「渡島沼尻駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m H26-30の乗降人員を追記 |
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|画像説明= 駅舎(2018年6月) |
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|よみがな= おしまぬまじり |
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|ローマ字= Oshima-Numajiri |
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2020年2月15日 (土) 08:41時点における版
渡島沼尻駅 | |
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駅舎(2018年6月) | |
おしまぬまじり Oshima-Numajiri | |
◄N68 鹿部 (5.4 km) (5.3 km) 渡島砂原 N66► | |
所在地 | 北海道茅部郡森町砂原東4丁目 |
駅番号 | ○N67 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線(砂原支線) |
キロ程 | 20.0 km(大沼起点) |
電報略号 | ヌリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1945年(昭和20年)6月1日 |
備考 | 無人駅 |
渡島沼尻駅(おしまぬまじりえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町砂原東4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(砂原支線)の駅である。駅番号はN67。電報略号はヌリ。
信号場に出自を持つ大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅である。
歴史
- 1945年(昭和20年)6月1日:国有鉄道函館本線(砂原線)の大沼駅 - 渡島砂原駅間開通に伴い渡島沼尻信号場(おしまぬまじりしんごうじょう)として開設[1]。仮乗降場(局設定)として旅客を取扱い。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。同時に駅へ昇格し、渡島沼尻駅となる[1]。
- 年月日不詳[注 1]:無人化。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1991年(平成3年)12月24日:駅舎改築(一部撤去)[2]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[3]。
駅名の由来
当駅の所在地近辺の地名に旧国名の「渡島」を冠する。「沼尻」は、アイヌ語の「ヌプ・シリ」(野・丘)に由来する[4]。「ヌプ・シリ」が「ヌパジリ」に、さらに「ヌマジリ」に転訛し、これに「沼尻」の字を当て、ほかに同名の駅があるために旧国名を冠したという[4]。そのほか、近辺の彦澗地区附近にある沼の尻部分に当たるために沼尻としたという説もあり[4]、由来には諸説ある。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[5]。ホームは千鳥式に配置され、互いのホームは駅舎側ホーム東側と対向側ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡している[5]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[5]。そのほか上下線共に安全側線を有し[5]、下り線の森方から構内外側に分岐し対向側ホーム手前までの、転轍機が外され、レール末端部分には枕木が上に置かれた第3種車止めが設置されている[6]行き止りの側線を1線有する[5]。転轍機の形状は両開き分岐である[5]。
駅舎は構内の北西側に位置し上り線ホーム入口部分に接している[6]。有人信号場時代からの古い木造駅舎が残っている[6][7]。一部改築されており、かつては切妻屋根が交差した[7]L字型の建物であったが、直行する部分が解体された[7]。またバットレスが設置されている[6][7]。駅舎内にトイレを有する[7]。ホームは2本共に、大沼方、森方の双方にスロープを有している[6]。長大な編成の列車同士の行き違いもできる設備の中に1両分のホームが設置されている。
駅の標高は60.5mである[5]。
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ホーム(2018年6月)
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構内踏切(2018年6月)
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駅名標(2018年6月)
利用状況
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[8]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[9]。
駅周辺
駒ケ岳山麓に位置し、駅周囲に人家は3軒のみで[6]、林と農耕地帯となっている[7]。
その他
1945年7月の室蘭艦砲射撃の際には、当時の当信号場周辺も米軍機による機銃掃射を受けた。そのため現在も、時折米軍機が落としたとみられる薬莢が見つかるという[10]。また当時は駅周辺に集落があり75軒ほどの民家が存在したというが[10]、現在は前述の通り数軒を残すのみとなっている。
かつて、NHKBS1にて放映されたテレビ番組、『にっぽん木造駅舎の旅』にて紹介されたことがある。またHTB『探検!秘境駅 〜超maniac travel guide〜』第1回及び第2回で紹介されている(2017年現在もニコニコ動画にて視聴可能)。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)26ページ。
- ^ 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧。
- ^ a b c 『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページ。
- ^ a b c d e f g 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)38ページ。
- ^ a b c d e f 『写真集 秘境駅III』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー、2009年7月発行)
- ^ a b c d e f 『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)21ページ。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ a b HTB『探検!秘境駅』第1回
関連項目
- 沼尻駅 (北海道) - 北海道釧路市にあった釧路臨港鉄道(後の太平洋石炭販売輸送)臨港線の駅(廃駅)。
- 沼尻駅 (福島県) - 福島県にあった磐梯急行電鉄(旧・日本硫黄沼尻鉄道部)の駅(廃駅)。
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 渡島沼尻|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- NHK映像マップ みちしる - にっぽん木造駅舎の旅 渡島沼尻駅
- 探検!秘境駅 #1「探検!秘境駅」~渡島沼尻駅 前編~(ニコニコ動画・HTBチャンネル)