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2020年2月3日 (月) 12:00時点における版

岩清水 梓
名前
愛称 いわし
カタカナ イワシミズ アズサ
ラテン文字 IWASHIMIZU Azusa
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1986-10-14) 1986年10月14日(37歳)
出身地 岩手県滝沢市
身長 163cm
体重 55kg
選手情報
在籍チーム 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
ポジション DF
背番号 22
利き足 右足
ユース
1993-1999 大沼SSS
1999-2002 日テレ・メニーナ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 278 (21)
代表歴2
2006-2016 日本の旗 日本 122 (11)
獲得メダル
女子サッカー
オリンピック
2012 ロンドン 女子
1. 国内リーグ戦に限る。2018年11月3日現在。
2. 2016年3月9日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

岩清水 梓(いわしみず あずさ、1986年10月14日 - )は、岩手県滝沢市出身の女子サッカー選手。日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。ポジションはディフェンダー日本女子体育大学出身[1]ワタナベエンターテインメント所属。

来歴

岩手県岩手郡滝沢村(現・滝沢市)出身[2]。1歳になる前に神奈川県相模原市に移り住んだ[3]

小学1年生のときに大沼SSSでサッカーを始める[4]。1999年、中学1年生のときに父親が応募したことがきっかけでNTVベレーザ (現・日テレ・ベレーザ)の下部組織であるNTVメニーナのセレクションを受け合格した[4]。メニーナでは寺谷真弓の指導を受け[5][6]2001年2002年にはベレーザの下部組織登録選手となり、2003年には正式にベレーザ登録選手へ昇格。同年の第15回L・リーグ開幕戦で先発デビューし、22試合中17試合で1得点の活躍をした。

その後、U-18、U-19、U-20の女子代表やユニバーシアード・トルコ大会女子代表に選出されると、2006年2月18日の国際親善試合ロシア戦(静岡スタジアム)で途中出場により日本女子代表「なでしこジャパン」でデビューする[7]。 同年5月7日の国際親善試合・アメリカ戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場)で前半3分に代表初ゴールとなる先制点をあげて注目されるようになり、12月の第15回アジア競技大会カタールドーハ)ではグループリーグ・中国戦、準決勝・韓国戦で連続してゴールをあげ、銀メダル獲得に貢献した。またこの年の国内リーグにてベストイレブンに選出された。

2007年のFIFA女子ワールドカップ、2008年北京オリンピックでも日本代表に選出された[7]

2010年アジア競技大会広州)では決勝戦の北朝鮮戦で決勝点となるヘディングシュートを決めた[8]

2011年7月17日、FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会決勝戦のアメリカ戦、同点で迎えた延長後半ロスタイム、FWアレックス・モーガンをペナルティエリア外で倒し一発退場処分を受けたが、このプレーにより日本は決定的なピンチを凌ぎ、その後PK戦を制しワールドカップ初優勝を果たした[9]

7月18日、ドイツのサッカー専門誌キッカーにてベストイレブンに選出された[10]

プレーのかたわら、日本テレビ関連会社の日本テレビワーク24に勤務していた[11]が、2011年10月からベレーザとプロ契約を結ぶこととなった。これにより、ベレーザから澤穂希大野忍以来のプロ契約選手が誕生した[12][13]。澤や大野の他、宮間あや山郷のぞみ矢野喬子も所属クラブとプロ契約を結んでおり、なでしこの国内組では6人目となった。

2012年1月17日、岩手県滝沢村の名誉村民の称号が与えられた[14]

ロンドンオリンピックでは、全6試合に出場し日本代表初の銀メダル獲得に貢献。BBCが選ぶベスト11に日本人選手で唯一選出された[15]

2014年のAFC女子アジアカップでは攻守にわたって活躍。準決勝・決勝と2戦連続で決勝ゴールをあげ、AFC女子アジアカップ初優勝に貢献した[16]

2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[17][18]

2017年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ3連覇に貢献し、12年連続12回目のベストイレブン選出は加藤與恵に並ぶ歴代最多タイ記録となった[19]

2018年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ4連覇に貢献し、歴代最多となる13年連続13回目のベストイレブンに選出された[20][21]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2001 日テレ・ベレーザ L・リーグ 0 0 -
2002 0 0 -
2003 19 17 1 - 1 0 18 1
2004 L・リーグ1部(L1) 0 0 -
2005 18 16 1 - 4 0 20 1
2006 なでしこ Div.1 17 3 - 3 0 20 3
2007 19 1 1 0 3 0 23 1
2008 16 2 - 0 0 16 2
2009 22 21 2 - 4 0 25 2
2010 なでしこ 17 2 5 0 1 0 23 2
2011 16 1 - 3 0 19 1
2012 17 1 5 0 2 1 24 2
2013 18 2 9 1 2 0 29 3
2014 28 2 - 3 1 31 3
2015 なでしこ1部 22 1 - 2 0 24 1
2016 18 1 10 2 4 0 32 3
2017 18 1 9 4 5 1 32 6
2018 18 0 9 0 5 0 32 0
2019 10 2 10 2
通算 日本 1部 278 21 58 9
総通算 278 21 58 9

タイトル

  • 個人
    • なでしこリーグベストイレブン:13回 (2006、2007、2008、2009、2010、2011201220132014、2015、2016、2017、2018)
    • なでしこリーグ敢闘賞:1回 (2013)
    • なでしこリーグ特別賞 : 1回(2019)

代表歴

選出歴等

日本女子代表 (なでしこジャパン)

試合数


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2006 10 3
2007 13 2
2008 18 0
2009 3 0
2010 13 3
2011 17 0
2012 11 0
2013 10 0
2014 14 3
2015 10 0
2016 3 0
通算 122 11

(2016年3月9日現在)

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2006年5月7日 日本の旗 熊本 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ● 1-3 親善試合
2. 2006年12月7日 カタールの旗 ドーハ 中華人民共和国の旗 中国 ○ 1-0 第15回アジア競技大会
3. 2006年12月10日 大韓民国の旗 韓国 ○ 3-1
4. 2007年8月4日 ベトナムの旗 ハイフォン ベトナムの旗 ベトナム ○ 8-0 北京オリンピックアジア最終予選
5. 2007年9月2日 日本の旗 千葉 ブラジルの旗 ブラジル ○ 2-1 キリンチャレンジカップ2007(2007 FIFA女子ワールドカップ壮行試合)
6. 2010年1月15日 チリの旗 コキンボ チリの旗 チリ △ 1-1 BICENNTENIAL WOMAN'S CUP 2010
7. 2010年5月20日 中華人民共和国の旗 成都 ミャンマーの旗 ミャンマー ○ 8-0 2010 AFC女子アジアカップ
8. 2010年11月22日 中華人民共和国の旗 広州 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 ○ 1-0 第16回アジア競技大会
9. 2014年5月22日 ベトナムの旗 ホーチミン 中華人民共和国の旗 中国 ○ 2-1 2014 AFC女子アジアカップ
10. 2014年5月25日 オーストラリアの旗 オーストラリア ○ 1-0
11. 2014年9月26日 大韓民国の旗 華城 香港の旗 香港 ○ 9-0 第17回アジア競技大会

主なメディア出演

テレビ

CM

脚注

  1. ^ OGが仁川アジア競技大会で活躍しました日本女子体育大学公式サイト.2014.10.8付、2017年12月17日閲覧。
  2. ^ 諦めない姿、復興に力 サッカー女子W杯初優勝”. 岩手日報 (2011年7月19日). 2011年7月19日閲覧。
  3. ^ 岩清水選手 祖父母も声援”. 読売新聞 (2011年7月19日). 2011年7月19日閲覧。
  4. ^ a b 自分が一度決めたことは、簡単にやめない――岩清水梓(日テレ・ベレーザ)サカイク.2013.6.18付、2017年12月17日閲覧。
  5. ^ 【女子W杯プレビュー】岩清水梓の隠された才能/日テレ・メニーナ寺谷真弓監督インタビューCOACH UNITED.2015.6.4付、2017年12月17日閲覧。
  6. ^ 日テレ・ベレーザ 岩清水梓インタビュー 「女の子が中学校でサッカーができる環境を整えたい」公益財団法人 東京都サッカー協会 OFFICIAL WEBSITE、2017年12月17日閲覧。
  7. ^ a b 被災地・滝沢村に届けた勇気 岩清水梓 活力の元は嵐”. スポーツニッポン (2011年7月18日). 2011年7月19日閲覧。
  8. ^ Xinhua: Japan wins historic Football gold at Asian Games (英語) 2010年アジア競技大会公式サイト 2010.11.12付ニュースリリース
  9. ^ <なでしこのDFリーダーとして> 岩清水梓 「怖さを、強さに変えて」Number.Web. 2015.3.28付、2017年12月17日閲覧。
  10. ^ なでしこ優勝に歓喜と称賛の声が続々世界が伝えた日本の快挙スポーツナビ.2011.7.18付、2017年12月17日閲覧。
  11. ^ なでしこジャパン ワールドカップ優勝 日テレ・ベレーザ、岩清水梓選手、岩渕真奈選手へ 特別顕彰として各100万円贈呈 日本テレビプレスリリース 2011年7月19日参照
  12. ^ 岩清水、日テレとプロ契約 チーム唯一ニッカンスポーツ.2011.10.5付、2017年12月17日閲覧。
  13. ^ 岩清水梓選手プロ契約締結のお知らせ”. 東京ヴェルディ (2011年10月5日). 2011年10月17日閲覧。
  14. ^ 岩清水が滝沢村名誉村民「誇りに思う」ニッカンスポーツ.2012.1.16付、2017年12月17日閲覧。
  15. ^ Olympic women's football: Team of the tournament BBC Sports 11 August 2012
  16. ^ 岩清水2戦連発…めっちゃいいボール来た日刊スポーツ 2014年5月26日 2014年5月27日閲覧)
  17. ^ なでしこ、宮間や大儀見ら20人選出 五輪最終予選 日本経済新聞、2016年3月3日閲覧。
  18. ^ なでしこ、ベトナムに快勝も五輪出場ならず アジア最終予選 日本経済新聞、2016年3月8日閲覧。
  19. ^ 日テレ・阪口が初の3年連続MVP ベストイレブンは日テレ勢が8人占める/なでしこLSANSPO.COM. 2017.10.9付、2017年12月17日閲覧。
  20. ^ 田中美南選手がリーグMVPを初受賞!最優秀審判賞は高橋早織審判員が受賞 2018プレナスなでしこリーグ/2018プレナスチャレンジリーグ表彰式JFA公式サイト. 2018.11.6付、2018年12月10日閲覧。
  21. ^ ベストイレブン、岩清水が13度目 なでしこリーグ岩手日報. 2018.11.6付、2018年12月10日閲覧。
  22. ^ JALの新CMになでしこが登場…空港で華麗な“見えない”パス回し披露”. サッカーキング (2015年5月2日). 2015年5月8日閲覧。

参照文献

  • 『読売新聞』2012年1月17日東京朝刊岩手版

外部リンク