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| name = 種村季弘 |
| name = 種村 季弘 |
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{{Portal 文学}} |
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'''種村 季弘'''(たねむら すえひろ、[[1933年]]([[昭和]]8年)[[3月21日]] - [[2004年]]([[平成]]16年)[[8月29日]])は、[[日本]]の[[ドイツ文学者#一覧|ドイツ文学者]]、[[翻訳家]]、[[評論家]]、[[エッセイスト]]<ref>「[https://kotobank.jp/word/%E7%A8%AE%E6%9D%91%E5%AD%A3%E5%BC%98-562080#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BA.BA.E5.90.8D.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8.2BPlus 種村季弘]」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』[[講談社]]、[[コトバンク]]。2024年3月7日閲覧。</ref>。 |
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== 人物 == |
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'''種村 季弘'''(たねむら すえひろ、[[1933年]]([[昭和]]8年)[[3月21日]] - [[2004年]]([[平成]]16年)[[8月29日]])は、[[日本]]の[[ドイツ文学者|独文学者]]、[[評論家]]である。 |
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古今東西の[[異端]]的・暗黒的な文化や芸術に関する広汎な知識で知られ、[[ハインリヒ・フォン・クライスト|クライスト]]や[[E.T.A.ホフマン|ホフマン]]、[[マゾッホ]]など独文学の翻訳の他、内外の幻想小説や美術、映画、演劇、舞踏に関する多彩な評論を展開し、[[錬金術]]や[[魔術]]、[[神秘学]]研究でも知られる。これに関連して、[[吸血鬼]]や怪物、人形、自動機械、詐欺師や奇人など、歴史上のいかがわしくも魅力的な事象を多数紹介。他方で[[幸田露伴]]、[[岡本綺堂]]、[[泉鏡花]]、[[谷崎潤一郎]]をはじめとする日本文学にも深く通じ、晩年は江戸文化や食文化、温泉文化などの薀蓄をユニークなエッセーに取り上げている。 |
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稀代の[[博覧強記]]として知られ、教え子の[[諏訪哲史]]は種村を “二十世紀の日本の人文科学が世界に誇るべき「知の無限迷宮」の怪人” と評している(自身が編纂した『種村季弘傑作撰 Ⅰ』『同 Ⅱ』の解説にて)。 |
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古今東西の[[異端]]的・暗黒的な文化や芸術に関する広汎な知識で知られ、[[クライスト]]や[[ホフマン]]、[[マゾッホ]]など独文学の翻訳の他、内外の幻想小説や美術、映画、演劇、舞踏に関する多彩な評論を展開し、[[錬金術]]や[[魔術]]、[[神秘学]]研究でも知られる。これに関連して、[[吸血鬼]]や怪物、人形、自動機械、詐欺師や奇人など、歴史上のいかがわしくも魅力的な事象を多数紹介。他方[[幸田露伴]]、[[岡本綺堂]]、[[泉鏡花]]、[[谷崎潤一郎]]をはじめとする日本文学にも深く精通し、晩年は江戸文化や食文化、温泉文化などの薀蓄をユニークなエッセーに取り上げている。 |
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[[仏文学者]]で評論家の[[澁澤龍彦]]との交流でも知られ、澁澤とともに日本における[[幻想文学]]のジャンル的な確立に貢献した。 |
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稀代の「博覧強記」として知られ、教え子の[[諏訪哲史]]は種村を “二十世紀の日本の人文科学が世界に誇るべき「知の無限迷宮」の怪人” と評している(自身が編纂した『種村季弘傑作撰Ⅰ・Ⅱ』の解説にて)。 |
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== 経歴 == |
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[[仏文学者]]で[[評論家]]の[[澁澤龍彦]]との交流でも知られ、澁澤とともに日本における「[[幻想文学]]」のジャンル的な確立に貢献した。 |
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[[東京市]][[豊島区]][[池袋]]に生まれる。[[東京都立北園高等学校]]を経て、1951年(昭和26年)に[[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]文科二類(現在の文科三類)入学。同級に[[松山俊太郎]]、[[石堂淑朗]]、[[阿部良雄]]、[[吉田喜重]]、[[藤田敏八]]、[[井出孫六]]などがおり前者2名とは終生深い交流があった。1953年(昭和28年)、[[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]]美学美術史科進学。1954年(昭和29年)、[[東京大学文学部]]独文科に転科。在学中は東京大学学生新聞編集部に所属。1957年(昭和32年)に卒業後、財団法人言語文化研究所附属東京日本語学校(現:学校法人長沼スクール東京日本語学校)に就職。 |
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1958年(昭和33年)9月、[[光文社]]に入社。『[[女性自身]]』編集部を経て書籍部で単行本の編集にあたり、[[手塚治虫]]、[[田宮虎彦]]、[[結城昌治]]、[[梶山季之]]たちを担当。1960年(昭和35年)に光文社を退社し、フリーとなる。1964年(昭和39年)、[[駒澤大学]]専任講師。1965年(昭和40年)、[[グスタフ・ルネ・ホッケ]]『迷宮としての世界』を[[矢川澄子]]と共訳、[[三島由紀夫]]から絶賛推薦され出版した。1968年(昭和43年)、[[東京都立大学 (1949-2011)|旧・東京都立大学]]助教授となる。 |
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==経歴== |
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[[東京市]][[豊島区]][[池袋]]に生まれる。[[東京都立北園高等学校]]を経て、[[1951年]](昭和26年)に[[東京大学]][[教養学部]]文科二類(現在の文科三類)入学。同級に[[松山俊太郎]]、[[石堂淑朗]]、[[阿部良雄]]、[[吉田喜重]]、[[藤田敏八]]、[[井出孫六]]などがおり前者2名とは終生深い交流があった。[[1953年]](昭和28年)、[[東京大学]][[文学部]]美学美術史科進学。[[1954年]](昭和29年)、[[東京大学]][[文学部]]独文科に転科。在学中は東京大学学生新聞編集部に所属。[[1957年]](昭和32年)に卒業後、財団法人言語文化研究所附属東京日本語学校(現:学校法人長沼スクール東京日本語学校)に就職。 |
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1968年に初の単行本である評論集『怪物のユートピア』を刊行。1969年(昭和44年)の『ナンセンス詩人の肖像』では、[[ルイス・キャロル]]、[[エドワード・リア]]、[[クリスティアン・モルゲンシュテルン|モルゲンシュテルン]]、[[ハンス・アルプ]]らの生涯と作品を紹介。[[レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ|ザッヘル=マゾッホ]]など多くの[[ドイツ語]]圏の作家を翻訳、紹介した。澁澤龍彦や[[唐十郎]]らと共に[[1960年代]] - [[1970年代]]の、アングラ文化を代表する存在となる。 |
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[[1958年]](昭和33年)9月、[[光文社]]に入社。『[[女性自身]]』編集部を経て書籍部で単行本の編集にあたり、[[手塚治虫]]、[[田宮虎彦]]、[[結城昌治]]、[[梶山季之]]たちを担当。[[1960年]](昭和35年)に光文社を退社し、フリーとなる。[[1964年]](昭和39年)、[[駒澤大学]]専任講師。[[1965年]](昭和40年)、[[グスタフ・ルネ・ホッケ]]『迷宮としての世界』を[[矢川澄子]]と共訳、[[三島由紀夫]]から絶賛推薦され出版した。[[1968年]](昭和43年)、[[東京都立大学]]助教授となる。 |
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1971年(昭和46年)、都立大学を退職。1977年(昭和52年)、旧[[西ドイツ]]の[[ヴォルプスヴェーデ]]に滞在。1978年(昭和53年)、[[國學院大學]]専任講師となり、1979年(昭和54年)に助教授を経て、1981年(昭和56年)に教授。教え子に[[芥川龍之介賞|芥川賞]]作家となった[[諏訪哲史]]がいる。 |
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1968年に初の単行本である評論集『怪物のユートピア』を刊行。[[1969年]](昭和44年)の『ナンセンス詩人の肖像』では、[[ルイス・キャロル]]、[[エドワード・リア]]、[[クリスティアン・モルゲンシュテルン|モルゲンシュテルン]]、[[ハンス・アルプ]]らの生涯と作品を紹介。[[レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ|ザッヘル=マゾッホ]]など多くの[[ドイツ語]]圏の作家を翻訳、紹介した。[[澁澤龍彦]]や[[唐十郎]]らと共に[[1960年代]] - [[1970年代]]の、アングラ文化を代表する存在となる。 |
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1995年(平成7年)、中世ドイツの女子[[修道院]]長[[ヒルデガルト・フォン・ビンゲン]]について書いた『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で[[芸術選奨|芸術選奨文部大臣賞]]、[[斎藤緑雨賞]]受賞。1996年(平成8年)「温泉主義ストーンズ」で小原庄助賞を受賞、1997年(平成9年)、トゥウォルシュカ『遍歴 約束の土地を求めて』で[[日本翻訳文化賞|日本翻訳出版文化賞]]を受賞、1999年(平成11年)、著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』で27回[[泉鏡花文学賞]]受賞。2001年(平成13年)、國學院大學を退職。 |
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[[1971年]](昭和46年)、都立大学を退職。[[1977年]](昭和52年)、旧[[西ドイツ]]の[[ヴォルプスヴェーデ]]に滞在。[[1978年]](昭和53年)、[[國學院大學]]専任講師となり、[[1979年]](昭和54年)に助教授を経て、[[1981年]](昭和56年)に教授。教え子に[[芥川龍之介賞|芥川賞]]作家となった[[諏訪哲史]]がいる。 |
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2004年(平成16年)8月29日、[[胃癌]]により[[湯河原町]]で死去。享年71。 |
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[[1995年]](平成7年)、中世ドイツの女子[[修道院]]長[[ヒルデガルト・フォン・ビンゲン]]について書いた『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で[[芸術選奨|芸術選奨文部大臣賞]]、[[斎藤緑雨賞]]受賞。[[1996年]](平成8年)「温泉主義ストーンズ」で小原庄助賞を受賞、[[1997年]](平成9年)、トゥウォルシュカ『遍歴 約束の土地を求めて』で[[日本翻訳文化賞|日本翻訳出版文化賞]]を受賞、[[1999年]](平成11年)、著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』で27回[[泉鏡花文学賞]]受賞。[[2001年]](平成13年)、國學院大學を退職。 |
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== 著書 == |
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[[2004年]](平成16年)[[8月29日]]、[[胃癌]]により[[湯河原町]]で死去。享年71。 |
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*『怪物のユートピア 評論集』([[三一書房]]) 1968、新装版 1991 |
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*『ナンセンス詩人の肖像』(竹内書店) 1969、のち筑摩叢書、のち[[ちくま学芸文庫]] |
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*『[[吸血鬼]]幻想』([[薔薇十字社]]) 1970、のち[[河出文庫]] |
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*『[[薔薇十字団|薔薇十字]]の魔法』(薔薇十字社) 1972、のち[[青土社]]、のち[[河出文庫]] |
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*『[[アナクロニズム]]』([[青土社]]、ユリイカ叢書)1973、のち[[河出文庫]] |
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*『怪物の解剖学』(青土社) 1974、のち河出文庫 |
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*『失楽園測量地図』(イザラ書房) 1974 |
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*『詐欺師の楽園』(学芸書林) 1975、のち白水社、のち河出文庫、のち[[岩波現代文庫]] |
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*『壺中天奇聞』(青土社) 1976 |
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*「骰子の7の目」([[フリードリヒ・シュレーダー・ゾンネンシュターン|F・S-ゾンネンシュターン]]、河出書房新社、[[シュルレアリスム]]と画家叢書7) 1976、増補新版 2006 |
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*『[[パラケルスス]]の世界』(青土社) 1977、新版1996ほか |
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*『山師[[カリオストロ]]の大冒険』([[中央公論社]]) 1978、のち[[中公文庫]]、のち河出文庫、のち岩波現代文庫 |
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*『[[レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ|ザッヘル=マゾッホ]]の世界』([[桃源社]]) 1978、のち筑摩叢書、のち[[平凡社ライブラリー]] |
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*『箱の中の見知らぬ国』(青土社) 1978 |
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*『書物漫遊記』([[筑摩書房]]) 1979、のち[[ちくま文庫]] 1986 |
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*『黒い[[錬金術]]』(桃源社) 1979、のち[[白水Uブックス]] |
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*『悪魔禮拝』(桃源社) 1979、のち河出文庫 |
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*『影法師の誘惑』(青土社) 1979、のち河出文庫 |
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*『夢の舌』(北宋社) 1979、新装版 1996 |
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*『[[ヴォルプスヴェーデ]]ふたたび』(筑摩書房) 1980 |
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*『愚者の機械学』(青土社) 1980、新装版 1991 |
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*『食物漫遊記』(筑摩書房) 1981、のちちくま文庫 1985、新版 2006 |
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*『夢の覗き箱 種村季弘の映画劇場』([[潮出版社]]) 1982 |
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*『謎の[[カスパー・ハウザー|カスパール・ハウザー]]』(河出書房新社) 1983、のち河出文庫 |
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*『ぺてん師列伝 あるいは制服の研究』(青土社) 1983、のち河出文庫、のち岩波現代文庫 |
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*『贋物漫遊記』(筑摩書房) 1983、のちちくま文庫 1989 |
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*『書国探検記』(筑摩書房) 1984、のちちくま学芸文庫 2012 |
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*『器怪の祝祭日 種村季弘文芸評論集』([[沖積舎]]) 1984 |
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*『ある迷宮物語』(筑摩書房、水星文庫)1985 |
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*『好物漫遊記』(筑摩書房) 1985、のちちくま文庫 1992 |
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*『迷宮の魔術師たち 幻想画人伝』([[求龍堂]]) 1985 |
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*『[[一角獣]]物語』([[大和書房]]) 1985 |
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*『贋作者列伝』(青土社) 1986、新装版 1992 |
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*『迷信博覧会』(平凡社) 1987、のちちくま文庫 1991 |
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*『魔術的リアリズム メランコリーの芸術』([[PARCO出版局]]) 1988、のちちくま学芸文庫 2010 |
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*『小説万華鏡』([[日本文芸社]]) 1989 |
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*『日本漫遊記』(筑摩書房) 1989 |
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*『晴浴雨浴日記』(河出書房新社) 1989 |
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*『箱抜けからくり綺譚』(河出書房新社) 1991 |
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*『ハレスはまた来る 偽書作家列伝』(青土社) 1992、のち改題『偽書作家列伝』([[学研M文庫]]) 2001 |
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*『遊読記 書評集』(河出書房新社) 1992 |
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*『[[ヒルデガルト・フォン・ビンゲン|ビンゲンのヒルデガルト]]の世界』(青土社) 1994、新版 2002 |
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*『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(河出書房新社) 1994、のち学研M文庫(増補版)2003 |
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*『人生居候日記』(筑摩書房) 1994 |
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*『魔法の眼鏡』(河出書房新社) 1994 |
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*『不思議な石のはなし』(河出書房新社) 1996 |
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*『[[泉鏡花]]「海の鳴る時」の宿 晴浴雨浴日記・辰口温泉篇』([[十月社]]) 1996 |
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*『徘徊老人の夏』(筑摩書房) 1997、のちちくま文庫 2008 |
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*『夢の覗き箱 種村季弘の洋画劇場』(北宋社) 1997 |
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*『死にそこないの美学 私の日本映画劇場』(北宋社) 1997 - 潮出版社(1982)の増訂版 |
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*『奇想の展覧会 - 戯志画人伝』(河出書房新社) 1998 |
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*『東海道書遊五十三次』([[朝日新聞社]]) 2001 |
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*『[[土方巽]]の方へ 肉体の60年代』(河出書房新社) 2001 |
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*『江戸東京《奇想》徘徊記』(朝日新聞社) 2003、のち朝日文庫 2006、新版 2024 |
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*『畸形の神 あるいは魔術的跛者』(青土社) 2004 |
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*『楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館』(論創社) 2004 |
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*『断片からの世界 美術稿集成』(平凡社) 2005 |
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*『雨の日はソファで散歩』(筑摩書房) 2005、のちちくま文庫 2010 |
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*『種村季弘と美術のラビリントス - イメージの迷宮へようこそ』([[相馬俊樹]]編、[[アトリエサード]]) 2010 |
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*『[[東海道]]寄り道紀行』(河出書房新社) 2012 - 単行本未収録の紀行集 |
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*『水の迷宮』([[国書刊行会]]) 2020 - [[泉鏡花]]論の集成 |
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=== 作品集 === |
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*「'''種村季弘のラビリントス'''」全10巻(青土社) 1979 |
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*怪物のユートピア 評論集 三一書房 1968、新装版1991 |
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#『怪物のユートピア』 |
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*ナンセンス詩人の肖像 竹内書店 1969 のち筑摩叢書、ちくま学芸文庫 |
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#『影法師の誘惑』 |
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*吸血鬼幻想 薔薇十字社 1970 のち河出文庫 |
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#『吸血鬼幻想』 |
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*薔薇十字の魔法 薔薇十字社 1972、のち青土社、河出文庫 |
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#『薔薇十字の魔法』 |
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*アナクロニズム 青土社(ユリイカ叢書) 1973、のち河出文庫 |
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#『失楽園測量地図』 |
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*怪物の解剖学 青土社 1974 のち河出文庫 |
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#『怪物の解剖学』 |
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*失楽園測量地図 イザラ書房 1974 |
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#『アナクロニズム』 |
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*詐欺師の楽園 学芸書林 1975 のち白水社、河出文庫、岩波現代文庫 |
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#『悪魔禮拝』 |
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*壺中天奇聞 青土社 1976 |
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#『壷中天奇聞』 |
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*[[パラケルスス]]の世界 青土社 1977 のち新装版 |
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#『パラケルススの世界』 |
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*山師[[カリオストロ]]の大冒険 中央公論社 1978 のち中公文庫、河出文庫、岩波現代文庫 |
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*「'''種村季弘のネオ・ラビリントス'''」全8巻(河出書房新社) 1998 - 1999 |
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*[[ザッヘル=マゾッホ]]の世界 桃源社 1978 のち筑摩叢書、平凡社ライブラリー |
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#『怪物の世界』 |
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*箱の中の見知らぬ国 青土社 1978 |
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#『奇人伝』 |
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*書物漫遊記 筑摩書房 1979、ちくま文庫 1986 |
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#『魔法』 |
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*黒い錬金術 桃源社 1979 のち白水社Uブックス |
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#『幻想のエロス』 |
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*悪魔禮拝 桃源社 1979 のち河出文庫 |
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#『異人』 |
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*影法師の誘惑 青土社 1979 のち河出文庫 |
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#『食物読本』 |
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*夢の舌 北宋社 1979、新装版1996 |
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#『温泉徘徊記』 |
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*'''種村季弘のラビリントス''' 全10巻 青土社 1979 |
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#『綺想図書館』 |
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#怪物のユートピア |
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*『種村季弘傑作撰 Ⅰ 世界知の迷宮』([[諏訪哲史]]編、国書刊行会) |
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#影法師の誘惑 |
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*『種村季弘傑作撰 Ⅱ 自在郷への退行』(諏訪哲史編、国書刊行会) 2013 |
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#吸血鬼幻想 |
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*『詐欺師の勉強あるいは遊戯精神の綺想 <small>種村季弘単行本未収録論集</small>』([[齋藤靖朗]]編、[[幻戯書房]]) 2014 |
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#薔薇十字の魔法 |
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*『種村季弘コレクション 驚異の函』(諏訪哲史編、ちくま学芸文庫) 2024 |
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#失楽園測量地図 |
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#怪物の解剖学 |
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#アナクロニズム |
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#悪魔禮拝 |
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#壷中天奇聞 |
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#パラケルススの世界 |
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*[[ヴォルプスヴェーデ]]ふたたび 筑摩書房 1980 |
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*愚者の機械学 青土社 1980、新装版1991 |
|||
*食物漫遊記 筑摩書房 1981、ちくま文庫 1985 新版2006 |
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*夢の覗き箱 種村季弘の映画劇場 潮出版社 1982 |
|||
*謎の[[カスパー・ハウザー|カスパール・ハウザー]] 河出書房新社 1983 のち河出文庫 |
|||
*ぺてん師列伝 あるいは制服の研究 青土社 1983 のち河出文庫、岩波現代文庫 |
|||
*贋物漫遊記 筑摩書房 1983、ちくま文庫 1989 |
|||
*書国探検記 筑摩書房 1984、ちくま学芸文庫 2012.12 |
|||
*器怪の祝祭日 種村季弘文芸評論集 沖積舎 1984 |
|||
*ある迷宮物語 筑摩書房(水星文庫) 1985 |
|||
*好物漫遊記 筑摩書房 1985、ちくま文庫 1992 |
|||
*迷宮の魔術師たち 幻想画人伝 求龍堂 1985 |
|||
*一角獣物語 大和書房 1985 |
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*贋作者列伝 青土社 1986、新装版1992 |
|||
*迷信博覧会 平凡社 1987 ちくま文庫 1991 |
|||
*魔術的リアリズム メランコリーの芸術 PARCO出版局 1988、ちくま学芸文庫 2010.2 |
|||
*小説万華鏡 日本文芸社 1989 |
|||
*日本漫遊記 筑摩書房 1989 |
|||
*晴浴雨浴日記 河出書房新社 1989 |
|||
*箱抜けからくり綺譚 河出書房新社 1991 |
|||
*ハレスはまた来る 偽書作家列伝 青土社 1992、「偽書作家列伝」学研M文庫 2001 |
|||
*遊読記 書評集 河出書房新社 1992 |
|||
*ビンゲンのヒルデガルトの世界 青土社 1994 |
|||
*澁澤さん家で午後五時にお茶を 河出書房新社 1994、学研M文庫(増補版)2003 |
|||
*人生居候日記 筑摩書房 1994 |
|||
*魔法の眼鏡 河出書房新社 1994 |
|||
*不思議な石のはなし 河出書房新社 1996 |
|||
*[[泉鏡花]]「海の鳴る時」の宿 晴浴雨浴日記・辰口温泉篇 十月社 1996 |
|||
*徘徊老人の夏 筑摩書房 1997、ちくま文庫 2008 |
|||
*夢の覗き箱 種村季弘の洋画劇場 北宋社 1997 |
|||
*死にそこないの美学 私の日本映画劇場 北宋社 1997。潮出版社(1982)の増補改訂版 |
|||
*'''種村季弘のネオ・ラビリントス''' 全8巻 河出書房新社 1998-1999 |
|||
#怪物の世界 |
|||
#奇人伝 |
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#魔法 |
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#幻想のエロス |
|||
#異人 |
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#食物読本 |
|||
#温泉徘徊記 |
|||
#綺想図書館 |
|||
*奇想の展覧会 戯志画人伝 河出書房新社 1998 |
|||
*東海道書遊五十三次 朝日新聞社 2001 |
|||
*[[土方巽]]の方へ 肉体の60年代 河出書房新社 2001 |
|||
*江戸東京《奇想》徘徊記 朝日新聞社 2003、朝日文庫 2006 |
|||
*畸形の神 あるいは魔術的跛者 青土社 2004 |
|||
*楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館 論創社 2004 |
|||
*断片からの世界 美術稿集成 平凡社 2005 |
|||
*雨の日はソファで散歩 筑摩書房 2005、ちくま文庫 2010 |
|||
*種村季弘と美術のラビリントス イメージの迷宮へようこそ アトリエサード 2010(相馬俊樹編) |
|||
*[[東海道]]寄り道紀行 河出書房新社 2012.7。単行本未収録紀行集 |
|||
*'''種村季弘傑作撰''' 「Ⅰ-世界知の迷宮」、「Ⅱ-自在郷への退行」 国書刊行会、2013([[諏訪哲史]]編) |
|||
*詐欺師の勉強あるいは遊戯精神の綺想 <small>種村季弘単行本未収録論集</small> 幻戯書房 2014.8(齋藤靖朗編) |
|||
==共著== |
=== 共著 === |
||
*『コリントン卿登場』([[稲垣足穂]], [[野中ユリ]]共著、[[美術出版社]]) 1974 |
|||
*だまし絵 高柳篤 共著 河出文庫 1987 |
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*『だまし絵』([[高柳篤]]共著、河出文庫、新版・遊びの百科全書2) 1987 |
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*図説アイ・トリック 遊びの百科全書 [[赤瀬川原平]]、高柳篤 共著 河出書房新社 2001(ふくろうの本) |
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*『図説アイ・トリック』([[赤瀬川原平]], 高柳篤共著、河出書房新社、ふくろうの本、遊びの百科全書) 2001 |
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*ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言 アートダイジェスト 2001 |
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*『ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言』(アートダイジェスト) 2001 |
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*東京迷宮考 対談集 青土社 2001 |
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* |
*『東京迷宮考 対談集』(青土社) 2001 |
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* |
*『天使と怪物 対談集』(青土社) 2002 |
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*『異界幻想 対談集』(青土社) 2002 |
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*澁澤龍彦を語る 1992~1996の対話 河出書房新社 1996、「全集」編集委員4名での座談集。 |
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*『澁澤龍彦を語る 1992~1996の対話』(河出書房新社) 1996 - 「全集」編集委員4名での座談集 |
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===編著=== |
=== 編著 === |
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*『アイ・トリック』(日本ブリタニカ、[[遊びの百科全書]]2) 1979 |
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*東京百話 全3冊 ちくま文庫 1986-1987 |
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* |
*『東京百話』全3巻(ちくま文庫) 1986 - 1987 |
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*『温泉百話 東の旅 / 西の旅』([[池内紀]]共編、ちくま文庫) 1988 |
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*放浪旅読本 光文社 1989(『光る話』の花束) |
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*『放浪旅読本』([[光文社]]、『光る話』の花束2) 1989 |
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*美食倶楽部 [[谷崎潤一郎]]大正作品集 ちくま文庫 1989 |
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*『美食倶楽部 [[谷崎潤一郎]]大正作品集』(ちくま文庫) 1989 |
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*日本怪談集 上・下 河出文庫 1989 |
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*『日本怪談集』全2巻(河出文庫) 1989、新装版 2019 |
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*日本の名随筆 別巻 18 質屋 作品社 1992 |
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*『[[日本の名随筆]] 別巻18 [[質屋]]』(作品社) 1992 |
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*日本幻想文学集成 国書刊行会 1991-93、作家4名の解説担当 |
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*『日本幻想文学集成』([[国書刊行会]]) 1991 - 1993、新編 2017 - 作家4名の解説を担当 |
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*新潮日本文学アルバム54 澁澤龍彦 新潮社、1993、巻末エッセイ[[平出隆]] |
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*『新潮日本文学アルバム54 [[澁澤龍彦]]』(新潮社) 1993 - 巻末エッセイ[[平出隆]] |
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*[[日影丈吉]]選集 全5巻 河出書房新社 1995 |
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*[[ |
*『[[日影丈吉]]選集』全5巻(河出書房新社) 1995 |
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*『[[泉鏡花]]集成』全14巻(ちくま文庫) 1995 - 1997 |
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*『現代ドイツ幻想小説』(編、白水社) 1970、のち改題『ドイツ幻想小説傑作集』([[白水Uブックス]]) 1985 -以下は一部訳者 |
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*『ドラキュラ・ドラキュラ 吸血鬼小説集』(編、薔薇十字社) 1973、のち河出文庫 1986、新装版 2023 |
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*『ドイツ怪談集』(河出文庫) 1988、新装版 2020 - 16編の物語 |
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*『綺譚の箱』(筑摩書房、澁澤龍彦文学館5) 1990 - ドイツロマン派を軸に選訳・解説 |
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*『パノラマ地図の世界』([[平凡社]]、別冊太陽スペシャル) 2003 |
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== 翻訳 == |
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*現代ドイツ幻想小説(編)白水社 1970、「ドイツ幻想小説傑作集」 白水Uブックス 1985、以下は一部訳者 |
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*『迷宮としての世界』([[グスタフ・ルネ・ホッケ]]、[[矢川澄子]]共訳、美術出版社) 1965、新版 1981ほか、のち[[岩波文庫]](上・下、[[高山宏]]解説) 2010 - 2011 |
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*ドラキュラ・ドラキュラ 吸血鬼小説集(編)薔薇十字社 1973/河出文庫 1986 |
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*『小遊星物語』([[パウル・シェーアバルト]]、[[桃源社]]、世界異端の文学) 1966、新版 1978、のち[[平凡社ライブラリー]](高山宏解説) 1995 |
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*ドイツ怪談集(編)河出文庫 1988、16の物語を編・解説 |
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*『十三の無気味な物語』([[ハンス・ヘニー・ヤーン]]、白水社) 1967、新版 1979ほか、のち[[白水Uブックス]] 1984 |
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*綺譚の箱 澁澤龍彦文学館5 筑摩書房 1990、ドイツロマン派を軸に選訳・解説 |
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*『[[ルイス・ブニュエル|ブニュエル]]』(アド・キルー、[[三一書房]]、現代のシネマ) 1970、新版 1976 |
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*『[[象徴主義]]と世紀末芸術』(ハンス・H・ホーフシュテッター、[[美術出版社]]) 1970、新版 1987ほか |
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*『文学におけるマニエリスム <small>言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術</small>』全2巻(グスタフ・ルネ・ホッケ、現代思潮社) 1971、のち平凡社ライブラリー(全1巻、高山宏解説) 2012 |
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*『異化』([[エルンスト・ブロッホ]]、[[片岡啓治]], [[船戸満之]]共訳、現代思潮社) 1971 |
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*『[[ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー|エンツェンスベルガー]]全詩集』([[川村二郎]], [[飯吉光夫]]共訳、人文書院) 1971 |
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*『錬金術 [[タロット]]と愚者の旅』(R・ベルヌーリ、青土社) 1972、のち改題文庫化『錬金術とタロット』(河出文庫) 1992 |
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*『サセックスのフランケンシュタイン』(H・C・アルトマン、河出書房新社) 1972 |
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*『迷宮と神話』([[カール・ケレーニイ]]、[[藤川芳朗]]共訳、弘文堂) 1973、新版 1986ほか |
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*「[[クロヴィス・トルイユ]]」(レイモン・シャルメ、河出書房新社、シュルレアリスムと画家叢書4『骰子の7の目』) 1974 |
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*『イマージュの解剖学』([[ハンス・ベルメール]]、[[瀧口修造]]共訳、河出書房新社) 1975、新版 1992 |
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*『[[毛皮を着たヴィーナス]]』(桃源社、[[レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ|マゾッホ]]選集1) 1976、のち河出文庫 1982、改版 2004 |
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*『密使 他』(桃源社、マゾッホ選集4) 1977 |
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::「密使」「コロメアのドン・ジュアン」を収載 |
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*『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』(グスタフ・ルネ・ホッケ、朝日出版社、エピステーメー選書) 1977、のち白水社(高山宏改訂・解説) 2013 |
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*『錬金術 - 精神変容の秘術』(スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ<ref>1942年生まれ、画家の[[バルテュス]]の第一子(長男)</ref>、平凡社、イメージの博物誌) 1978、新版(松本夏樹補訳) 2013 |
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*『[[砂男 (小説)|砂男]] / ブランビラ王女』([[E.T.A.ホフマン|エルンスト・ホフマン]]、集英社、[[世界文学全集]]18) 1979 |
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**『ブランビラ王女』(ちくま文庫) 1987 |
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**『砂男 / 無気味なもの』(E・T・A.ホフマン / フロイト、河出文庫) 1995 |
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*『三位一体亭』(南柯書局、オスカル・パニッツァ小説全集) 1983 |
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*『夢の王国 夢解釈の四千年』(M・ポングラチュ, I・ザントナー、池田香代子, [[岡部仁]], 土合文夫共訳、河出書房新社) 1987 |
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**『夢占い事典』(M・ポングラチュ, I・ザントナー、河出文庫) 1994 |
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*『ナペルス枢機卿』([[グスタフ・マイリンク]]、国書刊行会、[[バベルの図書館]]) 1989、新編版 2013 |
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*『[[チリの地震]]』([[ハインリヒ・フォン・クライスト|クライスト]]、王国社) 1990、のち河出文庫 1996、新版 2011 |
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*『[[ユーゲント・シュティール|ユーゲントシュティール]]絵画史 - ヨーロッパの[[アール・ヌーヴォー]]』(ハンス・H・ホーフシュテッター、[[池田香代子]]共訳、河出書房新社) 1990 |
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*『パニッツァ全集』全3巻(オスカル・パニッツァ、筑摩書房) 1991 |
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*『[[白雪姫]]』(グリム、[[三起商行]]、ミキハウスの絵本) 1991 |
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*『アベラシオン - 形態の伝説をめぐる四つのエッセー』([[巌谷国士]]共訳、国書刊行会、[http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/jurgis.html バルトルシャイティス著作集]1) 1991 |
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*『魔法物語』([[ヴィルヘルム・ハウフ]]、河出書房新社) 1993 |
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*『化学の結婚』(ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエ、紀伊国屋書店) 1993、新版 2002 |
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*『世界温泉文化史』(ウラディミール・クリチェク、高木万里子共訳、国文社) 1994 |
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*『[[永久機関]] シェーアバルトの世界』(パウル・シェーアバルト、作品社) 1994 |
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*『リッツェ 少女たちの時間』(ホルスト・ヤンセン、トレヴィル) 1995 |
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*『[[マグナ・グラエキア]] - ギリシア的南部イタリア遍歴』(グスタフ・ルネ・ホッケ、平凡社) 1996、のち平凡社ライブラリー([[田中純 (思想史学者)|田中純]]解説) 2013 |
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*『遍歴 約束の土地を求めて』(ウド・トゥウォルシュカ、青土社、叢書象徴のラビリンス) 1996 |
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*『[[くるみ割り人形とねずみの王様]]』(E・T・A・ホフマン、河出文庫) 1996 |
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*『[[グラディーヴァ]] / 妄想と夢』(ヴィルヘルム・イェンゼン / [[ジークムント・フロイト]]、作品社) 1996、のち平凡社ライブラリー(新版論考森元庸介) 2014 |
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*『狂気の王国』([[フリードリヒ・グラウザー]]、作品社) 1998 |
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*『クロック商会』(フリードリヒ・グラウザー、作品社) 1999 |
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*『砂漠の千里眼』(フリードリヒ・グラウザー、作品社) 2000 |
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*『絞首台の歌』(クリスティアン・モルゲンシュテルン、[[書肆山田]]) 2003 |
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*『ビリッヒ博士の最期』([[リヒャルト・ヒュルゼンベック]]、[[未知谷]]) 2003 |
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*『外人部隊』(フリードリヒ・グラウザー、国書刊行会) 2004 |
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*『老魔法使い 種村季弘遺稿翻訳集』(フリードリヒ・グラウザー、国書刊行会) 2008 - 短篇12編と長篇2編 |
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*『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会) 2012 |
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*『犯罪精神病』(オスカル・パニッツァ、[[多賀健太郎]]共訳、平凡社) 2018 - 遺稿の訳書 |
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*『夢境彷徨 種村季弘と夢想の文書館』(牧原勝志編、[[新紀元社]]、[[幻想と怪奇]]6) 2021 - 未発表翻訳ほか |
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== 作家論・図録 == |
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==翻訳== |
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*『怪人タネラムネラ~種村季弘の箱 別冊[[幻想文学 (雑誌)|幻想文学]]13』(幻想文学出版局) 2002 |
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*迷宮としての世界 [[グスタフ・ルネ・ホッケ]]、[[矢川澄子]]共訳 美術出版社、1965、新版1981ほか/岩波文庫(上下) 2010-11 |
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*『追悼特集 種村季弘 ぼくたちの伯父さん [[KAWADE道の手帖]]』([[河出書房新社]]) 2006 |
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*小遊星物語 シェーアバルト 桃源社「世界異端の文学」 1966/平凡社ライブラリー 1995 |
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*『種村季弘の眼 迷宮の美術家たち』(柿沼裕朋編、平凡社) 2014 - [[板橋区立美術館]]での展覧会図録 |
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*十三の無気味な物語 [[ハンス・ヘニー・ヤーン]] 白水社 1967 のち新版、白水Uブックス 1984 |
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*『綺想の美術廻廊 種村季弘・異端断片集』(齋藤靖朗監修、[[芸術新聞社]]) 2024 |
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*[[ブニュエル]] アド・キルー 三一書房 (現代のシネマ)1970、新版1976 |
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*象徴主義と世紀末芸術 ハンス・H.ホーフシュテッター 美術出版社 1970、新版1987ほか |
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*文学におけるマニエリスム <small>言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術</small>グスタフ・ルネ・ホッケ 現代思潮社(全2巻) 1971/平凡社ライブラリー(全1巻) 2012 |
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*異化 [[エルンスト・ブロッホ]] [[片岡啓治]]、船戸満之共訳 現代思潮社 1971 |
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*[[ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー|エンツェンスベルガー]]全詩集 [[川村二郎]]、[[飯吉光夫]]共訳 人文書院 1971 |
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*錬金術 タロットと愚者の旅 R.ベルヌーリ 青土社 1972/ 新版「錬金術とタロット」河出文庫 1992 |
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*サセックスのフランケンシュタイン H.C.アルトマン 河出書房新社 1972 |
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*迷宮と神話 [[カール・ケレーニイ]] 藤川芳朗共訳 弘文堂 1973、新版1986ほか |
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*[[クロヴィス・トルイユ]] レイモン・シャルメ シュルレアリスムと画家叢書「骰子の7の目」第4巻 河出書房新社 1974 |
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*イマージュの解剖学 [[ハンス・ベルメール]] [[滝口修造]]共訳 河出書房新社 1975、新版1992 |
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*[[マゾッホ]]選集 1 毛皮を着たヴィーナス 桃源社 1976/河出文庫 新版2004 |
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*[[ゾンネンシュターン|F.S-ゾンネンシュターン]] シュルレアリスムと画家叢書「骰子の7の目」第7巻 河出書房新社 1976 |
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*マゾッホ選集 4 密使、コロメアのドン・ジュアン 桃源社 1977 |
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*絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために グスタフ・ルネ・ホッケ 朝日出版社(エピステーメー選書) 1977/白水社 2013.3 |
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*錬金術 精神変容の秘術 スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ 共訳 平凡社(イメージの博物誌) 1978、新版2013 |
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*砂男・ブランビラ王女 ホフマン 世界文学全集18 集英社 1979 |
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*オスカル・パニッツァ小説全集 三位一体亭 南柯書局 1983 |
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*夢の王国 夢解釈の四千年 M.ポングラチュ・I.ザントナー 共訳 河出書房新社 1987 |
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*ブランビラ王女 [[E.T.A.ホフマン|エルンスト・ホフマン]] ちくま文庫 1987 |
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*ナペルス枢機卿 [[グスタフ・マイリンク]] 国書刊行会(バベルの図書館) 1989、新版新編2013 |
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*チリの地震 [[ハインリヒ・フォン・クライスト|クライスト]] 王国社 1990/河出文庫 新版2011 |
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*[[ユーゲントシュティール]]絵画史 ヨーロッパのアール・ヌーヴォー ハンス・H.ホーフシュテッター [[池田香代子]]共訳 河出書房新社 1990 |
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*パニッツァ全集(全3巻) オスカル・パニッツァ 筑摩書房 1991 |
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*白雪姫 グリム 三起商行 1991(ミキハウスの絵本) |
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*[http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/jurgis.html バルトルシャイティス著作集] 1巻 アベラシオン 形態の伝説をめぐる四つのエッセー [[巌谷国士]]共訳 国書刊行会 1991 |
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*魔法物語 [[ヴィルヘルム・ハウフ]] 河出書房新社 1993 |
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*化学の結婚 ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエ 紀伊国屋書店 1993 |
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*世界温泉文化史 ウラディミール・クリチェク 高木万里子共訳 国文社 1994 |
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*永久機関 シェーアバルトの世界 パウル・シェーアバルト 作品社 1994 |
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*夢占い事典 M.ポングラチュ、I.ザントナー 河出文庫 1994 |
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*砂男 E.T.A.ホフマン + 無気味なもの [[ジークムント・フロイト|S.フロイト]] 河出文庫 1995 |
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*リッツェ 少女たちの時間 ホルスト・ヤンセン トレヴィル 1995 |
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*マグナ・グラエキア-ギリシア的南部イタリア遍歴 グスタフ・ルネ・ホッケ 平凡社 1996/平凡社ライブラリー 2013.7 |
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*遍歴 約束の土地を求めて ウド・トゥウォルシュカ 青土社(叢書象徴のラビリンス) 1996 |
|||
*くるみ割り人形とねずみの王様 E.T.A.ホフマン 河出文庫 1996 |
|||
*グラディーヴァ ヴィルヘルム・イェンゼン、妄想と夢 ジークムント・フロイト 作品社 1996/平凡社ライブラリー 2014.3 |
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*狂気の王国 フリードリヒ・グラウザー 作品社 1998 |
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*クロック商会 フリードリヒ・グラウザー 作品社 1999 |
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*砂漠の千里眼 フリードリヒ・グラウザー 作品社 2000 |
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*絞首台の歌 クリスティアン・モルゲンシュテルン 書肆山田 2003 |
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*ビリッヒ博士の最期 リヒャルト・ヒュルゼンベック 未知谷 2003 |
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*外人部隊 フリードリヒ・グラウザー 国書刊行会 2004 |
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*老魔法使い 種村季弘遺稿翻訳集 フリードリヒ・グラウザー 国書刊行会 2008(短篇12編と長篇2編) |
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*怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成 国書刊行会 2012 |
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==ムック・図録== |
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*『別冊[[幻想文学 (雑誌)|幻想文学]]13 「怪人タネラムネラ~種村季弘の箱」』 幻想文学出版局 2002 |
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*『種村季弘 ぼくたちの伯父さん 追悼特集』KAWADE道の手帖 [[河出書房新社]] 2006 |
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*『種村季弘の眼 迷宮の美術家たち』 柿沼裕朋編、平凡社 2014。[[板橋区立美術館]]での展覧会図録 |
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== 関連項目・人物 == |
== 関連項目・人物 == |
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*[[石堂淑朗]] |
*[[石堂淑朗]] |
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*[[多田智満子]] |
*[[多田智満子]] |
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*[[巖谷國士]] |
*[[巖谷國士]] - 澁澤「全集」の編集委員 |
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*[[出口裕弘]] |
*[[出口裕弘]] - 同上 |
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*[[松山俊太郎]] |
*[[松山俊太郎]] - 同上 |
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*[[東雅夫]] |
*[[東雅夫]] |
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*[[石堂藍]] |
*[[石堂藍]] |
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*[[高山宏]] |
*[[高山宏]] |
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*[[諏訪哲史]] |
*[[諏訪哲史]] - 教え子 |
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*[[池田香代子]] |
*[[池田香代子]] - 弟子 |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*[ |
* [https://www.asahi-net.or.jp/~jr4y-situ/tanemura/t_index.html 種村季弘のウェブ・ラビリントス] (著作や対談に関するリストを掲載。索引、関連文献リストも充実) |
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{{泉鏡花文学賞|第27回}} |
{{泉鏡花文学賞|第27回}} |
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{{Normdaten}} |
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{{DEFAULTSORT:たねむら すえひろ}} |
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[[Category:日本の文学研究者]] |
[[Category:日本の文学研究者]] |
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[[Category:日本の翻訳家]] |
[[Category:20世紀日本の翻訳家]] |
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[[Category:日本の文芸評論家]] |
[[Category:日本の文芸評論家]] |
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[[Category:日本の随筆家]] |
[[Category:20世紀日本の随筆家]] |
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[[Category:光文社の人物]] |
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[[Category:旧東京都立大学の教員]] |
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[[Category:國學院大學の教員]] |
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[[Category:駒澤大学の教員]] |
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[[Category:東京大学出身の人物]] |
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[[Category:1933年生]] |
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[[Category:2004年没]] |
[[Category:2004年没]] |
2024年9月25日 (水) 14:06時点における最新版
種村 季弘 | |
---|---|
誕生 |
1933年3月21日 東京市豊島区池袋 |
死没 | 2004年8月29日(71歳没) |
職業 | 独文学者、評論家、エッセイスト |
主題 | ドイツ文学、神秘学、幻想文学 |
主な受賞歴 | 芸術選奨文部大臣賞、斎藤緑雨賞、泉鏡花文学賞 |
デビュー作 | 『怪物のユートピア』 |
種村 季弘(たねむら すえひろ、1933年(昭和8年)3月21日 - 2004年(平成16年)8月29日)は、日本のドイツ文学者、翻訳家、評論家、エッセイスト[1]。
人物
[編集]古今東西の異端的・暗黒的な文化や芸術に関する広汎な知識で知られ、クライストやホフマン、マゾッホなど独文学の翻訳の他、内外の幻想小説や美術、映画、演劇、舞踏に関する多彩な評論を展開し、錬金術や魔術、神秘学研究でも知られる。これに関連して、吸血鬼や怪物、人形、自動機械、詐欺師や奇人など、歴史上のいかがわしくも魅力的な事象を多数紹介。他方で幸田露伴、岡本綺堂、泉鏡花、谷崎潤一郎をはじめとする日本文学にも深く通じ、晩年は江戸文化や食文化、温泉文化などの薀蓄をユニークなエッセーに取り上げている。
稀代の博覧強記として知られ、教え子の諏訪哲史は種村を “二十世紀の日本の人文科学が世界に誇るべき「知の無限迷宮」の怪人” と評している(自身が編纂した『種村季弘傑作撰 Ⅰ』『同 Ⅱ』の解説にて)。
仏文学者で評論家の澁澤龍彦との交流でも知られ、澁澤とともに日本における幻想文学のジャンル的な確立に貢献した。
経歴
[編集]東京市豊島区池袋に生まれる。東京都立北園高等学校を経て、1951年(昭和26年)に東京大学教養学部文科二類(現在の文科三類)入学。同級に松山俊太郎、石堂淑朗、阿部良雄、吉田喜重、藤田敏八、井出孫六などがおり前者2名とは終生深い交流があった。1953年(昭和28年)、東京大学文学部美学美術史科進学。1954年(昭和29年)、東京大学文学部独文科に転科。在学中は東京大学学生新聞編集部に所属。1957年(昭和32年)に卒業後、財団法人言語文化研究所附属東京日本語学校(現:学校法人長沼スクール東京日本語学校)に就職。
1958年(昭和33年)9月、光文社に入社。『女性自身』編集部を経て書籍部で単行本の編集にあたり、手塚治虫、田宮虎彦、結城昌治、梶山季之たちを担当。1960年(昭和35年)に光文社を退社し、フリーとなる。1964年(昭和39年)、駒澤大学専任講師。1965年(昭和40年)、グスタフ・ルネ・ホッケ『迷宮としての世界』を矢川澄子と共訳、三島由紀夫から絶賛推薦され出版した。1968年(昭和43年)、旧・東京都立大学助教授となる。
1968年に初の単行本である評論集『怪物のユートピア』を刊行。1969年(昭和44年)の『ナンセンス詩人の肖像』では、ルイス・キャロル、エドワード・リア、モルゲンシュテルン、ハンス・アルプらの生涯と作品を紹介。ザッヘル=マゾッホなど多くのドイツ語圏の作家を翻訳、紹介した。澁澤龍彦や唐十郎らと共に1960年代 - 1970年代の、アングラ文化を代表する存在となる。
1971年(昭和46年)、都立大学を退職。1977年(昭和52年)、旧西ドイツのヴォルプスヴェーデに滞在。1978年(昭和53年)、國學院大學専任講師となり、1979年(昭和54年)に助教授を経て、1981年(昭和56年)に教授。教え子に芥川賞作家となった諏訪哲史がいる。
1995年(平成7年)、中世ドイツの女子修道院長ヒルデガルト・フォン・ビンゲンについて書いた『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で芸術選奨文部大臣賞、斎藤緑雨賞受賞。1996年(平成8年)「温泉主義ストーンズ」で小原庄助賞を受賞、1997年(平成9年)、トゥウォルシュカ『遍歴 約束の土地を求めて』で日本翻訳出版文化賞を受賞、1999年(平成11年)、著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』で27回泉鏡花文学賞受賞。2001年(平成13年)、國學院大學を退職。
2004年(平成16年)8月29日、胃癌により湯河原町で死去。享年71。
著書
[編集]- 『怪物のユートピア 評論集』(三一書房) 1968、新装版 1991
- 『ナンセンス詩人の肖像』(竹内書店) 1969、のち筑摩叢書、のちちくま学芸文庫
- 『吸血鬼幻想』(薔薇十字社) 1970、のち河出文庫
- 『薔薇十字の魔法』(薔薇十字社) 1972、のち青土社、のち河出文庫
- 『アナクロニズム』(青土社、ユリイカ叢書)1973、のち河出文庫
- 『怪物の解剖学』(青土社) 1974、のち河出文庫
- 『失楽園測量地図』(イザラ書房) 1974
- 『詐欺師の楽園』(学芸書林) 1975、のち白水社、のち河出文庫、のち岩波現代文庫
- 『壺中天奇聞』(青土社) 1976
- 「骰子の7の目」(F・S-ゾンネンシュターン、河出書房新社、シュルレアリスムと画家叢書7) 1976、増補新版 2006
- 『パラケルススの世界』(青土社) 1977、新版1996ほか
- 『山師カリオストロの大冒険』(中央公論社) 1978、のち中公文庫、のち河出文庫、のち岩波現代文庫
- 『ザッヘル=マゾッホの世界』(桃源社) 1978、のち筑摩叢書、のち平凡社ライブラリー
- 『箱の中の見知らぬ国』(青土社) 1978
- 『書物漫遊記』(筑摩書房) 1979、のちちくま文庫 1986
- 『黒い錬金術』(桃源社) 1979、のち白水Uブックス
- 『悪魔禮拝』(桃源社) 1979、のち河出文庫
- 『影法師の誘惑』(青土社) 1979、のち河出文庫
- 『夢の舌』(北宋社) 1979、新装版 1996
- 『ヴォルプスヴェーデふたたび』(筑摩書房) 1980
- 『愚者の機械学』(青土社) 1980、新装版 1991
- 『食物漫遊記』(筑摩書房) 1981、のちちくま文庫 1985、新版 2006
- 『夢の覗き箱 種村季弘の映画劇場』(潮出版社) 1982
- 『謎のカスパール・ハウザー』(河出書房新社) 1983、のち河出文庫
- 『ぺてん師列伝 あるいは制服の研究』(青土社) 1983、のち河出文庫、のち岩波現代文庫
- 『贋物漫遊記』(筑摩書房) 1983、のちちくま文庫 1989
- 『書国探検記』(筑摩書房) 1984、のちちくま学芸文庫 2012
- 『器怪の祝祭日 種村季弘文芸評論集』(沖積舎) 1984
- 『ある迷宮物語』(筑摩書房、水星文庫)1985
- 『好物漫遊記』(筑摩書房) 1985、のちちくま文庫 1992
- 『迷宮の魔術師たち 幻想画人伝』(求龍堂) 1985
- 『一角獣物語』(大和書房) 1985
- 『贋作者列伝』(青土社) 1986、新装版 1992
- 『迷信博覧会』(平凡社) 1987、のちちくま文庫 1991
- 『魔術的リアリズム メランコリーの芸術』(PARCO出版局) 1988、のちちくま学芸文庫 2010
- 『小説万華鏡』(日本文芸社) 1989
- 『日本漫遊記』(筑摩書房) 1989
- 『晴浴雨浴日記』(河出書房新社) 1989
- 『箱抜けからくり綺譚』(河出書房新社) 1991
- 『ハレスはまた来る 偽書作家列伝』(青土社) 1992、のち改題『偽書作家列伝』(学研M文庫) 2001
- 『遊読記 書評集』(河出書房新社) 1992
- 『ビンゲンのヒルデガルトの世界』(青土社) 1994、新版 2002
- 『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(河出書房新社) 1994、のち学研M文庫(増補版)2003
- 『人生居候日記』(筑摩書房) 1994
- 『魔法の眼鏡』(河出書房新社) 1994
- 『不思議な石のはなし』(河出書房新社) 1996
- 『泉鏡花「海の鳴る時」の宿 晴浴雨浴日記・辰口温泉篇』(十月社) 1996
- 『徘徊老人の夏』(筑摩書房) 1997、のちちくま文庫 2008
- 『夢の覗き箱 種村季弘の洋画劇場』(北宋社) 1997
- 『死にそこないの美学 私の日本映画劇場』(北宋社) 1997 - 潮出版社(1982)の増訂版
- 『奇想の展覧会 - 戯志画人伝』(河出書房新社) 1998
- 『東海道書遊五十三次』(朝日新聞社) 2001
- 『土方巽の方へ 肉体の60年代』(河出書房新社) 2001
- 『江戸東京《奇想》徘徊記』(朝日新聞社) 2003、のち朝日文庫 2006、新版 2024
- 『畸形の神 あるいは魔術的跛者』(青土社) 2004
- 『楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館』(論創社) 2004
- 『断片からの世界 美術稿集成』(平凡社) 2005
- 『雨の日はソファで散歩』(筑摩書房) 2005、のちちくま文庫 2010
- 『種村季弘と美術のラビリントス - イメージの迷宮へようこそ』(相馬俊樹編、アトリエサード) 2010
- 『東海道寄り道紀行』(河出書房新社) 2012 - 単行本未収録の紀行集
- 『水の迷宮』(国書刊行会) 2020 - 泉鏡花論の集成
作品集
[編集]- 「種村季弘のラビリントス」全10巻(青土社) 1979
- 『怪物のユートピア』
- 『影法師の誘惑』
- 『吸血鬼幻想』
- 『薔薇十字の魔法』
- 『失楽園測量地図』
- 『怪物の解剖学』
- 『アナクロニズム』
- 『悪魔禮拝』
- 『壷中天奇聞』
- 『パラケルススの世界』
- 「種村季弘のネオ・ラビリントス」全8巻(河出書房新社) 1998 - 1999
- 『怪物の世界』
- 『奇人伝』
- 『魔法』
- 『幻想のエロス』
- 『異人』
- 『食物読本』
- 『温泉徘徊記』
- 『綺想図書館』
- 『種村季弘傑作撰 Ⅰ 世界知の迷宮』(諏訪哲史編、国書刊行会)
- 『種村季弘傑作撰 Ⅱ 自在郷への退行』(諏訪哲史編、国書刊行会) 2013
- 『詐欺師の勉強あるいは遊戯精神の綺想 種村季弘単行本未収録論集』(齋藤靖朗編、幻戯書房) 2014
- 『種村季弘コレクション 驚異の函』(諏訪哲史編、ちくま学芸文庫) 2024
共著
[編集]- 『コリントン卿登場』(稲垣足穂, 野中ユリ共著、美術出版社) 1974
- 『だまし絵』(高柳篤共著、河出文庫、新版・遊びの百科全書2) 1987
- 『図説アイ・トリック』(赤瀬川原平, 高柳篤共著、河出書房新社、ふくろうの本、遊びの百科全書) 2001
- 『ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言』(アートダイジェスト) 2001
- 『東京迷宮考 対談集』(青土社) 2001
- 『天使と怪物 対談集』(青土社) 2002
- 『異界幻想 対談集』(青土社) 2002
- 『澁澤龍彦を語る 1992~1996の対話』(河出書房新社) 1996 - 「全集」編集委員4名での座談集
編著
[編集]- 『アイ・トリック』(日本ブリタニカ、遊びの百科全書2) 1979
- 『東京百話』全3巻(ちくま文庫) 1986 - 1987
- 『温泉百話 東の旅 / 西の旅』(池内紀共編、ちくま文庫) 1988
- 『放浪旅読本』(光文社、『光る話』の花束2) 1989
- 『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』(ちくま文庫) 1989
- 『日本怪談集』全2巻(河出文庫) 1989、新装版 2019
- 『日本の名随筆 別巻18 質屋』(作品社) 1992
- 『日本幻想文学集成』(国書刊行会) 1991 - 1993、新編 2017 - 作家4名の解説を担当
- 『新潮日本文学アルバム54 澁澤龍彦』(新潮社) 1993 - 巻末エッセイ平出隆
- 『日影丈吉選集』全5巻(河出書房新社) 1995
- 『泉鏡花集成』全14巻(ちくま文庫) 1995 - 1997
- 『現代ドイツ幻想小説』(編、白水社) 1970、のち改題『ドイツ幻想小説傑作集』(白水Uブックス) 1985 -以下は一部訳者
- 『ドラキュラ・ドラキュラ 吸血鬼小説集』(編、薔薇十字社) 1973、のち河出文庫 1986、新装版 2023
- 『ドイツ怪談集』(河出文庫) 1988、新装版 2020 - 16編の物語
- 『綺譚の箱』(筑摩書房、澁澤龍彦文学館5) 1990 - ドイツロマン派を軸に選訳・解説
- 『パノラマ地図の世界』(平凡社、別冊太陽スペシャル) 2003
翻訳
[編集]- 『迷宮としての世界』(グスタフ・ルネ・ホッケ、矢川澄子共訳、美術出版社) 1965、新版 1981ほか、のち岩波文庫(上・下、高山宏解説) 2010 - 2011
- 『小遊星物語』(パウル・シェーアバルト、桃源社、世界異端の文学) 1966、新版 1978、のち平凡社ライブラリー(高山宏解説) 1995
- 『十三の無気味な物語』(ハンス・ヘニー・ヤーン、白水社) 1967、新版 1979ほか、のち白水Uブックス 1984
- 『ブニュエル』(アド・キルー、三一書房、現代のシネマ) 1970、新版 1976
- 『象徴主義と世紀末芸術』(ハンス・H・ホーフシュテッター、美術出版社) 1970、新版 1987ほか
- 『文学におけるマニエリスム 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』全2巻(グスタフ・ルネ・ホッケ、現代思潮社) 1971、のち平凡社ライブラリー(全1巻、高山宏解説) 2012
- 『異化』(エルンスト・ブロッホ、片岡啓治, 船戸満之共訳、現代思潮社) 1971
- 『エンツェンスベルガー全詩集』(川村二郎, 飯吉光夫共訳、人文書院) 1971
- 『錬金術 タロットと愚者の旅』(R・ベルヌーリ、青土社) 1972、のち改題文庫化『錬金術とタロット』(河出文庫) 1992
- 『サセックスのフランケンシュタイン』(H・C・アルトマン、河出書房新社) 1972
- 『迷宮と神話』(カール・ケレーニイ、藤川芳朗共訳、弘文堂) 1973、新版 1986ほか
- 「クロヴィス・トルイユ」(レイモン・シャルメ、河出書房新社、シュルレアリスムと画家叢書4『骰子の7の目』) 1974
- 『イマージュの解剖学』(ハンス・ベルメール、瀧口修造共訳、河出書房新社) 1975、新版 1992
- 『毛皮を着たヴィーナス』(桃源社、マゾッホ選集1) 1976、のち河出文庫 1982、改版 2004
- 『密使 他』(桃源社、マゾッホ選集4) 1977
- 「密使」「コロメアのドン・ジュアン」を収載
- 『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』(グスタフ・ルネ・ホッケ、朝日出版社、エピステーメー選書) 1977、のち白水社(高山宏改訂・解説) 2013
- 『錬金術 - 精神変容の秘術』(スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ[2]、平凡社、イメージの博物誌) 1978、新版(松本夏樹補訳) 2013
- 『砂男 / ブランビラ王女』(エルンスト・ホフマン、集英社、世界文学全集18) 1979
- 『ブランビラ王女』(ちくま文庫) 1987
- 『砂男 / 無気味なもの』(E・T・A.ホフマン / フロイト、河出文庫) 1995
- 『三位一体亭』(南柯書局、オスカル・パニッツァ小説全集) 1983
- 『夢の王国 夢解釈の四千年』(M・ポングラチュ, I・ザントナー、池田香代子, 岡部仁, 土合文夫共訳、河出書房新社) 1987
- 『夢占い事典』(M・ポングラチュ, I・ザントナー、河出文庫) 1994
- 『ナペルス枢機卿』(グスタフ・マイリンク、国書刊行会、バベルの図書館) 1989、新編版 2013
- 『チリの地震』(クライスト、王国社) 1990、のち河出文庫 1996、新版 2011
- 『ユーゲントシュティール絵画史 - ヨーロッパのアール・ヌーヴォー』(ハンス・H・ホーフシュテッター、池田香代子共訳、河出書房新社) 1990
- 『パニッツァ全集』全3巻(オスカル・パニッツァ、筑摩書房) 1991
- 『白雪姫』(グリム、三起商行、ミキハウスの絵本) 1991
- 『アベラシオン - 形態の伝説をめぐる四つのエッセー』(巌谷国士共訳、国書刊行会、バルトルシャイティス著作集1) 1991
- 『魔法物語』(ヴィルヘルム・ハウフ、河出書房新社) 1993
- 『化学の結婚』(ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエ、紀伊国屋書店) 1993、新版 2002
- 『世界温泉文化史』(ウラディミール・クリチェク、高木万里子共訳、国文社) 1994
- 『永久機関 シェーアバルトの世界』(パウル・シェーアバルト、作品社) 1994
- 『リッツェ 少女たちの時間』(ホルスト・ヤンセン、トレヴィル) 1995
- 『マグナ・グラエキア - ギリシア的南部イタリア遍歴』(グスタフ・ルネ・ホッケ、平凡社) 1996、のち平凡社ライブラリー(田中純解説) 2013
- 『遍歴 約束の土地を求めて』(ウド・トゥウォルシュカ、青土社、叢書象徴のラビリンス) 1996
- 『くるみ割り人形とねずみの王様』(E・T・A・ホフマン、河出文庫) 1996
- 『グラディーヴァ / 妄想と夢』(ヴィルヘルム・イェンゼン / ジークムント・フロイト、作品社) 1996、のち平凡社ライブラリー(新版論考森元庸介) 2014
- 『狂気の王国』(フリードリヒ・グラウザー、作品社) 1998
- 『クロック商会』(フリードリヒ・グラウザー、作品社) 1999
- 『砂漠の千里眼』(フリードリヒ・グラウザー、作品社) 2000
- 『絞首台の歌』(クリスティアン・モルゲンシュテルン、書肆山田) 2003
- 『ビリッヒ博士の最期』(リヒャルト・ヒュルゼンベック、未知谷) 2003
- 『外人部隊』(フリードリヒ・グラウザー、国書刊行会) 2004
- 『老魔法使い 種村季弘遺稿翻訳集』(フリードリヒ・グラウザー、国書刊行会) 2008 - 短篇12編と長篇2編
- 『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会) 2012
- 『犯罪精神病』(オスカル・パニッツァ、多賀健太郎共訳、平凡社) 2018 - 遺稿の訳書
- 『夢境彷徨 種村季弘と夢想の文書館』(牧原勝志編、新紀元社、幻想と怪奇6) 2021 - 未発表翻訳ほか
作家論・図録
[編集]- 『怪人タネラムネラ~種村季弘の箱 別冊幻想文学13』(幻想文学出版局) 2002
- 『追悼特集 種村季弘 ぼくたちの伯父さん KAWADE道の手帖』(河出書房新社) 2006
- 『種村季弘の眼 迷宮の美術家たち』(柿沼裕朋編、平凡社) 2014 - 板橋区立美術館での展覧会図録
- 『綺想の美術廻廊 種村季弘・異端断片集』(齋藤靖朗監修、芸術新聞社) 2024
関連項目・人物
[編集]- 異端
- 錬金術
- 見世物学会
- 吉田喜重
- 石堂淑朗
- 多田智満子
- 巖谷國士 - 澁澤「全集」の編集委員
- 出口裕弘 - 同上
- 松山俊太郎 - 同上
- 東雅夫
- 石堂藍
- 高山宏
- 諏訪哲史 - 教え子
- 池田香代子 - 弟子
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 種村季弘のウェブ・ラビリントス (著作や対談に関するリストを掲載。索引、関連文献リストも充実)