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2021年5月13日 (木) 23:12時点における版
黒姫山 | |
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県道155号より青海鉱山と黒姫山(2011年11月) | |
標高 | 1,221[1] m |
所在地 | 新潟県糸魚川市 |
位置 | 北緯36度58分36秒 東経137度47分24秒 / 北緯36.97667度 東経137.79000度 |
山系 | 飛騨山脈 |
黒姫山の位置 | |
プロジェクト 山 |
黒姫山(くろひめやま)とは、新潟県糸魚川市にある山のこと。標高1,221m[1][2]。青海黒姫山ともいう。
概要
飛騨山脈の北端に位置する。主稜線上の犬ヶ岳から北東方向に派生した尾根の末端にある。
山頂には祠と一等三角点がある。日本海に面していることから、海原を見渡せるダイナミックな景色が特徴。日本三百名山のひとつ。
山全体が石灰岩でできており丸ごと露天掘りによる鉱山となっている。鉱石は山麓にあるデンカ株式会社青海工場に運ばれ、セメントやカーバイドの原料となっている。工場は、24時間操業が行なわれており、工場から出荷される製品輸送のために、近隣のJR北陸本線(現・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)青海駅まで貨物用の専用鉄道(電気化学工業青海工場専用鉄道)が敷かれていた(現在はJRまでの連絡線が廃線となり、事業所内だけで使用されている)。また、黒姫山東側一帯は明星セメント株式会社(太平洋セメントグループ)糸魚川工場により石灰石が採掘され、6km先の同社セメント製造工場にベルトコンベヤで運ばれ、セメントが製造されているほか、日本海に臨する姫川港から骨材として各地に供給されている。同社鉱山の2013年の採掘量は約300万トンと国内有数の石灰石鉱山となっている。
登山路
デンカ青海工場からの入山は、鉱山の開発により通行禁止となった。現在は、隣接する青海川を更に上流へ向かったところにある清水倉登山口から入山しなければならない。
その他
旧西頸城郡青海町出身(現在の糸魚川市)の元関脇黒姫山(引退後は年寄・武隈親方、2019年逝去)の四股名の由来でもある。
古来からの奴奈川姫伝説が伝わっている。
写真
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山頂から見た犬ヶ岳
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山頂の祠と糸魚川市内
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西ノ河原平の雪渓とシラネアオイ(6月上旬)
脚注
- ^ a b “標高値を改定する山岳一覧 資料2”. 国土地理院 2014年3月26日閲覧。
- ^ GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は1,222m。
関連項目
外部リンク
- 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:小滝(北西)
- 糸魚川市ホームページ 黒姫山登山案内(2012年12月19日時点のアーカイブ)