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「山本寛 (アニメ演出家)」の版間の差分

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{{複数の問題
|存命人物の出典明記=2011年7月30日 (土) 08:46 (UTC)
|独自研究=2010年10月22日 (金) 20:28 (UTC)}}
{{ActorActress
{{ActorActress
| 芸名 = 山本 寛
| 芸名 = 山本 寛
| ふりがな = やまもと ゆたか
| ふりがな = やまもと ゆたか
| 画像ファイル = Yutaka Yamamoto at Anime Central 20140529.jpg
| 画像ファイル = File:Yutaka Yamamoto at Anime Central 20140529.jpg
| 画像サイズ = 250
| 画像コメント = 2014年
| 本名 = 山本 寛
| 画像コメント = [[w:Anime Central|アニメ・セントラル]]2014
| 別名義 = 辛矢 凡
| 出生地 = {{JPN}} [[大阪府]][[箕面市]]
| 出生地 = {{JPN}}・[[大阪府]]
| 死没地 =
| 身長 =
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| 民族 =
| 血液型 = [[ABO式血液型|O型]]
| 生年 = 1974
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| 職業 = [[アニメーション]][[監督]]・[[演出家]]
| ジャンル =
| 没日 =
| ジャンル = [[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]・[[テレビ]]・[[映画]]
| 活動期間 = [[1998年]] -
| 活動期間 = [[1997年]] -
| 主な作品 = 『[[らき☆すた (アニメ)|らき☆すた]]』(監督(途中まで)) <br />『[[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]]』(監督)<br />『[[私の優しくない先輩|私の優しくない先輩]]』(監督)<br />『[[Wake_Up,_Girls!|Wake Up, Girls!]]』(原案・監督・演出)
| 活動内容 =
| 事務所 =
| 公式サイト = {{Official|http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kanku/top/index.html|株式会社山本寛事務所}}
| 主な作品 = '''アニメーション監督・演出'''<br />『[[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]]』(監督)<br />『[[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]]』(原作・監督)<br />『[[Wake Up, Girls!]]』(原案・監督)<br /><hr />'''映画'''<br />『[[私の優しくない先輩]]』(監督)
| アカデミー賞 =
| AFI賞 =
| 英国アカデミー賞 =
| エミー賞 =
| グラミー賞 =
| ゴールデングローブ賞 =
| ゴールデンラズベリー賞 =
| ゴヤ賞 =
| ジェミニ賞 =
| セザール賞 =
| 全米映画俳優組合賞 =
| トニー賞 =
| 日本アカデミー賞 =
| ブルーリボン賞 =
| ローレンス・オリヴィエ賞 =
| その他の賞 = [[TAMA CINEMA FORUM#TAMA映画賞|TAMA映画賞 最優秀新進監督賞]](2010年)
}}
}}
'''山本 寛'''(やまもと ゆたか、[[1974年]][[9月1日]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1387181107 |title=オリジナルアニメーション『Wake Up, Girls!』より、劇場版30秒特報&主題歌「タチアガレ!」が解禁! |work=アニメイトタイムズ |publisher=アニメイトラボ |date=2013-12-16 |accessdate=2016-12-26}}</ref> - )は、アニメーション監督。山本寛事務所代表取締役。愛称は『ヤマカン』<ref>{{Cite web|和書|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1612/11/news025.html |title=「Wake Up, Girls!新章」2017年テレビアニメ放送決定 監督は山本寛から板垣伸に変更 |work=[[ねとらぼ]] |publisher=[[ITmedia]] |date=2016-12-11 |accessdate=2017-01-08}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://eiga.com/news/20100810/1/ |title=山本寛監督、引退覚悟で臨むオリジナルアニメ「フラクタル」発表 |publisher=[[映画.com]] |date=2010-08-10 |accessdate=2019-07-10}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0061340 |title=“ヤマカン”こと山本寛監督、ツイッターをやめる 震災から3年の節目に決断 |publisher=[[シネマトゥディ]] |date=2014-03-12 |accessdate=2019-07-10}}</ref>。
'''山本 寛'''(やまもと ゆたか、[[1974年]][[9月1日]] - )は、[[日本]]の[[アニメーション]][[監督]]・[[演出家]]。株式会社[[Ordet]][[代表取締役]][[社長]]。愛称は「'''ヤマカン'''」。[[ABO式血液型|血液型]]は[[ABO式血液型|O型]]、[[処女宮|乙女座]]。


== 人物・制作姿勢 ==
== 人物 ==
[[大阪府]][[箕面市]]出身。[[大阪教育大学附属高等学校池田校舎]]を経て[[京都大学]]を卒業後[[京都アニメーション]]に入社その後[[京都アニメーション#アニメーションDo|アニメーションDo]]に移籍し、現在は株式会社「[[Ordet]]」の代表取締役を務めている。主に『[[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]]』、『[[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]]』のアニメーション監督のほか、2010年には『[[私の優しくない先輩]]』で実写映画の監督としても活動している
[[大阪府]][[箕面市]]<ref name="lustfm">{{Cite web|和書|url=http://www.fmosaka.net/_ct/17051385 |title=LUST FM 3月11日 第19回ゲスト: 山本寛さん - FM OSAKA 85.1 |date=2017-03-12 |accessdate=2017-03-16}}</ref> 出身。[[大阪教育大学附属高等学校池田校舎]]<ref name="kouen" /> を経て[[京都大学大学院文学研究科・文学部|京都大学文学部]][[哲科]]<ref name="kouen" /> を卒業後[[京都アニメーション]]に入社<ref name="kouen" />、その後京都アニメーションの一部門だった[[京都アニメーション#制作体制|アニメーションDo]]に移籍し2007年に退社


アニメーション監督としては『[[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]]』『[[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]]』などを手掛け、また2010年には、実写映画『[[私の優しくない先輩]]』の監督を務めた。自分の関わったアニメの主題歌・挿入歌等の作詞を担当することもある。別名義に'''辛矢 凡'''(からや ぼん)がある<ref>{{Cite web|和書|url=https://ameblo.jp/kanku0901/entry-12525006463.html |title=『Wake Up,Girls!』遊技機における辛矢凡楽曲の利用中止につきまして |work=山本寛オフィシャルブログ |date=2019-09-13 |accessdate=2019-09-14}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1710/16/news119.html |title=ヤマカンこと山本寛監督がテレ東とWUG製作委員会に「通告」 テレ東は「製作委員会で協議中」とコメント - ねとらぼ |date=2017-10-16 |accessdate=2017-10-18}}</ref>。
『らき☆すた』の監督を降板した際に京都アニメーションが社内判断の理由として用いた「'''その域に達していない'''」というフレーズを、手がけた作品のセリフやプロモーションに頻繁に用いている。『[[ケメコデラックス!]]』オープニング監督を降板した際には、山本との親交がある監督の[[水島努]]がブログで「山本さんの枕詞」と、冗談めかして書いている<ref>[http://blog.goo.ne.jp/mizshima1941/e/d6269ead67c2e2062bf9b1f4e2eb58e5]。</ref>。

ライバル視している演出家として、シンエイ動画に所属している[[高橋渉 (アニメ演出家)|高橋渉]]と、[[ジェー・シー・スタッフ|J.C.STAFF]]を中心に活躍している[[長井龍雪]]を挙げている<ref>『メガミマガジン』 2009年3月号 新房昭之×山本寛 対談。</ref>。ほかに興味のある監督には[[細田守]]、[[原恵一]]、[[新海誠]]の名前を挙げており、理由としては自身を無個性と分析しているため、個性を持っている作家を好むと語っている<ref name="b">『オトナアニメvol.6』山本寛INTERVIEW。</ref>。また、「アニメ作品を見る場合はどうしても作家に寄るもの」([[作家主義]])と述べており自身が好む監督に宮崎駿、庵野秀明の名前を挙げている<ref name="a"/>。「『[[新世紀エヴァンゲリオン|エヴァ]]』はアニメにおける[[ヌーヴェルヴァーグ]]である」という賞賛と持論を展開しながらも<ref name="b"/>、同作には「アニメ史的に積み残したものがある」として「ポストエヴァ」の作品を意識的に作っていくという態度を取っている<ref name="c">『季報 唯物論研究 104号』“アニメ批評家はまだ生まれていない”。</ref>。同作から受けた影響に関しては、近年も語られていた<ref>[http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/07/21/senyama/index.html 山本寛監督が語る -『エヴァ』が映像業界にもたらした大き過ぎる影響 マイコミジャーナル]。</ref>。

作曲家の[[神前暁]](『涼宮ハルヒの憂鬱』音楽担当)は高校・大学の同期生で、彼が関わる作品に多く参加している<ref group="注">ちなみに京都アニメーションに所属する[[マネージャー]]の[[村元克彦]](『涼宮ハルヒの憂鬱』第4・6話脚本)も大学の同期生で、前述の自主映画に参加している。</ref>。

同姓同名のアニメーター(『[[ぼくの地球を守って]]』『[[愛天使伝説ウェディングピーチ]]』などの制作進行を務めた人物)とはまったくの別人である。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== 大学時代 - 京都アニメーション時代 - アニメーションDo時代 ===
=== 幼少期から学生時代 ===
1997年、京都大学アニメーション同好会にて制作した『[[怨念戦隊ルサンチマン]]』に監督として関わる<ref>{{Cite web|和書|url=https://ameblo.jp/kanku0901/entry-12596560630.html |title=『ルサンチマン』とは何か |website=山本寛オフィシャルブログ |publisher=ameblo.jp |date= |accessdate=2020-07-24}}</ref>。
幼少時は大ファンであった[[藤子不二雄]]の[[漫画]]作品に影響を受け、[[漫画家]]を目指す。その後、[[宮崎駿]]の『[[天空の城ラピュタ]]』に強い感銘を受け高校受験時にはアニメ業界に入ることを決めていたという<ref name="a">『オトナアニメvol.5』山本寛INTERVIEW。</ref>。


卒業後は株式会社京都アニメーションに入社。デジタル映像開発室勤務を経て演出助手や撮影などを経験した後、1999年『[[パワーストーン (ゲーム)|POWER STONE]]』の第10話「夢で見た赤い月」で演出デビュー<ref>{{Cite web|和書|url=https://note.com/wakusei2nd/n/nc941c2d62833 |title=山本寛監督インタビュー「いまだからこそ語るべきアニメのこと」第3回 作家性の確立と『ハルヒ』の秘密【不定期連載】 |website=note.com |publisher=note.com |date= |accessdate=2020-07-24}}</ref>。その後同社の大阪スタジオであるアニメーションDoへ移籍<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.toei-anim.co.jp/sp/ee_cgmovie/interview/006.html |title = 日本にフルCG アニメは根付くのか? |website=www.toei-anim.co.jp |publisher=www.toei-anim.co.jp |date= |accessdate=2020-08-08}}</ref> し、同じく演出を務めた。
京都大学ではアニメーション同好会に所属し、自身でメガホンを取った[[自主制作映画]]『[[怨念戦隊ルサンチマン]]』を制作。これは[[庵野秀明]]らが学生時代に制作した『[[愛國戰隊大日本]]』の[[オマージュ]]であり、山本自身にも「教科書」と言わしめるほどの影響を与えた<ref name="a"/>。同作は細かな演出などで話題を集める。また大学の卒業論文の題材として『[[新世紀エヴァンゲリオン|新世紀エヴァンゲリオン劇場版]]』『[[もののけ姫]]』を取り上げたアニメーション論を扱った。


2006年『[[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]]』でシリーズ演出を務める。
=== 京都アニメーション時代 ===
卒業後は[[京都アニメーション]]本社に入社。入社直後デジタル映像開発室勤務を経て、演出助手や撮影などを経験した後に『[[パワーストーン (ゲーム)|POWER STONE]]』の第10話「夢で見た赤い月」の演出でデビュー。同社の大阪スタジオであるアニメーションDoに移籍。『[[あたしンち]]』や『[[ジャングルはいつもハレのちグゥ]]』などの演出を二十数話務める。[[水島努]]が演出し[[大塚正実]]らが作画を担当した『ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス』のエンディングである「ファンファン&シャウト」に強い影響を受け、『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングを作るきっかけを得た。


その後京都アニメーションが元請を開始するとその作品にも山本は各話演出に参加し、2006『[[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]]』のシリーズ演出に就任する。そして2007年の『らき☆すた』でアニメ初監督に就任するも、「監督において、まだその域に達していない」との社内判断<ref>[http://web.archive.org/web/20070501034516/http://www.kyotoanimation.co.jp/info.html TVアニメーション作品「らき☆すた」監督交代のお知らせ(京都アニメーション)] (Internet Archive)</ref>から第4話をもって降板(第5話からは[[武本康弘]]が担当)そして[[2007]][[6月23日]]をもってアニメーションDoを退社しフリーとなる。退社前に制作された一部エピソードに関しては、降板後も脚本や[[絵コンテ]]を担当した。なお『らき☆すた』第23話でも脚本を手がけているがエンディングで「修正 [[待田堂子]]」と横にクレジットされており彼の脚本そのものではない
2007年『[[らき☆すた (アニメ)|らき☆すた]]』でアニメ初監督を務めるも、社内判断により第5話から[[武本康弘]]に交代となる<ref>[https://web.archive.org/web/20070501034516/http://www.kyotoanimation.co.jp/info.html TVアニメーション作品「らき☆すた」監督交代のお知らせ(京都アニメーション)] (Internet Archive)</ref>。年6月23日をもってアニメーションDoを退社しフリーとなる。


=== Ordet設立後 ===
=== Ordet設立後 ===
2008年、『[[月刊ニュータイプ]]』誌上にて[[大阪市]][[都島区]]に[[アニメ制作会社]]の[[株式会社]][[Ordet]]設立を発表。[[A-1 Pictures]]が元請制作した『[[かんなぎ (漫画)#テレビアニメ|かんなぎ]]』の監督を務めた。
[[2008年]]、『[[月刊ニュータイプ]]』誌上にて大阪市内にアニメ制作会社・[[Ordet]]<ref group="注">"Ordet" という社名は「オース」と読む。[[デンマーク]]の映画作家[[カール・テオドア・ドライヤー]]の作品『[[奇跡 (1955年の映画)|奇跡]]』のデンマーク語題名「Ordet」(「言葉」という意味)に由来する。</ref>を設立したことを発表、設立後は[[ハルフィルムメーカー]]、[[A-1 Pictures]]からの仕事を多く手がけている。また、第一作目の商業実写映画として2010年夏に公開された『私の優しくない先輩』の監督を手掛け、Ordet初の元請作品OVA版『ブラックロックシューター』においてはプロデューサー的役割に徹し監修を担当した。


2010年、映画『[[私の優しくない先輩]]』を監督。商業実写作品としては初の監督作となり、同作で[[TAMA CINEMA FORUM#TAMA映画賞|TAMA映画賞最優秀新進監督賞]]を受賞した。同年、Ordet初の元請作品[[OVA]]版『[[ブラック★ロックシューター#OVA|ブラック★ロックシューター]]』の[[監修]]を担当。
『私の優しくない先輩』に関しては、低予算・公開規模の小さな映画であったが、映画監督の[[松江哲明]]からは絶賛を受けるものの、映画評論家の[[柳下毅一郎]]や[[宇多丸]]からの批評を受け、ブログにおいて山本自身が反論を行った。柳下は酷評後の山本とファンの行動に対して、宇多丸が唱えた「山本自身がアイドル」という比喩に納得したと語っている<ref>『映画秘宝』2010年10月号。</ref>。


2011年1月より自身初のオリジナルアニメ『[[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]]』の監督を務めた。8月、[[ウルトラスーパーピクチャーズ]]設立に伴ってOrdetはUSPの傘下に入り[[東京都]][[杉並区]]に移転、自身はUSPの[[取締役]]に就任する。
2011年1月より自身初めてのオリジナルアニメ『フラクタル』の監督を務めた。失敗すれば引退も辞さないと宣言した<ref>{{Cite web|date=2010年8月10日|url=http://www.fractale-anime.com/special.html#content_message|title=監督メッセージ|publisher=フラクタル公式サイト|accessdate=2011-10-26}}</ref>(なお失敗の基準は示しておらず、引退するかは自身が判断するとしている)。『フラクタル』放送終了後、周囲が騒がしくなったため、自身のTwitterで『引退発言』を撤回した<ref>{{Cite web|date=2011年7月26日|url=http://news.nicovideo.jp/watch/nw88096|title=山本寛監督が「ツイッター」で引退を撤回|publisher=ニコニコニュース|accessdate=2012-3-13}}</ref>。


映像監督のグレゴリー・ルードらの呼びかけに応えて[[東日本大震災|東北震災]][[チャリティ]]プロジェクト「Project blossom」を立ち上げ、ショートアニメ『blossom』の監督を務めた。同作は岩手県[[大槌町]]の「菜の花プロジェクト」をモデルとした作品で、[[シガー・ロス]]音楽のインターナショナルバージョン<ref>{{Cite video|和書|title=blossom|date=2013-03-09|people=|url=https://www.youtube.com/watch?v=Ity1F7zvLUE|accessdate=2020-11-20|format=|time=|location=|publisher=Zapuni|publication-date=2013-03-09|work=YouTube|language=英語/日本語|archiveurl=|archivedate=|ref=|medium=}}</ref> と、[[島本須美]]出演・[[鹿野草平]]音楽のジャパンバージョン<ref>{{Cite video |people=山本寛、他 |date=2017-4-17 |title=hippoTV 第2回放送 |url=https://www.youtube.com/watch?v=ldg_MPdbcHw |format= |medium=インターネット番組 |language=ja |publisher=和日庵 |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate=2020-11-20 |time=15:40-21:04 |id= |isbn= |oclc= |quote= |ref= }}</ref> が制作され、2012年3月24日の[[東京国際アニメフェア|東京国際アニメフェア2012]]にて初公開された後<ref>{{Cite web|和書|date=2012-03-25 |url=http://gigazine.net/news/20120325-yamakan-blossom-taf2012/ |title=東日本大震災チャリティアニメ、山本寛監督新作「blossom」ワールドプレミア |publisher=Gigazine |accessdate=2013-04-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1333540639 |title=「東京国際アニメフェア2012」で山本寛監督がショートアニメーション『blossom』を初公開。東日本大震災のチャリティプロジェクト『Project blossom』を発表! |accessdate=2020-10-01 |publisher=アニメイトタイムズ}}</ref>、協賛企業である[[Gakken|学研]]から雑誌付録として頒布され<ref>{{Cite journal|和書|title=綴じ込み付録「blossom」DVD|journal=アニメディア|issue=2012年6月号|publisher=学研}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|title=とじこみ付録「blossom」DVD|journal=Megami MAGAZINE |issue=2012年7月号|publisher=学研}}</ref>、ルードらが設立したチャリティー団体Zapuniの第1弾作品として2013年3月11日に配信された<ref>{{Cite web|和書|url=https://animeanime.jp/article/2013/03/11/13258.html|title=震災チャリティーアニメ第2弾 坂本龍一や「おしりかじり虫」のうるまでるび参加|work=アニメ!アニメ!|publisher=イード|date=2013-03-11|accessdate=2020-11-22}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.value-press.com/pressrelease/122925|title=3.11東日本大震災チャリティ・プロジェクト「ZAPUNI」が 「どーもくん」制作会社「ドワーフ」と「シャーデー」によるコラボ作品を発表|publisher=Zapuni|date=2014-03-11|accessdate=2020-11-20}}</ref>。
2012年3月11日新作アニメーションを発表。『blossom』というタイトルと海外のクリエイターとのコラボレーションによる3.11東北震災チャリティプロジェクトとしてショートアニメーションを制作中と発表し、2012年3月24日の[[東京国際アニメフェア|東京国際アニメフェア2012]]にて予告編の映像が発表され<ref>[http://gigazine.net/news/20120325-yamakan-blossom-taf2012/ 東日本大震災チャリティアニメ、山本寛監督新作「blossom」ワールドプレミア-GIGAZINE-](2012年3月25日配信、2013年4月5日閲覧)</ref>、2012年7月号のメガミマガジンに『blossom』の日本版を収録したDVDが付録として収録された。


2013年には[[戦勇。]]のアニメの監督を手がけた他、らき☆すたのスピンオフ作品である『[[宮河家の空腹]]』の監督を務めている。
2013年、ショートアニメ『[[戦勇。#テレビアニメ|戦勇。]]』と『らき☆すた[[スピンオフ]]となWEBアニメ『[[宮河家の空腹#Webアニメ|宮河家の空腹]]』の監督を務める。


2014年に始まった『[[Wake Up, Girls!]]』の劇場版およびTVシリーズ(「ZOO」、「新章」を除く)の監督を務める。山本は[[東日本大震災]]の後、東北[[被災3県]]に題を取った作品を制作しており、宮城県仙台市を舞台とする同作と、岩手県大槌町を舞台とした『blossom』、福島県南相馬市を舞台とした『真夜中のスーパームーン』の3作を「東北三部作」とした<ref>{{Cite web|和書|url=https://wakeupgirls.jp/special/interview/yamakan_airi01.html |title=山本寛監督に聞く『Wake Up, Girls!』「永野愛理」編 |accessdate=2020-07-24}}</ref>。
2014年オリジナルアニメ『[[Wake Up, Girls!]]』の監督を務め、劇中歌や主題歌の作詞も手がけた。
本人はこの作品を「遺言のようなもの」と発言している。


=== 山本寛事務所設立後 ===
== プライベート ==
2015年10月23日、東京都[[小金井市]]に自身を代表<ref name="kouen">[https://www.kouenirai.com/profile/8395 講演依頼.com公式サイト内紹介ページ] 2016年12月13日閲覧。</ref> として個人事務所の株式会社山本寛事務所<ref>株式会社山本寛事務所登記簿記載事項(法人番号8012401030666)</ref> を設立。10月30日、ウルトラスーパーピクチャーズ取締役を辞任<ref>株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ登記簿記載事項(法人番号1011301017904)</ref>。2016年3月25日、Ordet取締役辞任<ref>株式会社Ordet登記簿記載事項(法人番号9012401021128)</ref>。
関西の映像サークル「スタジオ枯山水」にも所属しており、自主制作映画にも関わっていた。同サークルのホームページには「妄想ノオト」という彼が持つコーナーがあり、そこでは歯に衣着せぬ映画評論を行なっていた<ref>[[2007年]]4月末に山本自身の多忙を理由にホームページを縮小、閉鎖した。その後2007年8月にブログ形式で再開したが2011年1月25日をもって閉鎖した。</ref>。同コーナーには、当初[[北野武]]や[[黒澤明]]の映画を好んでいた彼が[[蓮實重彦]]の映画批評に激しい影響を受け、[[小津安二郎]]や[[ジャン=リュック・ゴダール]]の映画に深く傾倒していく過程が克明に記述されている。「アニメには批評が必要」というのが持論で「妄想ノオト」は出張版として『オトナアニメvol.6』より復活、その後のインタビューでも主張を続けていた<ref>『アニメージュ』2008年7月号。</ref><ref name="c"/>。再開時前後のインタビューで「妄想ノオト」について問われた際は、「(自分が)わかってないことがわかった」とコメントした<ref name="a"/>。


2016年5月30日、体調不良を理由に無期限の休養を自身のTwitterにて発表<ref>{{Cite news |url=https://www.oricon.co.jp/news/2072536/full/|title=アニメ監督・山本寛氏、無期限の休養を発表「理不尽な事案が重なった」|newspaper=ORICON STYLE |date=2016-05-31 |accessdate=2016-05-31}}</ref>、約3ヶ月後の8月18日にブログで休養からの復帰を報告<ref>{{Cite news |url=https://www.oricon.co.jp/news/2076985/full/ |title=山本寛氏が復帰 5月末に無期限休養を発表 |newspaper=ORICON STYLE |date=2016-08-18 |accessdate=2016-12-17}}</ref>。
[[アイドル]]好きだと発言しており、自身が演出を手掛けた『涼宮ハルヒの憂鬱』エンディング『[[ハレ晴レユカイ]]』にもその影響が垣間見える。
:『涼宮ハルヒの憂鬱』でのアイドル研究部員「山根」(アニメオリジナルキャラ)は[http://www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/diary/20060511.html 京アニサイト制作日誌5月11日の発言]および外観上の特徴から彼がモデルと推定される。ほかにも、『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話「朝比奈ミクルの冒険」で用いられた強烈な[[萌えソング#電波ソング|電波ソング]]『[[涼宮ハルヒの詰合 〜TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル〜|恋のミクル伝説]]』は作詞を手掛けている。また『涼宮ハルヒの憂鬱』の番組CMでは、電車の乗客役で出演している。
山本の特徴的な演出であるオープニングやエンディングでダンスを踊らせるのもこの影響ということであるが、この演出は『[[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]]』で最後にすると語っていた<ref>『[[月刊ニュータイプ|月刊Newtype]]』 2008年11月号、監督インタビュー。</ref>が、映画『私の優しくない先輩』において、山本自身は視聴者にも飽きがあるなど渋りつつも、プロデューサーからの強い要請により条件を付けながらもエンディングにて踊らせた。なお毎回ダンス・振り付けのテーマやスタイルは変化している。
高校時代は神前とともに吹奏楽部に所属していたほか、[[バンド (音楽)|バンド]]で[[ドラムセット|ドラム]]を担当していたことがあり<ref group="注">第15回一橋大学KODAIRA祭 山本寛×山本貴光講演会にてコミックバンドのようなもので与作などを演奏していたと語った。</ref>、これが『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話ENOZ演奏シーンでのドラム演奏描写への異常なこだわりに繋がっている。また[[クラシック音楽]]ファンでもあり『涼宮ハルヒの憂鬱』劇中でのクラシック音楽選曲には彼が一枚噛んでいる。そして月刊アニメディアで連載された小説『アインザッツ』にも吹奏楽部時代の経験を生かしているようであり、単行本『アインザッツ』のあとがきでその状況が見て取れる。


2017年2月25日、Project Twilight<ref>{{Twitter|Twilight_anime|劇場アニメ『薄暮』公式}}</ref> 名義で「山本寛オリジナル作品「[[薄暮 (アニメ映画)|薄暮]]」アニメ制作プロジェクト」とする[[クラウドファンディング]]が[[CAMPFIRE (クラウドファンディング)|CAMPFIRE]]にて開始され<ref>[https://camp-fire.jp/projects/view/11715 山本寛オリジナル作品「薄暮」アニメ制作プロジェクト] CAMPFIRE、2018年9月3日閲覧。</ref>、約2100万円の資金を集める。当初は2018年に完成し劇場公開される予定としていた。同年10月11日、「薄暮」の製作を目的として設立された[[トワイライト スタジオ (アニメ制作会社)|トワイライトスタジオ]]の公式サイトが開設され、同社の[[CCO]]{{要曖昧さ回避|date=2021年5月}}に就任したことが公表された<ref>{{Cite web|和書|url=http://twilight-anime.jp/company/ |title=会社案内 |accessdate=2018-10-01}}</ref>。2019年2月には2度目のクラウドファンディング「山本寛オリジナル劇場アニメ作品『薄暮』福島県民1万人を劇場へ無料招待したい!」<ref>{{Cite web|和書|url=https://camp-fire.jp/projects/view/125182 |title=山本寛オリジナル劇場アニメ作品『薄暮』福島県民1万人を劇場へ無料招待したい! |accessdate=2020-10-01 |publisher=CAMPFIRE}}</ref> を実施し、目標額の500万円を集めた。
== アニメーション ==
=== 京都アニメーション・アニメーションDo ===
* 1998年 [[Dancing Blade かってに桃天使!]] [デジタル制作]
* 1998年 [[ジェネレイターガウル]] [11話演出助手]
* 1999年 [[Dancing Blade かってに桃天使!|Dancing Blade かってに桃天使!II 〜Tears of Eden〜]] [撮影]
* 1999年 [[パワーストーン (ゲーム)|POWER STONE]] [演出助手、18話絵コンテ・演出、10話演出]
* 1999年 [[天使になるもんっ!]] [20話演出助手]
* 1999年-2000年 [[週刊ストーリーランド]] [「季節はずれのクリスマス」「ぼくたちの卒業式」絵コンテ・演出]
* 2000年 [[OH!スーパーミルクチャン]] [制作進行、[[デジタルアニメーション]]]
* 2000年 [[ゲートキーパーズ]] [撮影]
* 2001年-2004年 [[ジャングルはいつもハレのちグゥ]] [(無印:8,20話絵コンテ・演出 4話演出)(デラックス(OVA):3,9,10話絵コンテ・演出)(FINAL(OVA):3,9,10話絵コンテ・演出)]
* 2001年 [[召喚教師リアルバウトハイスクール|リアルバウトハイスクール]] [演出助手]
* 2001年-2002年 [[旋風の用心棒]] [16話絵コンテ・演出、22話演出]
* 2002年- [[あたしンち]] [5,6,15,16,25,26,39,40,51,52,63,64,79,80,87,88,99,100,111,112,123,124,173,174,185,186話絵コンテ・演出、196,197,220,221話絵コンテ、135,136話演出]
* 2003年 [[MUNTOシリーズ|MUNTO]](OVA) [演出助手]
* 2003年 [[フルメタル・パニック!#フルメタル・パニック? ふもっふ|フルメタル・パニック? ふもっふ]] [2話絵コンテ・演出、9話演出]
* 2005年 [[MUNTOシリーズ|MUNTO 〜時の壁を越えて]](OVA) [演出補佐]
* 2005年 [[AIR (ゲーム)|AIR]] [2,5,8話絵コンテ・演出]
* 2005年 [[フルメタル・パニック!#フルメタル・パニック! The Second Raid|フルメタル・パニック! The Second Raid]] [10話脚本、6話脚本・絵コンテ・演出、2,11話絵コンテ・演出]
* 2006年 [[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]] ['''シリーズ演出'''、エンディング絵コンテ・演出、1,12話脚本・絵コンテ・演出(演出補佐に[[渡邊政治]])(12話の絵コンテは[[門脇聡]]と連名)、3,5話脚本、9話絵コンテ、劇中歌作詞、CM出演]
* 2006-2007年 [[Kanon (ゲーム)|Kanon]] [5,11話絵コンテ・演出(11話は演出補佐に[[高雄統子]])]
* 2007年 [[らき☆すた (アニメ)|らき☆すた]] ['''監督'''(第1-4話)、エンディング脚本、4,10,23話脚本(23話は[[待田堂子]]が修正)、オープニング、エンディング絵コンテ・演出、1話絵コンテ・演出、2,18話絵コンテ(18話は[[武本康弘]]と連名)]


2019年6月21日、劇場アニメ『薄暮』が公開<ref>{{Cite web|和書|date=2019-06-21 |url=https://www.hakubo-movie.jp/sp/news.html |title=本日ついに公開! |work=劇場アニメ『薄暮』公式サイト NEWS |accessdate=2019-07-01|archive-url=https://web.archive.org/web/20190125061934/http://hakubo-movie.jp/sp/news.html |archive-date=2019-01-25 |url-status=dead |url-status-date=2024-10-01}}</ref>。予定の公開日に作品が完成せず、1月ずらしての公開となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://animeanime.jp/article/2019/04/26/45157.html|title=映画「薄暮」本公開日が6月21日に変更へ 山本寛監督がコメント「その分完璧なものを目指します」|accessdate=2020-11-18 }}</ref>。本作は山本の「東北三部作」(本作前にはアニメ2作、小説1作が発表済み)の新たな完結作として発表されたが、これは三部作のうち同じく福島県を舞台とした小説「真夜中のスーパームーン」を踏まえ、「福島県を最後まで描き切りたい」との考えで作られたことによる<ref>{{Cite web|和書|url=https://akiba-souken.com/article/29903/?page=2|title=アニメ業界ウォッチング第32回: “自分の創作の原点に立ち返りたい”--いま、山本寛監督が「薄暮」をつくる理由|work=アキバ総研|publisher=カカクコム|date=2017-04-22|accessdate=2020-11-20}}</ref><ref>{{Cite web|和書|date=2020-02-09 |url=https://natalie.mu/comic/news/366564 |title=劇場版「WUG」「薄暮」など、山本寛監督“東北三部作”を下北沢で一挙上映 |accessdate=2020-10-25}}</ref>。その後トワイライトスタジオの取締役を離れた。
=== フリー ===
* 2007年 [[おおきく振りかぶって]] [エンディング2絵コンテ・演出]
* 2006年- [[家庭教師ヒットマンREBORN!]] [エンディング5原画]


2019年9月、『魔法少女たち(仮)』の構想を発表。パイロットフィルム制作費用募集のためクラウドファンディングを開始し<ref>{{Cite news |date=2019-09-27 |url=https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0927/blnews_190927_9611414223.html |title=ヤマカンこと山本寛氏、新作アニメプロジェクトを発表 京アニ放火事件受け「これは弔い合戦です」|work=BIGLOBEニュース |publisher=ビッグローブ株式会社 |accessdate=2020-07-12}}</ref>、同年10月30日に約770万円を集め終了した<ref>{{Cite web|和書|date=2019-10-31 |url=https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0927/blnews_190927_9611414223.html |title=山本寛新作アニメプロジェクト『魔法少女たち(仮)』のPV、作らせてください!2 |work=山本寛オフィシャルブログ |publisher=Ameba |accessdate=2020-07-12}}</ref>。2020年4月完成予定としていたが間に合わず、同年7月に「予算超過の危険性が出てきました」との理由からクラウドファンディングを再度開始し<ref>{{Cite web|和書|url=https://camp-fire.jp/projects/view/307387 |title=魔法少女たち(仮)』制作中のPV、追加予算集めさせてください! |accessdate=2020-10-01 |publisher=}}</ref>、同年8月30日に約300万円を集めて終了した。
=== Ordet設立後 ===
* 2007年 [[撲殺天使ドクロちゃん|撲殺天使ドクロちゃんセカンド]](OVA) [3話絵コンテ・演出]
* 2007年 [[スケッチブック (漫画)|スケッチブック 〜full color's〜]] [11話演出]
* 2007年-2008年 [[灼眼のシャナ (アニメ)|灼眼のシャナII(Second)]] [オープニング2絵コンテ]
* 2008年 [[ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜|PERSONA -trinity soul-]] [6話絵コンテ]
* 2008年 [[ポルフィの長い旅]] [11話絵コンテ([[望月智充]]と連名)]
* 2008年 [[図書館戦争]] [8話絵コンテ]
* 2008年 [[ケメコデラックス!]] [2話脚本・絵コンテ・演出、7話脚本]
* 2008年-2009年 [[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]] ['''監督'''、オープニング・エンディング絵コンテ・演出、1,13,14話絵コンテ・演出(13話の絵コンテは[[吉野宏]]と連名)、7話絵コンテ、声優(学生役)]
* 2009年 [[となりの801ちゃん|となりの801ちゃんR]] ['''監督'''(オープニング)]
* 2009年 [[ブラック★ロックシューター|BLACK★ROCK SHOOTER -PILOT Edition-]] ['''監修''']
* 2009年 [[鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST]] [エンディング3絵コンテ(第27話 - 第38話)]
* 2010年 [[ちゅーぶら!!]][第6話絵コンテ]
* 2010年 [[BLACK★ROCK SHOOTER]] ['''監修''']
* 2011年 [[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]] ['''原作'''([[東浩紀]]、[[岡田麿里]]と連名、マンデルブロ・エンジン名義)、'''監督'''、1,11話絵コンテ・演出(11話の絵コンテは吉岡忍、[[牧原亮太郎]]と連名)オープニング・エンディング絵コンテ・演出]
* 2012年 [[blossom]] ['''監督'''、脚本、原案]
* 2012年 [[ブシロード]]CM『しよ子シリーズ第4弾「お花見編」』['''監督''']
* 2012年 [[超訳百人一首 うた恋い。]] [2話演出]<ref group="注">エンディングクレジットではOrdetの共同ペンネームである'''三間カケル'''名義であるが、[http://www.nicovideo.jp/watch/1342782960 ニコニコ動画超訳百人一首 うた恋い。第2話公式配信](2012年7月24日配信、2012年7月25日閲覧)とアニメージュ2012年7月号では山本寛名義であるため、本人名義を優先した。</ref>
* 2012年 [[マギ (漫画)|マギ]] [8話絵コンテ]
* 2013年 [[戦勇。]] ['''監督'''1,2,3話絵コンテ、5,6,9,10話脚本、エンディング絵コンテ・演出]
* 2013年 [[宮河家の空腹]] ['''監督'''、1,2,3話絵コンテ、TV版&BD版コンテ・演出(TV版コンテは川口敬一郎、鹿田勝男、坂本一也と共同、TV版演出は有冨興二、追崎史敏と共同)、エンディング絵コンテ・演出]
* 2013年 戦勇。第2期 ['''監督'''、25,26話絵コンテ、エンディング絵コンテ・演出]
* 2014年 TVアニメ[[Wake Up, Girls!]] ['''監督'''、12話絵コンテ(中山奈緒美と共同)、5・12話演出(5話の演出は有冨興二、榎本守、橋口洋介と連名、12話の演出は有冨興二、伊藤祐毅、中山奈緒美と連名)、脚本(OVA)]
* 2014年 劇場版Wake Up, Girls!七人のアイドル ['''監督'''、絵コンテ・演出(演出は久保田雄大、有冨興二、榎本守と連名)]
* 2014年 うぇいくあっぷがーるZOO! [監修(待田堂子と共同)]
* 2015年 Wake Up, Girls!続・劇場版 青春の影 ['''監督'''、絵コンテ(山崎雄太と共同)、演出(山崎雄太・有富興ニ・渡邊政治・村田光と共同)]
* 2015年 Wake Up, Girls!続・劇場版 Beyond the bottom ['''監督'''、絵コンテ(山崎雄太・渡邊政治と共同)、演出(村田光・白石道太・山崎雄太・たかたまさひろと共同)]


== アニメーション ==
== 作品 ==
=== アニメーション ===
; 京都アニメーション・アニメーションDo時代
=== 映画 ===
:* 1999年 [[パワーストーン (ゲーム)|POWER STONE]] [演出助手、18話絵コンテ・演出、10話演出]
* 監督
:* 1999年-2000年 [[週刊ストーリーランド]] [「季節はずれのクリスマス」「お父さんの靴」「母ちゃんの屋台」「最後のリクエスト」「ぼくたちの卒業式」「母が残したアルバム」絵コンテ・演出]
** [[私の優しくない先輩]](2010年夏公開)
:* 2001年-2004年 [[ジャングルはいつもハレのちグゥ]] [(無印:8,20話絵コンテ・演出 4話演出)(デラックス(OVA):3,9,10話絵コンテ・演出)(FINAL (OVA):3,9,10話絵コンテ・演出)]
:* 2001年-2002年 [[旋風の用心棒]] [10,16話絵コンテ・演出、4,22話演出]
:* 2002年-2004年 [[あたしンち]] [絵コンテ・演出]<ref>{{Cite web|和書|url=https://keraeiko.com/works/934.html |title=アニメあたしンち |work=けらえいこ公式サイト |accessdate=2019-10-16}}</ref>
:* 2003年 [[MUNTOシリーズ|MUNTO]](OVA) [演出助手]
:* 2003年 [[フルメタル・パニック!#フルメタル・パニック? ふもっふ|フルメタル・パニック? ふもっふ]] [2話絵コンテ・演出、9話演出]
:* 2005年 [[MUNTOシリーズ|MUNTO 〜時の壁を越えて]] (OVA) [演出補佐]
:* 2005年 [[AIR (ゲーム)|AIR]] [2,5,8話絵コンテ・演出]
:* 2005年 [[フルメタル・パニック!#フルメタル・パニック! The Second Raid|フルメタル・パニック! The Second Raid]] [10話脚本、6話脚本・絵コンテ・演出、2,11話絵コンテ・演出]
:* 2006年 [[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]] ['''シリーズ演出'''、エンディング絵コンテ・演出、1,12話脚本・絵コンテ・演出(演出補佐に[[渡邊政治]])(12話の絵コンテは[[門脇聡]]と連名)、3,5話脚本、9話絵コンテ、劇中歌作詞、CM出演]
:* 2006-2007年 [[Kanon (ゲーム)|Kanon]] [5,11話絵コンテ・演出(11話は演出補佐に[[高雄統子]])]
:* 2007年 [[らき☆すた (アニメ)|らき☆すた]] ['''監督'''(第1-4話)、エンディング脚本、4,10,23話脚本(23話は[[待田堂子]]が修正)、オープニング、エンディング絵コンテ・演出、1話絵コンテ・演出、2,18話絵コンテ(18話は[[武本康弘]]と連名)]
:
; Ordet時代以降
:* 2007年 [[撲殺天使ドクロちゃん|撲殺天使ドクロちゃんセカンド]] (OVA) [3話絵コンテ・演出]
:* 2007年 [[スケッチブック (漫画)|スケッチブック 〜full color's〜]] [11話演出]
:* 2007年 [[灼眼のシャナ (アニメ)|灼眼のシャナ]][第二期オープニング2絵コンテ]
:* 2008年 [[ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜|PERSONA -trinity soul-]] [6話絵コンテ]
:* 2008年 [[ポルフィの長い旅]] [11話絵コンテ([[望月智充]]と連名)]
:* 2008年 [[図書館戦争]] [8話絵コンテ]
:* 2008年 [[ケメコデラックス!]] [2話脚本・絵コンテ・演出、7話脚本]
:* 2008年-2009年 [[かんなぎ (漫画)|かんなぎ]] ['''監督'''、オープニング・エンディング絵コンテ・演出、1,13,14話絵コンテ・演出(13話の絵コンテは[[吉野宏]]と連名)、7話絵コンテ、声優(学生役)]
:* 2009年 [[となりの801ちゃん|となりの801ちゃんR]] ['''監督'''(オープニング)]
:* 2009年 [[ブラック★ロックシューター|BLACK★ROCK SHOOTER -PILOT Edition-]] ['''監修''']
:* 2009年 [[鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST]] [3期エンディング絵コンテ]
:* 2010年 [[ちゅーぶら!!]][第6話絵コンテ]
:* 2010年 [[BLACK★ROCK SHOOTER]] ['''監修''']
:* 2011年 [[フラクタル (テレビアニメ)|フラクタル]] ['''原作'''([[東浩紀]]、[[岡田麿里]]と連名、マンデルブロ・エンジン名義)、'''監督'''、1,11話絵コンテ・演出(11話の絵コンテは吉岡忍、[[牧原亮太郎]]と連名)オープニング・エンディング絵コンテ・演出]
:* 2012年 [[blossom]] ['''監督'''、脚本、原案]
:* 2012年 [[ブシロード]]CM『しよ子シリーズ第4弾「お花見編」』['''監督''']
:* 2012年 [[超訳百人一首 うた恋い。]] [2話演出]<ref group="注">エンディングクレジットではOrdetの共同ペンネームである'''三間カケル'''名義であるが、[https://www.nicovideo.jp/watch/1342782960 ニコニコ動画超訳百人一首 うた恋い。第2話公式配信](2012年7月24日配信、2012年7月25日閲覧)とアニメージュ2012年7月号では山本寛名義であるため、本人名義を優先した。</ref>
:* 2012年 [[マギ (漫画)|マギ]] [8話絵コンテ]
:* 2013年 [[戦勇。]] ['''監督'''、1,2,3話絵コンテ、5,6,9,10話脚本、エンディング絵コンテ・演出]
:* 2013年 [[宮河家の空腹]] ['''監督'''、1,2,3話絵コンテ、TV版&BD版コンテ・演出(TV版コンテは[[川口敬一郎]]、鹿田勝男、坂本一也と共同、TV版演出は有冨興二、[[追崎史敏]]と共同)、エンディング絵コンテ・演出]
:* 2013年 戦勇。第2期 ['''監督'''、25,26話絵コンテ、エンディング絵コンテ・演出]
:* 2014年 劇場版[[Wake Up, Girls!]][[Wake Up, Girls!#劇場アニメ|七人のアイドル]] ['''原案'''、'''監督'''、絵コンテ・演出(演出は久保田雄大、有冨興二、榎本守と連名)]
:* 2014年 TVアニメWake Up, Girls! ['''原案'''、'''監督'''、12話絵コンテ(中山奈緒美と共同)、5・12話演出(5話の演出は有冨興二、榎本守、橋口洋介と連名、12話の演出は有冨興二、伊藤祐毅、中山奈緒美と連名)、脚本(OVA)]
:* 2014年 [[Wake Up, Girls!#Webアニメ|うぇいくあっぷがーるZOO!]] [監修(待田堂子と共同)]
:* 2014年 [[パスピエ (バンド)|パスピエ]] - [[トーキョーシティ・アンダーグラウンド]]MV [スーパーバイザー]<ref>{{YouTube|eo8nPndrfFw|パスピエ - トーキョーシティ・アンダーグラウンド, Passepied - Tokyo City Underground (Music Video)}}</ref>
:* 2015年 Wake Up, Girls!続・劇場版 青春の影 ['''原案'''、'''監督'''、絵コンテ(山崎雄太と共同)、演出(山崎雄太・有富興二・渡邊政治・村田光と共同)]
:* 2015年 Wake Up, Girls!続・劇場版 Beyond the bottom ['''原案'''、'''監督'''、絵コンテ(山崎雄太・渡邊政治と共同)、演出(村田光・白石道太・山崎雄太・たかたまさひろと共同)]
:* 2016年 Wake Up, Girls!の宮城PRやらせてください! ['''総監督'''、脚本]
:* 2016年 うぇいくあっぷがーるZOO! [[Wake Up, Girls!#Wake Up, 宮城!触れ愛プロジェクト|宮城PRでGO!]] [原案・監修]
:* 2019年 [[薄暮 (アニメ映画)|薄暮]] ['''原作・脚本・監督・プロデュース'''・企画・絵コンテ・演出・音響監督・撮影・編集・主題歌作詞・MV演出]
:* 2024年 [[マッシュル-MASHLE-#テレビアニメ|MASHLE]] [23話絵コンテ<ref>{{Cite web|和書 |url=https://mashle.pw/episode/?id=23 |title=Eisode #23 |website=TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式サイト |accessdate=2024-03-27}}</ref>]
:* 2024年 [[ヴァンパイア男子寮#漫画|ヴァンパイア男子寮]][オープニング絵コンテ・演出]


=== 小説 ===
=== アニメーション外 ===
; 実写映画
* 連載
:* 2010年 [[私の優しくない先輩]] ['''監督''']
** [[アインザッツ]]([[学研ホールディングス|学習研究社]]発行、月刊[[アニメディア]]2009年8月号 - 2010年8月号)
:*2014年「愛」(フジテレビ「OV監督」での短編)
** アインザッツ2(-ツバイテ)([[学研パブリッシング]]発行、[[学研マーケティング]]発売、[[声優アニメディア]]増刊 ティーンのための吹奏楽雑誌季刊『アインザッツ』2011年Vol.1 - )
:* 2018年 バースデイ [脚本・監督・編集・プロデュース](短編)
** 真夜中のスーパームーン(原案担当、作:[[向井康介]]、イラスト:近岡直、[[学研ホールディングス|学習研究社]]発行、月刊[[アニメディア]]2013年8月号 - 2014年7月号)
:
; 脚本
:* [[月刊ComicREX]]誌上通販かんなぎドラマCDVol,1
:
; 小説
:* [[アインザッツ]]([[学研ホールディングス|学習研究社]]発行、月刊[[アニメディア]]2009年8月号 - 2010年8月号)2010年10月に学研パブリッシングより単行本化。
:* アインザッツ2(-ツバイテ)([[学研パブリッシング]]発行、[[学研マーケティング]]発売、[[声優アニメディア]]増刊 ティーンのための吹奏楽雑誌季刊『アインザッツ』2011年Vol.1)未単行本化。
:* 真夜中のスーパームーン(原案担当、作:[[向井康介]]、イラスト:近岡直、[[学研ホールディングス|学習研究社]]発行、月刊[[アニメディア]]2013年8月号 - 2014年7月号)未単行本化。
:* 薄暮(「薄暮」公式サイトに掲載ののち、アイズクライム文庫として発行)
:
; 評論
:* 妄想ノオト出張版([[洋泉社]][[オトナアニメ]]誌連載、終了)
:*アニメを愛するためのいくつかの方法(PLANETS連載)
:
; 作詞
:* 2006年 [[涼宮ハルヒの詰合 〜TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル〜|恋のミクル伝説]]([[後藤邑子]])
:* 2008年 [[かんなぎ (漫画)#劇中歌|イチバンボシ]]([[沢城みゆき]])
:* 2008年 [[かんなぎ (漫画)#劇中歌|Delicateにラブ・ミー・プリーズ]]([[花澤香菜]])
:下記の作詞は全て辛矢凡名義<ref>[https://www2.jasrac.or.jp/eJwid/ JASRAC作品データベースによるもの] 及び山本寛公式ブログでの公言に基づく。</ref>。
:* 2005年 [[MUNTOシリーズ|時の壁を越えて]]([[古原奈々]])※[[神前暁|池田慎司]]と共同作詞
:* 2008年 [[motto☆派手にね!]]([[戸松遥]])
:* 2008年 [[産巣日の時]](戸松遥)
:* 2009年 [[となりの801ちゃん#主題歌|BL-INブラック・イン]]([[バ行の腐女子]])
:* 2014年 [[Wake Up, Girls!#主題歌・挿入歌(第1作)|大空のプリズム]]([[吉岡茉祐]])
:* 2014年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#リトル・チャレンジャー|リトル・チャレンジャー]](I-1クラブ)
:* 2014年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』Blu-ray 初回限定盤特典CD|タチアガレ!]]([[Wake Up, Girls! (声優ユニット)|Wake Up, Girls!]])
:* 2014年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#7 Girls War|7 Girls War]] (Wake Up, Girls!)
:* 2015年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#少女交響曲|少女交響曲]] (Wake Up, Girls!)
:* 2015年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#Beyond the Bottom|Beyond the Bottom]] (Wake Up, Girls!)
:* 2016年 [[Wake Up, Girls!シリーズのディスコグラフィ#レザレクション/止まらない未来|レザレクション]](ネクストストーム)
:* 2019年 [[薄暮 (アニメ映画)#主題歌・楽曲|思い出の中に]]([[松本英子 (歌手)|松本英子]])
:* 2019年 [[薄暮 (アニメ映画)#主題歌・楽曲|とおく]] (AZUMA HITOMI)


==== 単行本 ====
== 出演 ==
* [[オモクリ監督 〜O-Creator's TV show〜|OV監督]](2014年9月13日放送分、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])
* アインザッツ(ウィンクルム他収録CD付属)(2010年10月27日発行、学研パブリッシング発行 ISBN 978-4-05-404749-5)
*: 番組中では「愛」をテーマにした自作のショートムービーが公開された。

* [[岡田斗司夫]]ゼミ([https://www.youtube.com/watch?v=vYC9CML_IHU 2016年9月18日]、[https://www.youtube.com/watch?v=fQFFWq7hgNw 11月27日] 配信分)岡田斗司夫 Official YouTube
=== その他 ===
* [[楽天グループ|Rakuten SUPER LIVE TV]]([https://www.youtube.com/watch?v=j8qg8CdJefI 2016年11月21日] 配信分、[[テレビショッピング]])
* 連載
* LUST FM(2017年3月12日放送分、[[エフエム大阪]])<ref name="lustfm" />
** 妄想ノォト出張版([[洋泉社]]刊、オトナアニメ)
* [[ネプリーグ]](2017年6月5日放送分、フジテレビ系列)<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.ameba.jp/entry/20170607-47|title=ヤマカンこと山本寛監督がフジテレビの人気クイズ番組「ネプリーグ」に出演!|work=あにぶ|date=2017-06-04|accessdate=2020-11-22 |url-status=dead |url-status-date=2024-10-01}}</ref>
* 2009年[[GEISAI]]審査員
*[[アニカル部!]](2017年10月放送分、アニマックス)
* 月刊ComicREX誌上通販かんなぎドラマCDVol,1 [脚本]
* [[Otakon]] 2009ゲスト
* [[Anime Central]] 2014ゲスト
* [[Anime Expo]] 2014ゲスト
* [[Akumakon]] 2015ゲスト


== 受賞歴 ==
== 受賞歴 ==
* 2010年度(第2回)[[TAMA_CINEMA_FORUM#TAMA.E6.98.A0.E7.94.BB.E8.B3.9E|TAMA映画賞 最優秀新進監督賞]](私の優しくない先輩)
* 2010年度(第2回)[[TAMA CINEMA FORUM#TAMA映画賞|TAMA映画賞 最優秀新進監督賞]](私の優しくない先輩)


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}
{{Reflist|group=注}}
=== 出典 ===
=== 出典 ===
{{Reflist}}
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[トワイライト スタジオ (アニメ制作会社)]]
* [[薄暮 (アニメ映画)]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kanku/outline/ 株式会社Ordet]
*{{Official|http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kanku/top/index.html|株式会社山本寛事務所}} - 公式ウェブサイト
* {{Twitter|yamacane_0901|山本}}
* {{linkedIn|寛-山本-6b53b916a}}
* {{Facebook|yutaka.yamamoto.944|山本寛}}
* {{Instagram|yamacane0901|山本寛}}
* {{Facebook|yutaka.yamamoto.944|山本寛}}(要ログイン)
* [http://takey.jp//#/blossom.php blossom‐株式会社テイク・ワイ 事業実績]
* [https://ameblo.jp/kanku0901/ 山本寛公式ブログ] - Ameba
* [http://luvits.jp/feature/3395/ Luvits!インタビュー]
* [http://akiba-souken.com/article/anime/20323/ 山本寛監督インタビュー(アキバ総研)]

{{京都アニメーション}}
{{京都アニメーション}}
{{Normdaten}}


{{DEFAULTSORT:やまもと ゆたか}}
{{DEFAULTSORT:やまもと ゆたか}}

[[Category:日本のアニメーション監督]]
[[Category:日本のアニメーション監督]]
[[Category:日本実業家]]
[[Category:ウルトラスーパーピクチャーズ人物]]
[[Category:京都アニメーションの人物]]
[[Category:京都アニメーションの人物]]
[[Category:ウルトラスーパーピクチャーズ|人やまもと ゆたか]]
[[Category:京都大学出身の人物]]
[[Category:京都大学出身の人物]]
[[Category:大阪教育大学附属高等学校出身の人物]]
[[Category:大阪府出身の人物]]
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やまもと ゆたか
山本 寛
山本 寛
2014年
本名 山本 寛
別名義 辛矢 凡
生年月日 (1974-09-01) 1974年9月1日(50歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府
血液型 O型
ジャンル アニメテレビ映画
活動期間 1997年 -
公式サイト 株式会社山本寛事務所
主な作品
アニメーション監督・演出
かんなぎ』(監督)
フラクタル』(原作・監督)
Wake Up, Girls!』(原案・監督)

映画
私の優しくない先輩』(監督)
受賞
TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(2010年)
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山本 寛(やまもと ゆたか、1974年9月1日[1] - )は、アニメーション監督。山本寛事務所代表取締役。愛称は『ヤマカン』[2][3][4]

人物

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大阪府箕面市[5] 出身。大阪教育大学附属高等学校池田校舎[6] を経て京都大学文学部哲学科[6] を卒業後京都アニメーションに入社[6]、その後京都アニメーションの一部門だったアニメーションDoに移籍し2007年に退社。

アニメーション監督としては『かんなぎ』『フラクタル』などを手掛け、また2010年には、実写映画『私の優しくない先輩』の監督を務めた。自分の関わったアニメの主題歌・挿入歌等の作詞を担当することもある。別名義に辛矢 凡(からや ぼん)がある[7][8]

経歴

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大学時代 - 京都アニメーション時代 - アニメーションDo時代

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1997年、京都大学アニメーション同好会にて制作した『怨念戦隊ルサンチマン』に監督として関わる[9]

卒業後は株式会社京都アニメーションに入社。デジタル映像開発室勤務を経て演出助手や撮影などを経験した後、1999年『POWER STONE』の第10話「夢で見た赤い月」で演出デビュー[10]。その後同社の大阪スタジオであるアニメーションDoへ移籍[11] し、同じく演出を務めた。

2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』でシリーズ演出を務める。

2007年『らき☆すた』でアニメ初監督を務めるも、社内判断により第5話から武本康弘に交代となる[12]。同年6月23日をもってアニメーションDoを退社しフリーとなる。

Ordet設立後

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2008年、『月刊ニュータイプ』誌上にて大阪市都島区アニメ制作会社株式会社Ordet設立を発表。A-1 Picturesが元請制作した『かんなぎ』の監督を務めた。

2010年、映画『私の優しくない先輩』を監督。商業実写作品としては初の監督作となり、同作でTAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞した。同年、Ordet初の元請作品OVA版『ブラック★ロックシューター』の監修を担当。

2011年1月より自身初のオリジナルアニメ『フラクタル』の監督を務めた。8月、ウルトラスーパーピクチャーズ設立に伴ってOrdetはUSPの傘下に入り東京都杉並区に移転、自身はUSPの取締役に就任する。

映像監督のグレゴリー・ルードらの呼びかけに応えて東北震災チャリティプロジェクト「Project blossom」を立ち上げ、ショートアニメ『blossom』の監督を務めた。同作は岩手県大槌町の「菜の花プロジェクト」をモデルとした作品で、シガー・ロス音楽のインターナショナルバージョン[13] と、島本須美出演・鹿野草平音楽のジャパンバージョン[14] が制作され、2012年3月24日の東京国際アニメフェア2012にて初公開された後[15][16]、協賛企業である学研から雑誌付録として頒布され[17][18]、ルードらが設立したチャリティー団体Zapuniの第1弾作品として2013年3月11日に配信された[19][20]

2013年、ショートアニメ『戦勇。』と『らき☆すた』のスピンオフとなるWEBアニメ『宮河家の空腹』の監督を務める。

2014年に始まった『Wake Up, Girls!』の劇場版およびTVシリーズ(「ZOO」、「新章」を除く)の監督を務める。山本は東日本大震災の後、東北被災3県に題を取った作品を制作しており、宮城県仙台市を舞台とする同作と、岩手県大槌町を舞台とした『blossom』、福島県南相馬市を舞台とした『真夜中のスーパームーン』の3作を「東北三部作」とした[21]

山本寛事務所設立後

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2015年10月23日、東京都小金井市に自身を代表[6] として個人事務所の株式会社山本寛事務所[22] を設立。10月30日、ウルトラスーパーピクチャーズ取締役を辞任[23]。2016年3月25日、Ordet取締役辞任[24]

2016年5月30日、体調不良を理由に無期限の休養を自身のTwitterにて発表[25]、約3ヶ月後の8月18日にブログで休養からの復帰を報告[26]

2017年2月25日、Project Twilight[27] 名義で「山本寛オリジナル作品「薄暮」アニメ制作プロジェクト」とするクラウドファンディングCAMPFIREにて開始され[28]、約2100万円の資金を集める。当初は2018年に完成し劇場公開される予定としていた。同年10月11日、「薄暮」の製作を目的として設立されたトワイライトスタジオの公式サイトが開設され、同社のCCO[要曖昧さ回避]に就任したことが公表された[29]。2019年2月には2度目のクラウドファンディング「山本寛オリジナル劇場アニメ作品『薄暮』福島県民1万人を劇場へ無料招待したい!」[30] を実施し、目標額の500万円を集めた。

2019年6月21日、劇場アニメ『薄暮』が公開[31]。予定の公開日に作品が完成せず、1月ずらしての公開となった[32]。本作は山本の「東北三部作」(本作前にはアニメ2作、小説1作が発表済み)の新たな完結作として発表されたが、これは三部作のうち同じく福島県を舞台とした小説「真夜中のスーパームーン」を踏まえ、「福島県を最後まで描き切りたい」との考えで作られたことによる[33][34]。その後トワイライトスタジオの取締役を離れた。

2019年9月、『魔法少女たち(仮)』の構想を発表。パイロットフィルム制作費用募集のためクラウドファンディングを開始し[35]、同年10月30日に約770万円を集め終了した[36]。2020年4月完成予定としていたが間に合わず、同年7月に「予算超過の危険性が出てきました」との理由からクラウドファンディングを再度開始し[37]、同年8月30日に約300万円を集めて終了した。

作品

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アニメーション

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京都アニメーション・アニメーションDo時代
Ordet時代以降

アニメーション外

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実写映画
  • 2010年 私の優しくない先輩 [監督]
  • 2014年「愛」(フジテレビ「OV監督」での短編)
  • 2018年 バースデイ [脚本・監督・編集・プロデュース](短編)
脚本
小説
評論
  • 妄想ノオト出張版(洋泉社オトナアニメ誌連載、終了)
  • アニメを愛するためのいくつかの方法(PLANETS連載)
作詞
下記の作詞は全て辛矢凡名義[41]

出演

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受賞歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ エンディングクレジットではOrdetの共同ペンネームである三間カケル名義であるが、ニコニコ動画超訳百人一首 うた恋い。第2話公式配信(2012年7月24日配信、2012年7月25日閲覧)とアニメージュ2012年7月号では山本寛名義であるため、本人名義を優先した。

出典

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  1. ^ オリジナルアニメーション『Wake Up, Girls!』より、劇場版30秒特報&主題歌「タチアガレ!」が解禁!”. アニメイトタイムズ. アニメイトラボ (2013年12月16日). 2016年12月26日閲覧。
  2. ^ 「Wake Up, Girls!新章」2017年テレビアニメ放送決定 監督は山本寛から板垣伸に変更”. ねとらぼ. ITmedia (2016年12月11日). 2017年1月8日閲覧。
  3. ^ 山本寛監督、引退覚悟で臨むオリジナルアニメ「フラクタル」発表”. 映画.com (2010年8月10日). 2019年7月10日閲覧。
  4. ^ “ヤマカン”こと山本寛監督、ツイッターをやめる 震災から3年の節目に決断”. シネマトゥディ (2014年3月12日). 2019年7月10日閲覧。
  5. ^ a b LUST FM 3月11日 第19回ゲスト: 山本寛さん - FM OSAKA 85.1” (2017年3月12日). 2017年3月16日閲覧。
  6. ^ a b c d 講演依頼.com公式サイト内紹介ページ 2016年12月13日閲覧。
  7. ^ 『Wake Up,Girls!』遊技機における辛矢凡楽曲の利用中止につきまして”. 山本寛オフィシャルブログ (2019年9月13日). 2019年9月14日閲覧。
  8. ^ ヤマカンこと山本寛監督がテレ東とWUG製作委員会に「通告」 テレ東は「製作委員会で協議中」とコメント - ねとらぼ” (2017年10月16日). 2017年10月18日閲覧。
  9. ^ 『ルサンチマン』とは何か”. 山本寛オフィシャルブログ. ameblo.jp. 2020年7月24日閲覧。
  10. ^ 山本寛監督インタビュー「いまだからこそ語るべきアニメのこと」第3回 作家性の確立と『ハルヒ』の秘密【不定期連載】”. note.com. note.com. 2020年7月24日閲覧。
  11. ^ 日本にフルCG アニメは根付くのか?”. www.toei-anim.co.jp. www.toei-anim.co.jp. 2020年8月8日閲覧。
  12. ^ TVアニメーション作品「らき☆すた」監督交代のお知らせ(京都アニメーション) (Internet Archive)
  13. ^ blossom」(英語/日本語)『YouTube』、Zapuni、2013年3月9日https://www.youtube.com/watch?v=Ity1F7zvLUE2020年11月20日閲覧 
  14. ^ 山本寛、他『hippoTV 第2回放送』(インターネット番組)和日庵、2017年4月17日、該当時間: 15:40-21:04https://www.youtube.com/watch?v=ldg_MPdbcHw2020年11月20日閲覧 
  15. ^ 東日本大震災チャリティアニメ、山本寛監督新作「blossom」ワールドプレミア”. Gigazine (2012年3月25日). 2013年4月5日閲覧。
  16. ^ 「東京国際アニメフェア2012」で山本寛監督がショートアニメーション『blossom』を初公開。東日本大震災のチャリティプロジェクト『Project blossom』を発表!”. アニメイトタイムズ. 2020年10月1日閲覧。
  17. ^ 「綴じ込み付録「blossom」DVD」『アニメディア』2012年6月号、学研。 
  18. ^ 「とじこみ付録「blossom」DVD」『Megami MAGAZINE』2012年7月号、学研。 
  19. ^ 震災チャリティーアニメ第2弾 坂本龍一や「おしりかじり虫」のうるまでるび参加”. アニメ!アニメ!. イード (2013年3月11日). 2020年11月22日閲覧。
  20. ^ 3.11東日本大震災チャリティ・プロジェクト「ZAPUNI」が 「どーもくん」制作会社「ドワーフ」と「シャーデー」によるコラボ作品を発表”. Zapuni (2014年3月11日). 2020年11月20日閲覧。
  21. ^ 山本寛監督に聞く『Wake Up, Girls!』「永野愛理」編”. 2020年7月24日閲覧。
  22. ^ 株式会社山本寛事務所登記簿記載事項(法人番号8012401030666)
  23. ^ 株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ登記簿記載事項(法人番号1011301017904)
  24. ^ 株式会社Ordet登記簿記載事項(法人番号9012401021128)
  25. ^ “アニメ監督・山本寛氏、無期限の休養を発表「理不尽な事案が重なった」”. ORICON STYLE. (2016年5月31日). https://www.oricon.co.jp/news/2072536/full/ 2016年5月31日閲覧。 
  26. ^ “山本寛氏が復帰 5月末に無期限休養を発表”. ORICON STYLE. (2016年8月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2076985/full/ 2016年12月17日閲覧。 
  27. ^ 劇場アニメ『薄暮』公式 (@Twilight_anime) - X(旧Twitter)
  28. ^ 山本寛オリジナル作品「薄暮」アニメ制作プロジェクト CAMPFIRE、2018年9月3日閲覧。
  29. ^ 会社案内”. 2018年10月1日閲覧。
  30. ^ 山本寛オリジナル劇場アニメ作品『薄暮』福島県民1万人を劇場へ無料招待したい!”. CAMPFIRE. 2020年10月1日閲覧。
  31. ^ 本日ついに公開!”. 劇場アニメ『薄暮』公式サイト NEWS (2019年6月21日). 2019年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月1日閲覧。
  32. ^ 映画「薄暮」本公開日が6月21日に変更へ 山本寛監督がコメント「その分完璧なものを目指します」”. 2020年11月18日閲覧。
  33. ^ アニメ業界ウォッチング第32回: “自分の創作の原点に立ち返りたい”--いま、山本寛監督が「薄暮」をつくる理由”. アキバ総研. カカクコム (2017年4月22日). 2020年11月20日閲覧。
  34. ^ 劇場版「WUG」「薄暮」など、山本寛監督“東北三部作”を下北沢で一挙上映” (2020年2月9日). 2020年10月25日閲覧。
  35. ^ “ヤマカンこと山本寛氏、新作アニメプロジェクトを発表 京アニ放火事件受け「これは弔い合戦です」”. BIGLOBEニュース (ビッグローブ株式会社). (2019年9月27日). https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0927/blnews_190927_9611414223.html 2020年7月12日閲覧。 
  36. ^ 山本寛新作アニメプロジェクト『魔法少女たち(仮)』のPV、作らせてください!2”. 山本寛オフィシャルブログ. Ameba (2019年10月31日). 2020年7月12日閲覧。
  37. ^ 魔法少女たち(仮)』制作中のPV、追加予算集めさせてください!”. 2020年10月1日閲覧。
  38. ^ アニメあたしンち”. けらえいこ公式サイト. 2019年10月16日閲覧。
  39. ^ パスピエ - トーキョーシティ・アンダーグラウンド, Passepied - Tokyo City Underground (Music Video) - YouTube
  40. ^ Eisode #23”. TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式サイト. 2024年3月27日閲覧。
  41. ^ JASRAC作品データベースによるもの 及び山本寛公式ブログでの公言に基づく。
  42. ^ ヤマカンこと山本寛監督がフジテレビの人気クイズ番組「ネプリーグ」に出演!”. あにぶ (2017年6月4日). 2020年11月22日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

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外部リンク

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