「三交百貨店」の版間の差分
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2017年9月4日 (月) 23:44時点における版
種類 | 株式会社(2007年5月31日清算結了) |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
515-8585 三重県松阪市京町509-2 |
設立 | 1965年(昭和40年)2月1日 |
業種 | 小売業 |
代表者 | 取締役社長 鈴木正文 |
資本金 | 9,000万円 |
従業員数 | 220名(2006年8月1日時点) |
決算期 | 2月 |
主要株主 | 三重交通株式会社 100% |
三交百貨店(さんこうひゃっかてん)は、かつて三重県松阪市と伊勢市にあった百貨店。「株式会社三交百貨店」が運営していたが、店舗閉店後、同社は2007年5月31日に清算が結了した。
沿革
三交百貨店は、三重県南勢・東紀州地区唯一の百貨店であったが、近年ジャスコ(現:イオン)等の郊外型ショッピングセンターの開業が相次いだ為、売り上げが急激に下降し、2001年の伊勢店閉店に続き、2006年8月29日には会社そのものを解散する発表をし、同年末に松阪店を閉店。閉店後、会社清算に先立ち、三重交通と関係が深い近畿日本鉄道グループの近鉄百貨店に百貨店営業に関する権利・義務の一部を譲渡し、一部の商品券について近鉄百貨店グループが発行した商品券と同じ扱いになった。
年表
- 1965年(昭和40年)2月1日 株式会社三交ショッピングセンターとして設立。
- 1965年(昭和40年)5月13日 株式会社三交ショップが設立。
- 1965年(昭和40年)6月8日 三交ショッピングセンター松阪店開業。
- 1967年(昭和42年)12月2日 三交ショッピングセンター茶与町店開業。
- 1968年(昭和43年)12月3日 三交ショッピングセンター結城店開業。
- 1969年(昭和44年)9月1日 株式会社三交ストアーが設立。
- 1969年(昭和44年)11月29日 三交ショッピングセンター伊勢店開業。
- 1970年(昭和45年)5月20日 三交ショッピングセンター千里店開業。
- 1970年(昭和45年)11月18日 松阪店を増築。
- 1972年(昭和47年)10月27日 三交ショッピングセンター二俣店開業。
- 1973年(昭和48年)6月25日 株式会社三交ショッピングセンターが事業部制を採用、食品事業部を新設。
- 1974年(昭和49年)2月 外商部鵜方営業所を志摩郡阿児町鵜方に開設。
- 1976年(昭和51年)10月 外商部津営業所を津市栄町に移転。
- 1977年(昭和52年)3月 株式会社三交ショッピングセンターが株式会社三交ショップ、株式会社三交ストアーを合併し、株式会社三交百貨店に改称、百貨店に業態を変更。
- 1977年(昭和52年)5月 - 千里店を譲渡。
- 1977年(昭和52年)11月 - 松阪店を増築、駐車場棟を新築。
- 1978年(昭和53年)2月 - 株式会社三交ショッピングセンターが津新町食堂街を閉店。
- 1979年(昭和54年)2月 - 茶与町店を閉店。
- 1979年(昭和54年)3月2日 - 伊勢店を増築、ジョイシティの愛称がつく[1][2]。
- 1979年(昭和54年)4月 - 二俣店を閉店。
- 1979年(昭和54年)12月 - 結城店を閉店。
- 1981年(昭和56年)9月 - 津外商部を津市本町に移転。
- 1982年(昭和57年)10月 - 松阪外商部尾鷲出張所を開設。
- 1984年(昭和59年)10月 - 志摩外商部を志摩郡阿児町鵜方に開設。
- 1985年(昭和60年)2月 - ジョイシティ三交百貨店駐車場株式会社が設立。
- 1988年(昭和63年)4月 - 伊勢店全館(地階を除く)を改装。
- 1989年(平成元年)4月 - 松阪店地階食品売り場を全面改装。
- 1990年(平成2年)3月 - 久居外商部を久居市新町に開設。
- 1990年(平成2年)3月 - 松阪店1階を全面リニューアル。
- 1990年(平成2年)3月 - 津外商部を津市栄町三丁目に移転し、津ショップを開店。
- 1991年(平成3年)9月 - 津外商部を津市大字藤方(ウォッチマン津藤方店内)に移転。
- 2001年(平成13年)5月13日 伊勢店を閉鎖。
- 2001年(平成13年)10月19日 松阪店を増床・改装。
- 2006年(平成18年)12月30日 松阪店を閉鎖。
- 2007年(平成19年)5月31日 株式会社三交百貨店の清算が結了。
過去に存在した店舗
松阪店
三重県松阪市京町509-2。跡地は2012年4月時点駐車場である。松阪市では三越伊勢丹ホールディングス(三越の源流は三井家の越後屋呉服店であり、三井家は松阪発祥)の店舗誘致を進めており、その候補地の1か所として2014年5月8日に松阪店跡地が視察対象となった[3]。
伊勢店
三重県伊勢市宮後一丁目1番1号。閉店後、毎週木曜日に閉店した店舗を利用して午後市が地元有志で行われていたほか、バスのりばとして使用されていた。2014年5月に建物が撤去され有料駐車場となった[4]。2014年12月11日、跡地に12階建ての三交イン伊勢市駅前(仮称)を2016年12月に開業することが公表された[4]。
その他の店舗
- 結城店 - 三重県津市八幡町
- 二俣店
- 茶与町店 - 三重県松阪市
- 千里店
- 津外商部 - 三重県津市大字藤方字茨ク子1622-2
- 伊勢外商部 - 三重県伊勢市神田久志本町字須賀崎1509-4
- 尾鷲出張所 - 三重県尾鷲市矢浜2-7-18
- 志摩外商部
- 久居外商部
関連会社
- 近畿日本鉄道
- 三重交通
- 三重交通グループホールディングス - 三交百貨店解散当時の社名は「三交ホールディングス」
- 近鉄百貨店 - 閉店後の営業権の一部を譲り受けた。サポートの中心は近鉄百貨店の四日市店。
参考文献
- 『創立30周年記念 最近10年の歩み』(1974年2月11日発行、三重交通株式会社)
- 『三重交通 50年のあゆみ』(1994年3月1日発行、三重交通株式会社)
- 『三重県会社要覧 2006年』(2006年1月発行、株式会社百五経済研究所)
脚注
- ^ 1979年3月1日付け 中日新聞 14ページ 伊勢志摩版 記事「伊勢・ジョイシティきょう喜びの落成 あす9時開店 6年越し地元店主の念願実る 便利な公開通路は終日開放 市街一望のエスカレーター」
- ^ 1979年2月27日付け 伊勢新聞 3ページ 記事「『ジョイシティ』が完成 伊勢 いよいよ2日オープン」
- ^ “松阪市の店舗誘致 三越伊勢丹「前向き回答」 市長手応え”. 伊勢新聞 (2014年5月9日). 2014年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月18日閲覧。
- ^ a b 中平雄大「伊勢市駅前にホテル 三交イン、三交百貨店跡地に」中日新聞2014年12月12日付朝刊、三重総合23ページ