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{{by|2014年}}は、開幕一軍入りを果たし、3月29日の対[[中日ドラゴンズ]]戦では初ホールドを記録<ref name="初ホールド">{{Cite web|date=2014-3-29|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140329-1277553.html|title=広島一岡3人斬りプロ初ホールド|publisher=日刊スポーツ |accessdate=2014-3-29}}</ref>。シーズン13試合目の登板となった4月27日の対巨人戦では、延長11回表に登板し、1回を無失点に抑えた。その裏、[[ブラッド・エルドレッド]]が[[山口鉄也]]からレフトスタンドにサヨナラ3ランを放ってプロ初勝利を記録し、ヒーローインタビューでは故郷の[[博多弁]]で喜びを爆発させた<ref name="初勝利">{{Cite web|date=2014-4-27|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/04/27/kiji/K20140427008053760.html|title=一岡 古巣巨人からプロ初勝利「カープに来て、ちかっぱ良かったっちゃけど」|publisher=スポニチ Sponichi Annex |accessdate=2014-4-27}}</ref><ref>{{Cite web|date=2014-4-27|url=http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2014/04/27/0006907091.shtml|title=広島エルドレッドが劇的サヨナラ3ラン 一岡が古巣Gからプロ初勝利|publisher=デイリースポーツ |accessdate=2014-4-28}}</ref>。2014年5月25日、[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|マツダスタジアム]]での[[埼玉西武ライオンズ]]戦で2点リードの9回に登板し、1回を2奪三振、被安打1、無失点に抑えてプロ初[[セーブ]]を挙げた。「この日が来るのを夢見ていました。これからもスーパーサブで回れたらいいなと思います」と満面の笑みで語った<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140525-1306993.html |title=広島一岡が初セーブ「この日」を夢見てた |publisher=nikkansports.com |date=2014-09-12 |accessdate=2014-09-12}}</ref>。その後勝ちパターンのリリーフとして安定した成績を残し、23試合登板した時点で防御率0.78を記録していたが、右肩痛を発症し一軍登録を抹消された<ref>{{Cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/06/09/kiji/K20140609008333840.html |title=広島・一岡 右肩痛で登録抹消、前日登板後訴え 今季23試合登板 |publisher=sponichi.co.jp |date=2014-06-09 |accessdate=2015-07-25}}</ref>。8月に戦線復帰したものの再度右肩痛で抹消されてその後一軍での登板はなかった<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140813-1350180.html |title=広島一岡 右肩関節炎で今季絶望も |publisher=nikkansports.com |date=2014-08-13 |accessdate=2015-07-05}}</ref>。移籍1年目のシーズンは31試合に登板し防御率0.58の好成績を収めたことが評価され、契約更改では1350万円増(1050万円→2400万円 いずれも推定)の大幅な年俸アップになった<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20404_S4A201C1000000/ 広島・大瀬良は3500万円で更改 10勝でセ新人王] 日本経済新聞 2014年12月2日</ref>。
{{by|2014年}}は、開幕一軍入りを果たし、3月29日の対[[中日ドラゴンズ]]戦では初ホールドを記録<ref name="初ホールド">{{Cite web|date=2014-3-29|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140329-1277553.html|title=広島一岡3人斬りプロ初ホールド|publisher=日刊スポーツ |accessdate=2014-3-29}}</ref>。シーズン13試合目の登板となった4月27日の対巨人戦では、延長11回表に登板し、1回を無失点に抑えた。その裏、[[ブラッド・エルドレッド]]が[[山口鉄也]]からレフトスタンドにサヨナラ3ランを放ってプロ初勝利を記録し、ヒーローインタビューでは故郷の[[博多弁]]で喜びを爆発させた<ref name="初勝利">{{Cite web|date=2014-4-27|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/04/27/kiji/K20140427008053760.html|title=一岡 古巣巨人からプロ初勝利「カープに来て、ちかっぱ良かったっちゃけど」|publisher=スポニチ Sponichi Annex |accessdate=2014-4-27}}</ref><ref>{{Cite web|date=2014-4-27|url=http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2014/04/27/0006907091.shtml|title=広島エルドレッドが劇的サヨナラ3ラン 一岡が古巣Gからプロ初勝利|publisher=デイリースポーツ |accessdate=2014-4-28}}</ref>。2014年5月25日、[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|マツダスタジアム]]での[[埼玉西武ライオンズ]]戦で2点リードの9回に登板し、1回を2奪三振、被安打1、無失点に抑えてプロ初[[セーブ]]を挙げた。「この日が来るのを夢見ていました。これからもスーパーサブで回れたらいいなと思います」と満面の笑みで語った<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140525-1306993.html |title=広島一岡が初セーブ「この日」を夢見てた |publisher=nikkansports.com |date=2014-09-12 |accessdate=2014-09-12}}</ref>。その後勝ちパターンのリリーフとして安定した成績を残し、23試合登板した時点で防御率0.78を記録していたが、右肩痛を発症し一軍登録を抹消された<ref>{{Cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/06/09/kiji/K20140609008333840.html |title=広島・一岡 右肩痛で登録抹消、前日登板後訴え 今季23試合登板 |publisher=sponichi.co.jp |date=2014-06-09 |accessdate=2015-07-25}}</ref>。8月に戦線復帰したものの再度右肩痛で抹消されてその後一軍での登板はなかった<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140813-1350180.html |title=広島一岡 右肩関節炎で今季絶望も |publisher=nikkansports.com |date=2014-08-13 |accessdate=2015-07-05}}</ref>。移籍1年目のシーズンは31試合に登板し防御率0.58の好成績を収めたことが評価され、契約更改では1350万円増(1050万円→2400万円 いずれも推定)の大幅な年俸アップになった<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20404_S4A201C1000000/ 広島・大瀬良は3500万円で更改 10勝でセ新人王] 日本経済新聞 2014年12月2日</ref>。


{{by|2015年}}は開幕一軍メンバーに選ばれるが、4月3日の中日戦([[ナゴヤドーム]])でサヨナラ打を浴びプロ初黒星を喫した。5月20日の中日戦([[豊橋市民球場]])では移籍後ワーストの4失点を喫し、5月21日に登録を抹消された。その後8月2日の[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[横浜スタジアム]])で7回裏に登板し無失点に抑え、8回表に[[ライネル・ロサリオ]]の2ランで逆転し、シーズン初勝利。8月7日の巨人戦([[東京ドーム]])では延長12回裏に危険球退場した[[中翔太]]に代わって登板し、シーズン初セーブ(通算3セーブ目)を挙げた。
{{by|2015年}}は開幕一軍メンバーに選ばれるが、4月3日の中日戦([[ナゴヤドーム]])でサヨナラ打を浴びプロ初黒星を喫した。5月20日の中日戦([[豊橋市民球場]])では移籍後ワーストの4失点を喫し、5月21日に登録を抹消された。その後8月2日の[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[横浜スタジアム]])で7回裏に登板し無失点に抑え、8回表に[[ライネル・ロサリオ]]の2ランで逆転し、シーズン初勝利。8月7日の巨人戦([[東京ドーム]])では延長12回裏に危険球退場した[[中翔太]]に代わって登板し、シーズン初セーブ(通算3セーブ目)を挙げた。


{{by|2016年}}は怪我で出遅れ、一軍登板が6月の半ばであった。一軍復帰後は安定した投球をしていたが7月25日に右腕の検査のため二軍落ち<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/26/kiji/K20160726013040820.html 広島 一岡が右腕検査、異常なし 松原トレーナー「大事を取った」]スポニチ 2016年7月26日掲載</ref>。8月に復帰後は再び安定した投球を見せチームのリーグ優勝及び[[2016年の日本シリーズ|日本シリーズ]]出場に貢献した。しかし日本シリーズでは登板機会に恵まれなかった。
{{by|2016年}}は怪我で出遅れ、一軍登板が6月の半ばであった。一軍復帰後は安定した投球をしていたが7月25日に右腕の検査のため二軍落ち<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/26/kiji/K20160726013040820.html 広島 一岡が右腕検査、異常なし 松原トレーナー「大事を取った」]スポニチ 2016年7月26日掲載</ref>。8月に復帰後は再び安定した投球を見せチームのリーグ優勝及び[[2016年の日本シリーズ|日本シリーズ]]出場に貢献した。しかし日本シリーズでは登板機会に恵まれなかった。
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{{by|2017年}}は開幕には間に合わなかったが、4月後半に一軍に昇格。自己最多の59試合に登板し6勝19ホールド、防御率1.85の成績を残し、2年連続のリーグ優勝に貢献。しかし[[2017年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]は3試合に投げ1失点と好投はしたが、チームは敗退し日本シリーズ出場は叶わなかった。
{{by|2017年}}は開幕には間に合わなかったが、4月後半に一軍に昇格。自己最多の59試合に登板し6勝19ホールド、防御率1.85の成績を残し、2年連続のリーグ優勝に貢献。しかし[[2017年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]は3試合に投げ1失点と好投はしたが、チームは敗退し日本シリーズ出場は叶わなかった。


{{by|2018年}}は前年に引き続き59試合に登板。[[中翔太]]、[[ヘロニモ・フランスア]]らと共に勝利の方程式を担い、5勝2セーブ18ホールド、防御率2.88を記録。3年連続のリーグ優勝に大きく貢献した。契約更改では2400万円増の7700万円(推定)でサインした。
{{by|2018年}}は前年に引き続き59試合に登板。[[中翔太]]、[[ヘロニモ・フランスア]]らと共に勝利の方程式を担い、5勝2セーブ18ホールド、防御率2.88を記録。3年連続のリーグ優勝に大きく貢献した。契約更改では2400万円増の7700万円(推定)でサインした。


{{by|2019年}}は序盤には前年までと同様セットアッパーとして活躍したが、7月に登録抹消されると8月に1軍昇格となった際も振るわず、再び登録抹消されシーズンを終えた。33試合の登板にとどまったこともあり、契約更改ではプロ入り後初めての減俸となった<ref>{{Cite web|date=2019-12-21 |url=https://www.sanspo.com/baseball/news/20191211/car19121120270003-n1.html |title=広島・一岡「契約していただけただけでもありがたい」プロ8年目で初減 |publisher=サンケイスポーツ |accessdate=2020-02-08}}</ref>。
{{by|2019年}}は序盤には前年までと同様セットアッパーとして活躍したが、7月に登録抹消されると8月に1軍昇格となった際も振るわず、再び登録抹消されシーズンを終えた。33試合の登板にとどまったこともあり、契約更改ではプロ入り後初めての減俸となった<ref>{{Cite web|date=2019-12-21 |url=https://www.sanspo.com/baseball/news/20191211/car19121120270003-n1.html |title=広島・一岡「契約していただけただけでもありがたい」プロ8年目で初減 |publisher=サンケイスポーツ |accessdate=2020-02-08}}</ref>。

2020年12月9日 (水) 02:19時点における版

一岡 竜司
広島東洋カープ #30
2018年9月12日 マツダスタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県糸島市
生年月日 (1991-01-11) 1991年1月11日(33歳)
身長
体重
179 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 ドラフト3位
初出場 2012年5月16日
年俸 5,600万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

一岡 竜司(いちおか りゅうじ、1991年1月11日 - )は、福岡県糸島市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。広島東洋カープ所属。

経歴

プロ入り前

糸島市立前原西中学校時代は糸島イーグルス(ポニー)でプレイ。大分県藤蔭高等学校に進学後、2年時の秋にひじを壊し、3年時は登板がなかった[2]

大学や社会人から声が掛からず、専門学校コンピュータ教育学院野球部にセレクションを経て入学。1年時の2009年から公式戦に登板し実績を重ね、体重が20kg増え、球速も15km/hアップした[2]

2年時の2010年、第40回JABA徳山(スポニチ)大会では同チームの優勝に貢献し、自身は登板した2試合で完封勝ちを収め最高殊勲選手賞を受賞した[3]

3年時の2011年第82回都市対抗野球大会予選では、九州2次予選の初戦の対鹿児島ホワイトウェーブ戦で5安打完封勝利を挙げ11奪三振を記録した。2回戦の対九州三菱自動車戦では、9回3安打2失点と好投するも1-2で敗戦。大会後、JR九州の補強選手に選出され、1回戦の対JR東海戦に先発。3回0/3を4安打2失点と粘りの投球を見せるも敗戦投手となった[4][5]

同年10月27日、プロ野球ドラフト会議にて読売ジャイアンツから3位指名を受けて入団。

巨人時代

読売ジャイアンツ時代
(2013年4月10日)

2012年は4月6日に一軍登録されるも定着に至らず。シーズン序盤は二軍で抑えを務め、6月のイースタン・リーグMVPを受賞した[6]

2013年も二軍で抑えを務め、二軍成績は35登板で32回2/3を投げ15セーブ、42三振、防御率1.10であった。シーズン途中には一軍に昇格し、前年を上回る9試合に登板。オフにはプエルトリコ・ウインターリーグ江柄子裕樹とともに派遣され[7]、3試合に先発登板し、2勝0敗、防御率1.62を記録した[8]が、右足首捻挫のため予定より早い11月30日に帰国した[9]。12月25日にFAで巨人へ移籍した大竹寛の人的補償として広島東洋カープへの移籍が発表され[10][11]、2014年1月7日にNPBから公示された[12]

広島時代

2014年は、開幕一軍入りを果たし、3月29日の対中日ドラゴンズ戦では初ホールドを記録[13]。シーズン13試合目の登板となった4月27日の対巨人戦では、延長11回表に登板し、1回を無失点に抑えた。その裏、ブラッド・エルドレッド山口鉄也からレフトスタンドにサヨナラ3ランを放ってプロ初勝利を記録し、ヒーローインタビューでは故郷の博多弁で喜びを爆発させた[14][15]。2014年5月25日、マツダスタジアムでの埼玉西武ライオンズ戦で2点リードの9回に登板し、1回を2奪三振、被安打1、無失点に抑えてプロ初セーブを挙げた。「この日が来るのを夢見ていました。これからもスーパーサブで回れたらいいなと思います」と満面の笑みで語った[16]。その後勝ちパターンのリリーフとして安定した成績を残し、23試合登板した時点で防御率0.78を記録していたが、右肩痛を発症し一軍登録を抹消された[17]。8月に戦線復帰したものの再度右肩痛で抹消されてその後一軍での登板はなかった[18]。移籍1年目のシーズンは31試合に登板し防御率0.58の好成績を収めたことが評価され、契約更改では1350万円増(1050万円→2400万円 いずれも推定)の大幅な年俸アップになった[19]

2015年は開幕一軍メンバーに選ばれるが、4月3日の中日戦(ナゴヤドーム)でサヨナラ打を浴びプロ初黒星を喫した。5月20日の中日戦(豊橋市民球場)では移籍後ワーストの4失点を喫し、5月21日に登録を抹消された。その後8月2日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で7回裏に登板し無失点に抑え、8回表にライネル・ロサリオの2ランで逆転し、シーズン初勝利。8月7日の巨人戦(東京ドーム)では延長12回裏に危険球退場した中﨑翔太に代わって登板し、シーズン初セーブ(通算3セーブ目)を挙げた。

2016年は怪我で出遅れ、一軍登板が6月の半ばであった。一軍復帰後は安定した投球をしていたが7月25日に右腕の検査のため二軍落ち[20]。8月に復帰後は再び安定した投球を見せチームのリーグ優勝及び日本シリーズ出場に貢献した。しかし日本シリーズでは登板機会に恵まれなかった。

2017年は開幕には間に合わなかったが、4月後半に一軍に昇格。自己最多の59試合に登板し6勝19ホールド、防御率1.85の成績を残し、2年連続のリーグ優勝に貢献。しかしクライマックスシリーズは3試合に投げ1失点と好投はしたが、チームは敗退し日本シリーズ出場は叶わなかった。

2018年は前年に引き続き59試合に登板。中﨑翔太ヘロニモ・フランスアらと共に勝利の方程式を担い、5勝2セーブ18ホールド、防御率2.88を記録。3年連続のリーグ優勝に大きく貢献した。契約更改では2400万円増の7700万円(推定)でサインした。

2019年は序盤には前年までと同様セットアッパーとして活躍したが、7月に登録抹消されると8月に1軍昇格となった際も振るわず、再び登録抹消されシーズンを終えた。33試合の登板にとどまったこともあり、契約更改ではプロ入り後初めての減俸となった[21]

選手としての特徴

投球フォーム

最速151km/hの速球が持ち味の本格右腕。他にもフォークカットボールスライダーカーブなど多種の変化球を持ち球としている。[22]

二軍で対戦経験がある高森勇旗は「タイミングが取りにくく、ボールの出どころが見えづらい独特な投球フォームをしており、浅尾拓也と同タイプの投手」と評価している[23]

また、フィールディングにも定評があり、バント処理などでダイビングキャッチを試みたり、怪我を恐れない闘志あふれるプレーを度々見せる。

人物

沖データコンピュータ教育学院時代には、Microsoft Office Specialistなどの資格を取得している[24]。学生時代にイタリア料理店でアルバイトとして働いていたが、客にスープをこぼすなど失敗続きで、よく泣いていたという。

引っ込み思案で人見知りな性格で、巨人時代には二軍投手コーチの豊田清から「積極的にいけ」とアドバイスされており、広島に移籍が決まった際にも「積極的にいかないと、請われていく意味がないだろ」と言われた[25]

広島球団は2013年から一岡を調査しており、大竹のFA移籍でプロテクトから外れたため指名した。獲得が決まった際、球団幹部は「トレードでは取れない選手」と一岡を絶賛していた[26]

庶民的な面もあり、広島電鉄に乗って買い物に行くこともあるという[27]。また、腕を振る練習として3500円のバドミントンのラケットを愛用している。

巨人時代に熱帯魚とウーパールーパーとエビを飼育していた。料理も趣味の一つであり、得意料理はトンカツ[28]

顔がカピバラに似ているため、チームメイトの今村猛大瀬良大地とともに「カピバラ3兄弟」と呼ばれ、球団もカピバラのイラストを描いたTシャツを発売している[29]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2012 巨人 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 21 5.0 5 0 0 0 1 3 0 0 3 2 3.60 1.00
2013 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 44 10.1 11 0 3 0 0 8 1 0 6 6 5.23 1.35
2014 広島 31 0 0 0 0 2 0 2 16 1.000 114 31.0 16 0 7 0 0 27 0 0 3 2 0.58 0.74
2015 38 0 0 0 0 2 4 1 7 .333 176 37.0 42 5 21 0 1 35 0 0 21 17 4.14 1.70
2016 27 0 0 0 0 1 1 0 5 .500 96 24.2 16 0 10 0 0 21 0 0 5 5 1.82 1.05
2017 59 0 0 0 0 6 2 1 19 .750 234 58.1 42 1 20 0 0 58 1 0 14 12 1.85 1.06
2018 59 0 0 0 0 5 6 2 18 .455 238 56.1 46 7 22 2 0 61 1 0 20 18 2.88 1.21
2019 33 0 0 0 0 0 0 0 16 ---- 133 31.0 29 1 10 0 2 18 2 0 11 10 2.90 1.26
2020 19 0 0 0 0 0 1 1 2 .000 81 17.1 25 2 5 0 1 14 0 0 12 12 6.23 1.73
通算:9年 279 0 0 0 0 16 14 7 83 .533 1137 271.0 232 16 98 2 5 245 5 0 95 84 2.79 1.22
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手












2012 巨人 4 0 2 0 0 1.000
2013 9 0 1 0 0 1.000
2014 広島 31 0 2 0 0 1.000
2015 38 1 3 1 0 .800
2016 27 0 2 0 0 1.000
2017 59 3 12 1 1 .938
2018 59 2 8 0 1 1.000
2019 33 5 5 0 2 1.000
2020 19 0 2 0 0 1.000
通算 279 11 37 2 4 .960
  • 2020年度シーズン終了時

記録

その他の記録

背番号

  • 46 (2012年 - 2013年)
  • 30 (2014年 - )

登場曲

  • 「雲の上の君え」九州男(2012年)
  • 「HERO」LGYankees Produce SO-TA(2013年)
  • 「Solo Busco Amor」Limi-T 21 feat. Tito El Bambino(2014年)
  • 突然FIELD OF VIEW(2016年 - )

脚注

  1. ^ 広島 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2020年12月5日閲覧。
  2. ^ a b 自身も驚く巨人指名 沖データコンピュータ学院・一岡”. asahi.com (2011年10月28日). 2011年10月31日閲覧。
  3. ^ 第40回徳山スポニチ大会結果
  4. ^ オリックス 150キロ右腕の現役専門学校生が隠し玉!”. スポニチ Sponichi Annex (2011年10月27日). 2011年10月31日閲覧。
  5. ^ 第82回都市対抗野球 1回戦 JR東海対JR九州戦
  6. ^ ファームMVPに巨人一岡、ソフトB牧原 nikkansports.com 2012年7月11日
  7. ^ “プエルトリコのウインターリーグに江柄子、一岡両投手を派遣”. GIANTS ニュース (読売ジャイアンツ). (2013年10月25日). http://www.giants.jp/G/gnews/news_397765.html 2018年1月25日閲覧。 
  8. ^ 2013-14 Leones de Ponce Statistics, Baseball-Reference.com
  9. ^ “ウインターリーグ参加の巨人・一岡、右足首捻挫で帰国へ”. SANSPO.COM. (2013年11月29日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20131129/gia13112905010002-n1.html 2018年1月25日閲覧。 
  10. ^ 巨人一岡が広島へ 大竹の人的補償日刊スポーツ 2013年12月25日
  11. ^ 一岡竜司選手をFAの人的補償で獲得!”. 広島東洋カープ (2013年12月25日). 2013年12月26日閲覧。
  12. ^ トレード (2013年度シーズン終了後 ~ )
  13. ^ a b 広島一岡3人斬りプロ初ホールド”. 日刊スポーツ (2014年3月29日). 2014年3月29日閲覧。
  14. ^ a b 一岡 古巣巨人からプロ初勝利「カープに来て、ちかっぱ良かったっちゃけど」”. スポニチ Sponichi Annex (2014年4月27日). 2014年4月27日閲覧。
  15. ^ 広島エルドレッドが劇的サヨナラ3ラン 一岡が古巣Gからプロ初勝利”. デイリースポーツ (2014年4月27日). 2014年4月28日閲覧。
  16. ^ 広島一岡が初セーブ「この日」を夢見てた”. nikkansports.com (2014年9月12日). 2014年9月12日閲覧。
  17. ^ 広島・一岡 右肩痛で登録抹消、前日登板後訴え 今季23試合登板”. sponichi.co.jp (2014年6月9日). 2015年7月25日閲覧。
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関連項目

外部リンク