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「手稲駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 03:43時点における版

手稲駅
南口
ていね
Teine
(北海道科学大学 最寄駅)
S08 稲穂 (2.0 km)
(1.3 km) 稲積公園 S06
地図
所在地 札幌市手稲区手稲本町1条4丁目3-7
北緯43度7分12.57秒 東経141度14分37.64秒 / 北緯43.1201583度 東経141.2437889度 / 43.1201583; 141.2437889
駅番号 S07
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 275.7 km(函館起点)
電報略号 テネ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 島式2面4線
乗車人員
-統計年度-
15,574人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1880年明治13年)11月28日
備考 [札] 札幌市内
*1952年、軽川駅から改称。
*社員配置駅
*みどりの窓口
1922年大正11年)から1940年昭和15年)まで軽石軌道の駅を併設。
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軽川駅
がるがわ
Garugawa
(2.1 km) 新川
所属事業者 軽石軌道
所属路線 軽石軌道線
キロ程 0.0 km(軽川起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1922年大正11年)10月28日
廃止年月日 1940年昭和15年)10月23日
備考 *1937年(昭和12年)9月から営業休止。
国有鉄道函館本線軽川駅を併設。
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北口

手稲駅(ていねえき)は、北海道札幌市手稲区手稲本町1条4丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線駅番号S07電報略号テネ事務管コードは▲130121[1]。副駅名称は北海道科学大学 最寄駅[報道 1]

概要

札幌市手稲区の中心駅であり、快速「エアポート」・「ニセコライナー」をはじめとする全列車が停車する(一部臨時列車は除く)。JR北海道管内の駅において、利用者数は札幌駅函館本線)、新千歳空港駅千歳線)に次いで第3位である(詳細は後述)。

西側に位置する札幌運転所とは出入庫線で繋がっており、当駅を始発・終着とする列車が多く設定されているほか、当駅 - 札幌駅間では、昼夜を問わず札幌と道内外とを結ぶ優等列車の回送列車や、それを活用したホームライナーが多く運転されている。

歴史

1976年の手稲駅と周囲750m範囲。左上が小樽方面。単式と島式の複合ホーム2面3線、駅舎横小樽側に貨物ホームと引込線、駅裏は三楽オーシャンと、公園化したかつての日石製油所跡地が広がり、3本の留置線や共有線、専用線が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
1985年の手稲駅と周囲750m範囲。北口が開設され、自由通路で南口と連絡する橋上駅となった頃の姿。単式と島式の複合ホーム2面3線であるが、この後過渡的に北口側に短い(130m)4番線の単式ホームが増設されて3面4線となり、跨線橋も伸ばされ、西側にも新たに増設されている。しかしながら改札が南口側にあったため北口利用者が4番ホームへ行くのには、長い距離をほぼ往復する形となって利便性が損なわれていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

当駅は1880年(明治13年)に設置された。当時は乗客があるときだけ旗の合図で停車する簡易停車場(フラグステーション)だったが、1884年(明治17年)に普通停車場に変更された。1934年(昭和9年)に改築された駅舎は、皮がついたままの丸太を用いた山小屋風の建物で、現在の駅舎ができるまで駅舎横に保存してあった。1960年代から周辺地域の人口が増加すると利用者数が著しく増えた。

JR北海道

軽石軌道

駅構造

2面4線の島式ホーム(2面ともホーム長:135m[9])を有する橋上駅。北東側が北口、南西側が南口で、北口からは手稲区役所と西友手稲店に2階建ての連絡通路が通じる。

ホーム有効長が6両分しかないため、長編成の回送列車や一部のホームライナーはホームからはみ出して停車する。なお、2002年(平成14年)に実施された駅改良工事以前は3面4線の構造だった。

終日社員配置駅で、みどりの窓口を備える。Kitacaチャージ機、自動改札機、デジタル公衆電話(国内専用)、AEDが設置されている。

2014年(平成26年)8月30日より、駅構内は全面禁煙となっている[報道 6]

のりば

  • 南口側より記載
番線 路線 方向 行先 備考
1 函館本線 上り 小樽倶知安方面 上り本線
2
下り 札幌岩見沢新千歳空港方面
3 下り本線
4
  • 快速列車・区間快速列車は上下各本線に発着する。

駅構内の店舗・施設

かつてあった店舗・施設

  • ココロノ.イロ - 2009年(平成22年)10月16日開店[6]、2010年(平成22年)10月閉店
  • Sweets Station - 2010年(平成22年)11月1日開店[7]、2012年(平成24年)2月27日閉店
  • ツインクルプラザ手稲支店 - 2017年(平成29年)3月18日閉店[新聞 2]

あいくる

あいくる

駅舎に併設される形で、線路で分断された駅南北の市街地および各種施設(下記参照)を繋ぐ「あいくる」という愛称の自由通路(ペデストリアンデッキ)が設置されている[新聞 1]

建設・管理は札幌市が行い、2002年(平成14年)5月25日に新駅舎とともに供用が開始された[新聞 1]。総工費は22億円[4]

通路内には展示スペースのほか、國松明日香の彫刻「雪だるまをつくる人」が置かれている。

「あいくる」は、英語で「通路」を意味する「aisle」に、「出会い」・「愛くるしい」・「来る」の意味がかけられている。

利用状況

2017年(平成29年)度の1日平均の乗車人員15,660人である[新聞 4]。前述したようにJR北海道の駅の中では、札幌駅函館本線)、新千歳空港駅千歳線)に次いで3番目に利用者数が多い駅である[10]。以下新札幌駅琴似駅と続く。

JR北海道が発足した1987年(昭和62年)度以降の29年間、札幌駅に次いで2番目に利用者が多い駅であったが、2016年度に新千歳空港駅に抜かれ初めて3位となった[新聞 5]

年度 1日平均
乗車人員
出典
1970年(昭和45年) 4,074 [9]
1975年(昭和50年) 7,487 [9]
1980年(昭和55年) 10,635 [9]
1985年(昭和60年) 12,059 [9]
1990年(平成02年) 12,562 [9]
1995年(平成07年) 14,195 [9]
2000年(平成12年) 13,265 [9]
2001年(平成13年) 13,232
2002年(平成14年) 13,343
2003年(平成15年) 13,630
2004年(平成16年) 13,640
2005年(平成17年) 13,930
2006年(平成18年) 14,240
2007年(平成19年) 14,150
2008年(平成20年) 14,170
2009年(平成21年) 14,030
2010年(平成22年) 14,130
2011年(平成23年) 14,340
2012年(平成24年) 14,429
2013年(平成25年) 14,720
2014年(平成26年) 14,895
2015年(平成27年) 15,335
2016年(平成28年) 15,589
2017年(平成29年) 15,660 [新聞 4]
2018年(平成30年) 15,574 [10]

手稲駅発着のスクールバスを設ける高校・大学が多く、朝・夕は学生も多く見られる。

石狩市小樽市からも利用客を集め、サッポロテイネスノークルーズ・オーンズへの行楽客の利用もあり、年中利用客で溢れている。

また、人口3,000人規模(予定)のニュータウン明日風のまち」も手稲区北部に誕生し、今後も利用者の増加が見込まれる。

駅周辺

南口・北口にそれぞれ駅前広場(バスのりば)があり、札幌都心をはじめ西区北区石狩市小樽市方面へのバスが数多く発着している。北口の駅正面には広い駐車場があり、それをはさんで手稲区役所、手稲区民センター、手稲保健センターがある。

南口

手稲駅前ビル
手稲駅前ビル
キテネビル(A棟)
キテネビル(A棟)
手稲駅前プラザ南ビル
手稲駅前プラザ南ビル

北口

札幌市手稲区庁舎
札幌市手稲区庁舎
メルシャン・プラース
メルシャン・プラース
手稲渓仁会病院
手稲渓仁会病院
パボッツ手稲
パボッツ手稲
北海道科学大学
北海道科学大学
札幌運転免許試験場
札幌運転免許試験場
前田森林公園
前田森林公園

バス路線

手稲駅の南北の出入口それぞれに停留所が併設されている。

乗り入れる路線バス事業者は、ジェイ・アール北海道バス札樽線)と北海道中央バス石狩営業所)である。

「手稲駅北口」停留所

北口ターミナル
1番のりば[11]
2番のりば[11]
  • 北海道中央バス
    • 宮47 手稲線 花川南5条1丁目・花畔・新港中央1丁目行(明乳シティー前経由)
    • 43 手稲線 花畔行(花川3丁目経由)
    • 麻41 手稲麻生線 麻生駅行(明乳シティー前経由)
    • 石狩新港西線 石狩新港団地行(前田森林公園経由)
3番のりば[12]
  • ジェイ・アール北海道バス
    • 手40 山口団地線 手稲山口団地行(樽川通経由)
    • 循環手40 山口団地線 手稲駅北口行(手稲山口団地経由 樽川通先廻り)
    • 手41 山口団地線 手稲山口団地行(曙通経由)
    • 循環手41 山口団地線 手稲駅北口行(手稲山口団地経由 曙通先廻り)
    • 循環手48 科学大学線 手稲駅北口行(北海道科学大学経由)
    • 手81 試験場線 星置通行(運転免許試験場星置駅経由)
    • 手82 試験場線 星置通行(星置駅経由)
    • 手84 明日風線 明日風3丁目行(曙通経由)
    • 手85 明日風線 星置駅行(北海道科学大学・明日風3丁目経由)
    • 手90 試験場線 運転免許試験場行
4番のりば[12]
  • ジェイ・アール北海道バス
    • 宮49 新発寒線 地下鉄宮の沢駅前行(新発寒5条2丁目経由)
    • 宮49-1 新発寒線 地下鉄宮の沢駅前行(ていねプール前・新発寒5条2丁目経由)
    • 宮74 稲積線 地下鉄宮の沢駅前行(新発寒7条4丁目経由)
    • 手100 富丘高台線(手稲高台シャトルバス) 手稲駅南口行(稲積公園駅・富丘4条3丁目経由)

「手稲駅南口」停留所

南口ターミナル
1番のりば[12]
  • ジェイ・アール北海道バス
    • 宮42 発寒団地線 手稲山口団地行(樽川通経由)
    • 宮44 山口線 あすかぜ高校前行・ほしみ高等学園行(曙通経由)
    • 宮45 山口団地線 手稲山口団地行(曙通経由)
    • 55 手稲線 手稲営業所前行
    • 快速64 手稲線(ていねライナー) 手稲鉱山通行(手稲稲穂1条7丁目東経由)
    • 57・宮57 手稲鉱山線 手稲鉱山行
    • 宮59 星置線 星置駅行(手稲営業所前経由)
    • 宮65・手65 小樽線 小樽駅
2番のりば[12]
  • ジェイ・アール北海道バス
    • 宮42 発寒団地線 地下鉄宮の沢駅前行(発寒団地前経由)
    • 宮44 山口線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 宮45 山口団地線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 55 手稲線 JR札幌駅行(地下鉄宮の沢駅前経由)
    • 55-1 手稲線 JR札幌駅行
    • 宮55 手稲線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 快速64 手稲線(ていねライナー) JR札幌駅行
    • 57 手稲鉱山線 JR札幌駅行(地下鉄宮の沢駅前経由)
    • 宮57 手稲鉱山線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 宮58 富丘線 地下鉄宮の沢駅前行(富丘1条4丁目経由)
    • 宮59 星置線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 宮65 小樽線 地下鉄宮の沢駅前行
    • 快速65 小樽線 JR札幌駅行
3番のりば[12]
  • ジェイ・アール北海道バス

手稲駅が登場する作品

楽曲

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
快速「ニセコライナー」「エアポート
小樽築港駅 (S13) - 手稲駅 (S07) - 琴似駅 (S03)
区間快速「いしかりライナー
稲穂駅 (S08) - 手稲駅 (S07) - (一部稲積公園駅 (S06)) - 琴似駅 (S03)
普通
稲穂駅 (S08) - 手稲駅 (S07) - 稲積公園駅 (S06)

かつて存在した路線

軽石軌道
軽石軌道線
軽川駅 - 新川駅

脚注

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 今尾 (2008) (P34)
  3. ^ 北海道鉄道管理局『北海道鉄道沿線案内』(1918年)82頁に、「かるがはえき」のルビがある。『シリーズ明治・大正の旅行 第I期 旅行案内書集成』第13巻(2014年)に収録、同書108頁。
  4. ^ a b c 本久 (2008) (P54)
  5. ^ 手稲区区制20周年記念入場券 発売!!” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2009年10月13日). 2015年10月5日閲覧。
  6. ^ a b 手稲駅構内へのスイーツショップ出店について” (PDF). 北海道キヨスク (2009年10月15日). 2017年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月13日閲覧。
  7. ^ a b “JR手稲駅に月替わりスイーツのお店「Sweets Station」OPEN!”. 北海道キヨスク. (2010年11月1日). オリジナルの2012年8月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20120801104447/http://www.hkiosk.co.jp/news/detail.php?id=73 2015年1月8日閲覧。 
  8. ^ JR北海道>>鉄道に関する情報>>指定席券売機”. 北海道旅客鉄道. 2015年11月16日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h 札幌の都市交通データ 3.JR (3)JR駅の概要(札幌市内)” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2015年1月8日閲覧。
  10. ^ a b JR北海道>>企業情報>>会社概要>>各種データ”. 北海道旅客鉄道. 2019年9月13日閲覧。
  11. ^ a b 中央バス時刻表(札幌市内 N) - 北海道中央バス
  12. ^ a b c d e 主要バスターミナル|手稲駅周辺詳細 - ジェイ・アール北海道バス

報道発表資料

  1. ^ a b "手稲駅の副駅名称が「北海道科学大学 最寄駅」に決定!" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 26 September 2019. 2019年9月26日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年9月26日閲覧
  2. ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧
  3. ^ "Kitacaサービス開始日決定について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 10 September 2008. 2015年6月12日閲覧
  4. ^ "電子マネーサービス開始日の決定について!" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 22 December 2008. 2015年10月5日閲覧
  5. ^ "「Kitaca電子マネー」「Kitaca・Suica相互利用」 スタート記念セレモニー" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 March 2009. 2015年10月5日閲覧
  6. ^ a b 札幌圏(Kitacaエリア)における駅構内全面禁煙化の実施について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2014年7月9日). 2014年7月9日閲覧。
  7. ^ 駅への「宅配便ロッカー」設置について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2018年10月29日). 2018年11月11日閲覧。

新聞記事

  1. ^ a b c d “<ゆうたうん>あふれる光 街並み一望 大変身のJR手稲駅 25日利用開始 自由通路 「あいくる」憩いの場に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2002年5月14日)
  2. ^ a b “JR北海道 3月にツインクルプラザ5支店閉店”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年1月19日) 
  3. ^ “JR北海道、「宅配便ロッカー」を一部の駅に設置”. 日本経済新聞. 日経電子版 (日本経済新聞社). (2018年10月29日). オリジナルの2018年11月11日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/B7p8f 2018年11月11日閲覧。 
  4. ^ a b “新千歳空港駅6%増の2位 昨年度JR乗車人数 新函館北斗駅11%減”. 北海道新聞. (2018年8月18日). オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/Whdkz 2018年9月7日閲覧。 
  5. ^ “新千歳空港駅の乗車 手稲駅抜き2位 外国人客増で”. 北海道新聞(2017年8月13日). どうしん電子版 (北海道新聞社). (2017年8月13日). オリジナルの2017年8月13日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20170813042646/https://www.hokkaido-np.co.jp/article/125391 2017年8月13日閲覧。 

参考文献

関連項目

外部リンク