「ベア・ナックル」の版間の差分

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同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第1作目。元・警官の3人がシンジケートに立ち向かい、街に平和を取り戻すために戦う。同社のアーケードゲーム『[[ゴールデンアックス]]』([[1989年]])のシステムを土台にしつつ、[[カプコン]]から稼働されたアーケードゲーム『[[ファイナルファイト]]』(1989年)のエッセンスを加えたものとなっている。
同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第1作目。元・警官の3人がシンジケートに立ち向かい、街に平和を取り戻すために戦う。同社のアーケードゲーム『[[ゴールデンアックス]]』([[1989年]])のシステムを土台にしつつ、[[カプコン]]から稼働されたアーケードゲーム『[[ファイナルファイト]]』(1989年)のエッセンスを加えたものとなっている。


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[[1992年]]に[[ゲームギア]]に移植された他、[[1993年]]には欧州にて[[セガ・マスターシステム]]に移植された。オムニバスソフトとしては、[[メガCD]]用ソフト『'''[[セガクラシック アーケードコレクション]]'''』([[1992年]])、[[PlayStation 2]]および[[ニンテンドーゲームキューブ|ゲームキューブ]]用ソフト『'''[[ソニック ジェムズ コレクション]]'''』([[2005年]])、[[PlayStation 3]]および[[Xbox 360]]用ソフト『'''[[ソニック アルティメット ジェネシスコレクション]]'''』([[2009年]])などに収録された。メガドライブ版は[[2007年]]に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール]]にて配信された他、[[2008年]]に[[携帯電話ゲーム]]として[[iアプリ]]にて、2009年に[[IOS (Apple)|iOS]]用ソフトとして、[[2013年]]には[[ニンテンドー3DS]]用ソフト『'''3Dベア・ナックル 怒りの鉄拳'''』として配信された。


=== ゲーム内容 ===
=== ゲーム内容 ===
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同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第3作目。ある街に落とされたラクシン(原爆)を巡る事件と、アクセルのもとに届いたブレイズからの手紙に書かれていた同日に起こったもう1つの事件の裏側に潜む恐るべき陰謀を調査する事を目的としている。前作からゲームシステムは踏襲されているが、アクセル、ブレイズ、サミーの他に新たにドクター・ザンという新キャラクターが追加された。
同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第3作目。ある街に落とされたラクシン(原爆)を巡る事件と、アクセルのもとに届いたブレイズからの手紙に書かれていた同日に起こったもう1つの事件の裏側に潜む恐るべき陰謀を調査する事を目的としている。前作からゲームシステムは踏襲されているが、アクセル、ブレイズ、サミーの他に新たにドクター・ザンという新キャラクターが追加された。


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[[2007年]]に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール]]にて配信された他、[[2011年]]に[[IOS (Apple)|iOS]]用ソフトとして、[[2012年]]には[[Microsoft Windows|Windows]]用ソフトとして[[Steam]]にて配信された。その他、[[PlayStation 2]]および[[ニンテンドーゲームキューブ|ゲームキューブ]]用ソフト『'''[[ソニック ジェムズ コレクション]]'''』([[2005年]])、[[PlayStation 3]]および[[Xbox 360]]用ソフト『'''[[ソニック アルティメット ジェネシスコレクション]]'''』([[2009年]])などに収録された。


=== ゲーム内容(『III』) ===
=== ゲーム内容(『III』) ===
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| セガ
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| セガ

2021年5月20日 (木) 23:30時点における版

ベア・ナックル』は、1991年8月にメガドライブで発売されたセガベルトスクロールアクションゲーム、およびそのシリーズの名称である。タイトルの「ベアナックル」は、素手で戦うことを指すボクシング用語ベアナックル・ボクシングから来ている。

概要

本シリーズは、『ファイナルファイト』(カプコン)と類似したシステムのベルトスクロールアクションゲームであり、2020年までに4作が発売された。

第一作の音楽は古代祐三が制作しており、『II』と『III』は川島基宏との共作である(古代の担当曲は『II』は全20曲中17曲、『III』は全27曲中16曲である)[1]

日本国外では "Streets of Rage(ストリーツ・オブ・レイジ)"のタイトルで販売された。これはのちにメガCD用ソフト『セガクラシック アーケードコレクション』の収録作品の1つとして、『I』のみ逆輸入されている。

古代祐三のサウンドワークは評価が高く[2]、各作品の発売と同時期に、アルファレコードよりサウンドトラックCDが発売された。また、2007年8月10日5pb.から発売されたCD『古代祐三 BEST COLLECTION Vol.2』には、本シリーズ3作品と『ザ・スーパー忍』の音楽がまとめて収録されている。5pb.版CDには『I』のアルファレコード版CDにあったアレンジ曲は入っていないが、その代わり『III』のアルファレコード版CDで未収録だった曲が入っている。

セガにおけるシリーズ展開は『III』で一区切りとなったが、『III』の発売から26年後の2020年4月30日、同作の10年後を描いた『ベア・ナックルIV』が発売された[3]

また、『IV』発売までの間、このシリーズに影響を受けた世代による続編的なアプローチの作品がセガ以外のメーカーで、いくつか試みられている(詳細は#続編の構想を参照)。

ベア・ナックル 怒りの鉄拳

ベア・ナックル 怒りの鉄拳
ジャンル ベルトスクロールアクション
対応機種 メガドライブ (MD)
開発元 セガ第6AM研究開発部
発売元 セガ
デザイナー 大場規勝
ちのひろあき
プログラマー 百田浩司
LITTLE SUN
音楽 古代祐三
美術 清宮敦嗣
福田ひろみ
NANDEMO
UDI
シリーズ ベア・ナックルシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 4メガビットロムカセット[4]
発売日 日本 199108021991年8月2日
アメリカ合衆国 199109181991年9月18日
ヨーロッパ 1991101991年10月
対象年齢 日本 CEROB(12才以上対象)
アメリカ合衆国 ESRBE10+(10歳以上)
ヨーロッパ PEGI12
コンテンツ
アイコン
日本 暴力
アメリカ合衆国 Violence
ヨーロッパ Violence
その他 型式:日本 G-4050
アメリカ合衆国 1019
ヨーロッパ 1019
テンプレートを表示

ベア・ナックル 怒りの鉄拳』(ベア・ナックル いかりのてっけん)は、1991年8月2日に日本のセガから発売されたメガドライブベルトスクロールアクションゲーム

同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第1作目。元・警官の3人がシンジケートに立ち向かい、街に平和を取り戻すために戦う。同社のアーケードゲーム『ゴールデンアックス』(1989年)のシステムを土台にしつつ、カプコンから稼働されたアーケードゲーム『ファイナルファイト』(1989年)のエッセンスを加えたものとなっている。

1992年ゲームギアに移植された他、1993年には欧州にてセガ・マスターシステムに移植された。オムニバスソフトとしては、メガCD用ソフト『セガクラシック アーケードコレクション』(1992年)、PlayStation 2およびゲームキューブ用ソフト『ソニック ジェムズ コレクション』(2005年)、PlayStation 3およびXbox 360用ソフト『ソニック アルティメット ジェネシスコレクション』(2009年)などに収録された。メガドライブ版は2007年Wii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2008年携帯電話ゲームとしてiアプリにて、2009年にiOS用ソフトとして、2013年にはニンテンドー3DS用ソフト『3Dベア・ナックル 怒りの鉄拳』として配信された。

ゲーム内容

能力が異なる3人の主人公からプレイヤーキャラクターを選び、群がる敵を倒しながら進んでいく。使用するボタンは3つで、それぞれジャンプ、攻撃、スペシャル攻撃に割り当てられている。

『ゴールデンアックス』との大きな違いとして、ダッシュおよびダッシュ攻撃が削除された点と敵を掴んだ状態(掴み状態)から繰り出せる技が増えている点が挙げられる(ダッシュは『III』、ダッシュ攻撃は『II』で復活)。これにより、ダッシュ攻撃が重要だった『ゴールデンアックス』から一変し、近距離での肉弾戦が攻略上大きなウェイトを占めるようになった。掴み状態のときは膝蹴りや投げ技を出す以外に、ジャンプボタンで敵の後方に回ることもできる。後方に回ると、通常時とは異なる投げ技を繰り出すことが可能。また、敵に後ろから掴まれて羽交い絞めにされたときは、ジャンプボタンで反動をつけたのち攻撃ボタンを押すことで、逆に敵を投げ返せるという仕掛けもある。

スペシャル攻撃は『ゴールデンアックス』の魔法に近いもので、主人公のかつての同僚である警官を呼び出し、ナパーム弾またはロケットランチャーによる援護射撃で画面内の敵すべてに大ダメージを与えられる。これは原則として1ラウンドにつき1回のみで、ラウンド8では使えないという制約があるが、それ以外のラウンドなら船上や工場内でさえ使用可能。

ジャンプボタンと攻撃ボタンを同時に押すと『ゴールデンアックス』と同様に背後攻撃が可能。この技は判定が強く、一部のボス戦ではわざと敵に背中を向け、近寄ってきた敵をこれで迎撃する戦法が有効となる。

2人プレイ時、相手プレイヤーを掴んで投げることで「合体攻撃」が発動する。ただし、『II』ではこのアクションは削除された。またシリーズで唯一、2人プレイ時ではボスキャラクターが二体登場する。

開発

開発はセガ第6AM研究開発部が行い、ゲーム・デザインはメガドライブ用ソフト『ザ・スーパー忍』(1989年)を手掛けた大場規勝とメガドライブ用ソフト『ESWAT』(1990年)を手掛けたちのひろあき、プログラムはメガドライブ用ソフト『北斗の拳 新世紀末救世主伝説』(1989年)を手掛けた百田浩司、音楽は『ザ・スーパー忍』を手掛けた古代祐三が担当している。

音楽

古代はレッドブルとのインタビューの中で、本作での楽曲制作において初めて海外の市場を意識したと話している[5]

本作のプラットフォームであるメガドライブは日本よりも欧米で売れており、これらの国や地域ではセガの音楽で多く見られたフュージョン系の音楽よりも、クラブミュージックの人気が高かった[5]

日本においてクラブミュージックはあまり一般的ではなかったものの、古代は将来この音楽が日本でも流行するだろうと考え、海外での音楽の流行に合わせ、本作の音楽にクラブミュージックを取り入れた[5]

本作のオープニングトラックは開発初期の段階で作られたものであり、ソウル・II・ソウルエニグマの影響を受けていると古代はレッドブルとのインタビューの中で話している[5]

一方で、古代は楽曲制作に当たり繰り返し遊ぶというゲームの性質を踏まえる必要があったほか、FM音源のサウンドも自分でプログラミングする必要があったため、本作の楽曲はMTVで流れている音楽とは少し違うユニークなものになったのだろうとレッドブルとのインタビューの中で推測している[5]

セガ側からは楽曲の指定はなかったものの、当時のコンシューマー部門の部長が古代の音楽を気に入り、採用した[5]

キャラクター

プレイヤーキャラクター

各キャラクターの能力はパワー、ジャンプ力、スピードの3項目で表される。

アクセル・ストーン(AXEL STONE)
パワーA、ジャンプ力B、スピードA
全シリーズ通しての主人公で、マーシャルアーツの使い手。ジャンプ攻撃のリーチが短いことを除けば大きな欠点はなく、扱いやすいキャラクターである。金髪に青いバンダナ、白いシャツにジーンズという服装で、趣味は「ビデオゲーム」。
ブレイズ・フィールディング(BLAZE FIELDING)
パワーB、ジャンプ力A、スピードA
全シリーズ通してのヒロイン。柔道の達人。本作では頭にバンダナを巻き、袖のあるジャケットを着ている。趣味は「ランバダ[6]
アダム・ハンター(ADAM HUNTER)
パワーA、ジャンプ力A、スピードB
ボクサータイプの黒人。コンボではアッパーで敵を空中にあげたところを蹴りとばして、後ろの敵ごとなぎたおせる。趣味は「盆栽」。

敵キャラクター

ガルシア(GARCIA)
普段は単にパンチで殴るが、時々ナイフなどの武器を使用する雑魚。
Y.シグナル(Y.SIGNAL)
スライディングと投げを使う雑魚。
ノーラ(NORA)
ボンデージ衣装を着用した女雑魚。鞭を持って攻撃する。
白鷹(はくよう、HAKUYO)
少林寺拳法を習得した雑魚。蹴り技を得意とし、ジャンプ力が高い。
ジャック(JACK)
普段は松明や小さな斧をジャグリングしている大柄な体格の雑魚。時には斧や松明を投げることがある。
アントニオ(ANTONIO)
ラウンド1のボス。ブーメランを持っているイタリア系の男。時々ブーメランを投げてくる。
サウザー(SOUTHER)
ラウンド2のボス。両手にカギ爪を装備している北欧系の男。こちらの攻撃にすばやく反応し、反撃してくることが多い。ゲームギア版には登場しない。
アバデデ(ABADEDE)
ラウンド3のボス。顔にメイクをしたプロレスラー。ラリアット攻撃が得意。ゲームギア版には登場しない。
ボンゴ(BONGO)
ラウンド4のボス。中国系の太った大男。口から火を噴きながら突進してくる。投げようとすると逆にこちらがつぶされてしまう。
鬼姫&夜叉(ONIHIME&YASHA、海外版ではMONA&LISA)
ラウンド5のボス。日系人の女性2人組。本作では風貌がブレイズの色違い。素早い動きで回し蹴りなどを仕掛けてくる。
Mr.X
シンジケートのボス、および本作の最終ボス。サブマシンガンで攻撃してくる。なお、2人でプレイしていて、このボスとの決戦の前に特定の条件を満たした上で倒すとバッドエンディングを見る事ができる。

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ヨーロッパ Streets of Rage
日本 ベア・ナックル 怒りの鉄拳
アメリカ合衆国 Streets of Rage
ヨーロッパ 199210181992年10月18日
日本 199211271992年11月27日
アメリカ合衆国 199212311992年12月31日
ゲームギア エインシャント セガ 2メガビットロムカセット[7] ヨーロッパ 2417
日本 G-3313
アメリカ合衆国 2417-50
2 セガクラシック アーケードコレクション アメリカ合衆国 199210151992年10月15日
ヨーロッパ 1992年
日本 199304231993年4月23日
メガCD セガ セガ CD-ROM アメリカ合衆国 T-4127
ヨーロッパ 4127
日本 G-6012
3 Streets of Rage ヨーロッパ 199306071993年6月7日
セガ・マスターシステム エインシャント セガ ロムカセット 9019
4 ソニック ジェムズ コレクション 日本 200508112005年8月11日
PlayStation 2
ゲームキューブ
ソニックチーム セガ DVD-ROM PS2:SLPM-66074
GC:DOL-G2XJ-JPN
メガドライブ版の移植、日本版のみ収録
5 アメリカ合衆国 Streets of Rage
日本 ベア・ナックル 怒りの鉄拳
ヨーロッパ Streets of Rage
アメリカ合衆国 200702192007年2月19日
日本 200702272007年2月27日
ヨーロッパ 200703022007年3月2日
Wii セガ セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
アメリカ合衆国 AGB-P-A3PE
ヨーロッパ AGB-P-A3PP
日本では2019年1月31日配信終了
6 ベアナックル モバイル 日本 2008年9月25日[8]
FOMA703i/903iシリーズ以降
iアプリ
セガ セガ ダウンロード
(ぷよぷよ! セガ)
- メガドライブ版の移植
7 ソニック アルティメット ジェネシスコレクション アメリカ合衆国 200902102009年2月10日
ヨーロッパ 200902202009年2月20日
オーストラリア 200902202009年2月20日
PlayStation 3
Xbox 360
Backbone セガ BD-ROM
DVD-ROM
PS3:アメリカ合衆国 BLUS-30259
ヨーロッパ BLES-00475
X36:アメリカ合衆国 68034
ヨーロッパ 384-40210
メガドライブ版の移植
8 アメリカ合衆国 Streets of Rage
ヨーロッパ Streets of Rage
日本 ベア・ナックル
アメリカ合衆国 200907142009年7月14日
ヨーロッパ 200907142009年7月14日
日本 2009年8月19日[9][10]
iPhoneiPod Touch
(iOS)
セガ セガ ダウンロード アメリカ合衆国 320540355
9 ベアナックル モバイル 日本 2010年1月7日[11][12]
Windows Mobile セガ セガ ダウンロード
(Windows Marketplace for Mobile)
- メガドライブ版の移植
10 Streets of Rage アメリカ合衆国 201101262011年1月26日
ヨーロッパ 201101262011年1月26日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
71164
11 Sega Mega Drive Classics Collection Vol.4 ヨーロッパ 201102042011年2月4日
Windows セガ セガ CD-ROM - メガドライブ版の移植
12 アメリカ合衆国 Sega Genesis Classic Collection - Gold Edition
ヨーロッパ Sega Mega Drive Classic Collection - Gold Edition
アメリカ合衆国 201103152011年3月15日
ヨーロッパ 201103182011年3月18日
Windows セガ セガ DVD-ROM -
13 アメリカ合衆国 SEGA Genesis Classics Collection
ヨーロッパ Sega Mega Drive Classic Collection
アメリカ合衆国 201103252011年3月25日
ヨーロッパ 201103252011年3月25日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
- メガドライブ版の移植
14 日本 ベア・ナックルコレクション
アメリカ合衆国 Sega Vintage Collection - Streets of Rage
ヨーロッパ Sega Vintage Collection - Streets of Rage
INT 2012年5月30日[13][14][15][16]
Xbox360
(Xbox Live Arcade)
セガ セガ ダウンロード - メガドライブ版の移植
15 日本 3Dベア・ナックル 怒りの鉄拳
アメリカ合衆国 3D Streets of Rage
ヨーロッパ 3D Streets of Rage
日本 2013年8月21日[17][18][19][20][21]
アメリカ合衆国 201312192013年12月19日
ヨーロッパ 201312192013年12月19日
ニンテンドー3DS セガ セガ ダウンロード
セガ3D復刻プロジェクト
日本 CTR-JRAJ-JPN
アメリカ合衆国 CTR-JRAE-USA
ヨーロッパ CTR-JRAP-EUR
16 Streets of Rage INT 201712062017年12月6日
Android セガ セガ ダウンロード
(Google Play)
- メガドライブ版の移植
17 Streets of Rage INT 201805292018年5月29日
Linux
Macintosh
d3t
セガ
セガ ダウンロード
(Steam)
- メガドライブ版の移植
セガ・マスターシステム版
海外のみで発売、1人プレイ専用。プレイヤーキャラクターはメガドライブ版と同様の3人が使用可。2ボタンしかないため、スペシャル攻撃は一旦ポーズをかけて使用する。
ゲームギア版
対戦ケーブルを使用することで2人同時プレイができる。プレイヤーキャラクターではアダムが削られアクセルとブレイズのみとなり、またスペシャル攻撃も削除されている。
iモード/Windows Mobile版
ベアナックルを携帯電話向けにフルアレンジした製品。グラフィックが一新され『II』に近いグラフィックになっている他、片手操作でもプレイできるように調整されている。
Xbox 360版
ベア・ナックルコレクションに収録。
ニンテンドー3DS版
2013年8月21日よりダウンロード専売ソフトとして配信中。セガの「3D復刻プロジェクト」第8弾タイトルでもあり、裸眼立体視に対応しているほか、3DS版オリジナルプレイスタイル「一撃必殺モード」や「途中セーブ」機能などが搭載されている。なお、2台の3DSにそれぞれ本作をインストールしている場合、ワイヤレス通信を使った2人同時プレイも可能[22]
2014年12月18日発売された『セガ3D復刻アーカイブス』にも収録。

スタッフ

  • ゲーム・デザイン:THERE IS "NO" ACCOUNTING FOR TASTES.(大場規勝)、TINON(ちのひろあき)
  • プログラマー:MOMONGA MOMO(百田浩司)、LITTLE SUN
  • デザイン:ATSUMIYA SEISHI(清宮敦嗣)、RASCAL FUKU-CHAN(福田ひろみ)、NANDEMO、UDI
  • 音楽:古代祐三
  • サウンド・アシスト:T.N(中村隆之)
  • スペシャル・サンクス:BO(上保徳彦)、KOTTU、YAMAICHI(やまもとけいいち)、ORE、THUNDER、SCOTT

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4/5stars (MD)[23]
3/5stars (GG)[24]
3.5/5stars (Wii)[25]
Eurogamer7/10点 (Wii)[25]
ファミ通27/40点 (MD)[26]
GamePro4.5/5点 (GG)[24]
IGN6.5/10点 (Wii)[25]
NintendoLife7/10stars (Wii)[25]
メガドライブFAN22.94/30点 (MD)[4]
MegaTech92% (MD)[27]
WizardB (MD)[28]
Hobby Consolas90% (MD)[29]
89% (GG)[30]
Aktueller Software Markt10/12点 (MD)[31]
10/12点 (GG)[24]
Mean Machines80% (GG)[24]
63% (SMS)[32]
メガドライブ大全肯定的 (MD)[33]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.85 3.94 3.78 4.12 3.86 3.39 22.94
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、本シリーズの特徴的な要素として「後方組み」や「受け身」を挙げた上で、第1作目である本作にてすでに存在している事を指摘、投げ技を使用する敵キャラクターとの「受け身」を駆使した戦いに関しては「熱いものがあります」と肯定的に評価、さらに古代祐三による音楽を「ハウス調BGM」と指摘した上で世代を超えて愛されていると称賛した[33]

ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌

ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』(ベア・ナックルツー しとうへのレクイエム)は、1992年12月20日に北米にて日本のセガから発売されたメガドライブベルトスクロールアクションゲームであり、シリーズ第2作目にあたる。日本では1993年1月14日に発売された。

同作は、さらわれたアダムを助けるために、ブレイズとアクセル、アクセルの親友のマックス、そしてアダムの弟のサミーが向かう内容となっている。

ベア・ナックルIII

ベア・ナックルIII
ジャンル ベルトスクロールアクション
対応機種 メガドライブ (MD)
開発元 セガAM第7研究開発部
発売元 セガ
プロデューサー OSSIY
NORIYUKI
ディレクター YUI
デザイナー WANTER
ZOZO
プログラマー 百田浩司
音楽 古代祐三
川島基宏
美術 清宮敦嗣
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 24メガビットロムカセット
発売日 アメリカ合衆国 199403171994年3月17日
日本 199403181994年3月18日
ヨーロッパ 1994061994年6月
対象年齢 アメリカ合衆国 ESRBE10+(10歳以上)
日本 CEROB(12才以上対象)
ヨーロッパ PEGI12
コンテンツ
アイコン
アメリカ合衆国 Suggestive Themes,
Fantasy Violence

日本 暴力
ヨーロッパ Violence
その他 型式:アメリカ合衆国 1539
日本 G-4116
ヨーロッパ 1539
テンプレートを表示

ベア・ナックルIII』(ベア・ナックルスリー)は、1994年3月17日に日本のセガから発売されたメガドライブベルトスクロールアクションゲーム。北米にて先行して発売され、日本では同年3月18日に発売された。

同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第3作目。ある街に落とされたラクシン(原爆)を巡る事件と、アクセルのもとに届いたブレイズからの手紙に書かれていた同日に起こったもう1つの事件の裏側に潜む恐るべき陰謀を調査する事を目的としている。前作からゲームシステムは踏襲されているが、アクセル、ブレイズ、サミーの他に新たにドクター・ザンという新キャラクターが追加された。

2007年Wii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2011年iOS用ソフトとして、2012年にはWindows用ソフトとしてSteamにて配信された。その他、PlayStation 2およびゲームキューブ用ソフト『ソニック ジェムズ コレクション』(2005年)、PlayStation 3およびXbox 360用ソフト『ソニック アルティメット ジェネシスコレクション』(2009年)などに収録された。

ゲーム内容(『III』)

「24メガビットロムカセット」の大容量を謳い、プレイ可能なキャラクターは四人に増えた。基本的には『II』のシステムを継承しているが、得点が一定値に達するごとにダッシュ攻撃(前2回+攻撃)が3段階まで成長するようになった。ファイティングパッド6Bを使用してプレイすると、コマンド入力により最初からパワーアップ済みのダッシュ攻撃を使えるという特典がある。[34]

ダッシュ攻撃が成長すると威力やヒット数がアップするが、移動距離も長くなるため、場所によっては崖や穴から転落してしまう危険がある。

体力ゲージのタイマーのあった部分がチャージメーターに変更され、これが満タンのときは体力を消費せずにスペシャル攻撃を使用できる。1度スペシャル攻撃を出すとチャージメーターが空になってしまうが、時間の経過とともに回復していく。チャージメーターがたまる前でも従来どおり体力と引き換えにスペシャル攻撃を使うことが可能である。なおタイマー表示がなくなったのに伴い、タイマー制は廃止された。

武器を持っているときにダッシュ攻撃を使用すると「武器必殺技」という固有の技が発動するようになった。ザンは武器必殺技を使えない代わりに、拾った武器をエネルギー弾に変換して撃ち出す能力を持っている。

そのほか、新アクションとしてダッシュと側転が追加された。また、各キャラクターのダッシュ攻撃の威力が下がった代わりに、通常攻撃のモーションが全体的に機敏になり、機動性が上がっている。

開発(『III』)

開発はセガ第7AM研究開発部が行い、トータル・デザインは第1作目を手掛けた清宮敦嗣、メイン・プログラムは『アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝』(1991年)を手掛けた百田浩司、サウンド・プロデューサーは古代祐三、音楽は前作に引き続き川島基宏が担当している。

音楽(『III』)

本作の作曲環境は前作から大幅に変化しており、本作では古代がPC-98上で作成したミュージックジェネレートプログラムが使われた[5][35]。このソフトは、自分で音符を打ち込む代わりに条件を指定して音を生成するプログラムを作成し、出来上がった音から任意のものを選んで曲を組み立てていく物となっている[5]

また、同じく音楽を手掛けた川島基宏はこのプログラムについて、7つの音階をすべて別の音色で鳴らすことを可能としており、音色がランダムに割り当てられた結果、奇妙な音楽ができあがるとレッドブルとのインタビューの中で話している[36]

川島は、古代がこのプログラムを利用した理由について、さらに人間味をなくしたものを作ろうと思ったのだろうとレッドブルとのインタビューの中で振り返っている[36]

古代は『III』における音楽性について、当時通っていたクラブ・Space Lab YELLOW で流行していた音楽を再現したとレッドブルとのインタビューの中で話しており、メロディが不明瞭であるなど混とんとしていたことから、セガから拒絶されるのではないかとも思ったとも振り返っている[5]

古代は川島にもこのプログラムの利用を勧めたが、川島がこれを利用したのは「Fuze」など一部の楽曲に限られ、「The Poets」等多くの楽曲は通常のプログラミングで制作された[36]

キャラクター

プレイヤーキャラクター

各キャラクターの能力はパワー、テクニック、スピード、ジャンプ力、攻撃のリーチの5項目で表される。

アクセル・ストーン(AXEL STONE)
パワー★★★、テクニック★★、スピード★★、ジャンプ力★、攻撃のリーチ★★
パワー型。性能は前作とほぼ同じ、だが前作で強力だった「グランドアッパー」が弱体化している。海外版では黄色のTシャツと黒いジーンズを着ている。
成長必殺技は「グランドアッパー」→「エクストラグランドアッパー」→「グランドフック」→「グランドハリケーン」。武器必殺技は「ライジングスラッシュ」(ダッシュ攻撃・刀)、「ソードブラスト」(スペシャル攻撃・刀)、「パワーストライク」(ダッシュ攻撃・棒系)。
ブレイズ・フィールディング(BLAZE FIELDING)
パワー★★、テクニック★★★、スピード★★、ジャンプ力★★、攻撃のリーチ★
テクニック型。リーチが短い。性能は前作とほぼ同じ。海外版では服の色が白になっている。
成長必殺技は「飛翔双斬」→「重飛翔双斬」→「昇華双斬」→「昇華双斬破」。武器必殺技は「彗星昇斬」(ダッシュ攻撃・ナイフ)、「百華烈斬」(スペシャル攻撃・ナイフ)、「気功剣」(ダッシュ攻撃・刀)。
サミー・ハンター(SAMMY HUNTER、海外版ではエディー・ハンター/EDDIE "SKATE" HUNTER)
パワー★、テクニック★★、スピード★★★、ジャンプ力★★★、攻撃のリーチ★
スピード型。性能は前作とほぼ同じ。だが攻撃力が前作より微妙に増えており、難易度はかなり下がった。海外版では青い帽子と赤いタンクトップを着ている。
成長必殺技は「ダイナマイトヘッドバット」→「スーパーダイナマイトヘッドバット」→「ローリングヘッドバット」→「ローリングヘッドバットサンダー」。武器必殺技は「ホームランアッパー」(ダッシュ攻撃・棒系)、「スピニングブラスター」(スペシャル攻撃・棒系)、「人間ミサイル」(ダッシュ攻撃・ナイフ)。
ドクター・ザン(DOCTOR ZAN)
パワー★★★、テクニック★★、スピード★、ジャンプ力★、攻撃のリーチ★★★
新キャラクター。老人型サイボーグ。パワー型で攻撃のリーチが長い。元は組織の研究員だったが、その目的を知り脱走。脱走時に負傷したことから、自らをサイボーグ化した。
必殺技は「パワースパーク」、「サンダーボルト」。成長必殺技は「パーニアタックル」→「マッハタックル」→「マッハブースター」→「ハイパーブースター」。武器必殺技は「エナジーショット」。

隠しキャラクター

ビクティー(VICTY、海外版ではROO)
パワー★★、テクニック★、スピード★★★、ジャンプ力★★★、攻撃のリーチ★
オスのカンガルー。2面中盤の敵で出てくるが、2面で特定の条件を満たすとコンティニュー時に操作キャラクターにできる。また、タイトル画面で特定のコマンドを入力すると、最初から使用可能になる。

雑魚キャラクター

ガルシア(GALSIA、海外版ではGARCIA)
本作では時々ジャンプエルボーで攻撃してくるようになったり、ナイフを所持して登場した場合は一度落としても再度拾うようになったため、前作より若干強くなっている。
ドノヴァン(DONOVAN)
攻撃方法は前作とほぼ同じだが、回復アイテムを食べて回復するようになった。3面ではブルドーザーを運転してプレイヤーを攻め立てる。
シグナル(SIGNAL、海外版ではSCARAB)
前作と同じくスライディングや投げ技を得意としている。前作に比べると耐久力はやや落ちた。
エレクトラ(ELECTRA)
本作では飛び蹴りを使わない代わりにバックステップでこちらの攻撃を避けつつ攻撃してくるようになった他、ダウン時の起き上がりが非常に遅い。また、本作の電気鞭は手と一体化しておらず、普通の手に所持している。なお、海外版では服装が異なる。
ストーム(STORM)
前作にも登場したライダー。今作ではバイクに乗って突っ込んでくるタイプしか登場しない。ただし、前作と違い一撃で倒せなくなっており、高い耐久力を持つ。
K・クサナギ(K.KUSANAGI)
前作にも登場した忍者。刀やクナイなどの武器を所持して登場することもある他、一部のステージのトラップを天井に張り付いて避けたりもする。
ビッグベン(BIG-BEN、海外版ではDWIGHT)
攻撃方法は前作と大体同じだが、転がり攻撃が追加されている。近くにガルシアがいる場合、持ち上げて連携攻撃を仕掛けてくることもある。
ヴァイス(VICE、海外版ではZACK)
レザーパンツにグローブとバンダナを付けた雑魚。直接殴る以外に、プレイヤーを掴んで頭突きをしてくることもある。
スラム(SLUM、海外版ではGOLDIE)
ヴァイスと同タイプの雑魚。こちらはサングラスに金髪。掴み技は使わないものの、リーチの長いキック攻撃を使う他、こちらの攻撃をガードしてくる。
ガーネット(GARNET、海外版ではSOOZIE)
逆立てヘアーのボディコン姿の女性雑魚。ピンタ攻撃以外に飛び蹴りも使ってくる。エレクトラと同様に海外版では服装が若干異なる。
タイガー(TIGER)
格闘家のようなタイプの敵。前作のハクヨウと同じく多彩な蹴り技を得意としており、飛び蹴りの他にこちらの攻撃をガードしてきたりもする。よくガードする分、体力は低く設定されている。
ロケット(ROCKET)
ジェットの弱体化バージョンと言うべき敵。6面の最後では大量に出現する。
ブロンズ.シルバー.ゴールド(BRONZ/SILVER/GOLD、海外版ではMCBRIDE/MCLEAN/MCLEOD)
シークレットサービスのような姿をした敵。手持ちの拳銃で発砲してくる他、接近時には中段・下段パンチから投げに繋げる連続技も使ってくる。1面と6面・最終ステージしか登場しない。
P-1.2.3
ロボットタイプの敵。飛び跳ねて移動しつつ滞空攻撃やレーザーで攻撃してくる。残り耐久力が低くなると自爆することもある。6面から登場する。
Mr.A-Z(海外版ではROBOT)
7面の後半シーンで大量出現するロボ.Xと同型のロボット。耐久力が低く、倒さなくても勝手に立ち去っていく。攻撃パターンもロボ.Xより少ない。

ボスキャラクター

アッシュ(ASH)
1面の中ボス。レオタードに船帽を被ったヒゲ面の男。最初はボートに乗って現れて雑魚を差し向けて来る。裏技を使うことによって、プレイヤーキャラクターとして使用できる。なお、海外版では登場せず、代わりにボートに乗って雑魚を差し向けて来るのがシヴァになっている。
シヴァ(SHIVA)
1面のボス。前作と同じく多彩な技でプレイヤーを苦しめる。ゲームの進行によっては再度ボスとして出現することもある。アッシュ同様、裏技によってプレイヤーキャラクターとして使用可能。
ただし、プレイヤーキャラクターとして使用できるようになってもコンティニューを介さなければならず、ダッシュ攻撃と武器使用が出来ない(武器を持ってもすぐに落とす)。
ダンチ(DANCH、海外版ではBRUCE)
2面の中ボス。ピエロのような外見のムチ使い。ビクティーと共に登場するが、本人だけ倒せばいい。
鬼姫&夜叉(ONIHIME&YASHA、海外版ではMONA&LISA)
2面のボス。一作目から再登場した2人組の女性ファイター。宙返りしたり、飛び回りながらプレイヤーをかく乱させつつ攻撃するのが得意。地を這う衝撃波を放つ攻撃も使う他、2人揃っての連携技も使用してくる。
ブルドーザー(BULLDOZER)
3面の途中に出てくる。プレイヤーをひたすら追いかけて突進してくる。倒すことはできないが、攻撃を受けると一時的に後退する。逃げる途中には壁が行く手を阻んでおり、プレイヤーは壁を壊しながらブルドーザーから逃げなければならない。なお、ブルドーザーを操縦しているのはドノヴァン。
ブレイク(BREAK、海外版ではAXELと表記)
3面のボス。アクセルに扮したロボット。攻撃手段もアクセルとほぼ同じ技を使用してくる。耐久力が減るごとに動きが速くなり、体色も赤くなっていく。『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にも敵キャラクターとして参戦しており、担当声優はアクセルと同様に杉田智和が務めている。
ヤマト(YAMATO)
4面のボス。赤い甲冑を身にまとった上級の忍者。手裏剣や刀による攻撃の他、多彩な忍法を使う。出現と同時に3人に分身し、3回連続で倒さなければならない。分身ごとにそれぞれ特殊技を持っている。姿を消してからの攻撃を得意とする。
倒されると最期に「忍法、微塵」を使い自爆する。
ロボ.X(ROBO X、海外版ではROBOT X)
5面のボスであるロボット。最初はミスターXの姿をしており、戦闘前に雑魚を複数差し向けてくる。それを全滅させると正体を現す。
腕に内蔵された銃の他、腕を伸ばしてパンチを繰り出したり、誘導ミサイルを撃って攻撃してくる。また、掴むと放電攻撃で振り払われる。
ジェット(JET)
6面のボス。ジェットバックにマスクを付けた常時飛行している敵で、前作からデザインが変更されている。攻撃方法は前作とほぼ同じだが、腹部から火炎放射を浴びせてくることもある。また、配下であるロケットの大群と同時に相手しながら戦わなければならない。
Dr.ゼロ(DR.ZERO、海外版ではDr.DAHM)
7面の中ボス。アームを遠隔操作して攻撃してくる科学者。Dr.ゼロ本人は直接戦わず、操作しているアームでプレイヤーに狙いを付けつつ攻撃してくる。
ネオX(NEO X、海外版ではROBOT Y)
7面のボス(最終ボス)で、脳だけになったMr.Xが操縦するロボットである。ラクシンを積んだ人型ロボットをリマ諸国に配置して爆発させ、戦争を引き起こそうとした。3分以内に倒さなければ爆発を止めることができず、バッドエンドとなる。

移植版(『III』)

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ソニック ジェムズ コレクション 日本 200508112005年8月11日
PlayStation 2
ゲームキューブ
ソニックチーム セガ DVD-ROM PS2:SLPM-66074
GC:DOL-G2XJ-JPN
日本版のみ収録
2 アメリカ合衆国 Streets of Rage 3
日本 ベア・ナックルIII
ヨーロッパ Streets of Rage 3
アメリカ合衆国 200709242007年9月24日
日本 2007年10月2日[37][38][39]
ヨーロッパ 200710052007年10月5日
Wii セガ セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
日本 MBQJ
アメリカ合衆国 MBQE
ヨーロッパ MBQP
3 アメリカ合衆国 Sonic's Ultimate Genesis Collection
ヨーロッパ SEGA Mega Drive Ultimate Collection
アメリカ合衆国 200902102009年2月10日
ヨーロッパ 200902202009年2月20日
PlayStation 3
Xbox 360
Backbone Entertainment セガ Blu-ray Disc
DVD-ROM
PS3:アメリカ合衆国 BLUS-30259
ヨーロッパ BLES-00475
XB360:アメリカ合衆国 68034
ヨーロッパ 384-40210
4 INT Streets of Rage 3
日本 ベア・ナックルIII
INT 2011年4月28日[40][41]
iPhoneiPod Touch
(iOS)
セガ セガ ダウンロード 429820095
5 Streets of Rage 3 INT 201205022012年5月2日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
-
6 日本 ベア・ナックルコレクション
アメリカ合衆国 Sega Vintage Collection - Streets of Rage
ヨーロッパ Sega Vintage Collection - Streets of Rage
INT 201205302012年5月30日
Xbox360
(Xbox Live Arcade)
セガ セガ ダウンロード -
7 Streets of Rage 3 INT 201902012019年2月1日
Linux
Macintosh
d3t
セガ
セガ ダウンロード
(Steam)
211206

スタッフ(『III』)

  • プロデューサー:OSSIY、NORIYUKI
  • ディレクター:YUI
  • プランニング
    • メイン・プランナー:WANTER
    • アシスタント・プランナー:ZOZO
  • デザイナー
    • トータル・デザイン:ATSUMIYA SEISHI(清宮敦嗣)
    • メカニック・デザイン:RYURYU
    • キャラクター・デザイン:・・・、RYURYU、KASEIZIN、JUNTARO(松尾純)、MA-KUN
    • シーン・デザイン:KAZ EWASAWA(岩沢一之)、NOOMIN、KANJII
  • プログラマー
    • メイン・プログラム:MOMONGA MOMO(百田浩司)
    • エネミー・プログラム:TAKOSUKE、CHATA、NAGISA、MR.NOBODY
    • シーン・プログラム:TONSYUN(高橋敦俊)
  • サウンド
    • サウンド・プロデューサー:古代祐三
    • サウンド・コンポーザー:川島基宏
    • サウンド・プログラマー:AKIRA KOYAMA(小山英樹)
    • ボイス:SARU MAN、ELILIN、KAMI、HAMAKO、YOSSY
  • スペシャル・サンクス:SAY A、TETSU、O KITAOKA、HASSY、TODOROKI TAIYO、MIYA、KOROMI、FOUR

評価(『III』)

評価
集計結果
媒体結果
GameRankings83% (MD)[42]
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム3/5stars (MD)[43]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー7.25/10点 (MD)[44]
Eurogamer9/10点 (Wii)[45]
ファミ通27/40点 (MD)[46]
GamePro4.5/5点 (MD)[43]
IGN8/10点 (Wii)[45]
NintendoLife8/10stars (Wii)[45]
Game Players90% (MD)[43]
Sega Force90% (MD)[43]
メガドライブFAN23.2/30点 (MD)[47]
メガドライブ大全否定的 (MD)[48]

古代はレッドブルとのインタビューの中で、発売当時はファンからBGMについて否定的な評価を受けていたと話す一方、受け入れるファンもいるため、これも一つの正解だったのだろうと思っていると話している[5]

レッドブルのNick Dwyerは、本作における川島の音楽のジャンルをジャーマンテクノとデトロイトサウンドであると述べ、彼らしい音楽であり、20年以上経った後も新鮮に聞こえると評価している[36]


項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.2 3.8 3.8 3.9 4.0 3.5 23.2
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、新たに追加されたキャラクターであるドクター・ザンによる人間離れした攻撃方法や、1面中ボスであるアッシュがオカマである事、2面ボスがカンガルーである事などを「セガの看板タイトルが壊れていく」と否定的に捉えた他、隠しコマンドによってアッシュが操作可能な点を挙げ、アクセルやブレイズの影が薄くなったと否定的に評価した[48]

続編の構想

セガサターン用に続編が構想されることはあったが実現せず、ドリームキャスト用にはキャラクターの基本操作が可能なプロトタイプが製作されたが製品化には至らなかった。これは、セガがST-V(アーケードゲーム)で、1996年に『ダイナマイト刑事』(セガサターンにも移植された)リリースの後、アーケードの続編を止めようと決定する前、『ベアナックル』の3Dをセガサターンでリリースしようとしていると噂されていたが結局リリースされなかった。その後、『ダイナマイト刑事』とコンセプトが似たアメリカCore Designが考案して開発中(ほぼ完成)の、3Dアクションゲーム"Fighting Force"をセガのアメリカが関心を示し、ベア・ナックルの続編として変えて、1996年11月26日に『Streets of Rage 4(Streets of Rage 3D)』として、セガサターンでリリースしようと計画していた[49]。しかし、これは結局はうまくいかず、セガサターンで発売されることはなかった。

その後、アイドスが同作の販売所有権を手に入れ、ベア・ナックルとは無関係の作品として(ヨーロッパでリリース予定もしていた、セガヨーロッパとその事に関してもめた事もある)、1997年PlayStationNINTENDO64用ソフトとして発売された。1998年には日本のエレクトロニック・アーツ・スクウェアから『メタルフィスト』というタイトルでPlayStation版が発売された[50]

ドリームキャストでの続編の計画では、Fighting Forceをベアナックルの続編としてセガサターンに移植する計画の失敗後、1999年に古代祐三の曲付きで、セガのアメリカは3D化した、ベルトスクロールタイプや、FPSのような一人称視点タイプのアイデアを練って、基本操作が可能なプロトタイプを製作し、デモ映像も公開するが、セガのアメリカはベアナックルシリーズの歴史やファン層のことを知らなかったため、このデモ映像を見た日本のセガが、試作したこのゲームはベアナックルのゲームでない、悪いアイデアだと判断し、商品化されることはなかった[51][52]

同作の主人公の1人ホークはアクセルに似た格闘スタイルをしている。13ステージに登場するボスは『II』、『III』のジェットとロケットに類似しており、他にドクター・ゼンと言う悪の科学者の最終ボスがいるが、『III』のドクター・ザンと類似した名前をしており、顔も似ている他、Dr.ゼロに似た設定でもある。バイクに乗って攻撃して来る敵(『II』、『III』の敵)、黒スーツの敵(『III』のブロンズ、シルバー、ゴールド)、エレベーターのステージシーンでエレベーターから敵を投げ落とて倒したり、『III』のエレベーターのシーンに似たこともできる。『III』のようにステージ内に分岐点があったり、必殺技の時の体力消耗、『III』のステージに似たステージがあったりする。他に海外で発売されているドリームキャストとPlayStationの続編『Fighting Force 2』にも、『ベア・ナックル2』に類似したボスキャラクターの名前などが登場するなど、『ベア・ナックル』(特に『III』)との類似点もいくつか見られる。

3DS版『II』をプロデュースしたセガゲームス(当時)の奥成洋輔は、2015年のファミ通とのインタビューの中で、自分が作ったものも含めて少なくとも3種類の『IV』候補が出ていたことを明らかにしている[53]。また、奥成は、新作がシリーズの印象を下げたケースあったことにも触れ、『ベア・ナックル』シリーズではそれを避けたいと思って大事にした結果が空白につながったのではないかと推測している[53]


ベア・ナックルIV

2020年4月30日、フランスを拠点とするパブリッシャー・DotEmuは『ベア・ナックルIV』を発売した[3]

同作は、セガが与えた正式なライセンスの元、DotEmuのほか、セガの別作『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』をリメイクしたLizardcubeおよびGuard Crush Gamesによる3社共同開発体制で制作された[3][50]

また、同年7月30日には、3gooより、PS4・Switch用のパッケージソフト『ベア・ナックルIV スペシャルエディション』が発売される予定である[3]

グラフィックは2Dセルタッチアニメ的な描画となっている一方、条件を満たすと歴代作品の主人公がプレイヤーキャラクターとして使えるようになる[54]

また同作の音楽は、オリジナル版を手掛けた古代祐三と川島基宏が新規に作曲したキーミュージックを提供するほか、下村陽子らが楽曲を提供した[55][3]

関連作品

  • ベア・ナックルコレクション - Xbox360のセガエイジスオンライン作品として発売。シリーズ1,2,3を収録。
  • PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』 - アクセル・ストーン(声・杉田智和)がソロユニットとして参戦。アクセルの声優は古代祐三の推薦でキャスティングされている[56]
  • Streets Of Kamurocho - 龍が如くシリーズを題材としたベルトスクロールアクションゲームであり、システムは『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』がもとになっている[57]

亜流作品

Streets of Rage Remake
スペインのBOMBER GAMESというグループが作成したリメイク版。内容はベアナックル『III』をベースに『I』や『II』のキャラクターやステージを詰め込めるだけ詰め込んで、さらにオリジナル要素も加えた、一言で言えば「ベアナックルのごった煮」である。2P側をCPUにすることで一人でも2人同時プレイができる、ステージの途中に分岐がありコースを選択できる、プレイ中に拾ったアイテムをポイントにして追加キャラクターや隠し要素を購入できる、などの特徴がある。使用可能なプレイヤーキャラクターは初期状態で、アクセル、ブレイズ、アダム、マックス、スケート(サミー)、ザンの6人、最大12人(匹)まで増える。BGMは『I』〜『III』のアレンジ曲が使われている。
長らくバージョン4.01βのまま更新が止まっていたが、2011年4月にバージョン5.0がリリースされ、BOMBER GAMESでは、これを一応の完成版としている。以前は公式サイトのフォーラムでバイナリパッケージも配布されていたが、2013年現在では海外サイト「Streets of Rage Online」でWindows版、Mac OS版、Xbox版のバージョン5.0aが配布されている。

脚注

注釈

出典

  1. ^ 『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』とは「セガ」から発売された「2人同時プレイも可能」な「ベルトスクロールアクションゲーム」。「1作目」にして準最高傑作 - Middle Edge
  2. ^ 『ゲームサイド vol.06』p.109
  3. ^ a b c d e Gueed (2020年4月30日). “シリーズ26年ぶりの最新作「ベア・ナックルIV」が本日配信開始。パッケージ製品「スペシャルエディション」は7月30日発売へ”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年5月16日閲覧。
  4. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、28頁。 
  5. ^ a b c d e f g h i j 古代祐三. "古代祐三インタビュー" (Interview). Interviewed by Nick Dwyer. レッドブル. 2020年5月15日閲覧
  6. ^ ゲームサイド Vol.B, p. 84.
  7. ^ 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、122頁。 
  8. ^ 滝沢修 (2008年9月25日). “セガ、iモード「ベアナックル モバイル」、初代「ベア・ナックル」を携帯電話向けにリニューアル” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月29日閲覧。
  9. ^ 鬼頭世浪 (2009年8月19日). “セガ、iPhone/iPod touch「ベア・ナックル」を配信” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月29日閲覧。
  10. ^ メガドライブ版を完全移植!iPhone/iPod Touch『ベア・ナックル』配信開始” (日本語). iNSIDE. イード (2009年8月19日). 2020年3月29日閲覧。
  11. ^ 階堂綾野 (2010年1月7日). “セガ、Windows phone向けアプリ『ベアナックル モバイル』の配信を開始” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月29日閲覧。
  12. ^ GAME Watch編集部. “ダイジェスト・ニュース” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月29日閲覧。
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参考文献

外部リンク