コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「副木」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
ZairanTD (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
m 曖昧さ回避ページ寒気へのリンクを解消、リンク先を悪寒に変更(DisamAssist使用)
 
(14人の利用者による、間の20版が非表示)
1行目: 1行目:
[[Image:Kneecap splint.jpg|thumb|200px|脚に副木をあてたところ]]
[[Image:Kneecap splint.jpg|thumb|200px|脚に副木をあてたところ]]
[[Image:Finger splint.jpg|thumb|フィンガースプリント]]
'''副木'''(ふくぼく)とは[[骨折]]した部分や[[関節]]などを臨時的に[[固定]]する器材である。副子、シーネ、添え木とも呼ばれる。
'''副木'''(ふくぼく)とは[[骨折]]した部分や[[関節]]などを臨時的に[[固定]]する器材である<ref name="kotobank_daijirin">{{Kotobank|添え木・添木・副え木|[[大辞林]] 第三版}}2019年6月29日閲覧。</ref>。'''副子'''(ふくし){{R|kotobank_daijirin}}'''シーネ'''<ref>{{cite web2
| url = https://fracture-net.jp/medical.html
| url-status = live
| archiveurl = https://web.archive.org/web/20190629162313/https://fracture-net.jp/medical.html
| title = 骨折の治療法
| website = 骨折ネット
| accessdate = 2019-6-29
| archivedate = 2019-6-29
}}</ref>({{Lang-de-short|Schienenverband}})、'''添え木'''・'''副え木'''(そえぎ){{R|kotobank_daijirin}}、[[スプリント(医療)|スプリント]]([[w:Splint (medicine)|Splint]])、[[ブレイス(整形外科学)|ブレイス]]([[w:Brace (orthopaedic)|Brace]])とも呼ばれる。


== 概要 ==
== 概要 ==
材料は主に[[木]]、[[竹]]、[[合成樹脂]]、[[針金]]などが使われる。また、[[箸]]、[[傘]]、[[ものさし]]、[[タオル]]などが副木として代用されることもある。骨折の際に[[激痛]]、[[出血]]、腫れ、[[悪寒|寒気]]などの[[症状]]がみられる場合は動かさず固定する。なお、[[脱臼]]の際は副木は使用しない

材料は主に[[木]]、[[竹]]、[[合成樹脂]]、[[針金]]などが使われる。、[[箸]]、[[傘]]、[[ものさし]]、[[タオル]]などが副木として代用されることもある。骨折の際に[[激痛]]、[[出血]]、腫れ、[[寒気]]などの[[症状]]がみられる場合は動かさず固定する。
尚、[[脱臼]]の際は副木は[[使用]]しない。


== 使用条件 ==
== 使用条件 ==

骨折部分の上下の関節まで固定できる長さであり、骨折部分の最も細い部分より[[幅]]が広い副木を使用し、柔らかい[[布]]できつすぎない程度に固定し、[[毛布]]などで保温し、安静にする。
骨折部分の上下の関節まで固定できる長さであり、骨折部分の最も細い部分より[[幅]]が広い副木を使用し、柔らかい[[布]]できつすぎない程度に固定し、[[毛布]]などで保温し、安静にする。


因みに、[[上肢]]の不自由な者が利用する[[肢装具]]を「シーネ」と称する([[下肢]]に装着する肢装具は、単に「[[装具]]」と呼ばれることが多い)。
因みに、[[上肢]]の不自由な者が利用する[[肢装具]]を「シーネ」と称する([[下肢]]に装着する肢装具は、単に「[[装具]]」と呼ばれることが多い)。

== 脚注 ==
{{Reflist}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[保存的療法]]
*[[保存的療法]]
*[[骨折]]
*[[骨折]]
*{{ill2|SAMスプリント|en|SAM splint}} - 軍用

{{救急医学}}
{{DEFAULTSORT:ふくほく}}
{{DEFAULTSORT:ふくほく}}
[[Category:医学]]
[[Category:医学]]
[[Category:骨折]]
[[Category:骨折]]
[[Category:応急処置]]

2023年3月6日 (月) 09:28時点における最新版

脚に副木をあてたところ
フィンガースプリント

副木(ふくぼく)とは、骨折した部分や関節などを臨時的に固定する器材である[1]副子(ふくし)[1]シーネ[2]: Schienenverband)、添え木副え木(そえぎ)[1]スプリントSplint)、ブレイスBrace)とも呼ばれる。

概要

[編集]

材料は主に合成樹脂針金などが使われる。また、ものさしタオルなどが副木として代用されることもある。骨折の際に激痛出血、腫れ、寒気などの症状がみられる場合は動かさず固定する。なお、脱臼の際は副木は使用しない。

使用条件

[編集]

骨折部分の上下の関節まで固定できる長さであり、骨折部分の最も細い部分よりが広い副木を使用し、柔らかいできつすぎない程度に固定し、毛布などで保温し、安静にする。

因みに、上肢の不自由な者が利用する肢装具を「シーネ」と称する(下肢に装着する肢装具は、単に「装具」と呼ばれることが多い)。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 大辞林 第三版『添え木・添木・副え木』 - コトバンク。2019年6月29日閲覧。
  2. ^ "骨折の治療法". 骨折ネット. 2019年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月29日閲覧

関連項目

[編集]