「流山温泉駅」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|pxl= 300px |
|pxl= 300px |
||
|画像説明= 駅全景(2018年6月) |
|画像説明= 駅全景(2018年6月) |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
||
|よみがな= ながれやまおんせん |
|よみがな= ながれやまおんせん |
||
|ローマ字= Nagareyamaonsen |
|ローマ字= Nagareyamaonsen |
2020年2月15日 (土) 08:58時点における版
流山温泉駅 | |
---|---|
駅全景(2018年6月) | |
ながれやまおんせん Nagareyamaonsen | |
◄N71 池田園 (2.2 km) (1.2 km) 銚子口 N69► | |
所在地 | 北海道亀田郡七飯町字東大沼 |
駅番号 | ○N70 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線(砂原支線) |
キロ程 | 5.6 km(大沼起点) |
電報略号 | ナオ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 2002年(平成14年)4月27日[報道 1] |
備考 | 無人駅 |
流山温泉駅(ながれやまおんせんえき)は、北海道(渡島総合振興局)亀田郡七飯町字東大沼にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN70。電報略号はナオ。
概要
流山温泉の最寄駅で、誕生と同時に開業した[報道 2][報道 1]。同温泉はJR北海道が開発した施設であり[1]、この温泉のために開業した駅である[1]。少し離れたところに東大沼の集落があるが、流山温泉の営業時間外は列車が通過するため、通学や通勤には不便である。
歴史
- 2002年(平成14年)4月27日:函館本線(砂原支線)池田園駅 - 銚子口駅間に無人駅として新設開業[2][報道 1]。旅客のみ取扱い。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[報道 3]。
- 2013年(平成25年)6月:駅構内に静態保存されていた200系新幹線車両を老朽化のため解体・撤去[報道 4]。
駅名の由来
当駅附近の温泉施設より。同温泉は火山である駒ヶ岳の麓にあり、温泉名は火山によってもたらされた流れ山地形に由来している[3]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南側(森方面に向かって右手側)に存在する。転轍機を持たない棒線駅となっている。
大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅となっている。ホームのみの駅で[4]駅舎及び待合所は存在しない。ホームは東側に階段、その先に誘導ブロック付きのスロープを有し駅施設外に連絡している[4]。
駅開業前の2001年(平成13年)11月15日から、ホームに沿う形で東北・上越新幹線で使われていた200系電車が静態保存・展示されていた[4][報道 2]。これらは2001年(平成13年)9月に廃車となったF37編成(元JR東日本仙台総合車両所所属)の一部で[新聞 1]、先頭車2両(1号車:222-15、12号車:221-15)にグリーン車(11号車:215-15)を挟んだ3両編成となっていた[3][新聞 1]。当初の流山温泉の運営会社「北海道企画開発」に東日本旅客鉄道(JR東日本)も出資していたことから実現したもので[新聞 1]、新幹線の北海道への延長を願って設置されたという[5]。基本的に車内へ立ち入ることはできないが、鉄道の日などのイベントに合わせて開放される場合があった。その後、北海道新幹線の札幌延伸が決定し役目を終えたことや、老朽化が著しいことなどを理由に2013年(平成25年)6月までに全車両が解体・撤去された[報道 4]。現在は、同形式の連結器カバーと動力車(モーター車)の車輪付きの車軸が一つ残っているのみである。
-
200系電車車両撤去前の駅前(2011年8月)
-
保存されている、200系電車の連結器カバーと車軸(2018年6月)
-
200系電車車両撤去前のホーム(2011年8月)
-
200系電車車両撤去後のホーム(2018年6月)
-
駅名標(2018年6月)
利用状況
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[6]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「3名以下」[7]。
駅周辺
- 北海道道43号大沼公園鹿部線
- 七飯町立東大沼小学校
- 流山温泉 - JR北海道直営の温泉施設[4]。流政之監修[4]。レストランには鉄道関連の古い備品が保存・展示され[8]、敷地内の無料休憩所にはJR北海道海峡線で走っていた「カーペットカー」仕様の50系客車が設置されていた[1]。2015年(平成27年)2月28日限りで営業を終了し、「どさんこミュゼ株式会社」に事業譲渡[報道 5]。現在は「パド・ミュゼ (Paard Musée) 大沼流山牧場」となっている。
- 大沼
- ひまわり畑
バス路線
- 函館バス:七飯経由鹿部線 「東大沼」停留所
- 鹿部出張所/大沼公園・函館行き(1日3往復のみ) 停留所は駅から約1km離れた道道43号線沿いに設置されている。
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b c 書籍『すごい駅』(著:横見浩彦、牛山隆信、メディアファクトリー新書、2010年10月発行)62-63ページより。
- ^ 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページより。
- ^ a b c d e 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)20ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)165ページより。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ テレビ番組『秘境駅を旅する』第6回(旅チャンネル、2011年12月放送)より。
報道発表資料
- ^ a b c "「流山温泉」の開業について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 27 February 2002. 2002年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年4月12日閲覧。
- ^ a b "「流山温泉」駅の新設について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 24 October 2001. 2002年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年4月12日閲覧。
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2007年9月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2007年9月30日閲覧。
- ^ a b "流山温泉駅に設置されている新幹線200系車両の撤去について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 24 May 2013. 2013年6月12日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年1月6日閲覧。
- ^ "流山温泉等の営業終了について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道函館支社. 12 February 2015. 2016年6月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2016年6月25日閲覧。
新聞記事
- ^ a b c “道内には既に新幹線が上陸していた!? 流山温泉駅に200系展示のナゼ” (日本語). 北海道ファンマガジン. たびまにあの点描北海道(北海道を旅する) (北海道リレーション). (2012年11月5日). オリジナルの2014年7月13日時点におけるアーカイブ。 2015年1月6日閲覧。