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2014 日本女子サッカーリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本女子サッカーリーグ1部
(プレナスなでしこリーグ)
シーズン 2014
優勝 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
降格 FC吉備国際大学Charme
IWCC出場 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
岡山湯郷Belle
試合数 132
ゴール数 402 (1試合平均3.05)
得点王 菅澤優衣香 (ジェフL) (20得点)
2013
2015
日本女子サッカーリーグ2部
(プレナスチャレンジリーグ)
シーズン 2014
優勝 スペランツァFC大阪高槻
昇格 スペランツァFC大阪高槻
降格 清水第八プレアデス
試合数 176
ゴール数 612 (1試合平均3.48)
得点王 横山久美 (AC長野) (30得点)
2013
2015

2014 日本女子サッカーリーグ(2014 にほんじょしサッカーリーグ)とは、2014年3月から11月にかけて開催された第26回の日本女子サッカーリーグである。

大会概要

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2014年から3年計画で行われるリーグ改革[1] の一環として、レギュレーションが大幅に変更になっている。

なでしこリーグ

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なでしこリーグ(1部)においては、下記のレギュレーションにより、各チームが年間28試合もしくは24試合を戦う。このためなでしこリーグカップは今年は行われない。

レギュラーシリーズ(2014年3月29日-8月17日)
2013年シーズンまでのリーグ戦に相当するもので、10チームがホーム・アンド・アウェー2回戦総当たり(18節)を戦い、勝ち点順に上位6チームと下位4チームに分ける。
この時点での最上位チームが「レギュラーシリーズ優勝」となり、国際女子サッカークラブ選手権2014(IWCC)出場権が与えられる。
エキサイティングシリーズ(2014年8月30日-11月24日)
レギュラーシリーズの上位6チームと下位4チームがそれぞれホーム・アンド・アウェー2回戦総当たり(上位リーグ10節・下位リーグ6節)を戦い、それぞれのリーグの順位をもって年間の最終順位(上位リーグ:1位-6位、下位リーグ:7位-10位)を決定する。
レギュラーシリーズの成績に応じて勝ち点が与えられた状態でスタートする。
  • 上位リーグ:レギュラーシリーズの1位が6点、2位が5点、以下6位が1点まで勝ち点が与えられた状態でスタートする。
  • 下位リーグ:4チームとも、レギュラーシリーズの勝ち点の3分の1をエキサイティングシリーズに持ち越す。
上位リーグの優勝チーム(=年間優勝チーム)にもIWCC出場権が与えられる(同じチームがレギュラー・年間の2冠を制した場合は、上位リーグ2位のチームも出場権獲得)。
なお、エキサイティングシリーズ第2節終了後、仁川アジア大会のために1ヶ月間のリーグ中断期間が設けられる。

チャレンジリーグ

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チャレンジリーグ(2部)においては昨年と同様のレギュレーションで行われ、2013年シーズン成績で8チームずつ2グループ(Aグループ・Bグループ)に分けたうえで、以下の順序で各チームがリーグ戦22試合を戦う。順位決定は16チーム全体での勝ち点順により決定する。

  1. 同一グループ内で総当たり1回戦=7試合(1-7節=2014年4月5日-5月18日)
  2. 異なるグループ間の総当たり1回戦=8試合(8-15節=2014年5月25日-8月30日)
  3. 同一グループ内で総当たり1回戦=7試合(16-22節=2014年7月26日-11月2日。一部対戦相手の都合により2.の期間中に開催される試合がある)

昇格・降格

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2015年度からは3部制が導入されることになり[2]、1部については「普及を含めてサッカー活動に専念できる選手が3人以上いること」「試合や練習時のけがの治療費をチームが負担すること」「15歳以下のアカデミーチームを保有すること」などの要件を定めた「なでしこリーグガイドライン」(以下「ガイドライン」と記す。)を満たしたクラブのみが参加し、2部については1部昇格を目指すクラブ(すなわちガイドラインを満たす意思のあるクラブ。現行制度によるなでしこリーグ準加盟制度に相当)のみが参加することになる[2]

以上を踏まえた上で、2014年シーズンのリーグ分けから以下のような組み替えが行われることになり、その上で入れ替え戦が行われることになる。

2014年シーズン 2015年シーズン 振り分け方法
なでしこリーグ(1部) 10チーム なでしこリーグ1部 10チーム 2014年のなでしこリーグ所属かつガイドラインの認定を受けたクラブが参入
チャレンジリーグ(2部) 16チーム なでしこリーグ2部 10チーム 2014年のチャレンジリーグ上位かつガイドラインの認定を受けたクラブが参入
チャレンジリーグ(3部) 12チーム 2014年のチャレンジリーグに参戦し上記の条件を満たさない6クラブと、
地域リーグ都道府県リーグからの6クラブが参入

入れ替えの詳細については後述

参加チーム

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なでしこリーグ(1部)

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チーム名[注 1] 監督[注 2] ホームタウン[注 1] 前年成績
ベガルタ仙台レディース 日本の旗 千葉泰伸 宮城県仙台市 なでしこ 5位
浦和レッドダイヤモンズ・レディース 日本の旗 吉田靖 埼玉県さいたま市 なでしこ 6位
ASエルフェン埼玉[注 3] 日本の旗 松田岳夫 埼玉県狭山市 チャレンジ 2位
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 日本の旗 三上尚子 千葉県市原市千葉市 なでしこ 7位
日テレ・ベレーザ 日本の旗 寺谷真弓 東京都稲城市 なでしこ 2位
アルビレックス新潟レディース 日本の旗 能仲太司 新潟県新潟市 なでしこ 8位
伊賀フットボールクラブくノ一 日本の旗 浅野哲也 三重県伊賀市 なでしこ 4位
INAC神戸レオネッサ 日本の旗 前田浩二 兵庫県神戸市 なでしこ 優勝
岡山湯郷Belle 日本の旗 種田佳織 岡山県美作市 なでしこ 3位
FC吉備国際大学Charme 日本の旗 太田真司 岡山県高梁市 なでしこ 9位
  1. ^ a b チーム名・ホームタウンについては開幕時点のもの。
  2. ^ ※印は新任
  3. ^ 「ASエルフェン狭山FC」から改称。

監督交代

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チーム名 前監督 退任日 監督代行 新監督 就任日 備考
伊賀フットボールクラブくノ一 日本の旗 浅野哲也 9月25日[3] 日本の旗 林一章(GKコーチ) 朝鮮民主主義人民共和国の旗 金鐘達 12月24日[4] 外部からの招聘
INAC神戸レオネッサ 日本の旗 前田浩二 10月15日[5] 日本の旗 森亮太(コーチ) 日本の旗 熊田喜則 10月25日[6]

チャレンジリーグ(2部)

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Aグループ

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チーム名[注 1] 監督[注 2] ホームタウン[注 1] 前年成績
日本体育大学女子サッカー部 日本の旗 矢野晴之介 神奈川県横浜市 チャレンジ 9位
ノジマステラ神奈川相模原[注 3] 日本の旗 菅野将晃 神奈川県相模原市 チャレンジ 4位
バニーズ京都SC 日本の旗 中三川哲治[7] 京都府京都市 チャレンジ 12位
スペランツァFC大阪高槻 日本の旗 本並健治 大阪府高槻市 なでしこ 10位
セレッソ大阪堺レディース 日本の旗 竹花友也 大阪府堺市 チャレンジ 13位
アンジュヴィオレ広島 日本の旗 福山かおり(代行) ※ 広島県広島市 中国1部 1位
愛媛FCレディース 日本の旗 江後賢一 愛媛県松山市 チャレンジ 8位
福岡J・アンクラス 日本の旗 対馬武志 福岡県春日市 チャレンジ 5位

Bグループ

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チーム名[注 1] 監督[注 2] ホームタウン[注 1] 前年成績
常盤木学園高等学校 日本の旗 阿部由晴 宮城県仙台市 チャレンジ 1位
スフィーダ世田谷FC 日本の旗 川邊健一 東京都世田谷区 チャレンジ 3位
JFAアカデミー福島 日本の旗 樋渡群 静岡県御殿場市[注 4] チャレンジ 7位
清水第八プレアデス 日本の旗 山梨京子 静岡県静岡市 チャレンジ 14位
静岡産業大学磐田ボニータ 日本の旗 三浦哲治 静岡県磐田市 チャレンジ 6位
AC長野パルセイロ・レディース 日本の旗 本田美登里 長野県長野市 チャレンジ 11位
JAPANサッカーカレッジレディース 日本の旗 板垣雄平 新潟県北蒲原郡聖籠町 チャレンジ 10位
ASハリマ アルビオン 日本の旗 田渕径二 兵庫県姫路市 関西3部 1位
  1. ^ a b c d チーム名・ホームタウンについては開幕時点のもの。
  2. ^ a b ※印は新任
  3. ^ 「ノジマステラ神奈川」から改称
  4. ^ 本来は福島県が本拠地だが、東日本大震災の影響で本拠地を一時的に静岡県に移転している。

監督交代

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チーム名 前監督 退任日 新監督 就任日 備考
バニーズ京都SC 日本の旗 中三川哲治 11月4日[8] 日本の旗 千本哲也 11月12日[9] 外部からの招聘

結果

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なでしこリーグ

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レギュラーシリーズ

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2014年8月17日全日程終了

チーム 備考
1 岡山湯郷Belle 18 11 3 4 37 25 +12 36 エキサイティングシリーズ上位リーグに出場
国際女子サッカークラブ選手権2014に出場
2 日テレ・ベレーザ 18 10 5 3 36 14 +22 35 エキサイティングシリーズ上位リーグに出場
3 浦和レッドダイヤモンズ・レディース 18 10 5 3 30 11 +19 35
4 アルビレックス新潟レディース 18 10 2 6 30 18 +12 32
5 INAC神戸レオネッサ 18 9 2 7 33 18 +15 29
6 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 18 8 4 6 27 23 +4 28
7 ベガルタ仙台レディース 18 7 4 7 23 17 +6 25 エキサイティングシリーズ下位リーグに出場
8 ASエルフェン埼玉 18 5 2 11 30 47 −17 17
9 伊賀フットボールクラブくノ一 18 4 4 10 24 29 −5 16
10 FC吉備国際大学Charme 18 0 1 17 11 79 −68 1

エキサイティングシリーズ

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上位リーグ

2014年11月24日全日程終了

チーム 備考
1 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
(追加勝ち点 4)
10 6 2 2 17 8 +9 24 年間総合優勝
国際女子サッカークラブ選手権2014に出場
2 日テレ・ベレーザ
(追加勝ち点 5)
10 6 1 3 13 10 +3 24
3 アルビレックス新潟レディース
(追加勝ち点 3)
10 4 3 3 14 13 +1 18
4 岡山湯郷Belle
(追加勝ち点 6)
10 3 2 5 12 20 −8 17 国際女子サッカークラブ選手権2014に出場
5 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
(追加勝ち点 1)
10 3 1 6 18 19 −1 11
6 INAC神戸レオネッサ
(追加勝ち点 2)
10 1 5 4 11 15 −4 10
下位リーグ

2014年11月1日全日程終了

チーム 備考
7 ベガルタ仙台レディース
(追加勝ち点 8)
6 5 0 1 18 4 +14 23
8 ASエルフェン埼玉
(追加勝ち点 6)
6 4 0 2 10 9 +1 18
9 伊賀フットボールクラブくノ一
(追加勝ち点 5)
6 3 0 3 7 7 0 14 なでしこリーグ・チャレンジリーグ入替戦に出場, 2015 なでしこリーグ1部に残留
10 FC吉備国際大学Charme
(追加勝ち点 0)
6 0 0 6 1 16 −15 0 2015 なでしこリーグ2部へ降格

チャレンジリーグ

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2014年11月3日全日程終了

チーム 昇格または降格
1 スペランツァFC大阪高槻 (P) 22 16 5 1 53 16 +37 53 2015 なでしこリーグ1部へ昇格
2 日本体育大学女子サッカー部 22 16 3 3 60 19 +41 51 なでしこリーグ・チャレンジリーグ入替戦に出場, 残留(2015 なでしこリーグ2部へ編入)
3 ノジマステラ神奈川相模原 22 16 2 4 54 26 +28 50 2015 なでしこリーグ2部へ編入
4 AC長野パルセイロ・レディース 22 13 3 6 70 37 +33 42
5 ASハリマ アルビオン 22 12 5 5 26 16 +10 41
6 スフィーダ世田谷FC 22 11 5 6 45 36 +9 38
7 JFAアカデミー福島 22 11 3 8 42 31 +11 36
8 常盤木学園高等学校サッカー部 22 10 4 8 53 39 +14 34
9 愛媛FCレディース 22 8 3 11 41 39 +2 27 2015 なでしこリーグ2部へ編入
10 アンジュヴィオレ広島 22 7 5 10 29 35 −6 26
11 JAPANサッカーカレッジレディース 22 6 5 11 25 42 −17 23
12 福岡J・アンクラス 22 7 2 13 21 41 −20 23
13 静岡産業大学磐田ボニータ 22 5 6 11 27 47 −20 21
14 セレッソ大阪堺レディース 22 5 3 14 34 55 −21 18
15 バニーズ京都SC 22 3 4 15 23 51 −28 13 チャレンジリーグ入替戦に出場, 2015 チャレンジリーグに残留
16 清水第八プレアデス (R) 22 1 0 21 9 88 −79 3 チャレンジリーグ入替戦に出場, 東海1部に降格

表彰

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表彰式は2014年11月25日に行われた[10]

受賞者 所属
なでしこリーグ
最優秀選手賞(MVP) 後藤三知 浦和レッドダイヤモンズレディース
得点王 菅澤優衣香(20得点) ジェフユナイテッド千葉レディース
敢闘賞 阪口夢穂 日テレベレーザ 
新人賞 乗松瑠華 浦和レッドダイヤモンズレディース 
ベストイレブン 福元美穂(GK) 岡山湯郷ベル 
岩清水梓(DF) 日テレベレーザ
髙畑志帆(DF) 浦和レッドダイヤモンズレディース
乗松瑠華(DF)
有吉佐織(MF) 日テレベレーザ 
阪口夢穂(MF)
宮間あや(MF) 岡山湯郷ベル 
猶本光(MF) 浦和レッドダイヤモンズレディース 
上尾野辺めぐみ(MF) アルビレックス新潟レディース 
菅澤優衣香(FW) ジェフユナイテッド千葉レディース
高瀬愛実(FW) INAC神戸レオネッサ
優勝監督賞 吉田靖 浦和レッドダイヤモンズレディース
チャレンジリーグ
最優秀選手賞(MVP) 成宮唯 スペランツァFC大阪高槻 
得点王 横山久美(30得点) AC長野パルセイロレディース 
新人賞 南野亜里沙 ノジマステラ神奈川相模原 
その他表彰
通算300試合出場 澤穂希 INAC神戸レオネッサ
最優秀審判賞 山岸佐知子

入れ替え

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ガイドライン認定状況

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2014年10月1日に、2014年なでしこリーグ所属の全10クラブと、2014年チャレンジリーグ所属クラブのうち常盤木学園高校・JFAアカデミー福島を除く14クラブがガイドラインを満たしていると発表された[11]。これに伴い、常盤木学園高校・JFAアカデミー福島を除くチャレンジリーグの12位までの10クラブに(新)なでしこリーグ2部への参入資格が与えられ、常盤木学園高校・JFAアカデミー福島は(新)チャレンジリーグに参入することになった[12]

なでしこリーグとチャレンジリーグ間

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なでしこリーグ10位クラブとチャレンジリーグ優勝クラブは来年度のリーグ戦に自動入れ替えとなる。またなでしこリーグ9位とチャレンジリーグ2位のクラブ間はホーム・アンド・アウェーの2試合で入れ替え戦を行い、その勝者が(新)なでしこリーグ1部、敗者が(新)なでしこリーグ2部に配属となる。

なでしこリーグ・チャレンジリーグ入替戦

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伊賀フットボールクラブくノ一が2連勝(2試合合計得点伊賀4-1日体大)によりなでしこリーグ1部残留。日本体育大学女子サッカー部は(新)なでしこリーグ2部に配属。

チャレンジリーグと地域リーグ間

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チャレンジリーグから2015年の(新)チャレンジリーグへの参入にあたっては、ガイドラインを満たさなかった常盤木学園高校・JFAアカデミー福島と、13位の静岡産業大学磐田ボニータ・14位のセレッソ大阪堺レディースの参入が決定。15位のバニーズ京都SCと16位の清水第八プレアデスが地域リーグ代表との入れ替え戦に出場する。

一方、地域リーグ・都道府県リーグからは、13クラブが「チャレンジリーグ加盟希望申請書」を提出。書類審査、チーム基盤、財政面、グランド施設に関すること等のヒアリングおよび現地調査により9クラブが「チャレンジリーグ参入チーム決定戦」への参加を承認された[14]。この9クラブにより、以下の方法で(新)チャレンジリーグ参入クラブを決定する[15]

  1. 9クラブを3クラブずつ3グループに分け、1回戦総当たりのリーグ戦を戦い、各リーグ上位2クラブが(新)チャレンジリーグ参入決定。
  2. 各グループの3位同士3クラブで、1回戦総当たりのリーグ戦を戦い、1位がチャレンジリーグ16位と、2位がチャレンジリーグ15位との入れ替え戦に進む。3位は地域リーグ・都道府県リーグ残留。
  3. 入れ替え戦はホーム・アンド・アウェー2回戦で戦い、勝者が(新)チャレンジリーグ参入決定。
2014 チャレンジリーグ参入チーム決定戦出場チーム
チーム名 所在地 今年度所属リーグ(成績)
ノルディーア北海道 北海道 北海道(優勝)
つくばFCレディース 茨城県 関東2部(6位)
横浜FCシーガルズ 神奈川県 関東2部(優勝)
大和シルフィード 神奈川県 神奈川県1部(5位)
新潟医療福祉大学女子サッカー部 新潟県 北信越(優勝)
NGU名古屋FCレディース 愛知県 東海1部(3位)
ディオッサ出雲F.C. 島根県 島根県(優勝)
益城ルネサンス熊本フットボールクラブ 熊本県 九州(優勝)
ジュ ブリーレ 鹿児島 鹿児島県 九州(2位)

チャレンジリーグ参入チーム決定戦

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全試合時之栖スポーツセンターで開催[16]

Aグループ
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チーム
1 横浜FCシーガルズ 2 2 0 0 7 1 +6 6
2 新潟医療福祉大学女子サッカー部 2 1 0 1 1 4 −3 3
3 益城ルネサンス熊本フットボールクラブ 2 0 0 2 1 4 −3 0

新潟医療福祉大学 1 - 0 益城ルネサンス熊本FC
公式記録 (PDF)

横浜FCシーガルズ 4 - 0 新潟医療福祉大学
公式記録 (PDF)

益城ルネサンス熊本FC 1 - 3 横浜FCシーガルズ
公式記録 (PDF)

Bグループ
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チーム
1 大和シルフィード 2 2 0 0 8 1 +7 6
2 NGU名古屋FCレディース 2 1 0 1 13 3 +10 3
3 ディオッサ出雲F.C. 2 0 0 2 0 17 −17 0

大和シルフィード 5 - 0 ディオッサ出雲F.C.
公式記録 (PDF)

NGU名古屋FCレディース 1 - 3 大和シルフィード
公式記録 (PDF)

ディオッサ出雲F.C. 0 - 12 NGU名古屋FCレディース
公式記録 (PDF)

Cグループ
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チーム
1 ノルディーア北海道 2 2 0 0 3 1 +2 6
2 つくばFCレディース 2 1 0 1 4 2 +2 3
3 ジュ ブリーレ 鹿児島 2 0 0 2 0 4 −4 0

つくばFCレディース 3 - 0 ジュ ブリーレ 鹿児島
公式記録 (PDF)

ノルディーア北海道 2 - 1 つくばFCレディース
公式記録 (PDF)

ジュ ブリーレ 鹿児島 0 - 1 ノルディーア北海道
公式記録 (PDF)

以上の結果により、各グループの上位2チーム、計6チーム(鶯色の背景。横浜Fシーガルズ、新潟医療福祉大学、大和シルフィード、NGU名古屋FCレディース、ノルディーア北海道、つくばFCレディース)が2015 チャレンジリーグ昇格決定。3位の3チーム(益城ルネサンス熊本フットボールクラブ、ディオッサ出雲F.C.、ジュ ブリーレ 鹿児島)はチャレンジリーグ入替戦進出チーム決定戦に回る。

チャレンジリーグ入替戦進出チーム決定戦
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チーム
1 益城ルネサンス熊本フットボールクラブ 2 2 0 0 15 0 +15 6
2 ジュ ブリーレ 鹿児島 2 1 0 1 3 2 +1 3
3 ディオッサ出雲F.C. 2 0 0 2 0 16 −16 0

益城ルネサンス熊本FC 13 - 0 ディオッサ出雲F.C.
レポート

ジュ ブリーレ 鹿児島 0 - 2 益城ルネサンス熊本FC
レポート

ディオッサ出雲F.C. 0 - 3 ジュ ブリーレ 鹿児島
レポート

結果、益城ルネサンス熊本フットボールクラブジュ ブリーレ 鹿児島が入替戦に進出。ディオッサ出雲F.C.はチャレンジリーグ参入ならず(島根県リーグを優勝しているため、中国女子サッカーリーグチャレンジ戦に回る)。

チャレンジリーグ入替戦

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以下、11月11日に発表された日時・会場による。第1戦を地域リーグのチームのホームゲーム、第2戦をチャレンジリーグのチームのホームゲームで実施する。[17]

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ジュ ブリーレ 鹿児島 0 - 4 バニーズ京都SC 0 - 2 0 - 2
益城ルネサンス熊本フットボールクラブ 5 - 0 清水第八プレアデス 4 - 0 1 - 0

ジュ ブリーレ 鹿児島 0 - 2 バニーズ京都SC
公式記録 (PDF)

バニーズ京都SC 2 - 0 ジュ ブリーレ 鹿児島
公式記録 (PDF)

益城ルネサンス熊本FC 4 - 0 清水第八プレアデス
公式記録 (PDF)

清水第八プレアデス 0 - 1 益城ルネサンス熊本FC
公式記録 (PDF)

上記の結果により、

  1. バニーズ京都SCがチャレンジリーグ、ジュ ブリーレ 鹿児島が地域リーグにそれぞれ残留
  2. 益城ルネサンス熊本FCがチャレンジリーグ昇格、清水第八プレアデスが地域リーグ降格

脚注

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  1. ^ スペシャルインタビュー 田口禎則 日本女子サッカーリーグ専務理事”. 日本女子サッカーリーグ (2014年3月17日). 2014年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月23日閲覧。
  2. ^ a b “なでしこリーグ、来季から3部制に移行”. 日本経済新聞. (2014年3月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKB0777_X10C14A3000000/ 2014年12月23日閲覧。 
  3. ^ 伊賀FCくノ一 浅野哲也監督の契約解除のお知らせ – 伊賀FCくノ一三重”. www.igafc.jp (2014年9月17日). 2022年2月28日閲覧。
  4. ^ 来シーズン監督就任のお知らせ – 伊賀FCくノ一三重”. www.igafc.jp. 2022年2月28日閲覧。
  5. ^ ニュース : INAC神戸レオネッサ前田浩二監督 辞任のお知らせ - INAC神戸 レオネッサ”. INAC神戸レオネッサ (2014年10月16日). 2014年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月28日閲覧。
  6. ^ INAC神戸監督に熊田氏「自信はある」 - サッカーニュース”. nikkansports.com (2014年10月25日). 2022年2月28日閲覧。
  7. ^ バニーズ京都SCの2014シーズントップチーム新監督に中三川哲治氏が就任することとなりましたのでお知らせいたします。”. www.bunnys-kyoto.sc (2014年1月6日). 2022年2月28日閲覧。
  8. ^ ゼネラルマネージャーの寺田威氏およびトップチーム監督の中三川哲治氏 辞任のお知らせ”. www.bunnys-kyoto.sc (2014年11月9日). 2022年2月28日閲覧。
  9. ^ 千本哲也氏バニーズ京都SCトップチーム新監督就任のお知らせ”. www.bunnys-kyoto.sc (2014年11月12日). 2022年2月28日閲覧。
  10. ^ 2014年度なでしこリーグ表彰式 最優秀選手は後藤選手(浦和)に決定!』(プレスリリース)日本女子サッカーリーグ、2014年11月25日http://www.nadeshikoleague.jp/news/index.php?id=5462014年12月23日閲覧 
  11. ^ 2015年度なでしこリーグガイドライン認定について』(プレスリリース)日本女子サッカーリーグ、2014年10月1日http://www.nadeshikoleague.jp/news/index.php?id=5082014年10月3日閲覧 
  12. ^ 2015シーズンのチーム編成について”. 日本女子サッカーリーグ (2014年12月8日). 2014年12月8日閲覧。
  13. ^ a b c d 2014なでしこリーグ&チャレンジリーグ入替戦について”. 日本女子サッカーリーグ (2014年11月6日). 2014年11月6日閲覧。
  14. ^ 2014チャレンジリーグ参入チーム決定戦への出場決定について』(プレスリリース)ディオッサ出雲F.C.、2014年10月2日http://www.diosa-fc.jp/news/20141002/index.html2014年12月23日閲覧 
  15. ^ 2014チャレンジリーグ参入チーム決定戦 対戦カードについて』(プレスリリース)日本女子サッカーリーグ、2014年10月1日http://www.nadeshikoleague.jp/news/index.php?id=5092014年10月1日閲覧 
  16. ^ 2014チャレンジリーグ参入チーム決定戦 参加チーム決定のお知らせ”. 日本女子サッカーリーグ (2014年9月25日). 2014年10月1日閲覧。
  17. ^ 2014チャレンジリーグ入替戦について”. 日本女子サッカーリーグ (2014年11月11日). 2014年11月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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