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2020年1月25日 (土) 03:54時点における版

全国大学連合原理研究会[1]
Collegiate Association for the Research of the Principle[1]
設立 1964年4月[2]
本部 日本の旗 日本東京都世田谷区
池尻3-21-1-1403[1]
座標 北緯35度38分56秒 東経139度40分50秒 / 北緯35.64889度 東経139.68056度 / 35.64889; 139.68056座標: 北緯35度38分56秒 東経139度40分50秒 / 北緯35.64889度 東経139.68056度 / 35.64889; 139.68056
会長 本山勝道[3]
ウェブサイト http://worldcarp.jp/
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原理研究会(げんりけんきゅうかい、Collegiate Association for the Research of PrinciplesCARP)とは、世界平和統一家庭連合の総裁、文鮮明が提唱する"統一原理”を研究する非営利団体。略して「原研」、「原理研」または英名の略称で「カープ」と呼ばれることも多い。厳密には個々の大学にある原理研究会の連合体である。個々の大学または大学周辺地域の学生サークル活動として統一原理を研究している。

世界80か国で活動[4][5]。日本では70の大学にあるとされる[5]

目的・方針

1972年10月に作成された内部文書『J・CARPニュース』によると、原理研究会の「第一回全国指導者研修会」で出された方針は以下の通りである[6]

  • 基本方針 - 「毎年五百名の卒業生を出す。卒業後は全員十字軍へ」「一万二千名復帰。一人月一名復帰」「一年間で千二百名の教授復帰。百二十大学の総長への影響圏」「東大を中心とした自治会復帰。特に主要大学の自治会復帰」
  • スローガン - 「人や社会に希望をあたえよう」

概略

世界大学原理研究会

世界的にまとめているのは1984年11月に発足した「世界大学原理研究会」(W-CARP / World CARP /World Collegiate Association for the Research of Principles)[7]で、公式ウェブサイトでは自らを『W-CARP JAPANは、「志」をもった若者を育成し、輩出する人材育成団体』と説明している。

初代会長には文鮮明の長男で当時22歳だった文孝進が就任した[7]

全国大学連合原理研究会

日本においては1964年4月[4]または1964年7月または1964年9月[6]または1966年1月[8]または1969年9月、統一教会の教祖、文鮮明が提唱する統一教会の教理“統一原理”を研究する団体として「全国大学連合原理研究会」 (Japan Carp 、略称・J-CARP )が発足し[8][9]、全国の各大学の学サークルである「原理研究会」が加盟している[10]

日本の統一教会においては、「原理研究会」という別組織ができたことで学生がそちらに取られ、人材の低下や男性信者の比率が落ちたため[8]1978年[6]、教団内部に「学生部」が作られるようになった[8]

2009年9月8日、公式サイトが一新された。

アメリカ合衆国における原理研究会

アメリカでは 1971年暮れに統一教会が進出した後、1973年に原理研究会 (CARP) が設立され、若者の多くはこの原理研究会を通じて統一教会に入信した[11]

沿革

  • 1964年4月[4]または1964年7月または1964年9月[6]または1966年1月[8]または1969年9月 - 統一原理を研究する団体として、日本において「全国大学連合原理研究会」 が発足。
  • 1985年 - 創始者、文鮮明の長男、文孝進が世界大学原理研究会 (W-CARP) の世界会長に就任。
  • 1992年 - 文鮮明の三男、文顕進が世界大学原理研究会の世界会長に就任。
  • 2000年10月26日から11月9日 - 「CARPアカデミー訪韓セミナー」を開催。
  • 2001年 - 統一教会副会長(当時)の徳野英治 がワールドカープ・ジャパン (World CARP Japan) の会長に就任。
    • 8月上旬 - モンゴル国において、日韓蒙3ヶ国合同でPOP (Project for One Peace) と題した国際奉仕プロジェクトを開催。ワールドカープ・ジャパンから6名が参加。
    • 9月4日から11日 - 「第7回日中青年学生友好訪中セミナー」を開催。日本、韓国フィリピンの原理研究会メンバーと一般の参加者の計150名が参加。
  • 2002年 - 統一教会元教育局長の松波孝幸がワールドカープ・ジャパン会長に就任。
  • 2006年 - 梶栗正義がワールドカープ・ジャパン会長に就任。
  • 2008年 - 文亨進が「世界大学原理研究会」の世界会長に就任。梶栗正建がワールドカープ・ジャパン会長就任。

統一教会との関係

実体として一体、とする主張の根拠となるもの

  • 文鮮明自身がアメリカ上院公聴会で「世界の人々を独裁主義から解放するため、私は国際勝共連合を設立し、更に大学に原理研究会をつく」ったと証言している[6]
  • 世界大学原理研究会の初代会長には文鮮明の長男文孝進[7][6]が就任し、その後の会長も文鮮明の息子や統一教会の幹部ばかりである。
  • 日本の全国大学連合原理研究会初代会長の太田洪量は1970年の合同結婚式に参加し、『世界日報』取締役である[6]
  • 浅見定雄が入手した『信仰・理想・情熱━はばたく原研』と題する宣伝用のパンフレットには統一教会の教理解説書である『原理講論』はすべての原理研究会の会員が学ぶ基本テキストである旨が記されているという[12]

別組織、とする主張の根拠となるもの

  • 1977年4月11日 - 東京法務局が統一教会の本部で、総務部長、公報企画部長、部長に聴取した際に、統一教会側は「原理研究会は統一教会の下部組織ではなく、学生の自主的団体。百二十の大学に作られており、会員は約五千名。」、「年間三十億円ある資金はすべて信者の献金によるもの。」と説明した[13]
  • 『ムーニズム』という統一教会の運動を意味する題名の雑誌を発行していた中で、統一教会の教えである「統一原理」に対する統一教会に反対する牧師による反論を掲載していた[14]
  • 2007年 - この時点においては「当法人とは別組織であり、それぞれ設立目的や趣旨、活動などが異なる団体です」[15]と説明している。
  • 公式サイトでは、原理研究会が統一原理を利用していることに対し、『「統一原理」は、宗教法人「世界基督教統一神霊協会(略称:統一教会)」 の教理解説書でもありますが、W-CARP JAPANとは、別の団体です。W-CARP JAPANは、統一原理を理念とした「人材育成団体」であり、非営利組織です。』と説明している。

活動

主な活動は教義である「統一原理」の学習。

一般的にはボランティアで街の清掃や大学案内などの活動を行っている。また学生新聞の発行を行うサークルを立ち上げている大学もある。

医学生や看護学生に対しては「平和医学アカデミー」「医療奉仕団」などの海外派遣で接近することもある[6]

学生新聞

指導者セミナー

1973年文鮮明の提唱で始まり、有名大学の3、4年生、大学院生を対象に、渡航費無料、滞在費無料でアメリカに招待し、アメリカ各地を渡り歩く間に「ムーニズム」「統一思想」を吹き込んでつながりをつけ、教授や高級官僚に送り込もうというものである

参考文献

  • 『伝統の旗手━文孝進・世界原研会長メッセージ集』(全国大学連合原理研究会「ムーニズム」編集室 1987年3月1日)
  • 『心情文化の主人━文顯進 W-CARP会長 講演集』(World CARP Japan 編訳  2004年10月1日)
  • 『わたしは"洗脳"された』新日本出版社 ISBN 4-406-01773-9
  • 洪蘭淑著、林四郎訳『わが父文鮮明の正体』文藝春秋 1998年11月25日 ISBN 9784163546100
  • 浅見定雄『統一協会=原理運動―その見極めかたと対策』日本キリスト教団出版局 1987年3月 ISBN 978-4818421110

脚注

  1. ^ a b c ワールドカープ・ジャパン. “World CARP JAPANについて”. 2017年5月30日閲覧。
  2. ^ ワールドカープ・ジャパン. “私たちCARPの歴史”. 2017年5月30日閲覧。
  3. ^ ワールドカープ・ジャパン. “会長あいさつ”. 2017年5月30日閲覧。
  4. ^ a b c ワールドカープ・ジャパン公式ウェブサイト
  5. ^ a b 統一協会関連団体統一協会被害者家族の会
  6. ^ a b c d e f g h 『わたしは"洗脳"された』pp.133-137。
  7. ^ a b c 『伝統の旗手----文孝進・世界原研会長メッセージ集』 全国大学連合原理研究会「ムーニズム」編集室 1987年3月1日
  8. ^ a b c d e 『統一協会=原理運動―その見極めかたと対策』
  9. ^ 2001年6月29日 札幌地裁 判決抜すい霊感商法の実態[リンク切れ]
  10. ^ 2001年6月29日 札幌地裁 判決
  11. ^ 『わが父文鮮明の正体』pp.67-68。
  12. ^ 『統一協会=原理運動―その見極めかたと対策』pp.81-86。
  13. ^ 第80回国会 衆議院 法務委員会 第19号 1977年(昭和52年)5月25日(議事録
  14. ^ 野村健二 『森山牧師の批判に答える(正・続)』(ムーニズム編集室、1988年1989年
  15. ^ 「週刊新潮」2007年4月19日号に対する抗議及び謝罪・訂正要求 2007年4月13日(「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト)
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 青春を返せ裁判」を支援する会会報1994年2月・第6号 http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/newsle06.htm
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 京都大学新聞社 http://www.kyoto-up.org/genri/
  18. ^ http://www.geocities.jp/dtfmj027/discography1982-1985.html
  19. ^ http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2009/03/news20090301-01.html
  20. ^ http://www.niigata-u.ac.jp/gateways/alumni/10_attention_002.html
  21. ^ http://www.nu-press.net/info/archives/02about/ruiji.html
  22. ^ http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=27&yu_m=3_15

関連項目

外部リンク