「だまって俺について来い」の版間の差分
Rain night-AWB (会話 | 投稿記録) |
|||
55行目: | 55行目: | ||
[[category:こちら葛飾区亀有公園前派出所の音楽]] |
[[category:こちら葛飾区亀有公園前派出所の音楽]] |
||
[[Category:フジテレビのテレビアニメ主題歌]] |
[[Category:フジテレビのテレビアニメ主題歌]] |
||
[[Category:テレビ朝日 |
[[Category:朝日放送・テレビ朝日金曜9時枠の連続ドラマ主題歌]] |
||
[[Category:楽曲 た|まつておれについてこい]] |
[[Category:楽曲 た|まつておれについてこい]] |
2017年9月23日 (土) 02:38時点における版
「だまって俺について来い」 | ||||
---|---|---|---|---|
植木等 の シングル | ||||
A面 | だまって俺について来い | |||
B面 | 無責任数え唄 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
レーベル | 東芝音楽工業 | |||
作詞・作曲 |
青島幸男(作詞) 萩原哲昌(作曲) | |||
植木等 シングル 年表 | ||||
| ||||
「だまって俺について来い」(だまっておれについてこい)は、ハナ肇とクレージーキャッツに在籍していた植木等が歌った、1964年の東宝映画『ホラ吹き太閤記』の主題歌である。その後もいくつかの映画で挿入歌に使われた。作詞は青島幸男、作曲は萩原哲晶で、彼らのコンビによるクレージー作品の代表的コミックソングの一つである。
1964年11月15日に東芝音楽工業(現在のユニバーサル ミュージック合同会社・Virgin Musicレーベル)からシングルレコードが発売された。ジャケットには『ホラ吹き太閤記』で演じた木下藤吉郎に扮した植木等が写っている(もちろん、その写真でも植木は大哄笑している)。
脳天気な楽天主義讃歌とも、無責任な楽観主義を皮肉ったとも受け取れる八方破れな歌詞と、ひたすら明るい曲調から、クレージーキャッツ関係作品以外でも後年まで様々な映画、テレビドラマ、アニメーションなどで挿入歌にたびたび用いられている。
歌詞・歌唱
青島の歌詞は、1~3番まで次のようなパターンを繰り返す。
- 1節目で相手の悩みを挙げて「俺を頼りにしろ」と豪快に見栄を切っておきながら、続く2節目では平然と「俺もどうにもなっていないが心配するな」と無責任な身上を露呈。
- 3節目では一転「空、海、あかね雲」といった壮大な情景描写で大望や情熱を鼓舞する、と見せながら、4節目では急転直下の脳天気な発言と哄笑で、事態を無責任に放り出す。
最後は「わかっとるね、わかっとる」とうやむやな態度で、相手の抗議や疑問を「相手が自分の説得を理解した」かのように強引にすり替えてしまい、「だまって俺について来い」の決め台詞で豪快に押し切ってしまう。
うさんくささと無責任さが横溢するこの歌詞を、植木は萩原の編曲・指揮になる賑やかなバンドをバックに(ご丁寧にも、3節目の情景描写だけエコー付きのクルーナーボイスで朗々と)歌い、「ウッヒャッヒャヒャヒャヒャ」と哄笑し倒した。萩原作曲の曲調は、明るくもインチキ臭さが横溢するクレージーキャッツ曲らしいスタイルをよく表しており、なおかつ歌の3節目だけストリングスを押し出して、植木の「そこだけの美声」を盛り上げるように演出している。
歌われた番組など
- 第15回NHK紅白歌合戦
- 上方コメディ「ごろんぼ波止場」(歌:植木等)
- ザ・ハングマン6/ハングマンGOGO 主題歌(歌:火野正平)
- うちの子にかぎって…
- 意地悪ばあさん(フジテレビ・青島幸男版)もう沖縄は夏の色の巻
- お金がない!
- アニメーション映画「おもひでぽろぽろ」挿入歌(1991年)
- アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」6代目オープニングテーマ(2001年~2003年/歌:天童よしみ)※その際は表記が『だまって俺についてこい』になり、歌詞も銭が金、「わかっとるね」が「わかってるね」に変わった。
- 映画「ホーホケキョとなりの山田くん」挿入歌(1999年/歌:山田家の人々(朝丘雪路、益岡徹、荒木雅子、五十畑迅人、宇野なおみ))
- ドラマ「てるてる家族」第83話挿入歌(2003年)
- 大型情報番組「ちちんぷいぷい」(MBSテレビ。料理コーナー「キッチンぷいぷい」の週替わりテーマが節約関連の場合、テーマ紹介時に総合司会の山本浩之が本曲に合わせて踊るのが恒例)