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「阪神高速3号神戸線」の版間の差分

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以前は、大阪方面から3号神戸線で神戸市内に入ると、[[道路標識|案内標識]]の最終方面に「[[第二神明道路|第二神明]]」と表示してあったが、現在は「[[姫路市|姫路]]」に変更されている。
以前は、大阪方面から3号神戸線で神戸市内に入ると、[[道路標識|案内標識]]の最終方面に「[[第二神明道路|第二神明]]」と表示してあったが、現在は「[[姫路市|姫路]]」に変更されている。
大阪市内・神戸市内にそれぞれ「[[阿波座ジャンクション#阿波座カーブ|阿波座カーブ]]」・「[[若宮カーブ]]」と呼ばれる急カーブがある。前後区間は、事故多発地帯として著名である。
大阪市内・神戸市内にそれぞれ「[[阿波座ジャンクション#阿波座カーブ|阿波座カーブ]]」・「[[若宮カーブ]]」と呼ばれる急カーブがある。前後区間は、事故多発地帯として著名である。
また3号神戸線は阪神間を結んでいる関係上非常に交通量が多く並行して走る中国道宝塚トンネル付近と同様関西地区最大の渋滞の名所として有名である。

=== 路線名 ===
=== 路線名 ===
* '''大阪府道高速大阪西宮線''' : [[大阪市]][[西区 (大阪市)|西区]]西本町三丁目 - 大阪市[[西淀川区]]佃七丁目
* '''大阪府道高速大阪西宮線''' : [[大阪市]][[西区 (大阪市)|西区]]西本町三丁目 - 大阪市[[西淀川区]]佃七丁目

2015年11月9日 (月) 10:26時点における版

都市高速道路一般府県道
阪神高速3号標識
阪神高速3号神戸線
地図
阪神地域におけるルート図。赤線が阪神高速。
路線延長 39.6 km
制定年 1961年
開通年 1966年 - 1980年
起点 大阪市西区大阪港線分岐)
主な
経由都市
尼崎市西宮市芦屋市
終点 神戸市須磨区第二神明
接続する
主な道路
記法
16号大阪港線
31号神戸山手線
名神高速道路
32号新神戸トンネル生田川経由)
山麓バイパス(生田川経由)
第二神明道路
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

阪神高速3号神戸線(はんしんこうそく3ごうこうべせん、Route 3 Kobe Line)は、大阪府大阪市西区16号大阪港線分岐(阿波座付近)から、兵庫県神戸市須磨区第二神明道路月見山)へ至る阪神高速道路路線

概要

尼崎東 - 摩耶間は国道43号と、摩耶 - 若宮間は国道2号と並走する。また海老江 - 生田川間は阪神本線にほぼ隣接した区間を通っている。

以前は、大阪方面から3号神戸線で神戸市内に入ると、案内標識の最終方面に「第二神明」と表示してあったが、現在は「姫路」に変更されている。 大阪市内・神戸市内にそれぞれ「阿波座カーブ」・「若宮カーブ」と呼ばれる急カーブがある。前後区間は、事故多発地帯として著名である。 また3号神戸線は阪神間を結んでいる関係上非常に交通量が多く並行して走る中国道宝塚トンネル付近と同様関西地区最大の渋滞の名所として有名である。

路線名

道路規格

接続高速道路

出入口など

  • 施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
  • 路線名の特記がないものは市道。尼崎東出口-魚崎出入口については並行する国道43号と各出入口で接続しているため路線名からは除いている。
出入口
番号
施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
- 阿波座JCT 16号大阪港線 環状線阿波座方面 0.0 大阪府 大阪市
3-01 西長堀出入口 新なにわ筋 0.3 神戸方面出入口
3-02 中之島西出入口 中之島通
大阪臨海線
0.9 神戸方面出入口
1号環状線堂島入口 乗継
3-03 海老江出入口 九条梅田線 3.1 神戸方面出入口
- 海老江JCT 2号淀川左岸線 3.2 神戸方面接続
3-04 姫島出入口 4.2 大阪市内方面出入口
3-05 大和田出入口 淀川通 5.1 神戸方面出入口
3-06 尼崎東出口 7.0 大阪方面からの出口
入口事業中
兵庫県 尼崎市
- 尼崎PA - 東行
- 尼崎TB - 東行
3-07 尼崎西出入口 10.7 神戸方面出入口
3-08 武庫川出入口 西宮・甲子園方面 11.9 大阪方面出入口 西宮市
3-09 西宮IC 名神高速道路 14.5 神戸方面接続
3-10 西宮出入口 甲子園方面 16.8 神戸方面出入口
3-11 芦屋出入口 17.4 大阪方面出入口 芦屋市
- 芦屋TB - 西行
3-12 深江出入口 21.4 姫路方面出入口 神戸市
3-13 魚崎出入口 六甲アイランド方面 22.7 大阪方面出入口
3-14 摩耶出入口 東灘停車場線 27.3 大阪方面出入口
3-15 姫路方面出入口
5号湾岸線 住吉浜出入口 乗継
3-16 生田川出入口 神戸空港方面 29.6 32号新神戸トンネル 国道2号出入口 乗継(ETC車限定
3-17 京橋出入口 ポートアイランドハーバーランド方面 30.8 大阪方面出入口
- 京橋PA -
3-18 京橋出入口 神戸空港・ポートアイランド方面 姫路方面出入口
5号湾岸線 住吉浜出入口 乗継(ハーバーハイウェイ経由)
3-19 柳原出入口 国道2号 34.2 大阪方面出入口
3-20 姫路方面出入口
3-21 湊川出入口 36.1 大阪方面出入口
- 湊川JCT 31号神戸山手線 大阪方面接続
3-22 湊川出入口 姫路方面出入口
3-23 若宮出入口 国道2号 38.1 大阪方面出入口
3-24 月見山出入口 神戸明石線 39.4 大阪方面出入口
第二神明道路 姫路徳島方面

歴史

道路情報ラジオ

  • 海老江(中之島西 - 姫島)
  • 尼崎(尼崎東 - 尼崎西)
  • 西宮(西宮IC - 芦屋TB)
  • 魚崎(深江 - 魚崎)
  • 京橋(生田川 - 京橋)
  • 若宮(若宮 - 月見山)

阪神高速の道路情報ラジオの冒頭は「こちらは阪神高速路側○○(局名)です。午前(午後)○○時○○分現在の道路情報をお知らせします。」と放送される。

車線・最高速度

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
阿波座JCT - 中之島西 4=2+2 40km/h
中之島西 - 海老江JCT 60km/h
海老江JCT - 武庫川 6=3+3
武庫川 - 若宮 4=2+2
若宮 - 第二神明接続部 50km/h

所轄警察

交通量

平日24時間交通量(台)(上下合計)[2][3]

区間 平成22年度(2010年度) 備考 所在地
台数 混雑度
阿波座JCT - 西長堀 50,811 0.70 大阪府
西長堀 - 中之島西 50,589 0.84
中之島西 - 海老江 64,048 0.80
海老江 - 海老江JCT 67,307 0.56 調査当時、
海老江JCT未開通
海老江JCT - 姫島
姫島 - 大和田 64,204 0.57
大和田-尼崎東 66,430 0.49
兵庫県
尼崎東 - 尼崎西 63,457 0.48
尼崎西 - 武庫川 71,790 0.56
武庫川 - 西宮IC 54,413 0.73
西宮IC - 西宮 82,156 0.97
西宮 - 芦屋 100,377 1.14
芦屋 - 深江 88,114 0.89
深江 - 魚崎 95,657 1.09
魚崎 - 摩耶 86,782 0.98
摩耶 - 生田川 99,954 1.19
生田川 - 京橋 88,067 1.04
京橋 - 柳原 93,141 1.09
柳原 - 湊川 84,955 0.96 調査当時、
湊川JCT未開通
湊川 - 若宮 83,158 1.02
若宮 - 月見山 77,621 0.95
平成17年度(2005年度)
  • 大阪市西淀川区大和田1丁目 : 73,368
  • 尼崎市南城内 : 75,749
  • 芦屋市精道町 : 95,174
  • 神戸市中央区新港町15 : 73,408

3号神戸線は全線で交通量が極めて多く東行きは深江付近を先頭に(主に夕方の時間帯中心に)西行きは生田川付近を先頭に(主に朝の時間帯を中心に)長い渋滞が発生する。このため阪神高速湾岸線の早期延伸工事の着工が望まれている。

諸問題

3号神戸線は阪神・淡路大震災によって、神戸市東灘区の区間で橋脚が倒壊するなど、兵庫県内の区間において甚大な被害を出したことで知られる。施工不良が疑われたが、原因究明よりも一日も早い復旧が優先された結果、沿線への公害問題も含めて根本的な問題解決がなされていないという指摘がある[4]。全面復旧は1996年平成8年)9月30日であった。3号神戸線が倒壊している写真は、震災当時の被害の甚大さを表す写真の中でも、最も有名な写真の一つである。

国道43号問題と合わせた道路公害問題解決のために、公害等調整委員会の斡旋に基づき、5号湾岸線を利用する大型車の料金を200割引することで大型車の湾岸線への移行を促進するロードプライシングが試行された。しかし湾岸線の神戸側が未完成であることや割引が魅力的でなかったことなどにより、見るべき成果は得られなかった。

京橋出入口以西は交通集中率が非常に高く、なおかつ車線が少ない(往復4車線)ために渋滞が頻発している。7号北神戸線・31号神戸山手線などの延伸で幾分は改善はされてはいるが、湾岸線の延伸の先行きが港湾関係者の猛反対のため未だ不透明であるために、現状のまま推移せざるを得ない状態が続いている。

走行時の注意

阪神間を結ぶ路線であると同時に名神高速西名阪道第二神明道路神戸淡路鳴門自動車道をつなぎ、大阪や京都奈良名古屋方面と岡山徳島姫路方面を結ぶ重要路線となっている。このことから都市高速道路ながら休日の交通量がより多い路線となっていて、並行する中国道宝塚トンネル(名塩坂)と同様に年末年始お盆帰省ラッシュの時期には長い渋滞が発生する。遵って、緻密な運転計画を立てないと大渋滞に巻き込まれる可能性がある。しかし、山陽自動車道阪神高速7号北神戸線が中国道(宝塚吹田方面)と直結してからは大阪北部・京都・名神高速方面と岡山・徳島・姫路方面とを結ぶ交通量は減っている。

一部区間は設計速度が80km/hであるにもかかわらず、最高速度は60km/hとなっている。線形が良く走行しやすいが、スピードの出し過ぎには注意しておきたい。阪神高速の路線の中でも特に自動速度違反取締装置(オービス)が多く、オービスと次のオービスを知らせる道路標識がほぼ同時に現れる場所もある。これにも関わらず、夜間など空いている時間帯には120km/hで運転するドライバーもいる。

特に大阪側起点部の阿波座カーブや、若宮 - 月見山間にある若宮カーブでは速度超過による横転・追突・施設衝突の危険性があることから、注意が必要である。

その他

西宮市のいわゆる宮水地帯では、宮水の水質維持のために橋脚の間隔が極めて広く取られており、水質保全がなされている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ 兵庫県高速道路交通警察隊管轄路線図
  2. ^ 平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(大阪府)” (PDF). 国土交通省道路局. 2014年8月18日閲覧。
  3. ^ 平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(兵庫県)” (PDF). 国土交通省道路局. 2014年8月18日閲覧。
  4. ^ 連載<欠陥道路の行方/震災下の43号沿線>”. 神戸新聞社. 2009年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月6日閲覧。

外部リンク