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「フィルム・コミッション」の版間の差分

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世界で初めてのフィルム・コミッションは、1940年代に[[アメリカ合衆国]][[ユタ州]]で発足した。
世界で初めてのフィルム・コミッションは、1940年代に[[アメリカ合衆国]][[ユタ州]]で発足した。


日本では[[1980年代]]に[[大林宣彦]][[映画監督|監督]]が故郷・[[尾道市|尾道]]で、多くの地元賛同者の協力を得て撮影した「[[大林宣彦#尾道三部作|尾道三部作]]」(『[[転校生 (映画)|転校生]]』『[[時をかける少女 (1983年の映画)|時をかける少女]]』『[[さびしんぼう (映画)|さびしんぼう]]』)が、その先駆けといわれる<ref>[http://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr07/chr07_3-5-3.html 第3章 第5節 ケーススタディ1:「映画の街」尾道]、[http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_286/04_sp.pdf 自治体国際化フォーラム286号(2013年8月) 特集 フィルムコミッション]、[http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/1311/html/f00.htm 月刊地域づくり 第293号 映画によるまちづくりの現状と今後の展望]、[http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO010691/20140924-OYTAT50032.html 大林の古里 熱い後押し<中>転校生 : 地域 : 読売新聞]、[http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/40664 【映画コラム】 『県庁おもてなし課』をはじめ“ご当地映画”が続々登場]、[http://news.walkerplus.com/article/26451/ 地方から日本を元気に! ますます増える地域発信型映画が日本映画界を変えるか]、[http://rkxrk.jp/cs/catalog/rkxrk_today-series/pc/catalog_KYOS2013041700_1.htm 中学生男女が入れ替わり!:らくらくニッポン探訪:@nifty]、[http://diary.cinepa.jp/?month=201309 2013年09月の記事 | シネパ活動日誌]</ref>。
日本では[[1980年代]]に[[大林宣彦]][[映画監督|監督]]が故郷・[[尾道市|尾道]]で、多くの地元賛同者の協力を得て撮影した「[[大林宣彦#尾道三部作|尾道三部作]]」(『[[転校生 (映画)|転校生]]』『[[時をかける少女 (1983年の映画)|時をかける少女]]』『[[さびしんぼう (映画)|さびしんぼう]]』)が、その先駆けといわれる<ref>[https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr07/chr07_3-5-3.html 第3章 第5節 ケーススタディ1:「映画の街」尾道]、[http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_286/04_sp.pdf 自治体国際化フォーラム286号(2013年8月) 特集 フィルムコミッション]、[http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/1311/html/f00.htm 月刊地域づくり 第293号 映画によるまちづくりの現状と今後の展望]、[http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO010691/20140924-OYTAT50032.html 大林の古里 熱い後押し<中>転校生 : 地域 : 読売新聞]、[http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/40664 【映画コラム】 『県庁おもてなし課』をはじめ“ご当地映画”が続々登場]、[http://news.walkerplus.com/article/26451/ 地方から日本を元気に! ますます増える地域発信型映画が日本映画界を変えるか]、[http://rkxrk.jp/cs/catalog/rkxrk_today-series/pc/catalog_KYOS2013041700_1.htm 中学生男女が入れ替わり!:らくらくニッポン探訪:@nifty]、[http://diary.cinepa.jp/?month=201309 2013年09月の記事 | シネパ活動日誌]</ref>。


== フィルム・コミッションの業務内容 ==
== フィルム・コミッションの業務内容 ==

2020年2月27日 (木) 12:10時点における版

フィルム・コミッション(英語:Film Commission)は、映画等の撮影場所誘致や撮影支援をする機関である。地方公共団体(都道府県・市町村)か、観光協会の一部署が事務局を担当していることが多い。映画撮影などを誘致することによって地域活性化、文化振興、観光振興を図るのが狙いとされるため、地方公共団体が担当している場合、その部署はそのいずれかの関連部署になっているようである(ごくまれだが、フィルムコミッションそのものの担当部署を設けているところもある)。

また最近では、フィルム・コミッションとは名乗らないものの、民間企業においても同様のサービスを行う部署を設置するケースがある(JR西日本本州四国連絡高速道路、等)。

日本では、フィルム・コミッションの連絡機関として特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション(旧・全国フィルム・コミッション連絡協議会)が存在する。

  • 2000年2月 - 「フィルム・コミッション設立研究会」発足(大阪ロケーション・サービス協議会(現在の大阪フィルム・カウンシル)が最初に設立)。
  • 2000年9月 - 「フィルム・コミッション設立推進全国シンポジウム」開催。
  • 2000年11月 - 「東京国際映画祭・国際シンポジウム」開催。
  • 2001年8月 - 「全国フィルム・コミッション連絡協議会」設立。
  • 2009年3月 - 「全国フィルム・コミッション連絡協議会」解散。特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッションへ組織移行。
  • 2009年4月 - 「特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション」設立。

こうした動きはマスコミを通じて伝えられ、国内各地の自治体でフィルム・コミッション設立の動きが加速している。

また、一部のフィルム・コミッションはAFCI(国際フィルムコミッショナーズ協会)やAFCNet(アジア・フィルム・コミッションネットワーク)にも加盟している。

世界で初めてのフィルム・コミッションは、1940年代にアメリカ合衆国ユタ州で発足した。

日本では1980年代大林宣彦監督が故郷・尾道で、多くの地元賛同者の協力を得て撮影した「尾道三部作」(『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』)が、その先駆けといわれる[1]

フィルム・コミッションの業務内容

  • 制作者への誘致・プロモーション活動
  • 制作者へのロケーション撮影支援 
  • 支援した作品を活用した地域活性化活動
    • 地域住民や映像業界とのコラボレーション:映画祭、上映会
    • 観光政策としての誘客施策:フィルム(スクリーン)・ツーリズム
    • 文化資産の保全・活用:施設改修・保全活動
    • 特産品等の物販促進:プロダクト・プレイスメント
    • 地域教育機関との連携:映像制作ワークショップ
  • 地域への啓蒙・PR活動
  • サービスの向上およびスタッフの育成
  • 近隣FCとの連携

以下は撮影支援の細かい内容(組織によって支援内容は異なる)

  • ロケハンの協力
    • ロケハンの為のロケ地情報の提供や写真提供など。
  • 撮影許可申請の代行
  • ロケの立会い
  • 食事や宿泊施設の手配
  • エキストラの募集、手配
  • 映画イベントの協力
  • 映画公開時のロケ地情報パンフレット製作・配布。
  • 映画ポスターのロケ地での配布・手配

フィルム・コミッションを利用した日本映画の例

ここに紹介しているのはごく一部で網羅ではない。2004年度以降かなりの映画がフィルムコミッションを利用しているので実際は膨大な数に上る。また、本数としては、テレビ番組の方が圧倒的に多いが、ここでは紹介していない。詳しくは各フィルムコミッションのページの実績欄を参照。

フィルム・コミッションを利用したアニメ作品の例

日本のフィルム・コミッション一覧

末尾の※はJFC未加盟。

北海道・東北

関東

中部

近畿

中国地方

四国

九州・沖縄

脚注

外部リンク