religious Exemptions|date=December 16, 2010|accessdate=May 5, 2011|publisher=Virginia Department of Education}}</ref>。
===美術館・博物館===


=== 大学・短期大学 ===
===オーケストラなど===
2011年時点、州内に176のカレッジと大学がある<ref name=nces>{{cite web2|url=http://nces.ed.gov/collegenavigator/?s=VA|title=College Navigator&nbsp;— Search Results|work=National Center for Education Statistics|publisher=United States Department of Education|year=2011|accessdate=May 1, 2011}}</ref>。[[USニューズ&ワールド・レポート]]の公立大学ランキングでは、[[バージニア大学]]が第2位、[[ウィリアム・アンド・メアリー大学]]が第6位となっている<ref>{{cite web2|url=http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/national-top-public|title=Top Public National Universities 2010|work=U.S. News and World Report|date=April 15, 2010|accessdate=July 6, 2010}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://www.wm.edu/about/history/|title=History & Traditions|publisher=College of William and Mary|year=2008|accessdate=October 22, 2008}}</ref>。バージニア・コモンウェルス大学は芸術分野の公立大学で第1位、[[ジェームズ・マディソン大学]]は1993年以来南部の公立修士課程で第1位と認識されてきた<ref>{{cite web2|url=http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-fine-arts-schools/rankings |title=Rankings&nbsp;— Fine Arts&nbsp;— Graduate Schools|work=U.S. News and World Report|date=April 15, 2010|accessdate=July 2, 2010}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.jmu.edu/jmuweb/general/news/general8824.shtml|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070830075957/http://www.jmu.edu/jmuweb/general/news/general8824.shtml|archivedate=2007年8月30日|title=JMU Holds Top Public Regional Rank for 14th Year in 'U.S. News' Survey|work=Public Affairs|publisher=James Madison University|date=August 17, 2007|accessdate=April 11, 2008|deadurldate=2017年9月}}</ref>。バージニア士官学校は国内最古の州立士官学校であり、公立教養系カレッジとしてトップランクにある<ref>{{cite news|url=http://www.roanoke.com/news/roanoke/wb/127669|title='Just like the guys': A decade of women at VMI|work=The Roanoke Times|first=Jay|last=Conley|date=August 12, 2007|accessdate=October 22, 2008|archiveurl=https://archive.is/20120912093618/http://www.roanoke.com/news/roanoke/wb/127669|archivedate=2012年9月12日|deadurldate=2017年9月}}</ref><ref>{{cite news|work=The Roanoke Times|title=HVMI retains U.S. News' rank as No. 3|url=http://www.roanoke.com/news/roanoke/wb/174003|first=Jay|last=Conley|date=August 22, 2008|accessdate=September 30, 2008|archiveurl=https://archive.is/20120629053302/http://www.roanoke.com/news/roanoke/wb/174003|archivedate=2012年6月29日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。[[ジョージ・メイソン大学]]は学生数32,000人と州内最大である<ref>{{cite web2|title=In head count, George Mason edges VCU|year=2009|publisher=Richmond Times-Disbatch|url=http://www2.timesdispatch.com/rtd/news/local/education/article/GMUU15_20091014-221605/299431/|accessdate=July 1, 2009}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。[[バージニア工科大学]]とバージニア州立大学は州の[[ランドグラント大学]]である。またバージニア州は40のキャンパスで23の公立[[コミュニティ・カレッジ]]を運営しており、その学生数は26万人を超えている<ref>{{cite web2|url=http://www.vccs.edu/WhoWeAre/FastFacts/tabid/79/Default.aspx|title=Fast Facts|publisher=Virginia’s Community Colleges|year=2008|accessdate=August 3, 2009|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090219004102/http://vccs.edu/WhoWeAre/FastFacts/tabid/79/Default.aspx|archivedate=2009年2月19日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。私立大学は129校あり、[[ワシントン・アンド・リー大学]]、ランドルフ・カレッジ、ハンプデン・シドニー・カレッジ、エモリー・アンド・ヘンリー・カレッジ、ロアノーク・カレッジ、リッチモンド大学、ランドルフ・メイコン・カレッジなどが著名である<ref name=nces/>。
-->
===スポーツチーム===
アメリカン・フットボール、バスケットボール、野球のアメリカ三大スポーツ、いずれにおいてもバージニアにはプロスポーツチームの本拠地が存在しない。そのため、アメリカン・フットボールではワシントン・レッドスキンズ又はボルチモア・レーベンズ、バスケットボールではワシントン・ウィザーズ、野球はワシントン・ナショナルズ又はボルチモア・オリオールズ、を応援する。


====マイナーリーグ====
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
*[[w:Bluefield Orioles]]
* [[w:Appalachian School of Law]]
* [[w:Averett University]]
*[[ブリストル・ホワイトソックス]]
*[[w:Danville Braves]]
* [[w:Bluefield College]]
* [[ブリッジウォーター大学]]
*[[w:Lynchburg Hillcats]]
* [[w:Christendom College]]
*[[ノーフォーク・タイズ]]
* [[w:Christopher Newport University|クリストファー・ニューポート大学]]
* College of Health Sciences
* [[w:College of William and Mary]]
* [[w:Eastern Mennonite University]]
* Eastern Virginia Medical School
* ECPI College of Technology
* [[w:Virginia College of Osteopathic Medicine|Edward Via Virginia College of Osteopathic Medicine]]
* [[w:Emory and Henry College]]
* [[w:Ferrum College]]
* [[ジョージ・メイソン大学]]
* [[w:ジョージワシントン大学 バージニアキャンパス]]
* [[w:Hampden-Sydney College]]
* [[w:Hampton University]]
* [[w:Heritage College & Heritage Institute]]
* [[w:Hollins University]]
* Institute of Textile Technology
* [[ジェームズ・マディソン大学]]
* [[リバティ大学]]
* [[w:Longwood University]]
* [[w:Lynchburg College]]
* Marine Corps University
* [[w:Mary Baldwin College]]
* [[w:Marymount University]]
* [[w:Mountain Empire Community College]]
* New River Valley Community College
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
* [[w:Norfolk State University]]
*[[ポトマック Cannons]] ([[ウッドブリッジ (バージニア州)|ウッドブリッジ市]])
*[[w:Pulaski Blue Jays]]
* [[w:Northern Virginia Community College]]
* [[w:Old Dominion University]]
*[[リッチモンド・ブレーブス]] (3A)
* [[ラドフォード大学]]
*[[w:Salem Avalanche]]
* [[w:Randolph-Macon College]]
</div><br style="clear:left;" />
* [[w:Randolph-Macon Woman's College]]
* [[w:Regent University]]
* [[w:Roanoke College]]
* [[w:Saint Paul's College, Virginia|Saint Paul's College]]
* [[シェナンドー大学]]
* [[南バージニア大学]]
* [[w:Southwest Virginia Community College]]
* [[w:Sweet Briar College]]
* Thomas Nelson Community College
* [[w:Tidewater Community College]]
* University of Appalachia College of Pharmacy
* [[w:University of Mary Washington]]
* [[リッチモンド大学]]
* [[バージニア大学]]
* [[w:University of Virginia's College at Wise]]
* [[w:Virginia Commonwealth University]]
* [[w:Virginia Highlands Community College]]
* [[w:Virginia Intermont College]]
* [[w:Virginia-Maryland Regional College of Veterinary Medicine]]
* [[w:Virginia Military Institute]]
* [[バージニア工科大学]]
* {{仮リンク|バージニア州立大学|en|Virginia State University}}
* [[w:Virginia Union University]]
* [[w:Virginia Wesleyan College]]
* Washington Bible College and Capital Bible Seminary, Northern Virginia Extension
* [[ワシントン・アンド・リー大学]]
* [[ストレイヤー大学]]
</div>{{clear|left}}


== 健康・医療 ==
====マイナー・リーグ・サッカー====
[[ファイル:A.D. Williams Clinic and West Hospital.jpg|thumb|リッチモンドのバージニア・コモンウェルス大学医療センターにある A・D・ウィリアムズ・クリニックと西病院|alt=A red brick high-rise building with several wings and levels in front of a bright blue sky with a traffic light and street sign visible at the bottom.]]
*[[w:USL First Division]]
バージニア州には混合された健康記録があり、2011年アメリカ合衆国健康財団の健康度ランキングでは第20位となっている<ref name=ahr>{{cite web2|title=Virginia|work=America's Health Rankings 2011|publisher=United Health Foundation|date=|url=http://www.americashealthrankings.org/VA/2011|accessdate=October 6, 2012}}</ref>。また、早世率10万人中7,100人では第21位でもある。2008年、幼児死亡率1,000人中6.7人では最も低い率になった<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/04/AR2009080401672.html|title=Infant Mortality in Virginia Falls to All-Time Low|first=Anita|last=Kumar|work=The Washington Post|date=August 4, 2009|accessdate=August 4, 2009}}</ref>。しかし、人種や社会によって格差があり、2010年にアフリカ系アメリカ人は白人より28%早世率が高く、州民の13%は[[医療保険]]に加入していなかった。[[アメリカ疾病予防管理センター]]の2009年調査に拠れば、州民の26%が肥満であり、さらに35%は過体重だった。州民の78%は過去3か月間に少なくとも1回は運動していた<ref>{{cite web2|title=Virginia – 2009 Overweight and Obesity (BMI)|publisher=Centers for Disease Control and Prevention|year=2010|url=http://apps.nccd.cdc.gov/BRFSS/display.asp?cat=OB&yr=2009&qkey=4409&state=VA|accessdate=May 6, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131206214925/http://apps.nccd.cdc.gov/BRFSS/display.asp?cat=OB&yr=2009&qkey=4409&state=VA|archivedate=2013年12月6日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref><ref>{{cite web2|title=Virginia – 2007 Exercise|publisher=Centers for Disease Control and Prevention|year=2010|url=http://apps.nccd.cdc.gov/BRFSS/display.asp?cat=EX&yr=2009&qkey=4347&state=VA|accessdate=May 6, 2011|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131206212223/http://apps.nccd.cdc.gov/BRFSS/display.asp?cat=EX&yr=2009&qkey=4347&state=VA|archivedate=2013年12月6日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。10歳から17歳人口の約30%は過体重か肥満である<ref>{{cite web2|url=http://www.vaperforms.virginia.gov/indicators/healthFamily/obesity.php|title=Measuring Virginia's Obesity Rates|publisher=Virginia Performs|year=2009|accessdate=March 25, 2009}}</ref>。州内では1020年1月にバーやレストランでの喫煙を禁じた<ref>{{cite news|url= http://www.washingtontimes.com/news/2009/nov/30/restaurant-owners-to-brace-for-smoke-ban|title=Va. restaurant owners bracing for smoke ban|work=The Washington Times|date=November 30, 2009|accessdate=May 6, 2011|agency=Associated Press}}</ref>。州民の19%が喫煙している<ref name=ahr/>。バージニア州第8選挙区住民は[[平均余命]]が83歳以上と国内最長である<ref>{{cite web |url= http://www.measureofamerica.org/the-measure-of-america-2010-2011-book/quick-facts/ |title= Quick Facts |year= 2012 |work= American Human Development Project |publisher= Social Science Research Council |accessdate=2012-01-19}}</ref>。
**[[リッチモンド・キッカーズ]]
**[[バージニアビーチ・マリナーズ]]
*[[w:USL Second Division]]
**[[w:Northern Virginia Royals]]
*[[USL Wリーグ]]
**[[w:Northern Virginia Majestics]]
**[[ハンプトン Roads Piranhas]]


[[アメリカ合衆国保健社会福祉省]]が登録している病院は89ある<ref>{{cite web2|url=http://www.hospitalcompare.hhs.gov/hospital-results.aspx?state=VA&htype=0&stype=GENERAL&|title=Hospital Compare|publisher=United States Department of Health and Human Services|date=December 11, 2010|accessdate=April 12, 2011}}</ref>。ワシントン大都市圏では最大のイノバ・フェアファックス病院、バージニア・コモンウェルス病院医療キャンパスにあるVCU医療センターなどが著名である。バージニア大学健康システムに属するバージニア大学医療センターは、[[USニューズ&ワールド・レポート]]から内分泌学分野で高い評価を受けている<ref>{{cite web2|url=http://www.usnews.com/listings/hospitals/6344000|title=University of Virginia Medical Center, Charlottesville|work=Best Hospitals|publisher=U.S. News & World Report|year=2007|accessdate=February 6, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080615012919/http://www.usnews.com/listings/hospitals/6344000|archivedate=2008年6月15日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。ハンプトン・ローズ地域が地盤のサンタラ健康システムに属するサンタラ・ノーフォーク総合病院と、教育機関である東バージニア医学校が[[体外受精]]出産に初めて成功した<ref>{{cite web2|url=http://www.usnews.com/listings/hospitals/6340620|title=Sentara Norfolk General Hospital-Sentara Heart Hospital, Norfolk, Va.|work=Best Hospitals|publisher=U.S. News & World Report|year=2007|accessdate=February 6, 2008|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080717130945/http://www.usnews.com/listings/hospitals/6340620|archivedate=2008年7月17日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.usatoday.com/news/health/2004-05-12-testtube-baby-usat_x.htm|title=America's first 'test-tube baby'|first=Liz|last=Szabo|work=USA Today|date=May 12, 2004|accessdate=February 6, 2008}}</ref>。かかりつけ医者の配備率では人口1万人あたり127人と国内第17位になっている<ref name=ahr/>。2008年にアメリカ健康信託が出した、病原菌検出とワクチンおよび医療用品配付などの評価指標を元に、災害準備度に関する報告では、他の4州と共に満点になった<ref>{{cite news|url=http://www.insidenova.com/isn/news/local/article/va._gets_high_disaster_preparedness_marks/25973/|title=Va. gets high disaster preparedness marks|date=December 9, 2008|accessdate=December 10, 2008|first=Keith|last=Walker|publisher=Inside NoVA|archiveurl=https://archive.is/20120906095852/http://www.insidenova.com/isn/news/local/article/va._gets_high_disaster_preparedness_marks/25973/|archivedate=2012年9月6日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。
===催事===
*[[ネココン]] - ハンプトンにて毎年11月に開催される[[アニメコンベンション]]


=== 交通 ===
<!--
:主要記事:[[w:Transportation in Virginia|Transportation in Virginia]]
==日本との関連==
[[ファイル:Virginia Railway Express train.jpg|thumb|right|北バージニアの通勤線を走る[[バージニア急行鉄道]]の列車|alt=Blue and silver train engine with red and white accent lines moves closer leading a series of similarly colored passenger cars with shrubs and a sound wall in the background.]]
* 主要な[[州間高速道路]]
** 東西方向:[[州間高速道路64号線|I-64]]、[[州間高速道路66号線|I-66]]、[[州間高速道路74号線|I-74]](計画中)
** 南北方向:[[州間高速道路73号線|I-73]](計画中)、[[州間高速道路号線|I-77]]、[[州間高速道路81号線|I-81]]、[[州間高速道路85号線|I-85]]、[[州間高速道路95号線|I-95]]
* 主要な空港
** [[ワシントン・ダレス国際空港]]
** [[ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港]]
** [[リッチモンド国際空港]]
** [[ノーフォーク国際空港]]
* 主要な鉄道
** [[アムトラック]](オートトレイン([[:en:Auto Train|Auto Train]])など)
** [[ワシントンメトロ]](ブルーライン、イエローライン)
** [[バージニア急行鉄道]]


バージニア州は1932年にバード道路法を制定し、州政府が州内道路の大半をコントロールすることになっており、他州が郡レベルで管理しているのとは異なっている<ref>{{cite web2|url=http://www.virginiadot.org/vtrc/main/online_reports/pdf/98-r29.pdf|format=PDF|title=Beyond the Byrd Road Act: VDOT's Relationship with Virginia's Urban Counties|first=Amy A.|last=O'Leary|date=April 1998|accessdate=October 3, 2009|work=Virginia Department of Transportation}}</ref>。2011年時点で、バージニア州交通省は総延長70,105 (112,823 km) マイルの道路のうち57,867マイル (93,128 km) を所有し運営している。これにより国内でも第3位の州高規格道路体系ができている<ref name=vdot>{{cite web2|url=http://www.virginiadot.org/about/vdot_hgwy_sys.asp|title=Virginia's Highway System|publisher=Virginia Department of Transportation|date=January 12, 2011|accessdate=May 1, 2011}}</ref> 。


北バージニアを含むワシントン大都市圏は国内でも2番目に交通事情が悪く、バージニア州の交通渋滞度と平均通勤時間26.9分は、悪い方から21番目である<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/09/18/AR2007091800777.html|title=A Ranking Writ In Brake Lights: D.C. 2nd in Traffic|first=Jonathan|last=Mummolo|work=The Washington Post|date=September 19, 2007|accessdate=March 29, 2008}}</ref><ref>{{cite web2|url=http://vaperforms.virginia.gov/indicators/transportation/trafficCongestion.php|title=Measuring Traffic Congestion in Virginia|publisher=Virginia Performs|date=April 9, 2009|accessdate=April 30, 2009}}</ref>。
-->
州内を[[アムトラック]]の旅客列車が走り、また[[バージニア急行鉄道]]はフレデリックスバーグとマナサスからワシントンD.C.に向かう通勤線2本を運行している。バージニア急行鉄道は1日2万人近くを運んでおり、国内でも成長度の高い通勤線である<ref>{{cite news|url=http://voices.washingtonpost.com/dr-gridlock/2010/10/vre_sets_ridership_record.html|title=VRE sets ridership record|work=The Washington Post|first=Jennifer|last=Buske|date=October 14, 2010|accessdate=April 12, 2011}}</ref>。[[ワシントンメトロ]]の高速輸送システムは、北バージニアのフェアファックス郡で州間高速道路66号線に沿った町まで伸びており、その延伸計画では2013年までにタイソンズ・コーナー、2017年までにラウドン郡まで伸びる予定である<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/local/federal-va-officials-object-to-underground-metro-station-at-dulles-airport/2011/04/13/AF6SK7kD_story.html|title=Federal, Va. officials object to underground Metro station at Dulles airport|first=Kafia A.|last=Hosh|work=The Washington Post|date=April 15, 2011|accessdate=May 6, 2011}}</ref>。貨物鉄道は[[ノーフォーク・サザン鉄道]]と[[CSXトランスポーテーション]]が運行している。通勤用バスとしては、フェアファックス・コネクターとシェナンドー・バレー通勤バスがある。バージニア交通省が無料フェリーの航路を幾つか運行しており、最も有名なのがサリー郡のジェームズ川を渡すジェームズタウン・スコットランド航路である<ref>{{cite web2|url=http://www.virginiadot.org/travel/ferry.asp|title=Ferry Information|publisher=Virginia Department of Transportation|date=December 4, 2007|accessdate=February 14, 2008}}</ref>。


州内では5つの主要空港を利用できる。[[ワシントン・ダレス国際空港]]は年間2,300万人の乗降客を扱い、[[ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港]]と共にワシントン大都市圏と北バージニアで利用されている。[[ノーフォーク国際空港]]はハンプトン・ローズ地域で利用され、他に[[リッチモンド国際空港]]とニューポートニューズ・ウィリアムズバーグ国際空港がある。他にも幾つか限定的旅客便を扱う空港があり、また66の公共空港が航空需要に応じている<ref>{{cite web2|url=http://www.doav.virginia.gov/airports.htm|title=Airports|publisher=Virginia Department of Aviation|year=2006|accessdate=April 12, 2008}}</ref>。
==その他==
[[ファイル:PharrellWilliams.jpg|right|thumb|ファレル・ウィリアムス]]
[[ファイル:Chris Brown 2.jpg|right|thumb|クリス・ブラウン]]


バージニア港湾公社の主要港はハンプトン・ローズ地域にあり、2007年にはばら積み貨物17,726,251 ショートトン (16,080,984 t) を扱って国内第6位となっていた<ref>{{cite web2|url=http://hamptonroadsperforms.org/indicators/economy/ports.php|title=Port/Maritime|publisher=Virginia Performs|year=2009|accessdate=May 2, 2009|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090413064852/http://hamptonroadsperforms.org/indicators/economy/ports.php|archivedate=2009年4月13日<!-- |deadlinkdate=2017年9月 -->}}</ref>。東海岸には[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]が所有するロケット試験場の[[ワロップス飛行施設]]があり、また商業用宇宙港である[[中部大西洋地域宇宙基地]]がある<ref>{{harvnb|Goodwin|2012|p=305}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/12/16/AR2006121600880.html|title=At Va. Spaceport, Rocket Launches 1,000 Dreams|first=Michael E.|last=Ruane|work=The Washington Post|date=December 17, 2006|accessdate=September 10, 2009}}</ref>。[[宇宙旅行]]は州内ビエナを本拠とする[[スペース・アドベンチャーズ]]が提案している<ref>{{cite news|url=http://seattletimes.nwsource.com/html/businesstechnology/2003675354_spacetours21.html?syndication=rss|title=Travel agency launches tourists on out-of-this-world adventures|first=Kim|last=Hart|date=April 21, 2007|work=The Seattle Times|accessdate=May 26, 2008}}</ref>。
===同州出身の有名人===
*[[バージニア州出身の人物一覧]]を参照。


===交通===
=== スポーツチーム ===
アメリカンフットボール、バスケットボール、野球のアメリカ三大スポーツ、いずれにおいてもバージニア州にはプロスポーツチームの本拠地が存在しない。そのため、アメリカンフットボールでは[[ワシントン・コマンダース]]や[[ボルチモア・レイブンズ]]、バスケットボールでは[[ワシントン・ウィザーズ]]、野球では[[ワシントン・ナショナルズ]]や[[ボルチモア・オリオールズ]]を応援する人が多い。
:主要記事:[[w:Transportation in Virginia|Transportation in Virginia]]

*主要な[[州間高速道路]]
==== 野球 ====
**東西方向:[[州間高速道路64号線|I-64]]、[[州間高速道路66号線|I-66]]、[[州間高速道路74号線|I-74]](計画中)
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em;">
**南北方向:[[州間高速道路73号線|I-73]](計画中)、[[州間高速道路号線|I-77]]、[[州間高速道路81号線|I-81]]、[[州間高速道路85号線|I-85]]、[[州間高速道路95号線|I-95]]
* [[ノーフォーク・タイズ]]([[ボルチモア・オリオールズ]]傘下AAA級)
*主要な空港
* [[リッチモンド・フライングスクウォーレルズ]]([[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]傘下AA級)
**[[ワシントン・ダレス国際空港]]
**[[ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港]]
* {{仮リンク|フデリックスバナショナルズ|en|Fredericksburg Nationals}}([[ワシントン・ナショナル]]傘下A級)
* [[リンチバーグ・ヒルキャッツ]]([[クリーブランド・ガーディアンズ]]傘下A級)
**[[リッチモンド国際空港]]
* [[セイラム・レッドソックス]]([[ボストン・レッドソックス]]傘下A級)
**[[ノーフォーク国際空港]]
</div>{{clear|left}}
*主要な鉄道

**[[アムトラック]](オートトレイン([[:en:Auto Train|Auto Train]])等)
==== アイスホッケー ====
**[[ワシントンメトロ]](ブルーライン、イエローライン)
* [[ECHL]]
** {{仮リンク|ノーフォーク・アドミラルズ|en|Norfolk Admirals (ECHL)}}

==== サッカー ====
* [[USLチャンピオンシップ]]
** {{仮リンク|ラウドン・ユナイテッドFC|en|Loudoun United FC}}
* [[USLリーグ1]]
** [[リッチモンド・キッカーズ]]
* [[USLリーグ2]]
** {{仮リンク|ライオンズ・ブリッジFC|en|Lionsbridge FC}}
** {{仮リンク|ノーザン・バージニアFC|en|Northern Virginia FC}}
** {{仮リンク|バージニアビーチ・ユナイテッドFC|en|Virginia Beach United FC}}
* {{仮リンク|USL W League|en|USL Wリーグ}}
** マクリーン・サッカー(女子)
** ノーザン・バージニアFC(女子)
** バージニア・マローダーズFC(女子)

== その他 ==
[[ファイル:PharrellWilliams.jpg|right|thumb|200px|[[ファレル・ウィリアムス]]]]
[[ファイル:Chris Brown 2.jpg|right|thumb|200px|[[クリス・ブラウン (歌手)|クリス・ブラウン]]]]
=== バージニア州出身の有名人 ===
* [[バージニア州出身の人物一覧]]を参照。


===州の象徴など===
=== 州の象徴など ===
*州の鳥 - [[ショウジョウコウカンチョウ]](カーディナル)
* 州の鳥 - [[ショウジョウコウカンチョウ]](カーディナル)
*州の花 - [[ハナミズキ]]
* 州の花 - [[ハナミズキ]]
*州の木 - ハナミズキ
* 州の木 - ハナミズキ
*州の魚 - カワマス
* 州の魚 - カワマス
*州の蝶 - [[:en:Eastern tiger swallowtail|トラフアゲハ]]
* 州の蝶 - [[:en:Eastern tiger swallowtail|トラフアゲハ]]
*州のモットー - ''Sic semper tyrannis''(ラテン語、「専制者は常にこのように」の意)
* 州のモットー - ''Sic semper tyrannis''(ラテン語、「専制者は常にこのように」の意)


===日本の姉妹都市===
=== 日本の姉妹都市 ===
*(日本) - (州内)、[[年]]
*(日本) - (州内)、[[年]]
*([[埼玉県]][[さいたま市]]) - ([[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド市]])
*([[埼玉県]][[さいたま市]]) - ([[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド市]])
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ファイル:Pentagon 77.05629W 38.png|[[アーリントン郡]]にある[[アメリカ国防総省]]
ファイル:Pentagon 77.05629W 38.png|[[アーリントン郡]]にある[[アメリカ国防総省]]
ファイル:CIA New HQ Entrance.jpg|マクレーンにある[[中央情報局]]本庁
ファイル:CIA New HQ Entrance.jpg|マクレーンにある[[中央情報局]]本庁
ファイル:Dulles Airport Terminal.jpg|ダレス国際空港
ファイル:Dulles Airport Terminal.jpg|[[ワシントン・ダレス国際空港]]
ファイル:DCA.jpg|ナショナル空港
ファイル:Ronald Reagan Washington National Airport, 11 July 2005.jpg|[[ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港]]
ファイル:Virginia State Capitol.jpg|トーマス・ジェファーソンが設計した[[バージニア州会議事堂]]庁舎
ファイル:Virginia State Capitol.jpg|[[トーマス・ジェファーソン]]が設計した[[バージニア州会議事堂]]庁舎
ファイル:Wallops Research Range.jpg|中部大西洋地域[[射場]](MARS)と[[アメリカ航空宇宙局]]のワロップス飛行施設
ファイル:Wallops Research Range.jpg|中部大西洋地域[[射場]](MARS)と[[アメリカ航空宇宙局]]の[[ワロップス飛行施設]]
ファイル:Feralpony.jpg|野生のポニーのシンコティーグ
ファイル:Feralpony.jpg|野生のポニーのシンコティーグ
ファイル:Natural Bridge Shenandoah Valley Virginia.JPG|[[シェナンドー渓谷]]の[[天然橋]]
ファイル:Natural Bridge Shenandoah Valley Virginia.JPG|[[シェナンドー渓谷]]の[[天然橋]]
</gallery>
</gallery>


==関連項目==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
*[[バージニア州の都市圏の一覧]]
=== 出典 ===
*[[バージニア州の郡一覧]]
{{reflist|2}}
*[[バージニア植民地]] - バージニア州の前身となった植民地。
*[[エリザベス1世]] - 「処女王」と呼ばれた。バージニア州の名前の由来。


==外部リンク==
== 参考文献 ==
{{Refbegin|30em}}
* {{Cite book|last=Abrams|first=Ann Uhry|title=The pilgrims and Pocahontas: rival myths of American origin|publisher=Westview Press|year=1999|isbn=0-8133-3497-7|url=https://books.google.com/?id=y4-ljMLfwp4C&pg=PR15|location=Boulder, CO|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Accordino|first=John J.|title=Captives of the Cold War Economy|publisher=Greenwood Publishing Group|year=2000|isbn=0-275-96561-9|location=Westport, CT|url=https://books.google.co.jp/books?id=S6TuEMY2clQC&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
*{{Cite book|title=Crucible of War: The Seven Years' War and the Fate of Empire in British North America, 1754–1766|last=Anderson|first=Fred|authorlink=|year=2000|publisher=Random House|location=New York|isbn=0-375-40642-5|url=https://books.google.co.jp/books?id=-vMxLslZopgC&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.com/?id=VkKEooYDuToC|title=Hiking Virginia: A Guide to Virginia's Greatest Hiking Adventures|first1=Bill|last1=Burnham|first2=Mary|last2=Burnham|publisher=Globe Pequot|location=Guilford, CT|year=2004|isbn=0-7627-2747-0|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Wild Virginia: A Guide to Thirty Roadless Recreation Areas Including Shenandoah National Park|first1=Steven|last1=Carroll|first2=Mark|last2=Miller|publisher=Globe Pequot|location=Guilford, CT|year=2002|isbn=0-7627-2315-7|url=https://books.google.com/?id=ymATg0mq8jkC|ref=harv}}
* {{Cite book|first=Douglas B.|last=Chambers|title= Murder at Montpelier: Igbo Africans in Virginia|publisher=University Press of Mississippi|location=Jackson|year=2005|isbn=1-57806-706-5|url=https://books.google.co.jp/books?id=vqpoxEl_0_4C&pg=PA10&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|title=The American Past: A Survey of American History|first=Joseph R.|last=Conlin|year=2009|authorlink=|publisher=Cengage Learning|Thomson Learning|location=Belmont, CA|isbn=0-495-56609-8|url=https://books.google.co.jp/books?id=tT2AEMiUXvwC&pg=PT57&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Cooper|first=Jean L.|title=A Guide to Historic Charlottesville and Albemarle County, Virginia|publisher=The History Press|year=2007|location=Charleston, SC|url=https://books.google.com/?id=nCn4XrP_u0MC|isbn=1-59629-173-7|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Jumpin' Jim Crow: Southern Politics from Civil War to Civil Rights|first1=Jane Elizabeth|last1=Dailey|first2=Glenda Elizabeth|last2=Gilmore|authorlink2=|first3=Bryant|last3=Simon|publisher=Princeton University Press|location=Princeton, NJ|year=2000|isbn=0-691-00193-6|url=https://books.google.co.jp/books?id=yFvjsEYP7hAC&pg=PA90&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Davis|first=David Brion|authorlink=|title=Inhuman Bondage: The Rise and Fall of Slavery in the New World|publisher=Oxford University Press|location=New York|year=2006|isbn=0-19-514073-7|ref=harv}}
* {{Cite book|title=The Encyclopedia of Virginia|isbn=0-403-09753-3|publisher=Somerset Publishers|year=1999|location=St. Clair Shores, MI|volume=1|edition=4|ref=CITEREFThe Encyclopedia of Virginia1999}}
* {{Cite book|last=Feuer|first=A.B.|title= The U.S. Navy in World War I: combat at sea and in the air|publisher=Greenwood Publishing Group|year=1999|isbn=0-275-96212-1|location=Westport, CT|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Bound Away: Virginia and the Westward Movement|first1=David Hackett|last1=Fischer|authorlink1=|first2=James C.|last2=Kelly|publisher=University of Virginia Press|location=Charlottesville|year=2000|isbn=0-8139-1774-3|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=l_JqVwS2krIC&redir_esc=y&hl=ja|title=Frommer's Virginia|first=Bill|last=Goodwin|publisher=John Wiley & Sons|location=Hoboken, NJ|year=2012|edition=11|isbn=1-118-22449-3|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=rmsUs_KDgHAC&pg=PA17&redir_esc=y&hl=ja|title=An Empire of Wealth: The Epic History of American Economic Power|first=John Steele|last=Gordon|publisher=HarperCollins|location=New York|year=2004|isbn=0-06-009362-5|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=v10uoRwUsuEC&redir_esc=y&hl=ja|title=A Companion to the Literature and Culture of the American South|first1=Richard J.|last1=Gray|first2=Owen|last2=Robinson|publisher=Wiley-Blackwell|location=Oxford|year=2004|isbn=0-631-22404-1|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Greenspan|first=Anders|title=Creating Colonial Williamsburg: The Restoration of Virginia's Eighteenth-Century Capital|edition=2|publisher=University of North Carolina Press|year=2009|isbn=0-8078-3343-6|location=Chapel Hill, NC|ref=harv}}
* {{Cite book|last1=Grizzard|first1=Frank E.|last2=Smith|first2=D. Boyd|year=2007|url=https://books.google.co.jp/books?id=555CzPsGLDMC&pg=PA128&redir_esc=y&hl=ja|title=Jamestown Colony: a political, social, and cultural history|publisher=ABC-CLIO|isbn=1-85109-637-X|location=Santa Barbara, CA|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Virginia's American Revolution: From Dominion to Republic, 1776–1840|first=Kevin R. C.|last=Gutzman|authorlink=|publisher=Lexington Books|year=2007|location=Lanham, MD|isbn=0-7391-2131-6|ref=harv}}
* {{Cite book|title=The Birth of Black America|first=Tim|last=Hashaw|publisher=Carroll & Graf Publishers|location=New York|year=2007|isbn=0-7867-1718-1|ref=harv}}
* {{Cite book|last1=Heinemann|first1=Ronald L.|first2=John G.|last2=Kolp|first3=Anthony S.|last3=Parent, Jr.|first4=William G.|last4=Shade|title=Old Dominion, New Commonwealth|publisher=University of Virginia Press|location=Charlottesville|year=2007|isbn=0-8139-2609-2|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Hoffer|first=Peter Charles|year=2006|title=The Brave New World: A History of Early America|publisher=JHU Press|location=Baltimore|isbn=0-8018-8483-7|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=bX0t5dMokXYC&redir_esc=y&hl=ja|title=The Virginia Handbook|edition=3|first1=Blair|last1=Howard|first2=Mary|last2=Burnham|first3=Bill|last3=Burnham|publisher=Hunter Publishing|location=Edison, NJ|year=2006|isbn=1-58843-512-1|ref=harv}}
* {{Cite book|title=American Boundaries: The Nation, the States, the Rectangular Survey|first=Bill|last=Hubbard, Jr.|year=2009|url=https://books.google.co.jp/books?id=LMacwod5KLwC&pg=PA140&redir_esc=y&hl=ja|publisher=University of Chicago Press|location=Chicago|isbn=0-226-35591-8|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Joseph|first=John Earl|title=Language and Politics|publisher=Edinburgh University Press|location=Edinburgh|year=2006|isbn=0-7486-2453-8|url=https://books.google.co.jp/books?id=pJu5veUAo7kC&pg=PA63&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
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* {{Cite book|last1=Miller|first1=Kerby A.|first2=Arnold|last2=Schrier|first3=Bruce D.|last3=Boling|first4=David N.|last4=Doyle|title=Irish immigrants in the land of Canaan|url=https://books.google.co.jp/books?id=bq79_YZ8ViIC&redir_esc=y&hl=ja|publisher=Oxford University Press|year=2003|isbn=0-19-504513-0|location=New York|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Moran|first=Michael G.|title=Inventing Virginia: Sir Walter Raleigh and the Rhetoric of Colonization, 1584–1590|publisher=Peter Lang|location=New York|year=2007|isbn=0-8204-8694-9|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Morgan|first=Lynda|title=Emancipation in Virginia's Tobacco Belt, 1850–1870|publisher=University of Georgia Press|location=Athens, GA|year=1992|isbn=0-8203-1415-3|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Morgan|first=Philip D.|title=Slave Counterpoint|location=Chapel Hill|publisher=University of North Carolina Press|year=1998|isbn=0-8078-4717-8|ref=harv}}
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* {{Cite book|last=Pazzaglia|first=Frank James|title=Excursions in Geology and History: Field Trips in the Middle Atlantic States|publisher=Geological Society of America|year=2006|location=Boulder, CO|isbn=0-8137-0008-6|url=https://books.google.co.jp/books?id=vQdHRNitfOoC&pg=PA135&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Pinn|first=Anthony B.|title=African American Religious Cultures|publisher=ABC-CLIO|year=2009|isbn=1-57607-470-6|url=https://books.google.co.jp/books?id=xEEIY4Q1ZAIC&pg=PA175&redir_esc=y&hl=ja|location=Santa Barbara, CA|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Olitzky|first=Kerry|authorlink=|title=The American Synagogue: A Historical Dictionary and Sourcebook|location=Westport, CT|publisher=Greenwood Press|year=1996|isbn=0-313-28856-9|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Guide to the National Park Areas|first1=David L.|last1=Scott|first2=Kay W.|last2=Scott|url=https://books.google.com/?id=Z8DCRmgPOewC&pg=PA307|publisher=Globe Pequot|location=Guilford, CT|year=2004|isbn=0-7627-2988-0|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=WNEYCRIIQy4C&pg=PA152&redir_esc=y&hl=ja|title=Moon Virginia: Including Washington, D.C.|first=Julian|last=Smith|publisher=Avalon Travel|location=Berkeley, CA|edition=4|year=2008|isbn=1-59880-011-6|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Robertson|first=James I.|authorlink=|title=Civil War Virginia: Battleground for a Nation|year=1993|publisher=University of Virginia Press|location=Charlottesville|isbn=0-8139-1457-4|url=https://books.google.co.jp/books?id=RKDkDZ6GLPcC&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Stewart|first=George|title=Names on the Land: A Historical Account of Place-Naming in the United States|authorlink=|year=2008|publisher=Random House|location=New York|isbn=1-59017-273-6|ref=harv}}
* {{Cite book|title=Argall: The True Story of Pocahontas and Captain John Smith|first=William T.|last=Vollmann|authorlink=|url=https://books.google.co.jp/books?id=hh0WYbclptAC&pg=PA695&redir_esc=y&hl=ja|publisher=Penguin Group|year=2002|location=New York|isbn=0-14-200150-3|ref=harv}}
* {{Cite book|last=Wallenstein|first=Peter|authorlink=|title=Cradle of America: Four Centuries of Virginia History|publisher=University Press of Kansas|location=Lawrence, KS|year=2007|isbn=978-0-7006-1507-0|url=https://books.google.co.jp/books?id=qiwSAAAAYAAJ&redir_esc=y&hl=ja|ref=harv}}
* {{Cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=pnuFW6zT0T8C&pg=PA41&redir_esc=y&hl=ja|title=The Best of Virginia Farms Cookbook and Tour Book|first=CiCi|last=Williamson|publisher=Menasha Ridge Press|location=Birmingham, AL|year=2008|isbn=0-89732-657-1|ref=harv}}
{{Refend}}

== 関連項目 ==
* [[バージニア州の都市圏の一覧]]
* [[バージニア州の郡一覧]]
* [[バージニア植民地]] - バージニア州の前身となった植民地。
* [[エリザベス1世]] - 「処女王」と呼ばれた。バージニア州の名前の由来。
*[[ウェストバージニア州]] - 南北戦争の時にバージニア州から分離独立。

== 外部リンク==
{{commons|Category:Virginia}}
{{commons|Category:Virginia}}
*[http://www.virginia.gov/ 州政府(英語版)]
* [https://www.virginia.gov/ 州政府(英語版)]
*[http://www.virginia.org/home.asp?Try=Yes バージニア州政府観光局(英語版)]
* [https://www.virginia.org/ バージニア州政府観光局(英語版)]
*[http://www.atlanta.us.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html 在アトランタ日本国総領事館(日本語版)] - バージニア州を管轄する日本の領事館
* [https://www.atlanta.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html 在アトランタ日本国総領事館(日本語版)] - バージニア州を管轄する日本の領事館

* {{Curlie|Regional/North_America/United_States/Virginia}}
* [https://www.encyclopediavirginia.org/about Encyclopedia Virginia]

;政府
* [https://virginiageneralassembly.gov/ Virginia General Assembly]
* [https://www.vacourts.gov/ Virginia's Judicial system]
* [http://constitution.legis.virginia.gov/ Constitution of Virginia]
* [http://www.genealogyinc.com/virginia/government/ Virginia State and County Government Websites]

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* [https://www.dcr.virginia.gov/state-parks/find-a-park?rewrite_uri=state_parks/state_park Virginia State Parks]
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* [http://www.vahistorical.org/ Virginia Historical Society]
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* [https://www.lva.virginia.gov/ Library of Virginia]

;地図と人口統計
* [http://www.usgs.gov/state/state.asp?State=VA USGS geographic resources of Virginia]
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* [http://www.ers.usda.gov/statefacts/va.htm Virginia State Fact Sheet]
* {{osmrelation|224042}}
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2024年12月19日 (木) 15:34時点における最新版

バージニア州
Commonwealth of Virginia
バージニア州の旗バージニア州の印
州旗(州章)
州の愛称: 古き領地
Old Dominion[1]
州のモットー: 専制者は常にこのように
ラテン語: Sic Semper Tyrannis
バージニア州の位置
州都リッチモンド
最大の都市バージニアビーチ
州知事グレン・ヤンキン英語版
公用語英語
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全米第35位
110,786 km²
102,548 km²
8,236 km² (7.4%)
人口2020年
 - 総計
 - 人口密度
全米第12位
8,631,393
84.2人/km²
合衆国加入
 - 順番
 - 加入年月日

10番目
1788年6月25日
時間帯UTC -5
DST -4
緯度北緯36°32' - 39°28'
経度西経75°15' - 83°41'
東西の幅320 km
南北の長さ690 km
標高
 -最高標高
 -平均標高
 -最低標高

1,746 m
290 m
0 m
略称 (ISO 3166-2:US)US-VA
ウェブサイトバージニア州政府
上院議員マーク・ウォーナー
ティム・ケイン

バージニア州(バージニアしゅう、: Commonwealth of Virginia略号: VA[2][3], Va.[2][3][4])は、アメリカ合衆国東部[3][5][6]大西洋岸の南部に位置するコモンウェルス)。2020年国勢調査による人口は8,631,393人だった[7]。アメリカ合衆国50州の中で陸地面積では第35位、人口では第12位である。ヴァージニア州とも表記される。

イギリス独立戦争をした13州のうちの一つである[4][5]南北戦争では南部連合側に属し[5]、激戦地となった。

州都リッチモンド市[3][4][5][6]、人口最大都市バージニアビーチ市である[4]

家庭で話される言語(バージニア州) 2010
英語
  
85.87%
スペイン語
  
6.41%
人種構成(バージニア州) 2010
白人
  
64.8%
黒人
  
19.4%
ヒスパニック
  
7.9%
アジア系
  
5.5%
インディアン
  
0.4%
混血
  
2.9%

歴史

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A painting of a young dark-haired Native American woman shielding an Elizabethan era man from execution by a Native American chief. She is bare-chested, and her face is bathed in light from an unknown source. Several Native Americans look on at the scene.
ポカホンタス、バージニア初期家系の多くで先祖とされるインディアンの女性、後生には様々に脚色されて語り継がれた

ジェームズタウン2007年は、ジェームズタウン植民地設立、すなわちバージニアの始まりから400周年を祝った催しだった。この行事では、バージニアの歴史を形作る際に少なからぬ役割を果たしたインディアン、ヨーロッパ人、アフリカ人の貢献に焦点を当てた[8][9]。これらの人々を巻き込む戦争も常に重要だった。フレンチ・インディアン戦争アメリカ独立戦争南北戦争から冷戦テロとの戦いまで、バージニアが舞台になってきた[10] 。歴史上の人物、例えばポカホンタスジョン・スミスジョージ・ワシントンの子供時代などの話や、南北戦争前の奴隷社会におけるプランテーション特権階級を取り巻く話も州の歴史に神話を作り、州のイデオロギーに理論的解釈を与えている[11]

植民地時代

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バージニアとなった地域に最初の人類が到着したのは、12,000年以上前と推計されている[12]。5,000年前までに長期的な集落が現れ、西暦900年には農耕が始まっていた。1500年までに、アルゴンキン語族が海岸地域にウェロウォコモコのような町を設立し、「ツェナコマカ」と呼んでいた。他にも西部にはスー語族の人々、北部と南部にはノットウェイ族やメヘリン族などイロコイ語族の人々が住んでいた。1570年以後、アルゴンキン語族は、その交易網に対する他の部族からの脅威に対抗するために、ポウハタン酋長の下に統合された[13]。ポウハタンは小さな部族30以上、集落では150以上を支配下に置き、共通のバージニア・アルゴンキン語を話していた。1607年、海岸地域の人口は13,000人から14,000人になっていた[14]

16世紀にスペインイエズス会などヨーロッパ人遠征隊が幾つか、チェサピーク湾を探検していた。1583年、イングランド女王エリザベス1世が、スペイン領フロリダより北の地域に植民地を建設する権利をウォルター・ローリーに与えた[15]。1584年、ローリーは北アメリカの大西洋岸に遠征隊を派遣した[16]。「バージニア」という名前は「バージン・クイーン」(生涯結婚しなかったエリザベス1世の渾名)に因んでローリーあるいはエリザベス1世が提案した可能性があり、またインディアンの言葉で "Wingandacoa" あるいは名詞 "Wingina" に関係づける説もある[17]。当初この名前はサウスカロライナからメインまで、さらにバミューダ諸島を含む海岸地域全体を指して使われた[18]。この地域の土地に対する権利を認めた1606年憲章により、その領主達が合資会社としてロンドン会社を法人化した。この会社が新世界では初のイングランドによる恒久的開拓地、ジェームズタウンに出資した。イングランド王ジェームズ1世に因むこの開拓地は、1607年5月にクリストファー・ニューポートが設立した[19]。1619年、開拓者はハウス・オブ・バージェシーズと呼ぶ選挙で選ぶ議員の議会を設立して、地域の支配権を強めた。1624年にロンドン会社が破産すると、イギリス王室領としてイギリス王の支配下に入った[20]

A three story red brick colonial style hall and its left and right wings during winter.
ウィリアムズバーグ、1699年から1780年までバージニア植民地の首都だった

植民地初期の生活は危険なものであり、1609年の「飢えの時英語版」や、1622年のインディアンによる虐殺を含むアングロ・ポウハタン戦争などで多くの者が命を落とした。インディアンによる虐殺によって植民地人のインディアン全てに対する否定的な見方が生まれた[21][22]。初期の開拓者6,000人のうち、1624年まで生き残ったのは3,400人に過ぎなかった[23]。しかし、ヨーロッパでタバコに対する需要があったことから、さらに多くの開拓者とその従僕が到着することになった[24]。労働力不足を補うために、バージニアまで運んだ年季奉公者のそれぞれについても、開拓者に土地を与えた[25]アフリカ人労働者が初めて輸入されたのが1619年であり、従僕のジョン・ケーサーに関する1654年の訴訟があった後、奴隷制度が法制化された[26]

労働者階級と支配階級の間に緊張関係が生まれ、また地理的な差があったことから1676年のベイコンの反乱に繋がった。このときまでに過去の者を含めて年季奉公者人口は全体の80%になっていた[27]。大半は植民地のフロンティアから起きた反乱は、インディアンに対する懐柔的な政策にも反対した。植民地人は力と条約でインディアンの土地を取り上げていった。1677年条約などは調印した部族を属国化するものだった。1699年にウィリアムズバーグが植民地首都となり、その前の1693年には、ウィリアム・アンド・メアリー大学が設立された[28]。1747年、バージニア人投機家集団がイギリス王室の後ろ盾を受けてオハイオ会社を設立し、アパラチア山脈より西にあるオハイオ領土における開拓と交易を始めた[29]。その地域をヌーベルフランスの一部として領有権主張していたフランスは、この動きを脅威と捉え、その後に起きたフレンチ・インディアン戦争はヨーロッパにおける七年戦争(1756年-1763年)のアメリカ大陸版となった。バージニア連隊と呼ばれたイギリス領植民地の民兵隊を率いていたのが、当時中佐だったジョージ・ワシントンだった[30]

州昇格

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Upper-class middle-aged man dressed in a bright red cloak speaks before an assembly of other angry men. The subject's right hand is raise high in gesture toward the balcony.
パトリック・ヘンリー、植民地議会で印紙法に反対するバージニア決議の提案演説を行っている。1851年に描かれた油絵

フレンチ・インディアン戦争の後でイギリスの議会が植民地に新税を課したことが、植民地では極めて不人気だった。バージニア植民地議会では、代表権の無い課税に反対する声が挙がり、数多い論客の中でもパトリック・ヘンリーリチャード・ヘンリー・リーが反対論を指導した[31]。バージニアは他の植民地と共に1773年にその行動を協調させる動きを始め、翌1774年の大陸会議に代議員を派遣した[32]。1774年に植民地総督が植民地議会を解散させた後、革命派指導者達はバージニア会議を通じて支配を継続した。1776年5月15日、この会議はイギリス帝国からの独立を宣言し、ジョージ・メイソンが起草したバージニア権利章典を採択し、これが新憲法に含まれることになった[33]トーマス・ジェファーソンはメイソンの宣言を受けて全植民地のアメリカ独立宣言を起草した[34]

1775年にアメリカ独立戦争が始まると、ジョージ・ワシントンが大陸軍の指揮官に選出された。戦中に、海岸にあるウィリアムズバーグの位置が、イギリス軍による攻撃を受けやすいことを怖れたジェファーソンの進言で、首都がリッチモンドに移された[35]。1781年、大陸軍とフランス陸海軍の共同作戦で、イギリス軍をバージニア半島に閉じこめた。ヨークタウンの包囲戦ではジョージ・ワシントンとフランス軍ロシャンボー伯爵の軍隊が、イギリス軍チャールズ・コーンウォリス将軍の軍隊を破った。1781年10月19日にコーンウォリスが降伏したことで、パリ和平会議に繋がり、植民地の独立を確かなものにした[36]

アメリカ合衆国憲法の起草でもバージニア人が中心になった。1787年にジェームズ・マディソンがバージニア・プランを起草し、1780年には権利章典を書いた[34]。バージニアは1788年6月25日にアメリカ合衆国憲法を批准し、合衆国10番目の州になった。当時奴隷人口が多かったバージニア州は、憲法に盛り込まれた5分の3妥協案により、アメリカ合衆国下院でも最大の議員団を誇った。バージニア州出身のアメリカ合衆国大統領が続いたことで、バージニア朝とも呼ばれ、国内でその重要性を維持した。1790年、バージニア州とメリーランド州が連邦政府に土地を譲渡して、新しい連邦の首都コロンビア地区を形成した。ただし、バージニア州が譲った土地は1846年に返還された[37]。バージニア州は「州の母」とも呼ばれる。1792年にバージニア州から分かれたケンタッキーが州に昇格するなど、幾つかの州が生まれ、またバージニア州生まれの多くの者が西部の開拓者となったからである[38]

南北戦争とその後

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フレデリックスバーグのメアリーズハイツ前で休息する北軍兵、1863年5月

奴隷労働力は農業の他にも鉱業や造船業などで利用が高まっていった[39]。1831年のナット・ターナーによる奴隷反乱や、1859年のジョン・ブラウンによるハーパーズ・フェリー襲撃は、奴隷制度プランテーション経済におけるその役割について、深い社会的不満があることを示した。1860年時点で、バージニア州人口のおよそ31%、約50万人が奴隷だった[40]。奴隷制度に関する考え方の違いが南北戦争開戦に繋がった。

サムター要塞の戦いと、エイブラハム・リンカーンによる徴兵要求に続く1861年4月17日、バージニア州はアメリカ合衆国からの脱退を票決した。4月24日にはアメリカ連合国に加盟し、リッチモンドがその首都に選ばれた[38]。1863年に行われたホイーリング会議の後、州北西部の48郡がアメリカ合衆国に留まる道を選択し、バージニア州から分離してウェストバージニア州を結成した。バージニア州出身のロバート・E・リーが1862年に北バージニア軍の指揮官となり、北軍領土に侵略し、最後は全南軍の総司令官となった。この戦中に、第一次第二次のブルランの戦い七日間の戦いチャンセラーズヴィルの戦い、さらに終戦に繋がったアポマトックス・コートハウスの戦いなどがバージニア州で戦われ、戦闘の数は他のどの州よりも多かった[41]。1865年のリッチモンド市陥落の後、首都は短期間ダンビルに移された[42]。1870年、9人委員会の働きにより、バージニア州はアメリカ合衆国に復帰した[43]

戦後のレコンストラクション時代、バージニア州は無料公共教育と参政権、公民権、選挙権の保証を盛り込んだ憲法を採択した[44]。ポピュリストの再編党が包括的な党派連衡を進めていたが、1883年から保守的な白人民主党が政権を握った[45]。民主党は人種差別のジム・クロウ法を通し、1902年にはバージニア憲法を書き直して、人頭税など投票権を制限する手段を入れ、実質的にアフリカ系アメリカ人の大半と多くの貧乏白人から投票権を取り上げた[46]。アフリカ系アメリカ人は政治の世界における代表がいないために、学校は人種分離され、予算もつかず、社会サービスも行き届かなかったが、アフリカ系アメリカ人のコミュニティを作ることはできた[47]

現代

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A white battleship with three smokestacks and two tall masts sitting in port.
戦艦USSバージニアドレッドノート前級戦艦第一次世界大戦期の多くの軍艦はニューポートニューズで建造された

経済の発展がバージニア州を大きく変化させた。1880年、ジェイムズ・アルバート・ボンサックが紙巻きタバコ製造機械を発明し、リッチモンド周辺で新しい大量生産の時代に入った。1886年、鉄道界の大立て者コリス・ポッター・ハンティントン英語版ニューポートニューズ造船所を設立し、第一次世界大戦を挟み、1907年から1923年の間に、アメリカ海軍向けに6隻の戦艦を建造した[48]。この戦中にはU-151などドイツ潜水艦が港外の艦船を攻撃している[49]

1926年、ウィリアムズバーグのバートン教区教会牧師W・A・R・グッドウィン博士が、ジョン・ロックフェラーから資金提供を受けて、ウィリアムズバーグ歴史地区にある植民地時代の建造物修復を始めた[50]。このプロジェクトは州内の他のプロジェクトと同様に、世界恐慌第二次世界大戦の荒波と戦わねばならなかったが、コロニアル・ウィリアムズバーグが大きな観光地となるまで工事は続けられた[51]

1951年のファームビルで、「デイビス対プリンスエドワード郡教育委員会事件」訴訟に繋がった学校の人種分離に対し、バーバラ・ローズ・ジョンズによって抗議運動が始められた。この訴訟はリッチモンド生まれのスポッツウッド・ウィリアム・ロビンソンとオリバー・ヒルが起こし、1954年の「ブラウン対教育委員会裁判」と共に、「分離すれども平等」という人種分離原則を排斥した。しかし、1958年、影響力ある人種分離主義者のアメリカ合衆国上院議員ハリー・F・バードとそのバード機構が指導する「大量抵抗」政策の下で、バージニア州は州の資金を受ける地方学校の人種統合を禁止した[52]

1960年代に入ると公民権運動には多くの者が参加した。それは道徳的な力を得て、1964年の公民権法と1965年の選挙権法という全国的な法制化に対する支持を掴んだ。1964年、アメリカ合衆国最高裁判所は、プリンスエドワード郡などに学校の人種統合を命じた[53]。1967年、「ラヴィング対バージニア州裁判」判決でバージニア州が人種間結婚を禁じていたことも撤回させた。1969年から1971年、ミルズ・ゴッドウィン州知事の下の州議会が州憲法を書き換え、ジム・クロウ法の撤廃などの目的が果たされた。1989年、ダグラス・ワイルダーがアフリカ系アメリカ人として国内初の州知事に選出された[54]

冷戦時代を中心に、ワシントンD.C.に近い北部バージニアでは、国防関係に従事する職員が増加し、それに関わる人口も増加した[55]。情報機関である中央情報局は、ラングレーに置かれた。第二次世界大戦中ではあるが、アメリカの国防中枢である戦争省及び海軍省(後に国防総省)の本部としてペンタゴンが建設されている。これは2001年アメリカ同時多発テロ事件の標的となり、旅客機が突入して189人の命が失われた[56]

地理

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関連項目:バージニア州の郡一覧w:List of Virginia riversw:Lost Counties, Cities and Towns of Virginiaw:Environment of Virginia

バージニア州の全面積は42,774.2平方マイル (110,785.7 km2)であり、このうち水域は3,180.13平方マイル (8,236.5 km2)、水域率は7.4%である。面積では国内50州の35番目である[57]。バージニア州は、北部でウェストバージニア州メリーランド州ワシントンD.C.ポトマック川を挟んで)に、南部でノースカロライナ州テネシー州に、西部でケンタッキー州とウェストバージニア州に接している。また、東部はチェサピーク湾大西洋に面している。メリーランド州ワシントンD.C.と作る境界はポトマック川南岸の低水位線まで延びている[58]。南側州境は北緯36度30分線と定義されているが、測量の誤りにより3分ほどずれている[59]

バージニア州にはシェナンドー国立公園、グレートフォールズ公園、アパラチアン・トレイルなど、国立公園局が管理する30の公園がある[60]。シェナンドー国立公園は1935年に指定され、景観の良いスカイライン・ドライブが伸びている。公園面積78,579エーカー (322 km2) の約40%が全国原生林保存体系に指定される原生林である[61]。国立公園局が管理するすべての一覧はList of areas in the National Park System of the United States in Virginiaである。さらにバージニア州保存レクリエーション省と森林省が管理する34の州立公園と17の州有林がある[62][63]チェサピーク湾は国立公園ではないが、州法と連邦法で保護され、湾と水域を再生するチェサピーク湾プログラムを共同で実行している。グレート・ディズマル湿地国立野生生物保護区はノースカロライナ州まで広がり、またバック湾国立野生生物保護区はアウターバンクスの始まりとなっている[64]

バージニア州立公園:List of Virginia state parks

地質と地形

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Terrain map of Virginia divided with lines into five regions. The first region on the far left is small and only in the state's panhandle. The next is larger and covers most of the western part of the state. The next is a thin strip that covers only the mountains. The next is a wide area in the middle of the state. The left most is based on the rivers which diffuse the previous region.
バージニア州は5つの地理的地域に区分される

チェサピーク湾によって西側のバージニア州本土と東岸の2郡がある半島部に分けられている。この湾は始新世小惑星が衝突したことによって形成されたチェサピーク湾クレーターによって造られた[65]。ポトマック川、ラッパハノック川、ヨーク川ジェームズ川など多くの河川がチェサピーク湾に流れ込み、湾に向かって3つの大きな半島を形成している[66][67]。地形と地質により、バージニア州は東から西に5つの地理的地域に区分される。すなわち、海岸部英語版ピードモント台地ブルーリッジ山脈リッジ・アンド・バレー地域英語版カンバーランド高原である[68]

海岸部は大西洋岸と滝線の間の海岸平原である。チェサピーク湾の東岸と主要入り江を含んでいる。ピードモント台地は中生代に形成された山脈の堆積岩火成岩からなる東丘陵部である[69]。この地域はサウスウェスト山地など粘土層が多いことで知られる[70]。ブルーリッジ山脈はアパラチア山脈の連なりの1つであり、標高 5,729 フィート (1,746 m) のロジャース山が州内最高地点である[71]。リッジ・アンド・バレー地域がこの山脈の西にあり、グレート・アパラチアン・バレー英語版が含まれる。この地域は炭酸塩岩が基盤でありマサヌッテン山英語版がある[72]。カンバーランド高原とカンバーランド山地英語版が州南西隅にあり、アルゲイニー台地の下にある。この地域では川が北西に流れ、オハイオ川まで樹木が枝を張るような水路体系を作っている[73]

Green tree covered mountains turn blue as the progress toward the horizon.
ブルーリッジ山脈、落葉樹と常緑樹が特徴ある色模様を作っている[74]

州内の炭酸塩岩が4,000以上の洞窟となり、そのうち10か所が観光用に公開されている[75]。バージニア地震帯は定期的に活動した記録がない。北アメリカプレートの端部から離れているためにマグニチュード4.5を超える地震は希である。これまで最大の地震は、1897年ブラックスバーグ近くで発生した推計マグニチュード5.9のものである[76]。2011年8月23日、ミネラルの近くでマグニチュード5.8の地震が発生した。この地震はカナダトロントでも震動が観測されたとのことである[77]。中新世の盆地に近い3つの山脈40の鉱床で石炭の採掘が行われている[78]。その他粘板岩藍晶石、砂、砂利が採掘され、その売り上げは年間20億米ドル近くになっている[79]

気候

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バージニア州の平均的な気候
雨温図説明
123456789101112
 
 
3.1
 
46
26
 
 
3.1
 
48
27
 
 
3.7
 
57
34
 
 
3.3
 
67
43
 
 
4
 
76
52
 
 
3.7
 
83
60
 
 
4.3
 
86
64
 
 
4.1
 
85
63
 
 
3.5
 
79
57
 
 
3.4
 
69
45
 
 
3.2
 
58
35
 
 
3.2
 
48
28
気温(°F
総降水量(in)
出典:University of Virginia data 1895–1998
メートル換算
123456789101112
 
 
79
 
8
-3
 
 
79
 
9
-3
 
 
94
 
14
1
 
 
84
 
19
6
 
 
102
 
24
11
 
 
94
 
28
16
 
 
109
 
30
18
 
 
104
 
29
17
 
 
89
 
26
14
 
 
86
 
21
7
 
 
81
 
14
2
 
 
81
 
9
-2
気温(°C
総降水量(mm)

バージニア州の気候は南部と東部に行くとより暖かく湿度が高くなる傾向にある[80]。1月の平均最高気温は26°F (-3 ℃)、7月の平均最高気温は86°F (30 ℃)と変化している。東部と南東部海岸地域には大西洋が強い影響を与えている。メキシコ湾流の影響を受けて、海岸部にはハリケーンが襲来することがあり、特にチェサピーク湾口は顕著である[81]

雷雨は年間平均で35日から45日発生しており、特に西部で多い[82]。年間平均降水量は42.7インチ (1,080 mm) である[81]。冬季に山岳部に達する冷気団がかなりの量の雪を降らせることがあり、1996年の吹雪や、2009年から2010年に掛けての暴風雪が発生した。これらの要素とバージニア州の地形的要素が組み合わされ、シェナンドー・バレー、山岳部南西および海岸平原では微気候が発生する[83]竜巻の年間平均発生数は7個であり、大半は藤田スケールでF2以下である[84]

近年、ワシントンD.C.南側の郊外部が北バージニアに伸びてきて、人口密度の高い地域に太陽の放射熱を多く吸収するようになり、都市ヒートアイランド現象が増えてきた[85]。アメリカ肺学会の2011年報告書では、州内11の郡が大気質の基準に劣り、特にフェアファックス郡は自動車の排ガス汚染により最悪であるとしていた[86][87]。山岳部の煙霧は石炭火力発電所が一部原因になっている[88]

植物相と動物相

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州領域の65%を森林が覆っており、その多くは落葉生広葉樹である[62]。標高が低くなると、アメリカツガや苔など湿度を好む小さいが密生した群落が現れ、ブルーリッジ山脈にはヒッコリーやオークが自生している[80]。しかし1990年代初期からマイマイガの発生で、オークが多い森が影響を受けている[89]。低地海岸部ではキイロ松が支配的であり、グレート・ディズマル湿地やノットウェイ湿地ではヌマスギの森がある。その他よく見られる樹種や植物としては、クリカエデユリノキ、アメリカシャクナゲ、トウワタ、デイジー、多種のシダがある。大西洋岸や西部山岳地には広い原生林があり、エンレイソウの大群落が見られる[80][90]。大西洋岸には南大西洋に多い松林や南東海岸平原にある海洋性植物が見られ、海洋性植物は特に州南東部に多い。

Two red-brown colored deer graze among yellow flowers in a meadow.
オジロジカ、バージニアシカとも呼ばれる。シェナンドー国立公園タナーリッジ群れ

哺乳類としてはオジロジカ、クロクマビーバーボブキャットコヨーテアライグマスカンクウッドチャックキタオポッサムハイイロギツネアカギツネ、ヒガシワタオウサギがいる[91]。鳥類には、ショウジョウコウカンチョウアメリカフクロウ、カロライナ・アメリカゴガラ、アカオノスリミサゴカッショクペリカンウズラカモメハクトウワシ、野生シチメンチョウがいる。1990年代半ばにシェナンドー国立公園でハヤブサが再導入された[92]。淡水魚では、ウォールアイカワマス、ロアノーク・バス、ブルーナマズなど210種が知られている[93]。底に岩の多い小川には数多いザリガニやサンショウウオが住んでいる[80]。チェサピーク湾にはブルークラブ、ハマグリカキ、シマスズキなど多くの種が見られる[94]

人口動態

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人口推移
人口
1790691,737
1800807,55716.7%
1810877,6838.7%
1820938,2616.9%
18301,044,05411.3%
18401,025,227−1.8%
18501,119,3489.2%
18601,219,6309.0%
18701,225,1630.5%
18801,512,56523.5%
18901,655,9809.5%
19001,854,18412.0%
19102,061,61211.2%
19202,309,18712.0%
19302,421,8514.9%
19402,677,77310.6%
19503,318,68023.9%
19603,966,94919.5%
19704,648,49417.2%
19805,346,81815.0%
19906,187,35815.7%
20007,078,51514.4%
20108,001,02413.0%
20208,631,3937.9%
Source: 1910–2010[95]
A map of Virginia with areas colored in green for low population changing to red for areas of high population. The most red areas are in the very north of the state, the center of the state, and the very south-east of the state. The rest is mostly green.
バージニア州の人口密度図、都市圏が州全体に散らばっている

2020年国勢調査時点のバージニア州の推計人口は8,631,393人となっており、2010年国勢調査の8,001,024人から7.88%増加していた[7]。2000年国勢調査時点からは州内への移住者が314,832人増えている。その内訳として国外からの移民は159,627人、国内からの移住者が155,205人増えた[96]。バージニア州の人口重心はリッチモンド市郊外のグーチランド郡となっている[97]

バージニア州の公式言語として1981年と1996年の2度州法に英語が規定された。ただしバージニア憲法では規定されていない[98]

人種的構成及び祖先

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人種的構成では非ヒスパニック白人が最も多いが、1990年の76%から2011年の64.5%まで減少してきた[99][100]。2011年の出生数における比率では50.9%しかなかった[101]

植民地時代に州内全域にイングランド系の人々が入植し、その後もイギリスの他地域やアイルランドからの移民があった[102]。国勢調査でアメリカ人と申告した者の多くはイングランド系の子孫だが、北アメリカに来てから数世代を経ているために、単純にアメリカ人と回答することを選んだ[103][104]。1600年代にバージニアに来たイングランド系移民の75%は年季奉公として来ていた[105]。州西部の山岳地には独立戦争の前に、スコットランド・アイルランド系移民が設立した多くの開拓地があった[106][107]。北西部山岳地とシェナンドー・バレーには少なからぬドイツ系の子孫がおり、2010年のアメリカン・コミュニティ・サーベイでは、11.7%と最も多い回答だった[108]

バージニア州で白人の次に多い少数人種はアフリカ系アメリカ人であり、2011年時点で19.8%だった[100]。大半のアフリカ系アメリカ人はタバコ、綿花、麻のプランテーションで働いた奴隷の子孫である。これらの祖先は主にアンゴラやバイト・オブ・ビアフラなどアフリカ西中部から連れてこられた。現在のナイジェリア南部にいるイグボ族が、バージニア州の奴隷では最大の民族集団だった[109][110]アフリカ系アメリカ人の大移動時代に人口を減らしたが、1965年からは南部に戻ってきている人々がいる[111]。バージニア人の2.9%は二人種混血と申告している[112]。また0.5%はインディアンまたはアラスカ先住民の子孫、0.1%はハワイなど太平洋諸島系としている[100]。バージニア州はインディアンの8部族を認定しているが、連邦政府はどれも認定していない。インディアンの大半は海岸部に住んでいる[113]

20世紀終盤から21世紀初期の移民によってヒスパニック系やアジア人の新しい社会が増えてきた。2011年時点で州人口の8.2%はヒスパニック系あるいはラテン系(人種は問わない)であり、5.8%がアジア系である[100]。ヒスパニック系人口は2000年から2010年の間に92%増加し、その3分の2は北バージニアに住んでいる[112]。ヒスパニック系州民は一般の州民に比べて世帯当たり収入の中央値と学歴が高い傾向にある[114]。北バージニアには、ベトナム戦争後に大きな移民の波となったベトナム系の人々が多い[115]。また朝鮮系アメリカ人は近年増加しており、質の高い教育体系を求めてきている[116]。フィリピン系アメリカ人はハンプトン・ローズ地域に45,000人が住み、その多くはアメリカ海軍など軍隊関係と結びついている[117]

人種 (2011)   郡単位で構成比の高い祖先 祖先 (2010)
非ヒスパニック白人 64.5% Virginia counties colored either red, blue, yellow, green, or purple based on the populations most common ancestry. The south-east is predominately purple for African American, while the west is mostly red for American. The north has yellow for German, with two small areas green for Irish. Yellow is also found in spots in the west. A strip in the middle is blue for English.
アメリカン・コミュニティ・サーベイ5年間推計、地図とデータはAmerican Factfinder提供
 
ドイツ系 11.7%
アフリカ系アメリカ人 19.8%
 
イングランド系 10.7%
ヒスパニック系 8.2%
 
アイルランド系 9.8%
アジア系 5.8%
 
アメリカ人 9.7%
インディアン 0.5%
 
サハラ以南のアフリカ 1.7%

バージニア州の人口の6.5%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、11.2%が65歳以上である。女性は人口のおよそ51%である。

宗教

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バージニア州の住民の信仰宗教別構成は以下の通りである。 近年、アメリカの政局に影響を与えている福音派の発祥地である。

宗教 (2008)
キリスト教[118] 76%
バプテスト 27%
カトリック教会  11%
メソジスト 8%
ルーテル教会 2%
その他のキリスト教 28%
仏教 1%
ヒンドゥー教 1%
ユダヤ教 1%
イスラム教 0.5%
無宗教 18%

バージニア州民の信仰する宗教は圧倒的にプロテスタントである。バプテストが2008年時点で人口の27%と最大会派である[118]。バージニア州におけるバプテストには、約1,400の会員教会があるバプテスト・ジェネラル・アソシエーション・オブ・バージニアがあり、南部バプテスト連盟と近代のコーオペラティブ・バプテスト・フェローシップの双方を支持している。500以上の会員教会があるサザン・バプティスト・コンサアーバティブズ・オブ・バージニアは南部バプテスト連盟を支持している[119][120]ローマ・カトリック教が2番目に信徒の多い会派であり、1990年代に最も会員を増やした[121][122]。カトリック教会アーリントン教区には北バージニアの大半のカトリック教会を含み、リッチモンド教区には州内の残りの教会が含まれている。

An 18th-century red brick church with white steeple behind a modern road in autumn.
アレキサンドリアのクライスト・チャーチ、ジョージ・ワシントンやロバート・E・リーが度々訪れた

バージニア・カンファレンスは、ユナイテッド・メソジスト教会とバージニア会議が毎年開催する地域会議体であり、ルーテル教会の信徒に対する責任がある。長老派教会ペンテコスタル会衆派教会、エピスコパル教会は2001年時点で、それぞれ1ないし3%の人口比率だった[123]。エピスコパル教会バージニア教区、南部バージニア教区、南西部バージニア教区は様々なエピスコパル教会を支持している。

2006年11月、15の保守的エピスコパル教会がバージニア教区を分割することを投票で決めた。これはゲイであることを公開した司祭や他のエピスコパル教会教区の牧師に関する問題の整理の意味があった。これらの教会はアメリカ合衆国外の団体を通じてアングリカン・コミュニオンに属していることを主張し続けている。バージニア州法では教区民がその教会の所属先を決めることを認めているが、教区は分離した教会の資産について権利主張している。その結果起きた資産に関する訴訟は、全国的なエピスコパル教会にとって試練となった[124]

その他の宗教では末日聖徒イエス・キリスト教会が、2010年時点で州内に人口の1%、190の信徒団を抱えている[125]。フェアファックスステーションには、浄土真宗の恵光寺仏教寺院があり、またヒンドゥー教ドゥルガー寺院もある。州内のユダヤ人人口は少数だが、1789年にはコングリゲーション・ベス・アハバというユダヤ教の組織を作っていた[126]。イスラム教は移民の数が増えるに連れて州内の信徒数を増やしている[127]。州内の巨大教会にはトマス・ロード・バプテスト教会、イマヌエル・バイブル教会、マクリーン・バイブル教会がある[128]。リージェント大学、リバティ大学、リンチバーグ・カレッジなど、キリスト教系の大学もある。

インディアン部族

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バージニア州周辺の、かつてのインディアン部族の勢力図

チェロキー族マナホアク族メヘリン族モナカン族ナヒッサン族ノットウェイ族オッカネーチ族ポウハタン族サポニ族シャコリ族ショーニー族ツテロ族などのインディアン部族が、ウィグワムの集落を築き、狩猟採集生活を営んだ。

現在、この州のインディアン部族は「州はインディアン部族として認めている」が、「アメリカ連邦政府は認めていない」部族ばかりで占められている。他の部族は「絶滅部族」として部族としては存在しないことになっており、多数の部族が引き続きアメリカ連邦の公式承認を要求している。

2009年10月22日、バージニア州の「チッカホミニー族」、「東部チッカホミニー族」、「北マッタポニ族」、「ラッパハンノック族」、「モナカン族」、「ナンセモンド族」のインディアン6部族に対し、アメリカ連邦政府の上院インディアン事務委員会は連邦公認のための手続きに入った。公認申請書は既に下院を通過し、連邦信託による彼らの保留地再獲得などに8億ドルの連邦予算が見込まれている。一方で、今回の手続きには「インディアン・カジノ」の開設権は認められておらず、他州の既に連邦公認されたインディアン部族の間で、その影響が懸念されている。

バージニア州の「人種保全法」下では、1924年から1967年まで、白人の先祖を持たない彼ら連邦公認を解消された「絶滅部族」は、出生証明書に「色つき(colored)」と記載されていた。

≪アメリカ連邦政府に公認される見込みのインディアン部族≫

≪アメリカ連邦政府は公認していないが、バージニア州政府が公認している部族≫

≪アメリカ連邦政府も州政府も認定していないインディアン部族≫

インディアン血統法

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バージニア州が1705年に制定した、インディアンの血統を分類規定する「インディアン血統法(Indian Blood law)」は、現在に到るまでインディアン社会を分断し続けている。

18世紀、インディアン社会への白人入植と黒人奴隷の増加は、同州でインディアンと白・黒人との混血を増加させた。「純血」の白人のみが法的優位を所有できる同州の人種差別規定では、なにより血の濃さが重要であり、それはインディアンにも当てはめられた。この血統法は「インディアンは半分他人種の血が混じればもうインディアンではない」と規定したものである。以後、この「1/2」基準は全米の州に採り入れられていき、インディアンと黒人の混血(ブラック・インディアン)が多くの州で増加するにつれ、多くのインディアンが血統証明書から除外され、「人口を減らしていく」という民族浄化の効果を生み続けた。

この法は1934年の「インディアン再編成法(IRA)」の規定にも悪影響を与え、以後のインディアンが部族として連邦公認を受けるための血統証明を難しくした。「インディアン里親制度」(白人の家庭が強制的にインディアンの乳児を里子に奪い、白人として育てる制度。20世紀末に表面上は廃止された)で里子に出されたインディアンも、連邦からはインディアンとして認定されず、また多くのインディアンたちが申請名簿を作るために、黒人配偶者と離婚しなければならなかったのである。現在のインディアンの血統証明で重要とされる混血基準度は「1/4」である。

インディアン・カジノ

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バージニア州には、インディアン部族の運営する「インディアン・カジノ」は一軒もない。上記の6部族が連邦に認知され、「復活」する予定であるが、その申請条件はカジノ運営を禁止する内容となっている。今後もインディアン部族が同州でカジノを開設する可能性は低そうである。

主要な都市および町

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バージニア州は95のと38の独立市に分割されており、独立市が郡相当と見なされるようになってからは、郡も独立市も同じ方法で運営されている[129]。このように独立市と郡を同等に扱うのはバージニア州のみであり、独立市はバージニア州以外では3都市があるのみである[130]。バージニア州ではディロンの規則と呼ばれるものの下で、バージニア州議会が独立市と郡の立法した法を撤回させる権限をもっている[131]。独立市以外に、独自の政府が運営する町もあるが、それぞれの郡に属している。さらに郡内には未編入の町も多数ある。「村」や「郡区」のような区分は無い。

バージニア州の独立市は以下のとおりである。

郡から独立していない、 として認められたいくつかの他の自治体は以下のとおりである。

州内にはアメリカ合衆国大都市統計地域が11ある。その中で北バージニア、ハンプトン・ローズ、リッチモンド・ピーターズバーグ大都市圏の人口が多い。リッチモンド市は州都であり、市域人口こそ226,610人で州内4位にとどまるものの、都市圏人口は1,314,434人を数える[7]。2020年時点でバージニアビーチ市(459,470人)が市域人口最大の都市であり、チェサピーク市(249,422人)とノーフォーク市(238,005人)が続いている[7]。ノーフォーク市はハンプトン・ローズ地域の中核都市であり(バージニアビーチ・チェサピーク両市は人口こそ多いが、あくまでノーフォークの「郊外都市」である)、その都市圏は人口1,750,741人を抱え[7]、世界最大の海軍基地であるノーフォーク海軍基地がある。市域にグレート・ディズマル湿地を含むサフォーク市が市域面積429.1平方マイル (1,111km2) と最大である[132]

フェアファックス郡は人口1,150,309人を抱え[133]、州内最大であるが、これには郡庁所在地かつ独立市のフェアファックス市(人口24,146人[134])を含んでいない[135]。フェアファックス市にはタイソンズ・コーナーに大きな企業と商業の集積があり、州内でも最大のオフィス市場である[136]。これに隣接するラウドン郡リーズバーグ市は、2010年時点で州内でも人口成長速度が最も高く、世帯当たり収入の中央値も114,204米ドルと州内最多である[137]ワシントンD.C.からポトマック川を越えたところに位置するアーリントン郡は、都市化が進んだ郡ではあるが、郡内には法人化された自治体は市はおろか町さえも存在せず、統計上はアーリントン郡としての他、アーリントンCDPという国勢調査指定地域としても計上されている。陸地面積では国内最少の郡である[138]ロアノーク市都市圏は人口315,251人であり、州西部では最大の都市圏である(以上、特に断りの無い限り、人口の数値はすべて2020年国勢調査による)。

政治と法律

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All white Neoclassical building with pediment and six columns rises on a grassy hill with a large American elm tree in the left foreground. Two boxier, but similarly styled wings are attached at the building's rear.
バージニア州会議事堂トーマス・ジェファーソン設計、1785年にパトリック・ヘンリー州知事が使用開始、バージニア州議会を収める

バージニア植民地時代、自由人がハウス・オブ・バージェシーズとよぶ下院の議員を選んでいた。知事委員会と下院で植民地議会を構成していた。バージニア植民地議会は1619年に設立され、西半球では現在まで続く最古の議会となっている[139]ピュー研究所による格付けでは、その効率性、有効性およびインフラを評価して"A-"とされている。この格付けは他の2州と共に国内最高であり、バージニア州としては2回目だった[140]

1971年からは7代目のバージニア憲法の下に州政府が機能しており、強い議会と統一された司法体系が規定されている。連邦政府の体系と同様、州政府は三権が分立している。立法府、行政府、および司法府である。行政府は議員数100人の下院と、同40人の上院の両院制である。議会が判事と司法官を選ぶなど、行政府より強くなっている。州知事と副知事は4年毎にそれぞれの選挙で選出されている。現職知事は再選を求められないが、副知事と検事総長は再選を求められる。知事は連続した任期でなければ再出馬できる[141]。司法体系も国内最古のものであり、最高裁判所と控訴裁判所から巡回裁判所、一般司法第一審裁判所、さらに下級の一般地区裁判所と少年家庭地区裁判所まで階層がある[142]

バージニア州法典は議会が定めた法の集成である。バージニア州警察が最大の警察組織である。バージニア州都警察は国内最古の警察署である[143]バージニア州軍は、7,500名の州陸軍、1,200名の州空軍で構成されている[144]。1982年に死刑制度が復活して以来、107人が処刑されており、この数字は国内第2位である[145]。犯罪率の合計は28%であり、国内平均よりは低い[146]。1995年に囚人の保釈を止めてからは、再犯率は28.3%まで低下し、国内最低のレベルにある[147]

政治

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20世紀を通じて、バージニア州は田園部の政治的に保守的な南部州から、都会化され多元的で政治では中道な環境に変わってきた。1970年代まではバード機構が支配する人種分離された一党支配の州だった[148]。州内にあった奴隷制度の遺産により、1960年代半ばに公民権法が成立するまで、実質的にアフリカ系アメリカ人の選挙権を剥奪していた[149]。選挙権の付与と、ヒスパニック系など移民の増加により、少数民族の投票動向が重要性を増してきた[150]。一方で「白人労働者階級」と申告する有権者の割合は2008年から2012年の間に3%減少した[151] Regional differences play a large part in Virginia politics.[152]。田園の残る州南部と西部は、その「南部戦略」への対応で共和党支持に動いており、北バージニアの大半など都心部と成長する郊外部は民主党の地盤を形成している[153][154]。民主党の支持は、南西部の労働組合の強い地域、シャーロッツビルやブラックスバーグのような学園都市、南東部のブラックベルト地帯でも続いている[155]

A crowded stage of politicians both white and African American stand before supporters and press.
リッチモンドの集会で演説するジム・ウェッブ、後方は元知事のマーク・ウォーナーティム・ケイン、ダグラス・ワイルダー、バラク・オバマ大統領、他

バージニア州の政党の強さも流動的である。2007年に行われた州議会選挙で、民主党は上院の支配を取り戻し、下院でも多数派共和党との差を8議席まで縮めた[156]。2009年の選挙では、共和党のボブ・マクドネルが17ポイント差で州知事に当選し、副知事と検事総長も当選した他、下院では6議席を増やした[157]。2011年の選挙では、共和党が下院の3分の2以上の議席を確保し、上院はビル・ボーリング副知事をタイブレーカーとして多数派を取り戻した[158]。州議会選挙の季節は伝統的にウェイクフィールドのシャド・プランキングで始まる[159]

連邦レベルの選挙では2006年から両党が競り合っている。共和党のアメリカ合衆国上院議員ジョージ・アレンは2006年の選挙で、民主党新人のジム・ウェッブに対して接戦を落とし、2012年の選挙では元州知事のティム・ケインがウェッブに雪辱した[160]。2008年の上院議員選挙では、民主党が2議席共獲得し、元州知事のマーク・ウォーナーが引退する共和党のジョン・ウォーナーの代わりに選ばれた[161]。バージニア州は大統領選挙人の数で13人であり、2008年と2012年の大統領選挙ではバラク・オバマが制したが、その前の10回の選挙は共和党候補者が制していた[151]。2010年の中間選挙では共和党がアメリカ合衆国下院の3議席を民主党から奪った。バージニア州選出の下院議員は11人であり、このうち8人が共和党、3人が民主党となった。今後の大統領選挙でも接戦州となることが見込まれている[162]

経済

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Aerial view of the huge five-sided building and its multiple rings. Parking lots and highways stretch away from it.
アメリカ合衆国国防総省アーリントンペンタゴンにあり、世界最大の事務所ビルである[163]

バージニア州は退職・解雇自由の州であるが[164]、その経済は地方と連邦の政府、軍隊、農業と企業など多様な収入源を持っている。民間労働者は410万人おり、その3分の1はサービス業である[165][166]。失業率は2013年3月時点で5.3%と、国内最低レベルである[167]。2011年時点でリーズバーグは就職機会成長率が国内第2位の町である[168]。2010年アメリカ合衆国商務省経済分析局の報告によると、バージニア州の州生産高は4,240億米ドルだった[169]。2007年の収入中央値では国内100の裕福な郡の上位にある[170]。2011年時点で、北バージニア都市圏が州内でも収入の高い地域であり、国内で20の収入の高い郡の6郡を占め、さらにそのうちの3郡は最高レベルにある[171]CNNの雑誌「マネー」に拠れば、2011年時点で国内の最も収入の高い町は、バージニア州のグレートフォールズである[172]

バージニア州は技術労働者の集中度では50州の中で最大であり[173]、その数ではカリフォルニア州テキサス州ニューヨーク州に次いで第4位である[174]。2006年にはコンピュータチップの輸出額が州内最大となり、それまで多かった石炭とタバコの輸出額を組み合わせたものを超えた[175]。北バージニアはかつて酪製品の産地と考えられたが、現在は特にダレス技術回廊でソフトウェア、通信技術、防衛産業に変わっている。北バージニアのデータセンターは、国内インターネット通信の50%以上を扱っており、ドミニオン・パワーは2012年までに北バージニアで消費される電力の10%がデータセンターによると推測している[176]

バージニア・ポカホンタス石炭会社炭坑で働く坑夫、1974年。
石炭は当州伝統産業の1つ。主だった動きとして、1920年来のマッセイ・エナジーが2011年にアルファ・ナチュラル・リソースに買収された。

バージニア州の会社が2011年前半で受けたベンチャーキャピタルの総額は、カリフォルニア州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州に次いで第4位だった[177]。2009年の雑誌「フォーブス」で、バージニア州を事業のための最良の州に4年連続で挙げた[178]。一方CNBCは2007年、2009年、2011年に事業のための最良の州にバージニア州を挙げた[179]フォーチュン500にはバージニア州の会社が20社入っており、その数は50州の中で第8位である[180]

バージニア州は一人当たり防衛費の消費額が50州の中で最大であり、約90万人の職を提供し、国内で使われる防衛費の10%がバージニア州で使われている[181][182]。州内には80万人の退役兵がおり、国内最大であり、また国防総省の雇員の数ではカリフォルニア州に次いで第2位である[182][183]。北バージニアでは多くの州民が連邦政府の機関で働いており、その中には中央情報局や国防総省、アメリカ国立科学財団アメリカ地質調査所米国特許商標庁が含まれている。他にも防衛関係や安全保障関係で政府との契約がある会社で働いている者が多く、その契約数は15,000以上になっている[184]。ハンプトン・ローズ地域には世界でも最大級に軍事基地と施設が集積されている。その中でも最大のものはノーフォーク海軍基地である[185]

High-rise hotels line the ocean front covered with colorful beach-goers.
バージニアビーチ市の経済では海洋観光が重要な業種になっている

バージニア州の土地の32%を農地が占めている。2012年時点で約357,000人が農業に従事しており、47,000以上ある農園の平均面積は171エーカー (0.27 平方マイル; 0.69 km2), 、農地総面積は810万エーカー (12,656 平方マイル; 32,780 km2) となっている。1960年にはこの2倍の農園があり、それ以来かなり減退してきたものの、それでも州内では最大の単一産業である[186]。2006年に換金作物としての王座をトマトが大豆と入れ替わった。他にもピーナッツや干し草の生産高が高い[187]。タバコは現在では主要作物ではないが、それでも国内第5位の生産高である[188]。チェサピーク湾の経済ではイースタンオイスターが重要な部分を占めているが、病気、水質汚染、過剰採取の影響で個体数が減少し、収穫量が減っている[189]。ノーザンネックとブルーリッジ山脈沿いのブドウ園とワイン醸造が収入を生み、観光客を呼び寄せ始めた[190]

バージニア州の所得税は3.0%から5.75%までの累進課税方式を採用している。消費税と使用税は4%だが、食品には1.5%である。これに地方課税分1%が足され、消費税は5%、食品は2.5%となる[191]。資産税は地方政府のレベルで設定、徴収され、その率は州内で様々である。不動産は市場価値の100%に対して、地方レベルで課税されている。無形個人資産も地方レベルで課税され、原コストに対する比率で決められている[192]

主な会社など

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バージニア州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。


文化

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Five women dressed in long colonial style clothing sit on the stairs of tan and beige buildings talking. In front of them is a wooden wheelbarrow full of wicker baskets.
バージニア植民地の文化、言語、スタイルの再現、ウィリアムズバーグ

バージニア州の文化はジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、ロバート・E・リーなどの人物によって、アメリカと南部に普遍化され広まった。彼等の家屋はアメリカと南部の誕生地を代表している[193]。現代のバージニア州文化には多くの根源があり、アメリカ南部文化の一部になっている[194]スミソニアン博物館はバージニア州を9つの文化地域に分類している[195]。ピードモント台地は、南部アメリカ英語方言に与えた強い影響力で有名である。都会ではより均質化されたアメリカ英語もあるが、海岸部アクセント、オールドバージニア・アクセント、タンジール島のアナクロ的エリザベス朝英語など様々なアクセントが使われている[196][197]

料理の分野でも一般的な南部料理とは別に特別な伝統を維持している。州内の多くの場所でバージニア・ワインが作られている[190]。時には「バージニア・ハム」と呼ばれるスミスフィールド・ハムは州法で保護される1種のカントリー・ハムであり、スミスフィールドの町でのみ作られている[198]。バージニア家具と建築は、アメリカ・コロニアル建築に特徴的なものである。トーマス・ジェファーソンなど初期の指導者は新古典様式を好み、重要な州の建物にそれを用いさせた。州の一部ではペンシルベニア・ダッチとそのスタイルを見ることができる[199]

バージニア州の文学は、州の広範で時には問題のあった過去を扱うことが多い。ピューリッツァー賞を受賞した作家エレン・グラスゴーは社会的な不平等と、文化における女性の役割を題材にしている[200]。グラスゴーの同輩であり親友でもあるジェイムズ・ブランチ・キャベルは、レコンストラクション時代に変化を続けた紳士階級の立場について書き、『Jurgen, A Comedy of Justice』ではその道徳律に挑戦した[201]ウィリアム・スタイロンは『ナット・ターナーの告白』や『ソフィーの選択』などの作品で歴史にアプローチした[202]トム・ウルフはベストセラー小説『I Am Charlotte Simmons』などで南部の文化遺産を扱うことがあった[203]。マウントバーノン生まれのマット・ボンデュラントは、禁酒法時代のフランクリン郡で密造酒業者についての歴史小説『The Wettest County in the World』で称賛を受けた[204]。バージニア州は州の桂冠詩人を指定しており、ハリファックス郡のケリー・チェリーが2012年半ばまで務めていた[205]

芸術と芸能

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A small, boxy, wooden stage with a trapezoidal overhang stands in the center of meadow. In the foreground is a running stream with a stone embankment.
メドウ・パビリオン、ウルフ・トラップ芸能国立公園にある劇場の1つ

バージニア州は文化的な遺産に豊富であるが、芸術に大衆が使う金額では国内最下位に近く、全国平均の半分ほどである[206]。州政府はバージニア美術館やバージニア科学博物館などいくつかの施設に資金をだしてはいる。その他の博物館として国立航空宇宙博物館のスティーブン・F・ユドバー・ヘイジー・センターやクライスラー美術館がある[207]。これら以外にもコロニアル・ウィリアムズバーグ、フロンティア文化博物館、さらに歴史的な戦場跡など屋外の博物館相当のものも多い[208]。バージニア人間性のための基金は州の市民的、文化的、知的生活を改善するために務めている[209]

劇場や公演会場は都市や郊外部にある。ウルフ・トラップ芸能国立公園はビエナにあり、芸能を演じることを目的とした唯一の国立公園である[210]。ノーフォーク市のハリソン・オペラハウスはバージニア歌劇団の本拠地である。バージニア交響楽団はハンプトン・ローズ地域で公演している[211]

住民や巡回の劇団がスタントンのアメリカン・シェイクスピア・センターで公演している[212]。州の劇場に指定されたアビンドンのバーター劇場は1948年に初めて地域劇場トニー賞を受賞し、アーリントンのシグナチャー劇場も2009年に受賞した。バージニア子供劇場もあり、シアターIVは国内で2番目に大きな巡回劇団である[213]。バージニア州からは、伝統的な音楽分野で賞を得たような音楽家、国際的に成功したポピュラーミュージックアーティスト、さらにはハリウッドのスターなどを多く輩出している[214]。著名な公演会場としては、ザ・バーチミア、ランドマーク劇場、ジフィ・リューブ・ライフがある[215]

バージニア州は1997年から2015年初頭までの17年間、ニュージャージー州と共に州歌を制定していない数少ない州であった。初代の州歌は1940年制定の"Carry Me Back to Old Virginny"(懐かしきバージニア)であったが、同曲は歌詞に人種差別的な内容を含むと言う批判を受けて1997年に廃止され"Official Song Emeritus"(名誉州歌)となった[216]。後継の州歌には「シェナンドー」などの楽曲が候補に挙げられていたが[217]、2015年に「シェナンドー」の旋律を転用して新規に歌詞を付けた"Our Great Virginia"(我らの素晴らしきバージニア)を2代目の州歌、また"Sweet Virginia Breeze"(バージニアのそよ風)を州愛唱歌として制定する議案が州議会の承認と知事の署名を経て3月27日に発効し、17年に及ぶ州歌の「空白」状態が解消された[218]

催事

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Dozens of brown and white ponies surge out of the shallow water onto a grassy shore crowded with onlookers.
毎年開催されるチンコティーグ・ポニー・スウィム、200頭以上の野生ポニーをアサティーグ水路に追い込み、チンコティーグに上げる

多くの郡が郡祭を開催している。バージニア州祭は毎年9月にメドウ・イベントパークで開催されている。やはり9月にはバージニアビーチでネプチューン祭が開催され、町、水際、地域アーティストを祝している。6月に開催されるノーフォーク市の港祭ではボートレースやエアショーがある[219]。フェアファックス郡もポピュラーミュージックと伝統音楽を演奏するセレブレイト・フェアファックス!を開催している[220]。バージニア湖祭はクラークスビルで7月の第3週週末に開かれている[221]。ウルフ・トラップ芸能国立公園にはウルフ・トラップ歌劇団があり、毎夏にオペラフェスティバルを開催している[210]。毎年9月のベイデイではチェサピーク湾とハンプトンの1610年以来400年の歴史を祝い、アイルオブワイト郡も9月第2週に郡祭を開いている。どちらも音楽のライブなど特徴ある出し物が出ている。

チンコティーグのイースタンショア島では、毎年7月末に野生チンコティーグ・ポニーのポニー・スウィムと競売があり、この特徴ある催しは1週間続く祝祭に発展してきた。ウィンチェスターで毎年6日間開催されるシェナンドーリンゴの花祭では、パレードやブルーグラスのコンサートがある。ガラックスで1935年に始まったオールドタイム・バイオリン奏者のコンベンションは、世界的にもこの種のイベントとして最古かつ最大である。バージニア映画祭とVCUフランス映画祭という2つの重要な映画祭が、それぞれシャーロッツビルトリッチモンドで開催されている[222]

ネココンはハンプトンで毎年11月に開催されるアニメコンベンションである。

メディア

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Two geometric all glass towers connected by a central atrium stand in front of a grassy walkway and under a dark and cloudy sky
USAトゥデイ、国内でも発行部数の多い新聞であり、本社はマクリーンにある

2010年時点で、ニールセン・メディア・リサーチに拠れば、ハンプトン・ローズ地域が国内第43位、リッチモンド・ピーターズバーグ地域が第57位、ロアノーク・リンチバーグ地域が第66位のメディア市場である[223]。北バージニア地域は、さらに大きなワシントンD.C.メディア市場に入っている。

州内には36のテレビ放送局があり、全国ネットの放送を受けている。また州内で視聴できるのは42局ある[224]。免許を受けているFMラジオ局は720以上、AMラジオ局は約300ある[225][226]。全国に流されている公共放送サービスの本社がアーリントン市にある。公共放送サービスの系列局が州全体にあり、アーリントンにある系列のWETA-TVが「PBSニュースアワー」や「ワシントン・ウィーク」などの番組を制作している。

2010年時点、州内で発行部数の多い新聞は、ノーフォーク市の「バージニアン・パイロット」(156,968部)、「リッチモンド・タイムズ・ディスパッチ」(118,489部)、「ザ・ロアノーク・タイムズ」(75,740部)、「ニューポート・ニューズ」、「デイリー・プレス」(63,366部)などである[227]。「ワシントン・イグザミナー」や「ポリティコ」などワシントンD.C.で配付される新聞数紙の発行元は北バージニアにある。183万部と国内最大の発行部数を誇るUSAトゥデイは、マクリーンに本社がある[228]。伝統的な形式のメディアに加えて、ボクサントやXOコミュニケーションズなど通信会社も州内にある。ワシントンD.C.大都市圏に入る北バージニアでは、「ワシントン・ポスト」が良く読まれている。

教育

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A red brick, Neoclassical dome with a large portico on the front and covered walkway on the sides lit up at dusk. Dark trees border the building on both sides.
世界遺産バージニア大学トーマス・ジェファーソン大統領が設立した[229]

アメリカ合衆国教育省の全国教育進行度評価において、バージニアの生徒は全ての教科の達成度で平均以上を残しており、バージニア州の教育体系は常に国内50州の中で上位10傑に入っている[230]。エデュケーション・ウィークの「クオリティ・カウンツ」2011年報告書では、幼稚園から12年生までの教育で、バージニア州を第4位に位置づけていた[231]。学校の区分は全てバージニア州教育省が定めた教育標準に沿っている必要があり、教育省は成績責任を確保するための「学習の標準」と呼ばれる評価認定制度を維持している[232]。2010年、州内高校生の85%が4年間の通常課程修了後に卒業した[233]。2000年から2008年の間に学校の入学者数は5%増加し、教師の数は21%増加した[234]

幼稚園から12年生までの公立学校は通常、郡や市によって運営され、州は関わらない。2011年4月時点で、1,267,063人の児童生徒が、132の教育学区1,873の学校に通学しており、この中には3つのチャーター・スクールが含まれ、他に109のオールターナティブスクールなど特殊学校がある[235][236]。一般の公立学校とは別に、知事の学校と選択的マグネット・スクールがある。知事の学校は40以上の地域高校と夏季プログラムの集積であり、才能ある生徒の教育を目指している[237]。バージニア州私学教育委員会が州内にある認定320校、非認定120校の私立学校を監督している[238][239]。さらに24,682人の児童生徒が家庭学習を受けている[240]

大学・短期大学

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2011年時点、州内に176のカレッジと大学がある[241]USニューズ&ワールド・レポートの公立大学ランキングでは、バージニア大学が第2位、ウィリアム・アンド・メアリー大学が第6位となっている[242][243]。バージニア・コモンウェルス大学は芸術分野の公立大学で第1位、ジェームズ・マディソン大学は1993年以来南部の公立修士課程で第1位と認識されてきた[244][245]。バージニア士官学校は国内最古の州立士官学校であり、公立教養系カレッジとしてトップランクにある[246][247]ジョージ・メイソン大学は学生数32,000人と州内最大である[248]バージニア工科大学とバージニア州立大学は州のランドグラント大学である。またバージニア州は40のキャンパスで23の公立コミュニティ・カレッジを運営しており、その学生数は26万人を超えている[249]。私立大学は129校あり、ワシントン・アンド・リー大学、ランドルフ・カレッジ、ハンプデン・シドニー・カレッジ、エモリー・アンド・ヘンリー・カレッジ、ロアノーク・カレッジ、リッチモンド大学、ランドルフ・メイコン・カレッジなどが著名である[241]

健康・医療

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A red brick high-rise building with several wings and levels in front of a bright blue sky with a traffic light and street sign visible at the bottom.
リッチモンドのバージニア・コモンウェルス大学医療センターにある A・D・ウィリアムズ・クリニックと西病院

バージニア州には混合された健康記録があり、2011年アメリカ合衆国健康財団の健康度ランキングでは第20位となっている[250]。また、早世率10万人中7,100人では第21位でもある。2008年、幼児死亡率1,000人中6.7人では最も低い率になった[251]。しかし、人種や社会によって格差があり、2010年にアフリカ系アメリカ人は白人より28%早世率が高く、州民の13%は医療保険に加入していなかった。アメリカ疾病予防管理センターの2009年調査に拠れば、州民の26%が肥満であり、さらに35%は過体重だった。州民の78%は過去3か月間に少なくとも1回は運動していた[252][253]。10歳から17歳人口の約30%は過体重か肥満である[254]。州内では1020年1月にバーやレストランでの喫煙を禁じた[255]。州民の19%が喫煙している[250]。バージニア州第8選挙区住民は平均余命が83歳以上と国内最長である[256]

アメリカ合衆国保健社会福祉省が登録している病院は89ある[257]。ワシントン大都市圏では最大のイノバ・フェアファックス病院、バージニア・コモンウェルス病院医療キャンパスにあるVCU医療センターなどが著名である。バージニア大学健康システムに属するバージニア大学医療センターは、USニューズ&ワールド・レポートから内分泌学分野で高い評価を受けている[258]。ハンプトン・ローズ地域が地盤のサンタラ健康システムに属するサンタラ・ノーフォーク総合病院と、教育機関である東バージニア医学校が体外受精出産に初めて成功した[259][260]。かかりつけ医者の配備率では人口1万人あたり127人と国内第17位になっている[250]。2008年にアメリカ健康信託が出した、病原菌検出とワクチンおよび医療用品配付などの評価指標を元に、災害準備度に関する報告では、他の4州と共に満点になった[261]

交通

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主要記事:Transportation in Virginia
Blue and silver train engine with red and white accent lines moves closer leading a series of similarly colored passenger cars with shrubs and a sound wall in the background.
北バージニアの通勤線を走るバージニア急行鉄道の列車

バージニア州は1932年にバード道路法を制定し、州政府が州内道路の大半をコントロールすることになっており、他州が郡レベルで管理しているのとは異なっている[262]。2011年時点で、バージニア州交通省は総延長70,105 (112,823 km) マイルの道路のうち57,867マイル (93,128 km) を所有し運営している。これにより国内でも第3位の州高規格道路体系ができている[263]

北バージニアを含むワシントン大都市圏は国内でも2番目に交通事情が悪く、バージニア州の交通渋滞度と平均通勤時間26.9分は、悪い方から21番目である[264][265]。 州内をアムトラックの旅客列車が走り、またバージニア急行鉄道はフレデリックスバーグとマナサスからワシントンD.C.に向かう通勤線2本を運行している。バージニア急行鉄道は1日2万人近くを運んでおり、国内でも成長度の高い通勤線である[266]ワシントンメトロの高速輸送システムは、北バージニアのフェアファックス郡で州間高速道路66号線に沿った町まで伸びており、その延伸計画では2013年までにタイソンズ・コーナー、2017年までにラウドン郡まで伸びる予定である[267]。貨物鉄道はノーフォーク・サザン鉄道CSXトランスポーテーションが運行している。通勤用バスとしては、フェアファックス・コネクターとシェナンドー・バレー通勤バスがある。バージニア交通省が無料フェリーの航路を幾つか運行しており、最も有名なのがサリー郡のジェームズ川を渡すジェームズタウン・スコットランド航路である[268]

州内では5つの主要空港を利用できる。ワシントン・ダレス国際空港は年間2,300万人の乗降客を扱い、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港と共にワシントン大都市圏と北バージニアで利用されている。ノーフォーク国際空港はハンプトン・ローズ地域で利用され、他にリッチモンド国際空港とニューポートニューズ・ウィリアムズバーグ国際空港がある。他にも幾つか限定的旅客便を扱う空港があり、また66の公共空港が航空需要に応じている[269]

バージニア港湾公社の主要港はハンプトン・ローズ地域にあり、2007年にはばら積み貨物17,726,251 ショートトン (16,080,984 t) を扱って国内第6位となっていた[270]。東海岸にはNASAが所有するロケット試験場のワロップス飛行施設があり、また商業用宇宙港である中部大西洋地域宇宙基地がある[271][272]宇宙旅行は州内ビエナを本拠とするスペース・アドベンチャーズが提案している[273]

スポーツチーム

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アメリカンフットボール、バスケットボール、野球のアメリカ三大スポーツ、いずれにおいてもバージニア州にはプロスポーツチームの本拠地が存在しない。そのため、アメリカンフットボールではワシントン・コマンダースボルチモア・レイブンズ、バスケットボールではワシントン・ウィザーズ、野球ではワシントン・ナショナルズボルチモア・オリオールズを応援する人が多い。

野球

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アイスホッケー

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サッカー

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その他

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ファレル・ウィリアムス
クリス・ブラウン

バージニア州出身の有名人

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州の象徴など

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日本の姉妹都市

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脚注

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出典

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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