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2021年5月13日 (木) 21:41時点における版

児島ボートレース場
地図
施設
所在地 岡山県倉敷市児島元浜町6-3[1][2][3]
座標 北緯34度26分55.6秒 東経133度48分33秒 / 北緯34.448778度 東経133.80917度 / 34.448778; 133.80917座標: 北緯34度26分55.6秒 東経133度48分33秒 / 北緯34.448778度 東経133.80917度 / 34.448778; 133.80917
施行者 倉敷市・備南競艇事業組合
コース
水面[2](瀬戸内海)
水質 海水[2][3]
モーター 減音 (ヤマト331型)
外向発売所
外向発売所

  • 児島ガァ〜コピア
場外発売場
場外発売場

実況
担当 椛島健一
(地上波放送版兼務)
所属 メディアターナー
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児島競艇場の位置(日本内)
児島競艇場
児島競艇場

児島ボートレース場(こじまボートレースじょう)は、岡山県倉敷市南部の児島にあるボートレース場である[1][2][3]

概要

1952年琴海浜に開設された。現在の通称は、BOAT RACE児島(ボートレースこじま)。主催は第1施行者が倉敷市(ボートレース事業局)、第2施行者が備南競艇事業組合(総社市早島町浅口市里庄町で構成する一部事務組合)となっている。

入場料は100円。スタンド客席数は7618席、場内の駐車場台数は約2800台。開門時間は9:45(レースによって開門時刻の変更あり)入場門は3ヶ所、食堂は大小あわせて7ヶ所、また銀行のCDもある。

イメージキャラクターはアヒルの「ガァ〜コ」。随所にはガァ〜コと仲間たちとのCGアニメが挿入されており、かつてはローカル向けにTVCMにも起用されていた。

また、ボートレース場北端には入場料不要で舟券が購入できる外向前売投票場「ポートウインク」(7:30-15:30)があったが、2011年9月20日に新たな投票施設を増設し外向発売所「児島ガァ〜コピア・新館」(7:30-21:00・ナイター発売日以外は17:00)がオープンしたのに伴い、「ポートウインク」は「児島ガァ〜コピア・旧館」(10:00-17:00・ナイター開催GI発売日のみ21:00)としてリニューアルオープンした。

日本モーターボート選手会会長でもあった黒明良光(選手登録番号 2090)は、選手時代にここ児島競艇場をホームプールとしていた。現在は実況放送のスタート展示・リプレイ解説を担当している。

メイン実況はメディアターナーの椛島健一が担当。選手がマークを旋回する時など、レース中は常に強く声を出し続ける事から瀬戸のDJアナウンサーの異名を持つ。児島での非開催時には地上波・BSで放映されるSG・プレミアムGI競走の実況担当を兼務する。また全国に24ある競艇場の中ではフライングや出遅れによる返還欠場が3艇或いは4艇あった場合不成立となる舟券を具体的に伝える数少ないアナウンサーである。タレントの増田英彦はこの椛島アナの物真似が非常に上手い。

2010年1月9日からの開催より、大型吸気サイレンサー付きの減音モーターを採用している[4]

レース映像は9時45分の開始までは機器調整としてカラーバーを流し、30秒前には全国共通CMの放映後、前日または前節のレースダイジェストを経て中継映像が開始される。1日のレース終了後も児島ガァ〜コピアやボートピア松江などにおいてリプレイ映像や明日のレース展望を中心に番組表が編成されている。

施設概要

1階
屋外観覧席2307席、500人収容できるイベントホール、インフォメーションセンター・グッズ販売などを行う「ガァ〜コの部屋」(2008年2月23日オープン)、毎節の優勝者表彰式などを行うイベント特設場の「ガァ〜コステージ」(2009年2月オープン)、女性子供ルームに屋外子供用遊具が併設された「ガァ〜コランド」(2009年4月リニューアル)、ATMコーナー(中国銀行)、食堂(コスモス・アジサイ)
2階
展示コーナー、食堂(サルビア)
3階
屋内観覧席3194席、東スタンドには女性カップル席105席、88インチ大型モニターがあるラウンジ183席、女性子供ルーム、食堂(ナデシコ・すずらん)
4階
屋内観覧席1968席、軽食喫茶(クローバー)、西スタンドには予想紙サービス・専用投票場やレストラン(カトレア)がある車椅子対応の特別観覧席(入場料1000円・指定席)402席
5階
予想紙やドリンクサービス・モニター付きシート・専用の投票場や駐車場がある有料会員制のロイヤルルーム(年会費120000円)がある。

コース概要

競走水面は海[2]で、水質は海水[2][3]丸亀競艇場宮島競艇場徳山競艇場下関競艇場と並んで、瀬戸内海の海水を利用したコースで、潮の干満によりレースの傾向が変わり、潮の干満は2,3メートルである。満潮時は水面のうねりの影響が出るが、干潮時には逆に穏やかな水面状況になる[5]。競走水面の広さは日本の競艇場の中でも屈指[2]で、とくにバックストレッチの広さに特徴がある[2]。イン優勢の傾向は他の競艇場同様変わらないが、広大な水面故、幅広い決まり手が出やすい水面と言えよう。

主要開催競走

例年11月頃に、周年記念(GI)として「キングカップ」が、企業杯 (GIII) として「シモデンカップ」が行なわれている。

また、イメージキャラクターのガァ〜コにちなんで「ガァ〜コカップ」が定期的に行なわれている。

ルーキーリーグの名称は「瀬戸の若鷲決定戦競走」。オールレディースの名称は「瀬戸の女王決定戦競走」。

正月には岡山県モーターボート選手権大会、ゴールデンウィークには鷲羽杯競走、お盆には天領杯競走が行なわれている。

SG開催実績

年度 競走名 優勝者 登番 出身
1968 第14回モーターボート記念競走 中止
1981 第16回総理大臣杯競走 平尾修二 2485 香川
1994 第40回モーターボート記念競走 関忠志 2380 岡山
1996 第23回笹川賞競走 松井繁 3415 大阪
1999 第34回総理大臣杯競走 今垣光太郎 3388 石川
1999 第45回モーターボート記念競走 山本浩次 3558 岡山
2001 第4回チャレンジカップ競走 西島義則 3024 広島
2004 第7回チャレンジカップ競走 田村隆信 4028 徳島
2008 第43回総理大臣杯競走 松井繁 3415 大阪
2011 第21回東日本大震災被災地支援競走グランドチャンピオン決定戦競走 瓜生正義 3783 福岡
2012 第15回チャレンジカップ競走 平尾崇典 3822 岡山
2017 第52回ボートレースクラシック 桐生順平 4444 埼玉
2019 第66回ボートレースダービー 毒島誠 4238 群馬


アクセス

以下の場所から無料送迎バスが運行されている。

バス発着地と時刻

ナイター開催の日は運行時刻が異なる。

本場発売・児島開催日(児島競艇場で開催される日)

  • 児島駅 - 下電バス(児島駅から約3分)
    • 9:40 - 14:00まで随時運転

倉敷・総社方面

  • 倉敷駅(大原美術館前・老松東・大高・旭化成団地口・五軒屋・観音堂・松竹梅南・広江・新呼松・塩生経由) - 下電バス(倉敷駅から約45分)
    • 倉敷駅9:15 → 本場10:00 ※この便のみ本場での場外発売日も運行
    • 倉敷駅10:20 → 本場11:05
    • 倉敷駅11:35 → 本場12:20

玉島・福山方面

  • 急行・福山駅北口(広尾経由直行便) - 北振バス(福山駅から約70分)
  • 一般道経由便は、福山発の直行便と矢掛発の経由便(現在は廃止)に統合される形で廃止された。

岡山・玉野方面

休止中

  • 藤原西(岡山) - 下電バス
    • 2011年4月8日から運休中
  • 赤磐市下市 - 中国JRバス
    • 2011年4月8日から運休中
  • 宇野駅(玉・和田・日比・渋川・唐琴・由加登山口・下の町経由) - 下電バス(宇野駅から約55分)
    • 宇野駅9:20 → 本場10:16
  • 矢掛東矢掛バスセンター小田井原駅笠岡駅笠岡IC経由) - 井笠鉄道バス(矢掛から約90分、井原から約60分、笠岡から約45分)
    • 2013年12月にミニボートピア井原が開設されたのも理由。
    • 矢掛東8:25 → 本場10:10
      • 笠岡IC - 児島ICは山陽道・瀬戸中央道経由

単独場外発売日(児島本場で場外発売のみの日)

  • 児島駅 - 下電
    • 9:40 - 14:00まで随時(児島駅から約3分)

倉敷方面

  • 倉敷駅(小川経由) - 下電バス(倉敷駅から約50分)
    • 倉敷駅9:10 → 本場10:00
  • 倉敷駅(塩生経由) - 下電バス(倉敷駅から約45分)
    • 倉敷駅9:15 → 本場10:00

JR復路運賃の払い戻し

以下の条件で来場して、JR運賃払い戻しの専用受付で受付時間内に手続きをすれば、最高2000円までJR運賃の払い戻しを受けることができる。ただし法律の関係上、未成年者は対象外となる。また、成人でも条件を満たさない場合(復路券を提示できないなど)は対象外となる。

  • 乗車駅で往復乗車券を購入して無料送迎バス発着駅(児島・倉敷)まで鉄道を利用してそこから無料送迎バスに乗り来場し、専用受付で帰りの切符(復路券)を提示した場合。

2010年11月19日までは往復とも払い戻し対象であったが、同年11月23日から復路のみ対象となった。

場外発売場

ボートレースチケットショップ松江(ボートピア松江)(2000年8月13日開設) 島根県松江市寺町198-57

ボートレースチケットショップ井原(ミニボートピア井原)(2013年12月14日開設)[7] 岡山県井原市下出部町(しもいずえちょう)519-4

外向発売所

児島ガァ〜コピア(2011年9月20日に開設) 岡山県倉敷市児島元浜町790-1

  • 旧外向前売投票所「ポートウインク」に新たな投票施設を増設し、「児島ガァ〜コピア」としてリニューアル
  • 児島駅から徒歩約20分

岡山支部の主な選手

その他

  • せんい児島瀬戸大橋まつり - 繊維産業の集積地である児島をPRする目的で春と秋の年2回、当競艇場で開催。
  • 第1回倉敷国際トライアスロン大会 - 2011年7月10日開催。スイム1.5kmは競走水面を使用。バイク・ランの中継地点としても使用された。
  • 2002年8月22日、『ボートピア松江開設2周年記念競走』開催2日目の第6競走[8]において、複勝式の払戻金がそれぞれ249,810円、172,790円となったことがあった。当レースの複勝式の投票数は59,959票(売り上げ5,995,900円)で、そのうちのほぼ全てが2号艇・崎野俊樹に投じられていた。しかし、崎野は複勝的中圏外の3着に敗れ、4号艇(1着)、3号艇(2着)がそれぞれ的中となった。的中枚数は4号艇9票、3号艇13票であった[9]
  • 2018年3月27日 - 選手宿舎食堂で食中毒が発生し、体調不良者が多数発生。翌28日から30日までのレースが全て中止、開催打ち切りとなった[10]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 施設ガイド”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 蛭子1992、201頁。
  3. ^ a b c d 藤野2006、225頁。
  4. ^ モーター仕様の変更のお知らせ
  5. ^ 水面特性”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月31日閲覧。
  6. ^ a b アクセスガイド”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月31日閲覧。
  7. ^ “井原の場外舟券売り場開業 岡山県内初、倉敷市長ら祝う”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2013年12月14日). オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131215095934/http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013121420524848/ 2014年8月7日閲覧。 
  8. ^ [1]
  9. ^ 【競艇】児島競艇で24万複勝舟券!リンク切れ
  10. ^ 児島ボート中止、夕食後に体調不良者続出…入院者も” (2018年3月28日). 2018年3月29日閲覧。

参考文献

  • 蛭子能収『競艇入門』ポケットブック社〈Pocket book 38〉、1992年。ISBN 978-4-341-14038-0 
  • 藤野悌一郎『よくわかる競艇のすべて 改訂新版』三恵書房、2006年。ISBN 4-7829-0353-7 
  • 施設ガイド”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月28日閲覧。
  • 水面特性”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月28日閲覧。
  • アクセスガイド”. ボートレース場ガイド. 児島競艇場. 2015年10月28日閲覧。

外部リンク