「新冠駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2017年9月) |
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|よみがな = にいかっぷ |
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|ローマ字 = Niikappu |
|ローマ字 = Niikappu |
2020年2月15日 (土) 08:55時点における版
新冠駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
にいかっぷ Niikappu | |
◄節婦 (4.1 km) (4.9 km) 静内► | |
所在地 | 北海道新冠郡新冠町字本町 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 日高本線 |
キロ程 | 77.2 km(苫小牧起点) |
電報略号 | ニフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1926年(大正15年)12月7日[1] |
備考 | 無人駅 |
新冠駅(にいかっぷえき)は、北海道(日高振興局)新冠郡新冠町字本町(ほんちょう)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅である。電報略号はニフ。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行「えりも」の停車駅であった。
新冠町の代表駅である。
歴史
- 1926年(大正15年)12月7日:日高拓殖鉄道厚賀駅 - 静内駅間延伸開通に伴い高江駅(たかええき)として開業[1]。一般駅。
- 1927年(昭和2年)8月1日:日高拓殖鉄道が国有化により国有鉄道に移管。線路名を日高線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)11月1日:線路名を日高本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)8月1日:新冠駅に改称[2]。
- 1977年(昭和52年)2月1日:貨物取扱い廃止。
- 時期不詳[注 1]:業務委託化。
- 1984年(昭和59年)
- 時期不詳[注 2]:簡易委託廃止、完全無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1999年(平成11年)12月17日:駅舎改築[3]。同時に苫小牧方に移転。
- 2015年(平成27年)1月8日:高波被害により列車の運行を休止。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ニカプ」(オヒョウダモの皮)に由来する[4][5]。当地附近にオヒョウダモが繁茂していたことから付いた[4]。
旧駅名の高江(たかえ)は、当時の地名(新冠郡高江村)より。附近の丘に水のたまる場所があり、杯の台の「たかいさら」に似ているので「高江」となったとされている[5]。
駅構造
島式ホーム片面使用の1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南側(様似方面に向かって右手側)に存在する。転轍機を持たない棒線駅となっている[6]。かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は交換設備運用廃止後も苫小牧方の転轍機と構内踏切手前までのレールが維持された状態で側線として残っていた(但し1983年(昭和58年)4月時点では転轍機の先、ホームに至る間の部分に車止めが設置されていた[7])が、1993年(平成5年)3月までには撤去された[6]。転轍機の形状は方開き分岐であった[7]。
静内駅管理の無人駅。有人駅時代の駅舎は改築され、「出会いと憩いのセンター」と名付けられた町の施設となっている[4]。駅舎は正面に丸い列柱が印象的なポーチを備え、内装の壁及びベンチ、ゴミ箱などが木製でコーディネートされている[4]。駅舎内にバリアフリーのトイレを有する[4]。また町の特産品展示コーナー、観光案内図がある[4]。
旧駅舎部分は踏切となり、駅前商店街と国道を結ぶ道路となっている。
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ホーム(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
1日乗降人員は以下のとおりである。
年度 | 乗降人員 (単位:人) |
出典 |
---|---|---|
1981年(昭和56年) | 129 | [7] |
1992年(平成 | 4年度)132 | [6] |
また、JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおりである。
年もしくは年間 | 交通機関 | 年もしくは年間の各調査日における 平均乗車人員 (単位:人) |
出典 |
---|---|---|---|
2014年(平成26年) | 列車 | 32 | [8][9] |
2017年(平成29年) | 代行バス | 27 | [8] |
2017 - 2018年(平成29 - 30年) | 代行バス | 42.5 | [9] |
駅周辺
- 国道235号
- 北海道道209号滑若新冠停車場線
- 道の駅サラブレッドロード新冠
- 新冠町役場
- 静内警察署新冠駐在所
- 新冠郵便局
- 苫小牧信用金庫新冠支店
- 新冠町農業協同組合(JAにいかっぷ)
- 新冠泥火山 - 駅から北に約3.0km[7]。
- 新冠川
- 新冠ダム
- 判官館 - - 駅から西に約0.9km[7]。源義経伝説の残る岸壁。
- レ・コード館
- 新冠温泉
- 新冠町立新冠小学校
- 道南バス「新冠本町」停留所
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b 「通運」『官報』1926年12月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「運輸省告示第193号」『官報』1948年7月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “新冠の“玄関”新しく JR駅舎オープン 段差なくすなど配慮”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年12月17日)
- ^ a b c d e f 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)350ページより。
- ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)101ページより。
- ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)102ページより。
- ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)102ページより。
- ^ a b "日高線(鵡川・様似間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 1 August 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
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- ^ a b “日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。