「餃子の王将」の版間の差分
28行目: | 28行目: | ||
因みに、1号店の四条大宮店は、元来賃借物件であったが、[[大宮駅 (京都府)|阪急大宮駅]]の非常通路設置に伴うビル解体に際し、土地を購入して自社ビルを新築、[[2009年]](平成21年)[[9月25日]]にリニューアルオープン。営業再開当日は、関西のマスコミの取材が多く見られた。 |
因みに、1号店の四条大宮店は、元来賃借物件であったが、[[大宮駅 (京都府)|阪急大宮駅]]の非常通路設置に伴うビル解体に際し、土地を購入して自社ビルを新築、[[2009年]](平成21年)[[9月25日]]にリニューアルオープン。営業再開当日は、関西のマスコミの取材が多く見られた。 |
||
2017年2月には、京都[[ |
2017年2月には、京都[[髙島屋]]の地下1階に、餃子の持ち帰り専門店を初めてオープンする。[[百貨店]]の総菜売り場への出店、および持ち帰り餃子専門店の出店は、いずれも初である。 |
||
===地域別の店舗情報=== |
===地域別の店舗情報=== |
2020年6月15日 (月) 22:16時点における版
餃子の王将(ぎょうざのおうしょう)は、京都府京都市山科区に本社を置く王将フードサービスが京阪神地区を中心に全国展開する、餃子を売りにした中華料理チェーンの名称。通称は「王将」、「餃子の王将」、「京都王将」[1][2]である。
大阪府を中心に、全国各地に「大阪王将」という餃子を売りにした中華料理店が存在するが、これはイートアンドが展開する別のチェーン店である。王将フードサービスの創業者の一族が独立して始めたものだが、その後のチェーン展開で競合し、問題となった。この「大阪王将」との区別のために、看板に「京都」と明記してある店舗も存在する。
店舗等
店舗形態
1967年(昭和42年)12月25日に京都市の阪急大宮駅付近(四条大宮)にて開業し、その後、全国に展開。1970年代後半からは東京地区に積極的に出店している。出店概要は、繁華街・駅前型から郊外型など幅広いエリアに出店している。店も小さなタイプから幹線国道沿いのロードサイドの大型店舗など幅広い。
かつては和食部門にも進出していたが、その後は縮小され「いけすの王将」として僅かながら残っていたが、2011年8月31日に、いけすの王将三雲店(滋賀県湖南市)が閉店し、店舗がなくなった。また、1987年からは回転寿司事業に参入し、最大20店舗まで併設店を拡大したが、話題性や収益の低下を受け、2013年に最後の併設店となっていた八幡店(京都府八幡市)の店舗改装により、回転寿司事業からは撤退した[3]。
展開状況は2014年(平成26年)10月1日現在、中国における直営店3店舗を含む直営店466店、フランチャイズ店228店の合計694店。
近年は関東、東海、北陸エリアへの新規出店を積極的に行っており、2006年(平成18年)3月には栃木県宇都宮市に宇都宮インターパークビレッジ店を、2009年(平成21年)2月には島根県松江市に松江学園店を、同年12月には宮城県仙台市に仙台一番町店[4][5]をそれぞれ出店、3県に初出店した。また、2010年(平成22年)11月には名神高速道路・多賀サービスエリア(下り線)内のエクスパーサ多賀店(滋賀県多賀町)がオープンし“初の高速道路施設への出店”となった。
西日本地区と東日本地区の分水嶺は関東以北とされる[6]。メニュー設定、キャンペーンや価格が多少異なり、2014年(平成26年)10月には餃子単品で東日本価格が西日本価格より22円高く設定されていた。また、餃子の皮も西日本と東日本では違う。
2005年1月には、初海外進出として中華人民共和国遼寧省大連市に現地子会社「王将餃子(大連)餐飲有限公司」を設立し、同年8月、大連に出店を果たした。「餃子の王将」が餃子母国へ凱旋帰国!をキャッチフレーズに、本場中国、とりわけ餃子発祥の地の1つとされる中国東北部である大連に、和風中華料理を逆輸出する形で話題にもなった。CMからのキャッチフレーズである「食は万里を超える」を実践する意気込みである。
尚、日本の店舗であることを強調するために、看板などは日本語で「ぎょうざの王将」と「餃子」を平仮名表記している。2008年8月には大連商場店(1号店)、開発区店、人民路店、英華街店、金州店と5店舗に成長した。
一時は6店舗にまで拡大したが、業績悪化のため2014年10月31日に子会社の解散を決定し、同年11月に全店舗閉店。2016年3月には子会社の清算完了。大連の「餃子の王将」の閉店後、元関係者らによって「大連嘉和屋餐飲有限公司」が設立され、2015年、「餃子の王将」の店舗跡地に「嘉和屋(カワヤ)」を営業開始した[7]。
2016年6月28日の株主総会で、海外再進出として年内に台湾へ出店する方針を発表した[8]。2017年4月、中華民国高雄市の「漢神アリーナショッピングプラザ(漢神巨蛋購物廣場)」に台湾1号店となる「餃子の王将 高雄漢神巨蛋店」をオープンした。台湾では主食である餃子を、敢えて白飯と一緒に提供する「餃子セット」など、日本流の食べ方を提案している。
因みに、1号店の四条大宮店は、元来賃借物件であったが、阪急大宮駅の非常通路設置に伴うビル解体に際し、土地を購入して自社ビルを新築、2009年(平成21年)9月25日にリニューアルオープン。営業再開当日は、関西のマスコミの取材が多く見られた。
2017年2月には、京都髙島屋の地下1階に、餃子の持ち帰り専門店を初めてオープンする。百貨店の総菜売り場への出店、および持ち帰り餃子専門店の出店は、いずれも初である。
地域別の店舗情報
2014年(平成26年)11月13日現在、店舗が存在しない県は、宮城県を除く東北地方5県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県。
上記の無店舗県を除けば、店舗数が最も少ないのは栃木県、山梨県、高知県、大分県で各1店舗しかない。逆に店舗数が最も多いのは大阪府の163店舗で、2位は兵庫県の83店舗。本社がある京都府は3位で55店舗である。
なお、鹿児島県には直営店もフランチャイズ店も無いが、暖簾分けといわれる鹿児島王将が存在する(後述)。また、鳥取県と島根県には直営店がなく、フランチャイズ店しかない。
2014年11月13日現在の店舗数は、国内が687店舗(北海道18、宮城6、茨城2、栃木1、群馬6、千葉21、東京53、埼玉19、神奈川27、山梨1、長野5、静岡7、愛知44、岐阜17、三重17、新潟3、富山4、石川9、福井7、滋賀24、京都55、大阪163、兵庫83、奈良17、和歌山12、鳥取4、島根2、岡山10、徳島5、香川7、愛媛2、高知1、広島10、山口6、福岡18、佐賀2、長崎5、熊本4、大分1)であり、海外が3店舗(中国大連市3)である。
2019年3月31日現在、国内の店舗数は727店舗(直営514店、FC213店)、同年4月30日現在、海外の店舗数は2店舗(台北市、高雄市)である。
2018年12月27日、島根県内の2店舗(松江学園店(松江市)、出雲姫原店(出雲市))が、いずれも同年12月30日の営業をもって閉店となることが明らかになった。全国に730店以上(同年11月末現在)の直営店とフランチャイズ店があり、島根県内の2店舗はフランチャイズ店だった。
工場
2011年(平成23年)12月現在、全国に5カ所の自社工場を有している。久御山工場(京都府久世郡久御山町)、西野山工場(京都市山科区)、船橋工場(千葉県船橋市)、九州工場(福岡市東区)、札幌工場(札幌市手稲区)である。そのうち餃子を生産しているのは西野山以外の4工場である。
メニュー
業態はオープンキッチンスタイルでの店舗調理で、一部の店舗を除いて、各店舗で行われている。この規模の外食チェーン店では非常に珍しいスタイルである。これは、中華料理は出来立てが一番美味しい、調理の過程が見えた方が安心度が高い、という理念による物であり、2000年(平成12年)初めごろ、不況により外食産業全般が不調になった際に、王将もコストカットのため、他の大型外食チェーン店と同じように、セントラルキッチンの食材を大幅に増やしたが、王将らしさがなくなったと不評で、従来の方式に戻したという経緯もある。但し、食材の下拵えや製麺などは作業効率とコストダウンを考えて、セントラルキッチンで行われている。
店の看板である餃子については、過去、店舗毎の味のバラツキを無くすためセントラルキッチンで餡と皮を製造し、各店舗に配送し販売当日に包んで焼いていた。しかし従業員が総出で1日1000食以上も餃子の包みを余儀なくされる店舗も増え、次第に店内サービスや調理業務を圧迫し始めたことから、全自動成型餃子システムを導入したセントラルキッチンによる製造に移行。2016年に東日本エリアをカバーする東松山工場が竣工し、東日本の各店舗へ配送を始めたことを契機に全国に拡大、2019年までに店内の餃子製造を取りやめている[9][10]。なお、ラーメンに関しては、店舗で仕込んだ独自のラーメンを提供している店もある。
餃子等の全店共通基本メニュー以外のメニューは各店舗の店長に裁量が認められているため、店舗によってメニューがかなり異なり、中京圏での台湾ラーメン等、「ご当地メニュー」もしばしば存在する。また、全店共通基本メニュー以外は統一したレシピが無いため、同じメニューでも店によって味が全く違うこともある。また、各店独自の組み合わせで定食やセットメニューも多数用意されている。
東京本部のエリア[11]では、東京ラーメンが一般メニューに加わっている。また、餃子220円(242円)が240円(264円)、炒飯400円(440円)が450円(495円)等、餃子や一品などの料理の値段が割高である(括弧内は、消費税込価格)。
また、全店共通基本メニューでも、天津飯は関東では甘酢ダレおよび塩ダレから選べるのに対して、関西は醤油ダレのように一部のメニューについては関東と関西でレシピが違う。ただし、現在は関東でも関西風の醤油ダレが選べる店や(神田店、大船店、藤沢店など)、関西で甘酢ダレや塩ダレが選べる店(神戸御影店の塩ダレ、難波南海通り店の甘酢ダレ)も登場している。
各店の特徴は様々である。本拠地の京都市では「京都=学生」という形で、いわゆる貧乏学生に対しては、様々な商品を提供している。ボリュームの多い定食はもちろんの上、制限時間内完食で無料とするいわゆるチャレンジメニューや、厨房での皿洗い労働を30分することを条件とした無料の食事(後述)、学生証を提示すると注文できる大学限定メニューなどが存在する。
アサヒビールが筆頭株主で、アルコール類やソフトドリンクはアサヒビール、アサヒ飲料の物で、グラスなどに刻印されている王将のロゴマークは、アサヒビールのそれに似ている。
会員カード
毎年8月(関西地区は9月) - 11月に「ぎょうざ倶楽部会員登録用スタンプカード」が配布され、レジ合計額500円毎に1つのスタンプを20押印すれば、翌年度「会員」としてカード発行日より翌年12月30日まで有効のプラスチック製カードが発行される。会員特典として税込利用代金5%割引きと、誕生月に利用する1000円割引券が提供されているが、利用の度に餃子が1 - 2人前無料扱いされるプラチナやゴールドのカードが、20以上のスタンプで発行される時期もあった。旧来のスタンプ収集を要しない自動更新制度は、2004年以降なくなった。
無料券、割引券
創業間もない頃、餃子1人前無料券を繁華街で配布して、集客と知名度向上を図っていた。現在は、餃子無料券を含む5枚綴りの割引券があり、店舗の周辺で配布又は住宅に投函される。また新聞の折り込みチラシでは様々な商品の広告を兼ねて餃子無料券や各種割引券がついてくる。新聞紙面の公告に餃子無料券を掲載しているものもある。
王将フードサービスの株主には株主優待券が年1回、6月下旬頃に郵送される。株主優待券は500円額面の金券扱いで、有効期限は翌年の6月30日までである。
GYOZA OHSHO
2016年3月、女性をメインターゲットとした新コンセプト店舗「GYOZA OHSHO」をオープンした。今後の世界進出を視野に入れ「ジャパニーズカジュアル」をコンセプトとし、女性デザイナーによる設計を採用し、女性が多く入店しやすいような店舗創りがなされている[12]。女性料理研究家の小針衣里加の監修によりメニュー開発を行い、おからと紅しょうがを餡にした揚げ餃子、サワークリームとバターで食べるスープ餃子、チーズケーキの形をした卵焼きなど女性ウケしそうな商品を揃えた[13]。
- GYOZA OHSHO 烏丸御池店(2016年3月3日オープン)
- GYOZA OHSHO 阪神芦屋店(2016年8月31日オープン)
- GYOZA OHSHO 大宮駅西口店(2016年10月15日オープン、首都圏かつ東日本で初となるGYOZA OHSHOの店舗)
- GYOZA OHSHO 京都高島屋店(2017年2月8日オープン、餃子の王将で初となる餃子持ち帰り専門店)
- GYOZA OHSHO プライムツリー赤池店(2017年11月24日オープン、東海地区で初となるGYOZA OHSHOの店舗)
- GYOZA OHSHO 有楽町国際フォーラム口店(2019年3月2日オープン、東京都内で初となるGYOZA OHSHOの店舗)
餃子の王将 Express
2019年6月27日にリニューアルオープンしたアトレ秋葉原の1階に、餃子の王将の新業態店舗1号店となる「餃子の王将 Express アトレ秋葉原店」がオープンした。餃子の王将 Expressは、餃子の王将で初となる全席スタンディングスタイルの店舗で、「電車までのわずかな時間」「待ち合わせまでのひととき」といったニーズに応えられるようスピーディさを重視、味にも満足いただけるよう、食材や調理方法にこだわっている[14][15]。
逸話等
- 出町店(京都市上京区)では「皿洗いを30分することを条件で無料で食事ができる」伝統が続いている。『取締役島耕作』3巻では、同店をモデルにした「錦丸食堂」が登場、京都での会議の途中に中国家電大手出発集団の孫鋭が、貧しかった留学生時代に世話になったその店を島と共に再訪し、二人は食後に皿洗いをした。「週刊新潮」2006年(平成18年)11月9日号には、作者の弘兼憲史が出町店を訪ね、皿を洗う写真記事「とっておき私の京都-餃子の王将出町店-弘兼憲史」が掲載された。
- 王将は全ての店舗ごとに、地域及び店舗限定メニュー等の導入し、それぞれの地域に合った特徴を出すことで消費者に愛されると言う経営方針を持っているが、この手法については、店舗ごとの特徴を無くしサービスを統一化するマクドナルドなどとは対照的な手法と言われる[16]。
- 2012年11月、大阪府寝屋川市内の店舗で、客の40歳代の女性が、床にこぼれていた油で滑り足を骨折。女性は、滑る原因となった油が、調理場から飛び散ったものであるとし、「インターネットなどで滑りやすさが指摘されていたのに、店は予防措置を怠った」などとして、大阪地方裁判所に提訴。その後2015年3月6日付で、王将フードサービス側が女性に解決金100万円を支払う帰途で和解が成立[17]。
- 2013年9月3日、金沢市の「金沢片町店」で客10人が、店員の制止を振り切って、服を脱ぐといった行為を行い、それをFacebookに投稿していたことが分かった。この店舗は事件が発覚した同9月2日の閉店をもって営業停止とすることを決めた[18][19]。なおこの客らは、読売新聞北陸支社のインタビューに対し、「昨年(2012年)11月末に、客に配る自分たちの店のカレンダーの写真として使うために当日の同店の責任者から許諾を得た。他の客のいない早朝に連絡を受けて、店に行って撮影をした」と話したが、一方の王将フードは「店員は撮影を許可したが、裸になるとは想定していなかった。撮影を止めようとしたが止められず、制服も強引に着られてしまった」と説明している。なお問題の写真のカレンダーは客に配布されていた[20]。同店については撤退(完全閉店)を含めた検討が予定されていたが、その後同9月10日「これ以上営業を続けられない」として、閉店を決定した。この男性客には損害賠償の請求を考えている。ちなみに、同10月7日付で上記の客のうち2名が、金沢中署に威力業務妨害および公然わいせつの容疑で逮捕されている[21]。
- 同日、この問題を受けた社内調査で新潟市の「新潟近江店」においても、男性店員が餃子用の冷蔵庫内に入っているところが写真として投稿され、冷蔵庫内にある食材の廃棄や消毒作業を行うため、9月3日をもって営業停止とした。この一連の問題で金沢片町店が閉店を決めた中、近江店については9月11日から営業を再開すると発表した。(9月10日発表)[22][19]
- 2013年12月19日早朝、当時の社長であった大東隆行が王将フードサービス本社前の路上で何者かに拳銃で撃たれ、死亡する射殺事件が起きた。→詳細は「王将社長射殺事件」を参照
- 2014年10月8日、餃子の主要食材(豚肉・小麦粉・キャベツ・ニラ・にんにく・生姜)をすべて国産化したことを発表。また、麺料理に関しても国産の小麦粉を使用することを発表した。[23]
運営会社
運営会社は株式会社王将フードサービス。本社は京都市山科区にあり、地区本部として東京地区本部(東京都千代田区)と九州地区本部(福岡市東区)の2つがある。2011年9月30日現在、従業員数は1,819名。平均年齢は28.7歳。平均年収は492万円とされている。1993年(平成5年)3月16日に店頭登録にて株式公開を行った。その後、大証2部・京証に上場し、現在は東証1部上場企業である。
のれん問題
大阪王将(イートアンド)
イートアンドが展開する「大阪王将」という中華料理店チェーンがある。
王将フードサービスの創業者の親類が独立して創業し[24]、その後、大阪王将食品(後に「イートアンド」と改称)として法人化してチェーン展開を始めたものである。王将フードサービスとは資本や事業上の関係はない。
鹿児島の“餃子の王将”
鹿児島県鹿児島市と霧島市に「鹿児島王将株式会社」が経営する“餃子の王将”が存在する。
鹿児島王将株式会社は、王将フードサービスと「鹿児島県内における『餃子の王将』出店は鹿児島王将に一任する」旨の協定を結んでいる。日本国内で王将フードサービスの直営及びFC以外で“餃子の王将”を名乗る事が出来るのは鹿児島王将のみである。
-
鹿児島王将 騎射場店
-
鹿児島王将 伊敷店
稲盛和夫(京セラ創業者)の義弟が餃子の王将でアルバイトをしていたが、独立を希望していた。それを聞いた稲盛和夫は、餃子の王将の社長に掛け合い、快諾を得たため、1978年(昭和53年)7月に実弟の稲盛豊実らとともに鹿児島王将株式会社を設立[25][26]。同年9月に「餃子の王将」中町店をオープンさせた。
鹿児島王将は契約上隣県の宮崎県と熊本県にも出店でき(ただし鹿児島県内のような出店一任協定はなく、立地条件によっては王将フードサービスの直営店やFC店との競合もあり得る)、一時は宮崎市や熊本市などにも進出していたが、現在は撤退している[27]。
タイの“餃子の王将”
2006年9月17日、「餃子の王将タイランド」という店がバンコクのスクムウィット通りにてオープンした[28]。原材料は全てタイで調達し、日本の「餃子の王将」と全く同じ味を再現していると自称している。
この店舗は王将フードサービスの元従業員が独立して設立したコスモフーズが運営するが、王将フードサービスとは資本・提携関係はない。店のロゴや店名が「餃子の王将」と酷似しているが、王将フードサービスは日本国外で商標登録を取っていないため静観するよりなかった。
この店のサイトの会社情報には、京都からライセンス契約がある(原文は英語)とのことであったが、詳細は不明(現在は削除済み)。
メニューは日本の餃子の王将と大きく異なっており、餃子は焼き餃子ではなく、揚餃子しか出さなかった。
結局「タイ王将」として開店した。
その数ヵ月後再び「餃子の王将」としての宣伝活動をおこなう。
2007年にバンコク店は閉店。
シンガポールの“餃子の王将”
シンガポールのカッページプラザにSential Jobs Pte. Ltdが運営する「餃子の王将」がある。
Sential Jobsはシンガポールで日本料理レストランなどを展開している日系企業で、王将フードサービスと資本関係はない。
ロゴは王将フードサービスのものとは異なる。
脚注
- ^ 【週明け相場】餃子の王将の仲の悪い兄弟上場?(YUCASEE 2011年06月26日17:55配信) 2017年2月19日確認
- ^ 餃子の王将 香里店が閉店、京都王将でお馴染みの中華料理チェーン(寝屋川新聞 2015年08月22日09:38配信) 2017年2月19日確認
- ^ “王将が回転ずし事業から完全撤退 全国唯一併設の八幡店改装”. 京都新聞. (2013年10月21日) 2013年10月22日閲覧。
- ^ “餃子の王将、仙台に東北1号店 宇都宮の「最北端」更新”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年11月25日). オリジナルの2009年12月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “餃子の王将、仙台オープン 社長「東北に20〜30出店」”. 河北新報 (河北新報社). (2009年11月26日). オリジナルの2009年11月29日時点におけるアーカイブ。… 仙台フォーラスに移転したスターバックスコーヒー仙台一番町4丁目店の跡地に開店。
- ^ 東日本地区の店舗数は約150店舗
- ^ 撤退したはずの大連「王将」が復活!? 元関係者が立ち上げた店がオープン、 ハーバービジネスオンライン、2015年4月15日。
- ^ 王将、台湾に進出へ 年内に海外へ再挑戦、京都新聞、2016年6月29日 12:46。
- ^ 東松山工場が竣工、家庭用冷凍餃子など外販参入/王将フードサービス - 食品産業新聞社WEB
- ^ “社員が大事だから、店で餃子を巻くのをやめた”. プレジデントオンライン (2019年4月4日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ 関東地区以外にも東京本部管轄のすすきの店やイオン桑園店(いずれも北海道札幌市内の店舗にもメニューとしてあり)
- ^ 超絶オシャレな「餃子の王将」、女性メインターゲットの新コンセプト店。
- ^ 女子向け「餃子の王将」開店。いわゆる男子向け「餃子の王将」とどう違う?
- ^ おいしい!早い!新しい!新業態1号店「餃子の王将Expressアトレ秋葉原店」オープンのお知らせ 2019年6月21日 株式会社王将フードサービス 公式サイト。
- ^ 餃子の王将 Expressアトレ秋葉原店 株式会社王将フードサービス 店舗情報。
- ^ “「餃子の王将」創業以来最高の伸び率 マクドナルドと対照の手法で躍進”. MONEYzine. 翔泳社 (2009年4月3日). 2013年9月21日閲覧。
- ^ 油で転び骨折…「王将」客に100万円払い和解 読売新聞 2015年4月8日
- ^ 「当社店舗内での客による不適切な行為」に関するお知らせとお詫び (PDF)
- ^ a b “餃子の王将で客が服脱いだ画像、ネット掲載”. Yahoo!ニュース. 読売新聞 (Yahoo Japan). (2013年9月3日). オリジナルの2013年9月3日時点におけるアーカイブ。 2013年9月4日閲覧。
- ^ “餃子の王将で裸撮影した客「店の許可得た」”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年9月4日). オリジナルの2013年9月4日時点におけるアーカイブ。 2013年9月4日閲覧。
- ^ “「王将」で全裸写真、男性客2人逮捕 公然わいせつ容疑”. gooニュース. 朝日新聞デジタル (goo). (2013年10月7日). オリジナルの2013年10月11日時点におけるアーカイブ。 2013年10月7日閲覧。
- ^ 「当社従業員による不適切な行為」に関するお詫び (PDF)
- ^ 餃子の王将 餃子・麺の国産化のお知らせ
- ^ “【客を呼ぶ!フードビジネス最前線】「大阪王将」イートアンド社長・文野直樹さん(上)”. ZAKZAK (産経デジタル). (2009年12月7日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 2018年10月19日放送の鹿児島読売テレビ「かごピタ」
- ^ “『鹿児島餃子の王将~』”. 自由きままなブログ. 2020年4月30日閲覧。
- ^ 現在熊本市内で展開する餃子の王将は、王将フードサービスの直営またはFCである。
- ^ “【タイ】“餃子の王将”出店へ、「偽物」と波紋/NNA.ASIA”. web.archive.org (2011年12月17日). 2020年6月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 餃子の王将
- 餃子の王将 公式 (@Ohsho_campaign) - X(旧Twitter)
- 餃子の王将[日本を美味しく] (gyozaohsho) - Facebook
- 鹿児島 餃子の王将