八雲駅
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八雲駅 | |
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駅舎(2018年6月) | |
やくも Yakumo | |
◄H55 山越 (5.1 km) | |
所在地 | 北海道二海郡八雲町本町125番地1 |
駅番号 | ○H54 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 81.1 km(函館起点) |
電報略号 | クモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
228人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)11月3日 |
備考 | |
八雲駅(やくもえき)は、北海道二海郡八雲町本町(ほんちょう)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH54。電報略号はクモ。事務管理コードは▲140122[3][4]。
八雲町の代表駅で、全ての定期旅客列車が停車する。また、現存する北海道内の旅客を扱う停車場としては最西端に位置する[注 1]。
歴史
[編集]- 1903年(明治36年)11月3日:北海道鉄道 森駅 - 熱郛駅間の開通に伴い、同線の駅として開業[5]。一般駅[5]。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[5]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1915年(大正4年):駅舎改築[6]。
- 時期不詳:大日本乳製品(後の雪印乳業)八雲工場専用線敷設[注 4]。
- 1930年(昭和5年):駅舎改築[6]。
- 1943年(昭和18年)11月:中外鉱業八雲鉱業所が駅裏に鉛川のマンガン鉱山からの索道原動所と貯鉱槽を設置。鉱石積込専用線130m使用開始(敷設は同年5月)[注 5]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1950年(昭和25年)5月以降:八雲飛行場の燃料補給施設へ引込線敷設[注 3]。
- 1954年(昭和29年)8月9日:昭和天皇、香淳皇后のお召し列車が停車。駅前奉迎が行われた[7]。
- 1958年(昭和33年)3月以降:八雲飛行場への引込線撤去[注 3]。
- 1960年(昭和35年)12月:長万部方に跨線人道橋設置[6]。
- 1969年(昭和44年)
- 1981年(昭和56年)2月28日:雪印乳業八雲工場閉鎖[9]。
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物取扱い廃止[12]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[5]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[13]。
- 2012年(平成24年)3月1日:普通列車が駅構内で脱線する事故が発生。
- 2013年(平成25年)11月1日:特急「北斗」「スーパー北斗」全列車が停車するようになる[14]。
- 2014年(平成26年)5月12日:江差線江差駅の廃止に伴い、道内最西端の有人駅となる。
- 2015年(平成27年)3月13日:寝台特急「トワイライトエクスプレス」の廃止に伴い、当駅を通過する特急列車がなくなる。
- 2016年(平成28年)3月26日:当駅より西にあった隣駅の鷲ノ巣駅の信号場化に伴い、道内で最西端の旅客扱いがある停車場となる。
- 2022年(令和4年)度:話せる券売機を設置[15]。
駅構造
[編集]旅客用としては2面3線のホームを有する地上駅[1]。駅舎側より、単式ホーム1面1線(1番のりば)、ホームの無い上り列車専用の側線1線(おもに貨物列車の待避用)、島式ホーム1面2線(2・3番のりば)、横取線となっている。ホーム間の移動は跨線橋で行なう[1]。3番線は列車の折り返しが可能である。
社員配置駅だが早朝と夜間は駅員不在。冬期間のみ当直勤務がある。みどりの窓口[1]、話せる券売機[2]が設置されている。駅舎はコンクリート平屋建てである。自動改札機は設置されていない。
函館本線の八雲町内にある駅である、落部駅 - 黒岩駅間を管理している。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■函館本線 | 上り | 森・函館方面 |
2 | 下り | 長万部・札幌方面 | |
3 | (予備ホーム・下り貨物列車待避・上り普通列車待避線) |
-
改札口(2022年12月)
-
1番ホーム(2022年12月)
-
2・3番ホーム(2018年6月)
-
跨線橋(2018年6月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 725.0 | [16] | |||
2017年(平成29年) | 223.4 | [17] | |||
2018年(平成30年) | 208.8 | [18] |
駅周辺
[編集]- 国道5号・国道277号
- 北海道道202号八雲停車場線
- 北海道道572号八雲港線
- 北海道道42号八雲北檜山線
- 北海道道1029号花浦内浦線
- 道央自動車道八雲インターチェンジ
- 函館バス「八雲駅前」停留所
- 高速はこだて号「八雲」停留所(国道5号沿い)
- 八雲町役場
- 八雲警察署
- 八雲郵便局
- 八雲駅前郵便局
- 八雲宮園郵便局
- 八雲税務署(八雲合同庁舎内)
- 函館職業安定所八雲出張所(八雲合同庁舎内)
- 函館地方法務局八雲出張所(八雲合同庁舎内)
- 八雲簡易裁判所
- 函館家庭裁判所八雲出張所
- 八雲区検察庁
- 北海道労働金庫八雲支店
- 渡島信用金庫八雲支店
- 北洋銀行八雲支店
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)八雲基幹支店
- 八雲町漁業協同組合
- 北海道八雲高等学校
- 八雲町民センター
- 八雲町公民館
- 八雲町郷土資料館
- 八雲町立図書館
- 八雲町総合体育館
- 八雲町消防本部
- はぴあ八雲
- 北海道八雲養護学校
- 八雲町立八雲中学校
- 八雲町立八雲小学校
- 八雲総合病院
- 国立病院機構八雲病院
- 八雲神社
- さらんべ公園
- 梅村庭園
- 航空自衛隊八雲分屯基地
- 八雲産業株式会社八雲事業所
- 遊楽部川
- 八雲大橋
- 八雲温泉
- 八雲町営乳牛育成牧場
- 北里大学獣畜産学部八雲牧場
- エーコープ やくも店
- マックスバリュ八雲店
- ラルズマート 八雲店
- 八雲神社
その他
[編集]現在整備新幹線として計画中の北海道新幹線における八雲町内の駅は、八雲駅ではなく別の位置に設置され、新八雲駅(仮称)となる予定である。同時に道内最西端の鉄道駅が当駅から新八雲駅に変わることになる。
隣の駅
[編集]※特急「北斗」の隣の停車駅は列車記事を参照。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 旅客扱いのない停車場を含めた場合、隣接する鷲ノ巣信号場が北海道内最西端となる。
- ^ 改定 八雲町史 上巻 昭和59年6月発行。前身は大日本乳製品八雲工場で大正11年操業開始。その後昭和8年明治製菓に買収され、昭和16年より北海道興農公社の傘下に入り、同社の八雲工場となる。さらに昭和22年に組織変更により北海道酪農協同八雲工場となるが、GHQによる集中排除法により分離して、昭和25年1月から雪印乳業八雲工場となった。
- ^ a b c 改定 八雲町史 上巻 P279。旧陸軍八雲飛行場は戦後米軍により一旦破壊されたが、朝鮮戦争に対処するため米軍が飛行場を再建設した。その際に、燃料補給用として隣接民有地を買収し拡張した敷地へ専用線が敷かれた。昭和33年3月に防衛庁へ移管後はこの飛行場自体が使用されず遊休地となっていたため、引込線も撤去された。
- ^ 工場は大正11年に操業が開始されたが、大正12年版全国専用線一覧には記載がなく、次の昭和5年版から記載されている。作業距離約0.2km - 0.5km。
- ^ a b 改定 八雲町史 上巻 P781-784。鉛川の山元からの索道は延長17km。
出典
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、22頁。
- ^ a b “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、808頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 改定 八雲町史 下巻 昭和59年6月発行。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、110頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P57-58 及び巻末年表。
- ^ 改定 八雲町史 上巻 P756。
- ^ 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
- ^ 『道南鉄道100年史 遥』P98。
- ^ 停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II、P808。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ 『11月以降のダイヤについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2013年9月20日 。2014年7月5日閲覧。
- ^ 『JR北海道グループ 2021年度決算』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年4月28日、12頁。オリジナルの2022年4月28日時点におけるアーカイブ 。2022年4月30日閲覧。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、806頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 八雲|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company