「スモーキー・ロビンソン」の版間の差分
134行目: | 134行目: | ||
[[Category:グラミー賞受賞者]] |
[[Category:グラミー賞受賞者]] |
||
[[Category:ロックの殿堂入りの人物]] |
[[Category:ロックの殿堂入りの人物]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のシンガーソングライター]] |
[[Category:アメリカ合衆国の男性シンガーソングライター]] |
||
[[Category:1940年生]] |
[[Category:1940年生]] |
||
[[Category:存命人物]] |
[[Category:存命人物]] |
2016年11月12日 (土) 01:23時点における版
スモーキー・ロビンソン Smokey Robinson | |
---|---|
(2006年) | |
基本情報 | |
出生名 | William Robinson, Jr. |
生誕 | 1940年2月19日(84歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト |
ジャンル | R&B、ソウル |
職業 |
歌手、ソングライター、 音楽プロデューサー |
活動期間 |
1955年 - 1972年(グループ) 1972年 - 現在(ソロ) |
共同作業者 |
ミラクルズ テンプテーションズ |
公式サイト | www.smokeyrobinson.com |
スモーキー・ロビンソン(William 'Smokey' Robinson, Jr.、1940年2月19日 - )は、アメリカのミュージシャン。名門レーベル、モータウンの設立に参加し、長く副社長を務めた。ブラックミュージック界の大御所である。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」においてスモーキー・ロビンソンが第20位[1]。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」においてミラクルズが第32位にランクインしている。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第95位[2]。
歴史
ミシガン州デトロイト出身。1955年にハイスクールの友人らとミラクルズの前身となる「マタドールズ」というコーラス・グループを結成する。やがてスモーキーは後に作曲家のベリー・ゴーディー・ジュニアの目に留まり、ミラクルズは1959年にゴーディーが設立したタムラ=モータウン・レコードの契約アーティスト第1号となった。1960年、スモーキーとゴーディーが共作した「ショップ・アラウンド」がR&Bチャートの1位に輝く。1962年末に発表された「ユーヴ・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー」もR&Bチャート1位を獲得し、この曲はビートルズにもカヴァーされた。
スモーキーはミラクルズでの歌手活動だけでなく、作曲家としてもテンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイら所属アーティストに多くの楽曲を提供、1961年からは副社長の肩書きを得てゴーディーと二人三脚でモータウンをもり立てていく。その詞曲のクオリティーの高さは、ボブ・ディランがスモーキーを「現代アメリカ最高の詩人」と評したほどであった。
ミラクルズは1965年にスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズとグループ名を変更、同年のヒット曲「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は後にローリング・ストーンズにカヴァーされた。1967年発表の「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」は1970年に再ヒットし、ついに初の全米チャート1位の完全制覇を成し遂げた。
スモーキーは1972年にグループを離れ、ソロ活動を始める。ソロとしても「クワイエット・ストーム」、「クルージン」のヒットを出す傍らモータウン副社長の業務も続けた。一方、ミラクルズはスモーキーの後任のリード・シンガーとしてビリー・グリフィンを迎え、「ドゥ・イット・ベイビー」や、1976年の「ラヴ・マシーン」(全米1位)などのヒットを放っている。
1981年には「ビーイング・ウィズ・ユー」が全米ビルボード誌2位[3]、全米キャッシュボックス誌1位、全英1位となった。(「クルージン」に引き続き2年連続でビルボード誌2位、キャッシュボックス誌1位という結果に終わった。ソロ名義ではついにビルボード誌だけが1位を取れなかった。)
1985年にはUSAフォー・アフリカに参加し、「ウィ・アー・ザ・ワールド」のコーラスを担当。
1987年のシングル曲「ジャスト・トゥ・シー・ハー」は全米8位を記録し、ロビンソンはこの曲でグラミー賞最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス賞を受賞した[3]。1988年にはケニー・Gのアルバム『シルエット』にゲスト参加するが、同年にモータウンがMCAレコードに売却されると1990年に会社を離れ、しばらくの間表舞台から遠ざかっていた。1999年にモータウン・レーベルに復帰し、現在も活動を続けている。
2014年にランディ・ジャクソンをプロデューサーに迎えたセルフカバーアルバム『Smokey & Friends』をVerveからリリース。エルトン・ジョン、スティーヴン・タイラー、ニコール・シャージンガー(プッシーキャット・ドールズ)、ミゲル、アロー・ブラック、JC・シャゼイ、ジェシー・J、ジョン・レジェンド、シーロー・グリーン、メアリー・J.ブライジ、ジェームス・テイラー、シェリル・クロウ、レデシー、ゲイリー・バーロウ(テイク・ザット)が参加してスモーキーとデュエットをしている。
2016年にはアメリカ議会図書館よりガーシュウィン賞を贈られる[4][5]。
ディスコグラフィー
The Miracles
- Hi... We're The Miracles (1961)
- Cookin' With The Miracles (1962)
- The Fabulous Miracles (1963)
- Doin' Mickey Monkey (1963)
Smokey Robinson & The Miracles
- Going To A Go-Go (1965)
- Away We A Go-Go (1966)
- Make It Happen (1968)
- Special Occasion (1968)
- Time Out For Smokey Robinson And The Miracles (1969)
- Four In Blue (1969)
- What Love Has Joined Together (1970)
- A Pocket Full Of Miracles (1970)
- One Dozen Roses (1971)
- Flying High Together (1972)
- Smokey Robinson & The Miracles: 1957–1972 (1972) - ライヴ盤
Smokey Robinson
- Smokey (1973)
- Pure Smokey (1974)
- A Quiet Storm (1975)
- Smokey's Family Robinson (1976)
- Deep In My Soul (1977)
- Love Breeze (1978)
- Smokin' (1978)
- Where There's Smoke… (1979)
- Warm Thoughts (1980)
- Being With You (1981)
- Yes It's You Lady (1982)
- Touch The Sky (1982)
- Essar (1984)
- Smoke Signals (1985)
- One Heartbeat (1987)
- Love, Smokey (1990)
- Double Good Everything (1991)
- Intimate (1999)
- Food For The Spirit (2004)
- Timeless Love (2006)
- Time Flies When You're Having Fun (2009)
- Smokey and Friends (2014)
楽曲提供
- マイ・ガイ - メリー・ウエルズ(1964)
- マイ・ガール - テンプテーションズ(1965)
- ゲット・レディ - テンプテーションズ(1965)
- ドント・ルック・バック - テンプテーションズ
- シンス・アイ・ロスト・マイ・ベイビー - テンプテーションズ
- スティル・ウォーター - フォー・トップス(1970)
他のミュージシャンによるカバー
- マイ・ガール - オーティス・レディング
- マイ・ガール - ローリング・ストーンズ
- ゴーイング・トゥ・ア・ゴーゴー - ローリング・ストーンズ
- ショップ・アラウンド - キャプテン&テニール(1976)
- ウー・ベイビー・ベイビー - リンダ・ロンシュタット(1979)
- ウー・ベイビー・ベイビー - ザップ(1989)
脚注
- ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Smokey Robinson”. 2013年5月26日閲覧。
- ^ “Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
- ^ a b Smokey Robinson | Awards | AllMusic
- ^ “Smokey Robinson named 2016 Gershwin Prize for Popular Song honoree”. The Los Angeles Times. (July 5, 2016) 2016年8月23日閲覧。
- ^ “スモーキー・ロビンソン氏、米国議会図書館によるガーシュウィン賞を受賞”. カレントアウェアネス・ポータル. 国立国会図書館 (2016年7月6日). 2016年8月23日閲覧。
関連項目
- モータウン
- アイズレー・ブラザーズ
- エドウィン・スター
- コモドアーズ
- スティーヴィー・ワンダー
- スプリームス
- ダイアナ・ロス
- スピナーズ
- テンプテーションズ
- ジャクソン5
- マイケル・ジャクソン
- フォー・トップス
- クワイエット・ストーム