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「武蔵溝ノ口駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 22:55時点における版

武蔵溝ノ口駅
駅舎(2007年6月)
むさしみぞのくち
Musashi-Mizonokuchi
JN 09 武蔵新城 (2.2 km)
(1.2 km) 津田山 JN 11
地図
所在地 川崎市高津区溝口一丁目1-1
北緯35度35分56.6秒 東経139度36分40.4秒 / 北緯35.599056度 東経139.611222度 / 35.599056; 139.611222座標: 北緯35度35分56.6秒 東経139度36分40.4秒 / 北緯35.599056度 東経139.611222度 / 35.599056; 139.611222
駅番号 JN 10
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 南武線
キロ程 12.7 km(川崎起点)
電報略号 ムミ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
86,346人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1927年昭和2年)3月9日[1]
乗換 溝の口駅東急田園都市線大井町線
備考 直営駅
みどりの窓口
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武蔵溝ノ口駅(むさしみぞのくちえき)は、神奈川県川崎市高津区溝口一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線。川崎市民および利用者の大半は、当駅と乗換駅である、東急田園都市線・大井町線の溝の口駅、駅周辺を「ノクチ」と呼ぶことが多く、駅ビル「ノクティプラザ」の名称の由来にもなっている。駅番号JN 10

歴史

駅名の由来

当駅周辺の地名は「溝口」(みぞのくち)であるが、以前は「溝ノ口」とも表記されており(溝口 (川崎市)#地名の表記についてを参照)、当初はそのまま駅名が付けられる予定になっていた。

しかし、当駅開業前に既に国鉄播但線溝口駅(みぞぐちえき)があり、また国鉄線との貨物列車[注釈 1]の直通運転も考慮されたことから、開業直前の1927年1月、当駅および中原町駅(後の武蔵中原駅)に旧国名「武蔵」を冠するよう駅名変更手続きがされ、当駅は当初より「武蔵溝ノ口」駅として開業した。

また、当駅の数か月後に開業した玉川電気鉄道(後に東京急行電鉄大井町線、田園都市線)の駅は当初「溝ノ口駅」と称していたが、1966年に「溝の口駅」へ改称された。このとき東急の他の駅(自由ヶ丘久ヶ原など)でも同時に「ヶ」「ノ」などが平仮名に改められている。

いずれの場合も読みは同じ「みぞのくち」である。

駅構造

上り川崎方面は1面1線(1番線)、下り立川方面は1面2線(2番線・3番線)の島式ホームであるが、それぞれのホームは対向しておらず、ホームの半分が重なる程度にずれている(写真参照:なお、写真は上りホーム移設前のものである)。

駅舎は、最近まで首都圏の乗換駅とは思えないような古い造りで、常設の改札も東口にあるだけだったが、1998年、駅前再開発に伴い橋上駅舎化された。以前は上りホームの立川方に臨時改札があり朝のラッシュ時間のみ使用されていたが、橋上駅舎化とともに廃止された。橋上駅舎と自由通路は広く造られたものの、上りホームの階段・エスカレータが大変狭く、また利用者が一点に集中する構造のため恒常的な混雑が問題化し、改築後にホーム位置をずらす工事が2度追加施工された。

駅構内は終電から朝4時30分まで閉鎖されるが、自由通路は24時間通行可能である。

2016年、JR東日本が整備する6駅目の『エコステ』モデル駅化工事が開始となり、川崎方面ホームに出店していた『あじさい茶屋』が閉店となった。跡地には『自立型水素エネルギー供給システム』が設置され、駅全体の電気がこのシステムによって賄われる。その他にも、照明のLED化やエコ表示盤などの設置工事も行われる予定である。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 JN 南武線 上り 武蔵小杉川崎方面
2・3 下り 登戸府中本町立川方面 当駅始発・待避列車は3番線

(出典:JR東日本:駅構内図

かつて当駅始発の電車が主に3番線から発着し、早朝には2番線、朝夕ラッシュ時間帯には1番線からも発車していたが、2015年3月現在、当駅始発の電車は登戸行きの1本と川崎行きの2本のみである。

2014年3月15日のダイヤ改正より、一部の下り各駅停車が3番線で快速の待ち合わせをするようになった。なお、2017年3月4日のダイヤ改正をもって各駅停車の当駅での快速の待ち合わせはなくなり、代わって稲城長沼駅で快速の待ち合わせをすることに変更した[注釈 2][5]。また、2019年3月16日のダイヤ改正で、平日の夕方と土休日の日中のみだが下り各駅停車の3番線での快速の待ち合わせが復活した。

また3番線の隣に川崎側が行き止まりの留置線が2本あり、主に登戸発の電車が使用する。そのほか、1番線の川崎方で分岐して上りホーム手前で行き止まりとなる短い側線と、ホームの裏までわずかに伸びる側線が2本あり、裏まで伸びている側線はバラスト置場となっていて、まれに保線機械などが留置されている。

駅構内設備

利用状況

  • JR東日本 - 2018年度の1日平均乗車人員86,346人である[利用客数 1]
    JR東日本管内の駅では荻窪駅に次いで第51位であり、南武線の駅の中では第4位であった。

近年の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1][乗降データ 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1995年(平成07年) 67,841 [乗降データ 3]
1996年(平成08年) 67,219
1997年(平成09年) 66,569
1998年(平成10年) 66,860 [神奈川県統計 1]
1999年(平成11年) [JR 1]67,571 [神奈川県統計 2]
2000年(平成12年) [JR 2]68,339 [神奈川県統計 2]
2001年(平成13年) [JR 3]68,518 [神奈川県統計 3]
2002年(平成14年) [JR 4]68,414 [神奈川県統計 4]
2003年(平成15年) [JR 5]68,666 [神奈川県統計 5]
2004年(平成16年) [JR 6]68,642 [神奈川県統計 6]
2005年(平成17年) [JR 7]69,175 [神奈川県統計 7]
2006年(平成18年) [JR 8]70,704 [神奈川県統計 8]
2007年(平成19年) [JR 9]73,612 [神奈川県統計 9]
2008年(平成20年) [JR 10]73,315 [神奈川県統計 10]
2009年(平成21年) [JR 11]74,179 [神奈川県統計 11]
2010年(平成22年) [JR 12]75,653 [神奈川県統計 12]
2011年(平成23年) [JR 13]76,774 [神奈川県統計 13]
2012年(平成24年) [JR 14]79,533 [神奈川県統計 14]
2013年(平成25年) [JR 15]81,503 [神奈川県統計 15]
2014年(平成26年) [JR 16]81,509 [神奈川県統計 16]
2015年(平成27年) [JR 17]83,756 [神奈川県統計 17]
2016年(平成28年) [JR 18]84,575 [神奈川県統計 18]
2017年(平成29年) [JR 19]85,355
2018年(平成30年) [JR 20]86,346

駅周辺

高津区役所の最寄り駅でもあり、商業・行政共に高津区の中心となっている。

当駅および隣接する東急田園都市線・大井町線溝の口駅を乗換駅とする一部区間での連絡運輸の取り扱いを行っている。

周辺の地名・地理

駅の所在地は溝口であるが、駅の北東が溝口で、東南と西南は久本、北西は下作延である。溝口の地名の元となった多摩川の支流平瀬川は、現在は国道246号線津田山陸橋の北側、津田山駅付近で交差する。かつては当駅付近を流れていたが、津田山(七面山)をトンネルで抜けて多摩川に注ぐように改修された。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JN 南武線
快速
武蔵新城駅 (JN 09) - 武蔵溝ノ口駅 (JN 10) - 登戸駅 (JN 14)
各駅停車
武蔵新城駅 (JN 09) - 武蔵溝ノ口駅 (JN 10) - 津田山駅 (JN 11)

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 南武線ではコンテナや専用貨物、および軍事貨物などの輸送を取り扱っていたことがあったが、南武線(浜川崎支線を除く)内に貨物取扱駅はなく、コンテナ貨物は専ら近隣の武蔵野南線梶ヶ谷貨物ターミナル駅で取り扱っている。
  2. ^ かつて土休日ダイヤでは、武蔵中原駅でも快速の待ち合わせが行われていた。

出典

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、20-21頁。 
  2. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1976年8月号
  3. ^ 鉄道ファン No.213 p.172
  4. ^ “JR横浜支社・他 「エコステ」武蔵溝ノ口駅使用開始へ”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年4月3日) 
  5. ^ 2017年3月ダイヤ改正について(多摩版) (PDF)

利用状況

JR東日本の1日平均利用客数
  1. ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
JR東日本の統計データ
JR東日本の1999年度以降の乗車人員
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 平成12年 - 221ページ
  2. ^ a b 平成13年 (PDF) - 223ページ
  3. ^ 平成14年 (PDF) - 221ページ
  4. ^ 平成15年 (PDF) - 221ページ
  5. ^ 平成16年 (PDF) - 221ページ
  6. ^ 平成17年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成18年 (PDF) - 223ページ
  8. ^ 平成19年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成20年 (PDF) - 229ページ
  10. ^ 平成21年 (PDF) - 239ページ
  11. ^ 平成22年 (PDF) - 237ページ
  12. ^ 平成23年 (PDF) - 237ページ
  13. ^ 平成24年 (PDF) - 233ページ
  14. ^ 平成25年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成26年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成27年 (PDF) - 237ページ
  17. ^ 平成28年 (PDF) - 245ページ
  18. ^ 平成29年 (PDF) - 237ページ

関連項目

外部リンク