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「電鉄黒部駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 09:21時点における版

電鉄黒部駅
駅舎
でんてつくろべ
Dentetsu-Kurobe
T26 電鉄石田 (2.3 km)
(0.6 km) 東三日市 T28
地図
所在地 富山県黒部市三日市815
北緯36度52分26.16秒 東経137度26分39.78秒 / 北緯36.8739333度 東経137.4443833度 / 36.8739333; 137.4443833 (電鉄黒部駅)座標: 北緯36度52分26.16秒 東経137度26分39.78秒 / 北緯36.8739333度 東経137.4443833度 / 36.8739333; 137.4443833 (電鉄黒部駅)
駅番号 T27
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 本線
キロ程 37.2 km(電鉄富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 3面3線
乗降人員
-統計年度-
774人/日
-2017年-
開業年月日 1922年(大正11年)11月5日
備考 業務委託駅
テンプレートを表示
電鉄黒部駅の位置(富山県内)
電鉄黒部駅
電鉄黒部駅
電鉄黒部駅(富山地方鉄道)位置図(富山県)

電鉄黒部駅(でんてつくろべえき)は、富山県黒部市三日市にある富山地方鉄道本線である。駅番号はT27

富山地方鉄道における黒部市の玄関口で、同市の中心にも近いため利用者が多く、富山地方鉄道本線運行上の要となっている。

なお、あいの風とやま鉄道黒部駅は1kmほど離れた別の駅となっており、黒部市内において両線相互の乗り継ぎは取り扱われていない[1]

地鉄社員のOBが配置された業務委託駅であり、終日駅員が配置されている。(2007年8月20日現在)

駅構造

左地鉄観光 屋根付きホーム 右路線バス駐車場
左地鉄観光 屋根付きホーム 右路線バス駐車場
駅に隣接する黒部自動車営業所
駅に隣接する黒部自動車営業所
構内には、各種車両や車庫などがある。
構内には、各種車両や車庫などがある。
富山地方鉄道(保線)黒部支区の建物と構内の線路
富山地方鉄道(保線)黒部支区の建物と構内の線路

地上駅。 ホームと線路が交互に並んでいる変則的な配列の3面3線の構造で、内2線は両側にホームがあるものの、一番奥のホームは現在使われていない。この駅で折り返す列車が多数設定されていることから、留置線を持っていて、夜間滞泊が設定されている。

駅舎は1951年(昭和26年)6月25日竣工。瓦葺二階建てで、旧黒部鉄道の駅としては宇奈月温泉駅と並ぶ規模である。また自動券売機およびICカード専用改札機も設置してある。

電鉄石田駅寄りの本線には複線分の架線柱の下に、かつての黒部支線の路盤跡が本線と一部並行する形で残存する。

駅周辺

あたりは黒部市役所、市民病院にも近く黒部市の中心地である。駅の南側には病院や商店、銀行などがそろっている。駅前のとおりを東に進むと黒部市役所に着く。富山地方電鉄本線はこの電鉄黒部駅と次の電鉄石田駅の間であいの風とやま鉄道線をまたぎ立体交差するがそのすぐ南側に同線の黒部駅がある。当駅からはおよそ1kmほどの道のりである。

利用状況

「統計黒部」によると、2017年度の1日平均乗降人員774人であった[2]

各年度の1日平均乗降人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗降人員
1995年 1,297
1996年 1,210
1997年 1,034
1998年 1,009
1999年 910
2000年 847
2001年 794
2002年 804
2003年 727
2004年 689
2005年 703
2006年 719
2007年 751
2008年 747
2009年 707
2010年 698
2011年 708
2012年 724
2013年 670
2014年 691
2015年 748
2016年 718
2017年 774

歴史

  • 1922年(大正11年)11月5日 - 東洋アルミナムが黒部川電源開発のために作った子会社の黒部鉄道によって設置。三日市駅(のちの黒部駅) - 下立駅間の開通に伴い西三日市駅として開業する[3][4]
  • 1936年(昭和11年)10月1日 - 富山電気鉄道が魚津駅(現・新魚津駅) - 当駅間を開通させ、富山電気鉄道と黒部鉄道の接続駅となる[4]
  • 1943年(昭和18年)1月1日 - 会社統合により、富山県内の全鉄道会社が富山電気鉄道を中心とする富山地方鉄道(地鉄)に統合され、旧黒部鉄道は黒部線となる。同時に当駅 - 三日市駅間が富山地方鉄道本線の支線(黒部支線)となった[4]
  • 1943年(昭和18年)11月11日 - 旧黒部鉄道の路線は600Vから1500Vへの昇圧とプラットホーム改修等の工事が完了し、電鉄富山駅から現在の宇奈月温泉駅まで直通運転が開始された[4]
  • 1951年(昭和26年)6月25日 - 電鉄桜井駅に改称となる。その後現駅舎竣工[4]
  • 1969年(昭和44年)8月17日 - 当駅 - 黒部駅間の黒部支線が廃止となる[4][5]
  • 1989年(平成元年)4月1日 - 電鉄黒部駅に改称。

ギャラリー

隣の駅

富山地方鉄道
本線
特急・アルペン特急
新魚津駅 (T24) - 電鉄黒部駅 (T27) - 新黒部駅 (T31)
快速急行(上りのみ)・急行・普通
電鉄石田駅 (T26) - 電鉄黒部駅 (T27) - 東三日市駅 (T28)

かつて存在した路線

富山地方鉄道
黒部支線
電鉄桜井駅 - 黒部駅

脚注

  1. ^ 近隣市町村では魚津市のあいの風魚津駅・地鉄新魚津駅相互間で可能となっている。なお、後述の通り1969年までは黒部駅と当駅を結ぶ黒部支線が運行されていた。
  2. ^ 統計黒部(平成30年版) (PDF)
  3. ^ 宇奈月温泉参照。
  4. ^ a b c d e f 黒部市歴史民俗資料館 第5回特別展 黒部の鉄道史
  5. ^ 6.黒部支線の廃止(昭和44年) - 黒部市(「鉄道物語」)

関連項目

外部リンク