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|画像説明 = JR駅舎([[2017年]][[12月17日]]) |
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|よみがな = きくな |
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|ローマ字 = Kikuna |
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2020年2月14日 (金) 22:28時点における版
菊名駅 | |
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きくな Kikuna | |
所在地 | 横浜市港北区菊名七丁目 |
所属事業者 |
東急電鉄(駅詳細) 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) |
菊名駅(きくなえき)は、神奈川県横浜市港北区菊名七丁目にある、東急電鉄・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
乗り入れ路線
東急の東横線とJR東日本の横浜線の2路線が乗り入れ、接続駅となっている。JR東日本の駅は特定都区市内制度における「横浜市内」に属している[1]。
- JR東日本: 横浜線 - 駅番号「JH 15」[2]
- 東急電鉄: 東横線 - 駅番号「TY16」
歴史
- 1926年(大正15年)
- 1927年(昭和2年)3月:国鉄線と東京横浜電鉄をつなぐ菊名連絡線が開通[3][4]。
- 1966年(昭和41年)9月:菊名連絡線が撤去される[3]。
- 1970年(昭和45年)4月1日:国鉄駅での貨物の取り扱いが廃止。
- 1972年(昭和47年)7月27日[5]:大雨時に東急の線路が冠水する問題を解決するため、東急・国鉄双方の線路を嵩上げすることとなり、それに合わせて東急の駅舎を橋上駅舎化。この際に2面4線化され引き上げ線も完成する[3]。この引き上げ線は1988年に日比谷線直通列車が乗り入れるまで非常時以外はほとんど使用されず、時々レールの錆取りなどに回送列車などが使用していた。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により横浜線の駅はJR東日本の駅となる。駅の管理は引き続き東急が行う。
- 1988年(昭和63年)8月9日:ダイヤ改正により日比谷線直通列車の運転区間が日吉駅改良工事に伴い当駅まで延伸される。また、平日の朝に加え、夕方以降にも急行との緩急接続を実施するようになる。
- 1991年(平成3年)
- 1994年(平成6年):横浜線と東横線の乗り換え通路途中に連絡改札が設置される。これと同時にJR東日本の出札改札用の駅舎も完成し、横浜線部分は従来の東急委託からJR東日本が管理を開始。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)3月:東横線上りホームが最大1.3m拡幅される[6]。
- 2006年(平成18年)3月18日:この日のダイヤ改正で横浜線を走行する快速の停車駅となる(横浜線快速停車駅追加は第3号である)。
- 2007年(平成19年)8月23日:この日のダイヤ改正から日吉駅2・3番線ホームを東横線から目黒線への発着路線変更に伴う工事を行うため、日比谷線直通列車は終日当駅までの運転となる。
- 2009年(平成21年)11月1日:東急の定期券売り場が廃止される[7]。
- 2010年(平成22年)3月:横浜線ホームに設置されている案内サインが、新しい省エネタイプ(薄型反射透過フィルム型)に更新される。
- 2013年(平成25年)3月15日:3月16日の東横線と副都心線の相互直通運転開始に伴い、当駅まで乗り入れた日比谷線直通運転が終了となる。
- 2017年(平成29年)12月17日:新駅舎の供用開始に伴い、西口エレベーターの使用を開始し連絡改札が廃止になる[8]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月16日 : 当駅始発の急行2本が東武東上線の小川町駅までの運行になった。
駅名の由来
駅設置時、橘樹郡大綱村大字菊名に位置していたため、地名を採ったもの。
駅構造
東急電鉄
東急 菊名駅 | |
---|---|
東急改札口(2016年1月23日) | |
きくな Kikuna | |
◄TY15 大倉山 (1.3 km) (1.4 km) 妙蓮寺 TY17► | |
所在地 | 横浜市港北区菊名七丁目1-1 |
駅番号 | TY16 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■東横線 |
キロ程 | 18.8 km(渋谷起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
139,166人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)2月14日[3] |
備考 | 東急電鉄直営駅 |
島式ホーム2面4線を有する地上駅で、S-TRAINを除く全旅客営業列車が停車する東横線の主要駅である。
のりばの番号はJRからの連番により3 - 6番線が割り振られている。
改札口は中央改札と東改札の2か所で、いずれも横浜寄りある。
改札口とホームとの間にはエスカレーターとエレベーターが、改札口と地上との間にはエレベーターが設置されている。
売店の「toks」は上りホームにある。駅構内の改札脇にもあったが、前述のバリアフリー化工事の際に閉店となった。
特急運転開始前までは、当駅の乗り換え案内は横浜線のほかに新幹線(東海道新幹線)も放送され、構内の乗り換え案内表示にもかつては「新幹線」と記されていた。
有料座席指定列車「S-TRAIN」は当駅に運転停車するが、客扱いは行わない。
下り列車は当駅以遠に待避線を持つ駅がないため、先に発車した列車がそのまま横浜、元町・中華街駅まで先着する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
3・4 | 東横線 | 下り | 横浜・元町・中華街方面[10] |
5・6 | 上り | 渋谷・池袋・所沢・川越市方面[11] |
(出典:東急電鉄:駅構内図)
緩急接続
- 特急運転開始後は一部の列車を除き、終日自由が丘駅とともに当駅で緩急接続を実施している。
- 上りの一部時間帯では5番線に優等列車、6番線に各駅停車が入線し緩急接続をする。
- また当駅で緩急接続をしない各駅停車は基本主本線の4・6番線を使用するが引き上げ線から入出庫の関係で一部の列車は3・5番線の副本線を使う。
- 特急運転開始前は上り5番線が主本線、6番線が副本線で入線時の制限速度は5・6番線とも35km/hであり特急運転開始以後は6番線が主本線に切り替えられた。これは外側の6番線の方が横浜側の駅手前のカーブから本駅に高速で進入できる構造に改良され、6番線の入線時は55km/hに向上し5番線入線時には25km/hに変更されたためである。
引き上げ線
4・5番線の横浜方に8両編成対応のY形式の引き上げ線があり、終日主に池袋駅・渋谷駅 - 当駅間の各駅停車をはじめ一部の急行、副都心線方面からの折り返し、回送、試運転、夜間の留置に使用される。
夜間の停泊列車は、早朝渋谷方面の列車に充当される。
2013年3月16日より当駅発着の一部急行列車が10両編成となったが、有効長の関係から引き上げ線を使用できないため、該当列車は2012年度中に設置された渋谷方の両渡り線を使い、当駅ホーム上で折り返す。なお、両渡り線の設置に伴い、当駅下り3・4番ホーム渋谷方面に出発信号機が設置された。
開かずの踏切
1991年頃まで、渋谷側のホーム脇に踏切(大倉山3号踏切)があり、これと横浜方の急カーブに挟まれた当駅のホーム有効長は東横線の20m級車両7両分の150m弱しかなかった。そのため20m級8両編成の列車については渋谷側の先頭車(1号車)を扉非扱いにし、踏切にはみだして停車していた。日比谷線直通電車は18m級車両のため8両編成すべてがホーム内に停車可能であった。その上、朝夕などは急行を待避する各駅停車が4 - 5分ほど停車するため、ラッシュ時には1時間あたり50分程度は遮断竿が上がらず、駅の脇を通る一方通行道路は大渋滞し、この踏切は開かずの踏切と呼ばれていた。この問題を解消するため、同年以降は当駅 - 大倉山間の一部を高架化して踏切3か所(大倉山1号 - 3号踏切)を廃止し、かつて歩行者のみしか通行できなかった大倉山2号踏切があった場所(現在のサミットストア付近)の高架下を車が通過できるようにした。2012年現在の当駅ホーム長さは8両編成分だが、2013年3月16日に運行開始した東京メトロ副都心線との相互直通運転と優等列車の10両編成化に伴い渋谷側へ2両分ホームが延伸された。
菊名問題
2005年7月25日から東横線に導入された女性専用車は横浜側の先頭車(8号車)に設定され、平日ダイヤで運行される特急・通勤特急・急行の全列車に設定されていた。その結果、7号車の混雑が極めて著しくなったほか、1か所しかない階段最寄りの車両が利用できないことで利便性が低下した男性客を中心に大きな反発を受けた(これがいわゆる「菊名問題」)[12]。 逆に、渋谷側の先頭車(1号車)に設定すると、渋谷駅ホームの構造上2号車の混雑が極めて著しくなることが予想できたため、当初から設定されなかった。2006年7月18日から8号車から5号車に変更するとともに、設定時間も縮小された。
2013年3月18日から、女性専用車は直通運転先の東京地下鉄(東京メトロ)副都心線に合わせて渋谷寄り先頭車両(1号車)に設定され、設定時間帯はさらに縮小されているが、対象列車は各駅停車を含めた全種別に拡大されている。
-
東口
(2005年11月6日) -
東口
(2016年1月23日) -
ホーム
(2016年1月23日)
JR東日本
JR 菊名駅 | |
---|---|
JR改札口(2017年12月18日) | |
きくな Kikuna | |
◄JH 14 大口 (2.6 km) (1.3 km) 新横浜 JH 16► | |
所在地 | 横浜市港北区菊名七丁目1-1 |
駅番号 | JH15[2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■横浜線 |
キロ程 | 4.8 km(東神奈川起点) |
電報略号 | キク |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
54,058人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)9月1日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 横浜市内駅[1] |
島式ホーム1面2線を有する高架駅。ホームは盛土上にあり、カーブしている。
社員配置駅。改札口は1箇所で、2017年12月17日よりホーム上の4階に移設、階段位置がホーム中ほどに変更し新たにエスカレーターと2018年2月28日から改札とホームを結ぶエレベーターも新設された。
構内にはみどりの窓口・指定席券売機・NewDaysKIOSKが設置されている。
接近放送が流れたあと、不定期で接近メロディーが流れることがある。 (主に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)のイベント発生時に流れる)
2017年12月16日までは東神奈川駅寄りに階段があり、右側が東急東横線への乗換改札、左側がJR改札口(西口)へと続き乗換改札口はJR管理で、自動精算機(乗継対応)、有人改札窓口と共に東急側には当日分みどりの窓口が設置されていた。なお、同精算機 (JR東日本発券)の東急線切符には左上に「(東京急行)」と記載されていた。
以前は快速通過駅だったが、2006年3月18日より快速が停車し、土休日に運転されている特急「はまかいじ」を除くすべての定期旅客営業列車が停車する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 横浜線 | 上り | 東神奈川・横浜・大船方面 |
2 | 下り | 新横浜 ・町田・八王子方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
2006年まで快速通過駅
横浜線には、1988年3月13日のダイヤ改正から快速列車が設定されたが、当駅は東急東横線との乗換駅で利用者が多い(横浜線では新横浜 - 当駅間が輸送量の一番多い区間である)にもかかわらず、東急東横線への利用客の流出防止対策として快速は2006年3月17日まで通過していた。そのため、当駅周辺では地元住民による菊名駅を快速停車駅にするように働きかける市民運動も度々展開されていた。快速停車駅に追加されたのは同年3月18日のダイヤ改正からである。
神奈川新聞の記事によると[要出典]、快速を当駅に停車させた理由として、地元住民の市民運動の結果だけではなく、東横線沿線から桜木町・関内方面へ利用してもらうためでもあり、市民運動の結果というよりは、従来「横浜線沿線から東横線桜木町方面への利用客の流出防止のための通過」を行っていたところを、東横線の横浜 - 桜木町間が廃止されたことにより逆に「東横線沿線から横浜線桜木町方面への乗客を取り込むための停車」へと方針転換したことが大きな要因である。
バリアフリー化
横浜市道路局は2010年3月31日にJR駅舎の改良を記者発表した[13]。
2014年4月から改良工事に着工し一部2017年12月17日より使用開始、駅全体の改修工事は2019年3月18日に竣工した。
-
西口
(2005年11月6日) -
西口・旧JR駅舎
(2005年11月6日) -
旧改札口
(2016年10月8日) -
ホーム
(2016年10月8日) -
廃止になった連絡改札
(2016年10月8日) -
NewDaysKIOSK菊名駅改札外店
(2017年12月18日)
利用状況
右のグラフからも分かるように、2000年代に入ってからは東急・JR東日本ともに増加傾向にある。
- 東急電鉄 - 2018年度の1日平均乗降人員は139,166人である[利用客数 1]。
- 東横線内では日吉駅に次いで第6位。
- JR東日本 - 2018年度の1日平均乗車人員は54,058人である[利用客数 2]。
- JR東日本全体では浅草橋駅に次いで第91位であり、横浜線内では長津田駅に次いで多い(全20駅中6位)。
年度別1日平均乗降人員
近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り(JRを除く)。
年度 | 東急電鉄 | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2002年(平成14年) | 111,024 | |
2003年(平成15年) | 112,633 | 1.4% |
2004年(平成16年) | 114,036 | 1.2% |
2005年(平成17年) | 115,380 | 1.2% |
2006年(平成18年) | 119,083 | 3.2% |
2007年(平成19年) | 129,908 | 9.1% |
2008年(平成20年) | 127,268 | −2.0% |
2009年(平成21年) | 127,008 | −0.2% |
2010年(平成22年) | 130,348 | 2.6% |
2011年(平成23年) | 129,446 | −0.7% |
2012年(平成24年) | 132,140 | 2.1% |
2013年(平成25年) | 135,171 | 2.3% |
2014年(平成26年) | 134,179 | −0.7% |
2015年(平成27年) | 137,195 | 2.2% |
2016年(平成28年) | 137,978 | 0.6% |
2017年(平成29年) | 138,346 | 0.3% |
2018年(平成30年) | 139,166 | 0.6% |
年度別1日平均乗車人員(1980年 - 2000年)
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 東急電鉄 | JR東日本 | 出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 37,244 | ||
1981年(昭和56年) | 38,564 | ||
1982年(昭和57年) | 39,148 | ||
1983年(昭和58年) | 40,156 | ||
1984年(昭和59年) | 40,803 | ||
1985年(昭和60年) | 40,967 | ||
1986年(昭和61年) | 42,499 | ||
1987年(昭和62年) | 44,079 | ||
1988年(昭和63年) | 45,268 | ||
1989年(平成元年) | 47,449 | ||
1990年(平成 | 2年)49,564 | ||
1991年(平成 | 3年)49,975 | ||
1992年(平成 | 4年)50,165 | ||
1993年(平成 | 5年)49,809 | ||
1994年(平成 | 6年)49,404 | 38,236 | |
1995年(平成 | 7年)54,684 | 40,001 | [統計 3] |
1996年(平成 | 8年)54,733 | 39,903 | |
1997年(平成 | 9年)55,033 | 40,007 | |
1998年(平成10年) | 54,645 | 39,877 | [神奈川県統計 1] |
1999年(平成11年) | 55,009 | 39,878 | [神奈川県統計 2] |
2000年(平成12年) | 53,875 | [JR 1]40,035 | [神奈川県統計 2] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度 | 東急電鉄 | JR東日本 | 出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | 56,713 | [JR 2]41,522 | [神奈川県統計 3] |
2002年(平成14年) | 57,407 | [JR 3]43,134 | [神奈川県統計 4] |
2003年(平成15年) | 57,892 | [JR 4]43,941 | [神奈川県統計 5] |
2004年(平成16年) | 58,927 | [JR 5]45,432 | [神奈川県統計 6] |
2005年(平成17年) | 59,408 | [JR 6]45,783 | [神奈川県統計 7] |
2006年(平成18年) | 61,229 | [JR 7]47,309 | [神奈川県統計 8] |
2007年(平成19年) | 66,358 | [JR 8]51,380 | [神奈川県統計 9] |
2008年(平成20年) | 65,272 | [JR 9]49,566 | [神奈川県統計 10] |
2009年(平成21年) | 64,244 | [JR 10]49,742 | [神奈川県統計 11] |
2010年(平成22年) | 66,331 | [JR 11]50,969 | [神奈川県統計 12] |
2011年(平成23年) | 65,663 | [JR 12]50,595 | [神奈川県統計 13] |
2012年(平成24年) | 67,079 | [JR 13]51,612 | [神奈川県統計 14] |
2013年(平成25年) | 68,498 | [JR 14]53,155 | [神奈川県統計 15] |
2014年(平成26年) | 67,819 | [JR 15]52,577 | [神奈川県統計 16] |
2015年(平成27年) | 69,249 | [JR 16]53,349 | [神奈川県統計 17] |
2016年(平成28年) | 69,482 | [JR 17]53,228 | [神奈川県統計 18] |
2017年(平成29年) | 69,618 | [JR 18]52,958 | [神奈川県統計 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]54,058 |
駅周辺
当駅は、東横線を境に東口と西口があり、東西自由通路の東口寄りに東急、西口寄りにJRの出入口がある。駅周辺の道路の幅員は非常に狭く、路線バス、タクシーなどのターミナルはおろか、駅前広場もない。
もともと、東横線開通当時の駅予定地は現在地よりも横浜寄りであり、駅を中心とした放射線状の道路に東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)が田園調布・日吉と並ぶ住宅地「篠原学園都市」を開発する構想があったが、横浜線との乗り継ぎを考え、駅を計画地より若干渋谷寄りに開設した。その名残りが現在の錦が丘ロータリーである。
駅周辺は閑静な住宅地になっている。
駅コンコース
連絡通路は通勤・通学の乗り換えで利用者が非常に多いため、ラッシュ時には特に混雑する。また、新横浜にある横浜国際総合競技場(日産スタジアム)や横浜アリーナなどでの大規模催事の際は東横線から横浜線への流れも多く、平日の通勤・通学よりもさらに混雑し、改札口は乗り換え客で輻輳する。
一日の乗降客は東急、JR合わせて約20万人にも及ぶ。このためJR駅舎の改良工事に着手することは前記した。
出口・東口
港北区菊名三丁目 - 菊名六丁目 鶴見区上の宮一丁目・上の宮二丁目方面
駅前は南から北に向かう一方通行の道路(旧綱島街道)で、全体的にマンションが多い。「菊名駅前」と名乗るバス停留所は2か所存在する。一つは川崎鶴見臨港バスの「菊名駅前」で駅前東口階段直下にあり、もう一つの横浜市営バスの「菊名駅前」は駅から北に200mほど離れた綱島街道路上(芝信用金庫の前)にある。
タクシー乗り場は、この東出口はもとより反対側西出口にも存在しない。その代わり、前述の臨港バスの停留所直前に1台分が停まれるスペースがあり、そこで客待ちをしているタクシーが大抵いるので、これを利用することになる。ちなみに2台目以降は、その遥か後方の青木ビル前付近路上にて待機し、この先頭車両に客が乗車して発車次第、後方の2台目が当該スペースに移動するという「ショットガン方式」をとっている。もちろんこれらは駐車違反であるが、界隈のタクシー需要の旺盛さを考えると致し方ない面もあり、また当のタクシー側も違反を認識しつつ慎ましく営業しているので、地元や警察からは事実上黙認されているのが現状である。実際、タクシーセンター等が定期的に取り締まりに来ているので、一定程度の秩序は保たれている。
出口・西口
港北区大豆戸町・錦が丘(ただし東口からのほうがアクセスが良い番地もある)・篠原北一丁目・篠原北二丁目方面
東口同様に駅前広場などはなく西口には路線バスも乗り入れてない。
2018年9月28日よりJR駅舎テナント部に「CIAL菊名」が完成し、まいばすけっと、デリフランス(ベーカリー・カフェ)の店舗が入店したが、西口周辺は一戸建て中心の閑静な住宅地が広がる。
店舗・施設
- 学校
- 英理女子学院高等学校(旧・高木学園女子高等学校) / 認定こども園 高木学園附属幼稚園
- 横浜市立菊名小学校
- 菊名ドライビングスクール
- 本社企業
- アマノ株式会社
- その他
- 周辺道路
- 綱島街道
- 旧綱島街道
バス路線
- 菊名駅前
運行事業者によって発着場所は異なる。
- 川崎鶴見臨港バス - 駅東口前の旧綱島街道沿いにある。
系統名 | 主要経由地 | 行先 |
---|---|---|
鶴01 | 港北小学校前・馬場町・東寺尾 | 鶴見駅西口 |
- 横浜市営バス - 綱島街道沿い東口から北へ200m程。
のりば | 系統名 | 主要経由地 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 41 | 東高校前・白幡・岸谷2丁目 | 鶴見駅西口 | |
59 | 浦島丘・東神奈川駅西口 | 横浜駅西口 | ||
2 | 41 |
大倉山駅前・新羽駅・新開橋 | 川向町折返場 | 深夜バスあり |
新菊名橋 | 新横浜駅 | |||
港北車庫 | 平日のみ深夜バスあり | |||
59 | 熊野神社入口 | 綱島駅 | ||
大豆戸交差点 | 最終バスのみ |
- 正式な路線バスではないが、毎週火曜日に限って「コミバス市民の会」が「菊名おでかけバス」の運行を会員制で実施している[14]。
- 菊名駅前(東口)- 菊名記念病院、菊名老人センター前、妙蓮寺郵便局前 方面
- 菊名駅西口 - 錦が丘ロータリー 篠原八幡神社、富士塚通り方面
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b “JR東日本:きっぷに関するご案内>特定の都区市内駅を発着する場合の特例”. 東日本旅客鉄道. 2015年1月15日閲覧。
- ^ a b 首都圏エリアへ 「駅ナンバリング」を導入します(PDF)東日本旅客鉄道株式会社
- ^ a b c d e 東急の駅、pp.62-63。
- ^ 週刊歴史でめぐる鉄道全路線06 東京急行電鉄 (1)(朝日新聞出版刊) 7ページ 初期には貨物列車が、末期には甲種輸送を行ったとされる。
- ^ 50年史、p.1228。
- ^ 鉄道友の会東京支部東急部会「2001年度 東急総決算」『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、8頁。
- ^ 「定期券うりば 3駅で営業終了」(pdf)『HOT ほっと TOKYU』第354号、東京急行電鉄、2009年10月20日、2015年1月15日閲覧。
- ^ “12月17日(日)にJR菊名駅の橋上駅舎の供用を開始します” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2017年11月22日). 2017年12月15日閲覧。
- ^ a b “JR菊名駅の改札内エレベーターの供用を開始します” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2018年2月16日). 2018年3月7日閲覧。
- ^ “東横線標準時刻表 菊名駅 横浜 元町・中華街方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
- ^ “東横線標準時刻表 菊名駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
- ^ ☆女性専用車両の位置を変更へ/東横線☆ 2006年1月5日 神奈川新聞(インターネットアーカイブ)
- ^ 横浜市道路局記者発表資料「菊名駅が利用しやすくなります」 (PDF)
- ^ 走る! 走れ! わが町のコミュニティバス - 横浜 港北南部コミュニティバス実現をめざす市民の会
利用状況
- JR・私鉄の1日平均利用客数
- ^ 2018年度乗降人員 - 東急電鉄
- ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- JR・私鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
参考文献
- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
- 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄株式会社、1973年4月18日。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(菊名駅):JR東日本
- 菊名駅(各駅情報) - 東急電鉄
- 横浜市道路局記者発表資料 (PDF)