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第二次世界大戦前後には東京府に公務員として勤務。[[1943年]]7月1日の[[東京都]]制施行と同時に[[渋谷区]]長に就任し、[[1945年]]12月まで務めた<ref>{{PDFLink|[http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0714kutyo.pdf 歴代区長一覧 - 渋谷区]}} 東京都総務局</ref>。
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[[1953年]]に東京都庁退職後には学究生活に転じる。後に[[国際東アジア研究センター]]名誉所長、[[東京都立大学]][[名誉教授]]、[[東洋大学]][[学長]]などを歴任した。
[[1953年]]に東京都庁退職後には学究生活に転じる。後に[[国際東アジア研究センター]]名誉所長、[[東京都立大学 (1949-2011)]][[名誉教授]]、[[東洋大学]][[学長]]などを歴任した。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
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* [[1948年]] - [[東京都]][[民政局]]長
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* [[1952年]] - [[ボストン大学]]客員教授
* [[1952年]] - [[ボストン大学]]客員教授
* [[1953年]] - 都庁退職。[[東京都立大学]]教授
* [[1953年]] - 都庁退職。[[東京都立大学 (1949-2011)]]教授
* [[1959年]] - [[ハーバード大学]]客員教授
* [[1959年]] - [[ハーバード大学]]客員教授
* [[1966年]] - [[東洋大学]]教授
* [[1966年]] - [[東洋大学]]教授

2020年3月24日 (火) 23:20時点における版

磯村 英一（いそむら えいいち、1903年1月10日 - 1997年4月5日）は、日本の都市社会学研究者。

来歴

東京府荏原郡品川町（現・東京都品川区）出身。父は実業家の磯村源透、母はNHK朝の連続テレビ小説『はね駒』のモデルとなった新聞記者の磯村春子。

品川尋常小学校（現・品川区立品川学園）在学中、隣家が富裕な新平民（被差別部落民）だったことで部落問題に出会う[1]。旧制芝中学校を卒業後、家計の貧しさから旧制高等学校進学を断念し、東京外国語学校露語科在学中、学生運動を通じて田原春次と親しくなる[2]。東京帝国大学文学部社会学科卒業。

第二次世界大戦前後には東京府に公務員として勤務。1943年7月1日の東京都制施行と同時に渋谷区長に就任し、1945年12月まで務めた[3]。

1953年に東京都庁退職後には学究生活に転じる。後に国際東アジア研究センター名誉所長、東京都立大学 (1949-2011)名誉教授、東洋大学学長などを歴任した。

経歴

著作

  • 区の研究 市政人社 1936
  • 厚生運動概説 社会事業叢書 第13巻 常磐書房 1939
  • 都市の発達 六三書院 （学級文庫）1950
  • 「都市社會學」（有斐閣）1953
  • 社会病理学 有斐閣 1954
  • 都市と村の生活 三十書房 (私たちの社会科教室) 1957
  • スラム 家なき町の生態と運命 大日本雄弁会講談社 (ミリオン・ブックス) 1958
  • 性の社会病理 日本の売春にみるもの 講談社(ミリオン・ブックス) 1958
  • 「都市社会学研究」（有斐閣）1959
  • 心中考 講談社 (ミリオン・ブックス) 1959
  • とうきょう心得帳 1,000万人をめぐる現実譚 富山房 1962
  • 明日の都市問題 ダイヤモンド社 1963
  • 変わる地方都市 都市化日本の顔 日本経済新聞社/新書) 1964
  • 東京都知事 潮出版社/新書 1966
  • 東京を築いた人々 さ・え・ら書房 (伝記ライブラリー) 1967
  • 地方自治を考える 日本経済新聞社・新書 1967
  • 都市と村の生活 国土社(社会科学習シリーズ) 1968
  • 人間にとって都市とは何か 日本放送出版協会 (NHKブックス) 1968
  • 現代の都市と政策 危機の空間から解放の空間へ ぺりかん社 1969
  • 日本のメガロポリス その実態と未来像 日本経済新聞社 1969
  • 都市と人間 都市社会学研究ノート 大明堂 1970
  • 東京はよみがえるか 遷都論批判 日本経済新聞社・新書 1973
  • 都市学 良書普及会 1976
  • 都市憲章 鹿島出版会 1978.6
  • 都市政策 良書普及会 1978.6
  • コミュニティと地方自治 ぎょうせい 1978.10
  • 地方の時代 創造と選択の指標 東海大学出版会 1980.4
  • 人生社会学20の章 毎日新聞社 1981.1
  • 都市政策論 学陽書房 1981.12
  • 同和問題と同和対策 解放出版社 1982.1
  • 「都市問題の系譜」東海大学出版会 1982
  • 人権問題と同和教育 解放出版社 1983.6
  • 住まいの社会学20の章 毎日新聞社 1984.9
  • 同和問題と人権啓発 解放出版社 1985.3
  • 私の昭和史 中央法規出版 1985.5
  • 実録はね駒 “女"を先駆けた磯村春子の生涯 開隆堂出版 1986.10
  • 東京遷都と地方の危機 東海大学出版会 1988.11
  • 現代の人権論 四代にわたる人権の足跡 明石書店 1989.3
  • 磯村英一都市論集 有斐閣 1989.3
  • 都市問題読本 21世紀への新しい提言. vol.1 ぎょうせい 1991.8
  • 人権の“ふるさと"同和問題 明石書店 1992.9
  • 21世紀への都市像 ぎょうせい 1993.11
  • 終戦五十年の秘話 明石書店 1995.4
  • 未来の都市への挑戦 ぎょうせい 1997.4

共編著

  • 現代家族講座 全6巻 川島武宜、小山隆共編 河出書房 1955-56
  • 都市経営 小倉庫次共編 誠信書房 1955
  • 社会の教室（編）有斐閣 1956
  • 地方自治読本 星野光男共編 東洋経済新報社 (読本シリーズ) 1957
  • 親に問題がある 家庭教育に関する六十三条 萱沼素共著 刀江書院 1959
  • 釜ケ崎 スラムの生態 木村武夫、孝橋正一共編 ミネルヴァ書房 1961
  • 日本のスラム その生態と分析 誠信書房 1962
  • 現代都市問題 有斐閣 (らいぶらりいしりいず 別冊) 1962
  • 都市問題事典 鹿島研究所出版会 1965
  • 都市問題概説 黒沼稔共著 鹿島研究所出版会 1967
  • 現代都市の社会学 鹿島出版会 1977.4
  • 国立国会図書館の課題 松浦総三共編 白石書店 1979.10
  • コミュニティの理論と政策 東海大学出版会 1983.9
  • 同和行政論 1-5 明石書店 1983.86
  • マスコミと差別語問題 福岡安則共編 明石書店（解放社会学双書）1984
  • 現代世界の差別問題 明石書店 1985 (世界差別問題叢書）
  • やさしい同和問題の知識 明石書店 1986
  • 現代の人権と同和問題 宮崎繁樹共編 明石書店 1996.2

翻訳

  • 母を救へ 母性保護教程 エステル・シルヴィア・パンカースト 牧賢一共訳 東治書院 1933
  • 新世界史読本 アルフレツド・バートン 同人社 1934
  • 現代の都市 都市社会学序説 S.リーマー 奥田道大共訳 誠信書房 1959
  • 都市生活 その社会学 T.L.スミス、C.A.マクマハン 佐藤文男、山口透共訳 誠信書房 1961
  • 新しい都市の未来像 エキスティックス C.A.ドクシアディス 鹿島研究所出版会 1965
  • 未来の大都市 ロイド・ロドウィン編 紀伊国屋書店 1967
  • 人間環境の未来像 W.R.イーウォルド 星野郁美共訳 鹿島研究所出版会 (SD選書) 1968
  • 都市調査と政策計画 レオ・F.シノア、H.フェーギン編 鹿島研究所出版会 1970
  • 都市政策 開発戦略の事例研究 ロイド・ロドウィン 学陽書房 1975
  • 人間と居住 人間は地球にどう住むか バーバラ・ウォード 駒井洋共訳 日本経営出版会 1977.12

脚注

  1. ^ 磯村英一『同和問題と同和対策』p.5
  2. ^ 磯村英一『同和問題と同和対策』p.6-7
  3. ^ 歴代区長一覧 - 渋谷区 (PDF) 東京都総務局
  4. ^ 名誉区民 故 磯村英一氏 東京都目黒区オフィシャルサイト

関連項目

外部リンク

都市社会学のトピックス
学派
主要概念
主な対象
隣接分野
社会学
地理学
その他
人物
シカゴ学派
新都市社会学周辺
ロサンゼルス学派
リストラクチャリング論周辺
空間論、文化論
日本
東洋大学学長（第26代：1969年 - 1972年 / 第29-31代：1975年 - 1982年）
哲学館主
（旧制専門学校）哲学館大学長
（旧制専門学校）東洋大学長
東洋大学長
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