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本来、「スマトラ島沖」はスマトラ島北西沖からスマトラ島南東沖までの広い範囲を指すが、2004年12月26日にマグニチュード9.1の地震が発生して大きく報じられて以来、「スマトラ島沖地震」はこの地震のことを指す場合が非常に多くなった。 |
本来、「スマトラ島沖」はスマトラ島北西沖からスマトラ島南東沖までの広い範囲を指すが、2004年12月26日にマグニチュード9.1の地震が発生して大きく報じられて以来、「スマトラ島沖地震」はこの地震のことを指す場合が非常に多くなった。 |
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これらの地震により[[噴火|火山活動]]も活発となっており10以上の[[火山]]で地震が増加<ref>[https://web.archive.org/web/20110324215546/http://www.asahi.com/science/update/0324/TKY201103240469.html 震災後、全国13の活火山が活発化 専門家「注視」](2011年3月24日時点の[[インターネット |
これらの地震により[[噴火|火山活動]]も活発となっており10以上の[[火山]]で地震が増加<ref>[https://web.archive.org/web/20110324215546/http://www.asahi.com/science/update/0324/TKY201103240469.html 震災後、全国13の活火山が活発化 専門家「注視」](2011年3月24日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) - 朝日新聞 2011年3月25日</ref>、[[2006年]]5月と[[2010年]]10月には[[ムラピ山]]が噴火に至っている。また巨大地震の頻発により、[[トバ湖|トバカルデラ]]における[[破局噴火]]に繋がる可能性も懸念されている<ref>[https://web.archive.org/web/20050415021149/http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050415/mng_____tokuho__000.shtml スマトラ、スーパー噴火の現実味 生物95%死滅、気候も大変動](2005年4月15日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) - 東京新聞 2005年4月15日</ref>。 |
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== 脚注 == |
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2017年9月4日 (月) 16:52時点における版
スマトラ島沖地震(スマトラとうおきじしん)は、スマトラ島周辺で起こる大きな地震の名称。スマトラ沖地震、スマトラ地震とも通称される(後者についてはスマトラ島内で発生した地震との使い分けに留意)。複数の地震が発生しているため、本項ではスマトラ島周辺で起こる地震の全体の概要を説明する。なお、単にスマトラ島沖地震という場合、通常は2004年に発生したマグニチュード9.1の地震を指すことが多い。
2000年以降の主な「スマトラ島沖地震」
時期 (WIB) | 名称 | マグニチュード | 震源地 |
---|---|---|---|
2000年06月04日 | スマトラ島沖地震 (2000年) | 7.9 | スマトラ島南方沖 |
2004年12月26日 | スマトラ島沖地震 (2004年) | 9.1 | バンダ・アチェ南南東沖 |
2005年03月28日 | スマトラ島沖地震 (2005年) | 8.6 | メダン南西沖 |
2007年09月12日 | スマトラ島沖地震 (2007年) | 8.5 | ブンクル南西沖 |
2009年09月30日 | スマトラ島沖地震 (2009年) | 7.5 | パダン西北西沖 |
2010年04月06日 | スマトラ島沖地震 (2010年 4月) | 7.8 | バニャック諸島付近 |
2010年05月09日 | スマトラ島沖地震 (2010年 5月) | 7.2 | バンダ・アチェ南南東沖 |
2010年10月25日 | スマトラ島沖地震 (2010年10月) | 7.7 | パダン南沖 |
2012年01月10日 | スマトラ島沖地震 (2012年1月) | 7.2 | バンダ・アチェ南西沖 |
2012年04月11日 | スマトラ島沖地震 (2012年4月) | 8.6[1] | バンダ・アチェ南西沖 |
2016年03月02日 | スマトラ島沖地震 (2016年) | 7.9 | スマトラ島南西沖 |
スマトラ島周辺で起こる地震の概要
周辺の地形図 |
ミャンマーから大スンダ列島、小スンダ列島、ティモール島にかけて、インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートがぶつかり合うスンダ海溝(ジャワ海溝)がある。ここは世界有数の地震多発地帯で、スマトラ島周辺では100年から150年の周期で大きな地震が繰り返し発生している。過去から地震を多数経験してきており、2000年代に入ってから発生した上記の地震もその一連の流れの一つである。
過去の記録では901年頃にMw 8.9と推定される地震、1797年にスマトラ島中部沖でM 8.4と推定される地震、1833年にスマトラ島南部沖でMw 8.9と推定される地震、1861年にスマトラ島北部沖でMw 8.5と推定される地震などが起きている。
2004年の地震では、スマトラ島北西沖からアンダマン・ニコバル諸島にかけてのプレートの境界(ジャワ海溝)が1,000km超にもわたる巨大な範囲でずれ、一気にマグニチュード9を超えるエネルギーが解放された。これにより周辺のユーラシアプレートにかかる力が大きく変わり、2005年の地震などを誘発[注 1]しているものと考えられている(「スマトラ島沖地震 (2004年)#地球への影響」も参照)。インドネシアで2004年以降地震が急増しているのは、このためではないかと見られている。なお、地震の種類としては2009年の地震(海洋プレート内地震)を除き、プレート間地震(海溝型地震)となっている。この他、スマトラ島の沖で発生したものではないが、2013年にはスマトラ島内(北部)でもM 5.9の直下型地震が発生している(スマトラ島地震)。
本来、「スマトラ島沖」はスマトラ島北西沖からスマトラ島南東沖までの広い範囲を指すが、2004年12月26日にマグニチュード9.1の地震が発生して大きく報じられて以来、「スマトラ島沖地震」はこの地震のことを指す場合が非常に多くなった。
これらの地震により火山活動も活発となっており10以上の火山で地震が増加[2]、2006年5月と2010年10月にはムラピ山が噴火に至っている。また巨大地震の頻発により、トバカルデラにおける破局噴火に繋がる可能性も懸念されている[3]。
脚注
注釈
出典
- ^ Magnitude 8.6 - OFF THE WEST COAST OF NORTHERN SUMATRA(2012年4月13日時点のアーカイブ)
- ^ 震災後、全国13の活火山が活発化 専門家「注視」(2011年3月24日時点のアーカイブ) - 朝日新聞 2011年3月25日
- ^ スマトラ、スーパー噴火の現実味 生物95%死滅、気候も大変動(2005年4月15日時点のアーカイブ) - 東京新聞 2005年4月15日
関連項目
- 地震の年表
- 巨大地震
- 連動型地震
- 誘発地震
- YouTube - 創始者が、この大地震による大津波を個人撮影した映像がトップニュースになって流れた経験から、YouTubeのような個人の動画投稿サイトを思いついた。