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「銀河連邦」の版間の差分

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{{Otheruses|日本の友好都市|サイエンス・フィクション上の国家|銀河連邦 (サイエンス・フィクション)}}
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{{Location map+|Japan|width=300px|caption=銀河連邦の構成自治体|alt=銀河連邦の構成自治体の位置|places=<!--経緯度はJAXAの各施設のものを使用-->
{{Location map~|Japan|lat_deg=42|lat_min=30|lat_sec=00|lon_deg=143|lon_min=26|lon_sec=30|label=[[広尾郡]][[大樹町]]|position=left}}
{{Location map~|Japan|lat_deg=39|lat_min=09|lat_sec=39|lon_deg=141|lon_min=49|lon_sec=19|label=[[大船渡市]]|position=right}}
{{Location map~|Japan|lat_deg=38|lat_min=02|lat_sec=17|lon_deg=140|lon_min=45|lon_sec=38|label=[[角田市]]|position=left}}
{{Location map~|Japan|lat_deg=40|lat_min=10|lat_sec=09|lon_deg=139|lon_min=59|lon_sec=31|label=[[能代市]]|position=left}}
{{Location map~|Japan|lat_deg=35|lat_min=33|lat_sec=30|lon_deg=139|lon_min=23|lon_sec=43|label=[[相模原市]]|position=right}}
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{{Location map~|Japan|lat_deg=31|lat_min=15|lat_sec=04|lon_deg=131|lon_min=04|lon_sec=34|label=[[肝属郡]][[肝付町]]|position=right}}
}}


'''銀河連邦'''(ぎんがれんぽう)とは、[[宇宙航空研究開発機構]] (JAXA) の研究施設が置かれている、または、置かれていた日本の自治体で構成した交流組織である<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/646/news_04.pdf |title=銀河連邦ニュース第4号 |accessdate=2018-07-29 |year=2016 |month=3 |format=PDF |website=相模原市 |page=1}}</ref><ref name=doshin170104>{{Cite news |title=JAXA施設立地 5市2町で"建国"「銀河連邦」交流30年 大震災では支援の輪も |newspaper=[[北海道新聞]] |date=2017-01-04 |publisher=北海道新聞社 |page=28}}</ref>。'''銀河連邦共和国'''とも呼ばれる<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/銀河連邦共和国 |title=銀河連邦共和国 |accessdate=2018-07-29 |publisher=[[コトバンク]] |author=朝日新聞掲載「キーワード」}}</ref>。「ユーモアとパロディの精神」によって組織され、構成自治体を「共和国」に、全体を「[[連邦]]」に見立てている<ref name=gaiyo>{{Cite web|和書|url=http://www.jade.dti.ne.jp/taikyo/gyouzi-taikai/syousai/gingarenpou/h28/gaiyou.pdf |title=銀河連邦の概要 |accessdate=2018-07-29 |format=PDF |publisher=相模原市体育協会 |page=1}}</ref><ref>{{Cite news |title=大船渡市が「新共和国」設立 |newspaper=[[読売新聞]](地方版・岩手) |date=2002-01-01 |publisher=読売新聞東京本社 |page=31}}</ref>。構成自治体相互の発展と宇宙への夢とロマンを育むことを目的として、イベントの開催や種々の交流活動を行い友好関係を築いている{{Sfn|震災記録集|p=562}}<ref name=sagami>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1005646/index.html |title=銀河連邦 |accessdate=2018-07-29 |author=シティセールス・親善交流課 |publisher=相模原市}}</ref>。
'''銀河連邦'''(ぎんがれんぽう)とは、[[宇宙科学研究所]](現:[[宇宙航空研究開発機構]]宇宙科学研究本部)の研究施設のある自治体が提携した友好都市関係のことである。


1980年代に日本各地で相次いで誕生しブームとなった[[ミニ独立国]](ミニ共和国)の1つであり、そのブームが下火となった後も積極的に活動を継続した<ref>{{Cite web|和書|url=https://nikkan-spa.jp/229651 |title=6月13日を「はやぶさの日」と制定した「銀河連邦」ってなんだ? |accessdate=2018-07-29 |author=近藤智大 |date=2012-06-13 |website=日刊SPA! |publisher=[[扶桑社]]}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=加山俊夫 |authorlink=加山俊夫 |date=2010-07-15 |title=(巻頭言)相模原を世界へ、さらに宇宙へ |journal=自治体国際化フォーラム |issue=250 |page=1 |publisher=[[自治体国際化協会]] |id={{NDLJP|8667597}} |url=http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_250/03_kantou.pdf |format=PDF |quote=研究施設が所在する国内の6市町で構成する「銀河連邦共和国」(いわゆるミニ独立国)}}</ref>。構成自治体の間では[[災害時応援協定]]が結ばれており、銀河連邦は防災組織としても機能する{{Sfn|震災記録集|p=562}}。
==概要==
相模原市の呼びかけで1987年11月8日に2市3町の提携により発足。連邦本部は相模原市。市町村合併や、2010年に大樹町が、2016年に角田市が加盟したことにより、現在の構成市町は5市2町となっている。


[[File:中川翔子さんが銀河連邦大統領補佐官に就任@相模原 9011730622 (10).jpg|thumb|180px|right|[[中川翔子]]が銀河連邦大統領補佐官に就任(2013年6月9日 )]]
参加自治体を[[共和国]]、[[首長]]([[市長]]・[[町長]])を[[大統領]]と呼ぶのが特徴であり、泊まり込みで相互のJAXA施設を見学する「留学」事業をはじめ共和国相互の発展と宇宙への夢とロマンを育むことを目的に首脳サミット、銀河フォーラムなど物産販売等経済交流を行っている<ref name="doshin17"/><ref name="sagamihara">[http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/25926/025927.html 銀河連邦] - 相模原市</ref>。また阪神・淡路大震災の発生をうけて、災害時に相互応援を行う防災組織という側面も有するようになった<ref name="doshin17"/>。


== 構成自治体 ==
設立時期から1980年代にブームとなった[[ミニ独立国]]のひとつとして扱われることが多い。ミニ独立国としては、活動が下火になるミニ独立国が多い中2016年まで継続的な活動が行われているだけではなく、2016年の段階で旧[[宇宙科学研究所]]関連ではないJAXA施設を有する角田市が加盟するなど、さらなる拡大傾向が見られる珍しい存在である。
銀河連邦は以下の5市2町で構成される<ref name=sagami/>。各自治体は「共和国」としての国名が付けられ、[[首長]]は「大統領」と呼ばれる<ref name=doshin170104/><ref name=sagami100501>{{Cite journal|和書|date=2010-05-01 |title=銀河連邦にタイキ共和国(北海道大樹町)が加盟 |journal=広報さがみはら |issue=1192 |page=5 |publisher=相模原市 |url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/107/sagamihara100501.pdf |format=PDF}}</ref>。


{| class="wikitable"
== 構成している共和国(自治体) とその共和国の研究施設==
! 自治体<!--全国地方公共団体コード順--> !! 共和国名 !! JAXAの施設
*タイキ共和国([[北海道]][[広尾郡]][[大樹町]])
|-
**[[大樹町多目的航空公園|大樹航空宇宙実験場]]
| [[北海道]][[広尾郡]]'''[[大樹町]]''' || タイキ共和国 || [[大樹航空宇宙実験場]]
*サンリクオオフナト共和国([[岩手県]][[大船渡市]])
|-
**[[三陸大気球観測所]]([[2008年]]に大樹町へ移転しているが銀河連邦には継続して加盟している)
| [[岩手県]]'''[[大船渡市]]''' || サンリクオオフナト共和国 || [[三陸大気球観測所]](閉鎖)
*ノシロ共和国([[秋田県]][[能代市]])
|-
**[[能代多目的実験場]]
*カクダ共和国([[宮城県]][[角田市]])
| [[宮城県]]'''[[角田市]]''' || カクダ共和国 || [[角田宇宙センター]]
|-
**[[角田宇宙センター]]
| [[秋田県]]'''[[能代市]]''' || ノシロ共和国 || [[能代ロケット実験場]]
*サク共和国([[長野県]][[佐久市]])
|-
**[[臼田宇宙空間観測所]]
*サガミハラ共和国([[神奈川県]][[相模原市]])
| [[神奈川県]]'''[[相模原市]]''' || サガミハラ共和国 || [[JAXA相模原キャンパス|相模原キャンパス]]
|-
**[[相模原キャンパス (JAXA)|相模原キャンパス]]
| [[長野県]]'''[[佐久市]]''' || サク共和国 || [[臼田宇宙空間観測所]]
***[http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/25926/index.html 銀河連邦紹介のホームページ(相模原市ホームページ内)]
|-
*ウチノウラキモツキ共和国([[鹿児島県]][[肝属郡]][[肝付町]])
**[[内之浦宇宙空間観測所]]
| [[鹿児島県]][[肝属郡]]'''[[肝付町]]''' || ウチノウラキモツキ共和国 || [[内之浦宇宙空間観測所]]
|}

三陸大気球観測所は[[2007年]]に移転し閉鎖されたが、大船渡市の銀河連邦への加盟は継続している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.ofunato.iwate.jp/soshiki/kikaku/1035.html |title=銀河連邦 |accessdate=2019-07-15 |author=企画調整課 |publisher=大船渡市}}</ref><ref>{{Cite news |title=気球観測所、実験に幕 施設が縁、他市町と「銀河連邦」→交流継続へ |newspaper=[[朝日新聞]](地方版・岩手) |date=2007-09-14 |publisher=朝日新聞東京本社 |page=31}}</ref>。相模原市には銀河連邦本部が置かれている<ref name=gaiyo/>。

== 活動 ==
銀河連邦サミット・フォーラムの開催、子ども留学交流事業の実施、スポーツや経済面での交流が主な活動である<ref name=kimotsuki>{{Cite web|和書|url=https://kimotsuki-town.jp/chosei/toshi/1/1980.html |title=銀河連邦 |accessdate=2019-07-15 |author=企画調整課 |publisher=肝付町}}</ref><ref name=ISASnews273>{{Cite journal|和書|author=小川勇夫 |authorlink=小川勇夫 |year=2003 |month=12 |title=(いも焼酎)銀河連邦に夢をのせて |journal=ISASニュース |issue=273 |page=9 |publisher=宇宙科学研究本部 |issn=0285-2861 |id={{NDLJP|3507937}} |url=https://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/No.273/ISASnews273.pdf |format=PDF}}</ref>。

;銀河連邦サミット・フォーラム
: 構成自治体が毎年持ち回りで開催する[[市町村サミット|首脳サミット]]・フォーラム<ref name=ofunato020905>{{Cite journal|和書|date=2002-09-05 |title=(まちの話題)銀河連邦の輪 |journal=広報大船渡 |issue=754 |page=7 |publisher=大船渡市 |id={{NDLJP|6009343}} |url=https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_6009343_po_4d6e181f109.pdf?contentNo=3 |format=PDF}}</ref><ref>{{Cite news |title=銀河のロマン語ろう 経済交流まで夢膨らませ――能代に"共和国"集う |newspaper=[[毎日新聞]](地方版・秋田) |date=2003-09-09 |author=田村彦志 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=20}}</ref>。<!--近年はフォーラムのみが開催されているもよう-->銀河連邦フォーラムでは各自治体の関係者による近況報告や意見交換、識者を招いた講演会やパネルディスカッションなどが行われる<ref name=ofunato020905/><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/646/news_05.pdf |title=銀河連邦ニュース第5号 |accessdate=2018-07-29 |year=2017 |month=3 |format=PDF |website=相模原市 |page=2}}</ref>。
;子ども留学交流
: 各自治体から参加した児童が泊まり込みで、JAXA施設の見学や体験学習などを通して交流する<ref name=doshin170104/><ref name=ISASnews273/>。[[1991年]]より実施した<ref name=asahi910710>{{Cite news |title=長野・臼田町で8月にサミット 初の子ども留学交流も 銀河連邦 |newspaper=朝日新聞(地方版・神奈川) |date=1991-07-10 |publisher=朝日新聞東京本社}}</ref>。
;スポーツ交流
: 肝付町の「うちのうら銀河マラソン大会」や佐久市の「銀河連邦星の町スピードスケート親善大会」などのスポーツイベントに、銀河連邦の他自治体から選手が参加する<ref name=news25/>。銀河マラソン大会は、銀河連邦の発足を記念して町おこしのために始まった大会である<ref>{{Cite news |title=肝付で銀河マラソン大会 |newspaper=読売新聞(地方版・鹿児島) |date=2012-11-26 |publisher=読売新聞西部本社 |page=35}}</ref>。
;経済交流
: 各自治体やJAXAによるイベントへの物産展の出店や<ref>{{Cite journal|和書|date=2012-07-15 |title=さらに深まる交流の絆 銀河連邦25年間の取り組みとこれから |journal=広報さがみはら |issue=1245 |page=2 |publisher=相模原市 |url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/105/sagamihara120715.pdf |format=PDF}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=阪本成一 |authorlink=阪本成一 |year=2011 |month=8 |title=(ISAS事情)JAXA相模原キャンパス特別公開 |journal=ISASニュース |issue=365 |page=6 |publisher=宇宙科学研究所 |issn=0285-2861 |id={{NDLJP|10959927}} |url=https://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/No.365/ISASnews365.pdf |format=PDF}}</ref>、各地の特産品の斡旋などを行う<ref name=asahi940618>{{Cite news |title=銀河連邦のリンゴの木、今年もオーナー募集 相模原市 |newspaper=朝日新聞(地方版・神奈川) |date=1994-06-18 |publisher=朝日新聞東京本社}}</ref>。例えば相模原市では、大船渡市の[[サンマ]]を振る舞うサンマまつりを開催したり<ref name=mainichi070921>{{Cite news |title=サンマまつり:「銀河連邦共和国」20周年、無料配布など あす相模原で |newspaper=毎日新聞(地方版・神奈川) |date=2007-09-21 |author=高橋和夫 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=24}}</ref>、市民が佐久市の[[リンゴ]]の木のオーナーとなる制度を導入したりしている<ref name=asahi940618/>。2007年8月からは特産品を販売するウェブサイトを開設し、地場産品の販路拡大を図っている<ref name=mainichi070921/><ref>{{Cite news |title=銀河連邦共和国:HPやショップで特産品販路拡大が決定 |newspaper=毎日新聞(地方版・秋田) |date=2007-07-12 |author=田村彦志 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=21}}</ref>。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
銀河連邦は相模原市の呼びかけにより、[[1987年]][[11月8日]]に「建国」された<ref name=doshin170104/><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.saku.nagano.jp/shisei/profile/shimaiyukokoryu/shimaiyukoyukari/kokunai/gingarempokyowakoku.html |title=銀河連邦共和国(友好都市) |accessdate=2018-07-29 |author=経済部移住交流推進課 |date=2016-04-15 |publisher=佐久市}}</ref>。かねてより日本国内の自治体との友好都市関係の構築を模索していた相模原市が、市内へ[[宇宙科学研究所]](ISAS<ref group="注">2003年に他機関と統合されJAXAの一部門へ統合された。</ref>)が移転してくるのを機に、ISASの研究・観測施設が置かれている、国内の他の自治体との交流を計画した事が発端である<ref>{{Cite journal|和書|author=舘盛静光 |authorlink=舘盛静光 |year=1988 |month=10 |title=(いも焼酎)銀河連邦 |journal=ISASニュース |issue=91 |page=10 |publisher=宇宙科学研究所 |issn=0285-2861 |id={{NDLJP|10959725}} |url=https://www.isas.jaxa.jp/j/isasnews/backnumber/1988/ISASnews091.pdf |format=PDF}}</ref>。発足当時の構成自治体は以下の2市3町であった(括弧内は共和国名)<ref name=doshin170104/><ref>{{Cite news |title=きょう「銀河連邦」結成、相模原市など1市4町{{ママ}} |newspaper=[[日本経済新聞]](首都圏版) |date=1987-11-08 |publisher=日本経済新聞東京本社}}</ref>。
:;[[1987年]][[11月8日]]:相模原市の提唱により連邦設立<ref name="spa12">[https://nikkan-spa.jp/229651 6月13日を「はやぶさの日」と制定した「銀河連邦」ってなんだ?] - 日刊SPA!</ref>
当時の構成共和国<ref name="doshin17">JAXA施設立地 5市2町で"建国”「銀河連邦」交流30年 大震災では支援の輪も - 北海道新聞2017年1月4日朝刊28面</ref>
*サンリク共和国(岩手県[[気仙郡]][[三陸町]])
*ノシロ共和国(秋田県(旧)[[能代市]]<ref>現在の[[能代市]]は、[[新設合併]]に伴って、[[2006年]][[3月]]に発足した自治体である。</ref>)
*ウスダ共和国(長野県[[南佐久郡]][[臼田町]])
*サガミハラ共和国(神奈川県[[相模原市]])
*ウチノウラ共和国(鹿児島県[[肝属郡]][[内之浦町]])
:;[[1995年]][[1月17日]]:阪神・淡路大震災が発生
:;[[1996年]][[2月1日]]:「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」が締結
:;[[1996年]][[3月]]:米スペースシャトルエンデバーに銀河連邦旗が搭載され、NASA搭載証明付きパネルとともに贈られた
:;[[2001年]][[11月15日]]:サンリク共和国と称していた岩手県[[気仙郡]][[三陸町]]が大船渡市に編入され、サンリクオオフナト共和国と名称変更
:;[[2005年]][[4月1日]]:ウスダ共和国と称していた長野県[[南佐久郡]][[臼田町]]が合併に伴い佐久市となり、サク共和国と名称変更
:;[[2005年]][[7月1日]]:ウチノウラ共和国と称していた鹿児島県[[肝属郡]][[内之浦町]]が合併に伴い肝属郡肝付町となり、ウチノウラキモツキ共和国と名称変更
:;[[2007年]][[11月8日]]:銀河連邦20周年
:;[[2010年]][[4月1日]]:タイキ共和国が加盟([[4月3日]]相模原市市民桜まつりにて加盟調印式及び加盟披露)
:;[[2010年]][[4月22日]]:[[野口聡一]]宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベントの開催
:;[[2011年]][[3月11日]]:東日本大震災が発生
::サンリクオオフナト共和国の甚大な被害を受け、「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」がはじめて発動
:;[[2012年]][[5月28日]]:[[6月13日]]を「はやぶさの日」に制定
:;[[2012年]][[7月27日]]:オリジナル フレーム切手セット『銀河連邦25周年記念』の販売開始
:;[[2012年]][[11月2日]]:銀河連邦の活動が評価され「第7回マニフェスト大賞 震災復興支援・防災対策賞 審査委員会特別賞(箭内道彦選)」を受賞
:;[[2012年]][[11月8日]]:銀河連邦25周年
:;[[2013年]][[6月9日]]:[[中川翔子]]さんが銀河連邦大統領補佐官に就任。「銀河連邦ヒーロー」(サガミリオン、カムイリオン、ノシロリオン、フナトリオン、サクリオン、イプシリオン)のお披露目。
:;[[2016年]][[4月1日]]:カクダ共和国が加盟([[4月2日]]相模原市市民桜まつりにて加盟調印式及び加盟披露)


* 岩手県[[気仙郡]]'''[[三陸町]]'''(サンリク共和国)
== 銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定 ==
* 秋田県'''能代市'''(ノシロ共和国)
1995年の阪神・淡路大震災をうけて、銀河連邦構成共和国間では「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」が、翌年から結ばれている<ref name="doshin17"/>。
* 神奈川県'''相模原市'''(サガミハラ共和国)
* 長野県[[南佐久郡]]'''[[臼田町]]'''(ウスダ共和国)
* 鹿児島県肝属郡'''[[内之浦町]]'''(ウチノウラ共和国)


相模原市の人口50万人突破を記念して開催された市民祭典において「建国式」が挙行され、[[アメリカ航空宇宙局]] (NASA)、[[欧州宇宙機関]] (ESA)、[[ロシア宇宙科学研究所|ソ連宇宙科学研究所]] (IKI) などからは祝電やメッセージが寄せられた<ref>{{Cite journal|和書|year=1987 |month=12 |title=(コラム)銀河連邦の建国式 |journal=ISASニュース |issue=81 |page=6 |publisher=宇宙科学研究所 |issn=0285-2861 |id={{NDLJP|10959714}} |url=https://www.isas.jaxa.jp/j/isasnews/backnumber/1987/ISASnews081.pdf |format=PDF}}</ref>{{Refnest|group="注"|NASAからの祝電は相模原市の要望に応じた物で、[[的川泰宣]]が実現に尽力した<ref>{{Cite journal|和書|date=2013-01-01 |title=新春対談 未来に飛び立て 銀河連邦友好交流25周年 |journal=広報さがみはら |issue=1256 |pages=4-5 |publisher=相模原市 |url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/105/sagamihara130101.pdf |format=PDF}}</ref>。}}。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では大船渡市が津波により甚大な被害を受けたことで、この協定が初めて発動。構成市町は大船渡市から要請を受ける前に動きだし、3月14日に能代市・佐久市・相模原市、16日には肝付町の派遣隊が続々と大船渡入りし、大樹町は酪農家に牧草ロール<ref name="doshin17"/>、肝付町が給水車を送る<ref name="doshin17"/>といった対応を見せた。
派遣した人員も平成24年11月30日までに1637名に及び、さらに連邦加盟自治体同士で人員を融通しながら支援を行うなど大船渡支援の重要な役割を担った。


その後、[[平成の大合併]]の進展により三陸町は大船渡市に編入され、周辺自治体と合併した臼田町は佐久市へ編入され、内之浦町は肝付町に編入された<ref name=gappei>{{Cite web|和書|url=https://www.soumu.go.jp/gapei/gapei_h11iko.html |title=平成11年度以降の市町村合併の実績 |accessdate=2018-07-29 |work=市町村合併資料集 |publisher=[[総務省]]}}</ref>。それでも銀河連邦の友好都市関係は、いずれも合併後の市町に引き継がれ、サンリク共和国はサンリクオオフナト共和国、ウスダ共和国はサク共和国、ウチノウラ共和国はウチノウラキモツキ共和国へと改名した<ref name=news25>{{Cite web|和書|url=http://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/kikaku/ginga-renpou.data/ginga25-1.pdf |title=銀河連邦新聞 25周年記念号(1) |accessdate=2018-07-29 |year=2012 |month=11 |format=PDF |website=大樹町 |page=2}}</ref>。やがて、かつてのミニ独立国ブームが失速するにつれ、銀河連邦の活動についても2007年の建国20周年を以って打ち切る話も上がっていた{{Sfn|肝付町 編|2012|p=113}}。しかし、三陸大気球観測所が閉鎖された大船渡市が施設閉鎖後も連邦加盟の継続を申し出た事もあり、30周年に向けて活動を継続すると決まったという{{Sfn|肝付町 編|2012|p=113}}。
東日本大震災では、防災協定を結んでいた近隣の自治体同士がまとめて被災してしまい、協定が上手く機能しなかった例があった。
そのため「災害協定が主ではない関係」「遠隔地からの支援」「被災地1に対して支援側は複数」「大規模自治体を含む」といった特徴を持つ銀河連邦の支援は、
震災以降の防災協定のありかたに影響を与えた例の一つになり、第7回マニフェスト大賞では審査委員会特別賞を受賞した。


一方で、大気球観測所が大船渡市から移転してきた大樹町は連邦から加盟の勧誘を受け、2008年に参加を表明し<ref>{{Cite news |title=大樹町が来年度銀河連邦に加盟 JAXA施設設置の自治体で構成 |newspaper=[[十勝毎日新聞]] |date=2009-06-10 |author=北雅貴 |url=https://img2.kachimai.jp/dl/spaceport/2009/20090610.pdf |accessdate=2018-07-29 |format=PDF |publisher=十勝毎日新聞社 |page=1}}</ref>、[[2010年]]にタイキ共和国として新しく加盟した<ref name=sagami100501/>。
また連邦と連携をとりながら、肝付町が周辺自治体に呼びかけて結成した大隅半島4市5町復興支援チームの活動も高い評価を得た。


そのような中で[[2011年]]には、[[東日本大震災]]により構成自治体の1つ、大船渡市が甚大な被害を受けた<ref name=ISASnews372>{{Cite journal|和書|author=戸田公明 |authorlink=戸田公明 |year=2012 |month=3 |title=(いも焼酎)被災地より感謝を込めて |journal=ISASニュース |issue=372 |page=11 |publisher=宇宙科学研究所 |issn=0285-2861 |id={{NDLJP|10959934}} |url=https://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/No.372/ISASnews372.pdf |format=PDF}}</ref>。各自治体は発災直後から[[#東日本大震災|大船渡市を支援]]した<ref name="Mainiti_20170310">{{Cite news |title=くらしナビ・気象・防災:広がる遠隔地災害支援協定 |newspaper=毎日新聞(東京) |date=2017-03-10 |author=松本紫帆 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=17}}</ref>。大船渡市の連邦残留、および銀河連邦の活動継続が結果として奏功した{{Sfn|肝付町 編|2012|p=113}}<ref>{{Cite news |title=〈今、ここは〉「銀河連邦」絆は無限 東日本大震災 明日への掲示板 |newspaper=読売新聞(東京) |date=2011-06-24 |author=一條裕二 |publisher=読売新聞東京本社 |page=34}}</ref>。
== 関連項目 ==
*[[姉妹都市]]
*[[友好都市]]
*[[ミニ独立国]]
*[[宇宙航空研究開発機構]]


建国25周年を迎えた[[2012年]]11月には、銀河連邦の構成自治体の名前を小惑星の名前として申請した(すでに命名されていた相模原 ([[:en:7435 Sagamihara|7435 Sagamihara]]) を除く)<ref name=news2>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/646/news_02.pdf |title=銀河連邦ニュース第2号 |accessdate=2018-07-29 |year=2014 |month=3 |format=PDF |website=相模原市 |page=1}}</ref>。申請は翌[[2013年]]9月に承認され、能代 ([[:en:63389 Noshiro|63389 Noshiro]]) ・大船渡 ([[:en:63897 Ofunato|63897 Ofunato]]) ・佐久 ([[:en:64547 Saku|64547 Saku]]) ・肝付 ([[:en:67712 Kimotsuki|67712 Kimotsuki]]) ・大樹 ([[:en:68021 Taiki|68021 Taiki]]) と命名された<ref name=news2/>{{Refnest|group="注"|のちに加盟した角田市の名を冠した小惑星については角田 ([[:en:36426 Kakuda|36426 Kakuda]]) がある。これは角田宇宙センター開所50周年などを記念して、角田市の銀河連邦加盟より前の2016年2月に命名された物である<ref>{{Cite journal|和書|year=2016 |month=5 |title=小惑星 (36426) が、「Kakuda」と命名される! |journal=広報かくだ |issue=691 |page=11 |publisher=角田市 |id={{NDLJP|11044949}} |url=http://www.city.kakuda.lg.jp/contents/200300338.pdf |format=PDF}}</ref>。}}。
== 註釈 ==
<references />


[[2016年]]には角田市がカクダ共和国として加盟し、これで銀河連邦を構成する自治体は5市2町となった<ref name=sagami160401>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/city_promotion/1004018/1004023.html |title=銀河連邦にカクダ共和国が加盟 |accessdate=2018-07-29 |author=シティセールス・親善交流課 |publisher=相模原市 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180729171330/http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/city_promotion/1004018/1004023.html |archivedate=2018-07-29 |url-status=dead|url-status-date=2019-07}}</ref>。
==外部リンク==
;加盟自治体ページ
* [http://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/kikaku/ginga-renpou.html 大樹町 銀河連邦]
* [http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1334145300075/index.html 大船渡市 都市間交流]


=== 年表 ===
* [http://www.city.noshiro.akita.jp/g.html?seq=90 能代市 銀河連邦]
* 1987年(昭和62年)11月8日 - 2市3町により銀河連邦建国<ref name=news25/>{{Refnest|group="注"|なお、能代市ではこれに先立つ10月31日にノシロ共和国の建国記念式典を行っている<ref>{{Cite journal|date=1987-11-10 |title=宇宙への夢とロマン |journal=広報のしろ |issue=664 |pages=2-3 |publisher=能代市 |url=https://www.city.noshiro.lg.jp/old/kouhou/web/html/664/664_2_1.html|accessdate=2022-01-01}}</ref>。}}。
* [https://www.city.saku.nagano.jp/shisei/profile/shimaiyukokoryu/shimaiyukoyukari/kokunai/gingarempokyowakoku.html 佐久市 銀河連邦共和国(友好都市)]
* 1988年(昭和63年)8月1日~2日 - 第1回銀河連邦サミットを能代市で開催<ref>{{Cite news |title=宇宙科学研関連施設のある全国の5市町が初の銀河連邦サミット |newspaper=毎日新聞(東京) |date=1988-08-03 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=27}}</ref><ref>{{Cite journal|date=1988-07-11 |title=第1回銀河連邦ノシロサミット |journal=広報のしろ |issue=680 |pages=6-7 |publisher=能代市 |url=https://www.city.noshiro.lg.jp/old/kouhou/web/html/680/680_6_1.html|accessdate=2022-01-01}}</ref>。
* [http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1005646/index.html 相模原市 銀河連邦]
* 1989年(平成元年)4月 - ISASが相模原市に移転<ref name=ISAS>{{Cite web|和書|url=https://www.isas.jaxa.jp/about/history/ |title=宇宙科学研究所の歴史 |accessdate=2018-07-29 |publisher=宇宙科学研究所}}</ref>。
* [http://kimotsuki-town.jp/1404.htm 銀河連邦/肝付町]
* 1991年(平成3年)8月2日 - 子ども留学交流事業を開始<ref name=asahi910710/>。
;防災連携関連
* [http://kimotsuki-town.jp/secure/6969/01-22-2.pdf 銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定](PDF)
* 1996年(平成8年)2月1日 - 前年発生した阪神・淡路大震災を受けて「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」を締結<ref name=news25/><ref name=asahi960201/><ref name=mainichi960201/>。
* 2001年(平成13年)11月15日 - 三陸町が大船渡市と合併し<ref name=gappei/>、サンリク共和国はサンリクオオフナト共和国と名称変更<ref name=news25/>。
* [http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html 大船渡市][http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1303015440244/html/common/other/50c803bf003.pdf 平成24年11月30日現在 被害状況等資料]
* 2003年(平成15年)10月 - ISASなど航空宇宙研究を行う3機関が統合され、JAXAが発足<ref name=ISAS/>。
* [http://oofunato-hp.com/ 大船渡病院][http://oofunato-hp.com/img/earthquake02_06.pdf 医療・ここのケアチーム保健師・薬剤師・機能訓練・栄養士等合同ミーティング]
* 2005年(平成17年)
* [http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6661 復興支える「銀河連邦」 加盟自治体が連携 保健師業務などで引継ぎ]東海新報社2011年06月04日付
** 4月1日 - 臼田町が佐久市と合併し<ref name=gappei/>、ウスダ共和国はサク共和国と名称変更<ref name=news25/>。
* [http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/ 彩の国さいたま人づくり広域連合][http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/80kenkyu/01/H23/H23_emg_50_5syo.pdf 平成23年度 《政策課題共同研究》より良い被災者支援のための自治体のあり方~東日本大震災を受けて~ 第五章]
** 7月1日 - 内之浦町を含めた広域合併により肝付町が成立し<ref name=gappei/>、ウチノウラ共和国はウチノウラキモツキ共和国と名称変更<ref name=news25/>。
* [http://www.city.koka.lg.jp/ 甲賀市][http://www.city.koka.lg.jp/secure/9887/saigaihaken_report_01-24.pdf 支援業務等を通じて災害に強いまちづくりを考える]
* 2006年(平成18年)3月21日 - (旧)能代市が合併により(新)能代市に変わり<ref name=gappei/>、領域拡大。
* [http://www.city.koka.lg.jp/ 甲賀市][http://www.city.koka.lg.jp/secure/9887/saigaihaken_report_45-49.pdf 支援業務等を通じてカウンターパート等支援のあり方を考える]
* 2010年(平成22年)
* [http://www.city.koka.lg.jp/ 甲賀市] [http://www.city.koka.lg.jp/secure/9887/saigaihaken_report_50-55.pdf 支援業務等を通じて近隣市町との連携、協定のあり方を考える]
** 4月1日 - 大樹町がタイキ共和国として加盟(4月3日の相模原市民桜まつりにて加盟調印式を挙行)<ref name=sagami100501/><ref>{{Cite news |title=銀河連邦に北海道から新規参入、相模原で調印式 |newspaper=[[カナロコ]] |date=2010-04-06 |url=https://www.kanaloco.jp/article/entry-131733.html |accessdate=2019-07-15 |publisher=神奈川新聞社}}</ref>。
* [http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/20128/025020.html 銀河連邦が「マニフェスト大賞、審査委員会特別賞」を受賞しました]
** 4月22日 - 国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士[[野口聡一]]とのリアルタイム交信イベントを開催<ref>{{Cite news |title=「野口さん、こんばんはー」宇宙飛行士野口聡一さんと「銀河連邦」の小中学生が交信/相模原市など |newspaper=カナロコ |date=2010-04-22 |url=https://www.kanaloco.jp/article/entry-132487.html |accessdate=2019-07-15 |publisher=神奈川新聞社}}</ref>。
* [http://www.fdma.go.jp/ 消防庁] [http://www.fdma.go.jp/disaster/chiikibousai_kento/houkokusyo/jirei-4.pdf 地域防災計画における地震・津波対策の充実・強化に関する検討会報告書(平成23年12月)参考事例集4 災害予防等]
* 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、大船渡市に甚大な被害発生<ref name=ISASnews372/>。これを受け、災害時応援協定が発動<ref name="Mainiti_20170310"/>。
* [http://www.city.kakuda.miyagi.jp/index.shtml 角田市] [http://www.city.kakuda.miyagi.jp/contents/200264766.pdf 平成27年度市長日誌バックナンバー 銀河連邦の「七つ星」へ(広報かくだ6月号掲載)]
* 2012年(平成24年)
** 5月28日 - 6月13日を「はやぶさの日」に制定<ref name=yomiuri120601/>。
** 7月27日 - オリジナルフレーム切手セット「銀河連邦25周年記念」を相模原市内で発売<ref>{{Cite news |title=オリジナル切手セット:銀河連邦25周年記念、相模原のみ発売 |newspaper=毎日新聞(地方版・神奈川) |date=2012-08-01 |author=高橋和夫 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=25}}</ref><ref>{{Cite press release |和書 |title=オリジナル フレーム切手セット『銀河連邦25周年記念』の販売開始 |publisher=[[郵便局 (企業)|郵便局株式会社]]南関東支社 |date=2012-07-23 |url=https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2012/document/3001_05_04_512072301.pdf |format=PDF |accessdate=2018-07-29}}</ref>。
** 11月2日 - 第7回マニフェスト大賞において、銀河連邦が震災復興支援・防災対策賞部門の審査委員会特別賞(箭内道彦選)を受賞<ref name=sagami121102/>。
* 2013年(平成25年)
** 6月9日 - はやぶさ2打ち上げ応援イベントにて、タレントの[[中川翔子]]が銀河連邦大統領補佐官に就任<ref>{{Cite news |title=中川翔子、銀河連邦大統領補佐官に就任し「惑星の総選挙をやって欲しい!」 |newspaper=[[マイナビニュース]] |date=2013-06-10 |url=https://news.mynavi.jp/article/20130610-a059/ |accessdate=2018-07-29 |publisher=マイナビ}}</ref>。また、銀河連邦ヒーローを披露<ref name=news2/>。
** 9月19日 - 銀河連邦を構成する自治体の名前が、それぞれ小惑星の名前として、[[国際天文学連合]]に承認<ref name=news2/>。
* 2016年(平成28年)4月1日 - 角田市がカクダ共和国として加盟(4月2日の相模原市民桜まつりにて加盟調印式を挙行)<ref name=sagami160401/>。
* 2017年(平成29年)
** 6月13日 - 銀河連邦の構成自治体を回るスタンプラリー企画を実施<ref>{{Cite news |title=銀河連邦巡る「ロマン企画」 スタンプラリー開催中 |newspaper=[[タウンニュース]](さがみはら中央区版) |date=2017-06-15 |url=https://www.townnews.co.jp/0301/2017/06/15/386103.html |accessdate=2018-07-29 |publisher=タウンニュース社}}</ref>。
** 8月6日 - 銀河連邦建国30周年記念として、銀河連邦こどもワールドサミットを開催<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1005646/1005648.html |title=銀河連邦建国30周年記念「銀河連邦こどもワールドサミット」を開催しました |accessdate=2018-07-29 |author=シティセールス・親善交流課 |publisher=相模原市}}</ref>。
* 2019年 - [[令和元年東日本台風]]により角田市・相模原市・佐久市が被災。災害時応援協定に基づく職員の派遣等が行われた{{Refnest|group="注"|大船渡市から佐久市に技師・道路等の災害調査及び設計業務のための職員を派遣<ref>{{Cite press release|和書|url=http://www.mayors.or.jp/p_action/documents/200312taifu19-jinteki.pdf |format=PDF |title=令和元年東日本台風(第19号)に係る被災地への人的支援等一覧(令和2年2月末時点時点で把握しているもの) |accessdate=2022-01-05 |publisher=全国市長会}}</ref>、能代市から角田市・佐久市に職員を派遣<ref>{{Cite news |title=台風19号の被災地に市職員を派遣 |newspaper=[[北羽新報]] |date=2019-10-19 |url=https://www.hokuu.co.jp/2019.kiji10/16-20.html#juukyuu |accessdate=2022-01-05 |publisher=北羽新報社}}</ref>、大樹町から佐久市に職員を派遣<ref>{{Cite news |title=台風被災地支援の町職員が帰町 大樹 |newspaper=[[十勝毎日新聞]] |date=2019-11-17 |url=https://kachimai.jp/article/index.php?no=492446 |accessdate=2022-01-05 |publisher=十勝毎日新聞社}}</ref>。また大船渡市は被災した3市にそれぞれ100万円を災害見舞金として贈呈<ref>{{Cite press release|和書|url=http://www.mayors.or.jp/p_action/documents/200312taifu19-butteki.pdf |format=PDF |title=令和元年東日本台風(第19号)に係る被災地への物的支援一覧(令和2年2月末時点時点で把握しているもの) |accessdate=2022-01-05 |publisher=全国市長会}}</ref>。}}。

== 災害時応援協定 ==
銀河連邦を構成する自治体の間では「'''銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定'''」が[[1996年]]に締結された{{Sfn|大船渡市|2015|p=184}}。

この災害時に備えるための協定作成の契機は、[[1995年]]に発生した[[阪神・淡路大震災]]であり、同年夏に三陸町で開催されたサミットの場で協定に関する基本合意がなされた<ref name=asahi960201>{{Cite news |title=「銀河連邦」災害時も連携 相模原市など友好5市町できょう発効 |newspaper=朝日新聞(地方版・神奈川) |date=1996-02-01 |publisher=朝日新聞東京本社}}</ref>。協定によって取り決められた応援の内容は、生活物資の提供や被災者への住宅斡旋など9項目であった<ref name=asahi960201/><ref name=mainichi960201>{{Cite news |title=「銀河連邦」で災害相互を応援――宇宙科学研究所のある2市3町間で |newspaper=毎日新聞(地方版・神奈川) |date=1996-02-01 |publisher=毎日新聞東京本社}}</ref>。協定の締結により、それまで文化面・経済面での交流が主だった銀河連邦は、災害や防災の面でも連携を取る事が決まった{{Sfn|震災記録集|p=562}}<ref name=asahi960201/>{{Refnest|group="注"|大災害時の相互援助に係る文言は銀河連邦の発足当初から盛り込まれている<ref>{{Cite journal|date=1987-10-26 |title=銀河連邦ノシロ共和国 |journal=広報のしろ |issue=663|pages=2-3 |publisher=能代市 |url=https://www.city.noshiro.lg.jp/old/kouhou/web/html/663/663_2_1.html|accessdate=2022-01-01}}</ref>。}}。

=== 東日本大震災 ===
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震による東日本大震災では、大船渡市が津波により甚大な被害を受けたため、協定が初めて発動した<ref name=kimotsuki/>。通信手段の絶たれた大船渡市{{Sfn|大船渡市|2015|p=184}}へは[[衛星電話]]で連絡を取り<ref name=shinmai110318>{{Cite news |title=「銀河連邦」が連携 佐久市は物資抱え大船渡へ |newspaper=[[信濃毎日新聞]] |date=2011-03-18 |url=https://www.shinmai.co.jp/eastjapan_quake/2011/03/post-43.php |accessdate=2018-07-29 |publisher=信濃毎日新聞社}}</ref>、各自治体の派遣隊が3月13日から20日にかけ相次いで大船渡入りした{{Sfn|大船渡市|2015|p=183}}。その後も各自治体から職員や医師などが派遣され、避難所の対応や物資の仕分け作業・医療活動・市の業務支援などに従事した{{Sfn|震災記録集|p=562}}{{Sfn|大船渡市|2015|p=185}}。合わせて多くの物資が、大船渡市へ提供された<ref name=ISASnews372/>{{Sfn|大船渡市|2015|pp=185&ndash;186}}。自治体の活動に呼応して住民による支援の動きも高まり{{Sfn|彩の国さいたま人づくり広域連合|2012|p=163}}、例えば佐久市では市の求めに応じて市民が[[カセットコンロ]]796台、ガスボンベ2819本を提供した<ref>{{Cite news |title=マニフェスト大賞:最優秀成果賞、飯田市議会が受賞 審査員特別賞、佐久市加盟「銀河連邦」 |newspaper=毎日新聞(地方版・長野) |date=2012-11-03 |author=藤澤正和 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=24}}</ref>。

これに加えて、肝付町は大隅半島に位置する近隣の4市4町<ref group="注">[[鹿屋市]]、[[垂水市]]、[[曽於市]]、[[志布志市]]、[[大崎町 (代表的なトピック)|大崎町]]、[[東串良町]]、[[錦江町]]、[[南大隅町]]。</ref>に呼びかけて、復興支援チームを3月22日に結成した{{Sfn|震災記録集|p=562}}。チームは連邦と連携を取りながら職員を派遣し、人的支援を行った{{Sfn|彩の国さいたま人づくり広域連合|2012|p=163}}。これ以外にも、能代市が秋田県北部の自治体に職員派遣を依頼したり<ref>{{Cite news |title=東日本大震災:被災地の岩手・大船渡支援で能代市、県北自治体に協力要請 |newspaper=毎日新聞(地方版・秋田) |date=2011-06-28 |author=田村彦志 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=23}}</ref>、[[浜松市]]が同じ政令指定都市である相模原市とのつながりから大船渡市へ支援を行ったりと、支援活動は銀河連邦の枠組みを超えて広がった{{Sfn|大船渡市|2015|p=185}}。一連の活動で銀河連邦の構成自治体が大船渡市に派遣した人員は、合わせて1637人に達した{{Refnest|group="注"|佐久市106人、相模原市662人、能代市605人、肝付町256人、大樹町8人(能代市と肝付町は周辺自治体と結成した支援チームの人数も含む){{Sfn|大船渡市|2015|p=185}}。なお、角田市は連邦加盟前のため含まれていない。}}。

東日本大震災の時点でも災害時応援協定は日本の多くの自治体で締結されていたが、近隣の自治体同士で結ばれた事例が多かったため、被害が広範囲に及んだ東日本大震災では協定を結んでいた自治体がまとめて被災してしまい、協定が上手く機能しなかった例が有った{{Sfn|彩の国さいたま人づくり広域連合|2012|pp=161&ndash;162}}。その中で銀河連邦は、構成自治体が日本各地に分散していたため共倒れする事態を防げ、かつ複数の自治体が連携して被災地支援を長期にわたって継続できた{{Sfn|彩の国さいたま人づくり広域連合|2012|p=164}}{{Sfn|甲賀市市長直轄組織危機管理課 編|2012|p=51}}。また、災害時に限らず平時より銀河連邦として交流してきたため、各自治体の職員や住民の間には信頼関係や親近感が醸成されており、被災地に対する積極的で緊密な支援も可能となった<ref name=shinmai110318/>{{Sfn|彩の国さいたま人づくり広域連合|2012|p=164}}{{Sfn|甲賀市市長直轄組織危機管理課 編|2012|p=45}}。

2012年には地方政治における自治体や市民の活動を顕彰するマニフェスト大賞において、銀河連邦が[[箭内道彦]]選による審査委員会特別賞を受賞した<ref name=sagami121102>{{Cite web|和書|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/bousai/1008665/1000016/1009876.html |title=銀河連邦が「マニフェスト大賞、審査委員会特別賞」を受賞しました |accessdate=2018-07-29 |author=産業政策課 |publisher=相模原市}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/award/award_7.html |title=第7回受賞結果 |accessdate=2018-07-29 |website=マニフェスト大賞 |publisher=マニフェスト研究所}}</ref>。パロディの精神によって築かれた自治体間のつながりが、結果的に被災地の支援活動に活かされた点が評価され<ref>{{Cite news |title=マニフェスト大賞:4件に審査委特別賞 |newspaper=毎日新聞(地方版・神奈川) |date=2012-11-03 |author=高橋和夫 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=26}}</ref>、箭内は銀河連邦に対して「夢があって、ネーミングのセンスがいい」と評した<ref>{{Cite news |title=マニフェスト大賞「銀河連邦」が特別賞 復興支援・ネーミングで評価 |newspaper=タウンニュース(さがみはら中央区版) |date=2012-12-13 |url=https://www.townnews.co.jp/0301/2012/12/13/168763.html |accessdate=2018-07-29 |publisher=タウンニュース社}}</ref>。

== シンボル・記念日 ==
;銀河連邦旗
: 銀河連邦には「国旗」である銀河連邦旗が制定されている。連邦旗は1996年にアメリカのスペースシャトル・[[スペースシャトル・エンデバー|エンデバー]]に搭載されて宇宙に打ち上げられた<ref>{{Cite news |title=銀河連邦国旗、宇宙を駆け巡る 相模原市などの5市町が建国 |newspaper=朝日新聞(地方版・神奈川) |date=1996-01-18 |publisher=朝日新聞東京本社}}</ref>。2009年にも宇宙へ行き、宇宙飛行士[[若田光一]]の手により国際宇宙ステーションの日本の実験棟「[[きぼう]]」内に掲揚された<ref>{{Cite news |title=若田光一宇宙飛行士:ISS「きぼう」に掲揚の銀河連邦旗、相模原市に返還 |newspaper=毎日新聞(地方版・神奈川) |date=2010-07-07 |author=高橋和夫 |publisher=毎日新聞東京本社 |page=23}}</ref>。旗はいずれも地球に戻った後、相模原市に返還された<ref>{{Cite news |title=銀河連邦の旗「帰還」、市立博物館で一般公開 相模原 |newspaper=朝日新聞(地方版・神奈川) |date=1996-03-27 |publisher=朝日新聞東京本社}}</ref><ref>{{Cite news |title=宇宙飛行士若田さんが"銀河連邦"相模原市にシンボル旗返還/神奈川県 |newspaper=カナロコ |date=2010-07-06 |url=https://www.kanaloco.jp/article/entry-135878.html |accessdate=2019-07-15 |publisher=神奈川新聞社}}</ref>。
;銀河連邦ヒーロー
: 2012年の建国25周年を機に、銀河連邦ではキャラクターを制作した<ref>{{Cite press release |和書 |title=グッズ第1弾 銀河連邦ヒーローサガミリオン 缶バッジが登場 |publisher=相模原市 |date=2013-11-15 |url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/310/20131115_01.pdf |format=PDF |accessdate=2018-07-29}}</ref>。2013年に[[ローカルヒーロー]]である銀河連邦ヒーローが登場した<ref name=news2/>{{Sfn|ローカルヒーロー研究会|2013|p=116}}。「未来の銀河連邦から送り込まれた」という設定で、7市町それぞれを象徴するカムイリオン(大樹町)・フナトリオン(大船渡市)・カクダリオン(角田市)・ノシロリオン(能代市)・サガミリオン(相模原市)・サクリオン(佐久市)・イプシリオン(肝付町)の7人で構成される(2013年の登場当時は角田市の連邦加盟前のため、カクダリオンを除く6人{{Sfn|ローカルヒーロー研究会|2013|p=116}})。それぞれのヒーローはイメージカラーを持ち、胸には[[市町村章]]などをかたどったエンブレムがあしらわれている{{Sfn|ローカルヒーロー研究会|2013|p=116}}。
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: 銀河連邦により、[[6月13日]]は「はやぶさの日」と定められた<ref name=sagami120529>{{Cite press release |和書 |title=「はやぶさの日」の制定について |publisher=相模原市 |date=2012-05-29 |url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/328/20120529_06.pdf |format=PDF |accessdate=2018-07-29 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180729230423/http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/328/20120529_06.pdf |archivedate=2018-07-29}}</ref>。ISASにより打ち上げられ、小惑星から微粒子を採取し地球に帰還した小惑星探査機「[[はやぶさ (探査機)|はやぶさ]]」の業績を称える記念日で、6月13日は、はやぶさが地球に帰還した日である<ref name=yomiuri120601>{{Cite news |title=6月13日は はやぶさの日 能代など6市町 帰還日を記念日に |newspaper=読売新聞(地方版・秋田) |date=2012-06-01 |publisher=読売新聞東京本社 |page=29}}</ref><ref name=sagami120529/>。相模原市が中心となって[[日本記念日協会]]に申請し、2012年5月28日に認定された<ref name=yomiuri120601/>。

== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=大船渡市 |title=大船渡市東日本大震災記録誌 |format=PDF |year=2015 |publisher=大船渡市 |id={{NDLJP|11065821}} |pages=63-212 |chapter=第3部 東日本大震災への各分野における対応状況 |chapterurl=https://www.city.ofunato.iwate.jp/uploaded/attachment/9463.pdf |ref=harv}}
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** 「{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20180729171322/http://kimotsuki-town.jp/secure/8118/record-ofunato_01.pdf 第1部]}}」(1-108頁、[http://kimotsuki-town.jp/secure/8118/record-ofunato_01.pdf オリジナル]の2018年7月29日時点によるアーカイブ。)
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* {{Cite book|和書|author=甲賀市市長直轄組織危機管理課 編 |title=東北地方太平洋沖地震災害派遣レポート |year=2012 |publisher=[[甲賀市]] |id={{全国書誌番号|22105024}} |ref=harv}}
** 「{{PDFlink|[http://www.city.koka.lg.jp/secure/9887/saigaihaken_report_45-49.pdf テーマ3 支援業務等を通じてカウンターパート等支援のあり方を考える]}}」(45-49頁)
** 「{{PDFlink|[http://www.city.koka.lg.jp/secure/9887/saigaihaken_report_50-55.pdf テーマ4 支援業務等を通じて近隣市町との連携、協定のあり方を考える]}}」(50-55頁)
* {{Cite book|和書|author=彩の国さいたま人づくり広域連合 |title=平成23年度政策課題共同研究報告書 より良い被災者支援のための自治体のあり方~東日本大震災を受けて~ |format=PDF |year=2012 |publisher=彩の国さいたま人づくり広域連合 |id={{全国書誌番号|22062431}} |pages=152-171 |chapter=第5章 自治体の受援力の向上 |chapterurl=http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/80kenkyu/01/H23/H23_emg_50_5syo.pdf |ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author=ローカルヒーロー研究会 |title=超ローカルヒーロー大図鑑 |year=2013 |publisher=水曜社 |isbn=978-4-88065-329-7 |ref=harv}}
* {{Cite book|和書|title=東日本大震災記録集 |format=PDF |year=2013 |publisher=[[消防庁]] |id={{NDLJP|8766528}} |pages=552-567 |chapter=4.11 地方公共団体間の支援等 |chapterurl=https://www.fdma.go.jp/relocation/concern/publication/higashinihondaishinsai_kirokushu/pdf/honbun/04-11.pdf |ref={{Harvid|震災記録集}} }}

== 関連項目 ==
* [[ミニ独立国]]
* [[市町村サミット]]
* [[災害時応援協定]]

== 外部リンク ==
* 構成自治体による紹介ページ
** [https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/uchu/ginga-renpou.html 銀河連邦] - 大樹町
** [https://www.city.ofunato.iwate.jp/soshiki/kanko/1035.html 銀河連邦] - 大船渡市
** [https://www.city.kakuda.lg.jp/soshiki/4/432.html 「カクダ共和国」が銀河連邦に加盟しました!] - 角田市
** [https://www.city.noshiro.lg.jp/sangyo/ginga-renpo/index 銀河連邦] - 能代市
** [http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1005646/index.html 銀河連邦] - 相模原市
** [https://www.city.saku.nagano.jp/shisei/profile/shimaiyukokoryu/shimaiyukoyukari/kokunai/gingarempokyowakoku.html 銀河連邦共和国(友好都市)] - 佐久市
** [https://kimotsuki-town.jp/chosei/toshi/1/1980.html 銀河連邦] - 肝付町
* [https://gingarenpoh.jp/ 銀河連邦特産品市場]
* [https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1026875/koho/1026880/channel/1012225/1012227.html 銀河連邦建国30周年記念映像] - 相模原チャンネル
* [https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1026875/koho/1026880/channel/1012225/1012270.html 銀河連邦共和国紹介動画] - 相模原チャンネル
* [https://space-kimotsuki.jp/ ウチノウラキモツキ共和国] - きもつき宇宙協議会


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2024年7月18日 (木) 03:34時点における最新版

銀河連邦(ぎんがれんぽう)とは、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の研究施設が置かれている、または、置かれていた日本の自治体で構成した交流組織である[1][2]銀河連邦共和国とも呼ばれる[3]。「ユーモアとパロディの精神」によって組織され、構成自治体を「共和国」に、全体を「連邦」に見立てている[4][5]。構成自治体相互の発展と宇宙への夢とロマンを育むことを目的として、イベントの開催や種々の交流活動を行い友好関係を築いている[6][7]

1980年代に日本各地で相次いで誕生しブームとなったミニ独立国(ミニ共和国)の1つであり、そのブームが下火となった後も積極的に活動を継続した[8][9]。構成自治体の間では災害時応援協定が結ばれており、銀河連邦は防災組織としても機能する[6]

中川翔子が銀河連邦大統領補佐官に就任(2013年6月9日 )

構成自治体

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銀河連邦は以下の5市2町で構成される[7]。各自治体は「共和国」としての国名が付けられ、首長は「大統領」と呼ばれる[2][10]

自治体 共和国名 JAXAの施設
北海道広尾郡大樹町 タイキ共和国 大樹航空宇宙実験場
岩手県大船渡市 サンリクオオフナト共和国 三陸大気球観測所(閉鎖)
宮城県角田市 カクダ共和国 角田宇宙センター
秋田県能代市 ノシロ共和国 能代ロケット実験場
神奈川県相模原市 サガミハラ共和国 相模原キャンパス
長野県佐久市 サク共和国 臼田宇宙空間観測所
鹿児島県肝属郡肝付町 ウチノウラキモツキ共和国 内之浦宇宙空間観測所

三陸大気球観測所は2007年に移転し閉鎖されたが、大船渡市の銀河連邦への加盟は継続している[11][12]。相模原市には銀河連邦本部が置かれている[4]

活動

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銀河連邦サミット・フォーラムの開催、子ども留学交流事業の実施、スポーツや経済面での交流が主な活動である[13][14]

銀河連邦サミット・フォーラム
構成自治体が毎年持ち回りで開催する首脳サミット・フォーラム[15][16]。銀河連邦フォーラムでは各自治体の関係者による近況報告や意見交換、識者を招いた講演会やパネルディスカッションなどが行われる[15][17]
子ども留学交流
各自治体から参加した児童が泊まり込みで、JAXA施設の見学や体験学習などを通して交流する[2][14]1991年より実施した[18]
スポーツ交流
肝付町の「うちのうら銀河マラソン大会」や佐久市の「銀河連邦星の町スピードスケート親善大会」などのスポーツイベントに、銀河連邦の他自治体から選手が参加する[19]。銀河マラソン大会は、銀河連邦の発足を記念して町おこしのために始まった大会である[20]
経済交流
各自治体やJAXAによるイベントへの物産展の出店や[21][22]、各地の特産品の斡旋などを行う[23]。例えば相模原市では、大船渡市のサンマを振る舞うサンマまつりを開催したり[24]、市民が佐久市のリンゴの木のオーナーとなる制度を導入したりしている[23]。2007年8月からは特産品を販売するウェブサイトを開設し、地場産品の販路拡大を図っている[24][25]

歴史

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銀河連邦は相模原市の呼びかけにより、1987年11月8日に「建国」された[2][26]。かねてより日本国内の自治体との友好都市関係の構築を模索していた相模原市が、市内へ宇宙科学研究所(ISAS[注 1])が移転してくるのを機に、ISASの研究・観測施設が置かれている、国内の他の自治体との交流を計画した事が発端である[27]。発足当時の構成自治体は以下の2市3町であった(括弧内は共和国名)[2][28]

  • 岩手県気仙郡三陸町(サンリク共和国)
  • 秋田県能代市(ノシロ共和国)
  • 神奈川県相模原市(サガミハラ共和国)
  • 長野県南佐久郡臼田町(ウスダ共和国)
  • 鹿児島県肝属郡内之浦町(ウチノウラ共和国)

相模原市の人口50万人突破を記念して開催された市民祭典において「建国式」が挙行され、アメリカ航空宇宙局 (NASA)、欧州宇宙機関 (ESA)、ソ連宇宙科学研究所 (IKI) などからは祝電やメッセージが寄せられた[29][注 2]

その後、平成の大合併の進展により三陸町は大船渡市に編入され、周辺自治体と合併した臼田町は佐久市へ編入され、内之浦町は肝付町に編入された[31]。それでも銀河連邦の友好都市関係は、いずれも合併後の市町に引き継がれ、サンリク共和国はサンリクオオフナト共和国、ウスダ共和国はサク共和国、ウチノウラ共和国はウチノウラキモツキ共和国へと改名した[19]。やがて、かつてのミニ独立国ブームが失速するにつれ、銀河連邦の活動についても2007年の建国20周年を以って打ち切る話も上がっていた[32]。しかし、三陸大気球観測所が閉鎖された大船渡市が施設閉鎖後も連邦加盟の継続を申し出た事もあり、30周年に向けて活動を継続すると決まったという[32]

一方で、大気球観測所が大船渡市から移転してきた大樹町は連邦から加盟の勧誘を受け、2008年に参加を表明し[33]2010年にタイキ共和国として新しく加盟した[10]

そのような中で2011年には、東日本大震災により構成自治体の1つ、大船渡市が甚大な被害を受けた[34]。各自治体は発災直後から大船渡市を支援した[35]。大船渡市の連邦残留、および銀河連邦の活動継続が結果として奏功した[32][36]

建国25周年を迎えた2012年11月には、銀河連邦の構成自治体の名前を小惑星の名前として申請した(すでに命名されていた相模原 (7435 Sagamihara) を除く)[37]。申請は翌2013年9月に承認され、能代 (63389 Noshiro) ・大船渡 (63897 Ofunato) ・佐久 (64547 Saku) ・肝付 (67712 Kimotsuki) ・大樹 (68021 Taiki) と命名された[37][注 3]

2016年には角田市がカクダ共和国として加盟し、これで銀河連邦を構成する自治体は5市2町となった[39]

年表

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  • 1987年(昭和62年)11月8日 - 2市3町により銀河連邦建国[19][注 4]
  • 1988年(昭和63年)8月1日~2日 - 第1回銀河連邦サミットを能代市で開催[41][42]
  • 1989年(平成元年)4月 - ISASが相模原市に移転[43]
  • 1991年(平成3年)8月2日 - 子ども留学交流事業を開始[18]
  • 1996年(平成8年)2月1日 - 前年発生した阪神・淡路大震災を受けて「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」を締結[19][44][45]
  • 2001年(平成13年)11月15日 - 三陸町が大船渡市と合併し[31]、サンリク共和国はサンリクオオフナト共和国と名称変更[19]
  • 2003年(平成15年)10月 - ISASなど航空宇宙研究を行う3機関が統合され、JAXAが発足[43]
  • 2005年(平成17年)
    • 4月1日 - 臼田町が佐久市と合併し[31]、ウスダ共和国はサク共和国と名称変更[19]
    • 7月1日 - 内之浦町を含めた広域合併により肝付町が成立し[31]、ウチノウラ共和国はウチノウラキモツキ共和国と名称変更[19]
  • 2006年(平成18年)3月21日 - (旧)能代市が合併により(新)能代市に変わり[31]、領域拡大。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月1日 - 大樹町がタイキ共和国として加盟(4月3日の相模原市民桜まつりにて加盟調印式を挙行)[10][46]
    • 4月22日 - 国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士野口聡一とのリアルタイム交信イベントを開催[47]
  • 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、大船渡市に甚大な被害発生[34]。これを受け、災害時応援協定が発動[35]
  • 2012年(平成24年)
    • 5月28日 - 6月13日を「はやぶさの日」に制定[48]
    • 7月27日 - オリジナルフレーム切手セット「銀河連邦25周年記念」を相模原市内で発売[49][50]
    • 11月2日 - 第7回マニフェスト大賞において、銀河連邦が震災復興支援・防災対策賞部門の審査委員会特別賞(箭内道彦選)を受賞[51]
  • 2013年(平成25年)
    • 6月9日 - はやぶさ2打ち上げ応援イベントにて、タレントの中川翔子が銀河連邦大統領補佐官に就任[52]。また、銀河連邦ヒーローを披露[37]
    • 9月19日 - 銀河連邦を構成する自治体の名前が、それぞれ小惑星の名前として、国際天文学連合に承認[37]
  • 2016年(平成28年)4月1日 - 角田市がカクダ共和国として加盟(4月2日の相模原市民桜まつりにて加盟調印式を挙行)[39]
  • 2017年(平成29年)
    • 6月13日 - 銀河連邦の構成自治体を回るスタンプラリー企画を実施[53]
    • 8月6日 - 銀河連邦建国30周年記念として、銀河連邦こどもワールドサミットを開催[54]
  • 2019年 - 令和元年東日本台風により角田市・相模原市・佐久市が被災。災害時応援協定に基づく職員の派遣等が行われた[注 5]

災害時応援協定

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銀河連邦を構成する自治体の間では「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」が1996年に締結された[59]

この災害時に備えるための協定作成の契機は、1995年に発生した阪神・淡路大震災であり、同年夏に三陸町で開催されたサミットの場で協定に関する基本合意がなされた[44]。協定によって取り決められた応援の内容は、生活物資の提供や被災者への住宅斡旋など9項目であった[44][45]。協定の締結により、それまで文化面・経済面での交流が主だった銀河連邦は、災害や防災の面でも連携を取る事が決まった[6][44][注 6]

東日本大震災

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2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震による東日本大震災では、大船渡市が津波により甚大な被害を受けたため、協定が初めて発動した[13]。通信手段の絶たれた大船渡市[59]へは衛星電話で連絡を取り[61]、各自治体の派遣隊が3月13日から20日にかけ相次いで大船渡入りした[62]。その後も各自治体から職員や医師などが派遣され、避難所の対応や物資の仕分け作業・医療活動・市の業務支援などに従事した[6][63]。合わせて多くの物資が、大船渡市へ提供された[34][64]。自治体の活動に呼応して住民による支援の動きも高まり[65]、例えば佐久市では市の求めに応じて市民がカセットコンロ796台、ガスボンベ2819本を提供した[66]

これに加えて、肝付町は大隅半島に位置する近隣の4市4町[注 7]に呼びかけて、復興支援チームを3月22日に結成した[6]。チームは連邦と連携を取りながら職員を派遣し、人的支援を行った[65]。これ以外にも、能代市が秋田県北部の自治体に職員派遣を依頼したり[67]浜松市が同じ政令指定都市である相模原市とのつながりから大船渡市へ支援を行ったりと、支援活動は銀河連邦の枠組みを超えて広がった[63]。一連の活動で銀河連邦の構成自治体が大船渡市に派遣した人員は、合わせて1637人に達した[注 8]

東日本大震災の時点でも災害時応援協定は日本の多くの自治体で締結されていたが、近隣の自治体同士で結ばれた事例が多かったため、被害が広範囲に及んだ東日本大震災では協定を結んでいた自治体がまとめて被災してしまい、協定が上手く機能しなかった例が有った[68]。その中で銀河連邦は、構成自治体が日本各地に分散していたため共倒れする事態を防げ、かつ複数の自治体が連携して被災地支援を長期にわたって継続できた[69][70]。また、災害時に限らず平時より銀河連邦として交流してきたため、各自治体の職員や住民の間には信頼関係や親近感が醸成されており、被災地に対する積極的で緊密な支援も可能となった[61][69][71]

2012年には地方政治における自治体や市民の活動を顕彰するマニフェスト大賞において、銀河連邦が箭内道彦選による審査委員会特別賞を受賞した[51][72]。パロディの精神によって築かれた自治体間のつながりが、結果的に被災地の支援活動に活かされた点が評価され[73]、箭内は銀河連邦に対して「夢があって、ネーミングのセンスがいい」と評した[74]

シンボル・記念日

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銀河連邦旗
銀河連邦には「国旗」である銀河連邦旗が制定されている。連邦旗は1996年にアメリカのスペースシャトル・エンデバーに搭載されて宇宙に打ち上げられた[75]。2009年にも宇宙へ行き、宇宙飛行士若田光一の手により国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」内に掲揚された[76]。旗はいずれも地球に戻った後、相模原市に返還された[77][78]
銀河連邦ヒーロー
2012年の建国25周年を機に、銀河連邦ではキャラクターを制作した[79]。2013年にローカルヒーローである銀河連邦ヒーローが登場した[37][80]。「未来の銀河連邦から送り込まれた」という設定で、7市町それぞれを象徴するカムイリオン(大樹町)・フナトリオン(大船渡市)・カクダリオン(角田市)・ノシロリオン(能代市)・サガミリオン(相模原市)・サクリオン(佐久市)・イプシリオン(肝付町)の7人で構成される(2013年の登場当時は角田市の連邦加盟前のため、カクダリオンを除く6人[80])。それぞれのヒーローはイメージカラーを持ち、胸には市町村章などをかたどったエンブレムがあしらわれている[80]
はやぶさの日
銀河連邦により、6月13日は「はやぶさの日」と定められた[81]。ISASにより打ち上げられ、小惑星から微粒子を採取し地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の業績を称える記念日で、6月13日は、はやぶさが地球に帰還した日である[48][81]。相模原市が中心となって日本記念日協会に申請し、2012年5月28日に認定された[48]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2003年に他機関と統合されJAXAの一部門へ統合された。
  2. ^ NASAからの祝電は相模原市の要望に応じた物で、的川泰宣が実現に尽力した[30]
  3. ^ のちに加盟した角田市の名を冠した小惑星については角田 (36426 Kakuda) がある。これは角田宇宙センター開所50周年などを記念して、角田市の銀河連邦加盟より前の2016年2月に命名された物である[38]
  4. ^ なお、能代市ではこれに先立つ10月31日にノシロ共和国の建国記念式典を行っている[40]
  5. ^ 大船渡市から佐久市に技師・道路等の災害調査及び設計業務のための職員を派遣[55]、能代市から角田市・佐久市に職員を派遣[56]、大樹町から佐久市に職員を派遣[57]。また大船渡市は被災した3市にそれぞれ100万円を災害見舞金として贈呈[58]
  6. ^ 大災害時の相互援助に係る文言は銀河連邦の発足当初から盛り込まれている[60]
  7. ^ 鹿屋市垂水市曽於市志布志市大崎町東串良町錦江町南大隅町
  8. ^ 佐久市106人、相模原市662人、能代市605人、肝付町256人、大樹町8人(能代市と肝付町は周辺自治体と結成した支援チームの人数も含む)[63]。なお、角田市は連邦加盟前のため含まれていない。

出典

[編集]
  1. ^ 銀河連邦ニュース第4号” (PDF). 相模原市. p. 1 (2016年3月). 2018年7月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e “JAXA施設立地 5市2町で"建国"「銀河連邦」交流30年 大震災では支援の輪も”. 北海道新聞 (北海道新聞社): p. 28. (2017年1月4日) 
  3. ^ 朝日新聞掲載「キーワード」. “銀河連邦共和国”. コトバンク. 2018年7月29日閲覧。
  4. ^ a b 銀河連邦の概要” (PDF). 相模原市体育協会. p. 1. 2018年7月29日閲覧。
  5. ^ “大船渡市が「新共和国」設立”. 読売新聞(地方版・岩手) (読売新聞東京本社): p. 31. (2002年1月1日) 
  6. ^ a b c d e 震災記録集, p. 562.
  7. ^ a b シティセールス・親善交流課. “銀河連邦”. 相模原市. 2018年7月29日閲覧。
  8. ^ 近藤智大 (2012年6月13日). “6月13日を「はやぶさの日」と制定した「銀河連邦」ってなんだ?”. 日刊SPA!. 扶桑社. 2018年7月29日閲覧。
  9. ^ 加山俊夫(巻頭言)相模原を世界へ、さらに宇宙へ」(PDF)『自治体国際化フォーラム』第250号、自治体国際化協会、2010年7月15日、1頁、NDLJP:8667597。「研究施設が所在する国内の6市町で構成する「銀河連邦共和国」(いわゆるミニ独立国)」 
  10. ^ a b c 銀河連邦にタイキ共和国(北海道大樹町)が加盟」(PDF)『広報さがみはら』第1192号、相模原市、2010年5月1日、5頁。 
  11. ^ 企画調整課. “銀河連邦”. 大船渡市. 2019年7月15日閲覧。
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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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