コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「有隣堂」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
自分の目で見てきた通りのことを追加
77行目: 77行目:


'''神奈川県'''
'''神奈川県'''
* [[伊勢佐木町]]本店文具館<!-- 有隣堂伊勢佐木町本店 別館コミック王国。-->
* [[伊勢佐木町]]本店文具館<!-- 有隣堂伊勢佐木町本店 別館コミック王国。-->スカイウォークで本館と往来が出来た。美術用品など、ここでしか手に入らないものも多かった。
* ユーリンファボリ - 1970年代から1990年代に[[馬車道 (横浜市)|馬車道]]通りに存在した文具館。
* ユーリンファボリ - 1970年代から1990年代に[[馬車道 (横浜市)|馬車道]]通りに存在した文具館。
* [[ランドマークプラザ]]店 - 2009年7月23日閉店。
* [[ランドマークプラザ]]店 - 2009年7月23日閉店。

2021年5月20日 (木) 01:13時点における版

株式会社有隣堂[1]
YURINDO Co.,LTD

有隣堂営業本部(横浜市戸塚区上品濃町
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
231-0045
横浜市中区伊勢佐木町1丁目4番地1[1][2]
設立

1953年昭和28年)6月11日[1]


1909年12月13日創業)[2]
業種 小売業
法人番号 2020001029308 ウィキデータを編集
事業内容 和洋書籍、雑誌、教科書、地図、事務用品、文房具、OA機器、楽器、水槽などの販売、出版、音楽教室の経営など
代表者 松信裕(代表取締役社長)[2]
資本金 5000万円[2]
売上高 517億円(2018年8月期)[2]
純利益 ▲3億6000万円(2020年08月31日時点)[3]
純資産 22億7100万円(2020年08月31日時点)[3]
総資産 210億8300万円(2020年08月31日時点)[3]
関係する人物 松信大助(創業者)
外部リンク http://www.yurindo.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社有隣堂(ゆうりんどう)は、神奈川県を中心に展開する書店チェーンであり、また出版社である。書店として神奈川県では良く知られた存在である。

社名は『論語里仁25の「德不孤、必有鄰[注 1]。(徳孤ならず 必ず隣有り)」に由来し、社の発行する情報誌(後述)のタイトルにもなっている。

概要

一部店舗では取り扱う商品は書籍だけでなく、文具・雑貨売場も併設されている。以前は横浜西口店(東洋地下街)でパソコンワープロを扱っていた。書店店舗以外では、楽器販売や音楽教室の運営、出版といった事業も行っている。また神奈川県内には大学が多く立地することから、専門書(医学書や看護師関連のものを含む)を基幹店に配備している(県内では伊勢佐木町店、横浜駅西口店、厚木店など)。

各店舗における特徴として、文庫用の書籍カバーを10色[注 2]の中から選べるサービスが挙げられる。

沿革

  • 1894年明治27年)頃 - 大野貞造が有隣堂を横浜市吉田町に開業。
  • 1909年(明治42年) - 松信大助(大野の実弟)が伊勢佐木町に第四有隣堂を開店。
    • 既に大野貞造の兄弟が第二・第三有隣堂を開業して暖簾分けをしていた。松信大助も兄を手伝っていたが、同様に暖簾分けをした。のちに病弱な長兄に代わり第一有隣堂を経営することになり、自らの第四有隣堂に合併して、既存の第四有隣堂が有隣堂本店となった。「第○」と付番した有隣堂連鎖店は第九まで存在したが、戦災と戦後の企業整備で第七有隣堂(西区藤棚町)を除いて消滅しており、また有隣堂と第七有隣堂との間にも現在は資本・人事関係はない。
  • 2010年平成22年) - 神奈川県の不正経理に長年関与していた事が明らかになる[4][5][6]

店舗

書籍販売部門は伊勢佐木町本店(横浜市中区)を始めとして神奈川県下に30店舗、東京都に13店舗、千葉県に2店舗の計45店舗を展開する。横浜駅周辺に5店舗、戸塚駅周辺に3店舗が集中する。JR東日本グループ駅ビルルミネアトレなど)への出店も多い。文具を扱う店舗は基幹店舗を中心に約半数にとどまる。

3店舗は医学書を専門に扱う「医学書センター」で、うち1店舗は北里大学売店に出店している店舗である。

書籍以外では、藤沢市にミュージックショップ(楽器楽譜専門店)を手がけるほか、3箇所でミュージックセンター(児童向け音楽教室)、5箇所でミュージックサロン(成人向け音楽教室)、1箇所でカルチャーセンターを運営している。

日本工学院専門学校購買部での書籍・文具の委託販売も手がけている。

かつては伊勢佐木町本店の地下には喫茶室「有隣堂パーラー」が有った。1990年代の中頃に閉店し、ギャラリーとなったが、現在は書籍フロアとなっている。また、本店のエレベーターにはエレベーターガールが1990年代の中頃まで乗務していた。

閉鎖した店舗

東京都

  • ルミネエスト新宿店(旧称・マイシティ新宿店) - 2005年10月1日開店、2007年1月7日閉店。
  • 六本木ヒルズ店 - 2006年7月17日閉店。
  • 渋谷医学書センター - 2008年8月31日閉店。
  • 羽田空港店(第一旅客ターミナルビルB1階店舗) - 2013年11月24日閉店。第一旅客ターミナルビル 搭乗ゲート内店舗は営業を継続。
  • ルミネ町田店 - 2016年1月11日閉店。

神奈川県

なお、ルミネ横浜店は長年5階にあったが、2010年8月に6階に移転した。移転後の面積は280坪[7]

千葉県

  • ミーナ津田沼店 - 2008年8月31日閉店。
  • シャポー市川店 - 2019年6月2日閉店。

情報誌『有鄰』

有隣堂では情報誌『有鄰』を1967年より発行している[注 1][8]。当初は月刊であり[9][8]、2010年1月からは奇数月発行の隔月刊。内容は出版関係の他に、神奈川の歴史・文化に関する事など。

その他

  • テレビ東京の情報バラエティ番組『出没!アド街ック天国』で“横浜 伊勢佐木町”を特集した際、2005年2月5日放送回では第5位に[10]2014年10月4日放送回では第4位に伊勢佐木町本店が取り上げられた[11]

脚注

脚注

  1. ^ a b 異体字
  2. ^ レインボーカラーの7色に、アイボリー、グレー、ブラックの3色を加えた10色。これら10色以外に、ルミネ町田店(現在は閉店)およびルミネ横浜店限定のさくら色がある。

出典

  1. ^ a b c 流通会社年鑑 1978年版, 日本経済新聞社, (1977-10-25), pp. 316 
  2. ^ a b c d e 企業情報 > 会社概要”. 有隣堂. 2019年7月29日閲覧。
  3. ^ a b c 株式会社有隣堂 第68期決算公告
  4. ^ 県不正経理 有隣堂「預け金」認める”. Yomiuri Online (2010年1月15日). 2010年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月14日閲覧。
  5. ^ 県職員「預け金」着服で有隣堂が関与認める、金は返済/神奈川”. 神奈川新聞 (2010年1月16日). 2011年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月14日閲覧。
  6. ^ 県職員公金詐欺の「預け金」業者は有隣堂と染谷商店/神奈川”. 神奈川新聞 (2010年1月30日). 2010年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月14日閲覧。
  7. ^ ルミネ横浜店 リニューアルオープンのご案内”. 有隣堂 (2010年8月4日). 2013年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月14日閲覧。
  8. ^ a b 有鄰”. 有隣堂出版物. 2013年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月12日閲覧。
  9. ^ 友隣. CiNii雑誌。NCID AN10382181
  10. ^ 有隣堂本店|2005年2月5日|出没!アド街ック天国”. 有隣堂. 2016年11月2日閲覧。
  11. ^ 有隣堂本店|2014年10月4日|出没!アド街ック天国”. テレビ東京. 2016年11月2日閲覧。

関連項目

外部リンク